2008年7-9月
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2008/7/2 [IM雑感]
今ごろだけど、IMジャパンを振り返る。
年代別8位。去年の10位から上げたと考えるのは、カテゴリーが違うので正確ではない。今年のタイムでDカテだと15位まで落ちる。タイムも上がったが、それ以上に周囲も好タイムを出し、また恐らく選手層も厚くなった。Eカテでハワイスロットのボーダーラインは9時間46分。まったく、冗談じゃない。

スイム、バイク、ラン、いずれも明らかに前年より全般的に記録がいい。スイムはコースロープがしっかり張られているので距離が短かったということは考えにくく、あったとしても50mも差はないだろう。波が穏やかだったとは言え、佐渡ほどベタ凪ではない。おそらく潮の流れが有利に働いたなどの、プラス要因があったのではと思っている。
バイクとランで好タイムをもたらした要因は涼しさだろう。風がそれなりに吹いていたし、バイクでは路面が暫らく濡れていて下りを思いっきり飛ばせないなど、マイナス要因もある。それだけ気温は記録を左右するってことだな。
ランはラスト2km付近でコースが若干変更された。いままで、ランのラスト1kmは妙に短い印象があったが、その分修正されたと考えると辻褄があう。

今回、外人(白人)参加者がドンと増えた。今年はハワイが30周年とのことで、日本にクオリファイを求めて集中したのかと思ったが、意外と権利放棄している。
さらに意外なことに、ドラフティングが目立ったのも彼ら(彼女ら)だった。僕とすれ違った外人は100%該当する。ハワイでは日本人の違反が目立つとよく聞くが、今回を見る限り、ルール遵守のムードを踏みにじったのは彼らではないかと感じる。旅の恥はかき捨て感覚だろうか。
外人といえば韓国からも多く参加していた。チェジュが無くなったのでもっと来てもいいくらいだが。今回の完走TシャツにはJapanと大きく書いてあるけど、彼らは地元で着る場面が果たしてあるのかな?
2008/7/3 [続・IM雑感]
(昨日の続き)そんなわけで、スイム・バイク共に前年比で1分程度の短縮では、依然実質的にタイムは向上したと見なせず、むしろその逆。スイムは自己診断通りで納得の結果。バイクは心拍数で比較してやや余裕を残しているため、同等のパフォーマンスで走ったとすると若干短縮できた可能性もある。もちろん、その場合少なからずランに響いただろうし、去年と今年でどちらのペースがベターだったか見極めは難しい。
バイクでのタイムテーブルは今回大きな役割を果したが、今後は気象条件等を予測し目標タイムに反映させる準備が必要だろう。
ランでは今回初めて、「マラソンのベストの30分遅れ」を実現できた。去年より好条件なのは間違いないけれど、それよりも3:35という絶対値でまずは満足。スイムでのスリップストリームや追い潮条件みたいに、実力以上の結果が出ることは考えにくいからね。
ラン最後の武家屋敷通りコース変更を地図で調べたら、従来比120m増。僕の場合で約37秒ぶん。既に記した通りこれは従来コースが短かったのだと思う。空港脇の往復路も若干変更されていたが、私有地のためか地図で確認できないので不明。ラップタイムを見る限り距離の変動は考えにくい。まあいずれにせよ些細な違いだ。
レースではコンタクト使用なのでサングラスは必須アイテム。
エキスポで衝動買いしたBrikoのサングラス9000円をレースで使う。いつもの500円サングラスでも良かったんだが、イマドキの流行りもんと思って安易に買ってしまった。最初の数分でこれは失敗したと気づく。縁ありサングラスは後方確認時に縁が邪魔になってほとんど見えない。ほぼ180度振り向かないとちゃんと見えないよ。僕にとっては機能面でNGレベル。トライアスロンだからまだマシだけど、このサングラスでロードレースはムリだ。練習でも後続の安全確認に著しく難有り。よくみんな使いこなしてるなと感心。

10日の完全休養を経て、スポクラに行ってみた。
くどいようだが今回はかなりダメージを感じないので、もっと早く練習再開してもいいかと思ったんだが、ちょうど仕事がドッと来たので無理をしなかった。
で、トレッドミルでいつもの13km/hで。走り出してすぐ、身体が明らかに異変を残した状態であることに気付き、正直とても驚いた。ほぼ完全復帰したと思っていたのに。脚や体全体が重くジャパンでのラン10km地点よりも動きが悪い。10日ぶりで慣れてないからではなく、明らかにレース後遺症だ。そして、目眩のようなクラクラ感が不気味だ。12kmを走るつもりだったが6kmくらいでもうイヤになってきた。9kmあたりからやや慣れて若干マシにはなったが、ズッシリ感は消えない。心拍が140bpmを越えて身体のしんどさを訴えている。本格始動はまだ当分先のほうが良いと感じた。
2008/7/4 [新・IM雑感]
レース直後のひととき。VE松本さんがブリックトレーニングの重要性を力説していた。
ブリックというとブラジル、ロシア・・・、最近は五輪前だというのに中国が自爆しそうな雰囲気で、そうなるとただの「ブリッ」になっちまうんじゃないか、ブリッ、はまずいだろう? いやそうではなくてブリックとはどうやらバイク→ランと続けて練習することらしい。専門用語を知らんかったです。スイム→バイクは大した辛くもなく、多分効果が薄そうだが、ラン→スイムは全く意味が無いだろう。けど僕は日々このパターンである。
以前はエアロバイクを30分こいだあと、立て続けにトレッドミルをやって、結構しんどいなーと思っていたが、程なくして慣れた。むしろエアロバイクは30分程度ならいいアップになって、ランが好調だ。
珠洲のようなミドルは心拍数がぐんと高いから、7、8月はブリックトレーニングをもっと積極的に取り入れていくべきだな。このごろロング仙人になりつつあって、全然心拍を上げて練習しようとしない。楽なんだよね。これはこれで問題だ。
2008/7/5 [オフ期間終了]
何もしない、ちょっとダルい1日だった。IMの疲労の余波が、今ごろになってやってきた感じ。
衣替えして随分経つのに、ずっと涼しい日が続いていたが、今日はカーっと晴れてやっと少しは夏らしくなってきた。でも家にいて窓を開けていると少々寒いくらいで、まだまだ。梅雨はどこへ行ったんだろうか?

毎月ガソリンが10円値上がりしていく。すごい勢いだ。1年前には、いや、ほんの3ヶ月前でも考えられない値段になっているが、意外とコスト意識は刷新されていくものだなということに気付く。よく聞く話として、「世間が受け入れるまで時間がかかる」とかの理由で、国が思い切った改革をやらずに先延ばしにすることが多いが、案外すんなり順応できるんじゃないかな。同じ様に、一度豊かな生活に慣れると、もう元の不便な生活に戻れない、とか言うけど、案外そうでもないんじゃないかと。まあとに角やる前から憂いでないでやってみたらいいんだ。コンビニの夜間営業停止とか。特に賛成って訳でもないけど、声を大にして言える程でもない不便を味わい、行き当たりばったりな生活をしすぎだった自分に気付くのは悪くないだろう。夜中にコンビニに行かなくて済む方法は、いくらでもある。
ニッポンの食糧自給率は何%?というクイズを1年前にやったら正解率は10%にも届かなかったと思うが、今じゃ80%くらいじゃないかな。食べ物の値段がどんどん上がっている。困った困ったと嘆いて、明日の米と味噌も手に入らないみたいなことを言い出すけど、いったいどのくらい残飯を出しているというのだろう。冷蔵庫で放置プレイの食材は食費の何割に相当するだろう? 楽で割高な惣菜や冷凍食品にどれほど頼っているだろう? これ以上安く食べられないであろう給食を食べ残し、お菓子で腹を満たすガキはどの程度いるだろう?
そういえば、ガソリンを4月半ばに入れてからまだ入れてないな。あんまり高いので乗る機会が減ったか? 深層心理としてはあるかもしれない。我慢すれば乗らずに済むのなら、そのほうが世のためでしょう。まだまだ我々の生活はいくらでも切り詰められる。ここ1,2年で日本や世界が急速に変化しつつあると感じるけど、これは人類を自浄に向かわせるうえで必要な現象も多く含まれている気がする。ナウシカの腐海みたいなもんじゃないだろうか。
2008/7/6 [復帰練]
昨日のお山メニューがかなりハードだったらしく、日曜物練はイージーライドで復帰最初の僕にはちょうど良かった。ただ徐々に暑さが厳しくなり、朦朧としてくる。これでも昨日よりはマシなんだって。家にこもっているのと走りに来るのとではまるで違うなとびっくり。

久しぶりの横松郷。先頭の岡部さんに付いてダンシングで走る。皆あまり本気度を上げない雰囲気なので、やがてパスして先を行く。なぜか今日はダンシングでずっと行くほうがいい気がして、やがて来た市川さんと一緒に走る。途中緩くなったところでやっと座ったが、Polarをみると170bpmとか信じられない値になっていて、ウゲ、ダンシングでいい気になっていたら追い込みすぎた、と少し萎える。涼しい顔した市川さんが追い越さないので、先を譲るようにペースダウンしたら、どんどん離され垂れていった。最後は大タレでフィニッシュ。うげー気持ち悪い。
ここのベストを調べてみたら、2年前の7月22日の10分45秒。日記には「推定」とあり、Polarデータをもう一度見てみると、どうやら読み違い臭いので記録は無効とした。次なるベストはすぐ後の8月20日、11分2秒。ということで今回のタイムは、
横松郷TT(木製ゴミ置き場からゴミ置き場まで) 10:48 (best-14s) HRave/max=161/170
めでたくベスト更新。
やはり市川さんと暫らく一緒だったってことはそこそこいいポジションってことか。
ロング後は心拍が異常に上がる。ジャパンでは最高151bpmまでしか出てないので(それも一瞬)、ここまで追い込んだのはかなり久しぶりとなるが、それでも170bpmに相当するほどの追い込みではないはず。去年も佐渡Aの2週間後の練習で同じ現象が起きた。フケのいいエンジンになっているということなのか、それとも自律神経がおかしくなっているのか。あと10日もすれば収まるので、多分後者だろうな。

西平に降りていく途中で、プシューと透かしッペのような音を立てて前輪パンク。その瞬間、ア!と問題に気付く。今日のスペアタイヤは安物で、パンクしたタイヤに付いているバルブエクステンダーが使えないタイプだった。シマノのホイールは前輪がよりハイトリムなので、後輪をひっぺがしてスペアをはめるが、それでもバルブは5mmくらいしか顔を出さず、手持ちのポンプでは全く空気が入らない。万事休す。
引き返してきた杉浦さん、米谷さんに色々手伝ってもらいながら、10年前にホームセンターで1000円で買ったという米谷さんのポンプで3気圧くらいまで入れることができた! 西平セブンで皆さんには待って頂いていたお陰で、志村さんのキャップ式エクステンダーを借りて無事空気を入れられた。ふー。助かりましたです。

熱中症気味で帰り着く。流し区間で平均129bpmなどと、オーバーヒートを起こしている。これでもまだ地面からもわっと来る暑さではないから、夏本番には程遠い。
2008/7/9 [復帰はいつだ]
全然復帰してません。

キャリアアップセミナーとかで、研修センターに缶詰。自分の市場価値を見極め、向上する道を模索する8時間。脳みそを搾り取られ、疲労困憊した。この負荷がもしも毎日の仕事でかかるとしたら、10倍のスピードで老けていくだろう。
朝、会場に5分前に到着し、「余裕ありすぎ。さすがオレって社員の鑑〜」と思いながら部屋に入ると、一席を除きすでに全員がスタンバっている。しかもランシューズと破れたジーンズはどう見ても一人だけ。しーん。
そんなわけで17時に解放されてもスポクラなんて寄る気も起きずに直帰したので、ためしてガッテンで目から鱗な話を聞くことができた。
「水よりお湯のほうが早く凍る」というのだ。
20℃をピークに、温度が上がるほど冷えるまでの時間が減るらしい。ガッテン最新情報ってわけじゃなく40年ほども前にタンザニアの高校生ムペンバ君が発見した現象らしく(ムペンバ効果)、その仕組みは未だ解明されていないとか。
エネルギー保存の法則はどうなっちゃうんだろうとか、疑問は尽きないが、早い話が数日分のカレーを作ったら、なるべくアッチッチ状態で容器に入れて冷凍庫にぶち込んで下さいってことだ。イチローの奥さん、知ってましたー? 粗熱取るのは愚の骨頂。まじかよー。
あ、ムペンバ効果がカレーにも効くかどうかはわかんない。
でも、熱湯でも庫内は数分間1,2℃上がる程度で影響ないらしいので、いずれにせよ問題ない。
2008/7/10 [エコとパワーメータ]
TOYAKOサミットで活性化を期待し、肩透かしを喰らったとボヤく現地の方々。そりゃそうでしょうって。遊びに来てるんじゃないんだから。

エコが急速に注目される時代になった。エネルギー効率とかLCA(ライフサイクルアセスメント)の概念とかは昔から関心がある。根がケチだからだろう。もちろんLCAなんて言葉、昔は無かったと思うけど。ガキの頃はいかに宿題を楽に仕上げるかといった発想がメインだったが、ある日「走る勢いで発電し、その力で進むクルマはどうだろうか」とオヤジに訊いたこともあった。速攻で「お前はバカだ」と一蹴されたのを覚えている。「お前こそバカな父親だ」と反論することなどもちろん不可能だったが。
風力発電などの自然エネルギーや代替エネルギーもこれからやっと本格的に発展しそうで楽しみな分野だ。武蔵工大で水素エンジンを研究したいと思ったこともあるが、どうやら水素エンジンの開発はすでに来るところまで来ていて、もはや希望が無いらしいね。太陽光発電パネルはLCA的に見てエコに繋がらないと聞いたが本当だろうか? 原子力の道をキッパリ閉ざしたドイツは太陽電池にかなり力を入れているみたいだけど、そんなショボイパワーで上手く行くのかな。そういうエイヤーなところは好きだけど。

