![]() 2010年4-6月 |
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2010/4/1 [4月の決意] 一昨日トレッドミル1時間走でこしらえた足指のマメが未だ歩くのも嫌なほど痛いので、シロモトで我慢する。バイクシューズも痛いんだけど。 IMジャパンの2ヶ月前という、年間を通しても大事な月のはずなのに、例年4月はどういうわけか練習時間に伸び悩む。だが今年はすでに2月3月と目標を大きく下回ってしまったため、そのジンクスはなんとしても破らねばなるまい。肝は、とにかく風邪を引かないことと、かすみがうらでダメージを作りすぎないこと。 目標は50時間オーバー。 猫とアヒルが力を合わせて新宿の幸せを〜、って毎回聴こえるんだけど。 まあしかし、あれだね、カワイイ先輩が差し入れを買ってきてくれても、変わらず魂抜けた顔してるこの新人君、最後にはオネムしてしまうんだが、これかなりリアルに描いている。CMなんだから愛想笑いくらいさせりゃいいのに、という発想はすでにオッサン世代の証である。 ここ2,3年ウチに入ってくる新人も大方こんな感じ。覇気がなく、存在感がなく、しゃべっている声は聞いたことがない(ウルサイのはオッサン世代)。控えめとかいうんじゃなくて、ドアで部長と鉢合せしても譲らず、電話は全然取らない。ただそれは図太いんではなく、本人に自覚がないだけである。 それをほったらかしている先輩にも問題ありなんだけどさ。 2010/4/2 [早速有給休暇] 強風につき、京葉線だけ全線ストップ。幸い仕事も空いているので休みにする。雨混じりのこんな使えない日に休みを取るのはもったいないが、せめてシロモトに乗ろう。と考えていたら、午後2時頃にはピタッと風が止んでいる。雨も上がったし、やろうと思えば何だってできそうであるが、結局シロモトしかやらなかった。 要するに、やるかやらないかは気持ちの問題ってことだな。情けないのう。 隣の机のボタンを押しちゃいましたので議員辞職します事件。これは、押したことがバレたのか、それとも自ら認めたのか、そのへんが報道ではよく分からないな。これまでもやっていたのではないか、との疑いがある以上、確実にバレるしくみにはなってないってことだろうか。 与野党共に周囲の反応は、前代未聞だとか、呆れたとか言ってるけど、隣人さえも信用しない職場の厳しいセキュリティ基準に慣らされた僕らに言わせれば、そんなのん気な反応でいいんですか?ってところ。国家の方針を決める重大な会議の投票ボタンを簡単に隣の人がひょいと押せるようになっているのは脆弱性としてありえないレベルなのでは。ただでさえ腹黒い連中がわんさか居るのに、性善説で成り立っているシステムはまずいでしょう? このオッサンの行為を「民主主義の崩壊だ」とか言った身内の人がいたけど、だったらその大事な投票を平気ですっぽかす奴はどうなんだ? 何をか言わんやという気分。ちゃんと仕事しろよ。 2010/4/3 [30km走] 穏やかな行楽日和。夕方30km走に出る。 休日のランは、昼飯がどよーんと腹に残っているし怠惰な生活でなまっているしで、いつも走り出しが重くて憂鬱だ。午前中にやればいいんだろうけど怠けちゃうんだよな。まったく・・・。 そんなわけで、アップに2kmを確保し、そこからキロ4分半以内を目指して走る。しかし、 10kmくらいまでどよーんと重くて、脚をどっこいしょと運んでやっと目標ペースを維持する感じ。 12kmでやっと憑き物が落ちた。腹がこなれたとも言う。汗で体重が減ったのもある。 川沿いはずらりと桜並木になっていて楽しめる。でもまだ満開じゃないのかなあ。それとも昨日の風で散ってしまったんだろうか。 15kmで軽やかになってきた。一番絶好調。この状態にすぐ持ってきたいのだが時間がかかりすぎる。 18kmで脚に買い物疲れのような重い感じが出てきた。快調だったのはわずか3kmかあ。 20km、向かい風だとちょっとキツイ感じだがスピード維持ができないほどではない。 22kmで脚が完全に重くなり、一所懸命運ばないとスピード維持が難しくなってきた。 25kmの向かい風でこれまでのペース維持が不可能になり、一気に脚にきた。 26km、もうダメ、止めたくなってきた。自販機に寄って水分補給しようか悩み、SAVASピットインで我慢する。 以降、少し復活してきた。補給ゼロだったのが少し効いたみたい。でもキロ4分40秒が精一杯。 30km、ラストスパートできない。 31.5km、倒れこむようにゴール。2:22:26でキロペース4分31秒。30kmは実質4分半ペース。 地足が全然できてないことを痛感した。これではかすみがうらで苦しむのが目に見えている。今後1週間での駆け込み練でどこまで上げられるか。サブスリーかなりヤバイ。 [2010新コース] IMジャパンのコース変更が発表された。概ねレースを盛り下げる方向にはなってないのでホッとした。 スイムは富江港に移動した。波や水温の面で難易度が下がって全体的に好タイムとなり、バラツキが小さくなるだろう。曲がり角が鈍角な多角形コースはコーナーの混雑は避けられるが、進み具合や方向が分かりづらく、常に外側へ弾き出され易いので僕は苦手かもしれない。相対的にスイムは不利になりそうだ。バスの停留所から近くなるので前日の下見や応援には都合がいい。 バイクコースは基本的にほぼ同じ道を走るが、区間が一部前後している。しんどい部分が若干前寄りにシフトしたのはメンタル的にも嬉しいかも。2周ルートの後の上りをヘロヘロ状態で迎えるのはかなり効いたからね。スペシャルエイドの位置が従来通りなら、受け取るタイミングがずれてプランに影響が出そうだ。ランコースとの交差が回避され、ランで止めさせられることがなくなった。 最も変わったのはランコースだろう。これまでの鬼岳外周路の雄大さはこの大会のシンボル的存在だったと思うので、内陸の地味目なルートを3周回というのはちょっと残念だ。アップダウンが減った印象だが、よく調べてみないと判らないな。佐渡の佐和田みたいに商店街が花道になるコースだったら良かったなあ。 フルで3周する大会は過去に経験がないが、1周14kmは日頃よく走る単位なので掴みやすいのかも。僕は基本的に周回コースは好きだ。同じ道を走ることで着々と積み上げていく感じがいい。それに選手の人口密度が増えて賑やかになる。最も辛い3周目を、1周目、2周目の人と一緒に走ることになる。意外とこれが似かよったペースになって励まされるんだよね。エリアが狭まって応援しやすいのもありがたい。 一昨年から言われ始めていたゴール地点変更(五島高校→福江港みなと公園)は雰囲気の変化に貢献するだろう。バイクフィニッシュも同じだからまずもって賑やかになるのは間違いない。出店などを作ってさらに盛り上げて欲しい。生ビールも飲みたいな。お堀に囲まれた五島高校は構造的にオープンでないところもネックだった。ただ高校生スタッフの暖かさは今度も期待したい。 2010/4/4 [里親になりました] 昨日はまさにお花見日和の穏やかで暖かい日だった。詳しく下調べせず今日も似たような日だと思って薄手のジャージをチョイスしたのが大間違い。物練7:30a.m.スタート時の気温は5℃しかなく(でも自宅を出たときは12℃もあったのだが)、どんよりした曇り空のせいか1時間が過ぎても変化が無い。あまりの寒さに一度は脱いだウィンドブレーカを東上線の踏切手前で再び着る。集団から切れないことより保温優先だ。 メンツは6名、脚が揃っていて(僕以外)コンパクトに進む。それでも、昨日のランの影響はあまり無いな、と思えるほど平地はそこそこ遜色なく走れていた。清澄坂の手前で一気に限界が来て、上りは全くダメダメなことに気づいた。亀ローで休憩し、のんびりアプローチして迎えた雀川林道の腑抜け具合は顕著で、不調だった昨年末を塗り替える史上最悪の14分13秒。上りの筋肉はランと共有する部分が多いなと改めて実感する。それとも平日のシロモト練の余波が少し残っているのかな。 復路も寒い寒いと凍えながら走った。心身ともにダメージをうけ、風邪引かなきゃいいけどな。 帰りがけ、かず☆さんの家へ寄っていく。4羽のインコが生まれたので、1羽譲ってもらうことになったのだ。推定第2子を頂いてきた。親離れさせたばかりなのに、落ち着いていて問題なくえさを食べてくれる。育ち・毛並みのよさは訳あって折り紙つきなのだ。子を探す親の鳴き声がちょっとかわいそうだった。ごめんよぉ。
2010/4/8 [何のつもりか?] 先日物錬で、トライアスロンレースも狙い始めた杉浦さんと話をしていた時のこと、最近のスイム練は辰巳で集中的にやって効率が上がっているという話のあとに「埼玉のこの辺りで50mプールはないんですか」と訊ねると、曖昧ながら無いとの返事だった。よく調べたのかなあ?と半信半疑だったのだが、今日改めて調べてみると、驚いたことに埼玉県全域において室内50mプールはひとっつも無いのである。埼玉県のスイ民度は極めて低いと言わざるを得まい。それにくらべると、京葉線沿いには50mプールをツインで有する国際水泳場が二ヶ所もあり、さらに内房線まで延長すると長浦にもあるから計3箇所、延べ数で50mプールは5個もある。ついでに言えば越中島に屋外50mもあり、京葉線沿線は50mプールのメッカである、ということが判明した。 どうでもいいことですか?? エアロバイク30分の後、トレッドミルで今日もサブスリーペース走。このスピードに随分慣れてきたか、速く感じない。でも疲れるときは必ず来るんだよな。 暫らくして隣に30過ぎ位の女性がきた。なんとこの人、走り出すと僅かな前後のスペースを行ったり来たりしている。僕が知る限りこのうざい走り方をする奴は過去にただ一人、最近はコンパネ部に掴まって走る某オヤジしかいなかったのだが、チミはその遺伝子を受け継いだのですか! 頼むからヤメレ。気が散って走れないじゃないか。そんなことしたって何一つトレーニングにならないばかりか、危険なだけである。負荷を上げ下げしたいのならプログラムを利用せよ。 ストレスが溜まるだけなので、予定を早めて30分で切り上げた。今はテーパリング時期だから練習量を半分に抑えてちょうどよかったかあ? 2010/4/10 [7時間エクササイズ] 物練スタート地とは荒川を挟んで反対側となる志木市に宿をとった。以前から温めていた案、週末物練合宿である。クルマで100km分往復する手間が1回分省けることで首都高+ガス代2300円が浮くほか、もちろん時間を有効利用できる。運転の疲労が無いことも多少は影響するだろう。 そんなわけで二日連続物練スタートぉ。 セブンでいつものオレンジジュースを買おうとしたら、直前で誰かが一つ取った跡がある、と思ったら、久しぶりに奈良さんに遭遇。今日は暑くなるというのに毛糸の耳あてを被ってた。防寒に対する考え方を見習うべきかも知れない。 本日のお題は久々の定峰-白石王道ルート。そして久々の120km越え。二班に分かれてまずは明覚駅を目指すが、後続班は結果的にかなり抑え目の走りとなったので、朝倉さんに「定峰TT用に脚貯めてるでしょ」と突っ込まれても否定できない。 落合交差点までもかなり抑えて走ったが、その丁字路で道を間違えたゲストの方を待ったために集団を追走する全力モードに切り替える。結構いい感じで走れている印象。市川さんにも追いついた。だが乳酸は溜まりきってしまったので白石車庫で30秒ほどモゴモゴした後(それが甘い!)じわじわと負荷をかけ、途中垂れないように定峰TT開始。だが一度は追いついた小湊さんにすぐ逃げられ、垂れないどころかオーバーペースでスピードは落ちていくばかり。終いに小湊さんは見えなくなってしまった。 定峰TT 15:27(best +1:00) ふうーん、もっとタレた印象があったので、まあまあなのかな。でも落合まではホントに抑え目で走ったので条件的にはベストタイムが出てもいいくらいなのだが。 帰りは市川さん小湊さんペアの走りがアツい。しんどくて着いていくのが嫌になった。 まだまだやるよ。ブリック練@彩湖。でもなんだかいつもの彩湖と印象が違うぞ、と思ったら、フル&ウルトラマラソン大会をやっていた。ローカルな大会のようで、エイドなどは手作り感が強いが、フル又は70kmを走るタフなレース。すでにスタートから6時間近く経過しており、午後からカーっと暑くなってきたこともあって、多くのランナーは疲れた顔を見せていた。彼らに混じって彩湖をキロ6分以上のノンビリペースで4周回。ここの1周は4637mって知ってました?奥さん。 