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2016/1/1 [あえて夜に走る] 実家でゴロゴロ寝正月。iPodがまたグズってしまい走る気も起きない。書くこともない。おわり。 あまりにゴロゴロして気分が悪くなってきたので、夕方6時、走りに出る。なんでわざわざ寒くて暗い時間に走らにゃならんのか、アホすぎて泣ける。だが、夜に走るのっていろんなことが隠せるとか、集中できるとか、実は本意なのかも。寒いのだけは勘弁してほしいが。 今日は風もなく、寒さは問題なかった。ひっそりした中を走るのはやはり落ち着けて気持ちいい。夜の東京湾沿いも独特の趣がある。身体が重いのでジョグ。 8kmくらいで脚が疲れてきた。しょぼすぎ。 先月は20hもいかなかった。プチオフ期間と風邪ブランクが重なったことが大きいが、やってないことには変わりない。とにかく走行量不足によるスタミナ不足は明らかだ。今月は300km越えを目指したいが、過去に一度も達成したことがないんだよな。 5.45km×2 28:01(P5:08) 26:08(P4:48) 2016/1/2 [正月デブ] 駅伝見終わってから走りに出る。駅伝ランナーは、あまりに速すぎるためかイメトレになってないようだ。思いのほか脚が怠くてつらい。2周目に入っても脚が重く、まさかの昨日の疲れが残っているようだ。3周目は気を入れ直して少し飛ばしてみたが、ふっ切れなかった。途中で膝も痛くなるし、気持ちよく走れない。 5.45km×3 26:24(P4:51) 26:36(P4:53) 24:48(P4:33) 2016/1/3 [お泊り正月] 訳あって昨夜から芝公園の高層ホテルに家族で泊まっている。駐車場にはクンタッチとかフェッラッリとかベントレーとかフツーに停まっていてビビったが、チェックイン・アウトの手続にどういうわけか15分もかかるとか、サービスの本質に首を傾げざるを得ないところが多々ある。 今朝は朝食前に周辺をジョグ。芝公園周辺に始まり日比谷通りを真っ直ぐ走って日比谷公園をぐるっと。 8時前後だけど早朝のようにひっそりしている。 なんか疲れ溜まってるなー。 増上寺で初詣と親戚の墓参りをしたあと、箱根駅伝復路を観戦。まだかーまだかーと選手が来るのを待つのは、何か御利益を期待するような気分になるね。 10区のラスト5km地点なんて、もう結果は判ったようなもので退屈かなと思ったけど、実際はそんなことはどうでもよくて、磨き抜かれたランナーの走りを間近で見るのは美を拝むようでもあるし、なにより迫力があって痺れた。沿道の声援が選手と一緒に道路を伝っていくのが面白い。 青学と東洋の選手はとてもリラックスしてゆったり走っているように見えたのが興味深い。 ジョグが温すぎたので、帰宅してからローラー。 HR126/138 327kcal 2016/1/4 [新聞の情報力] もう仕事初めかぁ。最近は仕事で憂鬱にならずに済んでいるが、面白くもなるわけでもない。合わないことをいつまで続けるべきか、観念するしかないか。別のアクションを起こすにしてもモチベーションが湧いてこないのが僕のダメなところ。 昨日ホテルに泊まって、久しぶりに新聞というものに目を通した。 2週間分のTV番組表があったのでとっておこうと思ったが、眺めまわしてみて何の役にも立たないことが判ったのでやめた。役に立たないんじゃただのゴミだ。 1日分の面積が小さいのでどうしても簡素化される。すると、そこに並ぶのは番組タイトルだけなのだ。何曜日の何時に何チャンネルで○○○という番組がある、ということが判ったって、イマドキ何の意味もない。重要なのはコンテンツだ。 喩えるなら、グルメマップに屋号のみがずらずらと書いてあるようなものだ。そんなマップを見ても、何のガイドにもならない。知りたい情報はどんなものを食わせてくれるかであって、「川岸屋」とかではない。川岸屋から推測されるのはインドやタイ料理屋ではないという程度だ。 番組名をさしおいて内容だけ示すなんておかしい?そういう固定観念こそ新聞というメディアが見放される所以じゃないだろうか。 Webでは逆に、リンク集は内容を端的に紹介することが重要であり、そのサイト名や発信者などは二の次だ。クリックしてもらうためにどうすべきかを考えていくとそうなる。番組欄も一つのリンク集と喩えるならば、まるで役立たない情報の羅列であることを改めて感じるだろう。新聞は番組を見てもらうための情報の示し方を真剣に考えていないってことだ。 今月は絶対1日10kmペースで走る、と宣言したわけではないが、なんとなく維持している。続けるコツは疲れをためないこと。よって頑張らないラン。夜、心拍もタイムも計らずにスタート。 近頃悩まされるのが膝の痛み。以前から膝は痛かったが、スタート直後が激痛で、500mほど走ると消えてそれ以降は全く問題なかった。この頃は、走りだしで悩まない代わりに、途中のふとした拍子に痛くなる。フォアフットに変えるなどして消えたりするが、二度三度痛くなった。 最後にちょっとだけ流しを入れたら小石が挟まったみたいに膝が痛くなって飛ばせない。 近所の上り坂にさしかかり、痛みを軽くしようと走りかたを変えてみたら、ふとひらめいた。腹筋に力をいれて、骨盤からぐっと地面を押す感じで走ると、上りが辛くない。普段、上り坂は平地とは異なるしんどさがあり、心拍が上がり乳酸が一気に溜まってくる。そして上りきって脚の使い方が平地用に戻ると同時に、血流の変化なのか乳酸が逆流する感じがして(あくまでイメージ)それがぐへーっとしんどい。この不快なしんどさが、今回の走り方では起きなかったので頑張れた。 2016/1/5 [柔軟な雇用形態] オランダでは自分の勤務時間を雇用主に要請する権利が法律で保障されているそうだ。 働く時間や量をもっとフレキシブルに決めるといったことがなぜ簡単にできないんだろうと常々思う。能力やプライベートの都合などは個人差があるんだし。始業は朝[6~10時]から終業は夜[15~20]時まで、年度毎に各自が自由に定義する、とか。定時に帰るのは育児のためです、とかいちいち理解を求めなくてもすむし、働き方の選択肢が増えて女性の雇用問題なんかも自然解消する部分が多いのでは、と思う。 就業時間は人それぞれバラバラが当たり前になれば、人の目を気にして無駄に居残るなんてこともなく定時でキチッと帰る習慣もつきやすいのでは。18時に帰るプランを選んだのに19時に帰る羽目になるのはつくづくバカらしくなる。タイムマネジメント力がついて効率もアップ。時間に単純比例して給料が上下することにも文句はないだろう。 ICTリソースのやたらムツカシイ仮想化技術を単純なヒューマンリソースへ転用するのがそんなに大変なのかな。職種によっては難しいかもしれないが、案外どんなことでもやってやれないことはないのでは?というかできないことを可能にするのがテクノロジーだと思うんだが。マネージャーも、いっそ人じゃなくてAIが担うのはどうだろう。人がやったって文句だらけなんだし。人が指示すると、その裏を探るから問題がややこしくなるってことはかなり多いと思う。 2016/1/6 [ジャンクフーズは安いから買う?] アメリカの話だけど、賞味期限の都合で棚から降ろされ売り物にならなくなった(でもまだ食べられる)商品を、無償か限りなく安く仕入れて売るスーパーがある。デイリーテーブルという非営利のお店らしい。こういうカラクリはICTの得意分野なのではと思う。ま、金にならなきゃBMCも生まれないんだろうけど。ぜひ、わが家の身近にも欲しい。ここの利用はそのまま食品ロス削減という社会貢献とも言えるので、通常の店では得られない価値や満足を生んでいるのではと思う。 そもそもの発端は、低所得者がロクなもん食ってないのでデブってるって社会問題を何とかしたいということらしい。日本ではあまり当てはまらないかもしれんが(というかデブ化のように目に見えて表層化していないだけで食事の崩壊現象は深刻化している気がする)。手っ取り早く手に入る分コスト高な食品に手を出しがちな愚かしい消費行動を修正する、暫定税率に僕が期待したかったことに通ずる考え方だと思うし、遥かに直接的な効果がありそうだ。 ただ、確かに野菜って高いよなと思うことはあるが、このスーパーの誕生によって目論見通り低所得者の食生活は更生されるだろうか? 低所得者がデブる食品へ流れる理由は、高くて買えないからやむを得ずじゃなくて、好んで食べたいんだよね? 面倒くさいことは一切しない、目先の利益に流され論理的思考ができない、創造的な作業は無意味だ、美しいものや本物への関心や探求心がない、単純で浅くて享楽的な嗜好である、己を律するとか足るを知るといった発想はない、自分を磨こうとしない… ジャンクフードを見境なく食べてデブっていられる人の思考回路では所得やうだつが上がるようにはできてない、ってだけのことではと思う。 まあアメリカの不平等社会の実態はそんな単純なことではないかもしれんが。 夜はまた距離稼ぎラン。一日オフったら膝の痛みは大分抜けた。 踵からアキレス腱にかけて痛いのは寒さで固まっているせいか。足湯にでも浸かってから走るといいのかな? クツをヒーターで温めたらどうだろう。 前回開眼した上りの走り方だが、同じようにやっているつもりが意外とうまくいかない。気のせいだったかも。 2016/1/7 [新年初スポセン] 夜が寒いのでスポセンへ。距離稼ぎランはスピードを上げないので肉離れリスクが少ないのはいいが、正直、トレーニングになっているのか不安になる。距離は裏切らない、の言葉を信じるしかないのか。 トレッドミル30分。12.5km/hから始めてあまり上げずに6.5km。3分位間を置いてパート2、今度は14.1km/hで5.5km。合計12km。 汗でまたiPodがプツッと。防水にしてくれよまったく。というより買い替えか。 スピニングバイクの画面表示内容についてインストラクターに聞いてみた。やはり謎の数字はワット表示らしい。これはもしかしてワットバイクって奴ですか? 2016/1/8 [デブったせい?] 普段だったらオフるところだが隙間時間作って距離稼ぎラン。今宵も厚底アシックス履いて適当にGo。夕飯制作に間に合うためには7kmだな。 じゃちょっと飛ばすか。飛ばせ―。飛ばない。なんでだ? 結構頑張ったのに、キロ5弱とか、どうなってんの? マジでがっくりだ。 2016/1/9 [木目ではなく竹目] 明日のハーフマラソンは東京マラソンへのつなぎであり、本命ではない。いずれにせよ今のポテンシャルで記録は狙えないので、まったくもって練習の一環という位置づけである。なので今日もランをするつもりだったが、午前中はロゴ制作に没頭し、午後は久しぶりにIKEAをぶらぶら回ったら夜になってしまった。お目当てはカントク用のコンパクトな机で、ほぼ目星もつけていたのだが、まあ可もなく不可もなくのレベルだったため、竹目のユニークな机を見つけたとたん「これだ!」ってことになってしまった。ただ唯一、スチールパイプの脚の色が気に入らない。帰りにシマチューに寄ってペンキと刷毛を買い、好きな色に塗ることにした。ペンキを扱うのなんていつ以来だろう? 2016/1/10 [レース日] タニマリハーフ改め、ハイテクハーフ(なんじゃそりゃ)。上流、下流と2つあるコース設定、ウェーブスタート制などの先進性を言っているらしい。さらには、計測チップも帯状の紙を靴紐にリング状に留める簡易的なものになった。RFIDチップが埋め込まれているのだろう。 昨日はIKEAで半日ブラブラしていたが、今朝はなぜか一気にデブって61.9kg。随分溜め込んでしまった。 無茶苦茶快晴で風もほとんどなく、まさにレース日和。言い訳は効かないだろう。 カントクとアップして戻ってきたらスタートまであと15分、デブった分を排出するチャンスがない。結構ヤバいくらいもよおしていたが、トイレ渋滞は恐ろしく長く、間に合いそうにない。ウェーブスタート制なのでスタート間近になってもトイレ渋滞は解消しないだろう、諦めてスタート位置へ並ぶ。 チームTKDのメンバーが固まっていたので混ぜてもらった。みんな正月太りで全然走れないという。M浦さんもキロ4維持できれば御の字みたいなことを言うので、とりあえずM浦さんに着いていくことに。 10:00第1ウェーブ上流方向スタート 序盤はM浦さんはあまりペースを上げないので着いていけた。1kmが4分4、スタートロスを考えればそこそこだ。ハーフをキロ4維持は今日の自分には結構きつそうだが、以前は最低ラインだったことを思うと序盤から諦めるわけにはいかない。正直、今の感覚はそんなに無理な感じはしないし、ハーフでもっと突っ込んだレースはいくらでも経験があるから、最後まで持つはずなのだが、まるで自信がない。 4,5km辺りからM浦さんが徐々にペースアップ。これまでのラップが今一つなのでキロ4維持目標となれば当然のところだが、徐々に離される。やっぱりしんどい。 7,8kmですでに我慢するのが辛いほどの状況になってきた。 9km過ぎで河川敷の土手の上にあがる。一気に息が上がりしんどくなった。10km過ぎで再び土手の中へくだり、そこで折り返し。再び上る。この辺りのアップダウンで脚に来て、一気にしんどさが増した。 復路は追い風でわずかながら下り。楽ができると思ったが、しんどさは増すばかり。 14km辺りからガクッと落ちた。キロ4分10前後でタレタレ。 意外にも前方100mあたりに依然としてM浦さんの姿が見える。僕と同じように垂れているっぽい。M浦さんからこれ以上離されないようにとのモチベーションだけが頼りだ。 あーしんどマックス~と思いながらやっとフィニッシュ。 00-05km 20:25(P4:05) スタートロス9秒 05-10km 20:10(P4:02) 10-15km 20:19(P4:04) 15-20km 20:42(P4:06) 20-21.1km P4:03 total 1:26:03 (P4:05) HR149/155 1251kcal うだつの上がらない結果だな~。しんどかった割に心拍はまるで低く、全然追い込めてない。全力を出し切ってこの結果になるよりもむしろ落ち込んだ。今日がたまたまと言えるのか、追い込めない齢になったからではないのか。 晴れてぽかぽか陽気だったのでレースの雰囲気は大変好印象だったが、荒天だとさえぎるものがなくて地獄に変わりそう。 帰りがけにTKDメンバーと商店街のはずれのハンバーガー屋に寄ってく。 帰宅後、IKEAで買った机の脚(スチール製)を白からこげ茶に塗り替える作業。イマドキ売ってるペンキは水性でシンナー系ではなく、匂いがない。その代り、簡単にはじいてしまうのでしつこく何度も塗り重ねる。多分食いついてない。ちょこっとぶつけただけでベロンと剥がれてしまうだろう。でも塗るのは楽しかった。こういう作業って全然しなくなったよな。 2016/1/11 [世界のランニングウェア] ハーフマラソンの場合、通常なら歩くのも難儀するほどの激しい筋肉痛、今回はかなり軽い。追い込めなかった証拠だ。リハビリランをやる余力は十分あったのだが、ネット検索に没頭して一日を終わらせてしまった。 職場クラブのユニフォームを作ろうプロジェクトがなかなか進まない。このスタイル、デザインで行こう、とGoサインを出せる人がいないのだ(正確には、かなり偏ったポリシーをもっていた人がぷつりと音頭とりをやめてしまった)。まあこういうものは好みが一致するはずがないから、誰かがエイヤで決めなければ一生決まらない。ロクなデザインにならない割には高いオーダーメイドは止めて、既製品から選ぼうと思っているのだが、これまたいいのが見つからない。選択範囲を世界に広げてありとあらゆるメーカーをあたった。お陰で色んな知らないメーカーを知ることができた。 大半はヨーロッパブランドなのだが、傾向が少し見えてきた。大学陸上部が着ているようなシリアス系はランニングウェアとしては少数派。そして、そのくらい薄着のものは夏用という扱いとなり、今は冬なのでメーカーの在庫切れが多い。つまり真夏にスキーウェアを買おうとしているようなものだろう。 体型がはっきりわかるピタッとしたウェアが多い。曖昧さを好む日本人にはウケが悪いことはよく判っている。 白・黒・赤・青の4色が多くを占める。青がまた、コバルトブルーの日本人好みではない青だ。日本人は柄物好き、柄でデザインを判断しているんだなと逆に思うほど、シンプルな無地のウェアが多い。レースウェアとしては地味で、決定力に欠けるのだ。 2016/1/12 [品川ナイトラン] 職場クラブの練習会&新年会。今回は初めて品川のRuncubeというランステを利用、品川埠頭や運河沿いを走る。 まずRuncubeのあるビルにたどり着くのに難儀する。駅南口から、頭ん中の地図を頼りに目的の方向へずんどこ歩いていくと、でっかいビルのエントランスに入りこみガードマンがすかさずやってきて社員証見せろと脅された。えーお店を探して歩いていたらここへ迷い込んじゃったんですぅ~と猫なで声を出して解放してもらう。ついでにRuncubeの場所を訊くと、かなり遠回りをさせられた。動線上にあるこのオフィスビルは僕みたいな経験をする人が多い気がする。 こじゃれたレストラン街の一角にあるRuncubeはうわべは高級志向だがロッカーは小さくてシャワールームは4つしかないとか、隣のイタリアンレストランと掛け持ちでお座なり感がある接客とか、いろいろバランスがおかしい。タオル要らないから安くしてくれ。 10人くらいで走り出す。無茶苦茶寒いで。序盤は信号ストップが多かったので体温が上がらず大変だった。天王洲アイルのヨットハーバーあたりから東さんが堪りかねたかペースアップ、一昨日のレースの影響はほとんどなく気持ちよく走ることができた。 こんなにダメージの薄いハーフも前例がないな。いかに追い込めなかったかを証明している。 アフターは新年会を兼ねて。飲み放題だったが、出てくる料理がそれぞれ手を抜いてないことが伝わってくるほど美味かった。みんなちゃんと味わってたかな?? 2016/1/13 [フォントデザインの楽しみ] 職場クラブのロゴデザインを未だに考えているのだが、ロゴというよりフォントをデザインするのが好きというか、趣味なんだなとあらためて思う。フォントのデザインは、AからZまで26文字すべてを揃えたくなるという点で、コレクター的趣味に通ずる楽しさがある。コンプリートしないとフォントとして認められないし、フォントは単体ではなく複数文字が揃って並ぶ姿に美しさを見いだせるためだ。次は小文字へ、数字へと範囲を拡大していき、ロゴ制作という当初の目的を逸脱していく。最低でもAからZが成立して初めてそのフォントは完成したと言えると思っているので、ロゴに登場しないアルファベットもすべてデザインしないと気が済まない。未完成フォントでロゴのデザインをしたくないのだ。 今日も頑張らないラン。平地3kmを2往復。 7,8kmあたりで脚全体が痛くなってきた。ハーフの疲れだろう。 3km×4 15:08 14:46 14:39 14:42 最後に本門寺の坂を1km。5:09 やっぱり膝痛に悩まされる。距離を稼ぐ作戦が正しいかどうか怪しくなってきた。 っていうか、今月まだほとんどランしかやってない。ランに絞ってこの程度じゃ逆にヌルいよな。 2016/1/14 [じわじわ蝕まれている人々] スポセンへ。 結構混んでいるのでトレッドミルの空き待ちにエアロバイク。StarTrackのよく見る軟弱者用エアロバイクだが、これにはWatt表示がある。へえ。10分間漕いだが、アベレージ360wになった。ウソに決まってんだろ! トレッドミルは13km/hで頑張らず30分。 今日のノルマは12km以上なのであと30分乗る必要があるが、空きがない。 今度はWatt表示付きスピニングバイク。セッティングに時間がかかる。 200wくらいで漕ぐつもりだったが、160wくらいから急に重くなって漕げない。マジかよ。あまりに辛いのですぐに負荷を軽くして、その代りケイデンスを上げたら、軽く180w維持ができた。滅茶苦茶だろ! これもStarTrack製なんだがな。いいかげんなメーカーだなホントに。 2回目のトレッドミルは13km/hから徐々に上げて14.3km/hまで。 久しぶりに汗びっしょりになった。 夜のTVで、小学生のバットやボールがふにゃふにゃになってる、って話をみて驚き、呆れる。 ふにゃふにゃの理由はいくつかあって、まずバットは、安全性を優先しての話かと思ったら全然関係なくて、その方が飛ぶからだそうで(意外だ)、つまりヒット量産のインチキバットであって、技術が無くても遠くへ打ちたいというニーズから生まれたらしい。バッティングの技術が低下しているのだという。スキルを磨くというスポーツの原点を避け、何のために野球やりたいんだ? 体力というより精神力の劣化がおそろしい。