トライアスロンに惹かれるのも、エネルギー効率とか、裏を返せばいかに頑張らずに結果だけ出すかといった要素が大いに絡んでいるからだろう。TTバイクはソーラーカーやリッターカーと通ずる点があるしね。

ところで近頃、自転車のパワーメーター流行りである。まだまだ冗談としか思えない値段だけど、興味はそれなりにある。ただ、色んな人の使用例を見ると少々疑問がある。
これは自分がどれだけ力を出したかを測るものである。だがそれはどのくらい速いかと完全に等しいわけではない。我々が最終的に求めるものは、ベンチプレスで何kg上がったかという力自慢ではなく、その結果タイムやスピードがどうなったかである。素人的発想で恐縮だが、ペダルを踏みつける強さの程度をクルマに置き換えるならばスロットル開度に相当し、一般的な計器類のなかで感覚的に最も類似するのが瞬間燃費計であると思う。くどいようだが僕だけの見方である。
瞬間燃費計ととらえると、この測定値が高いほどいいとする発想がどうも腑に落ちない。楽して得とれのコンセプトに従えば、僕にとっては入力(パワー測定値)は限りなく低く、そして最終結果(タイム)は限りなく良いほうが望ましい。筋トレ目的や、練習走行で効率性は無視するという人でも、レース本番においてはパワーは温存した方が良いに決まっている。ランが控えているトライアスロンでは特に。
クルマの場合、アクセル操作のちょっとした気配りでかなり燃費が変わる。多かれ少なかれ自転車にも当てはまるのは間違いなく、その勘所や理論は競技の中での重要な武器の一つと思っている。
僕がもしパワーメーターを手にしたら、いかに労せずして走るかという価値観と、いかに高出力を実現できたかという価値観の狭間に窮して練習に支障を来たす気がするのだが、それは考えすぎなのか考えが至らなすぎなのか、どっちなんでしょうか?

久々のスポクラ。
トレッドミルではビルドアップ走。暑いけど比較的快調に走れた。選んだマシンが上限15km/hなので、最後は3%まで傾斜をつけて追い込み。しんどい。多分あさって筋肉痛。
2008/7/12 [ブリックトレーニングゥ?(肝トレ付)]
夕方から皇居ランのクラブに混ぜていただく予定があるので、物練は正午までに切り上げたい。6:30の早出班に参加することにしたが、CRからいきなり速く、早速信号で分断され、交差点スタートでモタついている間にあっさり一人旅。やはり早出班の意識レベルは違うなと痛感する。おまけに、走り出し直後に前輪の磁石がセンサーと接触してブッ飛んだらしく、フライトデッキもPolarも速度は0表示のままなのでやる気が出ない。たぶん、33〜4km/hしか出てない。先週の調子よさは感じられず、腑抜けな踏み応えで腿も乳酸たっぷり。あまりの遅さに、亀ローで誰も居ないんじゃないかと不安になった。

亀ローでは二郎さんから有難くもグリーンライン延長コースへのお誘いを受けるが、メンツを聞いたらトンデモナイので謹んで辞退する。
今日のお題は自分には馴染みのない一本杉峠ということで、越生シロクマ甚五郎をかすめて次第に傾斜がきつくなってくる。坂でローテーションして走るのはしんどいなー。気がつくと人数が減っていて、この顔ぶれの集団から切れてないのは我ながら出来杉と思う。やはり心拍が有り得ない域に達しており(12分間以上を平均163bpmはハーフマラソンのラストスパート並)、呼吸を速めるとその分スムーズに酸素を取り込めている印象だ。だが、どう考えても場違いなのを感じて、足を引っ張っているかもと疑った途端にタレ始めた。先週と同じシナリオだが、後先考えず飛ばしすぎて黄金のタレというパターンは近頃めっきり減ったので逆に新鮮で、半分楽しんでいる。最後は慈朗さんに迫られていたようだが逃げ切って峠到着。
ここで解散となり半数は引き返したが、亀ローでの決意を忘れて安易にグリーンラインへの選択肢を選んでしまった。後でPolarを見て驚いたが、一本杉峠はまだ4合目といったあたりで、その後のグリーンラインのほうが標高差もあり、長く、下りは案外僅かしかない。一本杉が約20分、HR154、Ascent300m、グリーンライン白石峠まで1時間、HR143、Ascent720m。最強の小野口君がパンクに見舞われ早々に離脱したのは間違いなく命拾いする格好となった(3回もパンクしたそうでお悔やみ申し上げます)。
深い森では路面が所々濡れていて下りでひやっとする。度重なるアップダウンを乱雑に走ったせいか、自転車の調子がおかしくなり、ペダリングに合わせてギチギチ音が鳴るようになってしまった。
白石峠を下った頃にガス欠に陥り、松郷横松ルートではもうフニャフニャ。補給食不携帯はうかつだった。逆に慈朗さんはますます快調になってきたようで、ガシガシ行っている。鳩ローで恵みの補給をしたあと、山村女子大坂も二郎さんに揺さぶりをかけてガシガシ行く慈朗さん。勘弁して下せえ。帰りの列車も休むことを許さない。グヘーこんなに暑いのに何でそんなに走れるかなー。いつもなら終点までキッチリ飛ばすのが好きだが、今日は坂であまりに力を使い果たしたか、体力気力共にエンプティ。
意識モーローとする中、往きで落とした磁石を探してノロノロ走るが見つからず。小湊さんが居たらよかったのになー。ギチギチ音は依然原因不明。体カバー交換かな?

急いで自宅へ戻り、30分間昼寝してから(ブリックトレって言わないな)、午後4時に神田駅に降り立つ。
駅近くの銭湯に荷物を置き、ロッカーの鍵を預けてから皇居ラン。ランナー向けのサービスがこの銭湯では出来上がっていて、平日夜は殺到してロッカーが空いてないらしい。ミクシつながりの皆さん20名ほど?とご挨拶。元同僚の友人と話しながらまったり2周した。陽は傾きかけているがまだ暑く、汗が噴き出してくる。午前中で疲労困憊しているのでジョグペースでも結構効くなー。
休日の皇居外周を走るのはそういえば初めてだけど、まさにランナーのメッカという感じでほどよく賑わっている。同じメッカでも大井埠頭の環境は正直疑問が多いが、ここは純粋に練習コースとして見てもよく出来ているし、レベルを問わず誰もが楽しめるから益々人気も高まりそうだ。
銭湯で汗を流した後は韓国料理屋でキンキンに冷えたジョッキ生をグビー。もしかすると僕が最年長で、誘ってくれた友人以外は当然お初な方ばかりなのでちょっと不安だったが、肌の合いそうな気のおけない人ばかりで、それでいて皆さん僕にとても気を遣ってくれて、綺麗な女性ともお話できて(おっさんじみてますか?)図々しく寛ぎすぎてしまったかも。典型的コテコテランナーとは違って、比較的走り始めて間もない人が多く、肩の力を抜いて楽しんでいるところがいいね。またこんど混ぜて下さい。
バラエティに富んだ1日だったなあ。
2008/7/14 [通筋トレ]
我が家はマンションの8階にあって、大抵は階段を使うことにしている。目が回るのが玉にキズ。
職場は駅のほぼ真上にあって、地下深いホームから職場のフロアまで全部階段で上がると314段。獲得標高56.6m、マンション19階まで上がるのに相当する。駅では階段を使うがオフィスビルは非常階段しかないのでエレベータに乗っていた。最近になって、出勤時に限り全て階段で通すことにした。
オフィスのほうが駅より蹴上寸法が大きく、全部1段飛ばしで上がると後半結構息が上がる。
今日、Polarで計測してみた。途中の平坦含めた1段飛ばし、5分31秒。HRave/max=110/144bpm、45kcalを消費。トレーニングって言わんだろ?
非常階段は普段真っ暗で、センサーが感知して合計20の照明を点すことになる。エレベータと階段と、果たしてどちらの利用がエコでしょうか?

バタフライで300m泳いだ。もちろん25mずつ休みながら。バタフライというスタイルははやたらと目立ち、やかましくて波も立って迷惑千万、ただの自己アピールにしか見えない気がして大変やりづらい。そのうえヘタってくると見ているほうが疲れるくらい情けないので、とりわけ度胸と気合が要る。何かとめんどくさいスタイルなのです。この体たらくでも厨房の頃はバタ専門。
最後に50mを計ったら40秒。タイム云々より、泳ぎきったので上等。
2008/7/15 [本日の雑感]
今日は日本近海の魚にとって平和な一日。

Mixiに誘われたのだが、ケータイアドレスがないので登録不可。マジですかー。

このごろサボリ癖がついたか、二日続けて練習できない。完全に精神力の問題であり、大変弱い。

阪神一人勝ち。こんな早い時期に勝ったって、あらゆる立場の人にとってメリットは何もないんじゃない?
かといって、八百長プレーなんぞしようものなら、それこそ非難の嵐。
そこで提案。阪神はこれから1ヶ月間、オール二軍で堂々と戦ってください。
スゲー見たい。
2008/7/16 [めがね]
気まぐれ半分にめがねを買った。
今使っているめがねを買ったのはたしか15年くらい前だ。こういうものは壊れでもしない限り永遠の伴侶とするのが僕の困った性分である。さすがに何度踏み潰したか数知れず、その度に曲げ直しているうちに原型を留めないほどグニャグニャになり、人前に出るのも憚られるほど貧乏くっさい有様なので、もう一度同じものを新調すべく買った店に依頼したこともあったが、さすがに生産中止で手に入らなかった。
そんなわけで、とに角安物でも何でもいいから買っとけ! というお達しが3年位前から脳みその目標欄に貼り出されていた。

そこはめがね屋がブーフーウーのように1軒おきに3軒並んでいた。最初に入った店は安売り店、二番目も似ているがちょい高め、三番目は昔ながらの値段の品揃えと、ある程度棲み分けが感じられた。一番目の店では全然気に入ったのが見つからず、疎外感に落ち込む。二番目の店で妥協レベルと気に入り具合の微妙なバランスに揺れ動くも、最終的には3年越しの使命感が後押しし、そこそこ安いのを買う。めがね選びの難しさを痛感したのだが、三番目の店の存在を知ったのは実はその後だった。まさかもう一軒あるとは思わなかった。古めかしくパッとしない店構えで期待値ゼロだったが、文句なしに欲しいと思うメガネをここで見つけて、ちょっと失敗したかと思った。でも気まぐれ半分に買うような値段でもなかった。
めがねは数千円から買えるようになって久しいが、やはり値段相応なんだなとしみじみ納得した。
2008/7/17 [長柄ムズムズ練]
突然シゴトが暇になり休暇を取って長柄へGo。暑さを避けて早朝練、ではなくその逆を行ってみる。家を出たのが正午、13:40という暑さ真っ只中からスタートして徐々に涼しくなるというパターンのほうが疲れにくいのでは、という理由なんて実は後付けで単にウダウダしていたら遅くなっただけ。
言うほど暑くないが、全然踏めない。最近にわかに言われ始めているムズムズ病を思い起こす感覚だ。特に右膝の踏み応えが悪く、手で膝を押したくなる。実際、数年前はホントのムズムズ病に時折就寝時に悩まされていた。
それと、ペダルの体カバーを交換したら左クリートがはまらなくなってしまった。遊びが減り、擦り減ったペナペナのクリートがペダルの爪に押し負けてしまう。両方同時に交換しないとね。
Zootのパンツのゴムがビロビロに伸びきっていたりと、とに角やる気を削がれるアイテム満載で、50kmくらいでどうにも走っていられなくなり、集中力は一向に芽生えず、ショートカットして帰路へ向かう。暑さに負けたんだろうか。でももっと暑い日はいくらでもあるんだけどな。
帰りのプチ笠森峠をエッチラ上っていると、突然ポン!と山に響く爆発音にびっくりしてコケそうになる。パンクかと思いきや、コーラを入れたボトルの蓋が開いた音だった。アミノバリューのボトルは随分ふにゃふにゃ柔らかいが、かなり気密性があることが証明された。
ムズムズ脚は最後まで消えず、すっかり自信を無くした。今日の練習は何一つ身にならず走らないほうがマシだったかも。ブリック練も、帰りにシンナラ練に寄っていく気も起きず。

VXRS+WH7801C DHbarなし スタート前に豆乳、おにぎり1.5個、チョコパン食す。道中摂取物 水1200ml(半分以上身体にかける) AminoValue500ml オレンジ気分500ml コーラ500ml
2008/7/18 [食欲の夏]
どうも最近食欲の虫に負けてドカ食いしてしまう。ちとリバウンドした。トレッドミルでは重くてしんどかった。
おわり。

それもツマラナイので余計な一言。
大分県の学校教師は、新人から校長まで全員試験をやり直すべきではないかな。連帯責任という言葉は好きではないが、全員がそのくらい危機意識をもって徹底してやらないとどこまでも不信感は払拭できないし信頼回復には程遠いでしょう。それにハナから実力のある人は別段困らないし、むしろあらぬ懐疑をかけられるほうが迷惑というもの。すすんで受けたいんじゃないかな。これから先生になる人も一緒に試験を受けて、公平に上から必要枠だけ採用しましょう。
調査して不正採用が判明した先生は解雇、というやり方は一見合理的で厳しそうだが、どんな理由にせよ採用通知を言い渡したのであればその責任は採用させた方にあるという気がするし、強制解雇は不当、人生を狂わされたと逆に訴えられかねない。つまり人一人の生涯を不確かな記録だけで断罪することなんて実際は不可能で、そんな曖昧なやり方では手ぬるく終わって不公平感がより募るんじゃないか。
2008/7/19 [人生最高額のクツ]
先週の物練で無くしたマグネットセンサーが入荷したとの知らせを受けて、ナルシマへGo。久しぶりに都内を自転車で走ったが、恐くて堪らん。
2個600円の買い物で終わるのはツマラナイので店内を物色。新しくしたいと思っていたシューズを買う。
38300円也。

