2006年7-9月
さらに遡る
2006/7/2 [レース日]
みやぎ国際トライアスロン七ヶ浜
2006/7/4 [体型と実力]
レース翌日も、お約束の二日後も、筋肉痛がまったく無い。レース後の補給が奏功したのだろうか。となれば、サービスエリアで食べた牛タンつくねと、ホルモン野菜定食のおかげだ。そんなわけがない。筋肉痛レベルの追い込みすらできなかったということ(泣)。

さて、またしても反省点の多いレースではあったが、エリート選手の勇姿を見て考えを新たにすることもできた。彼らは一般的に考えられているトライアスリートのイメージよりもはるかにスレンダーでスマートな体型をしている。以前から気づいていたことではあったが今回はその印象を強くした(アイアンマンでは逆にあまり見ない)。エリート選手の質が以前より高まってきたようにも見える。とにかく無駄と思える部分は無く、やたらと筋肉質でもない。誰が見ても理想の体型に思うのではないか。
彼らと自分との差は当然大きいが、単に体型という切り口からもその大いなる差が認められるということだ。近頃はバイク強化の重要性を考え減量を強く意識していなかったが、必要量の何十倍もの油脂燃料をいまだ身体にくくりつけているのは明白で、やはりどう見ても無駄だ。ショートのハイペースなランは特に体重に比例してタイムが決まるというから、2年前より3分も遅いという事実を深刻に考えなければなるまい。強くなりたいなら、理想の体型作りを目指すことは決して遠回りな考えではないだろう。まあ、彼らが理想的な体型を目指してそうなっているわけじゃないとは思うが。とにかく、この脇腹のプヨプヨ具合とか、しまりの無い脚などをみると、まだまだ向上の余地は山ほどあるということだ。

それに、趣味レベルの人間にとってみたら、強いことより理想体型を得るほうが価値が高いんでない?
2006/7/5 [元祖筋トレ]
腕立て伏せがつらい。
マシンジムに縁のなかった若い頃は、筋トレと言えば腕立てくらいしか発想がなかった。
100回続けて行うのを日課としていたが、どこで役に立っているのか不明でいつしか習慣がなくなり、近頃たまにやると50回が限界。まあ、やってないんだから回数が落ちるのは仕方ないとして、問題なのは、しんどい箇所が腕以外にもあるということだ。腰が沈まないように保っておく筋肉が辛い。自分の体重をズシリと感じ、腕立ての基本姿勢の維持に苦痛を覚える。いままでこんな感覚はなかったはずだ。結構情けない。
久々に鉄棒をやってみたら、体重を受け止めている腹の皮がキョーレツに痛く、前回りに支障を来たしたときの意外性と似ている。若い頃は、体重比以上に軽々として敏捷性があったなあとつくづく身に沁みる瞬間である。
これらは、体幹に属する筋肉が相当衰えている証拠ではないか。薄々感じていたことではあったが、考えないでいた。だが、スイムのフォーム維持や、バイクのペダリングなど、体幹筋の重要性は日に日に強く感じつつある。
今後は、その根幹をなす筋力に刺激を加える意味も含め、腕立て伏せを再び習慣化していこうと思う。ホントはジャングルジムとかで遊んでみたいんだけど、息子と一緒のオトーサンでも怪しまれるかな。
2006/7/6 [ガタがきた]
LSDのつもりでトレッドミル12km。らくちんペースだが、途中一瞬だけエンジンがノッキングするような、不整脈のような拍が3、4回発生した。年に2、3回くらいの希な頻度で自覚症状があるが、今回は集中して起きた。一体どうしたことだろう。
そのあとスイムで飛ばし気味に泳いでいると、息を思いっきり吸ったあとにやはり奇妙な動悸がたまに起こる。
いよいよ壊れてきたか?
2006/7/8 [3UP練 2回目]
物練早出班は3UP練に出稽古という予定である。
5月に参加したときは雨と寒さで辛い練習だった。今日は逆に、気温も上がって暑くなりそうだ。
自転車は先週のレースで使ったままで、ZIPPはもちろん、DHバーすら取ってない。いっそのことこのまま行くことを考える。3UP練の集合場所までの区間を、皆とは離れてソロ走り。集団走行にどこまで食い下がれるか、という興味があったのだが、今日は皆さんノンビリペースなので結局最後まで難なく着いていけてしまった(平均心拍109bpm)。
集合場所でDHバーを外し、今日も大盛況の3UP練開始。5kmコースを10周(51.3km)である。例によってSクラスレベルの練習会には場違いな参入者であるが、江國さんや山本さんがいてくれるからポンズの面目は保たれるでしょう。アップと思った1周目途中からなんだかいきなり速い。何とかなると思った平地でもついていくのがやっとだ。先頭はどういう感覚で走っているのだろう。また、走り出して気づいたが、相当暑い。ボトル1本ではかなり厳しいことが察せられた。
4周目辺りで既に限界走行。しんどすぎて、早く降参したい感じ。鬼門となる急坂で毎回164bpm程度まであがり、自転車でここまで上げたのは久しぶりだ。今日はよく追い込めている。この急坂さえクリアできればなんとか次につなげられる、という条件が限界近くまで追い込むことを可能にしている。下り区間ではZIPPに大いに助けられた。
だが6周目に入ったのぼりでとうとう尽きた。一端諦めるとホントにスピードが違うね。
以降10周を終えるまでずっと単独走だった。途中でボトルが空になって、脱水症状寸前だ。前半のオーバーペースは相当効いたみたいで、周回を重ねる毎にタイムがどんどん悪くなる。後でPolarを見ると、集団についた前半の最大心拍は非常に高いが、平均心拍は後半のほうがずっと高い。
5月の時は8周目の坂で千切れたが、意外なことに10周のタイムは今日とピッタリ変わらない。前回よりも集団速度が1km/hほど速いためだ。平均心拍は、ソロ走りが多く気温も高いせいか今日のほうが8bpmも高い。
Lap
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
Laptime 8:50 7:58 7:57 7:59 8:13 8:59 9:21 9:26 9:36 9:32
HR avg 123 145 143 147 146 147 151 151 150 149
平均/最大心拍 145/166bpm 平均/最大速度 35.0/63.6km/h ↑595m

このところ何をするにも不調続きに感じていたが、今日は少なくともそのボトルネックとなるものを感じることはなかった。さっさと千切れたのは悲しいが、まあ実力どおりって感じ。
再びDHバーを取り付けている間に、みんな帰ってしまった。いずれにせよ帰りもソロ走行の予定なので、最短ルートを選び無補給で帰る。ほんのり向かい風でスピードが出ず、早々とボトルの水は空になり、終盤はハンガーノックでヘロヘロになった(復路平均心拍127bpm)。実はこの後荒川CRをランするつもりだったけど、足元がもつれるほど疲れてとてもできましぇーん。

帰りがけ、浅草によってウエムラパーツの即売会に行ってみる。そもそもの予定はZIPPのディスクホイールを「衝動買い」することにあったが、あいにくと売ってなかった。最新の404ディープリムは自分の持っているものとはフォルムも表面処理もロゴも大きく変わり、全くの別製品という感じだ。とは言うものの同一銘柄をまた買うのもつまらないし、さりとて808の形状はちょっと躊躇われたので、代わりにロード用決戦ホイールを買うことにした。
実は周回練後の帰りがけ三上店長に、一部亀裂の入ったZIPPについて指摘を受けており、安全に集団練習するための参加規定に反する、とのことで、つまり今日は何が何でも新ホイールを買う運命にあったのだ。そのためのお金も昨日から財布にスタンバイしてあったし。
今まで我が家にカンパ製品は一つもなかったが、人様のカンパホイールの感触が気にいっていたのでユーラスを買うことにする。新デザインはフルクラム風カッティングが空気をかき乱しそうでちょっとアレだけど、全体的に気にいっていた。ところが、タイヤも一緒に買おうとしていたときにハッと気づいた。これはクリンチャーリムだ。危なく買うところだった。いまさらながら、チューブラ離れが出来ない自分に気づいた。
よく見ると、フルクラムもキシリウムも、チューブラは置いてない。世の中変わっちまったねえ。そんなわけで、チューブラオンリーのシマノのカーボンホイールを買うことにした。カーボンとは思えない値段なのです。
ウエムラさんはとても対応が丁寧で気にいった。顧客満足度も高いかもしれない。ただしレジに並ぶ長蛇の列だけは正直勘弁。買うまでに長いと30分くらいかかる。スタッフの一人と思って何気に話し掛けたおじさんは、実は社長だったらしい。
来週のJCRCはこれで行くぞ!
2006/7/10 [調子いい/悪いとは?]
いつものひもじい空腹感は影をひそめ、足取りも軽くカイシャを出る。肺気腫の疑いを晴らすべく、今日は気合いを入れてトレッドミルを15km/hで走ってみるか。
乗換駅ではいつの間にやらモーレツにだるく、最寄駅ではやっぱ直帰しようかなと思う。
葛藤と戦い、自宅行きのバスに乗ることだけは避けられた。スポクラでまずは糖分補給をしようと、自販機の前へ。じっくり選んで、ビフィズス菌を増やすとか言うトクホの高そうな奴をチョイス。一口飲んで、びっくりたまげた。正真正銘、フツーの水だ!
トレッドミルを快適に走る下準備として、エアロバイクでアップ。ターゲット心拍数135bpmで30分こぐ。いつもと同じ設定でやれば、その日の調子や脚力レベルが正確に判る。普段はペダル負荷200Wを下回ることはないのだが、今日はいきなり177W位まで落ちている。30分の運動量は318.9kcalという、4年くらい前の値が出た。落ち込むくらい酷い!
トレッドミルでは15km/hなんてスピードで走る気にもなれず、無難な14km/hでも7kmがいいところ。プラス500m余計に走って、頑張り度を示した。とにかく館内がクソ暑く疲労するのが早い。汗が滝のように出てくる。クールビズですかね?
プールはこのところ水温が高くてやってらんねー。真夏に向けて今後も益々上昇するだろう。スポーツクラブを自認するなら、もっと適温にしてくれ。のぼせて運動にならない
いつもの250mを計ると、3本続けて210秒。ここ最近は215秒も大変だったのに、いきなり5秒も短縮。絶好調ですわ!
調子いいのか悪いのか、さっぱり判りません。
2006/7/11 [市民病院体験]
異常を感じてからちょうど2ヶ月、やっと重い腰を上げ肺の検査のために地元の市民病院へ行く。
病院って、スゲー稼ぐ人が大半を占めるはずなのに、憂鬱になるほど建物等がくたびれているのは何故だろう??
実はオロロンに提出する健康診断書作成も兼ねている。今時オロロンは負荷心電図を必要とする。そのほかにも「通勤方法は徒歩○km×分、自転車○km×分、バス○km×分、自動車○km×分」とか、「過去のスポーツ経歴について、種目Aの練習回数(週あたりの日数)、継続年数、競技レベルは全国大会出場か都道府県大会か小規模大会か」とか、んもーどうでもいいのにメンドクサイことをウジャウジャと聞いてくる。こんなデータ何に使うんだ?
年に1回必ず撮るお馴染みの胸部X線も、オロロン規則では4月以降のみ有効、とやたら厳しく、秋にカイシャで撮ったものは代用不可。これはあんまりだ。
ただ今回はこのX線写真にまずは興味があった。撮影後すぐに見せてもらった写真は、素人目にも肺気腫などではないことは察せられ、一安心する。肺はどこも問題ないね、ということで、僕の「肺が苦しい」という訴えはさらりと流されて深刻に聞き入れてもらえない。深刻だったら嫌だけど。
ただしその原因は心臓にもあるかもしれない、ということで、負荷心電図の出番だ。規定の階段を上り下りする、有り体に言ってこれっぽっちも負荷になってない検査。実はこれがやっかいなのだ。
10年以上前にびわ湖アイアンマン用にとっていた時も「異常」と言われたことがあった。僕の場合安静時だろうと波形の一部(T波)が凸ではなく凹になるというのである。それがなぜ問題なのかイマイチ説明してくれない。多分聞いても判らないだろう。で、今回もやっぱりおんなじ波形になった。どうやらこの結果は正常の範囲外らしいのだが、それ即ち異常、とも言い切れないということで、さらに詳しく調べるため追加でエコー検査を行うことにした。
心臓が動く様を初めて見たが、そんな無理せんでもええよ、と言いたくなるくらいけなげに頑張っているように見える。弁なんか、そのうちもげちゃいそうだ。こんなんで、70とか80年も動き続けられるのか? 心臓ってエライなあ。
検査の結果、心臓の一部の壁(筋肉)がかなり分厚いらしく、それの何が問題なのかよく判らないがあまりよろしくないらしい。脚とか腕には全然筋肉がつかないくせに、心臓にばかり要らんもんこしらえていた。なにを的外れなことをやっとるんだ。
結局エコー検査でもグレー判定のまま。今すぐヤバイってことはないらしい、ということで、結論としては特に問題はなし。肺が苦しい、という問題解決には到底到らず、結局判らずじまい。最近は症状が和らいでいる方向なのでまあいっかぁ。