メーカーも、ニーズがあるからといってそんなもん作るなよ。ポリシーやプライドといったものはないのか? ドッジボールやソフトボールがふにゃふにゃな理由は、そうでもしないと体育の授業に参加できないくらい生徒全体の運動神経も根性も劣っているからってことらしい。後期高齢者か? これほどの忌々しき問題は、数学や科学のテストの点数が低いとか言ってるレベルではないと思う。世の中のしくみ全体が運動の出来ない人間を知らず知らず作り出していると言えるのではないか。実は思い当たることがある。トライアスロンの上位選手の成績を同じ大会の20年前と比べると、どういうわけか現代のほうがタイムが悪い。トラ人気が低迷していた一頃は大会レベルの低下もやむなしと思っていたが、そのお陰で真実が長らく気付かれずに来たのかもしれない。トラには機材や技術の進歩が必ず絡むので、それを加味しても昔より劣るというのは、確実に有意差ありの事実なのだ。つまりこの変化は影響を受けやすい子供たちに顕著に現れているものの、大人もみな押しなべて劣化している。運動好きなトライアスリートも例外なく。昔よりエスカレータもコンビニも増えたし、メンドクサイことは自然に淘汰されて無くなり、世の中はより便利に楽になっているからなあ。じわじわと蝕まれているのだろう。ある日突然タイムスリップしたら、ほとんど変わってないように思える20年前でさえももとんでもなく不便であることを実感できるのかもしれない。しかしそれを実感する術はないのだ。映画「ウォーリー」では、コケると自力で起き上がることさえできないほど筋力を失った人類を描いていて、極端だなあと思っていたが、全く冗談ではないなと思った。 2016/1/16 [30km走] チームTKD練@駒沢公園。30kmペース走。 自宅を出る時は寒さが不安だったが、公園に来てみるとアップを終えた仲間が口々に「暑いね~」と言う。無風・快晴でぽかぽか陽気のようだ。Tシャツにアームカバー、ペラペラのベストを重ねた。 OさんとH田さんのキロ4分25~30組で走る。2週間後にレースの二人は10周、僕は14周。 例によって、ペースが速いので切れる。言われたペースより多少速く走ったっていいじゃん?っても思うんだが、どうも僕の場合、暗示にかかっているかのようにペースアップが出来ない。そもそも30kmをきちんと完走できる自信がないのだ。 4周目辺りからかなり離れる。5周目で二人は給水停止したので僕は止まらずにそのまま追い越したが、すぐに抜き返されて、それ以降は追いつくことは無かった。 しばらく身体が重かったが3周目位でやっとこなれてきた。軽くはならない。 8周目途中、持続可能な感覚が初めて薄れてきた。給水代わりに道端放置のガッツギアをとって9周目に飲みながら走る。そのお陰か、次第に調子が戻ってきた。 再びサスティナブルな感覚が消えたのは13周目だったので、14周目もさほど無理くりな走りにはならずに終えられた。過去の30km走の中でも特にタレが少なかったなと思う。見事に安定したラップもその証明だろう。距離を踏む今月のテーマが初めて効果をあらわし始めたかも。 終わった後もダウンを2周やる余裕があったし(他の人はそれが普通)。 駒沢30km走(2.14km×14周) 01 9:34(P4:28) HR129 02 9:27(P4:25) HR137 03 9:29(P4:26) HR138 04 9:24(P4:24) HR139 05 9:22(P4:23) HR140 06 9:25(P4:24) HR139 07 9:23(P4:23) HR141 08 9:24(P4:24) HR141 09 9:23(P4:23) HR143 10 9:20(P4:22) HR144 11 9:21(P4:22) HR145 12 9:21(P4:22) HR146 13 9:21(P4:22) HR147 14 8:59(P4:12) HR150 total 2:11:14(P4:23) HR141/154 1716kcal 9周目辺りから心拍がぐいぐいと上がり始め、確かに持続可能な感じじゃなくなっている。 今日の駒沢は無茶苦茶混んでた。あちこちでサークルらしい集団がいるし、福岡国際のTシャツ着た集団とか、濃いぃのもいっぱい。その割に走りにくくは無かった。 それよりランコースを無頓着に横切る一般人とかが増えてくるほうがずっとストレスかな。 調べてみると30km走は意外とやってない。昨年10月に2回、12月に1回。風邪ブランク明けの12月の30km走と比べると今回は明らかに向上しているが、10/24の駒沢30kmは、タイム4秒差で今回と見事に同じ。心拍もほぼ似たような感じで、つまりその頃のポテンシャルにようやく戻すことができたというか、気温差を考慮すると条件のいい今回のほうが依然劣っている気もする。その1か月後の大田原は全然ダメだった。東京まではあと1.5か月、大田原とそう変わらないという理屈になってしまう。残るはTDOがどれほど影響していたか。 ジョナサンでみんなと遅い昼食後、帰宅してすぐにまた出かける。高円寺の演劇をカントク、Qさんななはんと観る。演劇は久しぶりだ。序盤は少々判りづらい話だなと思ったが徐々に引き込まれた。生身の人間が間近で全身表現するのはやはり映像に代えがたい迫力がある。演劇にありがちな叫ぶ感じの発声がなく自然なところがよかった。ストーリーは突っ込みどころ満載。演出家はどういうつもりなのか聞いてみたくなった。 女が男に裏切られるといった定番的な場面が上手い。ただ、やっぱり現実社会じゃほだされて臍をかむのは男で冷ややかに割り切れるのが女ってパターンだよな。 2016/1/17 [ターコ誕生] 昨夜は自宅ではなく実家のほうへ帰る。 つぶが死んでしまって寂しかったが、つい先日、大久保のペットショップで母があたらしい雛を買ってきたので、初顔合わせ。 カントクも巻き込んで名前をあれこれ考えていたが、決まったのは「ターコ」。 ![]() 他にウチから提案した名前。 ・勿忘草に似た色→勿忘草の語源はドイツ語(Vergiss mein nicht)→「フェル」 ・静岡生まれということで、おでんが有名→好きな具→「つみれ」 つぶと先代のミレを足した名前とも言えるので最有力かと思ったが、二羽とも黄色なので合わない。 ・以前飼ってたタンクと同系→小タンク→「コタン」 ・つぶの子→「こつぶ」
性格はよく、人見知りしない。よく食べる。賢そうなので言葉を覚えるかも。 午後、カントクの行ってるスポクラへビジター招待券で潜入。 かなり大規模で、トレッドミルがずらりとならびまるで何かの工場のよう。一体何台あるんだ? まずは話題のワットバイク。レッスンに参加する。曲のテンポに合わせて踏み、サビの部分で頑張るという方式。4曲分あり、普通のケイデンスでサビでダンシングするタイプ、高回転のスプリント2曲分、山道を模した50rpm程度の低回転でサビでダンシング。 レバーを操作すると1~24のレベルで負荷が変化。 今回の自分のセッティングは次のようなところに落ち着いた。 ・普通ケイデンスでは通常時16、サビで18。だいたい260w前後。 ・高回転スプリントでは通常時12、サビで16、だいたい310w前後。 ・低回転山道ダンシングは通常時18、サビで22、だいたい240w前後。 スプリントは回転数を限界まで上げるので負荷も高くなりがち。当然もっともしんどい。回転数計は140rpm以上を表示してくれない? 最高出力は400w程度だった。 結構いい練習になった気がする。 DHバーもついているんだが、肘乗せがないのが残念。それに、ハンドルデカすぎる。なぜ日本人に合ったサイズを用意してくれないんだろうか。こういうフィットネス機器の雑さはいつまでたっても改善されない。だったら日本のメーカーが参入する余地があるのではと思うんだが。 続いてトレッドミル。都合により時間が10分程度しかないので飛ばす。13→16km/hまで。昨日ロング走した割には動いてくれた。速度の上げ下げがレバーなのは嬉しいが、速度変化がゆっくりすぎて結局ありがたみが薄い。 スイム。最悪だった。200mほどで腕が死んだ。 やはりいくらなんでもブランクありすぎ。次に泳ぐとしたら辰巳とかに行ってももったいないだけだ。まずは数回25mで慣らそう。 2016/1/18 [初の積雪] 暖冬と言われていた今年の冬だが、このところ寒気団がやってきている。 未明からの積雪は大したことは無いと高をくくっていたが、雨に変わったため道路はぐちゃぐちゃ、シャーベット層が邪魔して歩けるところがなく長靴でもないかぎり被害は必至。そしてダイヤは予想以上に乱れた。この程度の雪ならさほど乱れないとおそらく誰もが思い、割と普段どおりに行動した人が多かったのではないか、そんななかでの極端な間引き運転が予想外の事態を生んだのでは。意図的な間引き運転は、駅間で停止した電車に閉じ込められるのを防ぐためというが、今回のように外のホームや雪の中を凍えながら立ち続けなければならないほうがよっぽど酷だと思う。 帰宅する頃にはほぼ雪は解けたが、寒いのでローラー。ランも続いていたし。 2016/1/19 [極寒ジョグ] コンスタントに走っていると普段なら徐々に体重が下がっていくものなのだが、このごろ下がり方が渋い。このまま安定してしまってはヤバい。 頑張らないラン。ただし、くっそ寒い。手袋してても耐え難い冷たさ。 疲れを感じていたが走り出すとわりといい感じ。膝痛も足首痛もほぼ見られない。 だが、昨日久しぶりにスクワットなんぞやったのが効いているらしく、4kmくらいでなんだかきつくなってきた。余裕があれば延長するつもりだったが当初の予定通り10kmで勘弁。 頑張らないランのつもりが頑張ってしまった。 その割にタイム悪い。 2016/1/20 [AWA BRONZE] IRONMANからメールがあり、2016 Bronze IRONMAN all world athlete を獲得したと言われた。 Ironmanレースのポイントランキングで上位のほうに入ったということらしい。去年慈朗さんがこれでSliverをとっていなかったら何のことだか判らなかっただろう。五島IMのころはそんなもんあったかな? これを持っていると世界のIMレースで特別扱いしてくれる特典があるみたいだ。だが今年は北海道もなくなったし、代わりにケアンズ大会が日本人向けに用意されているものの、ちょっとモチが下がったのとバラモンとの折り合いがつかないため、出ないことにした(というか検討もしてないが)。この特典を使う場面もない。 IMは50代に入ってから本格的に狙ってみるか。 寒波到来のこの頃はスポクラ。珍しくスイムから行ってみる。入り口には入場者55人と出ており、混んでる。1コース5人。やってられまへん。 韓国人の若者が二人来ていたが、ジタバタしながらかろうじて25mを泳ぐ(初心者コースへ行ってくれ)。韓国では水泳を授業に取り入れてないと聞いていたが、確かにその通りって感じだ。 ジムに移動、こちらもやたら混んでいてトレッドミルも異例の30分待ちなので、スピニングバイクへ。 iPodが今日も死んでる。 170w平均で漕いだ。Wは適当でアテにならないが。 前走者が20分で止めたので慌ててトレッドミルへ。 13.5km/hで20分走り、退屈だったのでインターバル練をはさむ。16km/hへあげて1km、500mインターバルのあと2本目は900m留まり。 スイム、バイクの後だからか、いつもよりしんどかった。 2016/1/22 [トレッドミル3クール] 何とも情けないことに一昨日のたった800mのスイムで翌朝肩が痛くて(ぎっくり肩?)首が回らなくなり、昨日は想定外のオフ。月間300kmペースが一気に遠のいていく…。バイク等が疎かになるのを恐れ、そこにこだわり過ぎないようにしているが、やはりちょっと寂しい。 週末は10年ぶりとも40年ぶりとも言われる大寒波がやってくるらしいのでまた走り込みができないかも。今日のうちに走っとこう。 しかし寒い中を走るのは身体が動かないし故障も怖い、ってことでスポセンへ。幸い空いている。 13.5km/h一定で30分、空き待ちナシだったので続けて2回目、ちょいあげ13.7km/hで30分、3回目は14km/hにして15分で終了。飽き飽きしてやめたが、調子は悪くなかった。 ただ、スイムするほどのモチベーションはもうなかった。 2016/1/23 [忘れ物防止月間] 夕方のほうが気温が高い?という理由でもないけど夕方走りに出る。 防寒はそれなりにしているので寒さは気にならないが、やはり身体の動きが悪くてスピード出ない。寒いと舌が回らないのと同じように? 右ふくらはぎもちょいヤバい感じなので無理をしない。 最後は膝が痛くなった。ほんのちょっとでもデコボコした道は走りたくないなあ。 本門寺平地5km×3周 4:40 4:39 4:35 4:43 4:49 sum23:25(P4:41) 4:34 4:42 4:42 4:52 4:43 sum23:33(P4:43) 4:36 4:37 4:37 4:47 4:45 sum23:22(P4:40) 調子が出てきて自然なBUになることもなかった。 実は先週の駒沢練でHRセンサーをシャワー室に忘れてきてしまい、それ以降HRが取れないでいる。HR呪縛から逃れられたと言えなくもないが、やはり物足りなさがある。 そんなことより、その駒沢練の夜に演劇を見た帰り、レストランにニット帽を忘れてきてしまった。僕は忘れ物に関して自分がまったく信用ならないので、場所を移動する度に忘れ物がないか念入りに調べる癖がついている。持ち物を照合するのではなく、その場の目に見える範囲をとにかくすべて調べるというローラー作戦である。それにより忘れ物はそのローラー作戦をし忘れたときに限られるようになり、年に一度くらいまで頻度を下げてきた。ところが今回はローラー作戦を遂行したにも関わらず、一日で二つも忘れ物をしてしまった。 何かの前ぶれでなければ良いが。 2016/1/24 [4℃お袖練] 今朝のサキドリは、今の部署の仕事内容に近いからそう思うのかいかにもベンチャービジネスの典型って感じではあったが、そのなかのひとつ、クルマの運転を診断してくれるアプリの紹介を見てふと思ったことがある。 以前、シゴトのつきあいで某カーデザイナーの運転するクルマに同乗して辟易したことがある。彼は旧いアルファを所有するクルマ好き。その時乗せてもらったのは単なる移動用の社有車(CUBE)で、高速道路を走っただけだったが、彼のアクセルのバタ踏み(小刻みにバタバタ踏むこと)が酷くて酔いそうになった。その状況でバタ踏みする必要などどこにもなく、彼は自分の運転の癖に気づいてないのだ。妻も娘も自分のアルファには乗りたがらない、と趣味の無理解と家族からの孤立をぼやいていたが、それは旧いアルファだからではない、たぶん。 で、そのアプリ、クルマの運転に限らずもっと身近な日常生活で指摘してくれればいいのに?と思ったんである。 普段から気付きをどれだけ得られるかを生業としているデザイナーでさえ、こと自分のクセなどはまるで気づかないのが現実である。 職場で、奇妙な声と耳をつんざくような音量でくしゃみする女性(デザイン職)がいるんだが、僕は入社当時そのサウンドを聞く度に「どこでキジを飼っているんだ?」と思ってた。よもや人間の発する音とは思いもよらなかった。奇妙なだけでなく、大音響なのだ。しかし「そのくしゃみオカシイですよ」って25年経った今でも言えないでいる。もちろん改善もされていない。周りの誰もが迷惑に思っていることなんだが。誰か言ってくれないかなと思うことはたくさんある。 サキドリと錦織の1セット目を見た後、お袖練へ。カントクは教習所へ行ってしまったし、寒そうであまり乗り気でなかったが、今月はまだ一度も実走してないのでドライブのつもりで。 ボトルを忘れてきたのでスタート前に買ったジュースを飲めるだけ飲んでおく。 予想以上に寒くそして風が強い。Suuntoの温度計は4℃と出た。マジか。温暖な房総でここまでの低温は予想していなかった。耳当てかネックウォーマーが欲しい。防寒を舐めていた。 往きは北風の追い風かと思いきや、結構いろんな方向から吹いてきて平地を24km/hしか出ないことも。こんな状況で一体どれほど走れるというのだろう? 途中で体力気力が尽きたら、このコンディションではデポ地にたどり着けない不安がある。やる気は急降下。今すぐにも引き返したくなった。 坂区間に入ると、一番の問題は寒さではなく力が出ないことと知る。温泉坂は序盤の坂ですでにダメダメで、血帯びた飲んできたのに何だこの様は? 温泉坂 19:20 峠下った十字路の信号が赤、これはもう帰れってことと思い、普段と反対に左折。久しぶりに走る愛宕山周回後半ルートは、ダンプですっかり路面がひび割れ、自転車の走る道ではなくなっていた。 実は帰りのほうが追い風基調と知ったが、もはや気持ちは終わっており、延長する気にはなれない。ショートのバイクパート程度に走っておしまい。獲得標高490m。 午後になると益々風は激しくなり、コンビニでカップ麺をすすっているとクルマが揺さぶられるほどだった。とっとと切り上げて正解だったかもしれない、と自分を納得させる。だがカップ麺はちっとも美味くない。 帰宅後、足りない分を少しでも補うためにローラー。琴奨菊の初優勝観ながら、久しぶりに1時間乗った。できればランも追加したかったが、さすがに日和った。 2016/1/25 [疲労残る] 昨日ランしてないので最低でも今日は12kmくらい走らんと…。 極寒なのでスポセンへ。13.5km/hで走り出す。 5分もすればこのしんどさも消えるはず、と思ったのだが今日はなぜか一向に消えない。益々辛くなってきて、25分くらいでどうにも止めたくなった。 異様な身体の重さ。昨日の鍋で体重が増えているけれど原因はそこではない。 たぶん久しぶりのバイク練が思いのほか効いている。 やはり二兎を追うのは難しいか。 30分で切り上げた。 月間300kmがますます遠のく。そんな下らないこだわり止めちまえとも思うし、こだわりを棄てたら人間何も残らんよ、とも思うし。 2016/1/26 [新種の腑抜け病] 朝練で早起きしたカントクにつられて起きて、寝ぼけ眼でローラーに乗る。 久しぶりの朝練は、色々発見があった。 ・昨日のビール一缶が抜けてない ・走りだしよりも汗をかいてきたころのほうが寒い ・朝のニュースは秒単位で充実していてローラーのお供にぴったり ・意外と回せた でも職場で喉が渇くほどではなく、大した運動になってない感じ。 夜、ランに出る。宅急便受け取りに間に合うように急ぐ。 なぜか、力が出ない。最初だけかと思ったが結局最後まで付きまとった。いつもと違う新種な感じ。利き腕じゃないほうでボールを投げるような、どうしたらいいか判らないまどろっこしさ。 頑張っても最速キロ4分33どまりだった。 シボむなあ。 週末辺りから急に調子が上がらなくなった。適応期かもしれん。暇なので明日休みをとったが、オフにしたほうがいいような気がする。でももったいない。 2016/1/27 [オフ休暇] のんびり休暇を満喫。 午後3時ごろが最も気温が高いと聞いて、砧公園でRun&Swimのつもりだったが、気持ちが乗らず結局完オフ。適応期だとしたらどうせだるさで気持ちよく走れないだろうし。 今日もまた世界のランニングウェアを探す旅へ。女性のウェアはわりと候補に挙がりやすいんだが、男もんは難しい。女性用は袖ありでもランニングウェアって感じなんだけど、男性用になると参加Tシャツと何が違うの?ってやつばっかじゃんね? 一つ気になっているメーカーのウェアを買ってみる。Tribesportsというイギリスの小さなメーカー。ランニングウェアの袖あり、袖なし、男性、女性、パンツ、タイツ、それぞれ1種類しか出してないが、4色程度あるカラバリ全てで異なるイメージ写真を載せていて、ウチはこの一本で勝負しますという本気度を感じるのだ。種類だけは山のように多いが無秩序なラインナップでそれぞれの存在感は希薄な大メーカーは、その点でそそられない。また、スタイルが違っても色を揃えることができ統一感のとれたチームウェアとすることができる。この一見当たり前に思える、同じ色、同じシリーズで男女、タンク&Tシャツでラインナップされていることは実はなかなかない。 2016/1/28 [寒さで脚が動かない] 今日もまた午後8時にアマゾンが来るのでそれまでに走り終えねば。 またしても、謎のスピードリミッターがかかった感じ。脚の繰り出しを一所懸命にやってるんだがスピード上がらねえ。足掻いて腹に力が入るせいか、腹筋が疲れてきた。何がいけないんだろう。 4:37 4:27 4:28 4:31 4:25 4:27 4:19 前回よりはマシだったが、これが今日のほぼ限界。 ピッチは85rpm程度。