負荷は全体を通してかなり低めだけど、占めて7時間のウンドーをやりました。疲れた〜。 2010/4/11 [志木合宿二日目] 宿を7時ちょうどに出発、自走で向かう楽しさを実感。 スタート地点まで10kmはないはずだが、それでも30分で辿り着けるんだろうかとの不安を抱えつつ、ひとけのない志木市内を気持ちよく走っていると、ラッキーなことに志村みさんを前方に発見。最短ルートで目的地へ向かうことができた(志村みさんのペースが何気に速くてしんどかった)。 二日目で脚がどよーんと重かったが、走り出して慣れてくると比較的好調。身体に風を感じつつ、そこそこのペースを刻めている。 だが清澄坂でトラブル発生。後方で少し遅れながら上っていると、数メートル前の志村ださんが前触れもなく突然道路中央側に転倒。何事か!と思いつつあまりに息が上がっていたので急にも止まれなかった。転倒した志村ださん、擦り傷程度で済んだようにも見えたが、妙に口数が少なくて顔色が悪い。手首の捻挫がかなり痛いのかなと思っていたが、実際は相当な重症で肘を骨折していた。原因は道に大きくはみ出していた固いツルにハンドルが引っかかったようだ。はみ出た草木は案外気にしてないことが多く、今後はもっと気をつけねばと思った。どうか早く治って下さい。 昨日も白石の下りで目の前の浅倉さんがバーストするし、僕は疫病神になっているかも。 亀ローで休憩後、先に失礼して一人帰路へ。三段坂では力の無さを痛感したが、平地では僅かな追い風に乗って最低35km/hを維持したペース走が充実した。志木に入る頃にはクタクタになってしまった。物見山往復だけだが志木スタートなので距離はそこそこ行った。 レイトチェックアウトの宿を選んでおいたので、12時前に戻ってシャワーを浴びる。さすがにブリック練はなし。 志木からクルマでの帰り道は、複雑な迷路に迷いこんでしまった感じ。こういうときは、欲張らず普段通りの道を使うべきだな。フレンド照会となるしまフレンドをハシゴした。なるしまはすっかりおしゃれな店になってしまったなあ。 ![]() かず☆さんとこの子供 ↓ かずの子 ↓ 数の子といえば、つぶつぶ ↓ ということで、つぶちゃんと命名。 ミレとは大違いで、大変お行儀のいい落ち着いた性格である。ホントに手がかからない。 抱っこが大好きで、人みたいに腹を横にして寝ることもあるのはちょっとびっくり。鳥とは思えん。頭を撫でてやると無茶苦茶気持ちよさそうにとろ〜んとしてしまう。 今日初めて飛んだ。あっという間に大人である。もう餌は自分で食べられる。抱っこもあと2,3日で忘れてしまうだろう。すこし寂しいオトーサンであった。 2010/4/16 [最終調整] 明後日のかすみがうらマラソンに向けて最後の走り。 昨日までちょっと微熱気味なので大事を見て休養にしていた。今日も微妙に風邪っぽいけどいいかげん休んでばかりでも身体に悪いだろう。というか本音はカロリーを消費して少しでも体重増加を阻止しようつうことでスポクラへ。 4月だというのに恐ろしく寒い日。明日は雪が降るかも知んないよ、との天気予報を見ながら、館内もスースーして寒々しい。おまけに12.5km/hという疲れを残さないスピードで走っているため、身体が冷え冷えでホントに寒気がしてきた。走りもギクシャクして今ひとつだ。終わったら慌ててシャワーを浴びて温まる。意味あったかなあ? 2010/4/17 [都内散歩] レース前日、一日家に篭っていると身体がナマってしまうので、用事を作って外出する。ロードバイクを物色中というかおりさんに付き合い、都内のショップを見て廻ることにした。 阿佐ヶ谷の友達商会で先週目をつけていた、2年落ちモデルのトレックマドン4.5WSD、展示価格より安くしますよと言われていたので値段次第ではこれに決めようと思っていたが、かおりさんが今日もう一度訪ねてみたところによると「値引きする気はぜんぜんない、半年経っても売れなかったら考える」と、売る気なんてさらさらないよという民主党のような豹変ぶりにあんぐり開いた口が塞がらない。女性だからと舐められたかもしれない。ここでは絶対に買うまいと誓う。 新宿のY'sに行ってみたら、ラッキーなことに次なるお目当てのクォータカルマLady105を見られた。さすがは潤沢な資金力のY's、品薄モデルを確認できたことは収穫だった。もうひとつの候補のアンカーRFX8Women実物を確認して、最終判断としよう。Y'sにお目当てのモデルはなかったので、この近辺でほかにお誂え向きなショップがないものか松井師匠に電話してみたが「ナルシマくらいしか知らねーな」との返事。行ってみると予想通り在庫なし。途方に暮れていたら小湊さんから電話がかかってきた。「アンカーのアンテナショップがわずか100m先にあるよ」なんとも渡りに船な情報をゲト。 だが実はインチキ情報で、アンテナショップは400mも先だった。めでたくお目当てのモデルにまたがることができ、心は決まった。再びナルシマに戻ってアンカーを即行オーダー。運命って分からないものですねー。Y'sさんすみません。 松井さん小湊さんありがとうございます。 2010/4/18 [レース日] かすみがうらマラソン レースレポート 2010/4/19 [レース翌日] ひゃーすごい筋肉痛だ。脹脛がひどい。 暑さで水分が失われたレースは筋肉痛が酷くなりやすい印象がある。 それと・・・おでこが火傷。バーナーで炙られたみたいだ。 最近「炙り何とか」って単語が飲食系で流行ってるね。それと「ぶっかけ」も。 やっぱりジョグノートってなんであんなにいちいち読み込むのが遅いのか分からないな。 みんなADSLとか光とか使っていて気が付かないと思うけど、まずなんにも表示されないでただ読み込んでいる怪しい時間が40秒くらいある。ああ、それともこれがクラウドってやつですか。んー、余計だ。つか、大したプログラムでもなかろうて。まったく。 2010/4/21 [辰巳練] レースのリカバリーは辰巳で。 泳ぎ出しから印象はかなりいい。 なんだか疲れ知らずの新しいフォームが出来ている。これはいいかも知れない、と思ってタイムを計ろうとすると、プール5m地点の旗付きロープがちょうど邪魔して計時板が見えない。あれ〜いつもロープってあったっけ? それとも計時板の位置がずれた? 何度か計ってみて、結局この新しいフォームは感触としては良くてもタイムは今ひとつと分かってきた。 2000mを越えたところで500mを計ってみる。エネルギーが満ち溢れる感じがしてガンガン泳いでも疲れ知らずだ。レース直後はこういうことがよくある。ラスト100mはずっと全力だったが、タイムは7分27秒と予想以上に平凡以下、なんともぬか喜びで終わった。 2010/4/22 [ねたみ呼ばわりの電通] 近頃の異常気象のせいで野菜が全国的に高値&品薄状態、普段見たことのない規格外野菜もとうとう普通のスーパーに並ぶようになった。 昨日はカイシャの近くのイオンに農水大臣が視察に訪れたとのことでニュースになっていた。都心に近い大型スーパーということで取材しやすいのだろう。 曲がりくねったきゅうりやサイズの不ぞろいなたまねぎ、ブサイクなトマトなどが並ぶ。近年は型押しで作ったかのようにミリ単位でサイズの揃った野菜しかお目にかかれず、選別する楽しみも無くなっていた。こういう個性豊かな野菜に接する事が出来たのは怪我の功名ではないかと思う。ある意味誤解ではあるけど、自由にのびのびと育った証のように見えるし、手作り感もあったりして、印象としては悪くないんじゃないかな。自然とは本来このように不ぞろいなものだ。 曲がったきゅうりでも味は同じだから毛嫌いせず買いましょうという呼びかけは僕が子供のころからよく聞かされていた。それはその通りだと思っていたが、時代と共に売り場からはますます排除されていった。わずかでも曲がったきゅうりを嫌ったのは消費者ではなく売り手側のほうではなかったか? 昨日Webニュースで、「女子はかわいい同性が嫌い? =小学生の本音を調査−電通」というのがあった。 小学校1〜6年生を対象としたインターネット調査の結果によると、「好きな女の子はどんな子?」という質問に、「顔がかわいい子」と答えた女子はわずか3.0%にとどまった。 ねたみなどが背景にあるとみられ、電通の担当者は「子どもの社会も大人と同じのようだ」と苦笑している。 呆れた。 PDFの報告書も見てみたが、顔がかわいい子は嫌い、とは誰も言ってないじゃないか? なぜ、人を外観だけで判断しない、歓迎すべき傾向と素直に評することができないんだろうか? 曲がったきゅうりもまっすぐなきゅうりも、味の決め手にはしていないと捉える子供に対して、「それはねたみだね、大人もそうだけどさ」などとよくも言えたもんだと思う。よほど電通のオトナたちはひねくれているようだ。アンケートに答えた小学生は十分ぶち切れていいと思うぞ。 でも悲しいかな、大人になるに従ってまさにこの会社に洗脳されていくことになるんだよな。 2010/4/24 [物Giro練] 物見山パンツのゴムがヘタってきて腹が冷えるので、Naliniのパンツを履いていく。 市川さんに、「そのパンツおしゃれですね、それナリーニ」と言われた。ウマすぎて泣ける。 物練、天気はいいけど8人と比較的少なめな人数。二郎さんが休憩なしで白石峠に行くというので、ツキイチで一緒に行くことにした。 亀ロー手前までは皆と行く。結構な向かい風だが、みなさんあまり上げずに最高33km/hくらいの比較的平和なペースで進むので、フルマラソンのリカバリーライドとしてはちょうどいいかな。でも清澄坂に来たら、男では僕だけ切れてしまった。先日の辰巳練でかなり追い込めたので、今日も心拍がグッと上がるかと思ったのに、150を越えるのがやっと。おかしいな、全然フケが悪い。 二郎さんにへばりついて白石峠麓まで。西平を過ぎて上りが始まるとツキイチでも厳しくなってきた。千切れて迷惑をかけないよう、呼吸数を倍に増やして酸素を筋肉へ送り込む。意味あるかな? 二郎さんはTTスタートする前に少し止まって休むとのことなので、では僕はノンストップで先に行きましょう。2分ハンデで追いかけるよと言われた。2分じゃ厳しそうだな。 久しぶりの白石、傾斜がこんなにきつい道だったかなあ。かなりヘロヘロ感漂う上り方であるが、なんだか追い込めている気がする。心拍は相変わらず上げ渋っているが、150以上はキープできている。残り1kmで振り返るとまだ二郎さんは見えない。この分だと逃げ切れそうだぞ、うしし、と嬉しくなってさらにペースアップしたつもりだったが、残り600mでどばびゅーんと追い越された。あれーくっそー。まあでもいい記録は出そうだ。先週は小湊さんが27分台でベストなどと喜んでいたが、僕は今日をもって26分台に突入しちゃうもんね、うしし。ところが・・・ 白石峠TT 28:12(best+1:03) HRave/max=153/159bpm 28分台? なぬー おかしい、僕の腹時計では間違いなくベストだと思ったのに。 帰りも清澄経由で。追い風なのでかなり爆走モード。ツキイチの優位性が落ちるのでかなりキツイ。最後は50km/h近くまで出た。いい練習になりました。 昨晩、PCを点けて間もなく、CRTモニタがジジジーっと音を立て始めたかと思いきや、数秒後にバチン、と音を立てて画面が消えた。電球が切れたみたいに。どうやらご臨終のようだ。なのでこの日記も書けなくなってしまった。 トリニトロンフラット管だったのでソニータイマー作動か。まあ10年持ったから許す。でも調べたらCRTモニタってリサイクル費用4200円もかかるんだってさ! 泣きたくなるよ。 今日練習後に早速近所の「珍製品が安い」K’sデンキに行き、我が家には一つもない「液晶」モニタを物色。 1600×1200ドットのフツーのモニタでいいんだよ、と思っていたのだが、世の中すっかり変わっていた。どれもがハイビジョン映像を想定したワイド画面になっており(PCでTVなんか見ないんだけど)、縦1200ドットのモニタは一つも置いてない。さりとてPC専門店に脚を運ぶのも面倒だしPCはすぐにでも使いたいので適当に買ってしまった。25000円だったし。 PCに繋いでみると、nVIDIAのビデオドライバが古すぎて横1920ドットに対応してない。結局1600ドット分しか表示されず、縦は1080ドットで狭くなったし、環境は悪くなった。なんだくそー。 DAiさんとこで知ったけど、IM70.3セントレア、募集開始1日で定員オーバーだって? 長いことホームページが準備中だったのに、蓋を開けたとたんに締め切りか。 こういうやり方はなんか感じ悪ーい。予定表から消去。 