2006年 1-3月

2006/1/1 [元旦ですが]
ムオオーッ。毎度の新年である。
だが出不精者の僕にとっては、昨日と今日の違いを肌で感じることはなく、冬休み4日目という感覚のほうが強い。思えばこの4日間、物見山練も、年賀状描きもせず、年末大掃除もテキトウに済ませ、夕日が沈みかけて慌ててジョギングに出かけ、紅白はBoAの口パク部分だけツッコミを入れて、年越し蕎麦は遠慮して、元旦に入ってもPCにかじりついたまま。朝から晩まで、やっていたのはシゴトばかり。
すげー。おいらって会社人間だったのか。それにしても、冬休みにシゴトさすなー!

おでんくんスペシャル再放送を見て和む。

2006年の目標。うーん、お陰でまだ考えてないけど、ポンズ忘年会で大体言ってしまった。
具体的なものはさておき、ポンズジャージに恥じぬよう、ロードレースで「アピールのある走り」を目指そうというのが一つ。
アイアンマンのようなロングディスタンスは、まだまだ苦手意識が強いが、これを得意分野(とまではいかなくとも)のほうへ転換させよう。
そのためには、昔から足りないランの素地作りだろう。少ない努力で最大のリターンを出すインスタント食品的才能にかけては少々自信があるが、それがロングには通用しないことは痛みとして身体で覚えたつもり。
健康第一で着々と積み重ねていくことが最も近道である。自分で言ってて耳が痛い。
2006/1/2 [問題発生]
何が問題かというと、このサイトはイマドキ5MBまでしかアップ出来ないんである。んで、すでに4.9MBまで使ってしまったので、2,3ページ増やすだけでパンクしてしまい、2006年への準備ができないでいる。あーどうしようかなー。誰も見てないんだから、古いのは捨てちゃえよってツッコミは、つまるところ、このサイト自体意味無いんだから辞めちゃえよってのと同義である。意味のないことに真剣になるのが大事である。だが、意味のないことに500円を払ってあと5MB拡張する気は全然ないんだよなー。


2006/1/3 [初乗り]
気持ちよく晴れて、シゴトなどしている場合ではない。年賀状は書かねばならない。
ということで、数枚書いてから長柄練。土気工業団地では、どこかのクラブが周回練をしている。賑やかで結構なことです。
スタート前に昼飯を兼ねておにぎりとサンドウィッチと豆乳とリゲインを頂く。トライアスロンを十数年やって一番鍛えられたのは胃腸かな。運動の直前でも全然オッケーデス。

先週はかなーりヘロったので、徹底して抑えて走る。その代わり、いつもの120kmコースをきっちり走るとしよう。調子いい時でも負荷次第で十分死ねるコースなので、心してかからねばならない。スタートが毎度の正午、今日の調子だと5時間くらいかかり最後は日が暮れてサングラスでは走れなくなるため、眼鏡を持つことにした。この用意周到ぶりは、進歩だ。
ポカポカ陽気で気持ちええのう。じゃが、その気持ちよさは強烈な追い風に拠るものであることはとっくに気づいておる。それでも楽に走れるのはやっぱり調子がいいと勘違いする。この分だと帰りが厳しそうだ。
走り出して1時間もしないうちに、急に辺りは日食のように暗くなり、分厚い雲が空を覆い始めた。ポカピカ陽気はどこへやら、体感温度は急激に下がりはじめた。とはいえ今日は降水確率10%でまず降ることはないから安心して走りつづけられるのである。
と思いきや! 雨がパラパラと。そのうち、雪かミゾレまじりになってきた。うぉーこりゃ辛抱たまらん。冷たい雨が足先を濡らし、神経が麻痺してきた。引き返すべきか大いに悩むが、新年早々負けるわけには行かない、との意志は固い。「前向きの力」リゲイン効果テキメンである。ウダウダと考えながら走り、さらに1時間くらいしてようやく止んだ。運命は味方してくれたようだ。
だが、ウダウダ考えていたら、120kmを走破するとスポクラの営業時間に間に合わないことに気づいた。帰りがけに立ち寄って2ヶ月以上ご無沙汰のスイムをするつもりだったのだ。という訳であっさり予定変更して養老方面をカット。まあ、ヘロヘロ状態で走っても意味無い気もするということで納得。決して日和ったつもりはないが、何か?
帰路は多少風の方向が変わったか弱まったか、思ったほど風に悩まされなかったが、メーターを見ないようにしていたので、遅いという認識がなかっただけかもしれない。とにかく風を受けて寒さ倍増。次回はもう少し暖かい格好で走ろう。
今日はUターンラッシュピーク日だったらしく、千葉方面もいつもよりは混んでスポクラにもギリギリ滑り込みセーフ。だが、2ヶ月以上ぶりのスイムは、でんでんお話にならなかった。200mで腕がボー。やっとの思いで500mだけ泳いだ。

3種目どれもことごとく弱いじゃん。

ご褒美に、ダイエーで1000円の寿司買って帰った。

2006/1/4 [変化の兆しなし]
まだ、二日連続で長柄練に耐えられる体力も根性も気持ちも無いのでダラダラと過ごす。
年賀状の残りを書いていると、「チミは会社に来てないようだが?」というメールが来た。あれ? 会社は今日からでしたっけ? どうせ行ったって、年初の挨拶して終わりでしょう。僕はそのために年賀状を書いているのですから、キャンセルOKなのですよ。書いているのは今ですけどね。
などという理屈が社会で通用するのか知らないが、どうせ家でも仕事中なのである。勘弁してくっさい。
その仕事の合間にネットをちょこっと見ていたら、おや、森川さん@オーベストは千葉に出張中でしたか。そんでもって、昨日の土気運動公園での周回練に居たですか。つねさぶらう軍団かと思っていたのだが、そういえばいつもの駐車場にはそれらしき車が無いなあと感じていた。うーん、ニアミスだ。どんな速度で走っているのだろうとちょっと追っかけてみたかったのだが、急いでいたのでそれもパスしてしまった。ちょっと残念。
でもあそこの周回は交通量が結構多く信号が二つもあるし、白線はイボイボがあって内側と外側のどちらを走るか悩むし、集団走行の条件としてはちと厳しいと思うんだけど。もっといいコースが山ほどあるのになー。
周回が取れるルートとなると意外と難しいかな。

悶々と過ごすのも身体に悪すぎるので、ジョギングする。
相変わらず辛いだけの作業である。距離は短いとは言え、今日で6回目のランなのに変化の兆候が見られないのは無念だ。この正月でデブった分帳消しなのかも。

2006/1/6 [お手軽山道練習]
今までトレッドミルの傾斜を0度以外の設定にして走ったことは一度もなかったが、3UPトレイルラン走行会を間近に控え、突然登坂シミュレーション走行をしてみたくなり、スポクラ歴15年にして初めて傾斜を付けてみた。
やるならやるで最大角度にするのが日本人的美学ってもんでしょう。15%まで傾き、自転車なら300mで放り投げたくなる角度だ。意外とランなら走れるということは御嶽マラソンで体験済みだった。で、スピードを8km/hまで上げてみる。グヘー。一気に苦しくて500mでヤメ。その後6.5km/hあたりに落ち着いた。やはり、平地ランとは限界付近の感覚が異なり、じわじわと攻めているダイレクト感が新鮮だ。精神的にはむしろ楽な気がする。自転車で平地を限界で走り続けることと、ヒルクライムを延々と続けることとの違いに似ているかもしれない。
3kmほど走って、もう満足。次の走行会が思いやられる。その後傾斜0度に戻して13km/hで走る。オオー!どこまで行っても下り坂みたいだ。
傾斜15%というのは水平距離1kmに対して150mのUPということなので、3kmでは450m近く上昇したことになる(tanθ=0.15ってことで、角度にして8.53度。水平距離の1000mは傾斜距離の1011m)。30分のエクササイズで450mのUPというのは、なかなか効率的という気がしてきた。目の前のTVを見ながら黙々とやるのに向いている。これから練習に取り込もう。
スイムは相変わらず腕がすぐ上がってしまう。250mを245秒もかかった。悲しい。

2006/1/7 [新春初物練]
家を出るとき-0.5℃、荒川運公に着いたら-2℃。マイナス環境で走ったことは今まで無いけど、大丈夫かな。
頭を覆うものが無いので慌てて手拭いを巻いた。ヘンな格好だったかも。
物見山初走りということからか、この寒いのに10人以上集まり盛況だ。暫らく歓談しながらノンビリ遡上開始。北風はまあそれなりに吹いているが、集団で走ればそんなに苦ではない。顔がやたらと冷たい。
以前SSクラスの人たちに混じって走ったことのある亀井周回コースで水田さんが本格的にペースアップする。いままでヌルいペースに耐えてきたのが爆発した感じで、一気にフルスロットルぅ〜。だが僕は今までも全然ヌルくなかった。向かい風に耐えて走ってきたのだ。最後の上り坂を成行き上トップで入り、爆速で瞬死。
他に千切れる人も出ず、平穏に集団は2周目へと入っていくのを遥か先に見すえながら、サイクリングペースで必死に追う。それにしてもレベルが違いすぎる。ヘタレ具合をまざまざと思い知らされ、分かっちゃいたけどやっぱりダメか! という感じ。
早くみんなと同じペースで走れるようになりたいものだ。
そんなに走ったわけでもないのに、家に着いたら病的なくらいドッと疲れて起き上がれない。