普段サブ3ペースでは89rpmになるのでやはり寒さで脚の動きが鈍いのは確からしい。十分なウォーミングアップが必要か? Takumiも大分ヘタってきてboostの魔力が消えてきた気がする。 Amazonで買ったのはadizero Feather boost。練習用ではなく、シゴト履き用。全身が黒基調のモノトーンで、テクスチャもカモフラージュされている。ジョギングシューズをビジネスで履くのはダサくなりがちだが、これはスリムでスッキリしている。本社勤務になって以来、さすがに普通のジョギングシューズは服に合わせられなくなった。でも革靴などというあんな拷問具はくそくらえだ。 adidasは最近靴幅を明記するようになった? Takumi Ren&SenはEだが、E幅のものは意外と少ない。総じてスピード用はE、クッション厚めになると2Eとなる。CS、Bostonも2Eだった。なぜ練習用で細身を作らない? 履く人間は同じかもしれないのに。 2016/1/29 [今日は29の日] 昼は珍しく会社近くで外食。300gステーキ1200円とかいう店に入った。立ち食いの店だった。煙が充満する中所せましと野郎どもが立ち食いする姿は家畜のようだった。肉はほとんど焼けてない状態で運ばれてきて、鉄板の蓄熱で客が焼くことで厨房の工程を大胆に省くからくりは焼肉屋と似ている。肉は思いっきり安物で、それを特製ダレがフォローするわけでもなく、全然美味くなかった。300gの鶏肉を出してくれた方が100倍満足しただろう。しかし鶏肉は生で客に出せないから、たとえ安くてもこの店のビジネスモデルには適合できない。 午後は全身肉臭くて参った。何としても走ってカロリー消費しなければ。 ということでスポセン。雨のせいか空いてた。30分ずつ13→13.3→13.6km/hで3回走る。最後は距離調整で少し短め。 昨日あれほど苦労したスピードが難なく出るのはなぜだろう。ピッチをはかると87~88rpmで昨日の85rpmは明らかに遅いのがわかる。むりやり85rpmで走ろうとすると確かに辛い。 スイムもちょっとだけやった。相変わらず腕がすぐ干上がって100mも続けて泳げない。混んでいて泳ぎづらいので何のためらいもなくすぐ止められる。 2016/1/30 [人生初の] 今日の予報は一日雨で、土曜恒例TKD練@駒沢は中止を目論んで昨日はトレッドミルでがんばったのに、曇予報に変わった。朝はまだ雨模様なのでクルマで駒沢へ。 いつものペース走との予想に反しサブ3ペースで10周、M浦さんについていくというお題が出た。ついていけるかな、M浦さんがそのペースを守るとは思えない…。 S田さんと3人で走る。ペースが速いのでTシャツ+アームカバーの格好で。雨上がりでランナーも一般人もおらず空いていて走りやすい。 1周目はキロ4分19と遅め、案の定2周目はその反動で一気に上がり、着いていけなくなった。今日もソロ確定かと思ったが、意外にも3周目でペースが落ち、僕も頑張って上げたため、追いついた。以降はなんとか後ろにへばりついて最後まで。 サブ3ペースは本番ではかなりエコ運転風に感じなければならないが、今日はぐいぐい積極的にアクセルを踏んで無理に飛ばしている感じ。これじゃもたんなー。あらためてサブ3のきつさを感じる。 ただ、昨日の影響はほぼ感じないし、最近の本門寺ランから見たら全然よろしい。 幸いなのは膝が痛くならないこと。昨夜はスポセンからの帰り道、歩くのも難儀するくらい痛かった。膝痛は距離を踏むと必然的に現れるので、昨日の今日なら間違いなく痛くなるのを恐れたが、念入りにホットバルムを塗ったお陰なのか。 7周目くらいでサイクルができてきたか少し楽に感じた。M浦さんも僕と同じ10周とばかり思っていたため、いつスパートするのかひやひやもんだったが、実は14周? その勘違いのお陰で緊張感を持って走れたのかもしれない。 駒沢10周(1周2.14km) 1 9:15(P4:19) 2 9:04(P4:14) 3 8:54(P4:10) 4 9:00(P4:12) 5 8:57(P4:11) 6 8:58(P4:11) 7 8:57(P4:11) 8 8:56(P4:10) 9 8:55(P4:10) 10 8:54(P4:10) 暫くしてダウンジョグに出ると、モーレツに膝が痛くて走れん。ところがペースをキロ4分20くらいまで上げると痛みが消える。最後は流しを入れて終了。 先々週公園ジムに忘れてきたPolarの心拍計を無事引き取ることができた。窓口の若い女性も年配の男性もこの心拍計ってものの存在を初めて知ったらしくずいぶん驚いていた。スポーツ施設で働いている人でも心拍モニターの認知度はその程度なのか、ってのが驚き。 今月は無理と諦めていたラン300kmをいつのまにか超えていてびっくり。実は人生初というのがちょっと恥ずかしい。何年トライアスロンやってんだよ。 2016/1/31 [お袖練また不発] 今月やっとまともなお袖練。薄曇りだが風はなく快適に走れるだろう。 が、走り出してすぐ、期待より寒いことに気づく。最高気温10℃のはずだったが、Suuntoは6℃を示している。ひんやりとした空気がジャージの隙間から忍び込む。 腑抜けで走れないと予想し、「まったくがんばらない」でも良しとして走る。温泉坂の急なところにさしかかるとさすがに全く頑張らないのでは上れない。心拍は145bpm以上を示し割と頑張れているようだが、結果が伴わず、脚が使い物にならない。加えて、脈拍の抜けが頻繁に起こる。昨日の影響がこってりあるようだ。 温泉坂 19:17 HR137/147 先週より2秒速い。同じくらいダメダメってことだ。 やる気も出ないのでカントクの引き役を買って出て何とか集中しようとしたが、県88の途中でカントクが引き返すと、もはや惰性で走っているだけだった。 もみじロード辺りは8℃に上がり、少しぽやぽやと暖かかったが、デポ地に近づくとまた6℃に戻る。エリアごとの寒暖差が結構あるようだ。 ノルマ的に走ってお終い。 95km 3:48 total HR114/147 2130kcal 獲得標高1225m 当然かもしれないがバイクの脚力低下を痛感。 今月の練習時間は35h程度で決して多くはなかった。ラン300km越えは単にバイクとスイムをランに振り分けただけと言えなくもないが、300km走ったことには変わりない。果たして、自分の中に変化は感じられない。まあ、たった1か月で変わると期待する方が虫がよすぎるのかもしれないが。レース後半の粘りが身についたのだとすれば、それを確認できるような練習をしていないだけかもしれない。来週末の熊野マラソンである程度確かめられるだろう。 ただ、昨年の今頃と比べてみると、今年のほうが明らかにレベルが低い。昨年1月中旬の駒沢練では昨日の10周よりも速いペースで12周し、ダウンジョグ2周を足した計30kmが2時間5分だった。またハーフをキロ4以下で走れる根拠となる走りも残していた。今の自分にはできそうにない。スポクラ会員だった去年まではハイスピードな練習が多かった。だからこそ冬になると毎年必ず肉離れを起こしてしまった、と今になって判る。今年は肉離れの不安がかなり少ない。そこは去年と比べて明らかに進歩した点だ。 2016/2/2 [実はドサンコかも] 体重ヤバい。減ってくれない。 スポセン。入りが早かったのですぐトレッドミルに乗れたがあっという間に混んできた。 13.5km/hでスタート、根付いてきてから14.1km/hに上げる。まあまあ調子いい。 30分で終わり、順番待ち15分。かなり混んでいて空きエアロバイクもなく居場所がない。 十分休んだので2回目は14.1km/hからスタート、14.5、15、15.5と上げていった。 最後の1分だけ16km/h。 とにかく混んでいてバイクとかスイムとか追加でやる気になれない。 ロッカーに戻ると、ゾンビみたいにただ立ってる人がポツポツと居る。何してるんだろと思ったら、ロッカー待ちだった。マジか! 入場制限すべきじゃないの? 田町にでっかい民営スポーツクラブ求む。 ウェアを売っていたので帰りがけに見てみる。職場クラブのチームウェアをどこにするかネットで探しまくっているのだがなかなか見つからないのである。何これ見たことないけど割といいじゃん、Deuxcinqデュークスチンク? 2100円、セールとは言え安いなあ。世の中には知らん世界がまだまだあるなあと思うと気が重くなった。 帰って検索したら、日本のサイトしか出てこない。海外風だが実は国内の某卸問屋オリジナルのスイム系ブランドみたいだ。ドゥサンクと読むらしい。気取ってんなあ。 2016/2/3 [レース4日前] やっと体重減り出した。 クローズアップ現代ローラー。30分まで残り8分のところで突然ハンガーノック。 炊けたばかりのごはんを炊飯器から直食い。タニタ金芽米ウマー。 でもなんでハンガーノック起こしたんだろう? 2016/2/4 [御徒町散歩] 午後3時に職場を抜け出して久しぶりに御徒町の芸術運動へ。職場クラブのチームウェアを探すのが目的。 3年ぶりくらいだろうか。なめまわすようにいろいろ見て回ること2時間。目ぼしいものは見つからず、買ったのは結局、スポーツようかん2本。勝田で2時間50分切ったI上さんが食ったというレポ読んで影響された。そんな速い人でも羊羹食う余裕があるのか。そういえばジャパンで初めて食べて大いに世話になったんだった。パッケージの優秀さはマラソンでは特にありがたいに違いない。 そのあとジュゴンにも行く。昔はここで掘り出し物のシューズを買ったもんだが、お買い得感はすっかりないなあ。下手すると芸術運動より高い値がついてる。 収穫がないまま、帰りがけに乾物屋を覗いてたら、キヌアとかアマランサスが昨日ポチした値段より安いよくそー。靴はネットのほうが遥かに安いのに。今日来ると判ってたら買わなかったな失敗。 細長くて茶色の、幼虫の丸焼きみたいなナッツを見かけ、気になったのでおやっさんに訊ねたら、試食させてくれた。ピーカンナッツと言うらしい。ピーナッツとクルミの間くらいの味と言ってたが、まさに的を射ている。しかもナチュラルに美味いじゃん。早速買ってく。 3時間歩き通しだったが昔のように脚が棒、になることが少なくなった。足腰が少し鍛えられたかな。 スポセン寄ってく。トレッドミルいつになく空いてる。一昨日との差が激しい。 週末がフルなので短くピリッと。13.5km/hから始めて徐々に上げる。寒い中を長く歩いたせいか冷えた足首がじんわり痛い。温まるまで我慢。 14.4km/hくらいで結構つらくなってきた。一昨日は平気だったのに。 最後は15.2km/hまで上げて帳尻を合わせる。 ピーカンナッツがヤバい。食べ方に加速度がつく。止まらない。 2016/2/5 [疲労抜きジョグ] 今週はシゴトが暇だった。干されているのかもしれないが、定時過ぎに帰れるのはありがたい。 疲労抜きのスロージョグ。週末のフルは本命ではないが、いい練習となるように。 昨日買ったばかりのRen Boostを慣らしのつもりで履いて出る。 調べたらRenの前回購入は昨年6月4日、バラモン向けだったのだろう。1年経っておらず、ヒールもほとんど減ってないが、ホールド感が心許なくなってきた。右親指のアッパー部に小さな穴が開いた。Ren3になってから耐久性が落ちた気がする。東京に向けて新しくすることにした。もちろん明後日のレースでも履くけど。一番安かった蛍光赤、8000円。 こんなにヒール薄かったかな、クッション性がもっと欲しい。間違えてSen買ってないよな。 手持ちのウェアに合わせづらい色にも思えたが、最近はトップ選手見てもあまりコーディネート関係ないというか、ずらすほうが面白い気がしてきた。 やはり戦闘的なカラーで、なんだか急にシリアス系になった気分で高揚して悪くない。 肝心の走りは、この速度だと膝が一向に温まらずずっとヒリヒリ痛かった。 2016/2/6 [南紀白浜旅行] 早朝5時半に家を出て、羽田へ。羽田には国内線ターミナルが二つあるって概念をすっかり失しており、普段の勢いで第2ターミナルに下りたあと、JALどこへ消えたんだよう~と彷徨う二人。時間に余裕をもって出かけたはずだったが、土曜の朝一ということで大変混んでおり、保安検査場は全然流れず、このミスによってかなりぎりぎりな行動、朝飯を買う暇もなかった。南紀白浜行きの便はバスで向かう。 小型で78人乗りのE170という耳慣れない飛行機。実は印象が良かった。普段乗る機体より静かで、加速が鋭く、様々な動作がスムーズに感じる。小さい分、剛性が高いんだろうか。乗り降りも荷物の受け取りも短時間ですむし、飛行機は小さいほうが利用者にとってはありがたいな。 プライベートジェットを髣髴させる見慣れないレザー風シートの座り心地にいつもの違和感はなく、起こした状態でも寝られるほどだ。ただ、シートと窓のピッチが合ってなくて外がよく見えないのは残念。 調べてみるとエンブラエル社というブラジルのメーカー。オリンピック開催もヤバいブラジルで飛行機というハイテクなもんが作れるとは! MRJとはガチでライバルメーカーか。 今日の予定は一日アドベンチャーワールド観光。空港すぐ近くにあり、バスで6分とのことだが、早く着きすぎて開場まで時間を持て余すので、歩いていくことにした。6分なんてすぐだろ? これが意外と遠かった。アップダウンも激しく、40分くらいかかって到着。まあでもウォーミングアップとしてちょうどいいだろう。 アドベンチャーワールドに関する前知識が無さ過ぎたのだが、僕はその名前からアスレチックなアクティビティがいっぱいあるのかと思っていた。なぜそこにパンダが絡むのかは深く考えなかった。要するに動物園なのであった。 考えてみれば僕は別にパンダに興味は無かったが、休みなくじゃれあうパンダの姿を思う存分見られるのは価値あることだなと思った。イルカショーは凄かった。彼ら(イルカら)は徹底してプロフェッショナルであった。最後にオールキャストで一斉にジャンプする迫力は、花火のフィナーレのようだった。鴨川で見られるものとはまったく違う内容だった。 プロフェッショナルなのはイルカだけではなかった。各々の動物たちが、この動物園での自分の役割というものを心得ているかのようだ。そして、僕は鳥が好きなんだなということも判った。 動物たちは素晴らしいのだが、開業して大分経つ施設は随分とくたびれており、朽ちた感じのところもある。そこにはあまりコストをかけず、あくまで主役は動物たち、という解釈になるのだろう。 しっかし、今日は寒かった。ほとんど外気温と変わらない場所に居たので、身体の芯まで冷えた。 ホテルの温泉が身に染みた。午後6時半には夕食を終え、部屋でゴロゴロしていたが7時半頃には二人とも寝てしまった。 2016/2/7 [レース日] 紀州口熊野マラソンレースレポート。 ハーフとフルがあり、僕らはフルにエントリー。ちなみに紀州口・熊野ではなく紀州・口熊野(くちくまの)で区切るのが正しい(当日まで勘違いしてた)。口熊野は和歌山側の熊野のことを示す昔の呼び方らしい。 7時にホテルの朝食を食べ、8時にタクシーで大会会場の上富田文化会館へ向かう。とにかく交通の便が悪すぎてアクセス方法がない。電車もバスも2時間に1本程度で全く使えない。いや、実は調べ方が足りず、本当は大会会場と温泉郷を結ぶ路線バスがあったことを後々になって知るのだが、大会ガイドには出てないし、バスナビで検索しても出てこない、データベース化されていないものだった。知らない我々はタクシー代往復で7000円もかかり、せめてレンタカーを借りるべきだった。 今月末の東京があるので本命レースではなく、練習としての位置づけ。週末の駒沢ロング走と同じで、たとえ調子よくても飛ばしません。キロ4分半厳守で。 スタート前に、登録、3時間以内、3-4時間、4時間以上、のかたまりにわけて整列する。ぎりぎりでトイレに行ったが希望するゾーンに並ぶことができ、慌てなくても大丈夫だった。 スタートブロックを仕切って早い者勝ち的な状況を作ってしまうことのほうがむしろ不安を煽られて秩序が保てない気がする。 10:00 a.m. フルの部スタート 参加2500人程度で小ぢんまりとした大会であり、銘々が分を弁えた位置取りをしておりスタート後の混乱もない。今回、サブ3は狙わないので少し遠慮して前に行かなかった。結果的に周囲のペースはちょうどよかった。 だが、スタートしてすぐ、どよーんと身体が重いことに失望する。ぐへー参ったな。昨日丸一日歩きづくめだったのがやはり効いているか。どちらかというと、ずっと凍えるような寒さだったので身体が硬直して疲れたのかもしれない。 スタートロスは15秒、1kmを過ぎると渋滞も緩和されたが、自分自身なかなかスピードに乗せられず、キロ4分半まで上げるのに3kmくらい要してしまった。 コース概要。上流は熊野古道中辺路(なかへち)が併走する富田川(とんだがわ)の平野部下流沿いを中心とする入り組んだコースで、概ね平坦だが短く急なアップダウンが何か所かちりばめられている。富田川は幅広で、砂利面が多く少々味気ない川。 交通規制は行わないとあったので、要するにクルマなんぞ実際には滅多に来ない田舎道を走ることになると思っていた。まあそういう道もあったけれど、コースの1/3程度は幹線道沿いで交通規制の必要がない歩道を走ることになる。作りがゆったりとした歩道なのでランナーで混み合うことはなく、比較的ストレスなく走れる。一部、クルマと並走しながら路側帯を慎重に走らなければならない場面もあった。 季節にも因るのだろうが、風流な眺めはあまりない。熊野などから連想する人里離れた集落のイメージではなく、車の往来が結構ある普通の地方の小都市で、人口も増加している地域。ケア施設が多く見られ、穏やかで住みやすいのだろう。 軌道に乗ってくると、キロ4分半なら普通に行ける。局所的に現れる急な坂は、サブ3維持だったらきついだろう。下りもまた急だったりして、右ひざの痛みも相まって、自分の下り下手を痛感した。遅いだけでなく、激しく体力を消耗する。頼むから下りだけは勘弁してくれ。 風が結構吹いているが風向きは一定せず、不思議と追い風に助けられた場面が多かったので有利な風向きとなるコース設計をしているのだろうかと勘繰ったくらい。 駒沢練の延長と考えて防寒を意識し、ウェアは2枚重ね、アームカバーやカーフガードを着用している。日が照って追い風になると急にあたたかくなり、手袋をとってスパッツに突っ込む。ところが日陰になりさらに向かい風になると強烈に寒くなり、ふたたび手袋を着用。寒暖差の激しい環境だ。 新しいRenBoostはあろうことか18kmあたりからすでに左足にマメができてきた。 さらに、右脚全体が痛くなってきた。ザコ痛は左脚なので、右側が痛くなることは過去に覚えがない。 今回はI上さんレポに影響されてスポーツ羊羹を二つ持ってきていた。パワージェル系はない。通常だと15kmで最初の補給タイムとなるが、全然食べたくなくてずるずると先送りし、20km付近で観念して食べる。やはりマラソンくらいの負荷だと固形物を食べる動作は僕には苦しくて難儀した。好物の小豆菓子も今はありがたみを感じない。 どよーんと重い身体、左足のまめ、右脚全体の鈍痛、この三つを抱えながら淡々とキロ4分半を刻む作業。 コースは結構複雑で頭に覚えきれていなかったが、27km以降は富田川沿いを遡上するゆるやかな上り、35kmで折り返してゴールまでは逆にゆるやかな下りと、判りやすくなる。ラスト7kmの足が止まる場面での下り基調は助かる。 緩やかに上り続ける30kmを過ぎたころから、4分半のペースに余裕が無くなってきた。 。スタミナはまだあると信じ、腕をしっかり振って積極的に飛ばす意識で走る。34kmの看板を超えるあたりがコースの勝負所か。橋を渡るとやっと下り基調。急な下りは全然うれしくないのでなだらかに行ってくれよと願う。周囲をほぼ追い越すばかりの展開だったが、暫く前に追い越した一人のランナーの甲高い足音はずっと聞こえていた。おそらくターゲットにされている。彼に追いつかれないよう意識して走る。 40kmを過ぎて、あと2kmを上げられるだけ上げてみよう、と思ってやってみたが、41km通過が4分半のままだったのでがっくりきて、頑張る気が失せた。 意表をついてフィニッシュゲートが見えたので、ラスト100mだけは飛ばした。 以下自己計測 00-05km 0:23:15 23:00 HR131 05-10km 0:45:38 22:23 HR136 10-15km 1:08:04 22:26 HR136 15-20km 1:30:50 22:46 HR137 20-25km 1:53:07 22:17 HR139 25-30km 2:15:41 22:34 HR140 30-35km 2:38:23 22:42 HR142 35-40km 3:00:43 22:20 HR143 40-42.2 3:10:18 09:35 HR145 total 3:10:18(P4:30) HR138/148 2392kcal スタートロスを除けば、キロ4分半平均でまとめることができた。 