2010/4/25 [皇居練] 今回もランベースを使う。永田町駅からアクセスのよい立派なビルの1階にシンボリックに構え、ロッカールームもシャワーもランステより微妙に広く、外国製のこ洒落た設備は高級感がある。宣伝的役目もあり、採算は二の次だろう。 ![]() 皇居では最初チャリティーランイベントが行われていたが、さほど混みあってない。日曜は比較的常に空いているのかな。新緑と八重桜が非常に美しい。ランニングには最高の季節。 1周目はかおりさんと31分半かけて走ったが、昨日の疲労が残っていて全体的にズッシリ重く、右ふくらはぎがかなり張っている。2周目はむりくりペースアップ、両ふくらはぎが今にも肉離れ寸前。一週間経ってもかすみがうらの後遺症はこってり潜んでいた。昨日の物練では全く自覚がなかったので意外だった。 そんなわけで思うように飛ばせず23分32秒(P4:42 HR131)、自重して3周目は再び一緒に走る。キリオ君に遭遇、サロマ対策として今日は外せないとか言ってるけど、風邪なのによく走るなあ。 ふくらはぎはすぐに筋肉痛として現れ、かすみがうら翌日のような状態が再現された。 2010/4/26 [また] 熱っぽい。36.87℃。顔面がかなり火照っている。目が痛い。風邪じゃなけりゃいいけど。当然OFFの日。 2010/4/28 [18ヶ月ぶり] アヂダスが足に合わなくなり、アキレス腱炎を発症したこともあって、レース用ランシューズを1年半買わずに過ごしてきた。先日のかすみがうらでやっぱりちゃんとしたレース用シューズの重要性を再認識。アシックスかナイキが再び細めのラインナップになってきた感があったので、御徒町に物色に出かける。新しくなったアートスポーツはすっかりオシャレな店に様変わりしていた。 基本的に、靴にはパワーアシスト的な役割を求める。剛性感と反発力が強く、コツコツと固いドイツ車のような乗り味が好きであーる。ヒールは高く、前につんのめるような感じで走りたいのだ。その点で、レーシー過ぎるタイプはぺったんこになってアッパーもヤワくなり、素材の耐久性も落ちるので敬遠する。 とか何とか言いつつも、アートスポーツで試し履きした2足とも却下した最大のポイントは、デザインがイマイチだったため。その足でジュゴンにハシゴしてみたら、アートでは見なかった靴を見つけ、デザインもそこそこ気に入ったので購入決定。アシックスターサーブリッツスリム。GWのラン合宿も五島ジャパンもこれでバッチリだね。 あれ〜、誰かのと同じ靴買ったかな? 週末からいまひとつ体調すぐれず、本日やっと練習再開で辰巳へ。 100mを20本。一頃は普通に出ていた1分25秒に全然届かず、26〜29秒の間で、平均28秒といったところ。はっきりと遅いことが判る。ただ、乳酸が溜まる感じもなくて不思議と疲れ知らず。要するに力を出し切れてないってことだろうか。100mを1本だけ飛ばしてみたら1分19秒と悪くないタイムが出た。でもその後500mTTは体幹が崩れ泳ぎが無茶苦茶になり、タイムも7分半と、先週より落ちてがっくし。 2010/4/29 [フィンガーファイブではない] スイムってどこも痛くならないけど、身体は案外ドヨーンと疲れる。祝日の今日はもちろん物練に行く予定だったが、ベッドに身体がへばりついていて全くその気になれない。GW初っ端から100%理由ナシに日和りました。 先週、カイシャで見た新聞の特集記事で知ったのだが、「ファイブフィンガーズ」という足指が5本別々の構造の靴が一部で流行っているらしい。5本指靴下がそのまま靴になったような感じである。まさか日経流通新聞にランの最新情報を教わるとは思わんかった。アートスポーツにもちゃんと売ってたけど、記事を知らなかったらまったく目に入ってなかっただろう。 裸足感覚というコンセプトは徹底しており、フツーの靴では当然備わっている、踵の衝撃を吸収する役割はない。マジですか! 踵着地するとすぐ痛めてしまうので、自ずとそうしない走り方に変わるのだという。つまりランニングフォームが変わり、腰痛などのトラブルから解放されるというのだ。ほぉー。理屈は通っているような気もするがどうなんだろうか? 愛好者によれば、この靴の快適さに慣れてしまうともう元には戻れず、フルマラソンもこれで走ると言っている。 僕にとって靴とは、何も履いてないかのような存在感の無さが理想なのではなく、昨日書いたとおり、裸足では得られない付加価値を期待するので、ファイブフィンガーズのコンセプトは頭では納得できても魅力を感じない。そもそも裸足で走ることがそんなに気持ちいいかなあ? 人間の足は42kmも連続して走りつづけるように進化してきていないから、何らかのサポートは必要だと思うのだが。短距離だったらいいかもしれないけど。ガキの頃は徒競走大会というと必ず裸足で走っていたのだが、それは裸足が気持ちいいからではなく、当時の田舎のガキにとって競技用シューズなどとは無縁で単なるズック靴だったから、脱いだほうが速いことを本能的に見抜いていただけのことだ。 ま、試してもいないうちから物事は決め付けてはいけないのであるが、この靴の最大の欠点であるブサイクさゆえに試すのにも勇気が要る。フツーの靴以上に、誰かのを一瞬でも履いてみる気には到底なれないし。 アヒルの仮装して走るときには考えよう。 そんなわけで昔ながらのシューズ、ターサーブリッツスリムを履いてラン。んー、これまでと同じサイズなのだが、少し大きめに感じる。スリムシリーズって幅狭な分、長く作ってないか? 踵のクッション部が踵より後ろにあるような気がする。 バランスの取れた良さは感じるものの、残念ながらミラクルな感覚は無い。やはり初代adizeroLTのコツコツとした硬質感が欲しい。てな事を考えながら2kmほど走ってラップを見ると、思いのほか速い。40分のローラーの後だからアップが効いているのだろう。いや、もしかするとこれは、知らず知らずにとんでもないスピードになっているAudiみたいなシューズなのかもしれない。と思ったら物凄い追い風だったことに気付かされた。ひゃー向かい風はキツイね。物練行ってたらたぶん泣きが入ってただろう。 2010/4/30 [ソロ物練] 平日ということで人が集まらず、ソロ走り。休みの人って意外と少ないのでしょうか? 6時半に小湊さんが、8時に松井さんがスタートする予定でバラバラ。 一人はめげるのでDHバーをつける。そろそろDHポジションでの練習に切り替えてもいいかなと思っていたのでちょうどいいでしょう。 絶対に今日は暑くなる、と思っていたが、相変わらずヒンヤリした感じ。僅かに向かい風の中を下限35m/hで巡航する。心拍も140近くまで上がり、同じ道なのに集団走とはまるで異なると改めて思った。 清澄をスローで通過し、王道ルートで定峰を目指す。スタートして50km、松郷峠を越えて落合までゆるい上りを走っているころ、ふとプッツン来てしまった。なんだか疲れちまった。追い込む気力が萎み、心拍と体温は下がっていって、エンジンストールしそうな感じ。やばい、身体が全然出来てない証拠だ。 白石車庫トイレ脇でぼーっと10分くらい休憩。ふと、大変穏やかで気持ちのいい日であることに気が付いた。 定峰TT開始。長く踏み込むペダリングというのを思い出し、疲れにくくてタイムもいいかもしれない、と期待して走る。14分台が出たかも? 定峰TT 16:04(best+1:37) HRave/max=144/160bpm なんだよあれほど休憩したのに全然ダメじゃねーか。HRが160まで上がったことは少し評価しよう。 白石峠を越えて、西平からは再び来た道を引き返す。帰路は風が徐々に強くなり、しかも向きが完全に反転してまたもや向かい風。早俣橋手前でユルユル流している松井さんに追いつき、落ちかけていたモチベーションを取り戻して最後まで走ることができた。ブリックランの準備をしてきていたが、全身疲労でまったくその気になれない。 2010/5/1 [ガクガク] 早朝に起きてまずやることは、今日から受付スタートした館山トライアスロンへのエントリー。セントレアが1日で埋まったと聞いてちょっとビビって慎重に。アイアンマンブランドとは比較にならないけれど、都心からアクセスが良くきれいな海で泳げるレースはかなり貴重だから人気が出ると思う。それに、最近急に流行りだしたってことは、つまり新規参入者が増えたってことだから、初心者向けの大会は歓迎されるはず。 何だかんだで入力に手間取ってしまったので物練はDNS。というのは半分嘘で、今朝の疲労度を見極めた結果、今日さらに追い込むと明日からのランニングキャンプ@菅平高原で間違いなく体調崩す、と判断して自重することに。高原牧場のアイスクリームツアーは魅力的だったが、メンツを見るとちょっと怖そうだし。でも限りなく無風の無茶苦茶いい天気で、後ろ髪引かれ度120%。スタミナの無さが恨めしい。 一日中つぶの子守。10歳のミレ(人間で70歳相当)に会わせたら、予想通り追っかけ大騒動。数分でミレが死にそうな顔をしてるので慌てて隔離すると、激しい運動のため足がガクガクして鳥のくせに立っていられないらしい。かなりヤバい状態。 夕方シロモトに乗る。1時間みっちり走ってかなり追い込めたと思う。足がガクガクしてヤバい。 2010/5/2 [ラン合宿@菅平高原1日目] NPO法人あっとランナーが主催する二泊三日のランニング合宿に参加してきた。昨今のブームを背景に最近生まれたセミナーかと思いきや10年ほども続いているとのことで、結構常連も多いがほとんどは単独参加者なので新参者としての居心地の悪さはなかった。 10:24の長野新幹線で上田へ。市内で名物の十割そばを食べたあと、送迎バスで菅平高原のホテルへと向かう。ギュウギュウ詰めで結構拷問な40分間、こういうもてなし感覚はいかにも合宿っぽい? 菅平高原は、よくあるスキーリゾート地のようなくたびれ感は否めないが、我々のような合宿をする学生や実業団などが結構集まってきていて賑わっていることが徐々に分かってくる。サッカーやラグビーの練習場が数多く点在しており、村の陸上トラックは夏になると芋洗いのように混み合うらしい。田舎の山村に織田フィールドの情景をはめ込んだイメージを描くのは難しい。それに、折角山に来たんだから山を走るもんだろ?って考えていたので少なくともトラックは何の意味があるのかと思った。つまり、地形的な利というよりまずは高所トレーニングなのだろう。だからローラー練やったってアリなのだ(さすがに山を走るとは思うが)。僕が考える以上に高所トレはアスリートの間に広く浸透してきているんだなと思った。 ![]() ビルドアップと聞くと最後まできちんと着いていけるのか非常に不安である。一体どの程度のペースか探りを入れると、10kmを40分くらい、などとイーブン走でも限界な答えが返ってきたので心して走ったのだが、実際は10km程度をキロ5分10秒→4分15秒あたりでやや拍子抜け。ただ、キロ5分でもなんだかちょっとしんどいなと感じていて、それが標高1300mのせいだろうとはそのときは思いつかなかった。 穏やかに良く晴れて幸先のいい練習初日であった。 ホテルの食堂での食事はやはり合宿っぽく、食うこともトレーニングの一環といった雰囲気。ガキの頃の学校給食のような緊張がある。そんな思いはたぶん僕だけだろうけど。ごはんをたくさん食べられるメニューはいいね。 夜の講習で、耐性-限度-限界というキーワードを教わる。判っていたようで判ってなかったこと。 それと、高所トレーニングのメリットの一つに「夏場、涼しいところで効率よく」が挙げられていた。改めて納得するとともに、エアコンの効いたジムでの練習もつまり効果が高いな、と勝手に思う。 メディカルストレッチでは、身体の固さを再認識した。特に脚の裏側一帯が固いのはかなり問題のようだ。 相部屋になった人は早々と寝てしまったので(トレーニングに集中したいみたい)、午後10時には就寝。ほとんど疲れていないし、昨日もたっぷり寝たのでなかなか寝付けなかった。 2010/5/3 [ラン合宿@菅平高原2日目] 昨日は正直やや拍子抜けだったけど、今日はメニューを見る限り午前も午後もみっちり走って、一体何キロ走ってしまうんだろうと再びビビリが入る。 そんな及び腰な僕とは対照的に、ショウジさんは30分先発スタートを選択して9時にホテルを出て行った。 午前中のメニューは2時間弱のペース走。コースは湿原のなかのランニングコースで1周2.1km。踏み固められた不整地で、湿原らしく所々木製の橋が架けられている。ショウジさんとおなじキロ4分半ペース組に編入、すでに先発隊は3周走っており、残り12周走る予定。