バイクシューズには昔から大いなる疑問があった。
その一、なぜバイクシューズはサイケでチンドンヤなカラーリングなのか?
その二、なぜバイクシューズはミドリ安全靴に優るとも劣らない重さなのか?
その三、なぜバイクシューズは風を切ってすすまなければならないのに、爪先が絶壁の如くせり立っているのか?
これらの不満を解消してくれるシューズを発見。DMTとかいう聞いたことの無いメーカー(不勉強ですみません)。Sidi歴20年にケリをつけたぞ。
重さは僕が買ったタイプで240gと、ジョギングシューズ並。今までのSidiも軽い方だったが270g。
明日の群馬戦でいきなり投入(いいのか?)。
というか、ナルシマ往復52kmですっかり疲れてしまった。レース舐めてます?
ただこれ、履くまでに結構時間がかかるのでトライアスロンでは使えないかな。
2008/7/20 [レース日]
JCRC第戦群馬CSC Zクラス参戦レポート
2008/7/21 [夏ばてかも]
昨日のレースで新シューズを投入した。
第1印象より横幅がゆったりしており、もしかすると僕の脚に合わない気がする。ワンサイズ小さい方が良かったかなあ・・・。というのも、見た目にもブカブカなシューズを履いているように見えるからだ。試着したときは全然感じなかったんだけど。足首がかなりキッチリ固定されるのもあまり好きではない。超軽いというメリットはレース中残念ながら感じることはなく、特に感慨なし。むしろ、シューズを替えたときに必ず起こる、脚の裏の痛みのような疲れのような違和感が生じて、ああそうだそうだったよ、とレース投入をちょっと悔やんだ。まあいずれしっくり来るだろう。

後で気付いたことだが、Zクラスには片山右京氏の名があった。残念ながらDNSだったが、ぜひ一緒に走ってみたかったな。種目は違えども、「レースのプロ」と対等にレースで競い合うなんて普通ありえないからね。

群馬CSCからの帰り、コンビニの物産コーナーで卵とプラムとブルーベリーを買った。10個ほども入って300円の吉永順一さん作のプラム、これはなんという品種なのだろう、桃そっくりの味で甘くて美味かった。2年前に神流湖で食べて以来、プラムは好物なのだ。

そのレースは言うほど頑張ったわけでもないと思うが、なぜかハゲしく疲労しており、午後1時まで爆睡、その後も3時から2時間爆睡。ダルさはまったくとれない。というか寝すぎてだるいのか。結局何もしなかった。

何もしない代わりに買い物に行く。この頃家の設備が色々壊れてきている。先月は冷蔵庫が壊れて冷えなくなったが騙し騙し使っていたら直った。昨日はウォシュレットが壊れて、機種が古く電気代もかかるので近所のスーパーで買ってきた。なんだか切れた電球を買いに行くようなノリだな。こんどのトイレは凄いぞ。自動でフタが開くのだよぬぁははははァ!
2008/7/22 [異常な疲労]
無茶苦茶疲れている。どうもおかしい。まったくおかしい。そのうえ体重がドンと一気に2kg近く増えた。
夜、走りに出ると500mでもうぶっ倒れそうなくらい疲労している。なんじゃこりゃー。ダルい、重い、しんどい、おまけにハンガーノック。キロ5分がやっとだった。
とにかく不調。原因は・・・・三連休を怠惰に過ごし過ぎたせいか。
2008/7/23 [織田デビュー]
夜6時半、よく耳にする織田フィールドに行ってみた。代々木公園にある400m陸上競技場で、曜日によって一般解放されているありがたい設備だ。元同僚のキリオウ君、それに彼のミクシつながりの鯵君の3人。学生でトラ部の鯵君にとって代々木公園はお膝元とのことで、いろいろ心強い。
激混みとの噂を聞いていたので少々気後れしていたのだが、偶然なのか無料ロッカーもスムーズに使え、トラックも流れるプールという程ではないので安心した。着替えを済ませて出てくると、「ランナーズ」からマラソン練習法についてアンケートを求められた。んー、いきなり都心のメッカならではの洗礼を受ける。「スピード練習なんか一度もしたことないですねー」などと言ってしまったが、トラックに走りに来た奴が何を言う?と不思議だったかもしれん。
トラック1周は400mでも、それは第1レーンを走る場合の距離。混んでいてインベタなど自由に走れないであろうことを予想して、こんな表を作ってあった。各キロペースにおける1周当りのタイム早見表である。
エクセルデータ
インでもアウトでもない中間レーン固定で、きちんと距離とタイムを把握して走ろうという試みだ。 そして、トラックとあらばやはりインターバル練習でしょう、ってことで、全くインチキな練習メニューをでっち上げる。

インターバルを1周挟みながら、徐々にペースアップしていくというもの。当初は3:30あたりの限界走行ペースを設定しようとも思ったが、昨日があまりに走れず自信を失っていたことと、皆で肩を並べて走れそうなメニューということで最高でキロ3:50とした。暑さもかなりブレーキになるだろうし。
走り出すと、昨日までの異様な疲労感は消えていたのでまず安心。作ってきたペース早見表は思いのほか頼りになるが走りながらは少々読みづらい。ペース配分の読みの正確さにはかなり自信があったのだが、いざ走ってみると1周で5秒くらいズレることも度々あり(概ねオーバーペース)、つまり1kmで12秒もずれるなんて、培ってきた感覚が全くアテにならないことを知る。でも多分それは初めてのトラックで勘が狂っていたんだろう、きっとおそらく。
キリオウ君は途中で腹が痛くなってメニューを離脱するが、持ちタイムからは予想できないほど鯵君が粘りの走りを見せた。最速となるキロ3:50は幸手10マイルレースでの限界ペースだが、ここトラックでは意外と余裕を感じる。1kmだけだからかもしれないが。
仲間同士肩を並べて飛ばして走るのは面白いなと思った。そういえば自転車の練習と似ているんだ、励まし合いつつ競い合うようなこの感覚は。
当初4レーン、途中から6レーンを走り、1周400mより少し長めで走りつづけ、28周=約12km走っておしまい。終始緊張感を保てたおかげか調子よく走れ、昨日の絶不調から立ち直れたのが嬉しかった。

ここ織田フィールドは、大勢のランナーがごちゃ混ぜとなって自由に様々なスピードで走り、それでいて不思議と秩序が保たれている。ライトアップの幻想さも手伝って、なかなか芸術的な光景だなと思った。
2008/7/26 [レース日]
CSC5時間耐久チームサイクルロードレース 参戦レポート
(ラップタイム等の詳細データは不明)
2008/7/28 [くじ運ナシオ]
来年の東京マラソンは3月にずれた。寒いのが苦手なので大歓迎。昨日エントリーした。すでにハズレ券2枚引いたんだし、今度こそ温情措置があってもいい頃だろう。
ところが、エントリー作業の終わりにこんなようなアンケートがあった。
・以前落選した人は当選確率が高まるシステムの導入に賛成ですか?
・そのためには個人情報を保存しておく必要がありますが賛同しますか?
つまりこれまでハズレた人のデータベースなんて全然無いよ、ってことかよー。がっくし。

週末のレースでサングラスを無くしてしまったので、オカチメンコマチのオードビーに行って物色、まあまあ気に入ったのがあったので、折角だからオーダーしてきた。これまでとの価格差82倍。ジンバブエには敵いませんけどね。
2008/7/30 [マラソン中継だけでいいです]
浮世離れしていてすみませんがー。24時間TVの100kmマラソン、今年はエドはるみなんだって? ついさっき偶然知ったよ。徳光の番組は無条件でシャットアウトしているけど、今年は見そう。
やっぱ、走れもしない人に走ってもらうよりも、元気に走れそうな人の走る姿のほうが断然いい。不貞腐れた顔丸出しだった東京マラソンでの女子アナとか(除く馬場アナ)、全然見たくない。
ホントかどうだか知らないけど、エドはるみって毎日10kmランニングゥ〜してますだそうで。ってことはつまり、月間300km? マジかよ! もう5年目だってよ。コンプリート負けた・・・。
ランニングより競歩姿のほうが似合いそうだな。

というか、単にエドはるみは好きですが。
でも彼女のネタをそのまんま使ったCMは全くオモンナイのでCMディレクターはもう少し頭をヒネって下さい。
2008/7/31 [7月の反省と8月の抱負]
7月は随分とサボった月だった。スイムはすっかり普通の人になってしまった。バイクは、それ相応にうだつの上がらないレースだった。
珠洲は本命ではないのだから、テーパリングを意識せずに直前までガシガシやることにしよう。特にバイクについては登りを、ランではスピード力を強化しよう。スイムはIM直前のスタミナくらいに持っていきたい。無理かな。
体重が増えた。
昨日辰巳で鏡にうつる全身の姿を見て、改めてズングリムックリで俊敏さやスマートさに欠ける、ややデブっとした体型だなと思った。普段行くスポクラのジムの姿見は、上下に僅かながらカーブしている(確証は無いが明らかにスリムに見える)ので実態に気付きにくい。体脂肪率的には決してデブではないのに、なぜにこのような締まりのない体型なのだろう。
8月は、体重面で努力し、バイクもランも軽やかに走れるように頑張ろう。ただでさえパワー型とは無縁な素材なんだし。
速い人は筋肉が縦に厚い、と奈良さんは言った。僕はまさに横に平べったくついている。前から見て幅があるし、横から見て貧相だ。
こればかりは、努力で改善できないかもしれないが。
2008/8/2 [初高尾山]
またまたミクシつながりのイベントにお邪魔させてもらう。高尾山ビアガーデンで1000万ドルの夜景を見ながら飲もうの巻。
飲む前に、陣馬山まで走る。帰路は高尾山頂までで、推定25km。このコース、トレイルランでは王道らしい。
朝10時20分、高尾山口からスタート。女性一人含む計7名。高尾山頂まではハイカーが結構多くてスムーズに走れる状況ではないが、上りもきついので飛ばす気は無い。山頂からは基本的に尾根伝いのコースとなり、道も比較的広くなるため順調に走れた。ハイカーも高尾山止まりの人が多いようだ。
小仏峠までは後方をノンビリ走っていたが、クッと上りがきつくなり、ショージさんをtomiさんが追っていくのを見てスイッチが入った。このショージさんがとにかく速い。上りも平地も同じスピードかと思うような走り方なので、平地でダッシュして追いつき、上りで遅れるというパターン。最後の陣馬山手前で最も追い込み、6分以上160bpmが続き、最高168bpmまで上がった。トレイルランは際限なく追い込めるのが凄い。脚と心肺のどちらが根を上げるか根競べとなる。
陣馬山で昼ご飯。カキ氷を食べるなどして1時間以上寛いだ。帰路は下り基調なので比較的楽だったが、脚がかなりガクガクになってきて、ショージさんに着いていけなくなってきた。かなり限界まで追い込んだつもりでも160bpmよりはるか下のほうで、つまり追い込めず早々に脚が根を上げてしまう。それと急な下りの連続で右膝が痛くなってしまった。これは修善寺での自転車の影響がかなりあるだろう。
トレイルランに6時間を確保しており、当初は余裕ありすぎと思いこんでいたが、実際は1時間も遅刻し、それでいて思いもかけぬハードな練習となった。ランでこんなに追い込んだのは久しぶり。というかトレイルランは、追い込みランという感覚ではなくまた別の運動という気がするが。
ビアガーデンは先に到着していた登山組が予約してくれていたお陰で待ち時間ゼロで入れ、ジョッキ3杯でクラクラになる。飲むだけ飲んで食うだけ食って面白かったなあ。
そういえば話に夢中で1000万ドルの夜景を見るの忘れてたよ。
2008/8/3 [まだまだ足りてないだけ]
早朝、首都高でタンクローリーが横転・炎上し、熱で道路が溶けて歪むほどの大惨事となったらしい。僕がまさに物練アクセスで利用するルート・時間帯であり、現場に遭遇していた可能性はとても高い。
実際は昨日のトレイルランの疲労(と若干の二日酔い)で病人のように身体が動かず、とても行けるような状況じゃなかった。慈朗さんすみません。
今日からまたすんばらしく暑く、家に居てもさすがに参ってくる。強い海風が唯一の救い。

昨日一緒にトレイルを走り、フル2時間40分台の記録を持つというtomiさんに、どういう経緯でそこまで登りつめるのか聞き出した話が大変興味深い。
 ・レースへ向けた追い込み期間は3ヶ月で、月300kmを越える程度
 ・月10日は休む。二日走って一日休むペース
 ・17-8kmをキロ4分半ペースで
 ・坂でダッシュを加えるなど