僅かにムラがあるのはアップダウンがきつかった所。最大でキロあたり10秒程度遅くなった。 ラップだけ見ると練習の目的は果たせたけれど、内容が悪くてかなり凹んだ。全然余裕がない。確かに今回はベストコンディションではなかったかもしれないが、準備やコースの違いであと10分も短縮できるようには思えない。HRはまだまだ低い状態なので、もっと追い込めるのは確かだが、脚が先に売り切れてしまうのは昔と変わらない。 梅ジュース、ポンカン、スポーツタオルのどれか一つを選択できるという手の込んだやりかたで完走賞が配られていた。タオルはもう要らないし、梅ジュースは重い、ってことでポンカンを貰ったが、かなりスッカスカだったのが悲しい。評判を落とすだけのマイナス行為でしょう。飲んでしまえば軽くなるんだから梅ジュースにしておけばよかった。 しばしボーっとしていたら、普段着に着替えたカントクが現れる。あれ?まさかのDNF? 27km地点、ちょうどスタート地点に近づいたところで止めたらしい。昨日歩きすぎたのもその原因の一つだったかも? 21回大会とそれなりに歴史を積んできただけのことはあり、会場には所狭しと出店が並んで、走った後のお楽しみが充実していた。しかしその中のパエリアとブラジルコーヒーを選んだ僕らは完全に外れくじを引いてしまったようだ。参加賞のTシャツはなかなかグッド。当たり外れが激しいというのが、今回の和歌山旅行全体も含めて感じたキーワード。 帰り方でもやはり悩む。紀伊田辺駅のピストンバスはあったが、一時間待ちでわざわざ遠い駅に行っても仕方がないし、電車も走ってないし、そこの係員に白浜温泉への行き方を訊いたけどタクシーしかないと言われ、仕方なくタクシーで帰る。つまり現地人でも判らないくらいマイナーな路線バスってことだ。 宿の温泉がたまりません。 2016/2/8 [熊野古道散策とDQNな人々] レンタカーを借り、熊野古道へ。トヨタで一番安いクルマ(かな)、パッソ。コーナリングが心許ないが、まあそんなに不満もない。 中辺路(なかへち)では道の駅にデポし近露王子まで古道を往復する。近露の名の由来は「血か露か?」から来ているんだって、ふーん。 穏やかな日で気持ちいい。今日がマラソンだったらもっとよかったな。 本宮大社までは車で移動。大社前から発心門王子までバスに乗り、古道を歩いて本宮大社へ戻るプラン。バスの本数が少ないので結構あれこれ考えた。 そのバスに、順番待ちを無視して最初にずかずか乗り込む親子連れ4人、べらべらべらと大声の関西弁で喋りっぱなしで超うざい。不幸なことに僕らと同じプランらしい。奴らは常に口は動かすがスピードはゆっくりなので先に行けば避けられると思ったが、途中トイレでキバっているうちにその関西弁が追いついてきたときは恐怖に駆られた。ダメだ、耐えられん。おそらく、終始喋り続けるためには超くだらない内容が必要であり、それゆえにムカつくのだ。 とにかく早歩きで逃げ切らんと、頑張って歩く。十分撒いただろうと思えたところで念願のランチタイム。陽を浴びながらのんびりくつろいでいたら、まさかの関西弁が悪魔のささやきのように聞こえてきた。「ここいらでお昼にしよっか~」うぎゃー頭おかしくなりそう、こっちくんなー。 熊野古道と言っても、当初抱いていた神秘的で荘厳なイメージは特になく、所々山村の生活道路にも出るし、まあ普通のトレイルロードかなあって感じ。トレーニング目的の人には二人ほど遭った。いよいよ本宮大社が近づいてきてクライマックス、かと思ったら寂れた建売住宅が並ぶ古い住宅地の公道に出たりして、何ともガッカリな味気なさ。都市計画考えてないな~。 観光立国を目指すなどと言われて久しいが、世界遺産の割に公共交通やガイドなどにいろいろ疑問を感じざるを得ず、IT活用もまだまだで、なんだかなあって感じで熊野を後にする。 空港に着くと保安検査場はまだ閉じたままだが、その待合い所の椅子は、ベッド代わりにどーんと寝ころびスマホを弄るDQN女子3人に占拠されていた。その大胆さは人を寄せ付けない。ずば抜けた鈍感力なのか、反社会的な何らかの意思表示だろうか。 帰りもほぼ満席のE170に乗り込み、自分の座席番号を探していると、まさかのDQN女子が僕らの後席で、ケータイで電話している。今日は悪霊に完全に憑りつかれている。 さらに驚いたことに、彼女らはもしかするとマラソンに出場したみたいで、次はトライアスロンだねとか、オリンピック距離なら出てもいいとかぬかしておる。うわぁこっちくんなー! 2016/2/10 [デブ化中] 昨日の体重が62.4kg、2kgほど増加しており、一時的なものと思っているが今朝も61.9kgと減る気配がない。週末は土曜に11km歩き、日曜に42km走り、月曜には移動も含めて20km歩いた。宿の飯は出されたもの以上を食べていない。特に量が多かった印象はなく、カントクも平らげている。酒はそれなりの量で、土曜日は飲んでない。月曜の昼は道の駅で350円の簡素な弁当を買い、夜はコンビニで済ませた。暴飲暴食をした覚えはとくにないのだが。 まだ今日はランは止めとこう。というかヤルキナシオ。代わりにガッテン見ながらシロモト。 カキは加熱用も生食用も元は一緒なんだぜ~って誰からか聞いてたんだけど全然違ってたじゃん。生食用のほうがウィルスもプランクトンも少ない澄んだ水のエリアで作っていて味が淡白、というのはむしろ当初のイメージ通りなんだけど。 カキペーストとカキのから揚げはそのうちぜひ作ってみたい。カキフライより断然美味そう。 フードプロセッサが要るな~。 2016/2/11 [GDGDな祝日] 穏やかな日であり、今週末は崩れるとも聞いており、今日は物練行くチャンスなのは明らかなのだが、どうにもやる気が出ない。多分無理して行っても走れない気がする。バイク練にはよくある話。結果的には物練の案内が出なかったので諦めもついた。 録画してあったサキどり、CNF(セルロースナノファイバー)という新素材の紹介を見て驚く。木をただ細かくしただけなのに?色んな特徴を持つ。知らんかったよ。 備忘録。・鉄より強くて軽い ・カーボンブラックの代替でゴム強度の向上と有色化 ・透明性があり強化樹脂ガラスに ・パルプのスピーカ振動板に混ぜて高密度化し音質向上 ・プラスイオン吸着力で効果3倍の消臭シート ・増粘剤の代替でサラサラな化粧品 ・振動を与えると粘度が下がるチクソ性を利用しインクの増粘剤の代替でかすれないボールペン ・森林資源活用活性化でCO2回収貯留能力を高めつつ(樹齢とともに吸収能力下がる)製品化したCNFがCO2を長期間固定、などなど。 造形屋としては、型を使って自由造形できる従来の金属や陶器やプラなどとは異なる新感覚の素材となるか注目したい。 3Dプリンタの材料にもなるかもね。白アリや蜂の巣の原理と似てるか。 カーボンより安いらしいので自転車のフレームもコンポもCNF製になるか。透明化もできると面白い。もしかすると将来、パワーアシスト非内臓の証明のためにプロは透明フレーム必須、とかになるかもしれないな。 クルマのホイールとか、金属が当たり前のものに使われるとインパクトありそう。楽しみだなあ。 製紙関連株買っておこうか。 夜になってローラー。 リアディレイラー調子悪い。新しくしたいが78系デュラはもう手に入らない。 2016/2/12 [1時間トレッドミル] 東京に向け、そうそう休んでばかりもいられない。 トレッドミル。慎重に13km/hから始め、1km毎に0.2km/hずつ上げていく。14.2km/hまで。フルの後遺症は幸い見当たらない。 予約待ちがなかったので続けて30分。14.1km/hで走る。 20分ほど経つと、フルの疲労がじわじわ炙り出てきた。今日はこれ以上飛ばさない方がいいだろうなと思う。 が、5分くらいしたらすっかり忘れており、距離合わせのために15.5km/hに上げる。 ショウジさんとか、この位でフルを走るのか。別世界だなーなどと思いながら。 大股で走っていたら、却って疲労が抜けていることに気づいた。 調子いいと言えるのかもしれない。 イギリスから直輸入したTribesportsのウェアを着て走った。これは肩幅の狭いタンクトップで、やたらと上半身が筋肉質に見える。1時間走ったらビッショリして発汗性は全然良くない感じ。やっぱこういうのは日本製が一番なのかな。 2016/2/13 [最後のロング走] 土曜駒沢TKD練。この土日は春一番が吹いて荒れると聞いていたが、朝の駒沢はまだ穏やかで風もなく、気温はすでに15℃くらいありそうで暖かい。これからぐんぐん上がるだろう。 今日のお題はレースペースで8~10周、8周目の調子次第で、疲れが残りそうになければ2周追加。あいにく同じペースの人はいない。 天気はアレだし、先週フルだったし、あまり真剣に走るつもりはなくてTシャツで来てしまったが、考えてみれば東京の2週間前であり、これが最後のロング走。きっちりとお題をクリアしないと。 暖かいせいか皆で少しハイになりながらスタート。すぐにキロ4分15に上げたが緊張感をうまく引き出せて順応できた。昨日14km近く走った割には疲労感が無く、調子が良さそうだ。明らかに、先週のフルのスタート時より足取りは軽い。 駅伝の時もこのTKDシャツ着てたけど、意外と軽やかで邪魔にならない。 買ったばかりのRenは休ませて、古いRenを履いてきた。シューズの反発に頼らずに走り通せるだけのバネがないと。 1周目から予定通りのラップを刻むことができ幸先がいい。 4周目に入った頃に、歩きたいと感じる最初の疲れの波が来たが、5周目には消えた。気のせい気のせい…。 気温が高いが汗が噴き出るほどではなく、活動するのにちょうどいい温度という感じ。やはり寒すぎるとパフォーマンスが落ちる。 7周目辺りだったか、ONのTシャツを着た篠崎君に追いつき声をかける。Bike&Hikeの練習会だろうか。ちょうど集中力が欠けてきたころだったが、やる気をもらって力が漲ってきた。 少し疲れだしてきたものの、8周目終了時点で異変はないので続行。 サブ3ペース維持にまだ若干余裕を感じたまま10周を無事終了。ペースが安定していたのがその証拠だろう。少なくとも去年の大田原のハーフ地点よりは余力を残している。 だが、これをもうワンセットと言われたら、なんとか行けそうなのはあと5周くらいまでかなあ。残り10kmが地獄の勝負。 計算上のハーフ通過は1:28:20だが、東京はスタートロスが大きいので、もう少し速いペースで入る必要がありそう。 駒沢21.4km 2.14km×10周 給水なし 8:59(P4:12) HR131/142 9:00(P4:12) HR140/143 9:01(P4:13) HR139/143 8:57(P4:11) HR141/146 8:59(P4:12) HR141/145 8:57(P4:11) HR142/146 8:56(P4:10) HR145/148 8:58(P4:11) HR145/149 8:55(P4:10) HR147/150 8:56(P4:10) HR148/151 total 1:29:37(P4:11) HR142/151 1174kcal それなりに汗をかいたはずだが、あまり喉が渇かなかった。フルの後にむくんで溜め込んだ水が使われたと考えると辻褄があう。 先月末の10周とほぼ同タイム。特に差は感じられず、つまり進歩がないと思うと少し残念だ。 教習所へ行くカントクと別れ、クルマでそのまま実家に帰り、ターコと遊ぶ。性格は穏やかだが結構ひょうきんだ。ばーばが育てているもんだから甘えん坊だ。手の中に入ってきたがるのは、もしかするとメスなのか。 2016/2/14 [台風並み春一番] 未明から激しい風でぐっすり寝られなかった。午前中は台風並みの強風で、出歩くのもヤバい感じ。やはりバイク練は無理だった。午後になって晴れ間が出たが、風は相変わらず強いので家でゴロゴロ。 夕方疲労抜きジョグに出るつもりだったが、風がおさまらず、結局サボった。 夕方たまたま姉貴も合流して家族で夕飯を囲み、そして毎度のごとく大口論となる。 姉貴となぜ口論になるのか、ふと思い当たった。これはいわゆるネット釣り師による釣りと同じメカニズムなのだ。反論が出るのを計算づくですっとぼけた意見を言う。そのドヤ顔と破天荒な言動のコントラストは最大化されているため、激しく反論するが本人には思う壺であり、もちろん怯むことはなく全く動じない。そんな硬直した態度がますます聞き手をイラつかせ、攻撃をさらに強めてしまう。二枚貝に向かって「ひらけ!」と声だけで開かせようとするくらい空しい行為なのだが…。そして終いにはアラシ状態へ。釣り師はそれで何がしたいのかよく判らないが、はたして姉貴が真正の釣り師なのか、真正の天然なのかはいまだに見極められない。ただいずれであろうとその対処法も同じで、スルーすることが何より大事ってことだ。 2016/2/15 [小雪舞うラン] 今朝は仕事の都合上朝がゆっくりできるのであさイチ観ながらローラー。 昨晩はめずらしく下半身にむずむず病が出て寝られなかった。季節外れの暖かさと、日曜のエネルギー溜め込みすぎが原因に思う。 そのためか、ローラーは重いギアをぐいぐい踏みたくなった。そして踏める。なんか調子いい。 久しぶりに昔の職場へ直出。昔通りロードバイクで。帰りも昔通りのルートでAEONのわきを通ると、オサレな感じにリニューアルされてた。いつの間に。 夜は頑張らないラン。外気温4℃だったが雪が舞ってきたよマジか。つめたくて足首が痛い。終いには右の鼠蹊部が寒さのためか痛くなってきた。どうも最近、ザコ痛が左から右へ移りつつある。そんなことってあるのかな。 2016/2/16 [今月初スイム] 新生右ザコ痛がアヤシイ。少し腰痛っぽい。思えばこれは口熊野マラソンに遡り、さらに前日のアドベンチャーワールドの寒い1日が影響している。腰痛のトリガーはそれか? スポセン。まずはスイムから行ってみた。空いているうちに泳ぐ作戦。 が、1コース4人で空いてない。ここの困った所は、練習マインドがなく、つまり譲り合いの精神がなく、だらだらノンストップで泳ぐ人がほとんどであること。練習にならない。 着替えてラン。15分ほど待つ。中学生っぽい女の子が走ってたレーン。彼女がリセットボタンを押しておらず傾斜0.5%ついていることに気づかずに14.1km/hで開始。 15分で0.1km/h上げて距離調整。途中で傾斜に気づいたが戻さず最後まで。気持ち、きつかったが問題なく走りきれた。 中学生の女の子がまた僕の後に乗る。他を選べばもっと早く走り出せたはずなのに、隅にあるこのマシンが気に入っているのか。 再び乗るには15分待ちなので、諦めて帰る。 2016/2/17 [痛い人] 天童荒太の「悼む人」を挫折した。 家族の誰かが買ったこの本はずいぶん前から本棚の端に鎮座しており、そのタイトルと装丁からまじめで重々しい小説と思い込んでおり、なかなか手を出せないでいたが、ふとしたきっかけで読み始めてみると、エンタメ小説と言ってもいいほどの軽いタッチで拍子抜けした。ところが、読み進めるに従い、様々な角度でイタイタしく、3/5ほど行ったところでとうとう耐えきれずに放り投げてしまった。 読了してない本を批評すべきではないのだが、ちょっとだけ言わせてほしい。 新聞記事を頼りに事件・事故の現場へ赴き、勝手に死者を悼む行為を続け全国を行脚する主人公静人。彼はいったい何者なのか、偽善者かそれとも神か?気になるよね~と読者に投げかけるのだが、いとうあさこと同じでおまえに興味はない。 もし僕が通りがかりのゲスな雑誌記者ならば、まずその彼にこう言うだろう。 悼むという行為はやりたければどうぞご自由にだ。他人がとやかく評することではないから、まあ続けるがいいさ。ただ、君を含め例外なく全ての生物は、必死に生き続ける義務を負ってこの世に生をうけたってことを忘れるな。食い扶持がなく、人生設計もなく、ただひたすらやりたいことだけに没頭する君の生き方は、そのさだめを果たしているとは言えない。つまりパチンコに明け暮れるニートなどと同類で、だらしない奴ってことさ。 そんな自分を赦しているのだとしたら、それは君の中のどこかにある驕りって奴じゃないか? どうなんだ? 新聞に載った事件・事故の関係者をターゲットにする意味はなんだい? もう君も十分判っている通り、道端で唐突に悼めば周囲に奇異の目で見られる。そういう方法で自己顕示欲を満たすのは上品な趣味とは思えないね。おっと、否定するつもりなら俺に提案がある。葬儀屋で働くか出家して坊さんになるかして、地域の死者を悼めばいい。死者が生前どう愛されていたかを遺族関係者から自然に聞くことができるし、死者を悼み、記憶に刻むことは遺族にとっても意義深いことになるだろう。同時に生活費を稼ぎ持続可能な人生を送ることだってできる。家族に心配もかけない。君の願うことは今以上に深く、納得のゆくまで果たせるはずだ。生前どんな人物であろうと死者は差別なく悼むのが君のコンセプトだったよな。ほとんどの人は新聞沙汰とは無関係にひっそりと死んでいくものだよ。ネタばかり追いかけたがるミーハーな俺とは違うんだろう? 定住して親を安心させてやれよ。どこをほっつき歩いているのか誰一人知らないだって? 親と断絶してるわけじゃないのに一切連絡しないのはどんな理由からだ? それが不可能な状況なんて君には一切ないだろ? ここまで大きく育ててくれた親への最低の孝行さえ果たさず、やりたいことだけやってるんじゃ本当のクズだぜ。 ゲス記者を自認するならそんぐらいのことをしつこく言って当然かと思う。 簡単にホロッとなびいてんじゃねーよ。 簡単に理屈が崩れる不自然な人物像を想定して問い続けても無意味に感じるばかりだ。自作自演型というか、ご都合主義というか、答えのないなぞなぞを出して考えさせるのと同じではないだろうか。 まあでも放り投げた最大の原因はもっと別にある。まだまだ言いたいことが山ほどあり、それらを書き留めないことで他はすべて受け入れたと認めてしまっている形になりかねないのが許しがたいのだが、何とか堪えて以下割愛。 ほんっと肌に合わないらしい。 スポセンの予定だったがタオルを忘れた。帰宅してローラー。 1時間くらい続けるつもりだったが48分でギブアップ。 最近ローラーが続けられなくなった。HR120bpmでも結構しんどく感じる。今日のHR平均は122で低い。 齢なのか? 2016/2/18 [ムカつくつくるくん] 50にもなってまともな生き方ができない職場のDQN(年上かよ)の生活指導をしていたら帰るのが遅くなった。彼にはいくつか変わった性癖があり周りはほとほと悩まされているのだが、それは本人も承知していて職場が受け入れて当然と考えているらしいところが価値観の相違点。スキゾイドパーソナリティ障害を疑っているが会話のキャッチボールもままならない。 おかげでスポセン入りが遅くなり、混んだ時間帯に入ってしまった。 12分リカンベントでアップしてからトレッドミル。14.1km/hで。何となく辛い。身体のパーツがばらばらできちんとまとまらない感じ。 最後の3分だけ16km/hに。30分を終えて待ちが無かったので続ける。 いよいよ右ザコが痛い。ますます辛くなり、適当なところで止める。 「悼む人」を放り投げて、次に読んだのが、多崎つくるの色彩を持たない君の巡礼話。これは面白かった。スルスルスルっとそうめんのように読めて、洗練された文章ってこういうことだねと思う。しゃらくさいハルキ臭も、アラタ痛から見たら天国であり、あまり気にならずに何だか許せる。 ところがあと1/5ほどを残すあたりから、その流れが止まった。 高校時代の仲良しエリート5人組の一人、つくるが、大学生になったある日、そのグループからいきなり訳も分からずシャットアウトされる。その後も何の釈明もない。生きる希望をすべて失うほど落ち込んだ彼だがどうにか死ぬことだけは留まり、すっかり人相は変わっちまった。10年以上たったある日、新しくできた彼女の勧めで、封印していた謎の解明に立ち上がる。 「なんでおれっち、急に嫌われちまったか? 理由をアポなしで直接訊ねてみよう」という、誰もが少なからず身に覚えがあるような内容には惹きつけられずにはいられない。まあ純文学作品としちゃ反則とも思うモチーフだ。だが、全貌が次第に判ってくると、急に面白くなくなった。なんだいそりゃ。 以下ネタバレ。 一方的に縁切りされた理由は、仲良し5人組の一人シロというメンヘラ美女がつくるにレイプされたと訴えたから、と面会した友人たちから知らされるのだが、疑われるだけの落ち度は何一つつくるに無かったことははっきりしている。考えてもみてほしい。自分がよりにもよって卑劣極まるレイプ犯という濡れ衣を着せられることを。人として、男として、これほどの不名誉、辱しめがあるだろうか? 