久々に体重推移グラフを更新した。
昨年の4月頃が最安値で、以降見事なまでに上昇グラフを描いている。これはいかん!
なぜこうなったのだろう。昼飯の時の弁当屋を替えたせいかな。
平常時で60kgを割るくらいがベスト体重という気がするが、到底無理そう。
2006/1/9 [3UPトレイルランPart2]
3UPトレイルラン大会第2弾、今度は風邪も治ったので晴れて参加である。
朝、起きてみると3日前のバタフライ(マシントレ)のせいで胸筋が痛い。何で今ごろ? ランに必要な筋肉ではないけど、上下動でゆさゆさ揺れると痛いんである。なお僕は巨乳などではない。
平地ランもろくすっぽ走れなくなっているのに、惰性では進まない山道を3時間以上走りつづけるなんて、可能だろうか。先日の物練で山本さんにも同じことを突っ込まれ、正直なところ全く予想がつかないが、今のこの時期は色々と挫折感をたくさん仕込んでおいたほうが良いのである、と訳の分からん納得をさせて、朝5時40分にクルマで家を出た。
道は空いていて、7時前には圏央鶴ヶ島ICに到着したが、ふと気づくと気温が-6℃。思い出せる限り、-6℃という環境は人生経験でもほとんどない。内陸は北海道並みに寒いのか!
コンビニで軽量化しつつ正丸駅着も7時30分と予定通りで、電車アクセスより1時間以上短縮である(高いけど)。8時前に電車が到着してざっと17人くらい?集合した。オリエンテーリング日本代表という方も居たらしい。すごい人気だね。
昨日仕事帰りに慌てて近所のスポーツ店に行き、キャメルバッグを買おうと思ったのだが、店員に「なんですかそれ?」と言われ、「水を背負うだけのバッグですか、たぶん、そういうものは作ってないです」と諭される。置いてない、じゃなくて作ってないそうです。面倒でも芸術運動に行けばよかった。
そんなわけで未調達のキャメルバッグの代わりに佐渡の参加賞であるウェストバッグを初使用。その不細工さ故に、奈良さんに思いっきり突っ込まれるかとビクビクもんだったが、紅一点のSさんに「佐渡でたんですか?」と話のネタとして意外なところで役に立つ。佐渡Bでランが僕より速かった女性はいない[一人いました]から、彼女には負けられまへん。
だが、ゆさゆさ揺れて機能的にはイマイチ(胸筋はゆさゆさ揺れて痛い)。何もかも詰め込みすぎたせいもある。ホカロン2つ、ウィダー系ゼリー2つ、水500ml、ティッシュ、まんじゅう、ベスト、と盛り沢山。その中で使ったのは、水500mlだけだった。バッグ形態にした意味がない。
8時15分、一同はスタート。やがて山道に入っても暫らくは集団で行くが、前の人に付いていくのが精一杯なので先頭は実は先に行ってしまったのかもしれないし、よく判らなかった。途中で奈良さんが「ペース速いんじゃないの」と話しているのが聞こえる。ホントにそうであって欲しいけど、奈良さんの三味線であることは言わずもがな。後で聞いたら、その後すぐズバズバっとアタックを仕掛けたらしい。
この集団ペースが僕にとってはかなり厳しく、やがて紅一点Sさんにも遅れていく。道をちゃんと把握していないので逸れるとヤバいのだが、どうにもならない。
-6℃にビビって厚着したのが早くも裏目に出ていた。長袖ブレスサーモ、ユニクロフリース、BLBジャージ、ウィンドブレーカの4枚重ねだ。更に頭には毛糸の帽子。マラソンでは有り得ない厚着である。額から汗がにじみ出て、拭き拭き走る。とりあえず毛糸の帽子は脱いだけど、服は脱いでも収納場所がない。
旧正丸峠を過ぎ、虚空蔵峠を超えた辺りで、一度は完全に視野から消えていたSさんに追いつく。女性にしては珍しくオーバーペースでタレたのか。それとも僕が粘りのある走りだったのか。
道を間違えたりして、後続に追いつかれる。そのまま追い越していった二人に着いて行く。
大野峠を目指すルートで一端舗装路へ出るが、もう一度山へ入りなおす部分を見逃して、三人は舗装路を暫らく走ってしまった。ふと横を見ると猿のようにガサゴソと駆け下りている人を見る。正式コースは舗装路と平行に走っていたのである。あっちだった!と慌てて山へ。事実上ショートカットになってしまった。
大野峠を超えて再び急坂に来ると、同じペースだった人に次第に離され、一人で丸山展望台に到着。この展望台で折り返すのがBコースということになっており、当然Bでしょう? と思って展望台に上ると、誰も居ない。皆この先のAコースの折り返し点を目指して通り過ぎたようだ。折り返すべきと考える僕は、後続を待って賛同者をそれとなく募るが、「とりあえずトップとすれ違うまで行きましょう」ということで前進を続けるので仕方なく?着いて行く。
後から来た人たちにはついていけるはず、と思ったのが間違いの元だった。彼らは下りが上手で、あれよあれよと言う間に下っていってしまい姿さえ見えなくなってしまう。ここで焦って無理をしたのだろうか、左ふくらはぎに違和感を覚えるようになる。
やがてトップとすれ違い、三上店長、奈良さんともすれ違った。意外と離されていない感覚に気を良くし、折り返しポイントまで行くことにする。展望台以降ずっと下りだったため心拍数も下がって楽になり、気持ちも余裕が出ていたのだろう。
折り返してからの激坂には泣きが入った。そこでふくらはぎがはっきりと肉離れを起こしていることに気づく。2年前に散々悩まされた悪夢の再来。これはまずいことになったぞ。
展望台を過ぎてからの下り坂で初めてふくらはぎに激痛が走り、傷口を広げてしまったようだ。
ふくらはぎの肉離れの場合、足首は角度固定で蹴りだしは禁物である。だが上りでも下りでもふくらはぎは使うので、途端にスピードが落ちた。特に上りで走ると爪先立ちになるのだが、これは最大の禁じ手であり症状を更に悪くする。また反対に筋肉をピンと張るのも痛くて出来ないので、傾斜に沿ってベタ足で進むのも困難だ。となると、上り坂ではふくらはぎを使わない蟹歩きがベスト。後ろ向きで上るのも有効。だがそんなことやってられまへん。
1時間半以上かかってやっと中間点を過ぎたところであり、のこり半分はとても最後まで持ちそうになく、絶望感が漂う。リタイヤを宣言したいところだが、当然ながらそれは無理というもの。膝には配慮していたものの、こんな落とし穴が待っていたとは、うかつだった。
とにかく行くしかない。ゴール地点でみんなを待たせるのは気が引けるが、僕を追い越していった人に肉離れ事情を一言伝えたので、いざとなれば臨機応変に対処するだろう。
やがて、往きで走った覚えのないコースに来る。つまりはショートカットしたところである。岩がゴツゴツして走る場所ではない。ここをカットしただけでかなり短縮されたはずだ。
過去の経験では、腹痛などと違って一度肉離れを起こすと症状は和らぐことなく、悪化する一方なのだが、辛抱強く前進を続けていたら、奇跡的にやや我慢できるレベルにおさまってきた。そして前方には人が見えた。タレているのは僕だけじゃないようでちょと安心。やがて追いついて、後ろに着いて走ることにした。平地は唯一、肉離れでもそこそこ走れる。足首固定で蹴り出さない、すり足のピッチ走法なら12km/hで巡航可能だ。
だが、旧正丸峠付近の上り階段で、再び千切れる。今回のレースで最も難儀したのは意外にもこの階段だった。一段が50cmくらいあって、それが何段も続くと、あるところで「もう1段たりとも登りたくないけんね」と脚が拒否反応を示し、完全ストップしてしまうのだ。そしてゴールも間近のところで最も長い階段に出くわす。正直、これにはかなり参った。レース中という感覚など忘れ、次の一歩を踏み出す気力を搾り出すことで精一杯である。こんにゃろー、ユニバーサルデザインにしてくんろ!
やっとの思いでクリアした頃には、再び一人取り残されていた。腿から下が味わったことのない疲労感で充満していて、神経が行ってないみたいだ。その後の急な下りで、案の定些細なことでコントロールを失いドシャシャシャーとすっ転び、反射的に全身に力を込めたため、一瞬で左半身が一直線に攣った。わたたたたたーっ! 暫らく起き上がれず。
アホ丸出しだったが運良く目撃者はなく、ヘロヘロ状態でゴール地点にたどり着いた。思わず、「やっとゴールだぁ〜」とへなへな声が出る。
3時間8分で完全無欠の最後尾ランナー。トップからは50分近く[正しくは44分]も遅かったらしく、皆様、お寒い中おまっとさんでした。
厚着した上に、ホカロンやベストまで携行したのは、ゴール後に体が冷えるのを恐れてのことだったが、ビリッかすにそんな配慮は無用なのであった。
だが、走り通せただけでも御の字であり、これでも大満足しているのである。要は、みんなが速過ぎるのである、ということで納得。

後に、またYahoo地図で距離を測ってみた。所々山道が表記されてないので今回は正確には出せてないが、概ね17.5kmほど、蛇行や傾斜なども含め、18-19kmの範囲だろう。またしても意外と短い。18kmということで今回は計算してみると、平均速度はたったの5.6km/hと、歩くようなスピードであった。
2006/1/15 [自宅で追っかけ隊その3]
昨日とは打って変わって天気が素晴らしくEのに、家でシゴトとは悲しすぎ。食うことしか楽しみがなく、ストレス太りがさらに加速する。
もう一つ楽しみがあった。都道府県対抗女子駅伝。しっつこく注目中の石井智子選手@京セラはドリームチーム京都ではなく地元埼玉代表で1区6kmを担当。本人の意思かどうかは知らないが、そういう姿勢は嬉しいねえ。頼もしい走りで先頭争いをしていたがラストで岡山嬢&富山嬢に抜かれ6秒遅れ3位の19分21秒。これでもかなり良いタイムだが、3度目の区間賞ならず、悔しい。惜しい。キロペース3分13秒。
ホントは今日こそ最終区10kmで福士とガチンコ勝負して欲しかったが、大島めぐみ選手に座を譲ってしまった。やはりメジャー級大島と比べるとそうなってしまうのか? 
一番惜しいのは、うっかりして中継の最初を見逃したこと。今日に限って1区なんだもんなあ。
感動ドラマに仕立てようと、味の素を入れすぎてゲンナリする民放と違って、淡々と正確に中継するNHKは心地よく見ていられる。民放はこのごろ特に毒々しい。ちょっとおかしいんじゃないか?
4区からトップ独走の京都は、余裕ぶっこきすぎた福士が予想外のペースダウンで大会新記録をみすみす逃したが[それでも区間賞だった]、2位の埼玉に1分以上差をつけての優勝だった。強すぎ、京都。

夕方、トレイルランの肉離れが完治してないけどジョギングに出かける。16km走る予定だったが、7km過ぎで肉離れが表層化したので中止した。こじらせると厄介なのだ。困った。

2006/1/19 [登坂練習]
トレッドミルを15%まで傾かせて3km走り、7km平地ランする練習パターンが出来てきた。
今日は今までとと違うマシンに乗ったせいか、いつもの15%よりも楽。個体差でそこまで狂うとも思えないが、機械ってそんなにいいかげんなモノだろうか? それとも着々と力がついているのか。初回は6.5km/hが限度だったが今日は9km/hで走れた。前回と同じ機械で9km/hで走れるか次に試せばはっきりする。
その後傾斜を0に戻しての平地ランは面白いように下り坂に感じる。しかも、その錯覚がかなり後々まで持続するのだ。
五島のランパートは、バイクパートに劣らぬアップダウンの多さが印象的だ。こうして日々上り坂対策をするのは目的のある練習らしくて良いんじゃないの?  最近気のせいか階段が苦にならなくなってきた。

2006/1/21 [湯河原合宿2006Part1]
朝5時に起きてみると、外はうっすら白く積もっている。予報では聞いていたが、この時点で積もるほどの雪とあっては、堂々と「本日走行不可」でしょう? と思い、密かにニンマリ。この頃の自分のヘタレ脚では、とても練習についていけそうにないから、というなんとも情けないおいら。その代わり、雪山を素歩きというメニューがいいな、と勝手に考えてジョギングシューズを持ち物に追加する。
今回は千葉の江國さんのクルマで行くことになっている。自分でこの雪道を運転するのは気が滅入るので正直助かった。雪道でも難なく走る江國さん。
東名に入ると、路面もうっすら白くなりかけていて、あと1時間遅かったらスムーズに走れなかったかもしれない。早くも周囲は慎重な運転のため少し詰まりかけている。
ところが、雪景色も小田原を過ぎると雨に変わった。予報どおり、伊豆は雨模様のようだ。やや気温が高めだからだろうか。渋滞もなく、集合の1時間も前に着いてしまった。
去年の1月も雨に見舞われた湯河原合宿、出走したのは4人だけだったが、今年は全員やる気満々。山歩きプランもこの雨では考えから消えた。皆で着替えている部屋にポンズ滝山さんが「えーっ? 走るの? マジー? ウソだろー?」と言いながら登場。スタートの9時直前に、普段着で高坂さん登場。
走る気が無かったという高坂さんも結局走ることになり、11人全員で河津へ向けてスタート。いつものように奈良さんがペースを作って走る。冷たい雨がシトシトと降りつづけるが、普通の帽子を被っての雨避けがなかなかいい感じだ。それに、顔を半分覆う首巻が効いている。上り坂でメガネが曇るのが玉にキズ。二つのスピードメータがどちらも早々とご臨終の模様。
今日の奈良さんはやや慎重な走り。結構な追い風で、スピードは出ている。僕は寒さのためか、心拍が全く上がらない。100bpm前後だ。上がらないので寒い。悪循環である。
シューズカバー無しの足が冷たいけど、走りに支障がないので無視できる。だが手が冷たいと、ブレーキ、ギアチェンジ、そしてダンシングまでもが満足にできず、辛抱堪らなくなってきた。これは、去年の経験値を超えている。薄い木綿手袋に指きりグローブをしていた去年は、一時凍傷で指がもげるかと思ったが、あるところで急激に血流が高まり、何の問題もなくなった。今年もその体内の反発を期待したのだが、一向に冷たいままである。ちゃんと冬用完全グローブをしているのに。実は、去年は雨こそ降れど、気温は意外と高かったのである。それをすっかり忘れていた。
川奈ホテルへの旧道に逸れたところで、Oh!浜さんが飛び出した。Oh!浜さんは時に全くついていけないハイスピードを作り出し、自衛のために乗らないようにしているが、ここはやはり思いっきりもがいて身体を温めよう、と着いて行く。だが、他に誰も着いてこない。あれ? どうしちゃいましたか? 無法者はホッ時計ってことですか。
いつもの着火ポイントである海女の小屋からの上りも、さほど盛り上がらずに淡々と終えるが、徐々にペースアップされ、高坂さんの鬼踏みダンシングで本格化、こんどは着いていけない。
この頃から周囲はチラホラと雪が舞ってきた。ほぉー、なかなか風情があるねえと、自分としては雨よりもむしろ歓迎するムードであるが、実はのちにこれがとんでもない事態を引き起こすことになろうとは。
リマサンズ上原さん(仮名)が、しきりに手が冷たいと訴えている。どうやら僕以上に参っているらしい。僕は手もそうだけど、全身の寒さが堪えていた。雪が舞っているということは、スタート時よりも気温が下がっている(Polarでは1℃)。雨が服の中まで染み渡ってきて、自家発電ではもはや体温を維持できない恐怖感があった。
やがて伊豆高原のローソンに差し掛かった。先頭を走っていた滝山さんが当然のようにローソンへ寄っていく。僕はこれはマズイ、と思った。まだ折り返しの河津まで25kmほどあるが、ここで休憩をとったら身体が冷えて河津へ向かえなくなってしまうだろう。とは言うものの、もう既に身体は冷えまくっており、コンビニの暖かさが非常に恋しくもあった。
だが意外にも、滝山さんからは「ここで折り返しでしょう?」との言葉が出る。そういえば、雪がかなり降ってきて、吹雪っぽくも見える。日和見ではなく、さらに進むのはマジで危険かもしれない。
ローソンの炊事用ゴム手袋を我々が買い占めた。僕は軍手をおすそ分けしてもらった。さらに強力ホカロンを二つ買って、腹にぶっこんだ。だが、早々とホカロンは雨が染み込み、一端濡れるとこれっぽっちも暖かくなく、二度と復帰しないのだった。