そういえば体重も量ったんだけど、同時に体脂肪率も測るタイプだった。その数値は16.5%。なぬー! 未だにそんなにあるですか!
X線写真を見て、もう一つ発見。背骨がS字にうねっている。かなり酷いよこれは!小学生の頃、威しのように保健室に貼ってあったポスターのアレと一緒だ。
一緒に見てくれた看護婦さんが、「でも、もっと曲がっている人一杯いますよ、こう、ぐんにゃりと。」と慰めてくれた。
慰めになるのか!?
追加検査が昼以降に組み込まれたため、食堂を体験してみることにした。病院の食堂と聞くと、減塩で味気ない、パサパサ、冷めている、ヨードのような妙な臭いがする、という印象で凝り固まっていたので、怖いもの見たさというか、単なるネタのつもりだった。イカフライ&豚肉ときのこの炒め物定食(400円)は、揚げたて作りたてで味もしっかりしており美味かった。いや、かなーり美味かった。
2006/7/12 [ドイツビール]
今年はプレミアムビールが流行っているらしい。あいにくと酒に関する味覚は乏しく、ビールについてもイマイチ判らないのである。
だが、去年初めてドイツに行ってお店で飲んだときには、マジでぞっこん気にいった。ビールは冷やしすぎないほうがいい、とはよく言うけど、やっとその真意が判った。ビールは、麦茶みたいに喉の渇きを癒すための飲み物ではなかったのだ。考えてみれば、クーラーの要らない涼しい(というか寒い)ドイツで、ビールを「風呂上りに飲むもの」ととらえていたら、あそこまでメジャーな存在にはなり得ない。
帰国後は「ビールに求めるもの」もまた元に戻ってしまったが。
地ビールならではの製法や鮮度、そしてその風土なども影響して、美味しく感じたのだろう。だから、輸入物ではその味を期待できまい、と思っていたのだが、たまたま成城石井で売っているのを見てふと買ってみたくなった。レースで大スポンサーだった銘柄のものをチョイス(ゴール後にタダで飲めたのに知らずに逃した)。
で、コップに注いでびっくりした。スゲーぞこの泡のきめ細かさは。最近は日本製でも結構泡の細かいビールが出ているけれど、ここまで徹底的なものは知らない。あまりに驚いたので、記念に撮影。カメラを探して戻ってくる間に泡が消えないかと思ったが、全く変化なし。味はまあ、多分に贔屓目に見ているので正しい評価を下せないけど、病み付きになりそうで怖い。
なぜなら330mlぽっちで400円以上するからだ。
2006/7/13 [じみほい]
決戦用のシマノカーボンホイールにタイヤをつけてみた。いつもはTIMEの赤に合わせて赤いEVO-CXを装着するんだけど、たまたま黒いタイヤしか手に入らなかった。
カーボン繊維は表面に見えず、放電マスター型のような仕上がりの艶消し墨色ホイールに黒いタイヤ、うーん、地味だ。全然速そうな感じがしない。やっぱ、赤いタイヤを意地でも探すべきだったかな。そんな下らないことに拘ってんじゃねーよ! ですか?
お約束のホイール重量実測値(5g単位)は、フロント565g、リア760gの合計1325gで、カタログ値1310gより重い。ちなみに、ホイールバランスをくっ付けた我がZIPP404は、フロント591g、リア735gの合計1326gでほぼ同じだ。高速ソロ巡航型レースではZIPP、ロードレースではシマノと使い分けることになるだろう。
まだ実際に乗ってないので走行感等は判りません(多分乗っても判らない)。
2006/7/14 [たまには映画でも]
もしかすると10年ぶりくらいだろうか。ちゃんと劇場で映画を見たのは。お台場の大きな映画館だったが、客は5人くらいしかいなくてびっくりした。ピクサーの作った「カーズ」。予想外なことに、登場人物(車物)はほとんどすべて実存するモデルが元になっており、クルマ好きのツボを見事に刺激されて堪らなく感動した。オープニングからもう感激して涙が出っぱなしだ。隣に誰もいなくて良かった。
寂れ果てたルート66が舞台だったりとか、アメリカ人以外のフツーの人には理解しにくい話かもしれない。多分、この映画の中にはアメリカンな車社会に関する山ほどのパロディがちりばめられていて、僕自身その半分も気づいてないに違いない。
ただやはりどうしてもクルマの目はライトだと認識してしまうため(映画ではフロントガラスになっている)ライトに目が行ってしまうもんだからその時々の表情をうっかり見過ごすことが多い。最後までこれは馴染めなかった。
1年分の量の感動を2時間で味わい、映画館を出てくるとそのギャップに落ち込む。映画を見るのがますます億劫になる。
2006/7/16 [レース日]
JCRC第5戦in群馬CSC Dクラス参戦レポート
2006/7/18 [サイトがパンク]
いつのまにか上限の5MBをオーバーしていたらしく、サイトのデータが壊れていたことに気づいた。
お越しいただいた方々、どーもスミマセン。古いデータをとりあえず削除する。しかし、一時凌ぎでしかない。近いうちに何とかせねば。

トレッドミルで1時間走るつもりだったが、暑さのため47分で断念。トレッドミルはローラー台同様熱がこもるので気温28℃は下らない。体重は2.5kg減り、水分不足でオーバーヒート。そのあとのプールもやる気が失せたが、一応行ってみたら調子良かった。水がそこそこ冷えてる。パフォーマンスと温度の関係は密接だね。

先週の表番組である実業団石川町のリザルトをぼんやり見ていたら、意外な人を発見。日本最速のエイジグルーパー濱野さんがBR2で出てる。しかも結構後ろ寄りな方。ロングでこの人に敵う人はプロ以外居ないというのに、ロードレースになると・・・・。それだけトライアスロンとロードって違うのかねー。
やはり二足のワラジは無理かねー。
2006/7/22 [雨の日もOKのホイール]
先週のレースで直前になって後輪の使用を取りやめた、シマノのカーボンホイール。実はワイヤーのテンションをちょちょいと調整しただけでOKだった。今日が事実上の本格初乗りとなる。物練に参加してインプレッション開始。8人が集まった。
走り出してすぐ感じた。なんだかとってもスム〜ズな気がする。乗り心地も良く、快適で文句の無いホイール。ま、タイヤは新品だし、 よく見ると僅かに追い風なので勘違いかもしれない。フリーの音は非常に静かで、うるさいZIPPとは対照的だ。今日は強力なメンツは修善寺の耐久レースに出ているため、終始穏やかなペースだった。限界でモガいての走りはまた今度。
例によって天気予報通りとは行かず、シトシト雨に降られる。ここんとこ自転車もウェアもシューズも泥だらけになってばかりだ。カーボンホイールのブレーキの効き具合を早くも検証する羽目になる。先週のレースで大体判ってはいたが、性能的に全く遜色ない、というよりむしろアルミより効いているかもしれない。雨がもっと本降りになるとまた違うかもしれないが。
過去3回ともイマイチな走りに終わった横松郷。印象の悪さを払いのけるべく、緊張感を持って走る。エコダンシング体勢(なんですかそれは)で殿岡さんに喰らいつこうとするが、徐々に離される。やはりこの坂は傾斜がややキツく、休みが入らないのが辛い。全力で行くには長いし、腰を据えて行くには短い。
ただ、後ろから誰かに引っ張られているような、ロスしている感じは無く(たまにそんなことってありませんかね?)自分の力を余すことなくスピードに転化できている感じなので、走りに納得が行く。途中でオーベストのW妻さんがどびゅーんと抜いて一気に殿岡さんの後ろにつけた。戦略ですか? 3番手のmorisuさんを最後で粘って捉えた。気温も低めで、今日はやはり調子いいかもだ。
先週のレースでもそうだったが、ある速度以下になるとどういうわけかPolarのセンサーが働かなくなる。ホイール専用のマグネットが小さすぎるのが原因だろうか。よってほとんどののぼり坂で0km/hになってしまい、今回の横松郷の平均速度が計測できず、客観的なデータが取れないのが残念。
あとでグラフから読み取ってみると、過去3回のデータと較べ1分前後速いみたいで、旧キシリウムより断然いい! という感触を得て、めでたい結果に終わって良かった(ホントかな?)。