潔白を証明するためには身を賭すことさえも辞さないほどのことではないか(作者はレイプを軽々しく考えすぎてないか。性の描写があまりに軽々しいのと同じように)。 しかもだ、今日この時まで彼らはそう誤解していたというのなら、むしろ赦せる。ところが、つくるはそんなことはしない奴であることは判っていたとか、それがシロの虚言であることは最初から理解しておりシロの精神状態を鑑みてつくるを青鬼にせざるを得なかったなどというのだ。 裁判官にでもなったつもりか? かなり無理がある言い訳だがそういういきさつもまあ受け入れられなくもない。だが、シロはそれから数年後に、この世から居なくなっていたのである。つくるを青鬼化しておく大義名分は一切なくなったはずである。遅くともその時点で、レイプ犯に仕立て上げてグループから追放したかつての友人に、身勝手な論理による自分たちの過ちを白状し、懺悔するのが、友人としてとるべき行動ではないのか? それをほったらかしてずるずると日が経ち、立派な勝ち組人生を各々が築き上げ順風満帆のさ中に、つくるのほうから関係修復のアクションに出られたのである。これほどバツの悪い思いもあるまい。 だが一様に彼らは、意表をついたつくるの登場に慌てる様子もなく、自信に満ちた態度のままだ。つくるを強硬に悪人に仕立てたクロに至っては、北欧の、地図に道も載ってないような田舎に自力でやってきたつくるに対し、死んでも詫びきれないんじゃないかと思うところ、実は君が好きだったんだよねとか、ついでだからと軽々しくとんでもないことまで言いやがる。お前に告白もハグを求める権利もどこにもない。どの面下げてそんなふてぶてしく図々しいことが言えるのだろう。 グループの中で、つくるはレイプ犯、っていう共通認識のままでもまあいいんじゃね?昔のことだしな、今更本人には打明けづらいし、誰も言わなけりゃ自然消滅だろう、つか、言われるまで忘れてたかも…というかつての友人3人の共通スタンスを知り、彼らにとっての自分がその程度の存在だったことを知った今こそ、本当に死にたくなるってもんだ。悩み続けたこの10数年はいったい何だったのかと。 それにしちゃつくるはなんて鈍感なんだろ。 終盤、「ミートローフが美味いことで有名な小さなレストランに入り、ミートローフとポテトサラダを頼み、そしてどちらも半分残した。…ビールもいつものように半分だけ飲んで残した」という何気ない描写がある。べつに不味かったわけでも落ち込んでいたわけでもない。 注文したビールを半分だけ飲んで店を出るのが日常、って奴とは、痛風もちでもない限り、あらゆる意味で友達にはなれない。 もしかするとそれはいつものハルキ臭的表現ではなく、意図したメッセージなのかもしれない。 つくるは金持ちの家庭で何不自由なく育ち、人も羨む数々の豊かさに囲まれた人生を送りながらも、その価値の尊さをきちんと捉えておらず、幸福を感じられないでいる。その逆もしかりで、不幸な状況を苦痛と感じることなく受け入れることができるのかな。 こんなデリケートな問題に関して友人らがすべて本心を語っているとは思えず、隠された事実は他にまだいくらでもあると考えるのが自然なのでは。レイプ犯ってのは実は悪意ある逃げ口上で、ホントは普通に嫌われただけなんじゃね? ってことだったとしても、こいつならありうる話だなーというかそのほうが色んな場面でしっくりいく気がした。つまり終いにはこのつくるって奴にほとほとムカついてきたのだ。 2016/2/19 [自己管理] 今朝の体重が久しぶりに60kgを割った。ダイエットはしてないが、勢い余って食べ過ぎないようしっかり自己管理したおかげ♪ 今日は蒲田で軽く飲む予定なので、その前に走らねば。 時間が30分しかないので、飛ばすことに。14.5km/hで1km走って調子を見て、15km/hへ。しばらくして15.4km/hまで上げた。 平均でキロ4を切るペースで、さすがに苦しい。 蒲田にはベトナム料理店がいくつかあり、一番人気店を避けて二番目の店に行ったが、ここでも予約で埋まっているので1時間限定と言われた。何とか1時間で満足できるよう急いで食べる。 あっさりしたベトナム料理は練習後の食事として実に適している。 食事を終えて店を出るとまだ午後7時半。当然のように近くの居酒屋に入って3時間も飲み続け、軽めのつもりが結局ヘビーに飲みすぎた…。 2016/2/20 [レース一週間前ラン] 昨夜は騒ぎ過ぎて喉が痛く、若干二日酔い気味。 体重は60.9kg、昨日から1kg増えてしまい元の木阿弥か。 雨は11時から降る予定、スタートが20分早まったTKD練@駒沢。東京の1週間前ということで、お題はサブ3ペース気持ち速めで5周。同じくサブ3で走るまめきち。とH田さんの3人でスタート。 二人は最初キロ4分20くらいから入る、と言っていたのに全然速く、それを守ったのはむしろ僕の方。というか付いていくのが辛い。 一気に20mほど差が広がり、ペースをすこし上げるがなかなか縮まらない。差がついたまま2周半走ったところで5人ほどのどこぞのエリート集団に追い越され、無意識に追っていたらしくいつの間にか二人を追い越していた。 10周以上走る二人とは別れて、やや上げペースをそのまま維持。5周なのでお題はクリアできて当たり前だが、結構しんどくて落ち込む。キロ4弱で4周がお題だったM浦さんやK合さんも同じような感想を漏らしていた。 駒沢公園2.14km×5周 9:11(P4:17) HR132 8:57(P4:11) HR141 8:56(P4:10) HR141 8:54(P4:10) HR142 8:50(P4:08) HR142 total 44:48(P4:11) HR140/146 570kcal ダウンジョグで右足が痛くなってくる。口熊野の時の痛みと同じで冷えから来る右ザコ痛が関係している感じ。 2016/2/21 [お袖練で新ペダリング] 今月最初で最後のお袖練。 なぜ1回ぽっきりになったか。週末2つのフルマラソン、先週は春一番でアクアラインも通行止。2/11の祝日が唯一もう1回分のチャンスだったが、口熊野の疲労からか、サボってしまった。 東京も近いし、あまり無茶せず走ろう。どっちみち今年はサボりすぎて、そんなに追い込めるとも思えない。 結構な北風なので、最初は追い風でスタート。かなり暖かく、指切りグローブでも走れる。暖かいというのはとに角ありがたい。身体がよく動く気がする。 温泉坂 18:36 HR138/148 やっぱり苦しい。まあ前回の19分台から見たらマシ、と考えよう。 R410からR465への分岐でカントクを追い越し、淡々と走っていたらペダリングでふと閃いた。今更な話だが。 極端に言えば従来は太ももに対し垂直に、下肢へ向かってトンカチで打ち込むかのように力をかけてペダルを踏む感じだったのが、太ももに対し平行に、骨盤から力をかける感じ。と言っても太ももが骨盤から押されて平行移動するわけじゃないから、これはどういうイメージなのかもう少し要素を分解して考えてみると、つまり太ももに対し平行に張ってある大腿筋にダイレクトに働きかけるイメージなのだろうか。4つのどの筋肉を意識するのか、といったこととも関係しそうなのだが自分でも良く判らない。 乳酸が溜まりにくいのか、負荷を高めても嫌な疲労感がないので頑張れる。 基本的には後ろ乗り。 腹筋を使い、腹から下だけを使ってペダリングするイメージ。少し前にランで上り坂の新しい走り方を見つけた感覚と似ている。 どういうわけか、負荷に切れ目が無くスムーズにネットリとペダリングできていると感じる。 この感じでどこまで行けるか試したくなり、退屈しなかった。 県88ピークまでを往復する予定のカントクとスライドできるよう、僕はもみじロードから攻めて長狭街道経由で県88を北上し迎え撃つことにする。 もみじロードは荒れていた区間が一部舗装されて走りやすくなっていた。もみじや長狭の上り、県88のヒルクラ風な上りもポジティブな感覚でクリア。県88ピークを過ぎたところで早くもカントクとスライド。コンビニ休憩長過ぎでしょ? 県88は下り基調なので向かい風でも凹まない。R465ではハイカーに道を訊かれて気持ちがリセットされた。 県93のダンプ道の上りへと入った時、これってつまり後ろ乗りペダリングとどこがちがうのかという疑問が湧く。いつのまにか普段の後ろ乗りペダリングになっていて今日開眼したペダリングとは力の入れ具合が異なっていたことに気づいた。つまり両者は違うってことだ。 この新しいペダリングの感触を何とか次も忘れず引き出して走れることを期待してしつこく書き残す。 ダンプ道はどうしようもなく荒れていた区間がスッキリ舗装されて悩みが大きく解消された。 復路は所々向かい風がきつかったがペダリングに集中してスピードのことを考えなかったので滅入ることなく最後まで走れた。 今回は昨日のランでの追い込み度が低く脚がフレッシュだったことが大きいと思う。アベ27km/hもまあまあかな。 帰り道に白いおやじ号に遭遇。2台つるんで走る珍しい経験をした。これでやっと7台目の目撃。まじまじと後姿を眺めたが、やっぱ端正でええわ。 2016/2/23 [ほぐしジョグ] 昨夜は想定外の残業会議もありオフ。 東京まであと五日。本番用のRen履いて疲労抜きラン。とくに疲労は無いので調整ジョグか。ランは二日休んだので膝の痛みが消えている。身体も重くない。 キロ5分半くらいの感覚で実際は5分10くらいで走れており、調子いいかな。 だが6kmくらいから身体のパーツが崩れてギクシャクしてくる。ゆっくり走って右ザコ痛が出てきやがった。いや、スピードのせいではなく身体の冷えが原因だろう。 終わり近くで1km区間だけ4分15狙いで走ってみる。 先日の駒沢練のデータを基準にストライドセンサーをキャリブレーションし直したので、その確認も兼ねて。ゆっくりに慣れた後だとなかなかスピードに乗れないのは判っているが、感覚に正直に。 無理に脚を繰り出している感じがする。5kmと続けたくないしんどさ。さてタイムは…? 4分20秒、マジかー。 センサーはきっちり1.00kmを示した。 東京では多少は役立つだろう。 2016/2/24 [お手製ウェストベルト] スポセントレッドミル、最後のスピード走。 14.4km/hから始める。いきなりだったが対応できた。10分経ったところで右ひざがギグッと痛くなったがすぐにおさまった。後半から微妙に速度を上げて、最後に距離合わせで15.1km/hへ。 軽く走れるイメージが無く、テーパリングがうまく行っている手ごたえがない。まあ故障がないだけでもラッキーと考えよう。 帰りがけ、一つ手前の駅で下りてホームセンターへ寄り、幅38mmのナイロンテープを1m買っていく。リュックなどに使う平べったい紐のことだ。 去年の東京でもバラモンでもボトルホルダーをつけて走っているのだが、その目的はボトル携行でも携帯食入れでもなく、腰を引き締める単なるウェストベルトとしてである。だがさすがに余計なものを背負っている感は否めず、ザ・ウェストベルトが欲しくていろいろ探し回ったのだが理想的なものに出逢えない。そんなとき、ふと気付いた。自分の理想像は、要するにバックルとナイロンテープがあれば完成ではないか。そんな単純なものは商品化しようがないので見つからなくて当然だ。 さらに気まぐれでドラッグストアへ寄る。 ピップエレキバンの最強磁力のやつを腰に貼ったらザコ痛に効くかな、と衝動買いに走りかけて、やっぱり止めた。 帰宅して、冷蔵庫の壁に貼ってあったネオジム磁石を取り、キネシオテープを使って腰に貼りつけ効果を探ってみる。ピップのそれより数倍でかいし、これ以上強力な磁石はないだろ? 磁気が身体に与える影響について、今までほとんど考えたことがなかった。 今もほとんど考えてない。 ザコちゃん治ってくれないかな。 お手製ウェストベルトも目論見通りのものが完成した。東京はこれ巻いて走ろうかな。 2016/2/25 [エキスポマジック] オフにしてビッグサイトのエキスポへ。お台場は他にお目当てが何もないし、交通の便もイマイチなので有楽町フォーラムあたりでやってくれないかな。遠方から泊まりで来る人にはどうなんだろうか。気付いただけでもアジア系の人が結構来ているようだ。 年々スケールアップしている印象だ。目一杯のおもてなしには後ろ髪を引かれるものの、欲しいわけでもない粗品を長時間並んで貰っても疲労が溜まるだけなので素通り。スポンサーとランナー双方にとってもう少し意義あるお金の使い途はないものだろうかと思ってしまうが、まあ仕方ないんでしょう。アメリカの大統領選挙で使われる金と比べたら全然マシか。 にもかかわらず、ふらふらっとヘッドフォンなんぞ衝動買いしてしまった。その音の酷さに後悔。耳から外れにくいのが売りでマツコの番組で紹介されたことを伝え聞き、ちょっと欲しいなと思っていたんだが、よく見たらそれより安い機種。1500円には1500円なりの理由があるってもんだ。なぜ買う前に試聴しなかったんだろう。マツコ認定をアテにしすぎた。 2016/2/26 [スイムで疲労抜き] 最近シゴトが少ないのでテーパリングは思いのままである。ではこれが自分にとっての理想なのか、と改めて思う。どうしてもやり残した感があるために、やや過剰に詰め込んでいないか気になる。 給料日で定退日の今日、珍しく追い出し隊が巡回してきたので心置きなく帰ることにする。それでも周囲は全然帰る気ない人たちばかり。シゴトがまだ片付かないのか、義理や体裁で帰りづらいのか(僕の場合は大抵これ)、ただ何となく居残っているだけか、シゴトが好きで止められないのか、僕には正直心理が読めない。日本人のシゴトを改善するなんて100年むりだなと思う。 スポセンに早入りできたおかげで入場者数わずか16人のプールへ。それでも1コース4人いる。つまり往復コースが人気で集中しているのだから割り当てを増やしてほしい。くっそ遅い奴がいなかったお陰でわりとノンストップで泳げた。このプールで1000mを泳いだのは初めてじゃなかったか。まだしばらく快適に泳げそうだったが、さすがに今日は疲れるまで泳いではまずい。皮肉なもんだ。 続いてトレッドミル12km/h。疲労抜き目的としては速すぎる設定かもしれないが、ゆっくりだと却って調子を崩しそうな気がして。それがダメなんだよってとこだろうけど。 レースのことを考えてわざと緊張するようにしているが、それと関係があるのか時々心臓が不整脈を起こしてちょいヤバい感じ。もしかして自家製エレキバンの副作用かな!? 衝動買いしたヘッドフォンを使ってみた。こんなやかましいスタジオでも音の安っぽさは判る。売り文句通り耳から外れないという点においては優秀だ。もっと高い機種を買えば納得できたであろうか。防滴仕様だと音質には頭打ちがあるんじゃないかと思っているんだが。 ラスト1kmだけレースペース流し14.5km/h。これを42倍続けると思うと頭クラクラする。 2016/2/27 [レース前日はひきこもり] 朝食後、珍しく気分が悪くなる。ちょっと気持ち悪く、やや吐き気がする。 東京マラソンでもらったSOYJOYを何気なく食べた直後だったので、真っ先に疑う。そういえば、なんだか変な味だなって思いながら食ってたんだよね。 が、もう一つアクションを起こしていたことに気づいた。強力ネオジムエレキバンを剥したのだ。二日間貼って、特に何も変化なしと思って止めることにした。これならたぶんホッカイロ貼った方が効果があるだろう。 だが、ググったら磁石の影響について怪しい書き込みを見た。磁力によって鉄分の多い赤血球が吸い寄せられて、貧血を起こすというのだ。確かに、血管に磁石を近づけることで起こるイメージとしては、血流を促すよりも吸い寄せられて留まる理屈のほうがしっくりくる。もしそんなことが起きれば血行不全となり脳梗塞などを引き起こしかねない。今回、エレキバンを剥したことで滞留していた血液成分が偏った状態で解放されて、脳内毛細血管に巡って影響を及ぼし気持ち悪くなった、と考えられないだろうか。 磁力の血液へのダイレクトな影響についてはすぐにでも調べられるはずで、たぶんイメージしたようなことはまず起きないのだろう。まあ磁気治療は効果がないか、あるとしたら悪影響という気がしたので、インチキという結論が僕の中では下された。 磁気治療について僕が気にするきっかけとなったのは、かなり古くから厚労省が認可していると知ったからだ。へえそうなのか、じゃあ安心かもと思った。昔から認められていたものは最近認められたことよりもより効能が明確である証しであり、信用度が高いと思ってた。最新の高度な機器を用いなくても昔の簡素なやり方で判別できることのほうがより白黒はっきりしているってことでしょ、という理屈。 しかし、それは大いなる間違いかもしれないと思い直す。 極端な話、太古の昔から○○には○○が効くと言われていたものが最近の研究で否定されていたりする。昔のほうが検査技術も疫学的手法も公正さも現代より劣ることは間違いない。 だが、一旦認可されるとそれを取り消すのは大変という事情がある。つまり、誤った情報は淘汰され自動修正されるもの、との期待は案外望めない。物事に大らかな時代のいいかげんで適当で作為的な調査法によって磁気の効能に関する研究論文は作られ、うっかり認可を通ってしまって今に至るシナリオは十分考えられる。断定はできないが。 幸い気持ち悪さは2時間程度で消えた。やっぱりSOYJOYのせいだったかもしれない。 ここ三日ほど体重は60.0kgで落ち着いている。もっと減らしたかったが仕方がない。少し溜め込むであろう明日は60.5kgくらいでスタートかな、多分昨年と変わりない。 明日のマラソンについての皮算用。 サブ3に11秒至らなかった昨年と比べ、今年の仕上がり具合はどうだろうか。 負け惜しみを言うつもりはないが、昨年も最後の肉離れさえ起こさなければ3時間を切れた可能性があったと思うので、同等レベルであれば可能性はありと見ている。 明日は暖かく風も弱そうで、昨年より条件は良さそうだ。 そんなわけで、昨年よりほんの少しでも上回っていれば期待できる。正直な所、去年よりは少し上、と感じている。まず月間300kmをクリアできて地脚ができたこと、そして肉離れに苛まれず練習が滞りなくこなせていることなどがある。着々と積み上げてきたものは確実に昨年より多いと思っているのだが。 だがその一方で、実感としてはキロ4分15ペースを42km続けられる自信がまるでない。これまでのレースでは、この位なら走れる、と見込んだレベルに至らないケースのほうがほとんどだった。自分を高く見積もり過ぎているのだ。 また、昨年と見比べて明らかに劣っているのがスピードへの耐性。スポセンのトレッドミルは最高速が16km/hだが、これで2kmも続けるのが辛い。昨年は16.5km/hで走れている。キロ4でハーフも走れた。そのスピード志向が肉離れと表裏一体でもあるのだろうけれど。昨年のレースではHR平均143で心肺系はまだまだ余裕があり、圧倒的に筋持久力不足が課題だから、スピードがなくても大丈夫のはず。 まあとに角昨年と比較しながら同じ作戦で行くという点では攻めやすい。 どうなることやら。 夕方、お手製ウェストベルトの最終確認と腸の活性化を兼ねてスロージョグ。 2016/2/28 [レース日] 第10回 東京マラソン参戦レポート 東京マラソンへは昨年に引き続き2年連続、3回目の出場となる。最初は2009年で、この時初めてサブ3を達成した。そしてグロスでのサブ3はこれっきりで、未だ2回目はない。ネットでのサブ3も、東京マラソン以外で実現したことはない。これほど長い期間サブ3を実現できないことなど当時は想像してなかっただろう。 昨年は、レース中盤と終盤にそれぞれの足の肉離れを起こし3時間を10秒超えるタイムに泣いた。連続当選には多方面から「ズルい」と言われたが、神がリベンジの機会を与えてくだすったのだと反論した。よってそのみこころには必ずや応えなければならないとの意気込みでスタートを迎えた。 今季はポイント練の多くがTKD練の参加によるもので、コーチの的確な指導のお陰か例年悩まされる肉離れとは驚くほど無縁で、後戻りがなく順調に練習を重ね、1月は人生初となるラン300km越えも達成。コンディション面で不安材料は何もなく、昨年と同等のポテンシャルがあり、順調に走りきればサブ3はいけるはずだ。 東京マラソンはスタートまで日陰の中を長時間待たされるのが難点。そこでの想定以上の冷えが肉離れに繋がったと見て、今年は防寒対策を強化した。通常は大きなゴミ袋などを羽織るところ、ユニクロのとっくりセーターとタイツを用意。考えてみれば捨ててもいい古着はタンスの奥に必ずあるわけで、こんな大事なシチュエーションで何をケチることがあろう。 