教訓:ホカロンは、濡らしたら全く意味がない。

復路を短くするため国道を帰ることにした。手袋騒動に痺れを切らした高坂さんと滝山さんがすでに先行。速い二人に逃げられたらもはや追いつけない。
やはり一度立ち止まったせいで身体の冷えは尋常じゃなくなっていた。全身震えまくって、硬直状態のために顔を起こせない。つまり前を見られないのである。そして、路面は5cmほど雪が積もっている。そんな状況の中、とにかく身体を温めようと、ローソンを発って150mの上り坂を黙々と全力で走りつづけ、この雪の深刻さをしばし忘れていた。だが、上ってきたからには、このあと長い下りが待ち受けているのである。雪道をロードレーサーで下ると、どうなるか? それはもう、容赦なくすっ転ぶ、それ以外に考えられますか??
効かないブレーキ。ブレーキレバーを握れない手。前を見られない硬い首。そして、スリップの恐怖。スペシャルおっかねーぞ! しょんべんちびって凍るぞ。
だが、奇跡的に誰も転ばずに250mを下りきれた。神のご加護としか言い様がない。
雪は伊豆高原付近が最も激しく、伊東を過ぎた頃から雨に変わった。ホッと一安心。このあと、下り坂で震えて自分でバイブレーションを起こしたり、突風に煽られて泣きたくもなったが、徐々に雨脚も弱まり、気温も1,2℃上がり、最後は江國さんとハイペースで走れた。
普通に走れる事の有り難味をひしひしと感じる、90kmであった。
その後の温泉で生き返る悦びは、筆舌に尽くし難い。
Polarが示した消費カロリーは2000kcal以下だったが、その倍以上は疲れた。夕食の6時までたっぷり4時間もあったのに、多くの人が部屋で気絶状態。このウダウダ感がたまんねーっす。

2006/1/22 [湯河原合宿2006Part1 二日目]
湯河原二日目は大観山のHCコースが定番だが、宿から見えるそれはうっすら白粉を被った姿である。ということで、真鶴半島周回練(10周)に決定。だが、過去にこのコースを気持ちいいレベルで走れた試しがない。1周およそ6kmで、群馬CSCにやや似た感じの絶妙なアップダウンの連続をSクラスの方も交えて走るのだから、苦しいのは当り前。地獄の特訓の始まり〜。
自転車に乗るのは1年ぶりという幹事のザルツさんが昨晩遅く、組んだばかりの新車と新ペダルと新シューズを持って登場していた。オドメータは数m、後ろを走ると新車の匂いが漂ってきそうなラピエールで、いきなりの真鶴コース、大丈夫なのか?
周回練スタート。ハンデのあるシマサキさんを除く11名の暴走集団が真鶴突端の急坂を上っていく。グヘー、苦しい。きつい。止めたい。待ってくれ。みんなバテろ。思いつく限りのヘタレ用語を心の中で連発していると、横にはザルツさんがほいほいと上っている。なぬー! ほんとに1年振りですか?
その後の二つ目辺りの上りで早速千切れてはいたものの、あの急坂を普通に上れるということは、つまり無酸素運動であのくらいは行けてしまうということなのか。裏を返せば、いかに自分がパワー不足かを実証するものであり、判ってはいたがショックである。このままでは群馬CSCのようなコースで勝つことは無理だ。
昨日思いっきり走れなかった反動で、皆さん活きのいい走りである。とほほである。
やや向かい風となる漁港脇の平地はかなりの割合で高坂さんが引く。先頭交代なんか全然必要ないって感じの堂々の引きである。ところで高坂さん、二つ目ののぼり途中でかならずペースダウンする。その後の下りに入る前に最後尾まで落ちた後、三つ目ののぼり手前でスピードをつけ一気にカウンターアタックを決めるのだ。単にそれが高坂さんのリズムというだけのことかもしれないが、僕には掌で転がされている気分である。全くもって強すぎ。
高坂さんと並んで容赦ないアタックを繰り返すのが滝山さん。ポンズジャージが頼もしく見える反面、少々恨めしい。くそーまたペースアップかよー、もちっとイーブンペースで走って下せえ。
3周目辺りまで活発に動きまくっていたOh!浜さんが異例のペースダウン。アピールしすぎですよ。
11kgの自転車にのる奈良さんは、めずらしく中盤辺りを目立たなく走っているが、たまに突如アタックを仕掛けては、高坂さんや滝山さんに一撃にされていた。
そういう僕はひたすら最後尾固定で千切れかけながらついていく存在。とにかく集団から離れたら今日は練習にならない、と考え、先頭なんて間違っても絶対引かず、着いていくことにのみ専念。バンネンコバンザメ種である。
5周目辺りで、勢いはひとまず落ちつき、集団人数は7人まで整理され、以降は変わらなかった。小型エンジンの僕にとっては、距離が伸びるほど走りやすいペースになる。なんとしても着いていくというコンセプトはとりあえず最後まで達成でき、かなり濃い練習となった。バスなどに行く手を阻まれることもあったが、無事10周走り終え、平均12分で走った。獲得高度は1周あたり92mで、これも群馬とほぼ同等。

2006/1/24 [無節操ネタ]
回転ドアとライブドアでケチがついた六本木ヒルズ。次は何のドア? 風水を見てもらったほうが良いのではないか?

合宿では、高坂さんに『おでんくん』についてご意見賜りたかったのだが、恐れ多くて話ができんかった。残念。次回チャレンジ。

大した距離でもないし、下り坂もそんなに無いのに、初日の雨でブレーキシューがほとんど磨り減った。雪のせいかな? ジョリジョリと音がうるさかったもんな。

体重は見事に増えて、今朝64kgを記録。2年半ぶりの最高値だ。かなりヤバい。マジヤバい。お昼は抜きだ! と思って、せめてカロリーメイトにしておく。だが我慢しきれずいつもの弁当を買った。弁当+カロリーメイトで、普段より摂取量増大。バカですか?

そのせいもあってか、今日のトレッドミル15%坂9km/hはスゲー辛かった。もう嫌だ。

2006/1/26 [休暇をヌボーと過ごす]
気まぐれでカイシャを休む。そもそも怠けたい気分なので、長柄練に行こうなどと腰を上げるわけがない。
折角家にいるので、この機会に渦中のライブドア株でも買ってみるか。冷やかし80%の、100%ミーハーな動機だ。そろそろ下げ止まる頃でないかい? 売買単位1株なので、130円もあれば買えるぞ。小学生でも小遣い程度で株主だ。ジャンボ宝くじ10枚分くらい買ってみるか。
なーんて思ったら、ネットからの注文は出来ないらしい。がっくし。わざわざ電話注文するのはさすがに恥じくさい。

そういえばたしか「おでんくん」は、NHK教育の天才ナントカ君という番組内で放送、と言ってたっけな。新聞の番組欄を見ると、おっ、ラッキー今日やってるじゃん。会社休みは三文の得だね。番組開始の6時20分、ローラー台にまたがり、目の前の小型TVを早速3チャンネルに。坐骨神経痛で左膝周りが痛いのが気になるが、結構調子よく踏めた。
天才テレビくん、オヤジの見るもんじゃねーが、最後までしっかり見て、おでんくんはただの一度も出てこなかった。何でだーっ! むかし11PMをこっそり見て、最後までお目当てのものが見られなかった時のやりきれなさを思い出したよ。
後で調べたら、天才テレビくんじゃなくて、天才ビットくん(金曜日放送)だった。紛らわしい番組名にすなー!
二つの肩透かしを喰らって、さえない1日。 でも、ライブドアは結局下げ止まらなかったので、よしとするか。
2006/1/28 [物練フィーバー]
本日は総勢18人が集まり、物練大フィーバーである。素晴らしい。
なかなかな北風であり、名物の荒川峠状態である。普段なら暫らく歓談しながら遡上するところを、今日は最初から先頭交代で進む。奈良さんがペースを上げ過ぎないようにと注意している。
湯河原での反省を踏まえ、今日はなるべく引くつもりで来た。最初の頃はそれも上手く行っていたが、先頭交代しながら快走ペースってのは、まず相容れない。どうしたってスピードは上限まで行くんである。そのうち、かなーりきついペースになってくる。積極的に前を引くことが困難になり、後ろ固めに専念するようになる。後ろ固めって何だ?
毎度のアタックポイント、清澄では、そこまでのスピードアップにすでに遅れかけていたが、アタックはほとんどなくジェントルに上ったので助かった。集団に乗れないことに変わりは無いが。
某所周回練ショートコースを4周することになった。月初めの物錬ではこの1周目であっさり千切れたのが記憶に新しい。今日は奈良さんが揺さぶりを制するので、そのときとの比較にはならないが、僅かに余力を持って付いていけた。だが一ヶ所最大勾配ののぼりでは毎周回限界状況、というか限界を超えて千切れ、次の平地で追いつく、というのを3回繰り返し、最終周で岡部さんと一緒に千切れ、もはや追いつけなかった。最高166bpmまで上がり、僕にしては追い込め粘れたほうだろう。
その後集団が千切り愛をしたと思われる三段坂をヘロヘロと上る。向かい風で思わず止まりそうになる。ここでも集団に付いて登れる力がつくのはいつの日だろう、と感じた。
折り返しのサンクスでホットレモン一気飲み。ホット飲料の500mlを初めて見たぞ。このコンビニに辿り着いてない人がまだ3,4人いるけど、マジ放置プレーで帰ることになりました。どもすみません。

今日は練習後のイベントがこれまた最高に充実して楽しかったのだけど、あえて割愛。

2006/1/29 [サボリデー]
ここ数日、快晴だったのに、また曇天に戻った。天気の話ではなく、顔上半分の感覚。綿を詰めたみたいにボーっとする。ランを取りやめ、せめてもとシロモトに30分乗る。ダメダメな休日。

アルフィーのウンチはクサい、じゃない、オンチでクサい。言わずもがな?
ヌデレバが事前に「速く走れ」と注文したせいなのか?ペースメーカーが異様なスピードで有力外人選手の居ないトップ集団を引く。ヌデレバ当人は乗らずマイペースを貫き、お陰でバテて降ってきた先行者達を全員食って優勝。してやられた感もあるけど、そのペースメーカーに乗るかどうかは自由だ。戦略ミスだよなあ。と、パッとしない大阪女子マラソン。その中でも、京セラの坂田選手は早々と離脱したのが奏功し、一般参加ながら骨のある走りを見せた、とはみんな思ったことだろう。腿のトラブルさえ無ければ・・・。