去年も参加しているかおりさんが「パラカップ(多摩川)と尾瀬を足して二で割った感じ」と言った通りの、林の中をクネクネとすり抜けるなかなか雰囲気のいいコースであるが、あいにく慣れない僕は足元ばかり見て景色を楽しむ余裕などない。今日もやはりハイレベルなコーチを頭に二列縦隊で進むのだが、道幅はキッチリ二人分しかないので非常に神経を使う。ずっと右側を走っていたら2周もしないうちに左足が攣りそうになってきたので、最後尾まで下がって一人遅れて走ることにした。こういう集団走にも慣れや経験を必要とするようだ。 キロ4分半はかなり正確に刻まれているのだが、体感的にはキロ4分15秒くらいに感じる。空気が薄い、不整地、クネクネ道、集団走など要因はたくさん考えられる。たまに、ペースの異なる集団を1列縦隊になって追い越す場面が出てくるが、その後2列縦隊に戻る過程で毎回スピードがぐっと上がる。ペーサーが同じスピードで走れば、最後尾は都合上そうなってしまうだろう。これがまたインターバルのようにキツイ。 気合を入れてターサーを履いてきたが、半分の12kmあたりで早くも左足小指にマメができた。んー、縁起悪いなー。ジャパンでこれを使うべきか悩む。以降はこのマメと右足首の痛みが気になる。 〆て25kmを走ることになったが、先発隊に入らなくて良かったとつくづく思うほどきつかった。でもそのキツさの割に心拍は平均144bpmと大したことはなく、スピードに忠実な値となっている。ラスト1周はフリー、ということになり、まるで群馬CSCでの最終周のようにドドドーっとスピードを上げていく数人に全く着いていけず、とにかく自分の限界スピードで1周を走る。キロ4分14秒(155bpm)がやっとだった。情けない。 午前中は無理して燃焼し尽くしてしまった感がある。耐性-限度-限界の教えを守れてない。もう少し抑えて午後の練習に上手に繋げるべきだったと後で思う。午後3時から超遅LSD組に入ってキロ8分くらいかけて走る、というかその場駆け足みたい? ゆっくり過ぎるのも却ってしんどいね。 山々を遠目に見ながら走るのはやはり気持ちがいい。 同ホテルにメイストーム御一行様がやってきていた。朝から自転車でこの辺りの山々を走ってきたようだ。そっかあ、やっぱり菅平はメッカなんだなとまたしても思う。午後はランにでかけたようだ。 ああそれと、日大卒富士通所属のダニエルって有名らしい選手が散歩しているところをLSDの途中で都合3度もすれ違い、一部の方はかなり舞い上がっていた。僕は全然知らないんだよなあ。 それにしても菅平はなんて暑いところなんだ? どうやらここ2,3日がかなりイレギュラーらしい。夜中は暑くて寝苦しかった。毛布はもちろん、掛け布団も蹴飛ばして寝る。 2010/5/4 [ラン合宿@菅平高原3日目] 初日に撮影したランニングフォームのビデオは、昨夜の講習会でプロの目で解説してくれたのだが、個別に訊き返すことはできず、正直よく意味が判らなかった。自分の場合は重心位置が後退していると指摘されたのだけど、ランニング力学にも詳しいショウジさんに今朝アレコレ訊ねてみてなるほどと思った。 僕の場合、脹脛やハムストの柔軟性が足りないので蹴り足が地面にとどまれずに早めに蹴ってしまい、下肢が前に行きがちで腰が後退するという理屈(かな)。そのくせストライド走法なのでますます具合が悪いのだろう。 それと、講習会でもう一つあっと思ったのは、着地した脚の膝が沈み込みすぎなところ。トップ選手は着地時に殆ど膝が曲がらず、足の裏と地面がパーンパーンと甲高く鳴るものらしい。踵着地をしている僕の場合、音を立てるのが必ずしも理想ではないと思うが、トレッドミルで走っているとなるべく無音で走ろうとしているのは間違いなく、そこで衝撃吸収を意識し過ぎるのかもしれない。オールスポーツなどの写真の半数は沈み込んだ瞬間の見るからにカッコ悪い瞬間を捉えており、見なかったことにしていたが、問題ははっきりと見えていたってことなんだな。 ただ、どうしたらフォームを矯正できるのかは判らない。 案外距離が稼げなかった二日目。ま、距離が全てではないけど、三日目の今日は積極的に走って全て出し尽くそう。 ホテルすぐ脇のダボススキー場へ歩いて移動。山肌は急角度でせり上がっていて走るのは無理なんだが、すでにゼーハー言っていて大丈夫か?と一抹の不安が。山の上の方の少し平らなエリアがあって、そこが今日の拠点。ここまで水を運ぶスタッフも大変だっただろう。 ![]() スタートして早速急なのぼり。ぐへー、アップなしでこの激坂をいきなり照準ペースはきついです。徐々にあげてくれ〜と無言の訴えは全く察知されずに一人ずぶずぶと遅れてカッコ悪すぎ。下り区間を飛ばして何とか追いついた。 2周目にやはり同じ激坂にさしかかり、こんどは心肺も落ち着いたから大丈夫、と思ったがやっぱり辛くて切れる。実はアップ不足ではなくこのペース自体が僕には無理だ、ということが徐々に判ってきた。4周目で完全に集中力を失って歩きが入り、もう追いつくこともできないので下のクラスに編入。 今度はだいぶ楽だろう、と思っていたら甘かった。やっぱりきついよ〜なんでだ? ふとSuuntoを見るとこんな限界状況でも心拍は150程度で、平均135程度。ランでこの低さは通常考えられない。どうやら今日はダメダメだってことだ。でも他の人も同じように三日目なんだよなぁ。やっぱ、歳のせいで疲労回復に時間がかかっているんだろうか。 さっき切れたクラスには10歳ほど年上の人がいたっけ。 物錬だとよくある坂道ブッチ切れ状況をランで味わう事ができた。 それにしても、三日間よく晴れて、高地なのに暑くて驚き。合宿の全日程を終えて午後に上田市街にバスで下りていくと、駅前の温度計は33℃を示している。どうかなっちゃったんでしょうか? 軽井沢を観光しつつ新幹線の指定席で快適に帰る。やっぱ渋滞なしストレスフリーって素晴らしい。 2010/5/5 [グリーンライン引きずりまわさ練] 本日物錬のお題はグリーンライン。よりによって弱り目の今日にあの尾根伝いルートかぁ。メンツも濃いし萎えるな〜。しかし三日ランが続いたし、ま、切れたら放置でごめんくっさい、開き直って行こか。 なぜか石川さんが来ない。濃さとしては薄まる方向でオッケーですがね。 またツノ付きで後方を走る。昨日定峰で大幅ベスト更新という一皮剥けてしまわれた小湊さんが戸守ローで引き返し、二郎さん慈朗さん市川さんの5m後ろを追走。半ドラ状態ということもあるけど、三日間乗ってないせいか身体はフレッシュな感じで結構調子いいかも? スムーズに毛呂まで来たが、坂に突入したら感触が全く異なっていた。鎌北湖のトイレに寄ってから本格的な試練がスタート。一本杉、顔振峠をすぎて白石峠まで。あっという間にシュワーっと乳酸が溜まって力が出ないし、故障したかのように心拍が上がらない。全行程で148bpm以下だった。OGK REDIMOSの初物投入効果も空しく、カバ坂以降はタレがますます激しく、皆さんにはかなり待たせてしまった。 白石峠を下る頃に腹が減ってきて、もう少し早まっていたらヤバかった。明覚ヤマパンでようやく休憩後、北周りで帰る。すべて出し尽くしたと思っていたが、平地はそこそこペースを維持できるのはなぜだろう。DHバーは別腹なのかな。 帰りがけにナルシマに寄っていったら定休日だった。すっかり曜日の感覚が無かったよ(泣)。 2010/5/6 [GW総括] 今年のGWはずっと晴れ続きで、これは関東地方では50年来の珍事とのことだ。5月というのは雨が降りやすいんだな。おかげさまで昨日までの7連休中滞りなく練習ができ、合計18h。ランの比率が高い状況にあって、1日平均2.5h以上はよくできたほうかと思う。ただし若干自転車が少なすぎ。 合宿とは、そのハードな練習だけでなく、旅に付きモノの様々なストレスが加わり、身体に相当な負担がかかるものと思っていたが、終えてみて実感しているのは、驚くほど気分スッキリということだ。もちろん肉体的な疲労はしっかり残るが、身体全体がリセットされエネルギーがチャージされたかのような印象がある。故障なくメニューを消化できただけでも収穫ありなのに。規則正しい生活、バランスのとれた食事、十分な睡眠、自然の癒しなどの要素が相乗的に働いたのだろうか。それとも、高所トレーニング効果が早速現れているのだろうか。 昨日、ヤマパン休憩中に二郎さんからメリハリのある練習についての話を聞いた。身体の疲労をキッチリ抜いてリフレッシュさせた状態で目標通りミッチリ追い込むことの重要性。疲れた身体でヘロヘロとやるのは意味がないとのこと、その点で昨日のグリーンライン区間は褒められた内容ではなかった。 そんなわけで、やる気十分ではあるがしっかり身体を休ませるために今日はオフ。 2010/5/7 [まだ溜まってる] ミラクル感は昨日で終わったが、疲れもほぼ感じなくなった。いつものスポクラで調子をみよう。結構久しぶりだなあ。GW明けとあってか空いている。 トレッドミルではいつもの∠10%×10km/hで走りはじめたが、強烈にしんどいので1kmで止めてそのまま平地走へ切り替える。13.5km/hがこれまたしんどい。3kmくらいで本気で止めたくなった。 ずっと一定条件で走れるトレッドミルはランニングフォームを落ち着いて考えるには向いているような気もするし、そうでない気もする。重心を前へ持って行く走りはどうしたらできるだろうか、と思っていたらふと閃いた。手すりに掴まり、着地地点を思いっきり後方にずらして走る。そういえばこういう変な走り方をしている人をたまに見るけど、それはスピードについていけずに怠けていたのではなくて重心移動のフォームを研究していたのかな? スイムは短水路の定番250mを1本やってしんどすぎて止めて、長水路の定番100mでは長水路より遅いことを確認する。50mくらいですぐに泳ぎが崩れてしまってダメだ。久しぶりにコースを独占できたけど、1000mで止めてしまった。 昨日一日のオフでは全然疲れが取れてないことがわかった。 2010/5/8 [納車&初乗り] アンカーRFX8Women(かおり号)が完成したというのでナルシマへ行く。 ついでにヘルメットからバイクパンツまで一式揃え、シューズにはクリートもつけてもらって、すべての購入手続き完了までキッチリ2時間かかった。パンク修理キットも買ったけど使えるかな(僕も自信がないけど)? ローディのマナーとして一応携行しましょうってところ。 ![]() 夕方で人もひけた彩湖沿岸道を気持ちよく走る。脚力云々以前にスピードを出す事自体に躊躇いを感じているようだけど、見たところ問題なく乗れている。立ちゴケもないし、万事順調、と思ったら、練習最後にばったーん。僕が予定外の場所で停止したためにすっかり心の準備を忘れていたみたい。ごめんごめん。でも一度は身に沁みておくのがいいと思う。閉園間際まで16kmを走る。 2010/5/9 [アンカー練始動] 昨日、七重をはじめ複数の峠を走った人たちは相当疲労しているはず。そんななか、昨日は何もしてない僕が優位かと思われたが、走ってみると全然踏めない。GWの疲れがいよいよ溜まってきて処理し切れてないみたいだ。 DHポジで今日も後方を走る。軽い向かい風の中を比較的平和なペースで進んでいた。川島の途中で屋代さんが単独で現れ、集団に加わらず追い越して行ったのだが、微妙に影響を受けて集団速度が上がり、追うのが厳しくなった。戸守ローの先で完全に遅れてしまい、信号ストップで事なきを得る。 限界まで飛ばしているはずだが心肺は休んでいる。135あたりを示したままで清澄坂を越え、最近のなかで一番フケが悪かった。ダメっぷりを痛感した上に、亀ロー休憩後は濃いメンツばかり残り、気が重いが横松へ向かう。 横松TTはかなり余力を残したペースを慎重に見極めて入ったが中盤からやはりしんどくなって垂れる。 横松郷TT 11:45(best+2:08) HRave/max=142/148bpm ここは調子を見るかなり信憑性の高いバロメータと思っている。2分も遅いんじゃ相当だなと思う。 おかわり練に行く人たちと別れ帰路についたのは僕と浅倉さん。予想通りの追い風に乗ってヘタレながらコンスタントに踏めて、思いのほか早く帰ることができた。平地ではそれなりにいい練習ができたと思う。上りがますます不得意科目になってきたなあ。 ![]() 親子で仲良くジョギング中の二郎さんに遭遇。何度も名前を呼ばれていたのに全然気づかなくてすみませんです。 湖の南側、道も広く人がいないおはサイスプリント区間で思いっきり走ってみる。僅かに追い風参考値ではあるが、すぐに33km/hくらいが出た。