05km 00:22:40 (0:21:47) 0:21:47 (P4:21) 09:32:40 10km 00:43:40 (0:42:47) 0:21:00 (P4:12) 09:53:40 15km 01:04:45 (1:03:52) 0:21:05 (P4:13) 10:14:45 20km 01:25:58 (1:25:05) 0:21:13 (P4:15) 10:35:58 25km 01:47:08 (1:46:15) 0:21:10 (P4:14) 10:57:08 30km 02:08:21 (2:07:28) 0:21:13 (P4:15) 11:18:21 35km 02:29:26 (2:28:33) 0:21:05 (P4:13) 11:39:26 40km 02:51:02 (2:50:09) 0:21:36 (P4:19) 12:01:02 Finish 03:00:12 (2:59:19) 0:09:10 (P4:11) 12:10:12 HR143/156 2450kcal そして結果、またしても去年と同じパターンを繰り返してしまった。ラップを見ると目標のキロ4分12より若干遅いが、極めて安定的で、なぜたった12秒を切ることができなかったのか。 朝5時半起床、おにぎりを作って食べ、7時前にカントクと自宅を出る。昨年と同様工学院大学へ寄ると、まめきち。始めTKDメンバーと合流できた。今回走るのはM浦さん、ひゅーさん、K合さん、H内さん。だが行動の早いみんなは先にゲートへ向かい、追うように一人でゲートへ行く。スタッフジャンパーを着たヤンピンさんに遭遇。中国語通訳のガイドをしているらしい。技能を生かしたボランティア参加ができるなんてカッコいいな。 ゲートは危惧したほど混んでおらず、結論から言えばもっとぎりぎりまで入場を遅らせるべきだった。入場後何もすることがない。今回改めて判ったが、選手エリアは見事にビル影に覆われており、暖を取る場所がない。動き回っても仕方がないのでじっと座ってしばらく時間を潰し、8時25分頃に上着を脱いで荷物を預ける。8時45分までに各ブロックへ入らないと最後尾からのスタートとされてしまう。混み合う時間帯のピークはもっと早目なので、実は比較的スムーズだ。ブロックへ入ってからのトイレは数が多いので、こちらで用を足す。トイレはまず全体をよく観察し、行列の構造を理解することが重要だ。何個のトイレに何人並んでいるか、この差は場所によって雲泥の差がある。今回はトイレ中心部が穴場だった。二人しか並んでない。 今朝の体重は60.7kgで若干多かったが、2回のトイレで60.3くらいにはなっただろうか。 スタートエリアに入る。 すでにたくさんの人が入っており、恐らく昨年とほとんど同じあたり。真っ先に中央分離帯の凸部分に場所を確保し、座って待つ。スタートまでまだあと30分もある。 今回ホッカイロを4枚用意、2枚は尻に貼って座布団代わりとした。コンクリート床に座っていても冷たさが伝わってこないので効果絶大だ。 君が代の合唱曲はやはりハーモニーがイマイチに感じた。同じ三枝氏のアレンジだが、初期の頃のほうがずっと良かったと思う。誰かの歌声が飛び出て聞こえ合唱としてのクオリティもイマイチ。原点回帰してほしい。 今年は昨年より気温が高く温暖で、防寒は十分と思われたが、それでもスタート数分前には全身ガクガク震えてきて、もっと着てくれば良かったと後悔。スタート3分前とのアナウンスを聞き、タイツを脱ぎ始める。念入りに紐を締めた靴は脱ぎたくはないが、タイツの裾が狭いために靴にひっかかって脱げない。これは焦った。スタート前にぞろぞろと列が前へ移動することがあるが、両足タイツががんじがらめになる状態では歩くこともできない。靴を履いた状態でもすぐに脱げるウェアを着てくること、これは重要だ。次がいつになるか判らないが備忘録として残す。 列が前へ移動する直前に間一髪で脱げた。危ない危ない。 めいめいの脱いだ服が中央分離帯の上に置かれて山のようになっている。 9:10 a.m. フルマラソンスタート スタートから調子よく始まった。自分が立っている中央分離帯の凸部分が前方に向けてガラ空き状態になったのだ。これはまさしくモーゼの海割れ!神のおぼしめしであると、脱ぎ捨てられたウェアを容赦なく踏んづけながら、渋滞している周囲をだしぬき一気にポジションを上げる(服に足を引っ掛けてコンクリに顔面突っ込む事態になっても僕は責任持ちません)。おかげでスタートラインを1分かからず通過でき、1km地点も5分42秒で通過。これは昨年より1分も早く、今日やるべきことの5割は早くも終わったと思った。見込みスタートロスは3分、以降をキロ4分12で刻むというのが昨年と変わらぬシンプルな計画だが、キロあたり1,2秒遅れても間に合うことになった。 しかし、ここで気持ちに余裕が出たのが敗因のひとつだったかもしれない。 キロ4分12をオーバーしても無頓着すぎた。昨年は実際は4分12より若干速いペースで前半を走っている。4分12はデッドラインなのだから、それが普通の発想だ。 その後も楽にレースは進む。少しだけ右坐骨神経痛が気になるけど、走りに影響するほどではなく、まさにジョギングペースと言ってもいいくらいの楽な感じにすぐ移行できた。気持ちはきちんと集中できており、昨年のような妙な重さや怠さはない。早くも尿意を覚えていたがこれはゴールまで運ぶしかない。まだ混み合っている5km地点でまめきち。の応援に気づく余裕があった。 実はこのとき、同じBブロックのひゅーさんは僕より先を走っていたらしい。スタートで稼いだつもりだったがひゅーさんはそれより前を行っていた。スタートポジションに関しては、トイレを早く切り上げるリスクとの兼ね合いではあるが、スタート後のペースは下り基調の条件も考えればもう少し上げても良かったかもしれない。 三田の13km付近ではTKDメンバー多数の声援を受け、バッチリですわ、と笑顔で返す。泉岳寺ではカントクが遠慮がちに声をかけてくれた。品川で折り返し再び泉岳寺に来ると、案の定キリオ君から「もっと速く~走んなきゃだ~めだお!」とヤジが飛んでくる。まあ見とれって。俺はまだ本気出してないだけ~。日比谷通りに入ってからも調子はそのままで、18kmまで来てもスタート時と違いがないのは前例がないほど絶好調、と思った。その先でようやく疲労の一波を感じたのでギアを一段入れ替えたがまだまだ余裕。 ハーフ地点を1時間半と40秒で通過。予定を若干上回っているものの、後半のほうが速く走らなければならないことを改めて重荷に感じ、あれ大丈夫かな、と初めて不安を覚える。その直前区間でなぜか4分20のラップを記録しており(看板の位置がややずれていた気がするが)、スタート時のボーナスも残っておらず、油断ならないと感じた。 そこから微妙なペースアップを心掛ける(実際にはそうなってなかった)。銀座あたりからすでに周囲はペースが落ちてきているので、常に追い越す展開を維持しなければならない。ヤクルトのウェアを着た選手が泉岳寺辺りからずっと似たペースなので目印にする。沿道から絶え間なく「ヤクルト頑張れ」「スワローズ!」と声がかかり、個人を直接応援する声は励みになるなと感じ、彼と一緒に走っている自分も励まされている気分になってきた。 25km付近で今井さんに、その先でM浦さん(旦那さん)に声をかけられ、今日果たすべきことをじっくり粛々と遂行すべし、と集中力は益々高まっていく。 まだまだ楽に走れており、何ら問題は感じられない。どのあたりで自分はスパートを決意するだろうかと思い描く。佃大橋を越えてからかな。 トラブルは前触れなく突然来た。28km付近、浅草寺雷門が目の前に迫ったその時、右足ふくらはぎに裂けるような違和感を覚えた数秒後に、ガツンと肉離れが起きた。万事休す。こんなところでレースが終わるとは。1km手前の蔵前でカントクと調子よくハイタッチしたばかりなのに。 普段ならDNFを考えるところだが、これほど多くの方々から応援され、しかも神から与えられた貴重なチャンスを自ら放棄するわけにはいかない。 肉離れというトラブルは緊急停止して様子を窺っても何ら改善は期待できないばかりか、痛みが一気に重篤化し一歩も歩けなくなるのがオチなので、進むためにはむしろ走り続けた方がマシ。どんな痛みでもいつか脳が慣れるということは昨年学習したので、そこに望みを託して走り続ける(後で調べたら生理学的に痛みへの慣れや順応はないらしいが、痛みを「勝利」や「成功」などにイメージ転換し克服することができるとの意見もある)。 幸い、筋肉はまだ十分余力がある。何だろうとキロ4分13より落とすわけにはいかないから、右ふくらはぎ以外を総動員してなり振り構わず無茶苦茶なフォームで走り続ける。再び蔵前へと来るがカントクを探す余裕はない。これまでとは別人のように苦痛に顔をゆがめ片足をひきずった走りになっている姿を見てさぞかし面食らっているに違いない…と思いながら通り過ぎる。実際は、反対車線へ出るための地下道を潜るのに時間がかかりすぎて僕を見つけられなかったらしい…。 沿道からの応援にはこれ以降もしばらく気付けなかった。 30km地点に設置されたデジタル時計は2時間8分台を示していた。実はまだ予定通りなのだが、サブ3で30kmは7分台という頭があり、かなり焦りと絶望感がつのる。余裕がないために区間ラップを取れず、直近の自分のペースが把握できていない。こんなヘンテコな走りをしていて目標ペース維持は厳しいだろうと考えていたので、案の定遅れだしたと早合点した。 32km付近でようやくラップを確認。4分11、なんだ、上手く走れてるじゃん。そこで少し安心し、無理して他の筋肉に二次被害を引き起こさないよう、少しでも力まない走りを模索する。 銀座に来るころには痛みにもだいぶ慣れ、一歩一歩を刻む落としどころが見えてきてフォームも整いつつあったが、ペースはギリギリでそれ以上上げることができない。庇う走りが祟って次第に疲れもたまってきて、いわゆる限界状況。この時点ですでに1秒たりとも無駄にできないのはかなり絶望的に思えた。やっぱりもう無理なんじゃないかという考えが頭を占有するようになる。 この辺りから攣るようになり、歌舞伎座の前の微妙な上りでも攣るサインが来て無理が効かない。ミネラルや給水計画にやや問題があったかもしれないが、体感的には全く暑くないしアームカバーは依然として必要なくらい日陰は肌寒く感じていた。15km地点から10km毎に規則正しくカーボショッツ系をとっていたが、35kmの手前でフライング気味にマグオンを取り出しちびちびと舐める。喉につっかえて激しく咳き込んだ。やはりこういうものは一気に摂るのがコツのようだ。 佃大橋の上りが見えた時、ようやくここへ来たかとすこしほっとした。 坂ではやはり攣りそうなのでペースを維持できずあっけなく10秒ほどもロスし、最後の望みが一気に吹っ飛んだ気がした。その先でカントクと姉貴が応援してくれているはずだが、反対車線のため見つけられず、探す余裕もない。この自分の体たらくを見て「ああ今年もダメみたいだ」と感じているに違いない(後で聞いたら、走りに不自然な所は特に感じなかったらしい)。 ラスト5km地点を通過、残された時間は21分。キロ4分12だ。恒川さんの奥さんが物ジャーを広げて応援してくれた。つまり僕へのメッセージであり、感謝です。 沿道からは「まだまだサブ3間に合うぞ」との檄がしょっちゅう飛んでくる。実際にサブ3行けそうなランナーには、そのような言い回しは投げられないことはよく判っており、風船をつけたサブ3ペーサーとその取り巻きが形成する集団から遅れること数百mのポジションで喘いでいる僕の状況が沿道にどう映るかは、言うまでもない。「おまえはもう終わっている。だが諦めるなよ」との脳内変換を止めることができない。 しんどくて今すぐ止めたい、楽になりたい。悪魔のささやきとのせめぎ合いが続く。「目先の欲望に流されてこの貴重な機会を無駄にするな」とか、「最後まで諦めない、とは今まさにお前に必要な言葉だ」とか、形だけでも言い聞かせる。さて、今の自分は最後まで諦めない走りと言えるだろうか。キロ4分15に落ちちゃっている時点で諦めている証拠と言えないか? とにかく内容がどうあろうと最後まで続けることだ。そう考えるしかない。 豊洲でコミュのたくさんの声援を受ける。キリオ君から「まだ間に合う」との声が聞こえた。そうなのだ、今の状況は実は計画からさほど遅れてはおらず、決して絶望的な状況ではないのだ。想定通りのコンディションであれば。 40km地点の時計で、3時間まで残りほぼ9分と知る。つまり駒沢公園1周よりちょい長い距離を9分切り(正確に計算すると、駒沢1周を8分44秒)。普段なら出来るが…今は…どう考えても厳しい、いや、できるかどうかを考えてはならない。 ビッグサイト脇の長い直線路に来た。ずっと先に、青い風船をつけたサブ3ペーサーを今日初めて発見。周囲を見回しながら一人彷徨うように走っていて、おそらくギリギリでゴールするつもりのようだ。つまりサブ3最後尾。彼のところまで行かないとダメってことか。無理と知りつつラストスパート。ビッグサイト敷地内へ入り、最後のコーナー手前の時計は2:59:25を示している。あれ? ひょっとして間に合うのと違いますか。でもそれってデジャビュー。 そこから195mは結構遠いという実感は、すでに昨年味わっていた。同じことを繰り返すのか! 3時間を12秒過ぎてゴール。昨年より2秒遅く、ネタにもならない。スタートロスが少なかったお陰で、ネットタイムはさらに遅くなり、いいところがない。 サブ3達成を信じて手厚いサポートをしてくれた多くの方やカントクに合わせる顔がない。 だが、正直なところ、終えた安堵感は大きかった。 さらに正直なところ、12秒遅れで済んだことのほうが驚いた。 目の前にはちょうどM浦さんの姿が見えたが、取材を受けていたので声をかけられなかった。僕より8分も早くフィニッシュしていたが、エリート枠の境目を微妙に切れず口惜しい結果だったようだ。 ここからのビッグサイト内巡礼の長旅は実に辛かった。すべての敷地を総なめするルートになっていたと思う。これほど歩かせる理由がよく判らない。6時間以上かけ歩いてフィニッシュした人にとっては、フィニッシュゲートが全く終わりじゃなかったことに呆然とするだろう。サロンパスコーナーでひとまず座って休むことができたが、両足が強烈に攣り始めて悶絶する。あまりに辛くて歩けなくなったので途中のベンチで再び休んでいたら「ここは休憩場所ではありませんからとっとと進んでください」とかなり冷たい。周囲は普通に歩いていて、僕に比類するダメージを被った人は見事なまでに居ない。どう見ても僕は周囲の誰よりも頑張ったらしい、と思うことにした。やるべきことはやったのだ。 寒さに震える中、30分くらいかけてやっと着替えコーナーに着いたが、その地面に座り込むことができなくて困った。立った姿勢から、座る姿勢に切り替えられないんだよ一体どういうこと? ヘタなことをすると全身痙攣するので危険なのだ。無料マッサージを勧められたが、そこへ行く距離やベッドへ横になる動作を考えると不可能と判断した。 カントクと合流後、屋台村で軽く食べる。よく晴れていたが意外と寒く、早く風呂であたたまりたくなった。 月島のいつもの銭湯へ。48℃はある湯船は熱すぎてなかなか浸かれず歯痒い。頼むから今日だけでも温度下げてくれないかなと思うのだが、実際のところ客は爺婆ばかりでランナーはほとんど居ないのでその提案は通るはずがない。 恒例のもんじゃ屋打ち上げ。カントクが幹事してくれた。コミュの仲間に加え、まめきち。つながりでTKDメンバーも集まり、涙が出るほど楽しかった。 お約束通り弄られまくったのだが、調子こいていろいろとヘタレなことを言ってしまい、後で落ち込んだ。 そんなわけでサブ3はまた来季持越し案件となりました。またどうぞよろしくおねがいします。 2016/2/29 [肉離れは止まるな理論] 鼻と喉がヘン。昨夜は騒ぎ過ぎたとはいえ、喉を嗄らしたわけではない。花粉症にしては違和感が強い。ひょっとして風邪? 両脚びっしりと筋肉痛でまともに歩けず、おかげで右ふくらはぎ肉離れの痛みはほとんど目立たない。そのため、肉離れが本当にあったのか?とすら思えてくる。 もしかすると、痛みを無視して筋肉を使い続けると、肉離れにはむしろ良いとか。←なぜか。肉離れを起こしてすぐ止めると、断裂した部分と正常な部分のコントラストが強く、断裂部を正常な筋肉がより引き離したり圧迫したり脇へ押しやったりする作用がある。肉離れ後も使い続けると周りの正常な筋肉も次第に疲労して同様に力を失い、筋繊維が全体的に均質化し安定した状態となる。要するに壊れる時は全体が均等にダメになるほうがマシかも、という仮説を思いつき、もしかしてすでに提唱されている理論かもと思ってググってみたが、やっぱ無理して使い続けるのはヤバいらしい。 2016/3/1 [そもそもの原因] 駅まで小走りする瞬間もあったが、デスクワークでじっとしているとすぐ再びペンギン歩きになる。ほとんど筋肉痛はとれてない。 どういうわけか食欲がなく、体調も急降下してきたので明日休暇をもらう。 ところで、レースではなぜ肉離れを起こしたのだろう。 ・今シーズンは肉離れとは無縁であり、もっと速いペースでいくらでも走っている。 ・問題の28km地点までは、スタートのボーナス加算もあり昨年と比べてかなりゆったりしたペースで走ってきた。無理をした部分はまったくない。 ・15km、25kmといつになく正確に補給を摂っている。まあ肉離れとはあまり関係がないと思うが。 ・直前までまったくその気配がなく、速度や路面の変化などのトリガーも思い当たらない。 思い当たるのは二つ。スタート前の冷え対策が不十分だったこと。薄いタイツではやはり不十分だった。ただ去年ほど寒くはないし、2時間も前の状況が肉離れに影響するものなのかどうかは微妙。 もうひとつは、右ザコ痛だ。これはスタート直後から感じており、走りには直接影響なかったがうるさいハエくらいには気になっていた。ただ、15km辺りではすでに忘れていたようにも思う。右ザコ痛は口熊野マラソンで初めて発生した2016年モデルであり、それ以前は一切なかった。でも肉離れとザコ痛って関係あるのか? 今回、どういう走りをすれば回避できたのだろう? もう一度やり直すチャンスが貰えたとして、どう変えるべきかまったく判らない。ここへ至るまでもっと飛ばせばよかったのか? もちろんその逆の、もっと抑えて走れば起きなかったかもしれない可能性については、サブ3に間に合わなくなるのであまり考える意味はないだろう。 2016/3/2 [関西弁に打たれる本] 朝、トイレで洟をかんだら鼻血がドバ―っと出て止まらない。クラシアン助けてくれーってくらい止まらない。トイレは血の海になり、これ写真撮って「僕は富士の病です」とか言ったら絶対ダマせそう、などと不謹慎なことを思いつく。 もしかして花粉症、の可能性はほぼ消えて、明らかに体調不良。ただ、いつもの風邪とは異なり、喉が痛くならず、咳は出ない。鼻が詰まっている程度。37.6℃前後で微熱の割に倦怠感が本格的。マラソン後の怠さと見分けがつかないだけなのか。珍しく食欲もなく、気持ち悪いのでもしかしてノロを疑う。そういえばレース前日も日記に気持ち悪いと書いている。そしてその前日の金曜夜に牡蠣を食った。もちろん十分火を通したが。レース日はノロを発症していたことになり、いずれにせよ理屈が合わない。 床で休み、頭痛でこれ以上寝られなくなってからは読書をして過ごす。 辻原登の「冬の旅」を読み終える。これは凄かった。ずしりと重い現実感。結末は好きになれないが、印象に残る作品となった。大阪や神戸が舞台で、関西弁独特のの世界とこのストーリは切り離せない。主人公の心情は極力描かれず、どう思いどう感じているのか読者も第三者も判らない不安や不気味さが効果的でありテーマとも繋がる部分だろう。ネット検索で見た筆者の肖像写真からは、こんな凄味のある文章を書く人という想像ができない。 ちょっとだけ難癖つけたい部分がないわけではない。飲食業を生涯一人で切り盛りしてきたプロが天ぷら油の消し忘れで火を出すかあ?とか。 主人公は、不運が重なって無一文からの再出発を何度も強いられる。 でも財産がすべてパーになったとしても、経験や人脈までパーになるわけではないはずだ。そこを活かす知恵や器用さを持ち合わせず行き当たりばったりな生き方しか送れないのが彼の欠点なのであろうが、新しい世界に身一つで飛び込みそこそこモノにしてしまう彼のバイタリティや能力が、実は読んでいて憧れる部分でもある。つまり彼はたとえ不幸な人生でも、自分の生きてきた道に少なからず誇りや自信をもてるようになるのではないかと思うのだが。その点で、ラストの彼の心情は納得できないところだ。 彼は「俺の人生、どこで躓いたんだろう」とまるで転落人生の原因が自分にはないようなことを言っているが、会社の金に手をつけてエスカレートするとか、凶悪な強盗計画に簡単に乗るなど、常人が「魔が差した」だけでは明らかに踏み越えることはないラインをするっと越えることがある。 