帰りもスム〜ズな気がする。よく見ると、追い風に変わったようだが。
2006/7/23 [クランク長とパワーの関係]
先週のレースで脚力の揃った(とされる)人たちと一緒に走ってみて、つくづく自分に欠けてると感じたのが、瞬間最大パワーである。時折、ガツンとアタックをかける人の瞬間スピードに全く太刀打ちできない。じんわり追い上げて捕まえるしかない。最周回の上り坂でのアタックで早々と諦めの心境に到ったのは、仮に自分だけサラ脚だとしても喰らいつけない速度差をそこに認めたからだった。
以前から感じていたことでもあり、その解決策の筆頭としてはまあ、鍛えるしかないとして、167.5mmのクランクを使っていることが何か影響しているだろうか、とふと思った。なんでも道具のせいにするのは気が楽である。ごく一般的な170mmのクランクと較べ、1.5%短い。その分ペダリングには有利ということだが、どちらかと言えば回転系ではない僕にとっての、しかもダンシング時のパワーは単純に1.5%減少と見て良さそうな気がする。
よく、このプレミアムガソリンを入れるとパワーがン%上がります、とか何とか言っているが(まず実感出来ない)、さて1.5%のパワーアップってどの位なんだろう? キバって走る上り坂で例えば20km/hのスピードに対する1.5%分は0.3km/hで、その違いは10秒間でだいたい80cmの差が発生するということである。うーむ。こりゃ大したことないね。一瞬で差がつく理由には到底ならない。ってことで、この話おしまい。

夕方になって路面が乾いてきたので、DHバーをつけてツルペタな近所を新ホイールで走ってみる。風もほとんどなく、最高巡航速度を見るには適した条件だ。大体37km/h付近だろろうか。
このアベレージで、今年のIM五島をトップは最後まで走りきっている。信じられん。
最後に今日は、坂道ダッシュを2本やったとさ。
2006/7/25 [体重]
体重をグラフ化し始めた2003年から、なぜか7月は毎年体重が前月比でビューンと上がっている。ふつう、夏になるにつれて体重は自然と落ちるものなのに、この現象はどう見たらいいのだろう。
原因はさておき、4年目も同じ轍を踏んではならぬと、今月はちょっと体重を気にした生活をしている。いまのところ、今年の7月は前月を下回る記録を残しそうな気配であり、めでたくジンクス抹消を達成できそうだ。

朝練を少し始めている。うまく軌道に乗るかどうかテスト中だったが、特に弊害もないので続けようと思う。朝がチョー苦手な僕としては、朝練などというものは全く考えられない存在であったのだが、夜練ではどうしても不足するものがあり、それは自転車の練習であった。いままで自転車はほぼ週末オンリーだったが、それだけではやはり上達はほとんど見込めない、というか飽和状態に来ている感じだ。かといって、ウィークデイに乗るほど熱心ではないし、職場の都合もあって通勤ライドは無理。
つまりローラー台である。ローラー台の良いところは、ウェアや自転車などを準備しなくていいことである。朝起きたら、寝ぼけ眼でローラー台に乗り、そのまま回すだけである。朝はいずれにせよシャワーを浴びているし、つまりいつもより早く起きる分、そのまま練習時間となるのだ。8時に起きるところを7時半にすることでみっちり30分の練習になるのだ。これが外を走るとなると、30分の練習のために準備やら何やらで30分余計に 必要であるばかりか、玄関をでてすぐに効果的な練習が可能とは限らない。
2006/7/27 [そういえば]
そういえば昨日は職場の呑み会で子供並にイジけまくっているクソ野郎を時折宥めつつ吟醸酒をがぶ飲み(当社比)したためかな〜り泥酔状態で↑の日記を書いた。到ってシラフのつもりだったが、朝練は7時半から、などとチョー生ぬるい事実をうかつにも正直に書いちまった。「それが朝練?」と多数突っ込みが入ったと思われる。
で、呑み会ですっかり食いすぎたため、折角体重が落ちたと思っていたのに元の木阿弥状態。
明日こそ朝練やろう。目標7時から。現実は多分7時半から。

そういえば、巷の情報誌によれば、相模大野のちばサイクルの店長千葉氏も「ローラー台は重いギアでゆっくり回す」派らしい。同じ意見の人がいて嬉しいよ。この人の練習法が僕の朝練のヒントにもなった。
十数年前、カイシャに就職した年にこの店で僕の先代のバイクKestrelを買ったというつながりがある。今はローラー台専用マシンだ。千葉氏といえば、昔まだ島全体をコースとしていた頃のトライアスロン伊豆大島で見かけた姿が印象深い。ゴール後、名物の明日葉天ぷらうどんに舌鼓を打っていたとき、ゴール地点からひときわ騒がしい声がした。走り終えてそのまま大の字にぶっ倒れ絶叫した選手が千葉氏だった。
そのときたまたま調子が悪かっただけなのかもしれないが、2,3年後気づいてみたら既に全く敵わないほどのレベルになっていた。いまだそれは変わらず、今年の五島でも年代別1位となっている。

そういえば、昔の伊豆大島のバイクコースは実に楽しかったし色んなことを教えてくれた。スイムで上がった息が全く収まらないアップダウンの連続、中盤で300m以上の上りあり、その後は命をかけた下りありで、1周を終えて元町に帰ってくると、一冒険して無事帰還した、という達成感に満たされたものだ。必ず2,3人は骨かフレームを折る怪我を負い、サバイバル感溢れるレースであった。
日本じゃあんなレースはもう二度とないだろう。
2006/7/28 [ジョギングコース新規作成]
結局起きたのは8時だった(泣)。

随分昔に設定した近所のランコース8kmは、信号付きの交差点が増えてスムーズに走れなくなったので、新規に設定しなおすことにした。 実際に走ってコースを考えるのではなく、地図を3DCADに下絵として取り込み、コースをラインで描いてやれば、走行距離が瞬時に判るというスグレモノ。色々線を引きなおして吟味し、信号ストップを回避しつつ同じ道は通らず一筆書きで快適に走れるコースを考えた。10kmと15kmバージョンが出来たので、早速夕方15kmコースを走ってみる。地図にはあった道路が一部封鎖されていて通れず、15kmに満たない14.4kmとなってしまった。現地調査も必要だ。
いつの間にやら、風情のある公園が3つばかり出来上がっており、Mappleからではわからないジョギングスポットが幾つかあることも発見した。温泉、大学、ウェディング会場も出来ている。このあたりはまだまだ発展途上で、今はまだ無い信号機も近いうちに追加されるに違いない。
2006/7/29 [物練・山巡り]
お山を淡々速めに攻めようというコンセプト。が、実際僕にとっては「淡々」などという表現とは程遠かった。
集まったのはスタート時で11人? メンツ的にはかなり濃い目だ。走り出しからすでに速く、久しぶりの大浜さんと色々話をしようと思っていたのがそれどころじゃない。何か今日はストイックな予感。二組に分かれ、速めで回していく。追い風効果が多分にあると思うが、WH7801Cのスムーズな走行感に満足。高速巡航も以前より楽な感じで、エアロ効果も結構高そうだ。今日も決戦ホイールをはいてきてしまったが、上りでの遅れをできるだけ最小に留めるために、貧脚者として相応しい選択だったと思う。
プロローグの清澄坂(↑50m)では、ホイール効果もむなしく既に大タレ。大した距離でもないのに、毎回この坂はとても苦手に感じる。この僅かな間に全く視界から消えるほど先頭から離されてしまうのはどういうわけだろう? 亀井ローソンでまちぶせ?していた島田さんが合流し濃度アップ。高強度な予習を既に済まされてきたのか、トレードマークの白パンツは汗で半透明になってセクシー。そういえば今日は暑いですね。
1stステージ横松郷(↑200m)は本日が5度目にしてやっとタイムを計った。11分28秒で、推定10分45秒の前回よりハッキリ遅い。若干抑え気味なのと、暑さが加わった今日ならそんなもんか。まだサラ脚に近いはずでもあり、もう少しミラクル効果を期待したのだが。昨晩のLSDランの疲れが残っている気もする。
ここで数人が離脱して、濃厚比率さらにUP。2ndステージは七重峠。館川ダム方向を途中で右折する、初めて走るルート。急勾配の連続で、押しが入るかと思った。またしてもPolarのスピードセンサーが働かず、平均勾配などは不明。今年1,2を争うしんどい上りだったことは間違いない(↑540m)。下ハン持っての超前傾ダンシングを多用する。
いったん下って、白石車庫で水を浴び給水。かなり暑さが堪えている。定峰峠まで(↑250m)の3rdステージはノンビリペースの平和協定が結ばれていたが、普段はタイムを計っているので、失敬して先に行く。正真正銘淡々速めに。まあこんな雑魚は見逃してくれると思っていたのだが、中間地点くらいで後ろから気配が。振り向くと、なんだよほぼ全員来ているじゃないか! すうーっと追い越され、しばらくはしがみついてみたがビルドアップ走なのかどんどん辛くなってやがてブッチ切れた。17分2秒で、ベストからは1分半も遅く、ダメダメって感じ。既に七重峠で売り尽くしたようだ。
定峰で大浜さんと小湊さんが抜け、残る4人はいずれも強豪にしてヒルクライマー。迷惑をかけっぱなしなのは目に見えているが、お言葉に甘えて一緒させていただく(一緒なのは上り口までだけど)。秩父側に降りて丸山林道(↑570m)を上り返す4thステージ。コンビニ休憩を挟んだのでもう少しマトモに行けるかと思ったが、芯から破壊されていてダメみたい。マトモだとしても、大勢にはほとんど変化なしだけど。途中、下ってきた人がポンズジャージで見覚えありと思ったら山本さんで、すぐ引き返してきて隊に編入。「下にまだ居る?」「いえ、僕が最後です」「やばい、下りすぎた!」 なぬー、下りすぎな程離されているですか! この後は山本さんの引きでタレずに集中して走れ、頂上まで。いやー、しんどいけど助かりました。41分40秒。
両足ワナワナ。これにて本日の上りメニューはお仕舞い、と聞いていたのだが、下り切ったあとに見知らぬルートへ誘い込まれ、変速する間もなく突如激坂が立ちはだかる。なんじゃこりゃー、聞いてないよー。5thステージは「これが松村坂ダーッ!」と山本さんに教わる。ちょっとした丘かと思ったが、予想より長く、勘弁してくださいの気分(↑175m)。
以上全てのステージで、先頭から最大10分(たぶん?)は遅れるほぼビリケツポジション。マトモに競えるレベルがいつか来る可能性はあるだろうか?
ただ、一応自分のペースで上った割にはヘロヘロ度が高く、上りの耐性が落ちている感もある。一頃よりも坂を走ってないかもしれない。
その後の帰路も緩めず先頭交代でキッチリ飛ばし、そうとう疲労困憊していたので心拍数が上がらず、スタミナ切れでかなりしんどかった。疲労で真っ直ぐ走れないほど。途中の立体交差で山本さんが切れてしまい(メカトラ?)真剣に飛ばす3人に提言も出来ず、恩を仇で返す放置プレイで大変失礼しました。