ここ1年くらいは月間平均30kmくらいとすっかり鈍ってしまったらしいが、
 ・再び最高レベルまで戻すのに要する期間は4ヶ月
マジかよー、量も質も決して必要十分とは思えない練習内容でそれほどのタイムが出せるならつまりは才能の違いって事なのか。
とは言え、自分はそれよりもさらに少ない練習しかしてないのに、ああだこうだとブツブツ言っているに過ぎない。才能の差と片付ける前にまずは同じメニューをこなしてみろ、ってとこかな。自転車も然り。
2008/8/4 [坦坦練]
高尾山トレイルの疲れがまだ残るが、折角の夏休みなので渋々?舞浜周回練。右膝のムズムズ病が再び現れる。ホテルの脇でネズミ捕りをしていた。俺様のスピードも測ってくれ、とここぞとばかりスプリントするような元気は無い。モチが上がらない中、疲れを取るためのイージー走と割り切って淡々遅めに。風が強くて萎える。新調したタイヤの気持ちよさが唯一の救い。珍しく左眼周辺に偏頭痛がしてきた。そういえば昨晩は風邪のような症状だったし、その延長かもしれない。辰巳に行く予定をキャンセル、ランも止めた。毎年この時期は、夏ばてと練習疲れで調子が悪いようだ。

今年は熱中症を患う人が過去10年でダントツで多いらしい。まだ暑い日は続くので記録更新中なのだ。
そのわけは多分、7月半ばまで異様に涼しく、突然猛暑に切り替わったせいではないかと思う。冷静に見て、そこまで暑いとは思えないからだ。それとも関西方面で被害者が続出しているのかな。
2008/8/5 [シンナラ合同練]
CSC5耐リザルトがようやく出たので参戦レポに追記。
かろうじて全周11分切りを果した代わりに、9分台も出なかった。多分後先考えず飛ばしたとしても9分台は出なかったと思う。負荷を上げていくと、何か強力なブレーキがかかってあっという間に脚が動かなくなるように感じた。上手い具合にそのブレーキの作動を最少に抑えられた、という印象。
来年はソロに出てみようかなあ。ただし、補給などを誰かにお願いすることが大前提となるので自分の意志だけでは何とも。1周12分で走って25周。さて、この暑さを12分以内で巡航できるかどうか、1周だけなら難なく走れるペースなだけに、耐久力・持久力がどこまで通用するか試したい気もする。

昨日の辰巳をサボったので、夕方からシンナラ練。サボりすぎたスイムに焦りを感じつつある。その不安通り2000mTTは32分ちょうどと、ベストより2分以上遅く、今年で言うとIMジャパン1ヶ月前のレベルってとこだろうか。珠洲まではあと18日。またあのしんどい追い込み練を、半分の期間でこなさなければならないかと思うと気が滅入るというか、多分無理。
タレて遅くなったのではなく、ある程度イメージ通りのフォームでキッチリ最後まで泳げたので、計時の針が指し示す位置が一々腑に落ちない。つまり絶対速度が低下している。ますます難儀なこっちゃ。
今日は同じく夏休みというマキさんと初めて泳いだ。フォームが綺麗で安定しており、あとは泳ぎこむだけですね。お互い珠洲まで時間が無いですが。
2008/8/6 [ツケがたまってきた]
高尾で痛めた膝がまだ痛くて、階段を下りるのが恐い。家で観察してみると、ある角度で体重がかかったときに痛みが持続的に発することが判った。再現性も大変高い。試しにチタンテープを貼ってみた。痛みが半分程度に落ちた印象。痛くない時もある。回し者ですね。ハイソウデスネ。

明日あたりから走り始めないとマジヤバイ。
2008/8/7 [SUZU対策]
膝痛の不安を抱えつつ、トレッドミルで走ってみた。最初の10分は庇う走りで左右非対称だったが、徐々に慣れてきて普通に走れた。平地を、限られたフォームで走る限りは痛みが出ない。休みが多かったせいか身体が軽く調子がよく感じられたが、10km過ぎたらやや脚が棒になってきた。走りこみ不足。
相変わらず階段は普通に下れない。

珠洲まで残すところあと半月。練習はどのくらい出来るのか、詰め込めるだけ詰め込んでみた。

08(金)B60長柄 R12 S2000新習志野
09(土)B140物錬 峠三昧
10(日)R23 easy
11(月)S3000辰巳
12(火)TM14 S1500
13(水)OFF
14(木)S3000辰巳 TM13
15(金)木賊練1 B120 R4
16(土)木賊練2 B60 R10
17(日)S2500新習志野(13:00-) R13 ※女子マラソンの日
18(月)TM13 S1000
19(火)S3000辰巳(17:00-)or新習志野
20(水)R12
21(木)RB20朝練 S3000新習志野(20:00-22:15)
22(金)能登へ S1000試泳 R6jog
S20000(8h) B400(16h) R120(10h) total=34h

全部消化できるとは思えないし、15日の間に34時間もやったら僕のキャパではやりすぎだ。それなのに各種目でみるとどれも少ないと感じるのは何故だ? つまり、計画を立ててみる前はもっとあれこれこなせる気がしていたのだろう。出来ることは意外と少ない。
2008/8/8 [今日はフジテレビの日]
又はカイシャの特別休日。
関東地方で今年最高の暑さになる、とか言ってる中でブリック練を敢行。昨日立てた計画が早くも不履行では情けなさ過ぎるので。半日気持ちよく昼寝し、後がなくなってきた午後2時近くにスタート。まずは千葉方面でB60km。明日に響かぬようかなり抑え目、のつもりなのだがPolarが示した38℃の中ではどんな負荷でも拷問級。
長柄山をぐるっと左回りする14km周回コース(獲得標高160m)に入ると、ちょうど上りが日陰になっていい按配だ。ここを2周。気のせいだろうか、向かい風の平地をDHバー無しで35km/hで走れている。この炎天下を歩いていた物珍しい女子高生に、ここは実は下り坂なのかと訊いてみたくなった。
道中コーラを1リットル飲んで、やや陽も傾きつつある午後4時に1種目目終了。トランジットは約10分。つづいて土気工業団地内ラン。1周3.15kmコースを4周する。1kmほどは右膝痛で満足に走れず、1周で中止かと思ったが、途中からすっと消えてくれた。しかしスタート前に推定1リットルはガブ飲みした水道水がタッポタッポ言ってさすがに腹が痛い。
2周目で再び右膝痛に悩まされ、つまりは痛みに慣れたのではなくフォームの違いで単に引っ込んでいただけなのだと知る。3周目は膝痛も腹痛も起きなかったが熱中症で命に関わりそうなほどクラクラしてきたので4周目を棄権。結局トータルでキロ5分以上かかり、これ以上暑い珠洲にすっかり怖気づいてしまった。
3種目目は新習志野でスイム。恒例の2000mTTはしんどすぎるので1500mで勘弁くっさい。おや、500m通過タイムが予想よりいい。数え間違いを疑ったがその後の500m毎でもタレず、1500mは23分15秒。2000m換算で40秒ほどの短縮となった。長水路は成果が出やすくて嬉しいね。とは言えまだまだ遅い。

家に帰り着いた頃は五輪の開会式が始まるところだった。ちょこっとだけみて、寝た。
2008/8/9 [峠三昧とはいかず]
物練案内の早出「そこそこ追い込み」班お山三昧コースも惹かれるものがあったが、メンツもコースもあまりにエグいので5秒ほど悩んで順当に諦め6時半の通常班に。どこぞのアフォが首都高を破壊してくれたお陰で当分は物練アクセスに支障を来たすことになるが、迂回ルートでさほど遅れずに到着できた。
おおー、夏でも早朝はこんなに涼しいのか、と感動しながら(アホですか)まったり北上。途中から鬼引き河野さんのオケツにへばりついて気持ちよく走る。清澄坂では市川さんのほかに杉浦さんが光っている。
本日のお題は愛情一本横松一本ってことで、気が楽だがみんなあまり追い込む気が無いみたい。志村(み)さんがスルスルと抜け出し、追う岡部さんに続き3番手で走る。いつぞやの市川さんと上った時とは比較にならないほど追い込めていないなと感じつつ、志村さんは次第に視界から消え、岡部さんにも差を広げられてダルダルでフィニッシュ。フランスのステージレースで仕込んできた志村さん、いつにもまして強い。まったく敵いません。
横松郷TT 10:42(best-0:06) HRave/max=151/158bpm
おや、意外なことにベスト更新。全然速い印象が無かったのに。自転車とはかくも判らぬものなり。
今日は峠三昧のつもりだったので、せめてもうあと一山くらいは上らないと示しがつかん、ってことで西平で一行と別れお手軽な白石峠へ。ヘロヘロに嫌気がささぬよう、上限HR145bpmと都合のいい条件を決める。途中、オーベストのどなたかに2倍のスピードで追い越された。湧き水が冷たくて美味い。
白石峠TT 34:00(best+6:20) HRave/max=138/146bpm
帰りは向かい風となり、11時を過ぎた頃から暑さが際立ってくる。これを避けるために皆早々に引き返したのか、とようやく合点。昨日に引き続き35km/h巡航できたので気を良くしたが、見る見るバテた。正直なところ荒川CR区間が今日一番辛かった。

VXRS+WH7801C DHbar無し 道中摂取物 水道水1000ml ウーロン茶1000ml 湧き水1200ml ドーナツ おにぎり 牛乳500ml
2008/8/10 [膝痛]
久しぶりに涼しい日を迎えている。物練お山三昧は今日にすべきだったなとちょっと後悔。三日続けて乗るという選択肢は無い。自転車はランより刺激的な分、飽きも早い。実にヘタレな意見。ランは毎日のごはんみたいなもん? そこまで日常に組み込めてないけど。
そんな、ごはんみたいなランを20kmほどやる予定だったが、今回は膝痛が引っ込まずにどんどん痛くなってきて、4kmで走れなくなった。悲しい。こんなことなら三日続けて乗る選択をすればよかった。
仕方ないのでローラー台。柔道とサッカーを見ながら。
それにしても、柔道はまるでレスリングのようで、僕の頭で描く柔道の姿はいつのまにか無くなったな。1対1の動物対決を突き詰めていくと、基本はあのスタイルに収束していくんだろうか。
2008/8/11 [辰巳入魂by Kitajima]
カイシャに評価用のワンセグTVを発見。シゴト中ですが国民の義務としてコソーリ電源を入れてみると、ちょうど100m平泳ぎ決勝スタートだった。よしよし。しっかし、ワンセグって初めて見たけどこんなに酷い画像だとは知らんかった。どのコースが誰だかサッパリ判らん。50mを折り返し、解説が「イイですよ、上がってきましたよォ」といつもの調子でウソぶっこいているから、「現実から目を逸らすな!」とか思いつつ、ゴールするまで隣のだ〜れを応援していた(お約束ですね)。なので、リアルタイムでヤッター!という感動を得損ねた。くっそー。

そんな偉業達成に影響されてか、今日の辰巳はなかなか調子良かった。混んでいたのでTTは1500mのつもりで泳ぎ、終り間際で人が抜け余力もあるので500m延長。
2000mTT 30:30 500m毎のタイム 7:40 7:40 7:33 7:37 1500m=22:53
当初の予想より早くスイムのレベルが上がってきた。IM対策の効果が眠っていたようだ。今後はスイムの一部をバイク練などに振り替えてもいいかもしれない。一番やりたいのはランだが、膝は今日も痛い。

TT開始前に採暖室でボケッとしていると、見覚えのある人が入ってきてすぐ出ていった。水着やキャップなどからかなり玄人っぽく見えたので見過ごすところだったが、腕と脚の日焼けラインは明らかに競泳人のそれではない。後を追ってみるとやはりマキさんでした。どもども。調子はどうですか? あいにくTTに没頭していてその後見てませんが、長水路での試練は必ず成果として現れるはず!
場内のオーロラビジョンに五輪の中継画像がドーンと出てきた。面白い計らいだ。泳ぎながらも見られる。とても刺激的である反面、どうやら少し気が散るようです。
2008/8/14 [木賊峠練 アプローチ編]
相模湖-鶴峠-丹波山村-柳沢峠-甲州-甲府-韮崎-明野(木賊峠は行ってません)

輪行で相模湖駅に8:35降り立ち、クルマで来たオフロードバイク乗りの友人に荷物だけ預け身軽な状態で9:11スタート。甲州街道はお盆のためか渋滞しているが、すぐに山道へ折れクルマの来ない快適な道が始まった。
まずは国道411号(青梅街道)へ行くために一山二山越える。なんじゃこのキツイ道は。坂が長い。こういう雰囲気の道は千葉はもちろん、物見山界隈にも見られないな。3名のオーベスト編隊とすれ違うが、このあたりがテリトリーなのだろうか。ここで毎週練習していたらイヤでも強くなるか、イヤになるかのどちらかだろう。鶴峠では土砂を満載したダンプカーが10km/hのスピードで唸りながら先導役をしてくれているが、轟音と排気ガスはありがたくない。
R411までは2時間以内と高をくくっていたが、現実は3時間近くかかり、大小あわせて5個くらい峠を越え、すでに獲得標高は1750mに達しておなか一杯。
そこから柳沢峠までは僕にとってありがたい4-5%程度の緩い坂が18km続く(↑820m)。交通量は多いが道が広いので比較的走りやすい。峠到着時ですでに4時間が経過し、つまり本日のハイライトは前半に集中していて以降は全部下りだ! と都合のいいほうに解釈。そこから甲州(旧塩山)までは延々ハイスピードな下りで気持ちいいけどいっぺんに下るのはツマラナイなと思う。
甲州に入り、甲府を抜けて韮崎方面に行くのに大変てこずった。満足な道路標識が無くて迷いまくり、信号とクルマがとても多く、うだるような暑さと向かい風の中、桃園からは腐りかけた匂いがぷーんと漂う。ノンビリ型だが周囲を全然見てない地元ドライバーにヒヤッとさせられ、田舎に来て東京以上に走りづらいところだなと完全にマイナスイメージが形成された。
すでに予定が大幅に遅れていたが、さすがに韮崎まで来れば本日のキャンプ地までもうすぐそこ。ここから600mも上ることになるとは思いもしなかった。名物のひまわり畑が目当ての観光客で賑わっている明野近辺は見晴らしのいい丘陵地で広い直線道路が多く、それでいて傾斜が何気に7%くらいあって全然進んでいる感じがしないのでかなり凹んだ。友人と待ち合わせた午後3時からは1時間20分も遅れてヘロヘロになって到着。全行程たかだか133kmなんだけど、獲得標高3330mはもしかすると過去最高。
午後6時から日付が変わる頃まで飲み通す。寒さが耐えられなくなってきたので寝た。標高は900m程度だがこんなに寒いとは思わなかった。お陰でテントにも関わらず久しぶりに快適な夜を過ごす。ただ、枕もとでぷ〜んと蚊の音に悩まされ、敵はテントの外と判っていても防衛本能が反応してなかなか寝付けない。疲れているはずなのになぜか意識は冴えまくっている。川の音が煩い、と管理棟にクレームをつけてくる非常識キャンパーと、レベル的には大差ないのかも。