2006/1/30 [またですか]
浦安ハーフを今週末に控え、トレッドミルは人が一杯。でも皆さん、歩いているだけじゃ何一つ記録向上は望めないよ。大きなお世話ですかね。
傾斜付きマシンが埋まっているので、仕方ない、スピード練習に切り替えるか。14.5km/hで1時間走ることにした。退屈度が頂点に達した13.7km付近、かすかに左ふくらはぎに違和感→肉離れ再発。なんだよまたかよ!!
きりのいい14kmまで我慢して走ったのが失敗だった。わずか300m無理しただけで、今はもうマトモに歩けない痛さ。引き金は、水分不足だったようにも思える。最近では珍しく、運動前後で体重差が2.2kgになった。
レースより遅いスピードで走ったのに、ハーフの2/3の距離しか持たないとなると、今度のレースは理屈では走り通せないということ。ジョギングペースくらいで行くしかアルメー。
2006/2/1 [リハビリ中]
肉離れって最低3週間は治らないらしい。
今回はRICE処方のうちR(rest)とI(ice)を十分行い、丸二日経って具合も大分良くなった。症状がおさまっているだけで、治ったわけではないが、どうせレースまでには到底完治しないんだから、逆に言えば調整する必要もないってことで、大事を見ずに走ることにする。
傾斜をつけて走ると、肉離れ箇所の負担は抑えられつつも、高負荷なトレーニングができるので、こういう時にはうってつけだろう。今日は最新マシンでやってみたら、やっぱし15%傾斜を9km/hで走りつづけるのは10分と持たないことが判った。古いCARDIOLINE6150Eはやっぱイイカゲンってことが判明。スピードか、傾斜か、どっちかがウソだ。傾斜ゼロではスピード感は新型とそう大差ないので、傾斜が狂っている気がする。
2006/2/2 [グッチ裕三級]
残りご飯に、ひきわり納豆と、倍の量のおろし大根をいれてぐちゃぐちゃ混ぜて食べる。おろし汁も全部入れる、これがミソ。そんなの想像できると思っているアナタ。意外と侮れないですわよ。最近はこればっかり。ウマー。

2006/2/4 [クッチャネーライフ]
デブ化が止まらない。
肉離れ安静期間中ということで、何もしない休日を過ごす。何もしないでいると、どんどん食っちまう。食うのは幸せです。よって幸せ太り。意味違うけど。
ポーの「黄金虫」をプリントアウトして、昼間から湯船の中で読む。

明日のジョギング大会は、荷物を背負って走るというハンデだと思えばいい。前向きな考え方と言うより、欲望に溺れていく者の都合のいい屁理屈かもしれん。

2006/2/5 [レース日]
東京ベイ浦安シティマラソン(ハーフの部)レースレポート

2006/2/7 [スイム強化週間]
肉離れはしっかり治さなあかん。治すためにはひたすら安静。かといって運動は何もしなくていいわけではない。スイムは肉離れとは関係ない。つうことで、暫らくスイム強化週間ということにした。全然やる気出ないけど。
やる気出ないので、とりあえずジムに行く。そういえば、山登り専用のトレッドミルを試したことがなかった。歩くだけならまあ、良かろうてえ。
これはすごい。斜度50%というボタンがいきなりついてる。傾斜が極端になると、ふくらはぎが伸びて肉離れに影響するので、30%にとどめて歩く。傾斜のせいか、腰にくる。
20分で300m上った。もしもビルの階段が一直線の形に出来ていたら、都庁だろうとランドマークタワーだろうと上るのはわけないってことだね。これからの時代、高層ビルは階段利用を本気で考えた設計にしてみたらどうだろう? たとえば踊り場を極力減らして、ビルの端から端までずっと一続き階段とする。たとえば石油タンクの階段みたいに、ビル外周にグルっと見晴らしのいい階段がある。など。健康を売り物とするようなどこかの企業が建てないかな。そういえばフジテレビ本社はちょっとそれに近いな。

ジムで鏡に映った自分を見て、いつにもまして不細工であることに気づく。どうやら脚が妙に太くなっていることが原因のようである。最近のデブ化は脚にも来ていたか。そろそろ本気で取らないと脂が居座ってヤバイことになりそうだ。
肝心のスイムは、250mを最短で230秒かかっている。昨年のベストは209秒。タイムよりも、続けて長く泳げないのが問題。

2006/2/9 [リリー本]
おでんくんつながりで、リリーフランキーの小説を買う。本屋で偶然見つけたもの。なぜか、字がデカイ。
どことなく星新一に似て、ショートショートの哲学に準じた感じがする[読み進めていったら、そうでもなかった]。ただ、マジなのかジョークなのか悩むほどぶっ飛んだ仕掛けがある。できれば、文庫本サイズで読みたい雰囲気。

今日のスイムは水をキャッチする感覚を久々に味わった。プルのとき手のひらで水の塊をごっそり掴み崩さずに後ろに追いやれている。この感覚があるときは調子がいい。この上昇気運を逃さず上達を心がけよう。

2006/2/12 [物練+グルメ]
7時に家を出るときはそうでもなかったのに、荒川に近づくにつれ屋根に乗せたTIMEがもげそうなほどバウバウ風が暴れまくって、とんでもない日に来ちまったなと思う。駐車場で準備していると、老夫婦がママチャリに乗って現れ、草むらの中に潜んでお互い掛け合うようにして大声で歌い始めた。ビブラートを効かせた能のような謡、あれは何ていう趣味? こんな殺風景な場所で爆風の中やらんでもいいのに。
それはウチらにも言えるかもしれん。8名は北へ向かって20km/hで走り始めた。別にノンビリってつもりじゃなくそれがMaxスピード。荒川歴半年のおいらとしては最高の向かい風か。だけど、集団だと意外と気にならないね。
今日のメンツは昨日も濃く走った人がほとんどで、みんな揃ってヘロヘロだったらしい。そんなわけでサラ脚の僕とはバランスが取れた。上り坂は可能な限り回避して、次第にうどん屋へ向かうことが最終目標として揺ぎなきものとなってきた。皆さん昨日やりすぎて、カロリー摂取がまだ全然足りてないのと違います?
11時の開店を待って「甚五郎」に乱入。こんなカッコで入って良いんだろうか? と心配していたが、店には「サイクリスト100円引き」とあって、ロード乗り用スタンドもある。我々は歓迎されているらしい。
本格的な手打ちうどんを謳う割には、伝統に拘らず型破りのいろんな凝ったメニューにびっくり。変わり者好きなおいらにはどれもこれもそそられる。意外とボリュームがあり、看板の手打ちうどんは杏仁豆腐みたいな透明感で見た目も美しい。何度も来たい店だ。
帰りは当然ながら追い風で楽に走れたが、この低負荷でもふくらはぎの肉離れが僅かに感じられた。白石峠などに行かなくて結果的に正解だった。
2006/2/14 [完璧に壊れてる]
オリンピックやってます。詳しくは、トリノオリンピックです。トリノはイタリアです。
と、一言書いておかないと、この頃はそういうことがあったってことをすっかり忘れてしまうものなんだよね。
冬のオリンピックって、雪か氷に関係ないスポーツは一つも無いんだっけ? どちらも自分の人生には全く縁がなかった。TVでは予習復習映像ばっかりで、げんなりしてきた。

そんなことよりなにより、どうかなっちゃった伊藤みどりにぶったまげた。

2006/2/16 [ペルシャ・トルコ三昧]
本日は、う!さんにかねてからお誘いいただいていた、ペルシャ料理を嗜む日。ということで、な!さん、さ!さんと日暮里のお店「ざくろ」へ。
なんでも、僅か2000円のコースで食べきれないほどの量だという。そこで、昼食はおにぎり一個で済ませておいた。ところが期待に反して夕方六時頃になっても腹が減らない。以前すでに気づいていたことではあったが、夕方の空腹感は昼飯の量に関係しない。むしろ反比例かもしれん。だったら午後の睡魔を避けるためにも少なくすべきなのだ。今後はこのことを肝に銘じて、デブ化を阻止しよう。
そんなことはさておき、ここ「ざくろ」では、店に入るといきなりご当地ウェアーを着なければならない。僕は鳶職人みたいなだぼだぼのズボンをはき、マフラーを巻いた。な!さんは黄色いチョッキで、なんだ、普通にかっこいいですね。ネタになんないっすね。
店内は絨毯が一面に敷かれ、テーブルの天板だけが置いてある。名物店長の流暢な日本語は女性の口説き文句だけで構成されている。いきなり濃い雰囲気に、食事しに来たことをうっかり忘れそうになった。だが次々と出てくる料理の味は予想よりあっさり目で日本人にもすんなり合う。みんなでこっそり顔を見合わせるようなヘンテコ料理は無かった。トルコビールもさっぱりしておいしい。料理の途中で特大ケーキが出てきたのもびっくりだ。
今日はもう一つのお目当てであるベリーダンスショーが見られる日。店内は客で埋め尽くされていたので、中止だろうと思っていたが、あらかた食べ終えたところで無理やり店長が客を隅っこに移動させて、なぜか見物客も数人乱入してきたところで、一人の悩ましい女性が入ってきた。年齢不詳ではあるが、なかなかに綺麗な人でお肉の付き加減もちょうど良く、どこまでも柔らかそうな色白の肌が艶かしい。結構長いこと踊り続けているうちに、胸元あたりはすっかり汗が出てきて、谷間に零れ落ちんとしている。どこ見てんの?
だが悦楽に浸っていたのもそこまで。ハイテンション店長が強引にお客を引っ張り上げて踊らせようとすると、一気に恐怖モードへ突入。ひょえー。こういうのは極めて苦手なんだよー。そんなこともあろうかと、さ!さんを盾にして目立たぬようにしていたが、そんなさ!さんは見事餌食に。さ!さんに助けを乞われようが、一緒に踊らないと男じゃないぞーとな!さんに突っ込まれようが、あっしには無理ざんす、男を捨てるざんす。
店長に目をつけられる前に早く終わってくれーと冷や汗かきながら祈ったのであった。
半分ホントです。
踊りの後は、旅番組でしか見たことが無かった水煙草が登場。実はこの歳になるまで煙草を一度たりとも吸ったことがないし、この先も未来永劫吸うつもりは無いのである。副流煙なら嫌というほど吸っているが。よりによって人生初煙草が水煙草とは恐れ入った。ブクブクブク、とチューブから吸い込むと、その化学実験的怪しげな雰囲気は頂点に達し、自己暗示で後ろにばったり卒倒するかと思いきや、意外と何も起きなかった。結構大仰な装置の割には、意図がいまいちわからないものであった。ちなみに吸ったのは「カプチーノ味」だった。
さて、食べきれない量といううわさは本当だったが、3時間食べ続けた4人は食べきってしまった。しかも、もう出てこないの? と言いたげな雰囲気。給仕の女性に、「私の中では初めてかも」とかなんとか言われる。しぶとく「牛丼なら食える」とか言ってるし(誰とは言いませんが)。食いしん坊ばんざい!(意味なし)。