夜は地元の花火大会。開始早々雨がズバーっと降ってきててんやわんやとなったが、新作花火を幾つか見られて満足。筒から打ち上がる瞬間も見えるくらい間近で見られるのが、同日開催の某有名大会とは明らかに違う点なのです。
2006/7/30 [流行りですか?]
都心で生活している姉貴が久しぶりに帰ってきて、意外なことを口走ったのでびっくりした。
来年の東京マラソン(10km)にエントリーしたというのだ。
僕とはことごとく性格の合わない姉貴は、今まで運動らしい運動は何一つしないが、病気らしい病気もしたことがなく、大酒飲みで、好き嫌いが強く、生活はいたって不規則。我が家に突如現れた火星人と思っていたが、驚いたことに最近皇居の周りなんぞを走り始めたらしい。ワシャシャシャシャ! 人間臭いではないか。
しかし、職場でも意外な人物がこぞって突然ランニングを始めたりと、なんだか知らんが最近流行りかね? どっかの女性誌か何かで、マラソンはカッコいいとか何とか書いてあるのか。ま、いいけんど、ちょっとその辺を走った程度で、自ら健康オタクと名乗り、あれこれウンチクを垂れるのは聞くに堪え難い。んでもって、決まってすぐ海外のレースがどうのと言い出す。近所のローカルなレースは、自分には相応しくないとでも思っているらしい。
そのくせ、携帯電話にストップウォッチ機能が無いと的外れな文句を垂れている。
ケータイ見ながらジョギングするのだけは止めてくれ。
2006/8/1 [今月の目標]
今月末のオロロンに向けて、最後の追い込み期である。で、一つ課題を設けることにした。ランニング歴18年にして(ただ長いだけ)、未だ為し得た事のない記録への挑戦。月間走行距離200km突破である。ぎゃはははは! 昨年やはり8月に走った僅か164kmが過去最高。マジです。
レースで42kmは走ることになるが、その後はまず走らないだろうから、それまでに160kmを走り終えることが必要。そのためには、通勤ランで効率よく距離を稼がねば。ということで早速、御徒町の芸術運動にてランニング用リュックを買ってきた。Patagoniaの、一部パラシュート素材で出来ている最軽量を謳ったモデル。
今日はとりあえずスポクラで抑え目の13.5km/hで走る。走っていてスピードを上げたい衝動に駆られる最高速度かもしれない。そうは言っても42kmを走り通すことは出来ないスピード。オロロンには十分でしょう。
初日から意気込みすぎて、ちょっと走りすぎの17km。肝心なのは、疲れを翌日に残さないようにして無理なく継続することなのに。
2006/8/3 [予感]
このところの冷夏に加え、17km走が抵抗力を下げてしまったのか、昨晩から風邪3割の予感。急遽大事を見て、今日も安静第一。この時期にこじらせたらいっぺんでパーだ。微熱と鼻水、喉のイガイガが少しずつある。週末はまたハードにやりたいのだが、治るだろうか。
2006/8/4 [DNS]
通勤帰宅ランの準備は完璧だったのだが、午後7時を回って急に微熱を感じ、トイレでは分身が熱くなってる。体温を測ってみると36.9℃。普段が35℃台なので、気のせいじゃなくヘン。
ついさっきまでは、全く異変が無いことを確認していたのに、何の前触れもなく狂い始めた。体の中を何かがくすぶっている。何だ???
2006/8/5 [ヘッドのガタ]
夏らしく暑くなってきた。湿度が低いのでそれでもまだ過ごしやすい。
VXRSのヘッドが3週間前から緩み始めていたが、めんどくさくって治してなかった。締め付けには専用工具が必要で、フレームを買った時に添付されていたらしいのだがどっかに行ってしまった。体調確認の意味も込めてFITTEまで走る。光化学スモッグ注意報が出ていたが、気にせず走れた。
荒川を迷いながら遡上して、1時間以上かけてFITTEに到着。ものの10秒で締め付け完了。工具をはめて手で回してお終い。マジかよ! 帰りは道を教わって、CRをひたすら走って帰る。向かい風がきつく気温もアレなので気持ちいいとは言えなかった。風邪は引っ込んでいる感じがする。3日間の贅沢な安静が効いたようだ。
2006/8/6 [出稽古饅頭ツアー]
昨年の佐渡大会で密かにライバル視していた人物、マサト氏(仮名)。佐渡では辛勝したものの、五島では今年も大敗を喫しており、ライバルと勝手に言ってはみたものの実におこがましい。
そのご本人から先日突然メールが届く。当アングラサイトの存在がバレてしまったらしい・・・。そんなこんなで、マサト氏改めMONさんから、所属するVikingEastの練習会にお招き頂いた。思いがけない展開であります。Vikingといえば泣く子も黙るエリートトライアスリート軍団。錚々たるメンバーが名を連ねている。そして今日のお題は、饅頭を220km走って食べに行こうツアー。過去に220kmという距離を一日で走ったことがあるのは終始特殊な集団走行でのひたちなかエンデューロだけ。果たして饅頭に無事ありつけるか? 大いなる不安と期待が渦巻く中、慎重に体調管理してこの日に挑む。
秋ヶ瀬に集まったのは僕を含めて5人。皆さんウィングのようなブルホンバーを装着した前乗りTTバイクである。しかも奇遇なことに3名がCerberoP3カーボン。濃いいっす。
いつもの走りなれた荒川CRも、メンバーが違うと景色も違うね。スタート早々スピードアップ。これから220kmも走るとは思えないペース配分に不安になるが、女性も一人混じっているのでいきなり弱音を吐くわけにはいかないでしょう。
が、実はそのマミコさん、後に知ったプロフィールはというと例の佐渡国際Bで選手権女子面目丸つぶれのぶっちぎり優勝。5時間切るつもりだったので悔しいとのコメントにたまげたのが印象的だった人だ。僕とのバイクタイム差は誤差レベルであり、女性だからどうのと考えると判断を誤る。
浦島さんが余裕のパワーで強力に引く。そこを松本さんがさらにペースアップ、むおー〜速くないですかい。普段なら着き切れしそうなスピードだが、今日は僕にも強力添加剤DHバーがついているのであった。負けじと踏む。
松本さんと浦島さんのバトルでヒートアップし、一瞬マミコさんが着き切れ状態。彼女を引くつもりでペースダウン。おいらってダンディ、と思ったらマミコさん、遅い集団には居らんめーとダッシュして僕をパス。大東文化坂で浦島さんが軽く仕掛けても、いち早く反応。気迫が違います。
物見山で小休止後、松郷峠へ。頂上で浦島さんが所用のため引き返すことになり、CRでハデな擦過傷をこしらえていたマミコさんも大事を見てそれに倣う。長く険しい饅頭ツアーは3名となった。
落合の交差点を過ぎ、寄居方向へ。長瀞脇、皆野を越えて淡々速めで行く。途中、シートピラーの調子がイマイチという松本さんを放置プレー。基本的にはソロ走行で、バラけてもあまり気にしないみたいだ。僕はというと黙々とハイペースを維持するMONさんのケツにぶら下がり状態。ラクさせてもらってます。全工程の8割はドラフティングゾーン内走行だった。ロードなら当たり前だがトライアスロンの練習ではどうなんだろう? たまには引くべきかと思って前に出ても、常に先頭キープがMONさん流? ひょいとパスしていく。
道の駅龍勢でストップ。ヒルクライムで有名なあの龍勢ですかい? 随分遠くまで来たもんだぁな。ふと気づくとかなり暑さが堪えてきた。トイレの水道で頭から水を浴びる。反面、あまり水分を摂る気分にならないので飲みたいジュースが思いつかない。これは熱中症になりかけの証拠だ。やばいかもと思いつつ、飲みたくないんだから飲めやしない。2本のボトルには残した半分のジュースと半分の水。この後のハイライト、土坂峠に向けて明らかに油断していた。
いよいよ本格的な坂へと突入。いつもならここからが最大の試練となるのだが、トライアスロン走法では上りでがんばらない。はて、介護のキャッチフレーズのようであります。それすなわち怠けるということではありません。
MONさんのお尻を黙々と。心拍は130bpm以下で、うーん、ガンバラナイってのは気持ちええなー。こんな坂ならいつでもOK。ちょっと先行してみたりしてー。
などと余裕ぶっこいていたら、突然カラータイマーが点滅し始めた。なんだ、どうした?
急に傾斜がきつくなってきたと同時に、日陰も風もない峠道で熱中症が露呈し始めたようだ。そしてトドメは、左の視野に入ってきた見事にジグザグのつづら折れ。これを上るのかギョエ〜。工事用道路か何かを見間違えていたのだが、すっかり萎える。
既にお湯と化していた2本のボトルを慎重に使いながらも、程なくして空になり、ヘロヘロで頂上へ。群馬県に突入である。ふーっ。命拾いしたよ。
下りきったところで念願の自販機補給。見事におつり50円を取り忘れた!
神流湖を右手に眺めよく見ながら細やかにアップダウンする道をMONさんが飛ばす。常に気合を入れていないとすぐ引き離されるハイペースだ。土坂峠と同じくらいの心拍数を維持する。これぞトラ流。
やがて本日の目的地、長井屋製菓に到着。バイクラックもあり、サイクリスト客も多いのだろう。チームVEは相当な常連客のようで(こんな遠いところを常連にしているというのが末恐ろしい)、おばちゃんが色々ともてなしてくれた。頂いた初体験のスモモ(なのかな?)に驚く。もものうち、くらいに思っていたが、これは桃よりも断然美味くないですかい? 味、食べやすさ、食べごたえ、3拍子揃って僕は気にいりましたよ。
焼きたての饅頭も評判どおり美味かった。この暑い最中、頻繁に客がやってくる。人気のお店のようだ。
名残惜しくも午後1時すぎに帰路へ。日は容赦なく照り、疲労度も高まってきたが、脚は意外と元気だった。カーボンホイールが脚に優しいのかもしれない。西平のコンビニで休んでいると、「ライターホソヌマさんと同じジャージですね」と声をかけられる。ポンズも知名度が上がってきたかな?
物見山を避けるため、いつも物練で走る帰りのルートをしばしご案内。だが先導の責任感に駆られてちょいと飛ばしすぎ(反省)、一気に疲労噴出。ラスト20kmは低負荷でも激しい呼吸が一向に収まらず、異様なほど疲れ果てた。
午後5時過ぎに秋ヶ瀬帰着。皆様のお陰で、今年最長の距離と最大獲得標高を楽しく制覇できましたです。
2006/8/8 [月間目標下方修正]
月間200km目標は早くもかなり厳しくなってきた。久々のトレッドミルで少しでも距離を稼ぐつもりだったが、数分でまるで傾斜がついたような錯覚に陥るほどの息苦しさに包まれる。大分回復したと思ったロングライドの疲れがまだまだ抜けきれてないようだ。プールに行ってもやはりおんなじで、全く追い込む気がしないし試しに追い込んでみてもロクなタイムにならない。
2006/8/12 [日野合宿in野辺山]
日野夏合宿にお邪魔することになった。長野の野辺山高原を拠点とするチームSY-Nakスペシャライズドのペンションにお世話になる。4日間ほぼ貸切状態だ。
僕なんぞが泊まりに来てもええのですかい? と恐縮してしまうくらい、まあとにかく知れば知るほどすごいところである。オーナーの中込さんは、顔立ち・体形からしてトライアスリートの中込英夫氏とは兄弟と思っていたのだが、ググッてみたらどうも違うらしい(確証無し)。
お盆休み突入で渋滞の洗礼を受けつつ、どうにか10時ころにペンション着。折角早く来たんだし、と走りたくてうずうずしている先発隊4名が結成され宿をスタート。戸田監督すみません。
そういえばこの辺は、一昔前は職場のテニス部合宿で何度か来ていたところ。走り出してすぐ、かすかな匂いに付随した記憶がよみがえってきた。畑の肥料や草木の匂いとかじゃなくて、もっと漠然としたかすかに甘いような匂い。年月の経過をしみじみ覚える。
気温は穏やかだが太陽がカッと照りつける中、馬越峠(7km↑440m)を目指す。丘陵地を広く見渡せる眺めの良いルートだ。途中からペースを上げ、すでに前を行くダンホさんらを追うが、暑さで集中力が切れてあえなくスローダウン、初日から不真面目な上りだった。
ひたすら下り基調の中を快調にぶっとばしていたら、小海駅付近で急に空が真っ黒、突風が吹き始める。駅前の定食屋に間一髪逃げ込むと、ズバザバーッと降ってきた。影響で鉄道もどうやら止まったらしく、ノンビリ運転再開を待つ乗客たちとともに二時間ほど駅で暇をもてあます。このままじっとしているくらいなら走って濡れるほうを選ぶ、と耐え切れずに言い出した奴がいた。市毛さんを道連れにして二人で帰る。
国道だが野辺山までは上り450mと結構ある。側道はほとんど無くストレスが溜まるが、追い越していくトラックが案外理解を示してくれ、好意的に感じた。ひょっとしてこれは日野ロゴマークが大きく入ったジャージの恩恵だろうか、とふと考えた。僕も背中にRhinocerosなんてロゴが入ったジャージ着ている奴をもし見かけようものなら・・・ケッとか思うだけかな。
遠くで雷が鳴り、夏を忘れるほど寒く、当然びしょ濡れであるが、宿に着いたころにはすっかり晴れて、もう少し我慢すればよかったとは後の祭り。夏山の天気は展開が急で読みにくい。
後発隊は早々と雨に見舞われ、僕ら以上に走れなかったらしい。
日はまだあるのでそのままの格好でランに出かけた。ゆるやかな起伏のある農道をあちこち走って気持ちがいい。開放感のある眺めが続き、時間がゆっくり流れる。そんな穏やかさとは裏腹に、すでに脚運びがずしりと重いのが滅入る。ランは今月の目標を大きく下回っている。明日も走ろうと誓った。
2006/8/13 [ぐるっと赤岳]
昨日のアスリート向け夕食のお陰か、疲労の蓄積を一切感じず目を覚ますことができた。
合宿二日目は、ぐるっと赤岳左まわりコース。ハイライトは標高2127mの麦草峠だ。
Polar710iで心拍数をパーセント表示する方法を昨日ダンホさんに教わった。こんな便利な機能があったとはつゆ知らず3年も使ってきたなんて。そんなわけで楽しみが増えたぞ。ふむふむ、いまは60%ねー。で、60%って何拍なのだ? うむー。両方表示してほしい。
スタート早々ダンホさんがパンク。待たずに先に行ったほうがちょうどいいかも。ってなことで、アップダウンとコーナリングが連続する八ヶ岳高原ラインのグルーヴ感を楽しんでいると、暫らくして突然2両列車が過ぎっていった。追い上げてきたダンホさんと、SY-Nakの矢沢さんだ。うほ! 変調してノリがさらに上がった。これは追うしかあるまい。
ペンションの女性スタッフの一人という認識しかなかった矢沢さんであるが、ダンホさんを果敢に追う姿はまるでツバメを追いかけるトンボのように見えた(実際に見たことがある)。本職がMTBライダーゆえか下りも速く、きれいにコーナーへ突っ込んでいく。
ハイペースで結構きついよ! と感じ始めたころに長めの上りでダンホさんがプチアタック。ずっと追走してきたハンデもあって矢沢さんが初めて遅れる。すっかり引き離したように見えたが、少し速度を緩めるとすぐ追いついてきた。うむー、なかなかやるな。でもこの時点での認識はまだ甘かった。
茅野に近いセブンイレブンで長めの休憩後、いよいよ名物の麦草峠へ。1000m超の上り、距離にして20kmと聞いているので目安は大観山HC、1時間ちょいだろうと思って出発。序盤の緩斜面を矢沢さんの後ろで走っていたが、きつくなってきたところで先頭がペースアップし「休んだ後はツラい」と話していた矢沢さんが言葉どおり遅れ始めたのでパスして前を追う。だがその3分後には復活してスルスル前に出てきた。トップに立ち、ペースをさらに上げ始めたのだ。ダンホさんとスバルMさんが負けじと後を追い、僕はさっき食べた蕎麦と暑さにむせて遅れていく。矢沢さんの三味線ぶっこきをここでようやく思い知った。というか、僕の前知識がなさ過ぎたようなのだが。
前後に誰も見えず、4番手固定で黙々と上る。20分ほどして暑さにもようやく慣れ、腹もこなれてきたが、ここまでのタレで背後に2名が迫っていることに気づく。僕の場合怠けてくると踵が落ち爪先をこそぎ落とすようなペダリングになりがち。逆に爪先を突っ込むようにして積極的に行かねば!と思い直す。切り替えが上手くいき、昨日の馬越峠での反省もあり、その後40分はじっくり集中して走れた。「気持ち悪い」と珍しく途中放棄しているダンホさん以外は、先行者を再び捉えることはできず、追走者2名は無事振り切って頂上へ。余計かも、と最初は思った2本のボトルを見事に飲み干し、1時間をとうに過ぎてもゴールが見えないので最後は少しダレた。結局22.6kmで1117mの上りと、大観山より若干長く、1時間21分を要した。
後で聞いたところに拠れば、最後の平坦でスバルMさんが矢沢さんを振り切り辛くも着ったらしい。
反対側に下った後、最後に400mの峠を上って本日は終了。全体的に集中して走れたのでとても満足だ。
さすがに124kmを走った後のランはちょっとしんどかった。道にはみ出して撒いている畑のスプリンクラーの水を一瞬浴びるのが心地よい。地図には載ってないのにバンジージャンプが出来そうなほど巨大な川上大橋を走る。その谷底に険しいラフロードが見えた。SY-Nakの練習コースに違いない、と羨ましく思った。