VXRS+WH7801C 道中摂取物 水500ml BCAA700ml ウィダーインゼリー MIU500ml お茶500ml サイダー500ml 水500ml おにぎり ウーロン茶1000ml コーラ500ml マウンテンデュー350ml


2008/8/15 [木賊峠練二日目]
明野-ホッチ峠-観音峠-木賊峠-益富ラジウム鉱泉-塩川ダム-明野

キャンプの朝は早い。と言いたいところだが素晴らしい寝床のお陰で8:00まで惰眠を貪る。筋肉痛や疲労感は驚くほど無く、これは新規投入したグリコのクエン酸+BCAA粉末ドリンクが効いているのかなと解釈。CCDとの棲み分けはどうなっているんでしょうか? 朝飯の中身充実サンドイッチを腹一杯食べて、下りに備えてコルクシューを交換するなどして11:30というスーパーな遅さにスタート。すでにアッチッチな暑さ。
とにかく木賊峠に一度は行かないとタイトルの意味がありまへん。
明野からホッチ峠を越えて木賊峠へ。昨日にも増して暑い。まったくこの辺は無遠慮な激坂が多すぎるよ。
ここ半月ほど悩まされている、右膝に力が入らない感覚が今日は見事に消えている。昨日酷使したのが荒療治となったんだろうか。そういった懸念材料はないし、これといって筋肉疲労の実感も無いのだが、脚から捻り出されるパワーはショボく、暑さも手伝ってか心拍は135前後で全然追い込めない。下ハン握ってただ黙々と上るのみ。こういうのは練習と言えるんだろうか。慎重を期したつもりでも途中でボトルの水が尽き、山道ですでに自販機など在りはしないので困った。チョロチョロと流れるせせらぎの誘惑に負けて小川の水を汲んで飲む。冷たくて美味かった。その後腹は壊してないので問題ないでしょう。標高が高くなるにつれ暑さも和らぐ。これはヒルクライムのいいところ。
目的地木賊峠まで来るのに持ちタイムの3/4を使い果たし、残り1/4で帰らねばならない(無理ダ)。益富ラジウム鉱泉までの荒れた激坂(4年前に走った時のまんまだ)を慎重に下り、塩川ダムから韮崎へ下る県道はストレス無く延々と下れる道。下りが快適だと上り練習も億劫にならない。
走行距離64kmで獲得標高1930m、平らなところを走った覚えがほとんどない。しかしアベレージ18km/hはあまりに情けない。もちろん、上り区間平均などではありません。
当初はランをやる予定だったが、明野があまりに坂が厳しいことと、両日ともタイムスケジュールを大幅オーバーしたので当然の如く却下。ハスクバーナ乗りの彼も林道をガソリンがなくなるまで走って十分堪能した様子。パスタを作って遅い昼飯とした。スウェーデン軍御用達というアルコール燃料のコンロで思いがけず美味く作れて大満足。
帰りは相模湖まで送ってもらって輪行で帰宅。
総括。
斜度10%以上で余裕が無くなり、止まりそうな位に遅くなる。今を無事に乗り切ることで精一杯。坂を走るというお題目は概ね達成し充実感は得られたものの、戦力と呼べるレベルまでは絶望的に程遠いことを痛感。やるだけ無駄じゃないの? と自問するばかりの二日間であった。もっと何度も走らないとダメだな。

VXRS+WH7801C 道中摂取物 水500ml BCAA700ml 水500ml 小川の水1200ml

2008/8/16 [もぬけの殻]
二日分の疲労がまとめてどっとやってきた。そのうえすんばらしく暑くて、とうとうエアコンをON。この二日間結構いい条件下で走れていたんだなと実感した。
そんなわけで久しぶりにノンビリ五輪観戦。
最下位同士の戦いでも苦戦する日本男子バレー。そんな望みのない哀れなチームを一斉にブーイングでこき下ろす観衆。君ら関係ないんだから黙ってろよ。だんだん不愉快になって見ていられない。こんな雰囲気の中で全力を尽くすのも大変だ。そういえばオグシオが負けた試合も「シャー!シャー!」コールで恐いくらい一心同体。憎悪のエネルギーたるや計り知れない。やれやれだ。
2008/8/17 [正直、肩透かし]
今日は打って変って涼しい。というより寒いくらい。この寒さ、北京も同じらしい。
この日のために色々と夏休みの予定を調整して期待して見た女子マラソン。
・・・・どうねん?

日本勢の不発はさておき、消極的過ぎて全然おもーんないレースだったなあ。
女子マラソンってこんなにも盛り上らず、パッとしない種目だった?
気温23℃+雨混じりコンディションでも、過剰なまでのスローな展開。解説の有森は、視界の開けたこのコースを単独で走るのは不利だという。そのワケは、景色の流れを感じないから、というのだ。意味は判るが、スピード感が無くてどうだというのか? 走りのプロは、そんなことでペースの勘が狂うのか? そもそもスピード感が無いとダメなのか? ノリノリな気分になれずにモチが下がるとか? そんなヤワな精神力なんですかね皆さんは。
20km過ぎから飛び出した一人を除き、2位集団は誰も飛び出さないし、揺さぶりもない。ある意味有森の解説通りの展開であり、そして、一度も前に出ることなく日本勢は脱落していった。ガッカリというより疑問符が尽きない。
中村は単純に力不足って感じだけど、本当に日本で3本の指に入る実力者を選んだのだろうか? 
外反母趾が痛いのは判るけど、痛みを我慢して走ることは最初から誰も期待してない。 
代表選考はきちんと機能していたと言えるだろうか? 選ばれなかった選手のことを思うと釈然としない。例えば弘山なら最後まで2位集団にはいたんじゃないかなとか考えてしまう。タラレバは意味が無いけど。

それにしても、ハーフを力強く逃げ切った1位ルーマニアの選手が38歳、中国選手をトラック勝負で制した2位のヌデレバ36歳。この年齢には勇気付けられる。

マラソンを見た後は大抵イメトレが効いて気持ちよく走れるものだが、なんとなくその気になれず、そのうちに雨が降ってきてしまった。シンナラ練へ行く。
2000mTT 30:25 500m毎のタイム 7:30 7:42 7:40 7:33
前回から5秒しか縮められなかったが、事前に100×10本を真面目に泳いでいたので途中から結構ダレたのは致し方ない面もある。最初の500mを7分半で泳げたのが進歩。
2008/8/18 [駆け込みラントレ]
昨日のレース中の解説によると、ラドクリフはずっとトレッドミルで練習していたらしい。まさか練習環境に困ってのことじゃないだろうし、つまりはリハビリとしてトレッドミルが相応しいってことなんだろう。

気になる膝痛は会社帰りに駅までダッシュしたらイテーの。トレッドミルではソローリスピードを上げていくと何ら問題ない雰囲気なので速目の14.2km/h巡航で。最後15分は14.5km/hまで上げてスピード練習、と言えるかどうか。7km付近で一度グギっとなったがほぼ問題ない。
でも自宅付近でダッシュしたらまたイテーの。完全には治ってないみたいだけど、それなりに走る態勢で、緊張感があれば問題ないということかな。それとやはりトレッドミルは膝にやさしいのかもしれない。

ふと気付いたけど今年のつくばマラソンは珍しくTDOの3週間後。ベスト狙いは無理としてもそこそこ気合を注入する期間は作れるかもしれない。来年は東京マラソンでベストを出すスケジュールになっているから、その準備としてエントリーしてみようかな。
2008/8/19 [駆け込みスイムトレ]
夜は雨予報と聞いて辰巳へゴー。スイム3連チャンで気が乗らないが、あまり追い込まない日としよう。
100mをまず10本、全力の7割でも1分27秒くらいが出るようになってきた。ただし2分サークルでアマアマ。続いて500mを同様に余力を残して2本。それと、努めて左ブレスを行ってみた。ぎこちない割にタイムには影響しないことが判っているが、空気の吸い方がヘタなのがだんだん息苦しさを感じてくる。右と全く同じ要領でやっているつもりだがなぜだろう。コースレイアウト上珠洲は両ブレスできるのが好ましいようだが、こんな俄か練習では当然マスターできない。
最近の感触では、短水路と長水路では100mでおよそ2秒ほど差が出るようだ。短水路のほうがターンの回数が2回多いので、つまり1回壁を蹴ることで稼げるのは約1秒(クイックターンは使わず)。500m程度であれば、100mを1分半ペースで泳げるようになってきたが、ターンがなければ実際は1分32秒かかっている計算。これが本当のスピードだろう。このペースで2500mは38分20秒。タレることを見越して珠洲は39分以内で泳ぐのを目標としよう。実際に海はもっといろんな条件が加味されるんだけどね。
2008/8/20 [悪あがき]
女子ソフトボール対豪州戦でやっと勝ったのを見届けてからラン。膝は痛くならないし、身体もよく動く。久しぶりに追い込んで走った。若い頃はむしろこういう走り方ばかりだった。今晩は涼しい方だけどやはり暑さで後半ばてて苦しかった。キロ4分11秒はこのコースでは最速だったかもしれん。
2008/8/21 [北京五輪No.1]
最後のあがきでシンナラ練に行くつもりだったが、施設のスケジュールがいつの間にか変更されていたので仕方なく帰宅。お陰でソフトボール決勝戦を全部通して見ることができた。
いやー素晴らしい。 嬉しくて涙が出そうになった。後でダイジェストを見ると簡単に勝ったように見えるけど、ライブではもうハラハラして生きた心地がしなかった。
僕が選んだ、アテネで一番感動したレースといえば女子マラソン、北京は文句なしにこのソフトで決定。
昨日のトリプルヘッダーで今日はお話にならないかもと予想していたが、神様はそこを評価してくれたんだろう、きっと。ホントによく頑張ったなー。

珠洲の目標。
晴・・・5時間55分
雨・・・5時間45分
2008/8/22 [胸糞悪い一コマ]
珠洲へと向かう朝、袋詰の自転車を抱え駅前のホテルで羽田行きのリムジンバスを待っていると、そこにディズニーリゾート行きのバスがやってきて、待ち構えていたホテルの宿泊客が乗り込み始めた。ここはTDL目当ての客がよく利用するホテルであり、専用の豪華ピストンバスがお客をTDLクオリティで運んでいる。
ある中国人団体客の引率者が運転手にはっきりとした日本語で「18人居るけど乗れるか?」と訊ね、まったく問題ございませんといった返答をし、僕はそれを疑いつつ見ていたが、引率の女性は安心して18人ご一行様をバスへと誘導した。ところが案の定バスは一杯になって、残り2人がやや厳しいという感じになってきた。
すると運転手はあっさり、ご覧の通りもう乗れない状況ですから次の便をどうぞと慇懃かつ妥協を許さない口調で言い出した。引率の女性は、団体を見ているのは自分一人だから分断されるのは困る、何とか乗せてくれと交渉するが聞き入れられない。それなら仕方ないので18人全員降りると言い出したが、それを今からやると時間がかかるからダメだと断わられた。引率者にとってニッチもサッチも行かない状況になってしまった。運転手は自分の判断ミスが問題を引き起こしたとはこれっぽっちも思っていないのか、顔なじみらしいホテルのポーターと「こういう煩い客にはまったく困っちゃうんだよね」といった苦笑いを交わしている。
僕が見る限り、前の降車ドアから入れば2人くらい余裕で行けそうであり、引率者もそのセンで押せばいいのにと教えてあげたいところだが、そういうできる限りの配慮も全く見られず、結局残った中国人2人はそこへ置き去りにされた。
TDLクオリティに照らせば、これは100%有り得ないシチュエーションだと思うのだが、相手が中国人となるとこうも舐められてしまうものなのか? いや、そういう偏見があったかどうかは単に憶測ではあるが。
彼らにしても、日本の地で我を通すような態度は良くないと学習してのことなのか、それとも正しいことは正しいと主張するより長いものには巻かれろとの処世術に従ったのか。あっさり引き下がったのは何故だろうなと思ったのだが。ま、言葉の不自由な外国であれこれ主張するのはそもそも大変だろうけどね。