なんだか、練習会のレポートみたい。
ところで、日暮里って初めて降りたけど、結構洒落た下町風情で、なかなか落ち着いた所であった。知らなんだ。
2006/2/18 [湯河原合宿2006Part2]
2月の合宿のメニューは、湯河原-下田往復180kmと決まっている。にぶいながらも陽が差し、風は穏やかで、暖かくはないけど寒すぎず、180kmをこなす上で文句はないコンディション。肉離れに一抹の不安があり、限界までもがくのは避けよう。長い距離を残してヘタると、低いハードルでもクリアが困難になる。
奈良さんがひたすら先頭固定でペースを作る。9人の小ぢんまりした集団は、序盤から快走ペースで進んだが、やがて穏やかなスピードとなり、所々サイクリングモードも混じる。海女の小屋からの上りはそれなりに速いが、ガツンとは行かずに僕としては85%のペース。
妙にゆっくりな時もある反面、時々不意打ちのようにペースが上がることもあり、焦って目一杯踏んでしまうこともある。奈良さんにしてみたら、くしゃみした程度の変化でも、僕には風邪をひくくらいの影響力なのである。喩えがヘンですか?
そろそろ先頭交代もせねばと思うのだけど、ポンズ滝山さんが2番手固定で走っているため、お約束なのだろうと考えていた。ところが、下田到着の手前で恒例の軽めアタックがかかり、あっさりちぎれると、意外にも滝山さんも千切れている。あれ? どうしましたか? そういえば最近風邪で、病み上がりという特殊事情を忘れてた。
下田のコンビニでのどかな昼食タイムをとった後は、来た道を折り返さず内陸へ入っていく。峰山トンネルを頂上として淡々と上りが続くとのことだ。恐らくきっと、この上りが本日のハイライトで、ここでガツンと展開があるに違いない。と僕は直感した。
下田からもやはり奈良さんが引き、胃を労わってか、かなりスローである。それにしてもこれは妙だ。何か恐ろしいことの前兆だ。僕は一か八かの選択に出た。この後どこかでガツンとスピードが上がることはまちがいなく、そこで千切れたら帰りの90kmを一人寂しく走らねばならない。これはつまり僕が苦手とするインターバルトレーニングなのだ。ならばこののんびりペースのうちに少しでも先行しておこう。ということで一人ペースアップ。「先に行きます、見逃してください」と奈良さんに告げ、淡々とスピードアップする。何かとんでもなくでしゃばったことをした気がする反面、集団から逃げるときの高揚した気分を少し垣間見た気がした。心拍は150bpmを超え、ややオーバーペース気味だが、逆アタックしながらもがくよりはマシだろう。
一時は後続を視界から消し去ったが、わずか数キロでアドバンテージは消滅し、ややリストラされて追い上げてきた集団はカウンターでペースアップ。結構ヘタっていたので全くつけない。後で聞いたら、ここから本格ペースアップしたらしい。
その後も淡々と走っていたら、あっさり峰山トンネルに来てしまった。別にさほどの峠ってわけでもなく、本日のハイライトでもなんでもなかった。考えすぎだったのだ。この作戦が結果的に有効だったかどうか、かなり疑わしい。
その後一人での下りワインディングを楽しんだ。先日ブレーキシューを全て新品に交換したばかりなのだが、期待以上によく効くようになり、その分攻めることができる。むしろ効きすぎて微妙なコントロールが難しいくらいだ。
下りきったところで集団に追いつく。フウー、助かった。
ただ、今の走りで自分の限界が見えてきた。思ったよりもスタミナが無いことに気づいたのだ。無謀なアタックを繰り返したわけでもないのに、100km程度の距離ですっかり弱っていたのだった。脚が売り切れるまでのキャパは上り勾配50mといったところ。それ以上連続して上りが続くとマズイ。今後益々その値が狭くなるに違いない。
河津からのアップダウンでOh!浜さんが一度だけ前に出るが、奈良さんは今までのペースを守って走り、少し速めのOh!浜さんを見送った。奈良さんのペース作りはかなり意図的であることがこれではっきりしたので、あれこれ考えることなくじっくりついていくことにする。
熱川の旧道を抜ける間に、いつの間にか江國さんが消える。このペースで江國さんが千切れることは考えにくく、先ほども原因不明でストップしていたので、トラブルでもあったかと不安になるが、後で聞いたら「睡魔に襲われた」そうで、トライアスロンでも時々聞く現象だ。居眠り運転で伊豆半島からダイブしなくて良かったです。
4人にまで減った集団、淡々と走り続けてはいたが、僕はアラームの鳴る間隔が狭くなっていた。上りの途中で乳酸が満タンになり、心肺その他は問題ないのだがブレーキがかかったように上れなくなる。騙し騙し走ってきたが、川奈のやや手前のしぶとい上り坂で「そろそろ終わりかも」と周りに告げ、その5秒後にホントに終わってた。こういうことを口にするもんではない。
この体たらくに呆れつつ自販機に寄って、ずっと干からびていた体内にコーラを満たし、気持ちを切り替えてスタートを切る。後で聞いたら、しばらく僕を待っていてくれたらしく、そんなありがたいお心遣いに応えられず残念。
でも、その直後に(どういう展開か)u1様が合流し、その後は奈良さんとペースアップしたらしい。つまり、そこに追いついたとしても僕は即切れだった。チームポテトのS田さんとOh!浜さんはかなり粘ったようだが、さすがに途中でちぎれたらしい。
残りおよそ40kmを一人フラフラと走る。伊東の平地で32km/hくらいは普通に出ていたからやや追い風基調で助けられたかも知れない。久しぶりのヘロヘロゾンビ走りで精根尽き果てた。
こんなレベルじゃアイアンマンはまだまだ無理だぁー。

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奈良さんは「中々な快速ペース」と言ってたけど、それは僕らを気遣ってのコメントにちがいなく、正直なところ、平均して十分穏やかなペースだった[ツキイチの我々が楽に走れていることを重々承知した上での話]。僕ら全体的な脚力を正確に読んだ上でのペース配分であり、それでも最後まで奈良さんに付けた人は結局誰一人いなかったのだ。

先月は4杯飯を食ったが、なぜか今日は食欲がなく2杯で腹がグルヂー。先日のペルシャ料理はどうやって食ったんだろう? まあ、よほど疲れたみたいである。
皆疲れて放心状態なのか、なんと異例の? 宴会もなし。まあでも奈良さんがグーグー寝る横で、今日の実業団の総会に参加したというザルツさんを囲み、今年のレースについて少々語り合いました。僕は登録しないけど。
2006/2/19 [湯河原合宿2006Part2二日目]
朝練せずして、湯河原に来たというなかれ、であるが、昨日があまりに疲れた。幸い、Oh!浜さんが率先して朝練に挑むというので、僕は辞退。すっかり弱っちまったなあ。
今日も晴れ、気温も低くない。大観山は気持ちよく上れるだろう。
アップを兼ねる真鶴周回は、1周目の坂にかかったところで激しく後退。あまりのふにゃちん状態に、1周で止めた。こんな早々と日和っていいんだろうか?
1000mを19kmかけて上る、大観山HCが本日のメインイベント。恒例のスタート地点では、奈良さんが遅組と速組で10分差スタートしようと提案し、ではでは、と自称遅組がさっさと出て行ってしまった。僕はここで一発トイレに行きたかったのだが、滝山さんまでもがスタートするので慌てて追いかける。
温泉街までは滝山さんと走り、ポテトN野さんに追いついたあたりで僕が千切れ、背後から江國さんがパスしていく。江國さんは速組でしょう?
15km/hあたりで黙々と走る。真鶴のような限界走行では全く歯が立たないが、HCの強度だとそこそこ前向きな気分で上れる。去年はそんな力もなく、ダンシングを多用していたが、今日はむしろシッティングで回して走る、いわゆる正攻法走りが最も楽に感じられた。
途中でやっぱりトイレが我慢できなくなり、40秒のロスタイム。ここでかすかに前方に見えていた滝山さんを完全に見失った。
後はずっと淡々走りで、ユーノスロードスターをハードトップにしてあちこち改造した峠集団が文字通りハエの如く五月蝿く走り回っているほかは、特にコメントなし。
半分ほど標高を上ったあたりで、勢いよく一人上ってきた。その活きの良さは昨日180kmを走った人とは思えず、一瞬見知らぬ人かと思ったが、ポテトのS田さんだった。その15m後ろを、久しぶりにマジな顔つきで奈良さんが追い上げている。迫力満点。だが僕は、「あれ? ホントに10分後にスタートしました?」と集中力を欠くつまらないことを訊いてしまい面目もございません。でも最後はやはり奈良さんが決めたようだ。

ゴールまであまり垂れることなく走れ、最後は滝山さんにまた追いつきかけたので、多少良いタイムに期待したが、実際は去年とほぼ変わらなかった。進歩がない・・・というか、朝錬もやってないし、真鶴も一周だけだから、去年より落ちているといえるかもしれない。悲しい。
大観山HC タイム:1:09:43 平均/Max:144/157bpm 獲得標高1020m 走行距離19.1km
この季節としては珍しく、ほとんど寒さを感じず下山できた。
2006/2/23 [快適さの代償]
会社が港区から品川区へ引っ越して、10日ほど経った。誰かが歩いただけで床が揺れる崩壊寸前のビルから最新設備のビルへ変わり、通勤はスムーズになって時間も短縮され、喫煙室の煙が漂ってくるようなこともなくなり、バカ笑いや咳払いやクシャミが気になる奴などから解放され、空調は寒すぎず暑すぎず、職場環境の全てが快適になり、シゴトに没頭できるようになった。快適ということは、つまり楽チンということで、つまりつまり、身体が鈍るということなのである。それらの鈍りが早くも蓄積されている感じがする。これは良くない、ということで、地下深い最寄駅ではせめて全部階段を使うことにした。オフィスフロアまでの9階分も階段で上ろうと考えたが、イマドキのインテリヂェンスビルつうもんは、鍵がかかっていてフロアに入れないのである。それらは理由にならないけど、デブ化は相変わらず止まらない。
最後に肉離れを起こしてから10日が経ったが、今日は7kmを問題なく走りきれた。この程度なら問題は無いということで、短い距離でも積み重ねていかないと、そろそろまずい。
そういえば、スイム強化週間を宣言していたんだった。いかほどの強化がなされたのかというと、全く変化なし。だめだこりゃ。
2006/2/24 [整形もののけおばさん]
オリンピックはトリノでやってます。もうそろそろ終盤です。

今回のオリンピックで一番メダルを取って欲しいと思っていた人が取ってくれたのでとても嬉しい。
フィギュアは文字通り魅せるスポーツでありながら、荒川選手からは野口選手やイチロー選手と同じ生粋のアスリート魂を感じるので好きだ。運動バカじゃなくて、頭を使い戦略を練って勝ちに行くところがいいね。
今回はライバルが失敗してダントツトップだったけど、仮に失敗しなくても優勝した気がするし、運が味方したとか、そういう言われ方をされるのは癪だろうと思った。

それよりなにより、ショートプログラムを終えた時点の荒川に対し「守りに入ったアナタなんかサヨナラよ!サヨナラ!」とぶちまけた伊藤みどりにはぶったまげた。
そのお陰で憑き物が自ら落ちて、金が取れたのかもしれん。
2006/2/25 [昨年との比較]
物練は楽しいけれど、本業を忘れてはならない。
ってことで、たまには一人で走らねば。
1月にトライして失敗したため、今年初めてとなる長柄120kmコース。さらに辿れば、昨年10月23日以降走ってなかった。スゲー久しぶりだ。でも新鮮さ無し。
先週の大観山HCは昨年とタイムがほとんど同じだった。さて、今の体力は昨年同様ってことなのだろうか。ちょうど1年前にも長柄120kmを走っており、日記によれば「久々に大いに潰れた」と言いながらもアベレージ27.3km/hを出している(ベストは5月に出した29.25km/h)。今日は速め一定で走り、潰れずに走りきろう。先週180kmを走ってスタミナもつけたことだし、120kmなんてわけねーべ。
スタートしてみると、期待はずれの鈍い脚。上りも初っ端からカッタリー。昨日筋トレやりすぎたか。
一気にやる気が失せないように淡々と走る。
養老TTの記録:time=52’53”(best+6’35”) Ave=27.1km/h HRave=130bpm
養老TTを終えた時点でハンガーノックとなり、慌ててクリームドーナツを食うが完全回復せず。すっかり売り切れたみたい。もはや復路は力が残ってない。潰れた。全然ダメじゃん。なんで先週は180kmも走れたんだろう? やはり人の後ろは楽ってことなんだろう。
アベレージは26.3km/hで昨年より1km/hも遅かった。前半のタイムを比較しても5分遅く、飛ばしすぎたわけでもないのだ。 かなりショック。
というか、12月の長期ブランクで何もかもガックリ落ちてから、まだまだ復帰できてないってことだ。

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2006/2/26 [パン製造]
僕が散々宣伝しているので、恐らくきっと国民の間でも認知度アップしている石井選手@京セラ。今日の横浜国際女子駅伝にもやはり登場。コンスタントにビッグレースで選抜されているのだから凄いことだ。2区を走っている間、うかつにも焼きそばなんぞ作っていたら見逃した。ショォーック! でもロシアが異様に速かったのであまり映ってなかったかも。大粒の雨が振りしきる中よく頑張りました。