今日の献立もやはり栄養学的にベストなものばかり。鶏肉のサラダと石焼ビビンバは特に美味であった。これを、アテネオリンピック現役選手の中込ご夫人が作ってくれる。んまー。なんて貴重な体験でしょう。
2006/8/14 [峠4本一部激坂あり]
日野合宿は明日まで続くが、僕は今日で帰らなければならない。そんな事情もあって、朝6時半に自然に目覚めるとすぐランに出かけた。疲れは否めないが、三日間走り通す課題をクリア確実になったことが嬉しい。大抵は、考えただけで実行せずに終わってしまうものだ。
だが走り始めて20分、便意を催すという不測の事態に。慣れない朝練のためそういうシナリオを予測していなかった。周囲はその気になればどこでもOKな場所ばかりだが、自分に負けた気がしてフンぎれない。しかし8km地点あたりでとうとう、負けた。(教訓:朝練前に、トイレに行こう)

本日の自転車は信州峠周辺をあちこち登るショートコース。まずは信州峠(5.9km↑310m)、しばらくはスピード走行、中盤からダンホさんのスイッチが入り、オーナー中込さんが「さあ行きますよー!」と後続にハッパをかけるが誰も反応できず、結局中込さんが先頭に立ちダンホさんはキレ無くタレる。そういう僕は後ろで一定遅めで上るしかなかった。
峠を過ぎて塩川ダムまで600mほど一気に下り、ここからがちょい長めの上りだ。まずは増富ラジウム鉱泉沿いを矢沢さんをマークして上る(4.6km↑225m)。これはしんどい。あと1分だけならついていける、と何度も思いつつ18分で木賊峠への分岐路に。一瞬の息抜きの後、木賊峠でなく金山山荘方面(3.5km↑255m)へ。スタートで出遅れて矢沢さんに先行され、ダッシュして追いついたものの頂上手前でとうとう千切れた。心拍は88%前後をずっと示していたが、切れたとたんに80%におちた。頂上まであと少しと判っていれば、と悔やまれたが、つまりは自分に負けたって事。
しばらく下った後、清里方面へ抜ける林道へ。しばらく牽制ムードで集団走行が続いたが、だんだん我慢できなくなってきたか、誰が仕掛けるかでキャッキャッと盛り上がる。「アタックしちゃうぞー」とノリノリな矢沢さんと男連中。久しぶりに体感する青春の一場面!というより小学生のドッヂボールに混ざってきた先生だ。しかし、投げる玉に加減は一切ない。言葉どおり矢沢さんがアタックをかけ、「シャレになんねー」となきそうになってついていく小学生、じゃなかった、オヤジ達。スバルチームが男としての面目をかろうじて保ったが、僕は結局刺せずにまたしても後手に甘んじてしまった。SY-Nakクララさんもすぐ後ろに迫っている。
頂上でふとポケットにグリコのBCAA粉末があることに気づく。乳酸は出まくりグリコーゲンが枯渇したこういうときに飲むのだ。するとどうだろう、次なるステージ、15%超の激坂がしばらく続く最後の「トドメ坂」に入った頃にちょうど効いてきて、普段苦手なはずの激坂を幾分余裕をもって上っていける。これは驚きだった。あまりに調子いいので、頂上から引き返して加藤さん・横田さんペアの背中を押す出血大サービスまで。直接押してアシストするのは意外と難しいなあ、などと横田さんにペタッと張り付くようにして押していたら「あまり楽させないで!」とチェックが飛んできた。
走行距離は66kmと大したことは無いが、獲得標高は1995mで修善寺をグルグル走るよりも坂の割合が多かった。近頃坂の練習が不足気味だったので、この三日間はそれを補って余りあるいい練習となった。