未体験スピードにもいち早く順応出来ていい感じ。何回か走るうちに、人の後ろがラクチンということも覚えたらしい。まだ慣れないのにそんなにテールトゥノーズしちゃダメだよ。 最後に僕が引っ張って徐々にスピードアップしてどこまで上げられるかやってみた。38km/hまで行ったところで道が終わってしまった。というか、僕が舐めくさってTシャツにルーズパンツにジョギングシューズだったのでこれ以上踏むのがちょっとしんどくなってきたのだ。「まだちょっとだけ余裕がある」と頼もしいコメント頂戴しました。 昨日とは打って変わって思いっきり走ることにも大分慣れてきて、競技自転車としての気骨ある走りを見せるようになってきた。いきなり40kmも走って、首やお尻、腰の痛みを訴えることがないのも驚き(多少は痛かったみたいだけど)。これは見込みアリか?? 2010/5/10 [オザヤワラちゃん誕生] 合宿直後のスッキリ感は疲労とは関係なかったみたい。朝は具合悪いほど疲れていたので、思い切って今日もまたオフ。 ヤワラちゃんが出馬するんだって? そんなことしてもますます評価を落とすだけのような気がするけど、それはともかく、政治家になっても現役続行だなんて自慢げに言うのはおかしいんじゃないの? 仮にも税金貰って二足のワラジはダメだよ。やるならやるで、ちゃんと一筋にシゴトしてくれ。 2010/5/11 [減り気味] 今日は何とか傾斜10%×10km/h×2kmができた。なぜか大きく下がっている体重のお陰かもしれない。 平地に戻して13.5km/hで走る。ずしーんと身体の芯が重い。かなりしつこいな。1時間走るつもりだったが急に便意を催して途中終了。まだ痩せる気なのか? 2010/5/12 [呆れた件] 身体が硬いことはよく自覚している。だが、菅平合宿でみんなと一緒にストレッチして気づかされたのは、人間なら誰もが可能なポーズが自分にはできないことだった。それは特に足首(アキレス腱)。 僕はいわゆるウンコ座りが苦手だ。中学まで家のトイレで十分和式トイレに慣れ親しんだはずだが、現在たまに和式に入ると、支えなしでは10秒と座っていられない。大抵は正面の水道管などに掴まるが、それがないところでは背中側の壁面に手を伸ばしてつっかえ棒にしている。そんなケッタイなポーズをとっていたほうが、支えなしでウンコ座りをするよりも楽なのである。こんな不便を強いる和式トイレの人間工学設計にはかねがね不満があったが、実は主な問題は自分のほうにあったのだ。 ランニングフォームの重心の後退との関連性が考えられるだけでなく、どんなに頑張っても早歩きができないことや、フルの後半で足首固定が出来なくなること、去年からのアキレス腱炎、脹脛が筋肉痛になりやすいことなどとも関係があるのではないか。 そんなわけで、給湯室でコーヒーを淹れる時など、最近はもっぱらアキレス腱伸ばしをやっている。 ついでに言えば、あぐらのポーズも後ろに引っくり返ってしまい極めて苦手。 2010/5/13 [辰巳練2000] メインプールがぽっかり空いていてかおりさんと1コース独占できたので、100mを6本泳いだ後、2000mを計ることにする。泳ぎはじめたら結局二人入ってきてしまったが。 ペースに気をつけたので1000mまで幾分楽に過ぎた。100mを1分半のペースで6秒の貯金がある。この分なら最後のスパートでベストタイムも望める可能性が出てきた。 と思ったのだが1500m通過は予想外にも貯金が取り崩されている。むむ、油断したか、と最後の500mは気合いを入れたつもりだったが、さらに貯金は減ってベストタイムどころではなかった。 2000mTT 29:57 (best+0:09) 7:27 7:27 7:32 7:31 後半のタイムが落ちたのはプールでは珍しい。上手く出し尽くせたということでよしとしよう。泳ぎはブランクがあったので結果には満足。 2010/5/15 [ソロ物練] 7:00スタート後わずか5km地点で、まるでそれが約束事でもあったかのように目の前の二人が静かに落車。先行隊は気付かず先に行ってしまった。肩からおちた杉浦さんが思いのほか重傷で走れないようなので、僕がデポ地まで戻り車で引き返してくることにした。市川さんにも同行してもらい、ナビをお願いする。 不幸中の幸い?か、杉浦さんの奥さんは看護師さんで今から出勤予定だったので、秋ヶ瀬で合流して杉浦さんはそのまま病院へ。どうか大事には至りませぬように。 そんなわけで、秋ガ瀬から1時間半遅れで一人練スタート。そのお陰か、色んな人に出会うことになる。 まずはデポ地から偶然8人ほどのチームと一緒にスタートする。よく見るとみんなDHバーがついていて、月島を拠点とするトラチームのようだ。女性率も高くて珍しいのでずっとストーカーしていると、リーダーらしき先頭の人がしきりに声かけをして走っている。僕らもこうして声を出しあえば転倒することもなかったのかなとちょっと考えつつ、16号上江橋の下をくぐって行ってしまったので別れる。このトンネルの先は物見山方面に行けるのかな? 目的地を訊いておけばよかった。 254号手前で一人の絞れたローディに追いつく。センスのいいプロ風ジャージの背中にはURAYASUと書いてある? あれ? 何で? ムクムクと疑問が湧いて思わず横について訊ねると、驚いたことに自走とのこと。「グリーンラインコースの時は240kmくらい行きますね」との返事。自走でグリーンラインかよ〜信じられん。 戸守ローで別れる。 今日のお題はカバ坂だったが、あの急坂を一人で行く気にはなれない。とりあえず距離を稼げる定峰を目指す。西平で大勢の本隊とすれ違い、一緒に折り返したくなる気持ちをぐっとこらえる。サラ足の割には踏めてないし、これ以上走ったって調子が悪いことを再認識するだけだなと感じ始めていたからだろう。 松郷からの下りで奈良さんとこの「ひるサイ」メンバーとすれ違う。慈朗さんが何気に混じっている。屋代さんが奈良さんより前で上っていった。凄いな屋代さん。でも最後に奈良さんがまくってポンなんだろな。 小川町の幹線道突入と同時に3人の俊足隊に追い越された。モチベーションぐだぐだなところを見透かされたような気がして我に返った。ちょっくら追いかけてみよう。 追い風基調とは言え、結構なダラダラ上りを40km/h近いスピードでぐいぐい行くので堪らない。3人のうち誰がエースで誰が限界か、少しの間でもよく判る。限界の人が引くとこちらもちょびっと楽になる。 彼らは落合橋交差点を定峰方面へ曲がらずに真っ直ぐ行ってしまった。ホッとする反面ちょっと残念。 すっかり疲れてしまい、そこから白石車庫まではダラダラと。ちょうど追いついた人と一緒にバス停トイレに入り、一言二言交わした後に定峰TT。絶対に垂れないスピード、を意識して入る。数人の初心者集団を追い越すうちに、徐々に力が入ってしまった。最後は、これ以上は絶対無理ってくらい頑張ってみた。 定峰TT 15:14(best+0:47) HRave/max=150/159bpm んー、志が低くてなんだけど、まあまあかな。前回の定峰ソロ練よりはマシだ。 白石を上ってしまうと楽なので、再び定峰を下って同じルートを帰る。落合橋でコーラ休憩。 帰路もなぜか微妙に向かい風な気がするのは単に気持ちの問題だろうか。 荒川CRに戻ってきて物ジャー発見。宇津さんだった。気持ちのいい運動公園内を歓談しながら走る。すれ違ったメンバーの情報を交換し合い、みんなの居場所がだんだん立体的に見えてくる。 秋ヶ瀬に着いたら、朝見かけた月島チームが同じ場所で寛いでいた。やはり同じ時間走っていたみたいだ、と思ってトイレから出てきたところを突然話し掛けられてびっくり。僕のことをご存知らしい。マジですか〜悪いことはできませんね。 さらにびっくりなのは、女性も数名いるそのチームが実は都心から自走だったということだ。うわーこの人たちも荒川をずーっと遡上してきたのか。考え方が変わりそうだ。 てっきりここ秋ヶ瀬にデポしているチームとばかり思っていたが、この駐車場で行きも帰りも遭遇したのはホントに偶然でしかなかったのだ。 朝の落車の一件が影響して彩り豊かな?一日だった。 まだ今日は終わらない。夜は辰巳に行く。さすがに疲労のせいか追い込んだ練習はちょっと躊躇う。 500mTTだけ真面目にやった。7分22秒でまあまあ。 日記はダラダラ。 2010/5/16 [8時間練] 物練二連チャンは少な目の7人。昨日の事もあってか、集団はいつもより声かけが多く慎重だ。スピードも控えめで、7人しかいないのに2班に分かれてしまった。健脚三人との差は10分まで開いたらしい。大東文化坂で脚が酸っぱい。 昨日はカバ坂、今日は猿岩と、動物つながり?などと暢気なことを言っていたのだが、実は激坂つながりということをまだ知らない。 甚五郎前を通過し、徐々に傾斜がついてくる。既に相当へたばっているのだが、心拍は上がらず、身体活動で体温を上昇させることができない寒さ。ウィンドブレーカを着る。 途中の石橋の脇道を入り、猿岩線が始まる。過去に一度走ったことがあったかなかったか。すぐに皆見えなくなり、僕と志村みさんが残った。志村みさんは僕以上に調子が悪そうに見える。 のっけから激坂でずっとダンシング。そのうち、頂上までずっとダンシング練にしよう、などと変なアイディアが浮上してしまったのが不幸の始まり。たまに現れる緩斜面もダンシングで通す。 かなり息は上がっているのだが心拍は上がらず135bpm前後を示す。運動量的にその程度なのか、心拍が上がらないからスピードが上がらないのか、どっちなんだろう。 後半になると、シャレじゃなく立ち漕ぎしないと上れないきつい坂が連続して出てきた。単にヘロってきただけかもしれないが。猿岩林道の標高差を少なく見積もりすぎていたようだ(データでは約6km区間を470mほど上る)。すっかりグリコーゲンが尽きてしまった。ふと気づくと軽快に志村みさんがパスしていく。気を取り直して背後に着いたが、油断した下りで引き離された。はえーなー。 視界がダイナミックに開けるところに出て、以前走った覚えがあることにやっと気づく。痺れを切らした二郎さんが下りてきて、「あー!みっちゃんに負けてる。自分より遅い人リストに載っちゃうよ〜」と、小学生に苛められている気分。がーん。何ですかそのデスノートのようなリストは! というか、志村みさんには何度も負けているけどね。 グリーンラインを走って一本杉からシロクマへ。開店直後で大盛況だった。小湊さんは巣に戻るオトーサンペンギンのようにパンをたくさん仕入れていた。 シロクマさん500mlパックの牛乳置いてくれないかな〜。パンにはやっぱり牛乳。ビンは雰囲気あるけど少なすぎて割高なんだよ〜。 デポ地に戻ってクルマを秋ヶ瀬に移動させてから、彩湖をブリックラン。正午を過ぎて急にじわじわ暑くなってきた。気温はそこそこだが日光が強烈という感じだ。最初はキロ5分半くらいで走っていたが徐々に調子が出てきた。物練の走れなさ具合と比べたら上出来だ。 自宅からアンカーで自走してきたかおりさんと目出度く合流、メーターで見てもらって13km/h以上を維持して走る。ラスト周回は21分54秒で、キロ4分43秒(12.70km/h)と目標ペースを結局下回る。一周4637mってホントかなあ? 昼食後にアンカー練。結構風が強くて大変そうだ。日が暮れかかるまで40kmを走った。練習にカウントしてもいいくらい疲れたよ。 2010/5/18 [ほぐしランのつもりが] さすがに昨日は疲れまくっていたが、今日もまだ抜けてない。トレッドミルで、ダラダラ走るベー。 そして本日のメニューはこちら。 2km 12:00 ∠10%×10km/h ----正直これが一番しんどい。 5km 20:40 14.5km/h ----10km以上のつもりが喉が渇きすぎて途中断念。とりあえず水を飲む。 10km 48:00 12.5km/h ----試しに走ったら、うーん、気持ちいい。アイアンマンの目標ペース。 3km 12:00 15km/h ----我慢できなくてペースアップ。げ、やっぱりしんどい。 疲れていたわりには20kmも走ってしまった。12.5km/hでノンビリ走ったのがメンタル的に良い方向へと切り替わった。やはりこのくらいのペースの練習をもっと取り入れたほうがいいと思うのだが、どうしてもじれったくてスピードを上げてしまう。 2010/5/19 [ユンケルではありまへん] 最近のニュースの話題はもっぱら口蹄疫問題。非常事態宣言が出た宮崎では、イベントなどの自粛を呼びかけている。 んー、不安だ。去年も似たようなことがあった。