買ったのが高校生の頃だから、20年以上使ってきたウチの初代電子レンジがとうとう壊れた。クソオヤジがボタンを強く押すためにスイッチ部がイカれただけで、心臓部などは何も問題ないのだが、部品もなく直すことができない。
そんなわけで二代目も、絶対的信頼を寄せていたNational製を買うつもりで電気屋に行ったが、操作パネルがドアの上にあり従来機と似ていた三菱電機製に気持ちが移り、フラッグシップを買った。筐体内側に炭がコーティングされているらしい。
さっそく、 電気屋に行っている間に冷めきったコーヒーでも温めてみますか。と、自動温め機能でスイッチぽん。イマドキの電子レンジは温度センサーがいくつもついていて、指定の温度にしてくれるらしい。なんて便利なんでしょう。
80度にセットしたはずだが、従来機より時間がかかるな。やっと出来上がったのを見てみると、オオーッ! アッチンチンのマグカップをやっとの思いで取り出した後も、底からボコボコと温泉地獄の如く気泡が出まくってるぞ。こんな光景は初めて見た。はっきり言って100度以上になっとる。いったいどこが80度ですか? 三菱製は正しい選択だったんだろうかと早くも後悔の念がふつふつと。

というのは先週の出来事だったが、要するに20年経っても機械はほとんど進歩してねーってことがだんだん判ってきた。揚げものの温めなおしは幾分美味しい気がするけど。
今日はパンを作ってみることにした。発酵もオーブンでやらせるところが、コタツで作っていた昔とは違うね。バターも砂糖もこんなにたくさん入れるものだったか! ご飯よりもファットな食いもんだなー。
表に卵を塗らず、つや消しに仕上げるのが好み→。邪道なソーセージやクルミを混ぜたのも作ったりして、なかなかうまくできた。昔作った味とおんなじシロート臭い味だが、それがいい。この味のするパンはお店ではほとんどお目にかかったことがない。
パンを作りつつ、ローラー台に乗る。
2006/3/2 [シロモトで記録更新]
シゴトの隙を狙って会社を休み、長柄練に行くつもりだったが、最近寝不足が続いたためか恐ろしく眠いので日和っちまった。群を抜いた意思の弱さである。行かないと決めると引きこもりを貫き、スポクラにも行かないしランもしない。
引きこもり専用マシーンのローラー台にでも乗るか、と夜になって重いケツをあげる。一日休んだお陰か調子よく、ローラー台ニューレコードのアベレージ37.1km/hがでた。筋トレ効果もあるのだろうか。ペダリングが軽く感じる。

今日はフランスパンを作ってみた。ロールパンと比較すると、バターや牛乳が入らず砂糖も少な目で、ずっとヘルシーということを今更ながら知った。作り方は似ているが焼くときに水を使う点がちょっと変わっているかな。果たして、見かけ上はカリカリっとしたそれらしいフランスパンが出来上がったが、味のほうはまだ確認してない。
パンはお店で買うより手作りのほうが美味いことが求められる。なぜなら手間ヒマを考えると買うほうがはるかに安いから。その意味でケーキ作りと逆かも。
パンはこねるのが結構重労働だ。ローラー台の直後にやったらクラクラ来た。
2006/3/3 [スイムに兆し]
タイムは平凡だが250mを昔通りの5分インターバルで6本続けて出来た。今まではインターバルがもっと長いか、本数が少なくしか出来なかった。やっと練習メニューをマトモにこなせるようになってきた。水をキャッチする感覚を久しぶりに取り戻した時が一瞬あったが、はかなくもすぐに消えてしまった。
プルのスタミナがついてくるとやがて心肺機能を追い越しエンドレスな感覚に至る。そうなるともう怖いものなしなのだが、去年はそのレベルまで到達せずにシーズンを終えている。今はまだインターバル毎の125mくらいで腕が干上がってしまい、まだまだ遠い道程という感じ。
2006/3/4 [アクセルベタ踏み]
何度か物練に参加していながら、一度も物見山周回コースを走ったことがなかった。今日は水田さんがペースを作り、何周かすることになった。
最初の周はゆっくりで、徐々に上げていくことになっているはずだが、上りに入った途端にペースは限界状況。アクセルベタ踏み状態である。ンガー。きつい。今までのゆっくりペースは何処へ。ロードマンは上りとなるとなぜこうも血が騒ぐんだろう?ちなみに、なぜトライアスリートは上りで消極的かというと、次のランで潰れてはならないという強迫観念が身体に染み付いているからです。多分。
1周は集団にかろうじてついていたが、2周目の上りで、切れた。2周目のタイムは10分59秒。たしか、11分、10分、9分と縮めていくと言ってたっけ。これでも一番遅いタイムか。
くだりで追いつくが、交差点事情で志村さんとともに足止めを食う。ここで終わったと呟く志村さん。が、ウソだった。上りで追い上げて集団復帰する志村さんと、さらに乖離する自分。3周目は11分14秒。
4周目。もはやヘロヘロ状況だが、意外と前方にもヘロっている千切れ組が数名。岡部さんを刺したところで終了。10分46秒。オー、全域でヘロソロ走行だった割には一番タイムが良かった。
ちょっと休んだら、もう1セット走るとのこと。「今度はゆっくり走るから」との水田さんの言葉を信じてついていくが、上りに入るとまたしてもアクセルベタ踏みで全く歯が立たず、さっきはヘロったように見えた岡部さんが何食わぬ顔で上っていくのが遥か先に見えた。なんでだー。プッツン来て2周で日和った。最近は、簡単に諦めることを覚えてしまった気がするが、ヘロヘロで走っても不毛だからと言い訳なんぞ考えたりして。
周回練を離脱して、白石峠を目指すというひゅ〜ずさん松井さん細沼さん組に乗ることにする。キバらない走りで僕向き。松郷峠も淡々と上って、コンビニで軽くお昼を済ませた後、白石峠アタックではタイムを計った。ひゅ〜ずさんをずっとマークしていたが抜けそうで抜けず、離され、ラスト300mで追いつきこのまま抜けると思ったらスプリントで逃げられた。スピードの変化に対応できないことをここでも痛感する。
白石車庫トイレから定峰峠まで:time=17’58”
帰りはやや向かい風基調の中を7割ペースで走って終了。物練では珍しく午後4時を回り、160kmも走っちまったが、驚いたことに駐車場には山本さんのクルマがまだある。30分くらいクルマで爆睡したが帰ってこない。あの後どんな練習が続いていたんだろう??

VXRS+Ksyrium 道中摂取物、薄いメダリスト水 500ml 羊羹 ピーナッツパン 納豆手巻き寿司 生茶300ml 缶コーヒー250ml 鶏五目おにぎり
2006/3/5 [D or Z?]
こんないい天気だけれど連日の疲れがこってり残って、安静時心拍数も高いまま。顔は火照って風邪の半歩手前。物練どころか絶対安静を身体が求めており、もったいないけど完全休養日。あーもったいない。

JCRC第2戦群馬の要項が発表されている。今回から少し距離が延ばされ、わがDクラスでも6周することになっている。Zクラスマニアとしては少々悩みどころである。
6周は約1時間のレースで、結構充実度も高く、アート杯100kmよりはずっとキビキビするはずで、絶妙の周回数に思う。しかも6周という距離は意外と前例がないようだ。
貧脚者ほど距離を短くするという考えは、ある程度は理にかなっているとしてもクラス間に最高4倍も格差があるのはやりすぎだろう? そもそもJCRC参加者は市民マラソンなどと比較するとレベル分布が断然小さい。レベルがどうあろうとマラソンレースなら42.2kmを走るものであり、中級者はハーフを、初心者は10kmなどと制約されることは到底ありえない。今回は適正な方向への修正に思う。主催者のそんな計らいに賛意を表すべくDクラスに参加したいと思う反面、6周でも本音はやはりまだ物足りず、獲得ポイントが分散されどっちつかずになるというのも、拘ってないようで拘っているのかも。

Zクラスにも何らかの変化が考えられる。僕が悩んでいるように、修正幅の大きい下位クラスほど従来比でZ離れが増えそうだから、Zの平均レベルが上がる可能性が出てくる。
また、タイムスケジュールを見るとZクラスの持ちタイムは2時間32分で、従来より6分増えている。この増分であと1周追加できるかというと、単純計算で1周を10分8秒、恐らくもっと速くないと打鍵前に14周目に入れないはずだが、少なくとも僕には無理で14周に変わりはないだろう。しかし上級者は15周狙いを意図的に視野に入れてきて、全体のスピードが上がり厳しいレースになるかもしれない。

だからなんなのだ? 自分で書いててよくわかんなくなってきた。厳しいのはイヤですか?
2006/3/6 [まちがえた]
だりーのなんのって。帰りの駅の上りエスカレータで意識を失いかけて後ろに引っくり返りそうになった。トレッドミルはジョギング3kmで辛くて止めた。淡々と癒し系スイムをしていたら、やっと乗ってきた。

群馬のZの持ちタイム、2時間32分じゃなくて42分の間違いだった。四則計算がまるで弱いおいら。増加分は16分だから、余裕で15周可能だろう。16周は多分トップでもギリギリだろうから、集団のペースに影響は出ないだろうと踏む。
2006/3/9 [Zがいちばん]
JCRC第1戦修善寺のエントリー状況を見ると、Zが一番盛況じゃないか!
まだ乗れてないこの季節に、このZは辛いよ。 はっきり言って最後は蛇行するくらい上れないよ。それなのにこの人気ぶり。みんな坂が好きなんだな。やはり修善寺も、群馬と同様各クラスの周回数は増やすべきでしょう。Eなんかたった2周、Sの1/5だもんな。

最近また坐骨神経痛がランで邪魔する。だんだん左足全体がうっ血してくるような感じだ。二の腕も痛くなってくる。まいったな。
スイムは徐々に調子が出てきた。去年の同時期より調整が進んでいる。五島までには十分ピークに持っていけそうだ。今年のスイムパートは5分くらいは短縮したい。速く上がるほど寒い思いもしないですむから、トランジットでトイレに寄る時間も減る。とに角寒いからなあ。
2006/3/11 [周回練+白石峠]
先週に続き、物見山周回5.5km+白石峠セットメニューである。
今年初の指きりグローブを装着して、この上ないポカポカ陽気のなかを平和に走って物見山へ。具合よく早練チームと合流できた。物見山周回はとに角辛いというイメージが叩き込まれており、奈良さん率いる早練チームとの合同周回練となれば、尚更キビチー特訓が待ち受けている、ことは必至だ。しかも今日の奈良さんは珍しく本番マシン+新型のコスミックカーボンで120%戦闘態勢である。カコイー。
ところが、早練チームがすでに最強度のメニューをこなしてやや弱っているらしく、いきなりドカンとペースアップすることはなく僕好みにじんわり上げていった(着いていったのは2周程度だが)。そのお陰か、先週より遥かに速く楽に走ることができた。坂で追い風だったことも効いている。だがなにより、金曜日を完全休養としたお陰だろう。
1周目アップ、2周目10:18、3周目10:15、4周目10:36、4分の休憩後5周目10:50
結構タレも酷いけど、それでも先週よりマシ。
みんなは8周走るところを、峠組の5名は途中で切り上げて白石方面へ。奈良さんと水田さん、やや遅れて志村さんが物凄いペースで走っていた。レベル違いすぎ。
周回練であえてオールアウトせずに力を残しておいたので、峠でもいい調子で走れた。
白石車庫トイレから定峰峠まで:time=16:18(best-1:40) HRave=150bpm
ただしこのTT区間、ボリューム的には不動峠よりやや大、と思っていたのだが、後でPolarを見たら標高差260mしかない。距離は5.1kmほどなので不動峠より楽ということが判った。このタイムで満足していてはいけないだろう。
今日はフレンドK湊さんが奇遇にも同じサイズのVXRSの新車に乗ってきたので、おねだりして定峰から白石まで乗せてもらう。すると、トルクフルで楽に上れる感じがした。なんでだ? 特に、ペダルが3時を過ぎてもまだ推進力に変換できている感じがする。考えられる違いは、カンパの最上級定番ホイール(何ていったっけ?)、サドルが後ろ下がりでやや低め(?)、クランクが2.5mm長い、ハンドルが高くやや近い、タイヤの空気圧が高い、など。幾つかはすぐ試せることだ。ホイールが急に欲しくなってしまった。
白石峠では、ケーサツの捜索隊みたいな人たちがガードレール脇に10m間隔に立って山の中を眺めている。なにやってるんですかね〜。猿の捕獲作戦ですかね。