個性的で楽しい日野の練習仲間、手強いスバル3人組、そして脚力と器量を併せ持つSY-Nakメンバー。後ろ髪を引かれる思いで帰らねばならず、残念だ。中央道はお盆渋滞で見事に詰まり、途中で高速を降りる。市毛さんの案内で、噂にはよく聞く大垂水峠が国道20号だってことをはじめて知った。こんな交通量の激しいところを練習コースにしているなんて、大変だなあ、谷垣さんが改革してくれないかなあ、などと思ったりもした。
2006/8/18 [涼しい走り方]
昨日のスポクラトレッドミルはやけにきつかった。たかだか10km走るだけなのに。鬼のように館内が暑かったためだろう。
よって、昨日と同じスピードなら暑さで限界が来るのは目に見えている。でも速度を落として走るのも嫌。そこで、「なるべく暑くならない走り方」をスタート直後から模索することにした。「脚への負担を抑えた走り方」とか「息が上がらない走り方」というのはよく考えるけど、「暑くならない」ってのは、どうすりゃいいんだべ? 昨日はかなりピッチ走法寄りで入ったが故に、体温上昇が激しかったのではないかと考えた。暑い日は普通、行動が鈍くなる。つまり、鈍い動作で走ることにしよう。ゆっくり目のピッチはもちろん、脚の移動範囲も最少に。腕ふりもコンパクト。駄目押しで、「暑くない」と自己暗示にかける。
それが効いたのか、単に今日は冷房が効いていたか、全く問題なく1時間(13.5km)走り通せた。
だがスイムはキツイ。この頃サボリ気味で腕が早々と干上がる上に、例年この時期は水温が高すぎ。でも来週はスポクラが休みなので泳ぎこみはしておきたい。
しんどいインターバル練はやめて、ひたすら長々泳ぐLSDに切り替えた。ただし、アイアンマンですら110bpm前後だから、多分このペースでは100bpmも切って、LSDにもなっていないかもしれない。
2006/8/19 [新コースの展開予想]
ツール・ド・おきなわの80kmの申し込みが早くも締め切られているのをみて、慌てて130kmにエントリーした。あぶねえあぶねえ。
例年、80kmってそんなに人気あったっけ? 「フンカワダムを2本なんてやってらんねー」と考えた120kmの常連者が一部80kmになだれこんだのではないか? との予想も出来る。

さて、新130kmの皮算用でもしてみっか。
市民120kmクラスのスタート地点を例年より10km移動し、コース最大の上りである普久川ダム上りの袂からとすることで、200kmと同様にダムを2回上ることになった。
例年120kmクラスは、チャンピョン200kmと市民200kmの間に割り入ってスタートしていたようだ。チャンピョンが長くバラけ、市民がスピードを上げた昨年は、その間に割り込んでスタートを切れず、市民200kmの切れ集団以降のスタートを余儀なくされ、制限時間が厳しくなってDNFも激増した。その反省を受けて、集団がまだバラけない上り手前でスタートを切れば混乱が起きないと考えたのだろう。

市民120kmクラスの選手にとって、フンカワダム級を2本というのは、エビフライ定食の海老が2本から3本に増えたくらいのインパクトだ。上昇指数が13.1から14.8(俺様用語。いずれも独自の算出値)へと格段に上がった新コースに走り甲斐を感じて、脚に自信のある人は好んで出てくるに違いない。反面「食べきれまへん」と尻込みする人もいるだろう。僕もその一人だが、もう申し込んでしまった。総じて全体のレベルが上がる気がする。

奥の短い上りとは異なり、標高差340mもあるとさすがに勢いで上りきれず、かなりバラけるはず。ヒルクライムとしては短く緩斜面だからパワーもある人じゃないと第1集団には着けないだろう。勝ちを狙いに行く人にとってはむしろ好都合か。イマドキの格差拡大社会を象徴するようなコースだ。フンカワダムからの下りは人口密度も減り、トップに追いつこうとしてかなり攻めの走りをするだろう。ここは過密集団でしか走ったことがないのでよく判らないが、ソロとどちらが速いだろうか。雨でないことを祈りたい。

そんなわけで序盤から脚へのダメージはガツンと来る。その後の集団も分裂気味で、従来のように中間地点まで一塊のハイスピード大集団で行くシナリオは考え難い。昨年の経験から見て、このクラスは集団が小さくなると途端にスピードも落ちる。となると後続の市民200kmにほとんど追いつかれてしまう図柄も見えてくる。市民130kmと200kmのトップ同士が混ざることがあってはならないはずだが。
市民130kmが早い段階でバラけると、市民80kmのスタートに影響を及ぼす。あちら立てればこちら立たず、だ。チャンピョン通過後にスタートするかもしれない。すると昨年のように、80kmの大集団が壁となって前に立ちはだかることになる。ただ、昨年と違って80kmのほうが活きがいいかも。

色々と新たな問題が浮上しそうな予感がする。
今回のような大変更をするよりも、市民120kmのスタート時刻をチャンピョンのトップ通過5分後などと正式に定め、それをチャンピョンの関門とすれば何の問題も無いように思えるのだが?? チャンピョンはそのくらい厳しくてアタリマエでしょう?
今まで80,120,200kmはそれぞれコース難易度のバランスが取れていたと思うが、今回でかなり崩れた感じだ。
市民130kmのみ、ダム頂上まで先導車をつけてローリングスタートとするのは、ツマンナイデスカ?

唯一、オクマビーチから自走でスタート位置にいけるのは助かるね。朝はゆっくり出来るだろう。
2006/8/20 [最後の追い込み練]
珍しく日曜に物練参加。オロロンへの最終調整のつもり。今日のメンツはJCRC的にS、S、A、A、B、飛んで一人D。何気にヤバ〜イ。ツールド信州帰りの方もおられるので、ほぐし走で、とか言っていたような気がするが、いつのまにか45km/hとかで走ってる。誰の仕業ですかね。交差点で止まると、モワーッと暑い。止まらないほうがマシかも。
なんと、先々週ご一緒したViking Eastご一行様に交差点で追いついた。今日は人数も多目みたいだ。マミコさんに一声かけ、追い越してしばらく行くと、いつのまにか浦島さんが混じってる。本人は上手く溶け込んだつもりかもしれませんが、ディスクホイールゴワゴワでチョー違和感ありすぎですよ。
仲間に戻る浦島さんと別れ、清澄方面へ。清澄坂では皆さん、アタックなしで淡々と上る。そこで着いていけない一人。こんなあっという間の坂で、いかんともしがたいのはどういうわけダーッ! 日野合宿で少しは力をつけたと思っていたが、まだまだ先は遠すぎる。
亀井ローソンの中で涼んだあと(何も買わない)、お山方面に行く盛永さんと大浜さんに同行する。横松郷は序盤に飛ばしすぎ、というか暑さで予想以上に後半失速した。11:02(best+0:17)とペース配分でミスッた割にはそこそこマシなタイム。
続いて定峰を目指す。例によってアプローチ区間の大浜さんの鬼引きで、大いに弱る。白石車庫トイレの水道をがぶ飲みして(エッ?飲んじゃマズかった?)定峰峠アタック。最初先行するが中間あたりで大浜さんに抜かれ、程なくして盛永さんに抜かれるという、横松郷と全く同じシナリオ。進歩が無さ過ぎ。ただ、横松郷よりは集中して走れた気がしていたが、結果は16:22(best+0:52)と、どうでもいいタイムしか出ない。
休み無く白石峠まで。輪行して帰るという反則技の盛永さんを羨ましく思いつつ別れ、帰路は大浜さんと灼熱の荒川をひた走る。途中、十数名の脚質ごちゃ混ぜツーリング集団と遭遇し、結果的に二人で機関車役を務める。ARAIあたりだろうか。一部あまり行儀がよろしくないようで。

「この後まだランが残っている」と大浜さんに大見得切っていたため、1mだろうと走らねばならないのだがムショーに腹が減ってフラフラ。月間200km達成のためには昨日同様15kmは走らないとマズいのだが、全くもってそんなパワーは残っておらず、8kmのジョグでお茶を濁した。それでも相当ヘロヘロのMAXスピードだったので勘弁してください。
2006/8/23 [目標と言えない目標]
久しぶりに、お仕事テンテコマイである。不幸中の幸いと言うべきか、オロロン出発前日(明日)が仕事の納期となった。
ただし忙しいといっても、冷静になって考えてみると就業時間はせいぜい1時間増し。僕の場合、長くは仕事をしない。出来ないと言うべきか。時間ではなく、密度を上げる。5倍くらい処理速度を上げる。普段が5倍怠けているとも言う。トランジッションではイメトレが重要なのと同様、次の作業工程をイメージしつつ今の作業をする。それが3層4層くらいになると、ワケ分からなくなってヤバイ。
ようやく明日の目処が立った。まあ年にニ三度のことだから出来たけど、毎日は無理だ。
月間200kmは残念だが諦めた。そもそもオロロン対策の意味合いが強かったので、こんな直前に追い込んでやったって逆効果だし、まあ致し方ない。
そんなわけで、オロロンの目標タイムを考えるのも忘れていた。
今回は、余裕を持って走ってみよう、というコンセプト。どんなにゆっくりを心がけて走ったところで、そこで温存した体力を使い切らずにゴールまで持ち越せるほどの余裕は無いだろう。どうしたって使い切ってしまうのなら、徹底して楽に行こうじゃないか、という試み。五島などでは決してそんな気になれないけれど、あまり目標らしい目標が思い浮かばないオロロンでなら案外ちょうどいい。
ランは五島より手強いと聞いているから、尚のことセーブを心がける必要がある。
それでいて結果的に11時間が切れるといいなあ。
2006/8/27 [レース日]
第20回日本海オロロンライントライアスロン国際大会
2006/8/29 [北海道の名産って]
この歳になって初めて訪れた北海道。だが、実は北海道の味覚を全く堪能してこなかった。唯一、カーボパーティで出た数の子を3本食っただけかな。留萌の特産らしい。ホテルではフツーの食事しか出てこないし、好みの味でもなかった。
そういえば、北海道の味覚って、なに? 蟹とかウニとかイクラとかは、あいにく好物ではない。シャケ、ジャガイモ、とうもろこし、バター。普段からよく食べているものですね。ラーメン。唯一これは食いそびれたかも。

とは言えそれで終わるのは余りに寂しいので、帰りに空港でそれっぽい弁当を買った。シャケといくらとかにの三色弁当。これがなかば予想通り、マズかった。
どれも食べ慣れた食材ばかりであって、美味くなけりゃ何の価値も無い。

今晩食べた北海道産の秋刀魚は美味かった。
2006/9/1 [オロロン6位の人]
スイムだけはダメージが無いのでスポクラで泳ぐ。昨日も今日もすこぶる調子いい。ただしその調子よさは必ずしもスピードに結びつかないのが残念だ。どこまで泳いでも疲れないスタミナを感じるので、珍しく今日は1500m一気に泳いでみた。23分10秒。学生の頃から見たら相当遅いが、最近では良い方だろう。