そう、新型インフル。一時はジャパン中止のところまで議論されていた。今回も何か嫌な予感。五島牛ってそれなりにブランドだしね。伝染るとしたら島の外からやってくる人が媒体ということになる。 今日も12.5kmでジョグ。このスピードの気持ちよさをまた味わいたくなったから。 2010/5/20 [10年モノで悪かったね] HD映像を見るなんて環境も発想も皆無だった10年前のPCのビデオボードは、横1920ドットに対応していない。 先月突然壊れたCRTに代わって導入した23インチ液晶モニタは、そんなわけで1600×1024のエリアしか表示していない。比較的新し目のビデオボードを買って差し替える必要がある、とかねがね思っていた。 先日たまたま「パソコンの悩み事を解決してやるぞう!」と謳うPCエクスプレスとかいう店を通りかかったので、試しに「10年前のPCで1920ドット表示させたいんだけど」って訊いてみたら、「10年前のPCに挿せるボードは2世代も前のタイプで、恐らく秋葉原のジャンク屋で探したって見つからないだろう、諦めるしかないよ。悩んでいるより新しいPC買ったほうが早いね」などと絶望的なことを言われた。 どう2世代前なのかよく判らんが、僕が持ってるPCの機種を確認するまでもなく自信を持ってプロが仰るんだから間違いないのだろう。 となると、モニタを慌てて買ったのがつくづく悔やまれる。昔のPCの能力に合わせて1600×1200dotの中古品でも買うべきだったんだなと。 そんな折、ふと、PCに詳しい某上司にダメ元で訊いてみたら、「もう使ってない捨ててもいいボードあるよ」と間髪入れず手渡された。まるで昨日買ったお菓子の残りを恵んでもらったかのように。 nVIDIA QuadroFX1000 見たところハイエンド風ボードであり、1920ドット表示できそうな予感。だが、秋葉原のジャンク屋でも見つからないと言われた種類のボードが、よりによって机の上に転がっていたりするだろうか? なんともウマ過ぎる話に、どうせ10年前のPCには挿せないんだろうと期待もせずに自宅へ持ち帰り、筐体をよっこらしょと開けてみた。溜まりに溜まった積年のホコリを掃除機で吸い取ったあと、ビデオボードを外してみると、あれ? AGPとかいう同じタイプじゃん。挿せるじゃん。そして緊迫の瞬間、スイッチオーーーーン! やった! 我が家のモニタがはじめて全画面使えるようになったぞ。マジですか。PC内の工事でこんなにあっけなくスムーズにできたことっていままであったかな!? PCエクスプレスの面目丸つぶれですね。 2010/5/21 [シンナラ練] 今週は辰巳が休みなのでシンナラに行く。久しぶりだ。 思ったより混んでいて、しかもレベルが高い印象。僕より速い女性を少なくとも二人みかけた。 ゆったりと、それでいて力を抜かずにまずは1本泳いでみる。時計を見て、一瞬訳が判らなくなる。1分34秒、なぬー! 基準よりも10秒近く遅いのは一体どういうわけだ? 普段と異なるややボッテリしたプルブイを使っていることがやたらと水の抵抗を生んでいるのだろうか? というかそういう明らかな根拠ナシで10秒も遅くなるか? まあでも、それが正解としても、プルブイがタイムにここまで如実に影響するというのも驚きだ。近頃の辰巳のタイムは、薄型のビート板型のモノを使っている恩恵に授かっているのであって、自分が速くなったのではないのかもしれない、と思うとガッカリである。 混んでいるし、タイムも悪いので真剣に泳ぐ気がなくなった。あまり考えずに3000m泳いでお終いにする。 家に帰ったら急に微熱状態。寒いプールで風邪引いたとでも言いたげなシナリオ。勘弁してくれ。 2010/5/22 [初川岸屋] 風邪っぽさは和らいだ気がするので物練へ。今日のお題は、鎌北湖からグリーンラインを通り猿岩から下りる。GWにも走ったルートと被る。 たいへんマッタリ進む。明日は5kmのランとは言え一応レースなのでマッタリは歓迎。鎌北湖トイレ休憩後、途中までは市川さんに引っ張られながら全開一歩手前で走る。一本杉からは岡部さんがある程度ペースを作ってキビキビと。先週よりはマトモに走れた。サラ脚だから当然で、まだまだ殻を破るレベルには程遠い印象。 シロクマでのんびりした後、帰りもマッタリ。CRもマタ〜リ。 そのまま彩湖へ行ってかおりさんと合流、アンカー練。既にここで20km以上走っているらしい。まずは彩湖一周を改めてSuuntoで測ってみる事にした。結果は 4.73km 少なく見積もっても4.7kmは確実にありそうだ。まあ、実感としてもそのくらいはありそうな感じ。1m単位の公称値4637mとの差が100m近くもあるというのも変な話。むしろ、ちょうど100m間違えたんじゃないの?と考えた方が辻褄が合うんだけどな。 荒川を遡上。今日は川越線も越えて入間大橋まで。腹も減ったし、折角なので川岸屋に寄っていく。 この店は初めてという、多分評判を聞きつけてやってきた一人のローディが、オススメは何かと訊いている。おばちゃんが最終的に薦めてたのは、メニューの中でも2番目に安い天ぷらうどん。「ウチの天ぷらは玉ねぎなんだよ。変わってるでしょ」 単に材料代が安いから、かと思っていたがそれなりにこだわりがあるようだ。 まあでも、主役のうどんよりでしゃばらない存在とも言えるし、そもそも安くまとめ上げているし、確かにいい選択かも。柚子が効いている。 風もほとんどなく、適度に暖かくて今日も気持ちよく走れた。僕が追加で走ったのは40km。 2010/5/23 [レース日] 谷川真理駅伝 参戦レポート 2010/5/25 [辰巳] このところつくづく実感するのは、一切の故障が消えているということ。肉離れ、坐骨神経痛、腰痛、アキレス腱炎、膝関節痛、外反母趾痛…。全部ない。スッキリしてる。神に感謝である。あとは頑張るだけ。 先週のシンナラ練が不調だったので不安な辰巳練。 100m×10本はいつもの1分25秒を概ね守れたので良かった。500mをレストをしっかり入れて4本。 7:25 7:25 7:23 7:26 大分安定して7分半切りが出るようになったが、そろそろ頑張れば1本くらいはベストに近い値を出したい。それにビート板のお陰かと思うとちょっとがっかり。 今年IMJに出るという方から、珍しく話し掛けられた。 2010/5/26 [OFU] 咳が出るなと思ったら、どうも調子が悪い。三度の食事は抜かりないはずだが、貧血気味なのか立ちくらみが激しい。病み上がりみたいなフラフラ感もある。気圧変動が激しい日でもあるが、まあ溜まった疲れのせいだろう。なのでオフの日。 甘酢漬けにする素材の最近のお気に入りの一つ、ズッキーニ。王道のきゅうりと違うのは、あまり縮まないのと、繊細な歯ごたえ、ズッキーニの味わいがきちんと出る、色も綺麗。それにちょっと珍しい。 2010/5/27 [延期か中止か] 体調が芳しくないと感じたので休暇をとることにしたのだが、今日になってみるとほとんど悪いところはなさそうだ。 折角の休日、長柄練レベルは止めといた方が無難だが、1時間くらいの練習なら十分オッケーでしょう。 と思っていたのだが、IMJ五島の宿泊先に荷物送付の相談で電話したら、例の口蹄疫問題でレース延期はかなり濃厚、なので荷物は最終判断の6月3日まで送らないでと言われてしまい、 まじかよ〜〜〜〜〜〜〜〜 すっかり何もやる気が無くなってしまった。 我々としても、五島の畜産業を守る協力は惜しまないが、だからといって選手側が一方的かつ無条件に損失を被る謂れはないと思う。 ここは一つ、上等五島牛1kgで痛み分けでどうでしょう? 矛先を変えて、タテトラ前日の宿を探す。 すでに周囲の宿はかなり埋まっていた。またしても出遅れたな。 さて、IMJ延期の日程次第では、佐渡も考えに入れるべきかな。 休みついでにネットで買い物。1円でも安く買おうといろいろ比較していくと、ISDNでは大変だ。 1、早くも千切れたSuuntoのベルト 2、初導入、パナの食洗機と分岐水栓 3、服いろいろ 4、エキストラアミノアシッドとBCAA 2010/5/28 [目に見える進歩] 意外なことに体重がごそっと減った。確実に1kgくらい。二日間オフにしたからだろうか。普通は逆に増えることが多いが。 そして駅伝以来となる5日ぶりのラン(トレッドミル)。いつもの∠10%×10km/hで走り出す。かなりキツくて毎回嫌になる練習だが、今日は不気味なほど楽に走れる。ノルマの2kmを走ってもあと1kmくらいは行けそうな感じ。これは一体どうしたことだろうか。 二つ考えられる。一つはパワーウェイトレシオってやつ。もう一つは、駅伝で限界を超える走りをして一皮剥けたこと。最近ここまで限界走りをしたことがなかったから、身体への刺激はそれなりに大きかったのではないか、ということで、後者の割合が高い気がする。あるいは、単に休み明けで身体がよく動くってだけかな。 その後の平地走行ではいつも通りの感覚だったところをみると、やっぱパワーウェイトレシオかな? 2010/5/29 [物練本番仕様] 逆さまだったステムを戻してハンドルを低くして、ZIPPに履きかえて物練参加。 が、スタート直前になってSuuntoのベルトがポロッと外れてしまった。昨日Amazonから届いた新品を苦労して取り替えたのだが、ピンがうまく嵌ってなかったようだ。皆には先に行ってもらうよう伝えたが、道具がないなか修理にてこずり、スタートを切ったのは7時16分。 さあて、久しぶりの本戦仕様でグリグリ追っかけるべーか。808の奏でるハミングを聴きながら、「あれあれいつの間にやら40km/h台だなんてお下劣なスピードで走っているではあーりまへんか!」ってな感じかと思えば、メーターは無情にも33km/hとか指している。なぬー! 普段より遅いじゃん? 追いつくどころか、離されてるじゃん。どこを見回しても向かい風を示す証拠はない。 気合を入れなおし、最高37km/hくらいのパッとしないスピードでガシガシ行く。清澄坂あたりで既に果ててしまい、まだ40kmも走っておらず、本番ではこの5倍走らなきゃならないのに、と落ち込む。IMJの準備はまるでできてない。 明覚駅のトイレ休憩でメンバーとようやく合流できた。そこから健脚組は横松→七重峠ルート、ほかは通常の落合経由でそれぞれ定峰へ。 落合からも極端な上げは無かったが、赤絨毯手前くらいからジリジリと岡部さんが先行、小湊さんはそこにつかない。むむー何か作戦でもあるのか? 岡部さんを追ったが、頑張りすぎるとTTに響くと思い、徐々に間があく。心が弱いなー。岡部さんはそのままぐいぐいと定峰へ入ってしまった。 ゆっくり走って休みを入れてから定峰TT開始。昨日は遠藤さんがまた14分台で走ったらしいが、先行を許すわけにはいかない。小湊さんを視野に置きながら、暫らくはアウターでダンシングを多用して行ってみる。横松の抑えたダンシング走りを模倣するようなイメージで。緩斜面ではシッティングとダンシングを織り交ぜ、スピードが落ちそうになるとすかさずダンシングで、とアクチブに走ってみる。前半は徐々に小湊さんとの距離が縮まった気がしたが、途中から逆に離され始め、最後は見えなくなった。まあでも良い感じで走れたはず。多分14分台いけたと思う。 定峰TT 15:14(best+0:47) なんだよ皮肉にも前回と全く同じじゃねーか。 かなり落胆。岡部さんは結局そのままトップを取って自己ベストマーク。んー、素晴らしい。 白石峠からのくだりですっかり冷えた。今日は4月上旬の気温で肌寒く、路面も濡れているので寒さと恐怖のダブルパンチ。摩擦で熱くなったZIPPに手を当てて暖をとる。気持ちが折れると風邪引きそうだよ。 明覚ヤマザキで全員集合した後、北周りで帰る。早俣橋でマキさんが切れたが放置プレー。表交差点の先で引き返して救済に向かい、こんどは機関車して走る。本番に近い負荷で踏めて、いい練習になった。 その後のブリックランはよくなかった。ギクシャクしてうまく走れない。坐骨神経痛も出てきて走りを妨害する。身体がランに慣れるまでの我慢と思ったが、最後までダメだった。 2010/5/30 [デリケートな問題?ですがあえて] そんなに頑張ったつもりもないんだけど、今朝の疲労度は相当なもので、単なる疲れじゃなくて具合まで悪そう。こんな日は、溜まっていた読書に勤しむ。半分寝てたけど。枕もとにはつぶが添い寝。結局何もしない休日になる。まあそろそろテーパー期間とも言えるので、とむりくり納得させる。 昨日の定峰白石エリアはずっとウェット路面だったので、自転車を掃除がてら、久しぶりにブレーキシューを交換した。