帰りはやはり向かい風となり、引き役を申し出て暫らく先頭固定で走る。30km/h以上キープを目安としたが、徐々に風が強くなって最後はタレタレ。

VXRS+Ksyrium スタート直前タケノコおにぎり食す。道中摂取物、アクエリアスアクティブダイエット500ml クリームパン コーラ500ml 納豆巻き 豆乳 えびフライむすび ぶどう天然水1000ml
2006/3/12 [走りこみ?]
土曜夜の時点では翌日も続けて物練に行けそうな気配だったが、今朝になってみると全身ガタガタでとんでもございません(誤文)。しかも昨日とは打って変わって風が吹き荒れ、泣きが入るのは火を見るより明らか。よくみんな練習できるなあ。ステージレーサーには到底なれないおいら。
でも実は状況に関わらず行く予定ではなかった。来週は湯河原Part3、再来週はJCRCレースと、自転車の予定が続き、ランの走りこみをする間がない。今日あたりちったぁやっておかないと、一応ウソでもサブスリーを目指す者として、ランが足りなさすぎる。アイアンマンでタイム短縮の余地がもっとも大きいのは、僕の場合ランである(それとトイレタイム?)。先月は特にラン不足だったので、今月は一気に150kmくらいは走りたいところ。

との決意だったが、午後を過ぎて益々身体が思わしくなく、疲労というよりぐあいわりー。
名古屋女子マラソンでは早々と渋井選手の独走態勢で推移し、非常に退屈で途中寝てしまったが、ラスト数キロで弘山選手が逆転し念願の初優勝。追い上げる姿がカッコよかった。渋井も一頃みたいにふざけてないでだんだんマジになってきた感じがしていいね。チームメイトの土佐が応援席で渋い顔をしていたけど、それより何故走らないんだよー。目玉選手が少なすぎるよ。
何気にチャンネルを回すと、山口で実業団ハーフマラソンなんぞやってる。野口みずき選手が元気よく独走だ。こっちを見ればよかったな、と思っていたその矢先、映像が切り替わり、2位集団を引っ張る石井智子選手@京セラ。なんだくそー! またしても見逃していた。それにしても、かなり精力的にレースに出ていてファンとしては嬉しい限り。ダントツの野口選手(1:08:46)はさておき、ゴール勝負で4位に甘んじたのは惜しいが立派だろう(1:10:10)。ハーフの距離というのは確か初めてじゃないのかな。そろそろマラソンに焦点をあて始めたということなのか。実に楽しみであるが、まだ若いから急がずじっくり積み上げて欲しいね。

そんな感じで活力を貰ったものの、「走りこみ」どころか、1mも走らずじまい。笑わせるぜ。せめてローラー台でも、と中強度で40分。終わった後で熱が出てきた。やっぱヘン。
2006/3/16 [ポジション調整]
先週の物錬での試走を参考にポジションをいじってみる。2mmほどポストを下げ、さらにサドルをちょびっと後ろ下がりの角度にしてみた。実質4mmくらいはサドルが下がったことになるかもしれない。湯河原合宿の前に一度は試さんと、会社をサボって長柄へ行く。ここ三日ほど鼻から上がもわっとして微熱モードなのでリゲインで活を入れる。前向きな気分になってきますた。
今日は夕方からドシャーっと降ってくるらしい。今はちゃんと晴れているけど、帰り着くまで持つだろうか。そんな不安定な天候を予感させる暖かい風が巻いている。ウェアは長袖インナーとジャージの2枚だけだ。結構な向かい風で11:30a.m.スタート。
ほんの僅かな調整のつもりだったが、アタリが変わったためかすぐケツが痛くなる。上りに差し掛かっても先日の劇的な変化は感じない。後ろ下がりだと、ケツが前に滑ってくることがないのはいい。ケツの痛みは慣れてきたら意外にもすぐ引っ込み、やがて腰が痛くなる。サドルの角度変更に倣って腰の角度が立ち気味になり、背骨に無理がかかって痛くなるようだ。その反面、坂はそんなに疲れずに楽に登れている気がしてきた。だが、楽だけど遅いような気もする。それでは意味がない? 速く出来ないみたいだ。
月出の15%坂もさほど辛くなく上れた。天候が気になるので養老方面はカットして帰路へ向かう。追い風に変わったが、期待したほどスピードの乗りは良くない。楽だけどあまり戦闘態勢になれないポジション、という印象で固まってきた。メリットも感じるものの、腰の痛みが益々酷いことになってきて、この調子では180kmなどは走り通せそうにないので、後ろ下がりサドルは元へ戻すべきとの結論が全会一致で決まった。
デポ地に戻ってきた時一瞬雨が降ってきたが、それ以降降ることはなく、目論見が外れた。負けた気分。
走行時間のネットとグロスのタイム差が僅か6分だったのは珍しい。それだけコンスタントに集中して走れた証拠かもしれない。

VXRS+Ksyrium スタート直前おにぎり、リゲイン、クリームパン、豆乳食す。道中摂取物、アクエリアスアクティブダイエット500ml ポッカアミノ酸+クエン酸 500ml トイレタイム1回
2006/3/17 [41回千葉国際クロスカントリー]
は、3/19、in昭和の森です。石井選手を見に行きたいなー(午後2時半スタート)。湯河原合宿中だなー。ガクシッ。
2006/3/18 [湯河原合宿2006 Part3]
Part3の3月は天城越えコース。距離は前回ほどではないが、まとまった二つの上り、天城越えと山伏峠がある。今回は人も集まって、参加者合計18人(かな)。うち15名の結構な大集団は穏やかな天気の中定刻9:00湯河原スタート。やはり人数が多いと嬉しいなあ。
自分が美人だと気づいてない美人は、オトコにとって理想の女性像であるが、そんなヒトがこの世に居るはずがないのは言わずもがな。ところが、自分が速いと気づいてない速い人というのは時々いらっしゃる。
序盤で日野の戸田さんがパンクして、先導役だった奈良さんがフォロー。ところが、奈良さんのいなくなった集団は、先生のいない自習時間の如き状況であり、ペースぐちゃぐちゃ。特に、速いと気づいてない速い人2名ほどが(誰とは言いませんが)、ペースをするするっと上げていく。中切れをおこし、2つ3つに分断。
ペースの乱高下に極端に弱い僕としては、お願いですから、奈良さん先導でお願いしますのこころ。
とに角前半は、限界走行禁止と言い聞かせて走った。海女の小屋からののぼりで集団がどっと活気付いても、無理して追うことはしない。無理しても追えなかったかもしれないが、一応無理しなかったと言っておこう。
伊豆高原を過ぎて、旧道へ入ると、益々活気付いてきた。休憩ポイントの河津セブンイレブンまでは全員まとまっていく、ということになっていたが、それはつまり、河津までは後続を待ちますよというだけの意味であり、事実上のポイント争いと化す。旧道の小刻みなアップダウンがそそるのか、集団の殆どはあっという間に居なくなってしまった。このスピードには、無理しても追えなかった。河津付近までずっと一人旅となる。
天城越えが今日のハイライトとは言え、河津までもかなりのアップダウンがあるのだ。ここで全力を出し切ってしまった人が結構いたと思われる。
河津で軽い昼食。その意志の有る無しに関わらず、全然追い込めない感じがしたので、奥の手としてリゲインを仕込むことにした。それにしてもなんだろうこの鈍さは。一昨日の長柄錬が残っているのだろうか。
天城越えがスタートする。ここからは、基本的に後続は待たずに先へ行きますルール。恐怖のサバイバルゲームなのだ。ここまでの走りで集団における自分のポジションの低さを思い知ったので、いつ奈良さんがペースを上げていくかビクビクしながら、無駄に気張らないように注意して走る。ところがありがたいことに暫らく穏和な一定のペースで進み、去年は集団に必至でぶら下がっていた覚えのある景色も平和に過ぎった。ループ橋を半周ほどしたところではっきりと奈良さんが上げていく。この判りやすさはありがたい。後続に先へ行くように促して、とりあえずのゴールとなる天城トンネルまで最短となるつもりのペース配分で走る。
意外にも戸田さんが遅れているので暫らく着いたあとパスした。なぜかリマサンズ上原さん(仮名)が垂れてきている。さらに行くとポンズ滝山さんを視野に入れた。これは行けるかも知れないという前向きの力が湧いてきた。リゲイン効果が早くも出てきた。
滝山さんにじりじりと迫りつつあったが、ゴール手前で僕の存在に気づいたか、ガンガン上げて行ってしまった。もうちょっとだったのになーとうなだれて走っていたら、ゴール100m手前でウィスパーモードでにじり寄った戸田さんに刺される。あーくそー!キタネー。8番目で到着。
天城トンネル前で一定以上遅れた後続は切り離し。キビチー。生き残りは10名だ。
どっと下った後の修善寺までのルートは、これまた実に小刻みなアップダウンで群馬CSCのようだ。遠慮はいらねえと、思うが侭に飛ばす先導。泡を飛ばしてなんとか喰らいつくおいら。なぜか戸田さんが消えた。パンクの影響が根深いみたいだ。上原さん(仮)も消えた。後で上原さん(カ)は「僕の自転車人生の中で最も屈辱的だ」とかなり悔しがっていた。あ、それは別人でしたね。
修善寺町を抜けて、ここからは山伏峠までダラダラと上っていく。ハイライトその2だ。大浜さんと江國さんがするするっと上げて50mの差をつける。様子見の高坂さんの後ろにかろうじてへばりついていた僕は、その後度肝を抜かれた。高坂さんのギアがガチャガチャっと3枚ほど重くなったと同時に、回転もアップしてロケット噴射。なんですかそれは。まるで、ギアを3枚重くすると、ブースター装置にスイッチが入るしくみになっているみたいだった。そんなのありかよ!
そのあと滝山さんがペースを上げて大浜さんに追いつき、暫らくしてくたばったのかまた落ちてきた。「今日のシゴトは終わった。大浜さんに追いつくこと、これが今日のシゴトだ」
なるほどそういう割り切り方があったか。なにも、山伏峠を無事に乗り切ることだけが練習ではない。アシスト役のシミュレートをきっちりやる。僕も大浜さんに追いつく仕事をしよう。
ポテト真田さんが一気に加速して大浜さんに追いつく。Sの真田さんだから可能なこと、と諦めず僕も後先考えずに試してみることにした。大浜さん集団が速度を緩めたせいもあって、奇跡的に追いつくことができた。やった!
集団は7人に絞られた。修善寺CSCをかすめたあと、ガツンと厳しい上りとともに本格的に山伏峠道へ入る。一気にバラけてHCレースになってきた。シゴトはもう終わったと言っていた筈の滝山さんに途中で抜かれる。くっそーとダンシングでついていけたのは20mほど。結局じりじりと離され、5番手で山伏峠へ到着。
でも上出来ですよ?
奈良さんが毎度の如く証拠写真を撮っている。コレを撮るために着を狙っているような、本末転倒な状況。余裕過ぎます。
海側へ降りて、残り湯河原までは平和に走れた。3月のコースは変化に富んでいて面白い。