この作者の描く人物は共通して、誰しも多かれ少なかれ悪の心を持っている、この世に善人悪人という分類はない、と定義づけされている印象があり、それが緊張感にもなっているようだ。「悼む人」の甘っちょろいファンタジーとは対極にある。 全然面白くないタイトルは変えるべきだ。 2016/3/3 [万能薬] 昨晩は発熱からくる頭痛と倦怠感でなかなか寝つけず、とうとうロキソニンに頼る。今朝はまだ薬が効いているのかスッキリしている。全身かさぶたに守られているような状態で家を出た。昨日もペンギン歩きしかできなかった脚の筋肉痛は通常歩行が可能な程度におさまっている。少し小走りしてみたら、両太ももの芯に引き攣るような痛みが出て、まだまだ後遺症が抜けてない。マラソンでは症状の酷かったふくらはぎに意識が向いていたが、太ももへの負担も相当大きかったようだ。 熱はガッーとは上がらず症状は穏やかなのだが、怠さや頭痛やフラフラ感が酷い時はロキソニンを飲む。相変わらず感心するが、これって万能薬だな。完全に治ったと勘違いするくらい良くなるので、ルンルン気分になる。 シゴトを4時くらいで早退し、家で大人しくする。ヤクが切れると歩くのもしんどい。 これは本当に風邪なのか? 2016/3/4 [エール新製品] やはり微熱状態でカイシャへ。筋肉痛しつこい。依然として、階段をスムーズに下れない。 午後にしんどくなってきてロキソニンを飲む。ゲームで回復系アイテムゲットしたみたいに効くな。 帰宅後も薬が効き続け、気分がいいのでOKに買い物に行く。見慣れないビールを見つけたのでまとめ買いした。サントリー「香るエール」。前からあったかな…。エールビールは好物なので新製品は必ず買うことにしているが、大手では今のところ物足りないのばかりで「これだ!」ってのに出逢えない。それっきり店頭でみかけないので売れてもいないのだろう。また、最近はエールでもペールエール系というのか、色の濃いタイプが多く、本命とはズレている。無濾過のフルーティな白ビールが好きなんだよね。これは濁り系ではないがどうだろう。早く元気になって飲みたいな。 2016/3/5 [オフ週末] TKD練@駒沢の予定だったが、休んだ。穏やかなぽかぽか陽気で、見学だけでも行けば良かったかな。やる気に満ちた人たちと話をして、活力をもらうだけでもいい回復剤になったかもしれない。 7割方治ってきた印象。ロキソニンに頼りたい場面が無くなった。症状のピークが低いまま風邪が快方へ向かうことは珍しく、鼻・喉・肺に関する症状はほとんどなく、唯一鼻が詰まっているのは花粉症が原因の大半という気もするので、風邪じゃない気がしている。じゃなんなのだ? 昼にラーメン作って食った。味がしないところをみると、まだ鼻の炎症は治ってない。 2016/3/6 [練習再開] サントリー香エール、マズいわけじゃないが、エールビールに期待する個性が全然足りない。自分の舌の鈍感さを棚に上げているだけか、単に鼻が詰まっているからかもしれないが。 少しは身体を動かすかぁってことで、おやじ号洗車。買ってから2回目か? おやじ号にはイマドキ普通らしいバックビューモニタつうもんがある。 数年前初めてこれを知った時、あーこんな便利なアンチョコは感覚を養えず車庫入れなんて一生身につかんだろ、と思っていた。 ところがいざ使ってみると、これ全然便利じゃないじゃん。確かにガイドされているはずなのだが上手くできない。感覚がつかめず、真っ直ぐに停めることすら難しい。また、動作に必要な情報の一部でしかないから、画面に集中できない。使いこなすのが無茶苦茶難しい。というか、使ってません。 わが家の駐車場は公道から20m程奥まったところにあり、そこまで細い私道を長々バックで入り(前のクルマで電柱にサイドミラーをぶつけたことがある)、最後は家の壁と車の左側面をキワキワに付けて停めなきゃならないんだが、バックビューモニタのみでこれができたら天才だなと毎回思いつつ、試す気はない。 この道具を上手に使いこなしている人がいるとしたらつくづく感心してしまう。 僕は運転席ドアを開けてバックする習慣が染み付いていたのだが、おやじ号はドアが開いていると警告が鳴り響きアクセルが無効になる。仕方ないので窓を全開にして顔を出しているが、いちいち面倒くさいし、視界も狭い。「安全」の本質を考え直してほしいね。おやじ号は無駄に車幅があるので窓から顔を出すのも一苦労。広いクルマというのも程度問題であるとつくづく感じた。そもそも軽でもない限り、横方向のゆとりって全然欲してないんだが(見栄でしかないだろ?)。彫の深い造形でも1.7mもあれば横二人ゆったり座れるインテリアは作れると思う。あのミニですら今じゃ3ナンバー。ジャストサイズ、つまり80年代はフツーだったサイズ感のDセグメント車って今じゃ全く存在しない。現代では逆に狙いどころではないか。 ここずっと東京マラソンのダメージが酷く、ようやく練習再開。まだ脹脛肉離れの状態が怪しいのでおうちでバイク練。先々週のお袖練で掴んだ新ペダリングが再現できているか微妙だが、マラソンで疲弊した太もも筋繊維が具合よくセンサーの役目を果たし、上手く筋肉を使えている印象。次第に脹脛のほうにしこりを感じてきたので無理せず終了。 びわ湖マラソン白熱して面白かった。ペーサーはキロ3分2秒設定。これでゴールまでイーブンで行けっこないことはみんな承知で集団についている。つまりトップ選手でもそういう走り方が普通ってことで、自分はイーブンにこだわり過ぎたかもしれない。次回からスタイルを変えてみようかと思う。 2016/3/7 [筋肉痛抜ける] 今朝はひさしぶりに普通に歩けた。しつこいマラソンの筋肉痛が表面的には消え、代わりに、紛れていたふくらはぎの肉離れ痛が露わになった。骨折が治ってきたときのようなじんわり嫌ーな痛みで、まだ走っちゃヤバいなと思う。のでローラー。 心肺のお陰なのか、ペダリングが軽く感じる。先月のバイクはランよりも短いくらいの最低レベルだから脚力がついているわけがなく、ローラーで感じる調子なんてアテにならないってことかな。 2016/3/8 [芯に疲労残る] 通勤途中にちょっとだけ走ってみると、数十歩でじわーっと疲労が炙り出てきて、こんなにマラソンの後遺症が消えないのも珍しい。 三日連続ローラー。 2016/3/9 [びくびくラン] 今朝は出社まで少し余裕があったので朝ローラー。 夜はスポセン。スイムがメインのつもりだったが、プール休館だった! しゃーない、肉離れがまだ治ってないけどトレッドミル乗るか。 混んでるのでその前にバイク。スピニングがあいていた。110Wから徐々に回転を上げて150Wくらいまで。最後は100rpmくらい。あまり真剣にやると汗の池が出来てしまうのでほどほどに。 トレッドミルは肉離れが怖いので9.9km/hで。歩くと痛いんだが走ると意外と痛くない。最後にちょこっと13.4km/hまで上げた。ビクビクもんだ。アホですか。 2016/3/10 [ワットバイク体験] I口さんが利用するスポクラにお邪魔させてもらうことになった。プールが空いていて、ワットバイクがあるのが特徴とのこと。まずはプールへ。1コースまるまる空いており噂どおり。最近はイモ洗い状態のスポセンで10mダッシュのドリルがせいぜいだったので、まとめて泳ぐのは久しぶりだ。アップ300mですでに腕がしびれた。 いつもの100m×5本、全然遅くて1本目から1分29、2本目は1分半を超えてしまった。サークルを2分に伸ばしたけどそういう問題じゃないみたい。 2セット目は1分45サークルでむりくり泳いでみる。ブランクが長かった割には筋肉が粘ってくれた。ほぼ1分30超え。3セット目で腕が終わってきたが何とか1分32程度にまとめる。 ここからの道のりは遠いな~。 続いてジムでワットバイク、のつもりだったが異例なことに、2台あるマシンの1台がモニター部修理中、そしてもう1台には新聞読みながらテレテレ乗っているおっさん(おまえもなー)。 しかたないのでトレッドミルで時間つぶし。右ふくらはぎ肉離れが気になるので真剣に走る気はないのだが。10km/hのスロージョグから始めたがI口さんとしゃべりながらで退屈しなかった。10分ほどで11.5km/hへ、さらに15分ほどで12.3km/hまで上げる。テレテレおっさんがなかなか終わらず、結局9km走った。最後にちょこっとだけ14.2km/hに上げてみる。静止状態では肉離れの鈍痛があり、まだ何やら爆弾が燻っているのが判るが走ると気にならない。 ワットバイクは、ペダル左右のパワーを測ってくれる。よく観察しなかったがペダル周りが計測部になっているのか? ペダリングのトルク具合が独特なグラフで表示され、左右差も出る。またスピンバイクタイプとしては意外なことにギアは固定ではなくフリー。じゃないとペダリングのムラはきちんと判らないのかも? 僕のペダリングは典型的中級ローディのピーナッツ型とやらを示した。可もなく不可もなくってところ。適当に漕いでも丁寧に漕いでもあまり差がなく、良くも悪くも身体に染みついている。くぼみがなくなる楕円形になるのが理想らしいが、バイクシューズ&ビンディングペダルではないのである程度は難しいんじゃないか。負荷を下げて高ペダリングにするとそうなりやすい。 左右差は左49%右51%程度を示すことが多く、僅かだが確実に左が弱いらしい。まあ修正しても大きな伸び代にはならないか。 220w程度、73rpm前後で漕いでいたが、10分で疲れてしまった。147bpm付近まで上がっており、辛くて当然だ。2分インターバル後、ギアを落として90rpm以上にする。最後にもがいて500w程度まで上げた。20分平均で200w超えたかな。 ランの後だったからか、心拍が上がりやすく終盤は150bpmを超えたようだ。 ペダリングの感触が自然で気持ちよく、これはいい練習になりそう。 長々と堪能してしまい、終わってみれば22時半。駅前周辺で目星をつけていた「行きつけにしたくなりそうな小料理屋」が軒並み閉店時間になってしまったのは計算外。チェーン店ぽい中華食堂で遅い夕飯。店内は味気ないが、意外と悪くなかった。 2016/3/12 [物練 打たれ続ける] カントクが明日レースなので、バイク練は今日のうちにガツンと。ってことで物練。久しぶり。 首都高中央環状が大井まで伸びていることについ先日気づき(開通は1年も前)これを使えば物練アクセスが非常に良くなる、と余裕ぶっこいたのがあだとなり(むしろ時間がかかった気がする)補給食などを買いに立ち寄る暇もなく、スタート5分前にデポ地着。やばい。2分ほど遅刻した。 スタートからきびきびと始まり、なんだか辛い。荒川CRでローテが回ってきて、若干向かい風の中34.5km/hくらいで400mほど走っただけで即後退。今日は風も強くてしんどいっすね~と慈朗さんにぼやいたら、「そう?無風で35km/hしか出てないから楽でしょ」と冷静に突っ込まれる。まじかー。荒川CR基準ではこれくらいは無風? しかも実際35km/hには届いてない…。 必死で集団に食らいついて走ったが、大東文化坂で最初から切れる。スピードが倍くらい違う感じ。このメンツでは練習にまったくついていけない。やばい。 明覚ヤマザキで合流し休憩後、本日のメイン、刈場坂へ(これまではウォーミングアップ)。傾斜が付き始めた序盤で切れた。そこからはタラタラヘロヘロと上るのみ。うー辛い。今週はほぼ毎日ローラーに乗り、バイクやってまっせ~とアピールしたつもりだったが、付け焼刃で全然ダメらしい。 標高が上がるにつれ空気がヒンヤリとしてきて、路面はびちゃびちゃ。なぜ濡れているんだろうと思っていたが、次第に周囲の山肌は雪に覆われてきて、上の方は真っ白で幻想的。昨日、一昨日あたり降ったんだろうか。 脚が完全に終わってきて、インナーローダンシングでも上るのが辛くなってきた。ここで精根尽き果てて、帰りは大丈夫だろうかと不安になる。明覚をスタートしてすでに55分以上経過。頂上まだかな~と祈っていたらやっと先行者が折り返してきた。雪が積もってピークまでは行けないらしい。 下りの身を切るような厳しい寒さを周りが訴える中、僕はひたすら自分の不甲斐なさを思う。 明覚で再び休憩後、帰りの列車も容赦なく飛ばす(そう感じているのは僕だけかも)。ローテでは引かずにすぐ後ろに回ったが、ツキイチでもキツイ。清澄坂と早俣橋の上りはヤバかった。田中の交差点の先で切れた。いずれもアサダさんのうしろ。 這う這うの体でデポ地に戻ってきた。 今シーズンの著しいレベル低下を痛感。たとえランをきっちりやっててもこれじゃダメだな。 去年の大田原は散々なタイムだったが、まだあの頃のほうがバランス的には遥かにマシだなと思う。 慈朗さんの「これからランやります」のセリフに、じゃ僕も、って気には全くなれず、ようやるな~と思いつつ帰る。 2016/3/13 [古河はなももマラソン応援記] 今日は古河はなももに限らず色んなところで知り合いがレースに出ている。名古屋女子、横浜、久喜ハーフ。 起床は5:30、おにぎりとおいなりを作成し6:15出発。昨日覚えた中央環状線に五反田から乗る。クネクネしていてトンネルというより地下道。道が綺麗なので乗り心地がいいのは○。 蓮田SAでトイレストップ後、久喜ICから下道をしばらく走り古河まで。7:50頃に着いてしまい、スタートの10時まで2時間以上ある。もうすこしゆっくり出でもよかった。受付してクルマに戻り、9:15まで待機。 はなももの欠点はトイレが少ないこと(幸い女性は被害が少ない)。1万人以上規模の大会に相応しい量の簡易トイレが用意されていない。また、10kmの部スタートがフルの後なのでスタート直前でトイレが空くことも期待薄。スタートまでやることはトイレ並び一択となるであろう。 スタートブロックは細かく16に分けられており、ギリギリに行くと入れないという問題がないのは○。サブ3でもCブロックである。Aは登録として、Bって何だろう?そんなにサブ3が居るとも思えないんだが。 東京のときのように捨ててもいいウェアを着てスタートブロックへ並んだが、同伴がすぐ横にスタンバイできるのでその心配はなかった。 10:00 a.m. フルの部スタート。 はなもものコースは割と複雑で、木の枝のような形をしておりほとんどが往復で通る。4回通る交差点が一か所あり、つまり四方へ行っては折り返しを繰り返す。まずは10㎞地点へ行き、まだ先頭が来ないうちにこの枝のコースの外側へ出る。参加者が多いのでコースを途中で渡るのはほぼ不可能だ。 渡った交差点のコンビニ(ヤマザキ)では駐車場に観戦者向けの机といすが用意されている。まだ10時過ぎだがすでに腹が減っており(普段以上に朝飯を食ったはずだが)店頭販売のモツ煮を買う。売り手の手際の悪さなどから、採算ベースを考えておらず狙い目とみた。おでんトレイに景気よく盛られて300円、よく煮込まれて美味い。トップ選手が目の前を通過する特等席で堪能。いやーすみませんねー。 そろそろ知り合いが来るころかも、と思って沿道へ。しゅうさんと職場のヒガシさん、小金井トラのトリノミさんを見かける。しゅうさんかなりいいポジションにいるなあ、と驚いたが後半潰れたらしい。そして予定通りカントクが来た。ほぼキロ5で来ている。まずはスピードに乗れたようだ。 さて次の観戦ポイントはどこにしようか。ここで奇妙な問題が生じた。小道まで記された詳細な地図をプリントアウトして持ってきていたが、このコースには道路と同じくらい広い歩道が完備されており、コースを離れて次のポイントまで移動するのは何とも無意味な行為。選手と一緒にコース脇を進めばいいのである。 そんなわけでカントクの斜め後ろを追走する。厳密には微妙にルールに抵触する気がするので存在感を消し通りすがりの見学者を装う。 キロ表示を通過するたびにタイムを確認するが、キロ5を正確に刻んでいる。計算しやすいのでありがたいほどだ。 折り返しポイントまで付き添い、20km地点へショートカットする。 すでにトップは通り過ぎた後だった。先ほどよりさらに広い二車線道と呆れるほど広い歩道が用意されている。将来高速道路化する計画でもあるのか? 黒装束のクマさん発見。サブ3ペースのようだ。 ここはなだらかな丘陵地といった感じで、開放感のある眺めが魅力的。はなももはアップダウンがほとんどないと聞いていたが、2%はありそうな明らかな傾斜が数百m位続き、高低図からは想像しにくい。 20km地点もカントクはキロ5イーブンで通過し、順調のようだ。 この後道が細くなり歩道がなくなるであろうと予想し、コースを離れ先回りしたが、しっかり歩道は続いておりそんなことをする意味はなかった。 もう考えるのはやめてカントクの監視車両に徹する。 イーブンペースを貫いているカントクは次第に周囲を追い越す展開になる。ひたすら前を向き淡々と走る。極めて集中しているようでもあり何も考えてない風でもある。額に汗の塩がうっすら残っている。 28km付近、スライドしたトリノミさんに声をかけていた。鋭い観察力。何も考えてないわけではないらしい。 35kmで歩道が途切れるので追いかけられなくなり、スタート地点へと戻り、40km地点で待つ。最も展開の激しい5km区間を見られないのは不安だったが、予定通りカントクはやってきた。素晴らしい。「ここからギアチェンジ!」と他人事だから言えることを言って見送り、ゴール地点へ先回り。 ラストの2.2kmはキロ4分50で走れたらしい。いい追い上げだ。期待以上の大幅記録更新でフィニッシュ。 ネガティブスプリットだったし、これ以上きれいなレースもなかなかないんじゃないか。 カントクはフルマラソンを走るのが上手いなあと思う。 レースの疲労と寒さで動けなくなる前にとっとと車に引き上げ、屋台で買った山菜そばとから揚げを食べる。僕は全然運動してないのにむちゃくちゃ腹減った。 レース後会えたのはしゅうさんだけで、ちょっと心残りだが会場に戻る体力もないし会えるアテもないので帰路へ。久喜の立ち寄り湯へ寄っていく。 久喜ともう一箇所、羽生でもハーフマラソンがあったらしく、そのせいなのか温泉は恐ろしく混んでいた。露天が広くて驚いたが、源泉がしょっぱい系なのが今一つ。だっていつまでも汗流した気分になれないじゃん。 帰りの首都高は湾岸経由で帰ったが、中央環状外回りの五反田出口が無いことを知らず失敗。大井から大橋JCTまでは出口がない! 2016/3/14 [香ばし唐辛子オイル] 結局昨日は応援ツアーで疲れてしまい運動してないんだが、今日もなんだか疲れてやる気でないのでオフ。 今夜はカレー。食いすぎ注意。 一気にデブるカレーはレース前2週間は食ってはいけない指定食品である。東京と古河で禁止期間が重なったため、カレー禁断症状がでていた(特にカントク)。そんなわけで満を持してのカレー。 バリ辛とかいうそそるネーミングの割には辛くなかった。 追加アレンジとして5本の唐辛子をじわじわオイルで揚げ、カレーにかける。んー、千吉の赤カレーを再現したいのだがあの強烈な香ばしさには到底敵わない。ハンパなく唐辛子をどっさり使わなきゃダメなのか、それとも唐辛子の良し悪しが決め手だろうか。香ばしい+唐辛子オイルで検索すると、にんにくチップを香ばしくするほうが引っかかってしまう。そうじゃないんだ唐辛子の香ばしさが魅惑的なんだ。 2016/3/15 [ステッパーってどうよ] 昨夜のカレーで激太りの予感だったが、何とか許容範囲内に留めた。60.9kg。 スポセン。まずはガンガン上げていきたいスイム。入場者数19人とあったが、うそだろ。1コースに6人くらいいる。だが驚いたことに今日のメンツは、追いつくと譲ってくれる人たちばかりだった。お陰でずいぶん普通に泳げた。8人に増えたところでさすがに止めた。 トレッドミルの空き待ちにステッパーにのる。レベル15で12分。 これのコツが未だわからん。足の上げ方でステップの戻り具合が変わり、次に踏み出す高さが変化、つまり安定しないのでバランスをとりづらい。手すりに掴まってないと使うことができない。でも、手すり必須な階段上り動作っておかしいでしょ?よろける身体を手すりで受け止め続けなければならないのは、余計な力を常に使っているということである。 歩行階段を上り続けるエクササイズというものは欲しいなと思うんだが、このマシンは動作の気持ちよさを得られない。45度くらいの斜面を作れるトレッドミルが階段状になってくれるといいんだけど。 トレッドミルは13km/hから始め、少しずつ上げて最後の1kmは15km/hへ。 脹脛肉離れはもう大丈夫っぽい。再発しないように気を付けるだけ。 2016/3/16 [夢の島再開] TKD練@夢陸ひさびさ。 お題は1万m。4分20のM宮さんに合わせて走る。3000mまで高田さんがペースメイクしてくれた。誤差1秒以内。今週末レースのM宮さんは4000mで終わり、ソロへ。