シューの減りすぎを警告するねじまでもがすっかり削れて頭が平らになってるほどシューが無い。いかんですなあ。 五島で口蹄疫感染が発生すると島の畜産業は壊滅である。これは島の存続に関わる。だから島内に人が入り込むことは極力避けるべく、イベントは中止。とまあそういうことで開催が危ぶまれているIMJ。 生活の全てがかかる重大な事態であることは理解している。だが、ちょっと変だなと思う。 宮崎県内でのイベントを自粛するというのは分かる。県民が多く移動するという事情に加えて、他県の人が宮崎からウィルスを持ち帰ることの可能性を絶つのは理に適っている。 だが、五島は宮崎とは異なる。単に、例えば東京よりは五島のほうが宮崎に近い、という事実があるだけで、それが今回の問題に絡む一条件にはならないはずだ。五島が同じ九州地方だからということで、僕も錯覚して関連付けて考えていたけれど、関係者のほとんどは五島から200km以上離れた宮崎県には当然かすりもせずに島入りする。全く関わらないと言っていい。直接的なつながりは、宮崎出身の選手数名だけだろう(参加名簿では4人)。彼らには、あらぬ嫌疑をかけられないためにも個別に消毒措置等を受けていただいたほうがいいかもしれないが、それで十分だろう。それより宮崎からの物流トラックとその中身のほうがナンボか規模が大きく、気を配るべきだろう。 五島が同じ九州にあるということで過剰反応するとしたら逆に僕らのほうだ。口蹄疫問題で物々しい九州へ出かけて、感染して帰ってこないだろうかとか、五島牛も同じ九州産だから念のため沈静化するまで食べない方がいい、とか。そういう理不尽な風評被害は生産者側のほうが痛感しているはずだが。 五島が仮に北海道に属していたらこの問題提起は考えにくいだろう。だが、冷静に見れば事情は変わりないことに気付く。同じ理屈でイベントは中止を唱えて然るべきだ。宮崎から選手も参加するのは変わらない。そうやって考えていくと、全国各地の大型イベントは全て中止しなければならない。さらに言えば、日本人が参加しうる海外のイベントも全部中止か、日本人には参加拒否すべきだ。ぶっちゃけ、畜産業を営むあらゆる国では日本人観光客の入国は禁止だ。 そういう次元の話をしているのではないかという気がしている。 リスクマネージメントの専門家がきちんと議会に加わる必要があろう。 だが、ここまで議論が進展してしまった以上、もはや中止(及び延期)という選択以外は取れなくなってしまったのではと僕は思う。レース開催後にもしも五島に口蹄疫が蔓延してしまったときに、僕らへの疑いの念を晴らす手段は何一つない。つまりその無限大のリスクを背負うことができるかを問われてしまったからである。よほどの相互理解がない限りは難しいように思う。 2010/5/31 [アイアンマンジャパン中止] 2010アイアンマンジャパン五島長崎は、お亡くなりなすった。 五島の牛たちの安全を、身を賭して守ったのだ。 この犠牲は、きちんと生かされなければならない。 喪に服して、牛肉は1ヶ月間食べないことにしよう。 牛乳は命に関わらないので飲みますが。 はぁ〜。 やっぱりか。予想通りとは言え、現実として起こってみると虚脱感が激しい。 この問題、ふと嫌な予感がしたのがつい12日前のことだったが、ニュースになったのはさらにその数日後。だから、お亡くなりになるまでホントに一瞬だった。まるで、若い人がガンを患い急に他界してしまった時のような儚さ。 無理して月末駆け込み練をすることもない。相変わらず具合も良くないし。 というか、レースに備える必要がなくなったのでむしろ身体をいたわることもないんだけど。 でもやっぱり暫らくやる気出ない。 2010/6/1 [達人の仕事] 長崎行きツアー(飛行機+ホテル)をキャンセル。出張の達人<トラベルウィズ>に、口蹄疫問題に絡みイベントが中止になった旨伝えると、そのイベントとは何ですかと問われ、事情を鑑みてANAに手数料なしでの取り消しができないか掛け合ってくれるという。ANAはスポンサーだから配慮してくれるかなあ。ま、可能かどうかはともかく、その暖かい気配りで全て救われた気がした。ハートはお金に代えられないね。安さもサービスもキンツリとは対照的。 風邪っぽさ続く。 近頃よく思うことは、「自分はつくづく政治家にはなれんなあ」ってこと。 政治家とはつまり、自分の長がどれほどのしっちゃかめっちゃかぶりを発揮しようとも、そのことについて突っ込んだことを一言も口にせず、あるいは世間の悲痛な叫びにも馬耳東風でいられる、とてつもなく辛抱強いか、もしくは恐ろしく鈍感な才能を備えている。その点で現在の与党は卓越した人材が揃っている。 僕には無理だ。 2010/6/3 [もみほぐしの一言] 駅からの帰り、珍しく23時過ぎのバスに乗ると、「遅くまで大変お疲れさまです」のアナウンスが妙に沁みた。単なるねぎらいの意味合いよりも、もうわが家ですからどうぞリラックスして下さいと言われたかのような安堵感。 2010/6/5 [捨てる神あれば拾う神あり] 毎年6月開催の宮島パワートライアスロンが、IMJ中止で途方に暮れている選手のために追加募集という粋な計らいをしてくれた。 宮島は類を見ないハードなコースとして知られ興味深い対象ではあったが、毎年IMJと時期が重なっていたために選択から外さざるを得なかった。今回の不運はある意味またとないチャンスである。 先着50名なので考える暇もなく申し込んだ。最善を尽くしたとは言えなかったが。そして予定であれば今日、合否の電話連絡があるかもしれないとのことで、清々しい晴天日にも関わらず、どこへも行かずに家で電話をじっと待つ。 が、結局かかってこなかった。選考洩れというより、今日は休日だからと思いたい。 実は電話云々に関わらず、身体を動かせる状態ではなかった。体調不良で一週間が経過、日を追うごとに風邪が顕著に出てきて今日が最悪。まったく何てことだ。治るまであと数日はかかりそうな雰囲気だ。 人生の1/4は風邪との戦いだなあ。いいかげんにしてくれ。 2010/6/7 [参加許可通知キター] はつかいち縦断みやじま国際パワートライアスロンへの参加許可通知が昨日夜に来た。よかったよかった。 もうIMJのことはとっくに諦めがついているのだが、未だに体調不良で再開できないでいる。宮島へ向けて気合を入れなおさねば。ガツンと追い込めるのは明日から13日間。ハーフなのでテーパーは1週間としよう。 とにかく最低でもジャパン前のレベルまでは取り戻さないとな。風邪を引いている場合じゃない。 2010/6/8 [ようやく再開] まだ不気味な疲労が残るがウンドー再開。スポクラ久しぶりだな。恐る恐る、エアロバイクに乗る。急に負荷を高くすると気持ち悪くなりそうなので。 辛くない範囲で、と思っていたけど、意外とレベル17までいけた(普段のレベル)。しかしこの季節、スポクラは混む。18台のトレッドミルが空くのを筋トレしながら待ったが、20分経っても順番が回ってこないのでランを断念。今日は止めとけってことかもしれない。筋トレもなんだかぎこちなくて、どういうわけかキャッチボールやりすぎた翌日のように肩が痛いし(利き腕と逆)、真剣にやろうにも気合が入らない。 ウンドー後は少しスッキリした気がした。でもビールが美味くない。やはり体調はまだどこかオカシイ。 2010/6/9 [まだ少し変] 相変わらず奇妙な体調、徹夜明けに良く似た感じ。明日はスイムの予定なので今日なんとしても走る。 傾斜10%ランは前回ほど楽ではないが限界ではない。 大事を見て13.5km/hで走る。スピードに対しては全く問題なく、脚の運びは非常に軽快に感じるが、僅かに坐骨神経痛になりかけているのは長いブランク明けのせいか。それよりも、走りながら明らかにわかるほどの微熱状態になってきて、徹夜明けで無理なことしているという印象。 やはりこれらはオーバートレーニングの兆候だろうか。 2010/6/10 [代替レース通知] これまた久しぶりの、ほぼ半月ぶりの辰巳練。今朝もぐったり異様な疲労感に襲われていたためろくに泳げないだろうと思っていたが、そこそこ普通の感覚で泳げた。100mは1分26秒キープでやや遅い程度。とはいえ、1コースに常時4-5人と結構混んでいたためにいつものメニューはできず、100単位で何となく泳いだだけ。本調子でない証拠に、腕が早々に干上がって2600mで早めの終了。それでも1時間を要しており、インターバルが随分長かったようだ。 事務局から、口蹄疫で中止となったジャパンの代替レースとして韓国チェジュ島のレースが決まったと連絡が入る。 この短期間によく準備してくれたものだと思うし、その厚意には参加して応えたいとの気持ちがないわけではない。 だが同じくこの日に開催されるタテトラはショートでありながら色んな点で非常に楽しみにしており、これを蹴ることは今更考えられない。つい先日参加が決まったばかりの宮島パワーのわずか二週間後という日程もさすがに無理があり、どちらも疎かになるだろう。\50,000という高額なエントリー代は、断念させるには十分すぎる額だ。それらの事情すべてに目をつぶったとしても、IRONMANというとてつもないレースに挑戦するだけの気合をあと1ヶ月で再びチャージできる見込みがまるで立っていない。 さらに付け加えるならば、僕は過去6回の参戦で積み上げてきた五島のコースで自らを試したいのだ。まだ見ぬ異国の島で納得のいくレースを組み立てることは、僕のような素人にはまあ無理というものだ。 ハワイのスロットを確実に取れる人、取りたい人が行くべきレースだろう。 2010/6/12 [リハビリ走] 6時の物練に出るのは厳しいなあと躊躇っていたら、松井さんから7時半スタートの呼びかけが出たので乗っかることにした。行ってみると予想通り、僕と松井さんだけだった。 松井さん提案の本日のルートは、僕には馴染みのない桂木林道ということで楽しみだ。序盤は抑え目に先導したが、「平地なら後ろに着いていれば楽」という言葉を聞いて少しペースアップ。とはいっても、2週間ぶりとなる自転車、まだ体調不良から脱しきれてない状態なのでガツンと追い込むのが怖い。心拍135bpm付近を上限に、坂や信号スタートなどでうっかり負荷オーバーにならないように厳重にコントロールしつつ・・・という点でIMJのバイクペースに近かったと思う。 ところがもう少しで毛呂というあたりの平地でふと松井さんがいないことに気付く。1時間半でエネルギーが切れることになってる、らしい。ウルトラマンよりは遥かにマシですが、切れるのが想定通りというのはいかがなもんでしょーか。 桂木林道は2,3のルートがあるようだ。二人分かれて、上で合流することにする。僕はどうやら勾配がきついほうらしい。いつもならダンシングでいくところをあえてシッティングに徹してSFR練とかいう奴を試してみることにした。マイペースに徹しているせいか感触は悪くない。桂木観音の激坂だけはダンシングに逃げてしまった。 松井さんと合流後、一旦下って一本杉を上る。こちらはノンビリと。 シロクマで休憩。七重を走ってきた小湊さん浅倉さんと合流できたので帰りは4人で。いつの間にやら、松井さんがヘロヘロになっていて、もはやどんなに救済してもすでに塑性変形してしまった様子。前半の走りはノンストップの一定負荷でじわじわ追い込んでEPOC的にはそこそこだったからこれが効いたかな。 2010/6/13 [アンカー初峠練] 昨夜は呑み会だったので、やや寝坊してノンビリ家を出る。かおりさんのアンカー練、ただしいつもの彩湖ではなく物見山にデポしてアップダウンルートに初トライって企画。下道で迷いながら行ったら、山頂の駐車場に着いた頃には13時を回って随分遅いスタートになってしまった。 先に準備が整ったかおりさんに、「ここを出て信号のある交差点まで下って上り返すといいアップになるよ」と伝え、物シューのきつい上りとは露知らず一人スタートするかおりさん。僕は意地悪ですか? さて、初っ端から悲鳴を上げるかな? と思っていたが、何事もなくフツーに上ってきたので、あれ、思ったよりこれは行けるかも、と判断する。 最低40kmは走りたいというので、では定峰峠まで往復してみましょう。定峰の走りやすい上りもオススメだけど、ゆるやかに長く上りが続くアプローチがちょうどいいかなと。 普段の物練と違って交通量が多いのにはやや閉口であるが、なかなかいい感じで走れている。途中の松郷峠もすんなり上れた。この分なら定峰も行けるだろう。しかし意外なハードルがその直後に待っていた。下りが怖くて走れなくなってしまったのだ。裏松郷の途中、採石場出入口の砂の浮いた路面で耐え切れずに自転車を下りてしまう。