VXRS+Ksyrium 道中摂取物、怪しいジュース水割り500ml 緑茶1000ml 納豆巻き リゲイン3000 焼き芋羊羹

宿でゴロンとしていると、紅一点のS村さんも程なくして帰ってきた。前半から飛ばしていたのに、全然タレない。かなりのスタミナだ。
夜は臼井さんも混じって和やかに二次会に興じる。充実した練習の後は、コンビニワインでも旨いねえ。明日の朝錬に向けて9時半撤収。やりますよ!朝練。
2006/3/19 [湯河原合宿2006 Part3 二日目]
と、ひそかに朝練のやる気は十分だったのだが、シトシト雨で中止。昨晩は星が出ていたのでてっきり晴れると思っていたのに残念。一人大浜さんはこのくらいの雨なら全然OKって顔でしたが。
そんなわけで今朝の調子は、過去の合宿中もっともダメージが無いように感じられる。安静時心拍数が60前後で異様に高鳴っているのが唯一気になるが、ひょっとして大観山HCでは自分でも驚くようなニューレコードが出るかもしれない、と期待を膨らませつつ9:00am真鶴へ向けてスタート。雨はやみ、晴れ間も見えて気温も上がってきた。二日間ともラッキーな天候だ。
が、とんだ勘違いであった。のんびりアップ走行中の国道の上りで既にフトモモは超すっぱい。昨日食べた夏みかんよりすっぱい。朝練は中止で命拾いした。
真鶴周回で着いていけたのは1周だけ。ヘロヘロと2周目を走り、湯河原へ戻ってくると、周回を1周で終えた組は既に大観山へ向けスタートした模様。まずい。残ったメンツでは間違いなく自分がドンケツなので、焦りが出て走りに余裕がなくなる。
ボトルの水を半分一気飲みし、結構な気温になっているようだ。長袖ジャージの袖を取り外して、グローブも背中に突っ込み、軽装でスタート。
しばらくは江國さんのおケツを借りていたが、後続がかなりの速度差でパスしていったのを機に、早々と一人旅決定。2分ほど早くスタートしていたS村さんをパスし、「僕が最後尾です」と余計なことを告げる。温泉街までは江國さんの姿が見えていたが、椿ラインに入った頃から見えなくなった。
まあそれでも、椿ラインを集団で走ったことは未だに無く、いつもと同じパターンだ。全然脚が動かない先月と比べたら条件は良い。焦らずじんわり攻めて後半に調子が上がれば、誰か一人でも追いつくかもしれない。せめて15km/hを割らないようにとメーターを見ながら走ることにする。
だが、半分を過ぎても調子は上向かず、疲れが溜まってきて単にペースダウンする一方だ。2/3あたりで一瞬平らになるところでも、却って気が緩んだだけでその後の上りで急にダレた。12km/hくらいにまで落ちて、もう上げる気がない。心拍を見ると、思ったほど追い込みきれないようだ。霧が濃厚になってきて視界は50mほど、先行者がもし居たとしても見えないしどこを走っているのかもよく判らない。うるさい走り屋が居ないのは幸いだ。
水はすでに飲み干していたが足りない気分。6月の美ヶ原でもボトルの水は1/3も飲まなかったし、HCで水分は必要としないのが常だが、なんでだ?
途中でグローブをはめ直す。気温が下がってきたというより、指の冷たさを気にしないほどの集中力が失せた証拠だろう。
見覚えのあるレーダー塔のヘアピンを過ぎて、ようやくゴールまでの距離感が掴めてきたら、いくらかやる気も出てきた。調子の良さは感じないものの、先月より記録は良くならなければオカシイ、はずだったが想定内の僅かな更新幅で肩を落としてフィニッシュ。
大観山HC タイム1:07:26(best-0:54) HRave/max=143/155bpm 17.0km/h
8分差くらいでS村さんも上がってきて、うーむ、女性と練習している気がしない。
昨日不調だった上原さん(仮名)は1:03、二つの峠で肉薄したと思っていた滝山さんは1:00と、レベル違いすぎで全然お話にならなかった。

帰りの江國さんの車内では戸田監督と共にAMラジオでWBC日本×韓国戦の圧勝ぶりに興じ、今日のイマイチな走りなぞどこかへ吹っ飛ぶ。
都内に戻ってきたら、やたらと空気が黄色く染まっている。花粉が飛びまくっているのかと思っていたが、12年ぶりの「風塵現象」だとか? ものすごい突風が吹き荒れていた。穏やかな天候のもとで充実した練習ができたことに感謝。
2006/3/21 [Z最終調整]
今日は朝11時からWBC決勝戦、日本×キューバである。
そのためか、物練は奈良さん率いるおはよう組に人気が集中? 朝4時台になぞ起きれっこないおいらはいつもの後発組に参加である。突然の体調不良などもあり、集まったのは7人。
大浜さんが立てた本日のメニューは松郷・定峰を越えて、秩父から丸山林道を上り返すというもの。僕にとっては後半が新しいルートなので楽しみにしていた。ところが、断続的に物見山メンバーが抜けていき、メニューを終えて下山してきたおはよう組とすれ違うタイミングで、4人に減ってしまった。サビシ〜ッ。
軽くコンビニ休憩の後、松郷を越え定峰を目指す。白石車庫までの上りで大浜さんのペースが速い。というか、傾斜が徐々にきつくなるのに、スピード変わらずって感じだ。いつまでもアウター、30km/hを割らないで先頭固定。
2番手を走っていた僕は、ここで切れたら後続のお二方に示しがつかん、と必死の追走。ところがふと振り返ると、M須さん、あづみのS村さん、居なくなってる。ぐっと傾斜が急になるところで厳しさ倍増。下ハンもってダンシングゥ!これは行けるか!
切れた。
息も絶え絶えに白石車庫トイレ到着。脚がマジでワナワナですわな。こんなんで、定峰TTやる意味あるんですかい? でもこれで先週のタイムを更新できたら嬉しいなー。
更新できた!やった!調子いいかも。さっき飲んだリゲイン効果かも(秘密兵器を宣伝するの止めとこ)。
白石車庫トイレから定峰峠まで time=15:30 (best-0:48) HRave/max=151/158bpm
大浜さんは、案の定というべきか、車庫までの引きが相当なものだったらしく、後半タレているのを不覚にも僕に見られてしまった。15:10。
さらに、その鬼引きがたたったか? S村さんとM須さんが定峰で抜ける。さようならあ。
とうとう、大浜さんと二人っきりのラブラブ丸山林道ですか!
清澄坂に始まり、松郷、白石車庫アプローチ、定峰と、一度も大浜さんに最後まできっちり着いていけた試しがないが、丸山もしかりだ。途中で待ってもらい、坂の後半はZレースでの密かな野望などを話しながら平和に上る。
丸山は1月の3UPトレイルランでも走ったところだが、そもそも舗装路は殆ど走っていないから、記憶と合致したのは、トレイルラン折り返しポイント近くと、丸山展望台入口のみだった。その2区間を自転車で走った感覚と、ランのそれとは標高差の実感がまるで違い、今日のほうが断然しんどくて差が大きい感じ。自転車って、上りに向いてない道具ですね?
復路は向かい風基調の中、これまたほとんどツキイチ君でラクして帰った。大浜さんタフすぎ。

今週末のJCRCレースに向けた最後の追い込みとしていい練習ができた。ここんとこ続けて穏やかな日よりで練習できており、実に気持ちがいい。自転車乗りも今日はいつになく大量、延べ40人くらい見たんじゃないか。WBCなんか見られなくたって、全然OKですね(試合内容の濃さに、後ですこし口惜しく思ったが)。

VXRS+Ksyrium スタート直前豆乳と納豆巻き食す。道中摂取物、緑茶1000ml 梅おにぎり スタートアップリゲイン クリームパン 焼き芋羊羹 五目おにぎり みかん水700ml

しかし、ランをサボりすぎている。やばい。
2006/3/22 [とらぬタヌキ君の野望2006]
さすがに立て続けのロングライドがかなり免疫機能を衰退させていて、今すぐに風邪でも引きそうな気配濃厚である。ランがまたしてもお預けなのが痛いが、完全休養日。

JCRC第一戦のZクラスは最終的に定員一杯の70人。スゲー。わいわい。
しかもこの中にお知り合いが13人も。こんなケースは今まで経験がないので非常に嬉しい反面、揃いも揃って強い人ばかりで、つられてオーバーペースを招きかねない。これは厳しいことになった。
去年に引き続き、このZでは集団に加わらずにマイペースを貫くマラソン的走法でベストタイムを狙う考えである。信念どおりにペース尊守で集団離脱(というか無視)できるかどうか。
去年は異例の突風吹き荒れる中、1周平均10分51秒で周った。風がなければもう少しタイムは良いはず(たぶん)。去年より今がレベルアップしているかどうかかなり疑わしいが、その前提で物事を考えないと悲しすぎる。となれば今年は1周10分半くらいは狙いたいところだ。でも、前例を見る限りトップ集団はここを1周9分半程度で走るだろう。1周ごとに1分の差がつくわけで、つまりは16周するトップに確実にラップされてしまう。周回遅れ回避はポンズ忘年会で打ち立てた今年の目標の一つであり、ハナから目標をクリアできないペース配分というのも悲しいが、二兎を追うことは自爆への道である。
そこで、ギリギリ折衷案として、まず基本的に目標周回タイムは掲げない。さらに、身体的負荷をイーブンとするペース配分としてみよう。まあ、普段通りの当り前の話だ。HR155bpmを超えないようPolarでチェックして走ろう。2時間半走りつづける上で最少のタレに抑えるための許容最大心拍がつまりは155bpmと見たのだ。科学的根拠はなく経験的にそう決めたのだ。計算上83%HRMaxということになる。単独練習での瞬間最大値がほぼこの値であり、本番レースでは意外とすぐに超える値でもある。大きくタレた2年前の同レースでは、最大161bpm止まりだったが、この僅かな数ポイント差がダメージとしては大きいのである、と考えている。
たとえどんなに調子がいいと感じても、「最後まで維持できると思えるスピード」を越えない走りをする、基本はそれだけだ。
2006/3/23 [秋が燃える]
3、4年前、己の体型にそぐわないパワー型ストライド走法を何とか省エネピッチ走法に変えようと努力していた時期があり、その治療法として様々研究を重ねた結果、石川ひとみの「秋が燃える」という曲のピッチに合わせて走るのが望ましい、との結論に至った。その根拠については訊かないで欲しい。
この曲は当時のInfoAudio(現在はiPod)から3時間半毎に流れてくることになっており、抜き打ち的感覚でピッチがチェックされ、矯正が行われる、という仕組みなのである。当初はこの曲の最後までピッチをあわせるのが、まるでインターバル練習みたいに辛かった。今でもこの曲は僕にとってのベンチマークなのである。

今日は久しぶりのラン。あさってのレースに響かぬよう、14km/hの楽なペースで。最初は10kmくらいの予定だったが、昨日と明日の分も走るつもりで1時間=14kmに変更(こういう気まぐれは悪い見本だネー)。ところが、終了直前にiPodから「秋が燃える」が流れてきて、終了できなくなった。
久々に聴いて意外だったのは、曲が始まる前から、すでにこの曲より僅かに速いピッチで走りつづけていたのが判ったことだった。しばらく経つうちに、僕もピッチ走法がいつのまにか定着してきたってことなんだろうか、と感慨深く思った。
仕方ないので15kmまで走った。
2006/3/25 [レース日]
JCRC第1戦 in日本CSC Zクラス レースレポート
2006/3/27 [イマドキの水着]
普段はいているスイムパンツがあまりにくたびれており、透けて破けそうなくらいなので、実に6,7年ぶりくらいに王道的競泳用水着を近所のスポーツ店で買った。王道とはいえ、型落ちセールス品の2300円。安い。今までは、薄いパッドの入ったトライアスロン用とか、リラクゼーション用とか、競泳用とは言えないものしか持っていなかったのだ。
早速泳いでみた。こいつはスゲー。水の撥水効果が全然違う感じ。ケノビで下半身がスッと出る。今までのは、腰にバケツをくくりつけたみたいな抵抗を感じていたが、その憑き物がふっと落ちた感じだ。こんな素晴らしいウェアがあったなんて。プルブイを挟むとどういうわけかヌルッと外れそうになる。
いつもの250mインターバルを4本行う。今年最速ラップの220秒がでた。

でもレースじゃ使う機会ないんだよなー。これ着て速くなったって、実はさほど喜べないのだった。
2006/3/31 [年度末駆け込み]
ここ2,3日、また寒さがぶり返して、通勤電車では苦痛なくらい寒い。特に乗換の新木場駅は海風の吹きっ晒しで拷問級。この駅はセンスの欠片もなくでえキライだー。いよいよ風邪引きそう。明後日はマラソンだというのに(しかも予報は雨かよ〜)。
3月は自分なりによく練習して、過去最長の48.7時間になった。ハワイ出場者平均週20時間には到底及ばないけど。ホントは今日もスポクラに行けば50時間達成できたが、風邪っぽいのでやめといた。でも脚などはとても軽く、昨日14km走った疲れも感じないのでちょっと残念。

キンツリから手紙が来て、アイアンマン五島はリクエスト通りゴール近くの宿がとれた。やったー! キンツリ見直したぜ。これで心置きなく皆さんのゴール観戦ができます。自らのゴール以上に心打たれるひとときなのです。
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