「そこからは気持ちいいペースで6000~8000」と言われた。8000m? ペースを気にしないで走ったら少しずつ上がったので、後半は意識して上げていく。だがキロ4分12辺りから、体感と実際のペースがきつい方に合わなくなってきた。心拍もやや高く、走りがあまりよくない気がする。路面はフラットなはずなのにふらつきが気になる。 4000+8000=12000m目標で走るが、右ふくらはぎにヤバいシグナルを感じたので1万プラス1000mで止める。 飛ばしたつもりだったが4分を切れてない。 違和感が気になりダウンもたった200mで止めた。一線を越えてしまったかと思ったが結果的には消えたみたい。 しかし右ザコ痛が結構厳しい。ザコ痛はすっかり右側になっちまった。 4:19 HR124 4:20 HR136 4:21 HR138 4:20 HR140 4:18 HR140 4:17 HR141 4:14 HR143 4:12 HR144 4:11 HR146 4:06 HR149 4:02 HR149 アップ含む HR131/152 733kcal あ、トータルで6000~8000って意味だったのか。 T邊さんと丸惣で飲んで帰る。T邊さんの月々のケータイ代300円台ってのが一番驚いた。全部込みで。 2年縛りって、2年過ぎれば解かれるんだとつい最近まで思ってた。1ヶ月間しか解かれないって理屈が判らん。こんな詐欺な契約がまかり通っていたことが信じられない。というか過去形じゃないが。 2016/3/19 [駒沢ペース走] 日中は暇なのに夜にシゴトが入ってしまい、二日続けて予定外のオフ。身体を休めた割に今朝は脚が重く、夢陸の疲労が抜けてないかのようだ。 朝から霧雨のような弱い雨が降っているが、走る頃は意外と降らないだろうと読んで駒沢へ。集まったのはコーチ含め6名。 キッチリ走れる気がしない。朝飯で腹が膨れてるし。ウェストベルトでむりくり腹を引っ込ませる。キロ4分20~15でK合さんとペース走。K合さんとのサシも、コース右側の黄色いラインを終始走るのも初めて。1700m付近の右下がりな路面傾斜が気になる。 力強く走らないと目標のペースに届かない感じ。感覚的にはキロ4分7くらいで飛ばしているのだが。それに見合うように心拍が普段より不思議と高い。手袋は結局脱がず、暑いわけでもないのに。 6周目の終わりで目黒区マラソンイベント参加者がぞろぞろと合流してきた。1.5kmの親子ラン部門の先頭が僕らのすぐ後ろに迫り、ペースがほぼ同じなので僕らはまるで白バイ先導のようだ。 9周目で急にへたばってきた。12周予定のK合さんに、余裕があればお供しようと思っていたが、太ももの筋肉が痺れてきて限界に近くなってきたので、指示通り10周で終了。このまま続けるとふくらはぎ肉離れを起こしそうな予感もあった。東京マラソンの後遺症が未だ残る。まあでも無事に走りきれたのでよしとしよう。 駒沢公園10周 9:22(P4:23) HR131 9:09(P4:17) HR142 9:06(P4:15) HR144 9:04(P4:14) HR145 9:06(P4:15) HR146 9:02(P4:13) HR147 9:04(P4:14) HR148 9:03(P4:14) HR149 9:03(P4:14) HR150 9:01(P4:13) HR151 total HR145/154 1252kcal 心拍が綺麗に直線的に上昇。続けていればまだまだ上がりそう。東京でもHR平均は143だったから、これは高すぎる。原因が今ひとつ読めない。前回の夢陸も高めだったが今日はそれ以上。 止まった途端に右ザコ痛が激痛になり、ダウンジョグを諦めた。 左ザコ痛で10年以上悩んできたが、それと全く同じ症状がある日を境に右に変わったのはつくづく不思議。左のほうはもう何ともないというのも不思議。 結構しっかり降ってきたので先に上がらせてもらった。 2016/3/20 [開花前お袖練] お袖練。昨日のペース走の筋肉痛が激しい。ふくらはぎはパンパンに張ってるしちょっと痛い。筋膜のずれくらいはありそう。 マンネリ化してイマイチやる気しないので新ルート探索を兼ねて東方向へ行く計画を立てる。走り出してみると意外と気持ちよくて昨日の疲れも感じない。 久留里線小櫃(おびつ)から県160を養老方面へ。ゆったりして走りやすい道だったが、方向感覚が悪くていつしか久留里のほうへ戻ってしまった。知らない道を走っているつもりが、よく通る道を逆方向に走っていることに気づき、狐につままれた気分。 探索はあきらめていつものルートを走る。結局10km程度余計に走っただけだった。 ベンチマークの温泉坂をカットする形になったが、お陰で打ちひしがれることもなく割と追い込めている。県88に入るとすぐカントクに追いついた。走る前はやる気出ないとぼやいていたが集中できているようだ。 県88-もみじロード-長狭街道のルートで周回練をやっている人が多く、頻繁にすれ違う。定番化しつつあるか。 ほとんどノンストップで走り、2時間半後にトイレに寄った時初めて給水をとった。予報程は気温が上がらずドンヨリ曇り空で薄ら寒いので喉も乾かない。 帰りは向かい風が多くなったが穏やかなのであまり気にならない。 前向きな気持ちで追い込めていたが、90kmを過ぎ県93のダンプ坂を上りはじめたタイミングで力が尽きてしまい、ヘロヘロ走りになる。ハンガーノックになりかけている。最後の平坦路は何とか集中して飛ばしたがハムストが攣りそうになった。そのくらい追い込めたということが嬉しい。 HR平均122bpmはさほど高くないが今年に入っての最高値。温泉坂回避のためか平均速度も速かった。 2016/3/21 [DHバー装着物練] 三連休三日目。カントクの強い意志により、今日もきちんとバイク練することが決まる。一人だったら絶対に日和ってたなー。 二日連続アクアラインを潜る気になれないので埼玉方面へ。物練に合流する。 7:30スタート。お袖練より朝が早いので寒い。 どこまで行けるか判らないがカントクをひっぱってスタート。仲間には放置で、とお願いする。 入間大橋までのCRの向かい風区間がきつかったか、カントクは物見山方面を断念。別れて集団を追いかける。 この事態を予想してDHバーをつけてきた。田中の交差点で集団に追いつく。久しぶりのDHポジションは快適だ。 けっこうまったりした走りで明覚まで。プチ休憩後横松郷を目指す。 横松郷のマイセオリー通りダンシングで行けるところまで行き、途中シッティングとなる場面ではギアをあえて一番軽くしてクルクルで上る。ダンシング時とはなるべく異なる筋肉を使うことにならないかと思って。昨日までの疲労で脚はかなり残ってない状態だが、それなりに追い込めた。案外タイムも悪くないかも、と思っていたが 横松郷 3km ↑200m (best lap=9:37) 11:16 HR146/152 普通以下だった。 2009年に作った9分台のベストって生涯更新できそうにない。 温泉坂経由でシロクマへ。カントクへのお土産も買いつつ、ここで結構のんびりする。 帰路もまったりペースで、途中までは追い風だったので楽ちん。 あまり練習になってないかも。 埼京線の踏切にカントク発見。ナイスタイミング、と思ってたら、帰り道が判らなくなってずっと待ってただって? すまんこってす。 今日もブリックランに行く慈朗さんを見送ってしまった。次こそジョギングシューズ持ってこよう。 2016/3/22 [クリック合戦(実際は放置)] 夜9時から7月の富士登山競争のエントリー開始のため自宅でスタンバる。 30秒間隔で再接続を自動的に繰り返す。5分くらいで画面が切り替わったのでキター!と思ったら初期画面に戻っただけ。10分後、二度目の画面切り替わり。今度こそキター!と思ったら、すでにログイン済みなのにログイン画面。何でだ? バグなのか思わせぶりなのか。 16分後にやっとホントのエントリー画面が出た! でも、富士山は2種目あるのにエントリーボタンは1個しか出てない。マジか!と思ったら、5合目コースが締め切られている。 山頂コースのほうじゃなくてよかった。 しかし、時間通りにきちんと行儀よく待ってたのに5合目はもうダメって、何だかな~? 三連休の疲れもあり、オフ。シゴトがちょっとだけ忙しくなった。 2016/3/23 [水曜ポイント練断念] 会社で手伝いシゴト。久しぶりにCGソフトを駆使してムービーを作る。やっぱこういう作業のほうがおもろくてええわ。 何としても6時半に終わらせて夢陸練に行ったる、と意気込んでいたが、昼に3時間の別の会議が入っていて作業ができないことをすっかり忘れとった。3時間の会議って…アホだろ。 会議を半分で抜けさせてもらったが、仕事は片付かなかった。夢陸を諦める。 2016/3/24 [ノンストップスイム] 昨日は結局オフったので今日こそラン。仕事をパパッと片づけてスポセンへ。 まずはプール。すでに入場者数40人以上で期待はできない、と思ったら意外と往復コースの一つが空いている、と言っても僕を含め4人、これを空いていると感じるようになってしまった。 ここのプールではケノビをしない。壁からほぼゼロスタートする。速く泳ぐことよりも、25mの間で少しでも長く負荷をかけることが大事だから。 700mくらいでたまたま人がスーッと居なくなり、二人だけになったのでチャンス!と思い距離を稼ごうとノンストップで飛ばす。すると、新たに人が入りづらいのか予想以上に二人だけの時間が続いた。隣は5、6人で回しているんだけど。奇跡に近い。 再び混んでくるまでに1500m泳げた。このプールでの最長距離更新。 続いてラン。スタートから14.1km/hで走り出すのは東京以来初めて。スピードには乗れたが、脹脛がパンパンに張ってヤバい感じ。少ししこりと痛みが出たので、30分一本で止めた。 しかしちょっと物足りず、終わりにする気にならない。 普段は混んでいる筋トレマシンがいくつか空いており、またスイムで冷えた影響からか汗もあまりかいてなかったので、初めて利用してみる。5,6種類ほど使ってみた。久しぶりのレッグエクステンション、昔は60kg以上を上げていたが、今日は50kgでもきつく、膝の痛みと連動するのであまり重くできない。昔は膝で悩まされることはなかったんだなあと思う。 2016/3/25 [NEWS Watch9] 昨日ランだったのと明日ラン予定なのでローラー。 ニュースオチはナイんです見ながら。なんだいみんな辞めちゃうのかい? 川やんが大阪に転勤という知らせ。そういう僕も異動の内示が出るとしたら今日だったが、出なかった。まだしばらく本社勤務か。 今日のローラーはスムーズに感じた。みっちり走れたと思う。右ふくらはぎしこりが消えない。 2016/3/26 [先週と同じ練] TKD練@駒沢。花見客で混むのを予想してスタートが1時間早まり8:30となった。 1周アップし、流しとも言えない流しをやってからスタート。 調子イマイチな気がしたが、無事スピードに乗れた。 今日はK合さん、M浦さん、H田さんの4人グループ。4分15ペースで10周+調子よければ1周プラス、とのお題。他の人はそれぞれ違う。 1周終えたところで、ポジションをローテしようと提案があった。先導が変わるので比較的ペースに変化が出た。H田さんが割と抑え目、M浦さんが最初飛ばし気味。 5,6周目あたりから想定外に苦しくなる。飛ばし過ぎて脚が終わってきた感じ。実際はさほど飛ばしてないんだが、下りでクッとスピードが上がったりする場面でついていくのに無理している。右ハムストが肉離れを起こしそうな、ヤバい感覚がある。 先週と同じ、9周目くらいから急にしんどくなった。プラス1周どうしようか迷ったけどとりあえず行ってみる。かなり限界状況。 駒沢公園 2.14km×11周 01 9:09(P4:16) HR132 02 9:01(P4:12) HR141 03 9:03(P4:14) HR142 04 8:55(P4:10) HR144 05 9:00(P4:12) HR144 06 9:02(P4:13) HR144 07 8:56(P4:10) HR146 08 9:02(P4:13) HR146 09 8:59(P4:12) HR148 10 8:58(P4:11) HR149 11 8:55(P4:10) HR150 total 1:39:00(P4:12) HR144/152 1340kcal まだやっぱり心拍が全体的に高い気がする。 やはり終わった後の右ザコ痛が激しいのだが無理してダウンジョグ。次第に少し慣れてきて2周走った。H田さんM浦さんと富士登山の話で盛り上がる。今年はTKDからの参加者が増えて益々楽しみになってきた。 2016/3/27 [ワイヤーぶっち切れた] 昨日のペース走は結構無理をしたらしく右ふくらはぎの痛みで歩行困難となる。右ザコ痛も半端ないが、腰をゴリゴリ指圧していたら少し治った。 これらがバイクで影響がないことを祈る。 お袖練。先週もトライした東方面の新しい道を探る。 小櫃駅から県160と県32で月崎駅を目指す。ゆるやかなアップダウンと広くて空いている道がDHポジションにはお誂え向きでいい感じ。 清澄養老ラインから県172で月出小学校(廃校?)をめざし、以前のマイコースに合流、西畑駅をかすめ、南下を続ける。 久しぶりに走る15%坂は相変わらずきつく、39-28でもダンシング。 県177に出ると北上し、途中の農道をつかって隣の県178へ入り北上。栗又の滝などの景勝地はまだ観光客はまばら。 清澄養老ライン(R465)に出ると君津方面へ。新しくできた道みたいで走りやすい。亀山湖を通過。 久留里街道のT字路にぶつかり県24のほうへ行く。ここも走りやすい道だ。 このまま行くと鴨川なので、房総スカイラインのほうへ曲がる。ここは有料道路なのか、有料だけど自転車も通れるのか、無料だけど自動車専用道なのかとか、いろいろわからなくて微妙に避けていたが、普通に通れた。あとで調べたら、2年前から無料化らしい。 今日通ってきたルートはトンネルが多い。25個くらい潜ったと思う。まあ問題はないけど。 旧自動車道らしい長い坂と向かい風が続き、この辺りで急に脚が終わってきた。まだ70kmしか走ってないんだが。 粟倉へ来て、このまま帰ると距離が足りないのでR465でファミマをめざすことにした。もみじを走る予定のカントクとスライドするかもしれない。脚が終わっているので省エネ走行で。追い風で楽に走れた。 トイレに行きたくなり、ファミマでカントクが休憩しているのを期待したが姿がないので、もみじロード途中のトイレを目指す。 いつの間にか日が射してすっかり暖かくなっている。トイレにはローディが数人たむろしていて半袖の人もいる。かなり厚着してきた自分が間抜けに見えてきた。スッキリしたところで折り返し、デポ地に向かってまっしぐら、と思ったらバキっと音がしてリアディレイラーのワイヤーがブラケット部でブチ切れてしまい、同時にペダルが動かなくなった。 ワイヤーが切れただけならリアトップのままで走れるのだが、ディレイラーの調整がわるくチェーンが外側へ落ちてしまうので全く走れなくなった。やばい。 ドライバーの代わりに5円玉を使ってディレイラー調整ネジを回そうとするも、うんともすんとも動かない。んー、これは本格的にヤバい。デポ地まで40km押して帰るわけにはいかない。カントクにクルマで迎えに来てもらう手は、あいにくまだ使えない。免許の試験は明日なのだ。 考えろ、何か策はある。今までも何とか乗り切ってきたじゃないか。 結局、切れたワイヤーを手で引っ張ってディレイラーのポジションを無理くり上げた状態でワイヤーをフレームにぐるぐると巻きつけ、何とかチェーン落ちを防ぐことに成功。 ここからはインナートップでデポ地まで。39-12は平地を巡行するにはちょうどいいギアだった。なるべく坂のないルートを選ぶ。九十九トンネル坂と小糸集落からアカデミアへの上り、それに高倉観音の上りで、3つの試練。いつワイヤーが緩むか気が気でなく、安心して追い込めないが、それなりに練習になったかも。 後で見たらフロントタイヤがスローパンクしており、いろいろとヤバかった。 大事なレースのタイミングを避けられてよかった。 2016/3/28 [プロテオグリカン] 今日中に鶏胸肉を300g食わなきゃならないのでまず弁当にしたら、存外に美味い。鶏肉のレパートリーがそんなにないので夕飯のハードルが上がったなー。そしてふと閃く。胸肉って脂身がないからそのぶん油をふんだんに使ってよいのでは? どばばばーと油を入れて焼く。 しみじみ美味いのができた。酢を使ったところも良かった。幸せ。 右ふくらはぎが完全に肉離れ痛になってしまい、痛くて困る。 最近、この肉離れの考え方を少し変えている。きっかけは先日観たドクターG再放送。ぎっくり腰の原因は筋膜のずれのケースが多い。ぎっくり腰は筋肉の炎症とは聞いていたが、なぜ何ともなかったのに突然激痛になるのか。具体的にどういうことか判らなかった。この先生お得意のエコーを使った手術が革命的だ。筋膜と筋肉の間に食塩水を注射し筋膜の緊張を解きほぐすことで、痛みが9割以上消えるらしい。筋膜には神経が多く分布しており、痛覚が過敏に反応する部分とのこと。 肉離れにも同様のことが言えることではないか。運動不足なオッサンが野球やフットサルで起こした肉離れとは違い、マラソン中の低い負荷の連続で筋肉が破断するとはとても思えない。実際、見たところも触診でも破断した様子は一切見られない。これはつまり、筋膜のずれなのではないか。その後無理を押して走り続けてもさほどダメージが残らないのも、筋膜が痛みに過剰反応しているに過ぎないからではないか。そしてむしろ走り続けたほうが予後が良さそうな気がするのも、筋膜のずれがその後のマッサージ効果で馴染んでくるためではないか。いわゆる筋膜リリースの一種なのでは。 今回のように、走っている最中に肉離れを起こさなくても、時間が経って痛くなるのはぎっくり腰に似ている。これを筋肉の破断が原因とすると説明がつかない。 筋膜のずれが原因で起こるのは他にもある。肩こりだ。これもやはり食塩水を注入して治すことができるようだ。 などと自分の発見みたいに書いてきたが、ふと思い立ってググってみると、普通にその通りのことが書いてあるではないか。なんだ。 肉離れ予防にプロテオグリカンというコラーゲン系サプリが効く、という怪しい情報を見つける。 宣伝文句を見る限りは、なぜそれが効くのか、筋が通っている。歳とともに潤いが無くなっているのは自覚しているが、それが肉離れに直接関わるという見方は今までしたことがなかった。騙されたつもりで買ってみたいのだが、まずは本当にその成分が入っているのかどうかすら怪しいんだよな。 2016/3/30 [UC-II] プロテオグリカンのサプリをいろいろ調べているうちに、UC-IIという商標で非変性II型コラーゲンというまた別のサプリにも行き当たる。両者は密接に関連がある。いずれも関節部に必要な成分だ。そういえば肉離れ予防のためだけでなく、ここんとこずっと膝痛に悩まされていたんだった。 プロテオグリカンは青森の弘前大学が、UC-IIはアメリカの大学が量産化に成功したらしい。両者ともわりと最近出始めたサプリで、ペプチドを経口摂取してもどうせ消化の段階で壊れて元の分子状態を保ってない、とか言われているグルコサミンとかコンドロイチンなどとはちと違うメカニズムらしい。 財布が痛まないレベルのものを買ってみる。 夜は大阪に転勤になる川やんの送別会、八重洲地下で井口さんも交え4人で飲む。3年以上東京暮らしだったがその間ロクにおもてなしもできなかった。そのうち姫路にも旅行で行ってみたい。 2016/3/31 [DHC] プロテオグリカンとUC-IIが両方入ったサプリがすでにDHCから出ていることを知る。なんだよ灯台元暗しだったな。 どうも今週はヤルキナシオ週のようであり、三日連続オフ。 ただ、右脹脛が完全に肉離れ痛になってしまったのでいずれにせよ走れなかった。早くプロテオグリカンが飲みたい。 今日こそウンドーしないと、とスポセンへ。 痛みは表面的には消えたので走ってみる。十分なストレッチをしてから、と思ったがタイミングよくトレッドミルが空いてしまったのでいきなり走り出す羽目に。 遅くも速くもない13.5km/hで。5分位で脹脛がビンビンに張ってきたが、一線を越えない限り我慢して続けることにする。鈍い痛みにもしだいに慣れてきて、30分終了。待ちがなかったので続けてみる。一瞬でも休んだのが効いたか、後半30分は楽になった。 肉離ればかりが気になっていたが、終わってみるとザコ痛が酷い。次第に歩くのも難儀するようになる。帰りの電車の中で腰を指圧。これやると暫く歩ける。 右ザコ痛と右脹脛肉離れは遠因がある気がする。 |
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