オロロンでのレースゴール後、休憩室にて隣で休んでいた総合6位の選手とは、翌日に渡って話が弾んだ。ラスト7km付近であっという間に抜いていった岩手のTさんは、マラソン持ちタイム2時間40分台という陸連登録ランナーであった。しかしそんな彼でさえも、このオロロンでは3時間33分というタイムだった。僕の3時間55分というタイムはそんなに悪くないかもしれない。
ランだけは年中無休、毎週末30km走をするなど、日々のランへの取り組みやその熱意は相当なものということがわかったが、対するバイクへの関心度はかなり低いものだった。自分の履いているディープリムホイールのメーカーが判らなかった。というかリムとかハブとかの用語が通じない。いろいろ突っ込んで訊いたら最後には「確かブリヂストン・・・ですよ」って答えた。ブリヂストン!?ディープリム作ってたかな? うーん。
でも彼のバイクタイムは僕と5分差。そこまで関心のないパートなのに互角のタイムを出している。彼は本当に強いな、と思った。
2006/9/2 [臭い]
まだリハビリ期間中なので、シロモトに乗る。昨日のスイムの時も感じたが、身体の中をまるで巨大なフライホイールがウィイイイーンと、オロロン以来ずっと回りっぱなしのような、ちょっとした負荷で勝手にひたすら動き続ける感じがする。良いのか悪いのか判らないがスピードはイマイチ鈍い。34km/hでペダリングしながら、DHポジションで寝そうになった。脳が飛びかけて、かなりヤバイ感覚に襲われる。
それにしても涼しくなったなあ。途中で寒くなって扇風機を止めたほどだ。自律神経がおかしくなっているのかもしれない。
終了後クールダウンでゆっくり回していたら、妙にクサいのに気づいた。久々に汗をかいて、身体中の毒素が汗腺から染み出たんだろうか。ヤダねーオッサン臭いのは。
と落ち込んでいたら、北海道土産のヌカホッケをあぶっている匂いだった。
2006/9/3 [オロロンレポート]
オロロンの模様を見事な写真で判りやすくレポートしているブログを見つけたのでご紹介。
http://tk.semerumamoru.com/blog/archives/2006/08/27235947.php

暑かったランの厳しさが思わず記憶から蘇る。プロカメラマンなのだろう。翌日1枚1200円で買った写真より断然いいなー。
このブログや北海道新聞に載っていた写真を見ると、後続は結構人数も多く集団化することが多かったようだ。スイムは2kmだけだから、あまりバラけず過密状態になる時間帯は確かにあるだろう。佐渡のように集団が先行者を喰いながら巨大化していくような事態は免れたようで助かった。そのパターンで追い越されるのが一番やる気を失う。そうそう、今まさに佐渡でレース中だ。この分だと暑くて大変だろう。

岩手のTさんに倣ってキロ7分以上でジョグ。メタボリッキーなその辺のオトーサンより遅い。それでも最後は結構脚に来て、さらに平衡感覚が少しヘンで妙にふらつく。まだロングの後遺症がべっとり残っているようだ。オロロンの翌週にコリアとか佐渡に出たとかいう人が居るのが信じられない。
2006/9/5 [高倍率]
巷の情報誌によれば、来年2月の東京マラソンの申込者は推定9万人にも上るらしい。倍率3倍である。これはもう、ハズれることを前提に計画を立てたほうがよい。まあ、毎年開催されるだろうから何度でもチャレンジすればいいし。
でも、サブスリーの目標は必ず同じ頃にどこかでトライしたい。4月のかすみがうらよりももっと早い段階でマラソンのピークを作りたい。というのも、来年の冬はバイクからしばらく遠ざかってでもランを集中的にレベルアップすべきと考えているからだ。4月をピークとすると、その後のアイアンマンまで猶予がないため、ランかバイクどちらかが中途半端になってしまうだろう。
とにかくランのベース作りさえ人並みに行えば、ロングで確実に20分は縮められるだろう。判っているのに実行しないというのは、愚か者だ。
2006/9/6 [小技]
ショートディスタンスレースに参加のみなさん、自転車を押して走りながら、そのままダイレクトに飛び乗ることは出来ますか?

僕には出来ない。以前練習を試みたことがあったが、いざやろうとするとおっかなくて踏ん切りがつけられず、飛び越えられない川みたいなもので、一度としてトライできていない。出来てしまえば、簡単なのかもしれないが。
ITUのレースを見ていると9割方その方法で乗っている。エイジクラスで実践している人はあまり見ない。
が、ショートで上を目指すなら、この飛び乗りは必須科目という気がする。
ただ、見るからにキムタマを強打しそうだし、それだけでなく、勢いあまってすっ転ぶんではないかという恐怖がある。事前にシューズをペダルに嵌めた状態ならなおさらだ。実際、プロでも中にはヘタな人もいて見るからに痛々しく危なっかしい。スマートにキメている人は案外少ないという印象だ。
ま、それが出来たとして、稼げるのはせいぜい5秒くらいですかね。
2006/9/8 [余波]
昨日こしらえたかのような筋肉痛が邪魔して調子よく泳げない。なぜだろう、三日前にたったの1000m流したのが筋肉痛を生むとはとても思えないし、その後何もしてないんだけど。
二日休んだ理由はランなどの筋肉疲労が取れないからだった。かなり抑えた強度だったのに強張るような筋肉痛になり、しかも治りが遅い。やはりプロテインなどを摂取しないといけないかなあ。ストックが無くなって以来すっかり飲まなくなってしまった。実は罰ゲームが終わってホッとしていたところ。納豆とか食っていたんじゃダメなのかな。
スイム後シャワー室の鏡に映るげっそりやつれた顔に驚く。見かけほどの疲労感はまるで無いのだが。
これもあれもひっくるめてロングの余波だろうか。いわきのレースを思うと焦ってしまうのだが、やはりもう少しスパっと休まないとダメかもしれん。物練もしばらくお預けかな。

おもんない日記。
2006/9/9 [プロテインざます]
↑というわけで、プロテイン買ってきた。明日の修善寺を思うと、いまさらだけど背に腹は代えられねーと思ったのだ。プロテインはヰ田を愛用(嫌用?)してきたが、始めて坐馬須を買ってみる。坐馬須製品はその昔補給食などを安いという理由でよく買っていたが、デリカシーの無い味というか、とに角マズくてレース中ウンザリしたイメージしか無く、近年ずっと遠ざかっていた。
が、新商品は巷で美味いと評判のようである。
牛乳に溶かして飲む。うまく溶け込んで、存在感が薄くなったのはいいね。それと、原料の素朴な味がする。何だか判らない奇妙なヰ田よりもいいかもしれない。
だが、決して美味くなんぞないよ。相変わらず嫌いな食べ物の3番目位に居る。罰ゲームはゆうに1年分はあるな。
2006/9/10 [レース日]
JCRC第6戦in日本CSC Zクラス参戦レポート
2006/9/13 [悲喜こもごも]
オロロンで下がった体重がリバウンドせずに維持できている。そのせいかランが調子いい。これで坐骨神経痛さえなければ気持ちよく走れるんだが。走り出しのしばらくは心拍数140bpm以下で14km/hを維持できる。少し前までは13km/hで走る基準心拍数だった。このままずっと14km/hを維持できれば、サブ3も夢ではなくなってくる。
対するスイムは、オロロン後のフライホイール効果が消え、ストロークが重くぎこちない。タイムもここ最近では最悪。全然水に乗れていない。ブランクが長かったわけでもないのに、何がいけないんだろう。
2006/9/15 [TPO]
最近カイシャでビーチサンダルを履いている奴が非常に多い。
おしゃれはTPOが大事だろう? 何でもかんでも流行りだから良いってもんじゃねー。逆に、何も考えてないんじゃないかという気がする。だらしなさ過ぎ。ペッタペッタ歩くな!

スポクラのプールがやけに便所臭いのである。
折り返し付近はとても臭くて息が出来ない。なので、折り返し前後5mは息を止め、普段はやらないクイックターンで回避した。
そうやって計った250mは全然遅い。クイックターン駄目じゃん?
2006/9/16 [かなりのお気に入り]
ランにiPodは欠かせない。8月から聴いているのは、珍しくコテコテアメリカンのジョナサ・ブルック(Jonatha Brooke)。カコイー。こんな曲が書けたらなあ。ジャンルはまたオルタナチブだ。はあ、そうですかってなもんで。CDを大人買い。
どんなつまらない生き様もドラマのように意味あるもの、と錯覚させてくれる曲。詩の内容は、どうだか知らないが。長く淡々と走りたいこの頃の練習にはぴったり。

ということで、今日仕入れた新しいアルバムを聴きながら、長くランをするつもりで走り始めたが、ザコッツィが痛くて気持ちよく走れない。終いには、庇ったせいで背中が攣って痛くなってくる。
川沿いの遊歩道でコケている自転車に遭遇。よく見たら子供を乗せたお母さんだった。起こすのを手伝おうとしたが、重くてビクともしないので焦る。大人二人がかりでやっと単車並みの重量の自転車を起こした。ハンドルに4、5個の買い物袋(推定50kg)と、カゴには巨大なリュック(推定25kg)。背中に幼児。これだけ重けりゃ、ちょっとした路面の起伏さえもクリアできず、立ちゴケは必至だ。
1週間分の買い物と言っていたけど、つまりは平日夜遅くまでやっているスーパーにも行けないほど忙しいのかな。子供の面倒も見られないってことか。この買出しにとーちゃんは付き合ってくれないのか。クルマも無しか。せめてタクシーくらい使ってもいいのでは。
イマドキ珍しい「頑張るかーちゃん」だねー。
2006/9/17 [MONO練白石峠1本]
折角の3連休だというのに、2,3日前からヤルキナシオ君が徘徊していて無駄に過ごしそうだ。物練で活を入れよう。
だがスパっと気持ちが切り替わらない。幸い今日はみんな穏やかな走りなのでちょうどよかった。
それにしても、一気に涼しくなったもんだ。アームウォーマーをカイシャに置き忘れて後悔。

初めて白石峠を定峰じゃない方から上る。こちらが正規ルートなのかな。一応計った。
27:40 HRave/max=149/160bpm 6.4km ↑520m (平均斜度8.1%)
ここまでは結構ノンビリ来たのでほぼサラ脚で、そのうえ気温も18℃程と涼しく、条件的にはかなりいい。途中までは岡部さんを目標に走れたし、このタイムはなかなか更新できないだろう。
帰路もホドホドのペースで回したので、余力を残して終えた。坐骨神経痛が酷くなってきたので気が向かないが計画どおりランもしてみた。秋が瀬公園の中をあちこち走り回る。そこら中で焼けた肉の匂いが漂う。
たぶんキロ5分20秒程度の、ロングでのペース。雨に降られなくてよかった。
2006/9/18 [クラス別皮算用]
先週のJCRCでの途中通過タイムが、各クラスではどのポジションに入れたか、というみみっちい検証をしてみよう。実はレース前から考えていたことだったので、SやAが8周に制限されたときは少々ガッカリした。
僕の場合、周毎に全力であり、その周で止めるつもりで走ったとしてもタイム短縮の余地はほとんどない。特に4周目くらいまでは間違いなく。なのでかなりリアリティのある比較と思われる。例外的にトップが自分よりも遅いFでは明らかにこのタイムより悪いだろう。
CLASS
F
E
D
C
B
A
S
LAP
3
4
5
6
8
TIME
28:36
38:37
48:54
59:02
1:19:52
PLACE
1
4
9
12
12
12
18
現級のDクラスや副級のCに出ていたら平凡な順位に沈んでいた。その割にBやAでもさしたる違いがなく、SでもかろうじてDNFは免れ10%ルールもクリア。
だが、Bでも1周目はたしか8分半くらいの想像を絶する速さで走っており、半周も行かないうちに即切れすることは火を見るより明らか。自己嫌悪に苛まれて途中で止めてしまうかもしれない。
そんなわけで、今のZで走るのが最も性に合っているという、予想通りの検証結果であった。おわり。
2006/9/19 [意外なプレゼント]
腹も減っているし、とっとと帰るかと思ったが、39歳初日の今日くらいは日和らずにウンドーせんと、と思い直す。 疲れを明日に残さないレベルで。