後になって、「お前が乗れるって言ったんじゃん!」と虐めてやれば良かったなと思った。
2008/8/24 [レース日]
トライアスロン珠洲タイプA レース参戦レポート
2008/8/29 [珠洲みやげ]
珠洲では、レース翌日プチ観光のつもりでマキさんと自転車で散策した。かといって遠出するほど体力も余っていないので、すでにこの三日間で何度か行き来したエリアをウロウロと。地元特産物を一堂に会せるという「奥能登すずなり市場」のある珠洲駅へと向かった。のと鉄道は3年前に廃線となったが、残された駅舎を有効利用というわけだろう。土産物を先に買ってしまうと荷物になって困るかなーなどと話していたが、入口ドアを開けてみてあんぐり・・・。一目でここにめぼしいものは無いと知る。みやげ物よりも農作物などを期待したのだが、そういう類いもほとんど無い。
それにしても、あまりに活気の無い街。人の気配がないのは平日だからなのか。この四日間年寄りと子供以外ほとんど見てない気がする。
求める矛先をアイスクリームに変更し、街の中心部と思しき通りを適当に散策したのだが、珠洲観光をアピールする旗はあちこちで見るものの、実際ウェルカムな店は探し出せない。空家なのか何の店なのか判らない朽ちた家が目立つ一方で、行政の無駄遣いのシンボルとも言うべき立派な多目的ホールを見つけて、中のカフェでアイスを食べる。んーこんなハコ物を作るよりもさきに、もっと基本的なところでてこ入れする必要があると痛感した。
14年前に来た時は、ノンビリした田舎の風情にマイナスイメージを抱いた覚えがないのだが、珠洲に限らず日本の地方は至る所この十数年のうちに急速に萎んでしまったなあと寂しく思う。太古から続いてきた集落の存在が、まるで寿命のある生き物のようにここにきて次々と成り立たなくなってきているのはどういうわけだろう。ローカル線にしてもまあずっと赤字路線だったんだろうけど、つい最近までは走っていたんだしね。
田舎は田舎なりの生き方があり魅力もあると思うが、健全に存続し続ける方法ってないのかなあ。

そういえばこの珠洲の大会、年々参加者が減りつづけていた。14年前のレース出走者は840名で近年の実に倍以上もいたのである。そんな厳しい状況下で、運営の品質を保ち、参加賞などの内容は確実にアップしている点は大いに評価したい。
年々内容が切り詰められている佐渡とは正反対か。
そして意外にも? 今年になって参加者が減少傾向から一転、僅かに増加したそうだ。また盛り上っていくことを切に望みたい。

で、結局お土産はほとんど空港で買った。
珠洲銘菓でびっくりしたのがこれ

「珠洲焼の里」

言われないと食べ物には見えない。全体がバウムクーヘンでできていて中にリンゴが丸ごと入っている(花だけは飾りのための造花)。なかなかのアイデアだね。でもリンゴって珠洲の名産じゃないよな。
そういえば宿では珠洲焼のジョッキでビールを飲ませてくれたが、その珠洲焼とは中世日本を代表する焼物の一つらしい。つまりリバイバル商品なんだね。素焼きの濃いグレーで、このお菓子とは実は似てない。
さてお味のほうは、んー見た目ほどのインパクトは無く普通かな〜。
2008/8/30 [UNDO再開]
穏やかに晴れているので2週間前に使ったテントを干したら、なくしたと思ってた心拍センサーが出てきた。誰だよこんなところに仕舞った奴はー!
メールを見るとさいたま方面はひどい雨ということで物練中止だったらしい。へえーこんな青空なのに、最近はゲリラ豪雨とかが日常化している。ってことはそろそろこっちも降ってくるかもしれん、晴れている間に事を済まそう、と突然ランに出る。6日ぶりに運動再開。
1km地点までは一滴も振らなかったが、予感は的中して突如勢いよく降り出し、3km地点ではすでに道が川になってた。ところが8km地点で止んでしまい、11km地点ではウェアが乾いた。まるで東南アジアだな。
右脹脛の張りがどんより痛むのでそこで止めた。走ってみて初めて、珠洲の疲労が筋肉の奥底に溜まっているのを感じた。
再び青空にもどり、結局わざわざ一瞬の豪雨を見計らって走った格好になってしまった。ま、考えてみれば夏のランは雨の方が気持ちいいのだが。その代わり?B&Oのヘッドフォンが壊れた。走行中なんか音が変だなと思って外してみたら、ギャー!パックリ中が開いてしまった。

7年間、振動と汗まみれの中をよくぞ耐えてきたものだ。次も迷うことなく同じ物を買おう。
2008/8/31 [疲労残る]
朝5時に起きると、病的なほど身体がヘビー。路面は濡れているが、二度寝するためのもっと明快な大義名分はないだろうかとPCを立ち上げて探すと、どうやらさいたま方面は今日も雨っぽい、ということで決定。素晴らしく弱い。
いやー それにしてもダルすぎ。昼近くになると少し和らぎ、小雨も止んでピーカン晴れなので渋々DHバーなしで走りに行く。ステムが低いままで、やはりロード用ならステムをひっくり返すことで100%決まりだなと痛感するほど今のポジションが気に入らない。
DHバー無しの辛さが身に沁みるー。余りにトロくて屁のツッパリにもならん(盗用)。いつもの7km周回コースを一応計ってみるが、期待より1分以上も遅い。珍しく4,5人ものローディを見かけた。一人は毎回同じところですれ違った。間違いなく彼も周回練をしている様子だが、上はユルユルのTシャツをパタパタはためかせ、下は半ズボン、ノーヘル、よく練習のモチベーションを維持できるなと感心する。

昨日壊れたと思っていたヘッドフォンは、乾かして組み立てたら使えるようになった。もう少し働いてもらいますかね。夜走りに出たら気温と湿度の高さに汗が噴き出した。エドはるみも結構大変だったかも。
2008/9/1 [シロモト不調]
最近シロモトローラー台が異音をたてるようになったので、乗るまえにちょっと負荷器を分解してみたら、ドツボにはまって2時間くらい格闘。やっと異音の元を解消できたのだが、回転する鉄の円盤と磁石の距離が微妙に遠くなったせいか、負荷が気持ち軽くなってしまった。んー、やる気なくなったな。
まあでも、ハンズあたりで売ってる強力な磁石を追加すれば、負荷をもっと高められるかもしれないということも判った。そのうちやってみよう。

あれー福ちゃん辞めちゃったよ。
質問した記者への負け惜しみの捨てゼリフ、それがいかんよ福ちゃん。
まあでも、自分のことを判っている人は、自分のことは判ってるって言わないよな普通。
2008/9/2 [銚子対策]
ショートレースの成績がこの3,4年停滞しっぱなしである。
5年連続出場のIMジャパンでは、順調にタイムを短縮してきた。練習時間も年々増えており、それだけの練習に耐えられる身体もできてきた。だがショートに限って言えばそれがまるで生かされていない。とにかく練習が増えればその分結果がついてくると思っていたが、トップ狙いの選手ならいざしらず僕のような平凡なレベルにおいてもそれは当てはまらないようである。これは、ロング向けの練習がショートに効果が無いばかりか、ショートの適性をむしろ下げているのかもしれない。練習量が増えている分、プラマイゼロってことかもしれない。
実はショートに限らずこないだの珠洲のミドルも、以前の佐渡と比べると進歩が無いという気がした。そうやって見渡すと、ハーフマラソン、自転車のヒルクライムなども以前とトントンか遅くなっている感がある。
というわけで、来月の銚子に備え、ちっとはショート向け練習をしてみようと思い立った次第。別に難しいメニューを思いつくわけでもなく、単に高負荷で短めにやりましょうってだけ。LSD的な練習は時間がもったいないので止める。今日は早速トレッドミルでビルドアップ走、どのあたりまでスピードを上げられるかを知るためにもちょうどいいかなと。14.1km/hから始まって、500m毎に0.1km/h上げていく。15.2km/hまであがったころに限界になってきたので、最後の500mのみ16.5km/h(キロペース3:38)で走って終了。スピード自体は脚がもつれるほど速い印象はなかったので少しホッとした。
心肺を限界に近づけるこういう練習は、昔よくやっていたがこの頃は辛くてヤー。長い方に逃げてしまう。今日はたまたま目の前のTVでキタジマを育てたコーチの話に感化されて粘れたが、今後どこまで追い込めるか自信が無いなー。
2008/9/4 [度付きスポーツグラスの感覚的問題点]
先月初めて手にした度つきスポーツサングラス。コンタクトを入れてないのに顔にフィットするサングラスをしている状態は僕の今までの人生で無かったことだ。
これをかけて自転車に乗ると、風景がちょっと違うことに木賊峠練で感じた。続く先日の舞浜練でも同じ事を感じたので、この感覚は確からしい。どう違うかというと、前輪すぐ下の路面までの距離が80cmくらいで、手を伸ばせば届きそうな存在に感じるのである。背の低い自転車に乗って地を這っているような感覚に陥る。
これはどういうことなのか思い出して考えてみた。俯瞰して見た街並の写真などを被写界深度の浅い絵に加工すると、まるでジオラマのようなミニチュアの街と錯覚するように、このサングラスで見ると景色全体がややスケールダウンして見えてしまうためではないかとの思いに至った。つまり、単に地面までの距離感のみが狂って短く見えていたのではないのだ。同時にスピード感もスケールダウンされ速そうなイメージが無く、かなり遠いところまでもほんのその辺り、と感じてしまう。結果、高速下りへの恐怖感が薄まることへと繋がり、それは単に錯覚であるからオーバースピードで突っ込んでひやっとする場面も実はあった。
顔の表面に沿ってレンズが大きく湾曲したスポーツサングラスを度付きにするのはいささか無理があり、結構像が歪む。長時間かけっぱなしでいると軽い船酔い状態にもなるほど。そういった像の歪みやピントの合う深度の違いなどが距離感のズレに絡んでいるのだろうとは思う。ところで、僕は自転車で調子がいいと感じるときは、とても腰高で脚も長い自分がサドルの高い自転車を難なく乗りこなしている、と錯覚し、大げさに言うと上から目線で少々エラソーな気分を味わえる時である。つまり地を這うように低い目線に感じるこのサングラスは、ズバリ調子が悪く乗れてないと感じてしまうのである。ただ、木賊峠練も先日の舞浜練も実際乗れてなかったのは事実。
このサングラスでレースに出ていいものかどうか、アホくさいことだが結構マジで考えている。
2008/9/5 [自己PR目的の人おことわり]
野中さんは嫌いだが、今回に関しては同意見。閣下とかいって祭り上げているネチズンの本気度が正直よく判らん。思想とか理念とか以前の問題。
かといって決め手にかける人ばかりの中、石破さんなどという人が出てきた。これは思いつかんかった。本気っぽい。台風の目になりそうな気がする。いいんじゃないでしょうか。

ところで、麻生太郎の声って前田吟にそっくりだよね。
2008/9/6 [速すぎず、普通すぎない]
ちょっと久しぶりな物練。中央環状小菅JCTの渋滞でギリギリ到着した。首都高通行止めの爪あとは相変わらず大きい。
そして僕にとっては久しぶりに宇津さんの姿。ご無沙汰ですと挨拶すると、なにやらポケットからするするっとTOP10が出てきた。「賞味期限内に使いそうにないから」とのことだが、近くに居合わせた特権で頂くことに。2008/11とある。ありがたく源河で使わせていただきます。
岩手で実業団、秩父でJCRCとレース日和な週末だが、結構な人数が集まった。自然に二班に分かれ、先行班5名はBR-1二名含み普段ならヤヴァいところだが、二郎さんと丹羽さんが秩父宮杯を控えているので一定ペースで綺麗に回しながら亀ローへ。小野口さんは終始トップギアで筋トレ。
とは言え清澄は筋肉がオールアウトするまでがむばってしまい、その後のお山行きに響くことになる。
冷房の効いた亀ローではふと温かいものが恋しくなる。おしるこがあったらきっと買ってた。もうすぐそういう季節かと思うとちょっと寂しい。
定番定峰・白石コース。まずは松郷、推定100rpmでクルクル上ったら、中段で尽きてさようなら。どうも僕には向いてない。
速すぎず普通すぎずキビキビ7名で回していく。落合からのユル坂も爆走一歩手前の平均32km/hくらいで。しかし、鬼門の赤絨毯で予想通りフツーに切れてしまった。切れたなりに精一杯走ったので、白石車庫で5分くらい休憩したくなり、「もう疲れたなあ」とぼやくが「じゃあちょっと休みましょうか」などと気の効いたことを誰も言ってくれない!
観念して定峰TTを上る。タレタレのヘロヘロで走っていたら、中盤くらいから筋肉が「遠距離モード」に切り替わったらしく、パワーは無いが粘れる感じになってきた。
定峰くらいの斜面は重いギアで走ったほうが調子がいいこともあるので、何回か試すが今日はその魔法が効かない。遠距離モード時はダメみたいだ。仕方なく軽いギアで行く。
定峰TT 15:40(best+1:13) HRM無し
何度も25Tに入れざるを得ないスカ脚だった割には良いほうかと思うが、この時点ですでにスカになっていることが問題。
小野口さんに続き2番目で上った市川さんの定峰ベストを訊いたら、僕がおきなわ対策で狙っている目標タイムに等しかった。つまり、市川さんレベルにならないとダメってことだ。んー、これは急に目標設定に無理を感じてきた。