まあでも怖いもの知らずで突っ込んで豪快にスリップするよりは救いかもしれない。確かにここは逆バンク気味だし路面もガタガタで毎回不愉快に思うところ。 落合までのだらだら上りは強い追い風のため傾斜を感じることなく走れたみたい。このあたりから、「ポピー開花中@高原牧場」のノボリを見かけるようになり、なにもない定峰よりも高原牧場に行ってかおりさんの好きなポピーを見てアイス食べようか、との提案に元気よくOKの返事。ところがこれが曲者だった。 高原牧場は確か一度しか行ったことがなかったが、そのときとは違う道で上り始める。牧場まで5kmの看板、しかしいきなり勾配がキツイ。10%近くあるのではないか。きっと上り口だけでそのうち緩くなるよ、と言ってはみたものの、当分そんな気配がない。しかも、すでに30km以上走っていることにここで気付いた。あれ?定峰ってそんなに遠かったっけ? 完全に目算を誤った。必死でこの5kmを登ったら往復70kmになる、というか帰りの松郷はもう上れないだろう、と考えて急遽折り返すことにした。 ![]() 帰路では徐々にペースが落ち、裏松郷で完全に売り切れていたらしいが、ガイド役はそのように認識していなかったようで、さらに横松のほうへと誘導する。そして横松の下りで再び止まってしまった。どうやらこの手の見通しの悪い下りが耐えられないようだ。白石峠などは100%無理っぽい。かなり拷問だったようです。 明覚ヤマザキで休憩後、なるべく平地を選んで帰るが、最後の三段坂と山村女子大坂はどうしても上らなければならない。極限までヘロヘロになった割には無事クリア。そんなわけで昨日の松井さんに続き、精根尽き果てるまで振り回してしまったようだ。 予定以上の60kmを3時間以上かけて走って獲得標高はおよそ700m。平らじゃない道は人生初であることを考えたら上出来だったかも。 2010/6/16 [常軌を逸している] 口蹄疫問題が、遠く離れたサロマにも飛び火しているらしい。それおかしすぎませんか? なんだか、無性に腹が立ってきた。 本当にきちんと、開催中止がどういう甚大な影響をもたらすか理解して要請しているだろうか? なんでもかんでもヤラナイに越したことはない、という悪しき日本人的発想法で盲目的に安易に判断されているような気がしてならない。 マラソンなど参加者全員の身元がハッキリしているようなイベントはきちんとした対策はとれるはずだ。それを、万全を期すなどという体のいい言い訳で放棄するのは単なる怠慢でしかないと思う。 2010/6/17 [辰巳練] カイシャが近々神奈川へ引っ越すことが決まったので、通勤を考えて引っ越す検討をしている。 やはり神奈川方面がまずは合理的だが、僕は千葉に住み慣れたせいか都心より西側に住むのは単純に抵抗があるのと、人口密度の高さが気になって息が詰まり、とにかくどこも混んでいてウンザリだ。それだけでなく、辰巳に行けなくなることを思うとかなりのマイナス。観点が偏りすぎですかね? 最近は辰巳もコンスタントに少々混んできたかなあ。まあでも夜9時過ぎになれば空いているんだろうけど。 宮島が近づいているので結構気合入れて泳いだら400mでバテてしまい、それ以降ずっと売り切れたままでしんどかった。100m単位で1600mまで泳いだところで500mTT開始。7分19秒か20秒くらいでなかなか悪くなかったのは幸い。でも腕は干上がったままなので今日も3000mに及ばず切り上げた。 2010/6/20 [200km越え] しばらく考えた末、宮島はDHバーなしで行く事に決めた。わずか55kmで獲得標高1400m以上というヒルクライム系コース条件もさることながら、トラとは違うローディとしての気概でバイクパートに挑みたいと思ったため。 とくれば物錬では早速ロード仕様に戻して走る。ステムもブサイクな逆向きに。 その場合唯一不安なのが平地ソロ走り。宮島も少なからず平地区間はある。マキさんの専属機関車役を口実に、みんなとは7m離れて走ることにする。僅かな追い風も手伝って、気持ちよく追走できた。お約束の早俣橋で一旦切れたが、その後の平地でガシガシ飛ばしてもマキさん粘る。だいぶ男勝りな走りになってきましたね? 清澄坂では先行する慈朗さんをダンシングで追う。おや? パワーが漲る感がある。いわゆる「かかり」がいいって言うんですかい? この感触は、とんとご無沙汰だった。慈朗さんが大幅に手を抜いていないのであれば。 明覚駅でトイレ休憩。マキさんは途中離脱し松郷回避ルートで定峰へ先行している。残った5名で回しながら進む。松郷をアウター19Tで上りきった。やはりいい感じ。 ジェントルに落合まで来てからは、岡部さんが定峰TTのために脚を残したいとのリクエストがあり穏やかに白石車庫まで。体調不良にも関わらず先月14分46秒を出したという某氏の先行をこのまま黙って見過ごすわけにはいかないと鼻息の荒い岡部さん。車庫前の自販機で補給なんぞしたりして、脚を溜めたいのかオモリをわざわざ仕込みたいのかどっちつかずな状況。さて、僕も久々に調子がよさそうなのでガツンと行きたい。皆さんお見合い状態なので先陣切ってスタートする。抑えて行け、との声を無視するようにガシガシ行く。背後に迫る慈朗さんの影を予想以上に怖れているようだ。清澄、松郷の時の様な好感触はないけれど、気持ちは前向きでいられる。ダンシングとシッティングを効果的に織り交ぜて、垂れないように集中して、しかし遠慮なく限界で走る。早くも160bpm付近に上がり、追い込めているようだ。中間地点を7分強で過ぎ、そのまま倍にしても14分は切れないという事実に何を勘違いしたかすこし落ち込むが、気を落とさぬように走り続ける。呼吸も限界で、酸素供給が追いつかない。ふと振り返ると3人見えた。残り1kmを切り、慈朗さんがぴたりと背後に着いているのに気づく。これは余裕のある証拠。そして残り600mくらいのところでばびゅーんと追い越していったその途端、鼓膜内の気圧がふっと変わって篭った音に変わった。緊張と集中力が切れたことを音で示していた。みるみる離されつつフィニッシュ。 定峰TT 14:41(best+0:14) HRave/max=156/165bpm 過去最高というくらいに追い込んだが、ベスト更新にはまだまだ至らず。まあでもシーズンベストは出た。近頃の少ない練習量からみたら上出来でしょう。 岡部さんも14分45秒でギリギリ面目は保たれた。というより脚を休ませすぎたのが却って仇になっている気がするんですが。 白石をのんびり超えて、明覚ヤマザキで休憩。北周りで帰る。帰路も途中からペースが上がり、若干の向かい風で強度が高まってきたが相変わらずマキさんの粘りが冴えていた。 彩湖までカッ飛ばし(意外と遠い)、待ち合わせたかおりさんとアンカー練。本日のお題は、まだ僕も走ったことのない荒川下流を行ってみよう練。 マスター二郎さんは物練のあとに、彩湖1周をジョグするか荒川を葛西臨海公園まで往復する自転車60kmのどちらかを、小学生の息子さんと一緒に楽しむらしい。二郎さん曰く、「彩湖のほうが辛い」とのこと。まあそんなわけで5kmのジョグよりも楽ちんな60km走となるはずである。しかも海まで行く計画は無いので、半分程度で済むベー、とかなり甘く考えていた。 まず適当に下り始めるといきなり行き止まってしまったので、松井さんに知恵を拝借して無事目的のサイクリングロードに入れた。ほとんどが荒川の都心側を走る。道幅は6〜8mほどもあって概して走りやすく、緑のセンターラインが目印になって迷わないのだが、所々現れるボラード(クルマ止め)が厳重すぎていちいち下車しなければ通れないのがかなり不快。しかもこのシステムが徹底して下流まで続いているのには驚いた。これには萎える。 そして、行けども行けども荒川は長い。似たような視界が延々続く。ボラードが10kmほど無い区間もあった。だんだん辛抱たまらなくなって、墨田区辺りで川沿いを離れる。工業地域に紛れ込み、ようやく見つけたコンビニで遅い昼食にありつけたのはすでに午後3時だった。 帰りは追い風基調で楽だったけど、この距離と暑さでかおりさんがパワー切れ(そりゃそうだ)。40km程度と思っていた荒川往復練は道に迷ったこともあって実際には85kmにもなり、二郎さん情報とはまるで異なるんですけどー。というか下調べがなさ過ぎた。日が沈む直前に疲労困憊してデポ地に戻ってきた。 今日の総走行距離は218km、久々に200km超えになったなあ。かおりさんも合計120kmとなったらしく、二週連続の拷問練でまことにすみませんでした。 2010/6/22 [未だ消えぬ思い] 宮崎県民というだけの理由で差別を受けているという実態をニュースで見た。 もちろん、「酷い話」という意味を含んだ報道である。 では、島民ではないというだけの理由でシャットアウトされることはどうなのだろう? 果して、より根拠のない差別はどちらであろう? 2010/6/23 [辰巳練] 今日は一人で辰巳練。宮島に向けて急ピッチで上げていく。 力んでフォームが崩れないように気をつけた。100mプルは1分24〜26秒の範囲でこなせている。24秒がちらほら出てきたのが新しい点。空いていたので1500mまでサークルを守って泳げた。ここから500mTTは8割以内の出力で。大分楽に終えたが7分20秒で悪くない。最後に100mを1本計る。1分20秒切りを狙って針が10秒のところからスタート。こうするとフィニッシュ時に針が6時の位置より手前か後かを見れば狙い通りだったかすぐ判る。結果は無事20秒を僅かに切れた。 スポクラに行って二部練で走るつもりだったが、かなり疲れてしまったのでヤメ。 2010/6/24 [辰巳練2] 今日は二人で辰巳練。宮島に向けて急ピッチで上げていく。 二連チャン辰巳ははじめてかと思ったら去年の今ごろIMJ直前にもやはりやっていた。明らかに当時よりはスイムのレベルは上がってきた。今日はエンドレスで泳ぐ人が二人ほどいるので、十分休みつつ一本一本を目一杯飛ばすことにした。1分20秒が3回くらい出せたと思う。やはりスイムは短期集中型が効くと感じた。 スイムの調子が上がってくると、頭には理想のフォームが描けるようになってくるが、それは日によって結構異なり、「ガシガシ」という時もあれば「ふわっふわっ」だったりもする。1本ごとに異なることもある。今日新たに芽生えたイメージが、「なるべく波を立てず、静かに、滑らかに、力まずに速く」ということ。トレッドミルでの走りの哲学と共通する感じ。スイムの場合お行儀のいい泳ぎはあまりタイムに繋がらないことが多いが、今度のそれは、水をかき乱さずパワー伝達率を高める、水の抵抗を最少に抑える、などへと通ずる点で合理的で望ましいという気がしてきた。タイムもそれに準じていい感じだ。 問題は、このとき思い描いた良好なイメージをいつでも再現するために記録しておく手段が無いってことか。 最後に500TTをやり始めたが、400mを終えたところで前がフン詰まりになって断念。この時点で5分50秒を確実に切っていたのでベストが出たかもしれないと思うとちょっと惜しい。 2010/6/27 [レース日] はつかいち縦断みやじま国際パワートライアスロン 参戦レポート 2010/6/29 [レースその後] 今日も凄い筋肉痛。ゴール直後はここまで痛くなりそうな感触は全く無く、帰りの飛行機などでも痛くなかったのに、不思議。 おかげで6月の練習量はほぼ決まり。全く目標に届かない、いただけない6月なのであった。そんなにサボった覚えもないのだけど、月前半の不調+意気消沈が思いのほか時間の空白を生んでしまったようだ。 2010/6/30 [辰巳温泉] だいぶ回復してきて、軽いジョグならできそうな状態に落ち着いてきたが、まずは辰巳温泉(ジャグジー)で身体をほぐしてから、ダメージのないスイム練を再開。 100mを1分45秒サークルで十数本、概ね1分23〜25秒でこなせるようになってきた。23秒がボチボチ出てきたのが新しい。それと、100mTTでは1分17秒が2回出た。近年ではベストタイム。 6月の練習はホントに少なかった。5月の半分以下だ。目標達成したのはスイムだけで、他の二つは見事に半分以下だ。宮島の結果はその点でよくできたほうだと思う。ただやはりバイクの衰えは無視できない。修善寺5耐までに少しは上げておかないと。今年はマキさんとペアで走ることになり、オトコと組むより頻度が高いハードな条件なので覚悟せねばなるまい。 |
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