JCRCのZのポイントランキングで1位になっとるがな! たまげた。上位が修善寺に参加しなかったので繰り上がったみたいだ。
狙ったように本日発表され、まるでプレゼントを貰ったみたいで嬉しいな。
でもいつの間にか現級がCになっている。なんでだろ? 昇降級規定を読んでも、Zで強制昇級することはありえない。
2006/9/21 [台風接近中]
週末のレースに向けて、台風がいやらしく接近中。寄るなー! 来るなー! ただでさえ波の高いいわきの海で台風なんぞ来たら一発で中止だ。残るは、福島連合の強気のスイム審判長に期待。この程度ならダイジョブ、泳げる、と言って下さい。

今日のプールでは珍しく250mを4分サークルで8本。悲しいけど休みは平均10秒くらいだ。不思議なことに、本数を重ねるにつれタイムが上がっていった。調子は良くなってきたみたい。
なので、スイム中止になってもらっちゃ困るんである。
2006/9/24 [レース日]
第2回太平洋トライアスロンinいわき参戦レポート
2006/9/26 [いわき遠征]
先週は奈良さんに思いもかけずトライアスロンの嫌な側面をたっぷり見られてしまったが、まあ現実だから仕方ない。NIKKIでワールドワイドに伝われば少しは変化がおきないだろうかと願う。
いわきへは、他にもいくつか目的があった。同日に行われたいわき湯本での実業団クリテリウムレース観戦。奈良さんが出ることになっていたが、タイミングが悪く見られなかった。BR-3の予選とBR-1の決勝を見た。この中じゃピンとキリのレースってことになるのだが、BR-3で息絶え絶えな上原さん(仮名)を見ると、とてもじゃないが自分には無理だなーと思う(それには落車の影響が大きいのだが)。
実業団レースは初めて見たけど、次元を超えたプロの走りは感銘する。ペダルを踏む力が路面を伝って響いてくる。あんなふうに走れたらと憧れの気持ちが湧いてくる。いかなる可能性もありえない年齢に達してしまったことが今更ながら悔やまれる。
意外と知り合いが何人かいたので部外者の気分を味わうことなく楽しかった。それに、見知らぬ人でもジャージでどこの所属だか判るってのもいいね。トライアスロンはその点、240名もいるのにほとんど知った顔が居ないし、どこの誰だか察しようがなく、話のきっかけにもならない。前夜祭でも誰も話し掛けられる選手がいなくて残念だ。ロングになるとちょっと違ってくるんだけれど。

いわきのレースでは、TTバイクが殊のほか有利だっただろう。今のVXRSの仕様はかなりイマイチかもしれないと思った。致命的なのがハンドルの高さ、戦闘的なDHポジションとは程遠い。もっと下げたければ、折角のTIME謹製ステムを取り外しMTB用などを逆にしてつけるしかない。それと、ブルホーンバーにしなきゃ。突風だろうと前後ディープリムorディスクで。TT仕様とロード仕様の切り替えをVXRSで行うのはあまりに手間なので、KestrelをコテコテTTバイクとして復活させようかな?
でも、考えてみたらこういうドラフティング奨励コースは二度と出ないって決めたんだった。なのでこんなことで悩む必要も無いか。
2006/9/27 [人生初の一桁台]
先日のいわきでは、第2ランが6位だった。苦手なランの順位が総合順位を上回ったケースは過去に一度も無い、とはレポートにも書いたが、順位が一桁台というのも今回が初めてだった。
ということに気づいてちょっと自分でも驚いた。 いかに、ランでは壁を越えられていないかを物語る。
ドラフティングレース、という条件が前者の結果をもたらすことは考えられても、後者にはむしろ逆に作用するはず。ランはこのところ練習量は増えておらず、飛躍的なレベルアップはありえない。参加者上位のレベルが低かったと見るべきか。

風邪を引きそうな雰囲気なので練習を休む。去年、一昨年と同じパターンになってきた。いかん。
2006/9/28 [シーズンの疲れが出る季節]
東京駅でのトラブルにより朝から京葉線ダイヤが予想外の大ダメージ、まったく動きまへん。代替輸送も超混雑との異例の防災放送が街に流れた。人で埋め尽くされた駅前の写真がWebニュースに出ている。こんなとき、社会に必要ない人間は動かないほうが世のためになるので、堂々と(?)カイシャを休むことにする。
でも、信号機故障で電車が1mmも動かないってのは、なぜだろうといつも思う。目視で運転して何がいけないんだろう? 運転士だって、よっしゃ任せろっていつもより頑張っちゃうよきっと。そういう原始的な方法以外にも安全確認する手段はあるだろうに? というか、信号がないだけで動けないほどの脆弱性って、問題でない?

素晴らしい秋晴れで、この機会に練習しないで何をする、と言いたいところだが、昨日からヤバい感じで風邪風味。本格突入の危険を感じる。
2006/9/29 [理想的プラン]
毎年参加している浦安ハーフマラソン、来年の開催は2月4日で、東京マラソンの2週間前ということがわかった。フルの2週間前にハーフを走るというのは、僕にとってはこれ以上ないグッドタイミング。神からの授かりものに違いない。こうなると東京マラソンが外れるようなことがあってはマズイ。祈らねば。
とは言え、やはり外れた時のこともきちんと考えておくのがリスクマネージメント。うむ、用語の使い方を間違えている気もするがそれはさておき、東京マラソンと同じ日に開催のフルマラソンはどこかにあるかな
・・・・・・・・・・・・検索中・・・・・・・・・・・・ない・・・・か・・・・?
やはりこのビッグイベントにぶつけてくるような腹を据えた大会は無いか。

でも、この日に走りたくても走れないマラソン難民が6万5千人も溢れることになるのだから、案外狙い目なのではないかな。経済アナリストならその答えははじき出せるものなのかな?
ただ、ディズニーランドの客を当てこんだ浦安駅前商店街の目論見は見事に外れ、客はアーケードを素通りしていったんだっけな。20年前の話だけど。昨日の浦安駅の映像を見て懐かしく思い出してしまった。
2006/9/30 [長柄TT]
物練ではこの時期恒例のハードな某所周回が行われるらしい。非常に魅力的なのだが、おきなわのことを考えあえて参加を見合わせる。
この先のおきなわ130kmのレース展開予想はこの頃考えが変わってきた。初っ端の350mの上りで自分はまずトップ集団にはつけない。気力や根性で、最大出力の低さをカバーすることは出来ない。多数派となるであろう第2,3集団あたりのポジションでクリアできればまあ良し。多くの選手にとって、全力で行くこの最初の上りのダメージは大きく、その後はガツンとスピードアップできるほどの脚が残っていないはずだ(それができる人は第1集団につける)。つまり常識的なスピードで最後まで行くのではないかと思っている。いわゆるロードレース的瞬発力が生かされるところはあまりない。となれば、要となるのは地脚ではないか。数で有利の第2,3集団が少数(かどうか知らないが)の第1集団に追いつくというシナリオに僅かな期待を託そう。

そんなわけで、ミラクルな集団速度にかじりつき早々に千切れつつ走るより、最後まで気の緩めない一定ペースの追い込み練をしたほうがより実践に近いのではないかと考え、千葉方面を目指す。

かなり久しぶりの長柄練。実は、もう一つ目標があった。いつもの120kmコースのコースレコードは、去年の5月5日の4時間5分(Ave29.2km/h)から、ずっと更新できずにいた。何度か挑んだけど全然お話にならないくらい遅い。これでは、何のためにトレーニングをしているのか判らないので、今日は決着をつけたる。絶対勝つべし。風邪気味で4日間何もしてないので脚に疲れは全く無い。気温も暑からず寒からず、風もない。ホイールはシマノカーボン。考えられる限りのベストコンディション。言い訳する余地はどこにもない。

12時過ぎスタート。物練で早朝練に慣れた今日でも、ここでは相変わらずののんびりタイム。やはり房総は道もよくクルマも僅かで、走りに集中できる。すばらしい。
早速、チェーンがギシギシ言っているのが気になる。先週のいわきで相当な潮風を浴びたせいだろうか(ちゃんと整備しろョ)。だがその程度で抵抗になるわけでもなし。スタート直前に食ったさんま蒲焼鮨がややドヨーンと重い。ゲップが生臭い。キタナイネー。
風はほとんど無いはずなのに、平地で33km/hくらいしか出ない。なんで? ああDHバー欲しい。前回のベストタイムはDHバー有りの前後ZIPP。だがあえて今回はナシで挑む。そんなもんナシでも余裕で記録更新したいのだ。
平地は遅いが、上りで意外と疲れない気がする。速いところをさらに速めるより、ゆっくりな区間を少しでも短くしたほうが効率的。50kmほど走り、とりあえずベスト更新中であることを確認。そうでなくては。
養老TT本日の記録:time=46’53”(best+0’35” Ave=30.46km/h HRave=136bpm)
がーん。養老TTはベスト更新どころか35秒も遅いぞ。やはりDHバーナシは不利か。
しかも70km過ぎたころからめっきり疲れてきた。最近はスタミナがついたと思っていたが、全然昔と変わってないや。
徐々にヘロってきて、この崩れ具合は久しぶり。3時間以上をずっと追い込んで走る素地がまだまだ出来ていないことを思い知る。最後のプチ峠、秋元牧場坂(↑100m)で苦しむ。ここってちょうど源河と似たシチュエーションかも。標高差は足りないけれど。
4:00:24(Ave29.8km/h)で何とかギリギリ更新できた。誤差範囲という気もするが、面目は保たれた。前半50kmでタイムを稼ぎ、以降は去年のほうが速い。快勝ってわけじゃないな。
この120kmコース、小刻みなアップダウンと坂の量がおきなわに似ている。群馬CSCにも近い。しかし、群馬CSCを1周12分強で走りつづけるようなペース。やはり遅いと言わざるを得ない。
今度はDHバーをつけてさらに記録更新してやる〜。

VXRS+WH7801Carbon DHバーなし 道中摂取物 メダリスト500ml 豆乳 ゲータレード500ml コーラ400ml
2000 2001 2002 2003
2005 1 2 3
4 5 6
7 8 9
X Y Z
2006 1 2 3
4 5 6
7 8 9
backnumber












.