先に帰った小野口さんを除く6名で帰路もCRまではキッチリ回して走った。11時過ぎから急に天気が良くなってきて、見る見る暑くなる。途中HIDE隊に遭遇し、武藤さんとご挨拶。僕らが隊列を分裂させたかも?
脚が比較的揃っていたのと千切り合いがなかったお陰で、行きも帰りも淡々速目のペース走といった感じで走れ、Ave29.1km/hと速い割には疲れが少なかった。
2008/9/7 [調子↓]
物練で追い込んだ翌日は、フラフラと病人一歩手前。今日も我慢して追い込むべきなのか大事をとるべきかいつも悩む。いつまでたっても二日続けて走れる器が築かれない。二三日前から夜寝苦しいのか寒いのかどっちつかずな状況下で、風邪気味でもある。走りには行かず本を読んで過ごした。夕方腹ごなしにジョギングに出かけたら雷と雨が降ってきたので2kmで止めた。シロモトは相変わらず負荷が軽くて練習にならない。スピードメータの接触が悪く動作不良で気が散る。ローラー台メーターの宿命なのか。何とかならないのかなあ。夕食の天丼ですっかり気持ち悪い。体調が悪いのはどうやら確からしい。ネガティブシンキングな今日。
2008/9/8 [横っ腹痛]
三日ほど下痢が続いている。僕には大変珍しい現象。
今日もTMでは14.5km/hから入ってビルドアップ走。そしたら4kmで横っ腹がどうにも痛くて走れなくなってしまった。1kmのウォークを挟んで再び5km走る。ランニングに腹痛はつきもの。だが僕はここ7、8年見舞われた覚えが無い。ランに慣れると出なくなるのだ、とずっと思っていたが、実はそうではないことに気付いた。今まで腹痛に遭わなかったのは、単に楽チンペースでしか走って無かっただけだ。
2008/9/10 [シロモトパワーアップ計画その1]
昔ながらのローラー台についているマグネットの負荷装置は、回り方がカクカクするので要するにあれはダイナモだと思っている。それが正しいかどうかはさておき、シロモトの場合全然違って、鉄の回転ディスクに永久磁石がスレスレの位置で固定配置されている。すなわちこれは電車などで使われる渦電流式ディスクブレーキの原理だと思う。回り方はカクカクしないし常に滑らかで、接触部分は無い。
電車の場合ブレーキ部分は電磁石だが、シロモトは電動ではないので永久磁石である。見たところ恐らくネオジム磁石であり、一般的に世の中で最強の磁石と言われている。この磁石をもっと強力にしてやれば負荷がアップすると単純に考えた。磁石をセットする空間がまだ残っているので追加してやることにした。

調べてみるとネオジム磁石にはこの場合致命的な欠点があり、熱に弱いということだった。ローラー台は当然ながら負荷の最終形としてディスクがアッチッチになり、IHクッキングヒーターと同様であるから、100℃くらいは平気で越えている気がするので、熱をモロに受ける磁石が減磁していることは間違いない。乗り始めて15分くらいするとペダルが軽くなるのは、ネオジム磁石の減磁のせいなのか、ディスクが加熱して電気抵抗が増し、渦電流の発生が鈍るからなのか、まあどっちでもいいけどとにかく磁力アップ=もっとアッチッチになるってことで、発火したりしないかちと不安。まずは試してみよう。

現行の角型7×7×3mmより若干大きい角型9×7×3mmのネオジム1個133円で12個購入。これまでの9個から一気に21個に増えた。念願だった、上り坂に相当する重いペダリングでの練習がこれで出来るはずだぞ多分恐らく。ブヒブヒ。
続きは明日磁石が届いてから。
2008/9/13 [シロモトパワーアップ計画その2]
前回からの続き。
ネット注文していた磁石が早速届いたまでは良かったが、中身は身に覚えのないものであった。今朝になってやっと正しいものが送られてきたのでようやく作業再開。
まず、シロモトの磁石の減磁具合を今回の新品と比べてみたが、くっ付けたり離したりする程度では全く判らん。シロモトのほうが微妙に厚い為か(3mmに対して3.3mm)むしろ強力な印象すらある。
取り付け作業と言っても磁石をペタと貼るだけであるが、超強力であるため結構大変だった。鉄製のペンチは思い通りに摘めないのであまり役に立たず、結局手でやったほうが早い。そして、ディスクローターと磁石との間隔を最小にするセッティングで最も苦労した。ネオジムが倍以上に増えたわけだから、うっかりローターが磁石にくっ付いてしまうと、手持ちの道具ではもはや引き離せない。しかし、隙間を1mm増やしただけで負荷は激減する。
ネオジム磁石9×7×3mm×12個
ローターを外した内部にセット。
シロモトを早速試運転。
んー。微妙。同じ負荷なら従来比-3km/hくらいって感じ。ガソリンに添加剤入れてみたときのように、正直感動はありませんなあ(TT) 磁石を置く極の向きって関係あるんだろうか。ローターをいちいちセッティングするのが大変で試す気になどなれないが。ま、考えてみりゃこんなちっこい磁石で脚が根を上げるほどの負荷をかけようってのが土台無理なのかもしれない。従来の磁石を9個と見なしたから、その倍以上あればいいだろう、くらいに考えていたが、実際はこの根元にある大元の磁石のパワーが効いているのだろう。遠慮せずもっと買い足せばまだまだ強くなるかなあ?
ただ、ふと思ったがこのまま負荷を重くしていけたとしても、坂道のペダリング感覚とは似て非なるもののような気がしてきた。たぶん、フライホイールをもっと重くする必要があるだろう。
それより、10分くらい漕いだだけでローターがアッチッチになるのが気になる。以前もこのくらい熱くなるものなのか未確認だが、水をかけたら空焼きしたフライパンのようであり300℃くらいは行ってそうだ。ネオジム磁石のキューリー温度(脱磁する温度)は310℃。ローターにヒートシンクでも取り付けるかな。とりあえず扇風機を当てとくか。回転体なんだから、ファンを直付けできれば一番効率的か。

ところで、試しにフライホイールを外してペダリングしてみたら、かなり意外な感触に驚いた。ペダル踏み込み時に力がフッと抜けて肩透かしを喰らった感じで極めてぎこちない。明らかに負荷は均等にかかっていないと感じる。だがそれは錯覚であり、不均等なトルクはまさに自分自身が生み出した結果に他ならない。トルク均一ペダリング養成ツールとしてはもしかすると最適かもしれない。
そして、ペダルのデッドアングル付近で一瞬ホイールはほぼ停止するくらい減速する。それを見て思うことその1は、ホイール重量の慣性なんて微々たるものだってこと。重いホイールは加速が悪いとか、一度スピードに乗ると落ちにくいとか、ありゃ頭が生み出した幻想にすぎないんじゃないか。ただしジャイロ効果の差は顕著であると思われ、ダンシングなどでの振りまわしにくさがホイールの鈍重感に繋がっているのではと思う。
思うことその2は、ペダリングのトルク変動の実態がこれほど極端であったことを知ると、楕円チェーンリングはやはり有益なのではないかと再び考えてしまい、これを悩み始めると止まらない。
2008/9/14 [レース日]
JCRC第7戦in日本CSC Zクラスレースレポート

レースから帰ってきて、玄関前に鳩が居座っているのを見つけた。どうやら伝書鳩らしい。ロストしたのか、今日はもう暗くなって飛ぶのを止め、ここを寝床と決めたようだ。腹でも減っているかと思い、インコの餌や生のとうもろこしなどをやってみたが、見向きもしない。ヨソ様の怪しいものは絶対に食べないとしつけられているんだろうか。
それにしても、なんて凛々しい立ち姿だろう。普通の鳩とは大違いだ。
2008/9/15 [小刻み峠練]
目覚ましで起きると、驚いたことに昨日のレース疲れがほとんど残っていない。修善寺というヘビーなコースをレースモードで走ったのに、平日並のノーダメージとはこれいかに? レースで出し切れてない、ってことだろうか。二度寝を決め込む理由を失ってしまった。腑甲斐ない結果で自分の弱点を痛感し、おきなわに向けて気持ちを入れ替えねばならないと昨日心に誓ったばかりである。これは物練に行くしかない。二度寝を15分で切り上げて(奇跡だ)、慌てて準備する。5時40分に家を出ると、伝書鳩はすでに飛び去った後だった。

連休三日目なので皆さんそれなりにお疲れモード。10名のうち、4名が亀ロー手前で引き返していった。残る6名で横松郷、館川ダム、本松郷→横松逆ルートと小さな坂を繋いで走った。横松はほぼサラ脚状態でスタート。行けるところまでダンシングでリズミカルに淡々と走ることにした。中盤でスルスルと追い越されても、無理に追わずに自分のペースを守る。
横松TT 10:34(best-0:08) HRave/max=151/157bpm
意外なことにベストタイム。さほど苦しくなかった割には心拍もちゃんと上がっている。
でも慈朗さんには負けた。昨日に引き続き、今日も全ての坂で後塵を拝した。この調子でいくとおきなわで協調体制を取れない。なんとかせねば。
館川ダムではベストを目指すモチはすでに無く7割ペースで上る。路面は濡れているうえに苔むしていてスリップしまくる。ダンシングで上るからいけないんだけど、今日はシッティングで集中できない。
肋骨が完全に折れた状態のモリモリも、それは全然ハンデにはならん。淡々と上っていく。
峠を3つ上っても獲得標高は1000m以下だった。いちばん上り足りないのは市川さんのように見受けられた。
帰路のCR上で、横たわるヘビを思いっきり踏んづけた。最初は何でもない紐に見えたんだ。ゴムタイヤを踏んだ感触だった。思わずエビ反りして、後続の人は焦ったらしい。すみませんでした。

ランもするんでしょ? と皆に訊かれ、全くその気は無かったが、曇天で気温も低く走らない理由はどこにも見当たらないので、走りに出る。秋ヶ瀬を通って彩湖を1周して戻ってくるいつぞやと同じルート。15kmあたり、暑さと水分不足で堪らず自販機休憩。最後はかなりヘロヘロになった。もうちょっと距離は短くても良かったな。
2008/9/17 [身の丈にあった泳ぎ]
久しぶりに辰巳詣で。空いていたので1500mTTをする。残るレースはショートのみ。レースより長い距離でのTTはもういいでしょう。
最初の500mは100m1分半ペースを何とか維持し7分30秒だったが、その後タレた。次の500mで7分41秒まで落ちたところでふと考える。
僕より断然速いのに腕はほっそりしているという女性は多い。そういう人は、明らかに今の僕よりパワーを出していない。とすると、歯を食いしばりダンベルを持ち上げるかのごとくプル一かきに筋力を出し尽くしているこの行為は、実は相当無駄ではないのか。もっと少ない力でも同じスピードを出す工夫をしてみたらどうか?
そこでまず泳ぎ方を変えたのが、ヒジを思いっきり曲げてみること。昔の泳ぎの教科書には、プルではひじを曲げて胸の下をかくとあったが、近頃はかなり伸ばし気味で、より深いところをかくのがトレンドと思って実践してきた。深ければ水圧が高いので水をキャッチしやすく、かき乱し難い。ヒジを曲げる理由は、力学的にそのほうが力が要らないからである。しかしながら、プルの行為がより楽であるかどうかより、プルでの進み方がより効率的であることが重んじられ、そのために力が必要であるとしたら鍛えればいいことだ、という発想から今に至ったと僕は考えている(ほとんど独自解釈なので信じないで下さい)。
ところが、タレてきて力の出ない現状況においては、力が要らない泳ぎ方のほうを優先すべきだ。ヒジを教科書以上に曲げ、水流を腹に感じるほど胸のすぐ下をかく。最後までキッチリプッシュしない。するとなぜかリカバリーもこぢんまりとしてくる。顔の周りをチマチマとかいているような感じだ。恐らく、傍から見てかなりブサイクな泳ぎだ。普段頭で描いている、オリンピック選手級のゆったり伸び伸びとした大きなフォームはキッパリ捨てた。プライドを捨てたと言っても過言ではない。
動作範囲が小さく、力が要らないのでピッチを上げられる。力が要らないということは息が上がらない。相乗効果として、ブレスは6回に1回でも可能になる。その分体勢が崩れずロスが少ない。いろいろと変化が見えてきた。最後の500mは7分34秒に持ち直した。
これはかなり意外だった。楽なほうを求めて慣れない泳ぎをした場合、大抵は努力に見合った通りのタイムとなる。ところが今回は少なくとも遅くなってない。楽をして遅くならなかったのは収穫だ。
その後は2分サークルで100mを10本。いつもの泳ぎと、楽々泳法とを織り交ぜて検証を重ねる。すでにTTで腕が干上がっているため、いつもの泳ぎでは後半75mあたりから力が入らなくなってくるが、楽々泳法は面白いように最後までキッチリ泳げる。しかもタイムも1分27秒あたりと悪くない。明確に速いとは言えないが、タレて遅くなることは防げている。
目に見える変化を実感できるのが面白くて営業終了時刻まで泳いでしまった。しかし、テニス肘と似た肘の痛みが早くも出始めている。明らかに力の入れ所が変わった証拠だ。

考えてみるとこれはランのピッチ走法にとても似ている。非力な走者向きであること、ピッチが早い、明確に路面を後ろへ蹴る瞬間が無い、膝の角度をほとんど変えないというあたりも共通する。言い方を変えると省エネ走法である。僕が日頃から実践しているコンセプトではないか。つまりは自分に適した泳法というわけか。今まで水泳に関してはトッププロの泳ぎを真似ることが紛れも無く正義であると信じてきたが、もしかすると自分のレベルに合った泳ぎという考え方もあるのかもしれない、と少しだけ思い始めた。
2008/9/19 [イマイチな一日]
スポクラで楽々泳法を試してみたが、なんだかイマイチだった。そのうえいつもと違うところが疲れてきた。最初からこの泳ぎに頼るのはダメかもしれない。1000mTTは14分58秒で短水路としては悪い。

トレッドミルで10km40分がなかなか切れない。それもなぜか毎回腹痛が邪魔をする。サボリ気味のこの頃は体重が増えたことも足かせになっている。ショート対策、目に見える効果がありませんなあ・・・・。

つくマラからハガキが来てた。今年は応募者が多く予定を大幅に前倒しして締め切るという。わざわざ知らせてくれてありがとさんです。このマラソン人気は一体誰が仕掛け人なのだろう? つくマラではそこそこのペースで走るつもりでいたが、人が多くてちょっと無理かもしれないな。というか早く申し込もう。
2008/9/20 [またいつものふくらはぎ]
1.5kmアップのあと、普段の11.5kmコースをなるべく速く走ってみる。しかし幾分身体がナマっていてキロ4分を切るようなペースは到底無理そうだ。トレッドミルで走るスピードよりかなり遅めで4kmくらいまで来たが、徐々に右脹脛に張りを感じてきたので大事を見てペースダウン、肉離れなどの臨界点まではまだありそうなので安全だが、見る見る症状が悪くなる予感がしたのでコース短縮、ちょっと自分に甘すぎたかなとも思ったが、終り近くでさらにショートカット、全9kmで止めた。一日怠けている休日はスピード練習をしないほうがいいなと思った。
走り終えて2時間ほど経った頃、歩くのもままならないほど悪化していることに気付く。あれ〜? なんで?
明朝までに治るのかなあ?
2008/9/21 [作り手のこだわりのなさ]
結局ふくらはぎ痛は収まらず、強い踏み込みは無理そうなので物練はDNS。つまらないことで貴重な休日を二日も無駄にした。ま、自転車がさほど好きでもないからこういう羽目になる。ついでに言うと、好きなものって無いのかも。罪滅ぼしに、シロモトに2時間乗る。

中国産のアンコで嘔吐というニュース。ここの国の危険度は半端じゃない、ってことよりも、和菓子の肝となるアンコ作りを丸投げしているというスタンスに驚き、ガッカリさせられる。
事故米のニュースの時も思ったけど、身元不明な最低レベルの原材料で作っているメーカーって多いんだな。地酒といえば、職人のこだわり、その土地が生んだ味、といったイメージで見ていたが、実にお人よしな発想だったというわけだ。
オムレツにつなぎとして使った米粉の品質を問う前に、オムレツは卵100%で作って欲しい。
出来合いの食事と自作(自炊)とはコスト的にはあまり差がないと思っていたけど、それは大量生産と一品制作の差によるものと解釈していたがそれ以上に中身の品質が全然違うんだなと、近頃業界の内情を知るにつれつくづく思う。以前飲む機会のあった、有志の手作業のみで育てた有機米100%で作った酒というのはかなりレアなケースと見るべきかもしれない。仮にコスト計算したら割が合わなすぎて市場に存在し得ないだろう。ただ、高齢化社会と地方疲弊のこれからの時代はそういう方向にこそ活路のヒントが無いかと思うんだが。
2008/9/22 [こなれてきた]
負荷アップシロモトのおいしいところが少し判ってきた。従来の37km/h前後での走りから見たらケイデンスが15%ほど低くなり、おまけに騒音も気にならない。熱ダレも懸念したより少ない。しばらくこれで黙々走ろう。脹脛痛でランは暫らくお預け。
2008/9/23 [早出班物大シュー&遅出班物シュー]
修善寺の腑甲斐ない結果で心を入れ替えるはずが、先週末は思いっきりサボっている。
ということで、祝日の今日はあえて早出班に混入してガツンと走ることにした。週末に実業団レース(飯田)を控える人向けということで、短く速くがコンセプト。一人場違いな奴ですみません。
早出班は出だしから速く、情けないことにCRで切れることもあるので、念入りにアップを1kmほどしておいた。この発想は今まで無かったぞ。
お陰で何とかCRは切り抜け、本格的に一般道へ入ったところでミスった。13名ほどの大集団を二分しようと奈良さんが前との間隔をあけ始めたが、僕はそれをいつもの奈良さん流単独走と勘違いし前を追ってしまった。6名ほどで高速列車。ウエムラさんの番手だったのがさらに不幸だった。ウエムラさんはなぜか他の人より極端に長―く、40秒くらい引くのだ。2番手はドラフティング効果が薄れるので辛いのだ。もちろん1番手をさしおいての話だが。ウエムラさんたのんますから早く下がってくださいブヒー。
そんなこんなで久しぶりに平地で全開モード練。予想通りの展開だ。物見山麓まできて、本日のお題である物大シュー(12.5km↑195m)4周へノンストップで突入。1周目はややマッタリ入る。もちろん僕には限界状況。二つ目のヤマ場である清澄坂で切れた。案外速かったのか、ここで4割程千切れたようだが僕は最後尾で早々に切れたためグルペットにも加われない。残り3.5周ソロ練かあ。ま、これも想定通りだが、脚の「ほぼ使い果たした感」はやや想定外。道を間違えたシャングリラ飛田さんと物駐まで走り、2周目は再びソロ。なぜかその後3名のグルペットに追いついた。でも相変わらず清澄や山村女子大坂といった長い坂で離される。
1時間差スタートの遅出班に編入するため、3周目の途中で離脱。時間的には4周目も行けた気がするが、気持ちはすでに終了している。それに何故だかとても頭が痛い。練習中に頭痛というのは珍しい。久しぶりにガツンと走って、脳にヤバイ血栓でも出来始めたのだろうかと半ば本気で考える。亀ローでメットとサングラスを取ったら収まった。何がいけなかったんだろう?
物大シュー 23:58 24:12

遅出班も盛況だ。小湊さんご無沙汰です。やはり飯田参戦予定の志村みさんに、キッチリ調整してもらいましょうってことで物見山周回(5.55km↑85m)に決定。お山方面に行きたかった方ごめんなさい。
知らんかったけど、物シューの農道区間は綺麗に新舗装されて、安全度も高まり実に気持ちいい。きっと物シュー愛好家も増えていることだろう。
あーでも筋肉残ってないなー。上りの多くはダンシングでいく。徐々に人数が減って、志村さん、市川さん、慈朗さん、丹羽さんの5人に絞られた。、最も脚のある市川さんは、志村さんをフォローするためにペースアップせず付き合ってくれているが、僕は単にギリギリ集団にぶら下がっている状況。3周目、上り始めの坂のきついところで、シッティングで行ったら途端に切れた。僕にとってここはダンシング必須のようだ。半周かけて追いつき、学習した次の周は無事切れずに走れたが、4周目が終わったところで、「これで5周終わったもんね」と勝手に判断して一人止めてしまった。しんどくて止めた、でも可。よくよく考え直すと4周しかしてないことに気付き(自分より4人の判断を信用するのが普通)、遠藤さん、戸井マリさん、細沼さんがいい感じでやってきたので、連結させてもらい5周目を走る。
物シュー 11:06(信号ストップ35秒) 10:34 10:45 10:24 休憩 11:10
実にくたびれた。
2008/9/24 [肉離れの原因]
カイシャでは終始デスクワークの、いつもと変わらない一日だったが、帰る頃には右脹脛は針で刺す痛みに変わっていた。歩くとまるで鶏ササミを割くようなイメージでまともに歩けないので、所々走って帰ってきた。歩くより走ったほうが脹脛の伸縮が無いので痛みが少ないのだ。
なぜだ? ランはお預けにしているし、駅でダッシュなんてこともしてない。一日安静にしていたのに徐々に悪くなった。まるで筋肉痛のようだ。しかし明らかに筋肉痛の類いではない証拠に、右しか痛くない。確実にトリガーは引かれたのだ。
職場ではキネシオテープで補強したけど、すでに痛い箇所にテーピングは効かず、予防としての役目しかないようだ。
最初に脹脛痛を招いた時より数倍痛みが増した原因は、もはや昨日の激しい練習以外に考えられない。そして元はといえば修善寺での過酷な走りと翌日の練習。つまりこの根本的原因はランではなく全て自転車にあると見る。ペダリングに肉離れを誘発するほど強い刺激の動作は無いものの、着実にストレスを貯めているらしい。それがランの大きな力が加わる一瞬の動作で表面化した。去年のTDO前後の脹脛痛がまさにそれで、その直前までのラン練習量は当然ながら非常に少なかった。
ランを中断することで悪化は防げても、一向に事態は改善しないということになる。ランができない分、自転車を増やすという発想はさらにまずい。直前に迫った銚子に向けて、どういう選択を取るべきだろうか。もうランには目を瞑り、次のTDOを見据えて自転車に専念するという手もあるが、おそらく銚子のランは痛みが出てジョギング以下になり、DNFもありうる。それは余りに悲しいので、やはり根本原因の自転車を抑えるべきか。ランも暫らくご法度なので、つまりどっちもお預け。困った。とことんスイムに徹するか!
こういう事態を引き起こす、僕のペダリングのどこかに明らかな欠陥があると見るべきだろうが、どんな改善が望ましいのか見当もつかない。

案外筋肉痛のように、明後日頃には消えてなくなっているかもしれない。大げさに考えすぎたなー、ということになってくれないかな。
2008/9/25 [症状相変わらず]
昨日と違って打ち合わせが重なった今日は半日歩いているか立ちんぼ状態で大いに疲れた。庇うためか脹脛痛は毒虫に刺されたように右足全体にドヨーンと広がり、じっとしていてもヒシヒシ痛む。普通肉離れって動かさない限り痛くないはずなんだけど。先方と腹を割った話を2時間もして、腹を割りすぎた。辰巳にも間に合わないのでノートレデー。激務と練習を両立している人ってやっぱり偉いな。
2008/9/26 [ぼやき]
野口みずきさんも肉離れでまた走れないそうで。
すっかりヤルキナシオな今週。

小泉チルドレンの親が引退し、ワカゾーへのスムーズなバトンタッチが着々と進む。ニッポンの将来などよりも子孫繁栄を目論む「利己的な遺伝子」をそこに見たって感じ。いまの北朝鮮と同じだよなー。
どんなに有名で一流でも、スポーツ選手や芸術家の子が親の七光りに与って同じ才能を開花させることは極めて難しい。しかし政治家に限って世襲が蔓延る日本。つまり能力が無くてもできる商売であることの証。それでいて、能力があっても誰もがなれるとは限らない。ゆえに世襲議員は永遠に安泰だ。

なんで未だ居るのかわからない政治家トップ3
KOGAまことちゃん
山崎まったく
田中末期子
2008/9/27 [イメージ構築中の食材]
誘われていたミクシの皇居ランをDNS。ゆっくりであればおそらく走れそうではあるけどまだ一歩一歩に痛みがある。少なくとも表面上消えるまでは止めておこうと決めた。風も無く穏やかで、身体を動かすにはこの上なく気持ちよさそうな陽気であるだけに、無念も大きい。
それにしても、今回は痛みがひくのが遅いなあ。

アボカドを買ってみた。
醤油をかけてごはんと食うと美味いなどと聞くと、果物とはおよそかけ離れたジャンルの味覚をどう理解したらいいのか戸惑い、すんなり受け入れ難く敬遠しがちだったが、今読んでいる小説にサンドイッチを作るシーンが出てきて、何となく食べたくなった。チーズやトマト、ルッコラなどを合わせ、目玉焼きを乗せて作ってみる。偶然の為せる技か大変美味かったが、アボカドだけでなくどの素材も突出せず何を食べているのかよく判らない味だった。
そんなわけで未だ脳みそに上手くプロットできずにいる食材。
2008/9/28 [方針転換]
今日で五日間完全無欠のオフ。昔はそんなこと良くあったし、大したことではないだろう。だが、予想に反して治りが悪い。オフをあと1週間続けても、もはや銚子のランでキロ4分以下では走れないだろう。見込みの無いレースに備えて治癒に専念するのはもう止め、明日からいつものように安全領域の負荷でゆっくりやることにしよう。体重増の防止と体力維持が目的。
2008/9/29 [やっぱダメっぽい]
この頃怠けすぎて、年甲斐も無く顔にニキビができてきた。いかーん。
トレッドミルでは12km/hで慎重に入る。9日ぶりのランは、当然ながら重くて気持ちよくない。そのうち慣れるのを期待したが叶わなかった。しこり感が強くなってきたので10kmで止めた。歩く動作が特に痛いのでアップやクールダウンはほとんど省略。
スイムは珍しく100m単位のインターバル練を8本程度。短水路だと1分23-25秒くらい。楽々泳法がまたイマイチに感じたが、その理由が少し判った気がする。黙々と悟るように泳ぐこの楽々泳法は、リズムが根付くまでにまとまった距離が要るのだ。短水路ではすぐ壁に到達してまたリセットされてしまう気がする。

プールから上がったら激痛になっていた。んー、肉離れネタは我ながら飽き飽きだ。
2008/9/30 [外と中はリンクしていた]
雨だったのに辰巳は結構賑わっていた。800m泳いで10分休憩を挟んだ後、1500mTT。最初の100mだけは1分26秒だったが、見る見る遅くなり、前回より20秒も遅いタイムに終わった。体感的にはどうも腑に落ちない。本日に限りプールが51mあるか、時計が若干速く進んでいるのではないかと思う。
1500mTT 23:06 500m毎のタイム 7:35 7:50 7:41
その後楽々泳法に専念。喜ぶべきことか微妙だけど、だんだんコツが掴めてきた。プルのとき反対側の脇の下をなぞるような意識で、胸から腹にかけて二の腕でスキャンするようなイメージ。決して人さまに薦められるものではなく備忘録として。やはりこの泳ぎ方はある条件下で確かにアドバンテージがある。十分距離をこなし粗方腕のグリコーゲンが枯渇した状態で従来なら全力泳ぎとなるところを、この泳ぎではタレずに7割パワーで同等のタイムが出る。疲れているときにこれは助かる。TT後の100mを1分45秒サークル(概ね15秒のレスト)でウンザリすることなく続けられた。
ふと気付いたんだけど、片方の腕のプルともう片方のリカバリーって、まるで自転車のペダルのようにバランスを取り合っているんだなということ。今までの水中深くを大きくかく泳ぎは、リカバリーも大きなものだったが、この珍泳法の縮こまった泳ぎはリカバリーもセットで小さくなり、手の先は水上スレスレを移動する。その組み合わせを意図的に変えようと思ってもできないことに気付いたのだ。つまり水上の動きは、水中の動きを映し出していたのだった。ちょっと意外。
でもこの泳法、レースで使うことあるかな?
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