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2015/7/1 [福男選びダッシュ] 昨日早く帰ったのは間違いだったらしい。今日も23時まで残業。せめてもの練習として、駅までダッシュ。酔っ払いを交わしながら福男選びのごとく推定キロ3分半で全力疾走。職場フロアから駅のホームに立つまで3分を切った。自宅駅からもウルトラダッシュ。こちらは800mくらいあり坂も多いので途中でダレた。 2015/7/2 [決起集会前ラン] Outlookの予定表に「富士登山決起集会」と入れてあったが、そこに並ぶように18時〜21時でミーティングをぶちこまれた。このところ深夜残業で全然練習できない日が続いてのこの仕打ちにとうとうブチ切れたので、予定があるからとキッパリ断わって帰る。事実だし。 決起集会まで若干時間があるのでスポセンへ。トレッドミル30分1本勝負。中身の濃い坂練にしよう。 去年どのくらいの負荷でやってたのか覚えてない。とりあえず傾斜6%×11km/hで走る。15分後、11.5km/hに。その後5分毎に0.5km/hずつ上げ12.5km/hまで。 結構しんどかったが限界一歩手前くらい。 気まぐれ筋トレ、ラットプルダウン。負荷50kgくらいで無理なくできる重さだが、1本目から肩がバキバキ痛い。何だこりゃ? 10回やって、痛さにうずくまってしまった。 ふと、これはいわゆる肩こりって奴ではないのか? 肩こりになったことがほとんどないのだが、最近凝らずにはいられない要因があちこち思い当たる。 急いで恵比寿へ。 料理がどれも美味しかった。1年ぶりに逢う方が多かったがすんなり馴染めて滅茶苦茶楽しかった。羽目外し過ぎたかも? 2015/7/3 [2本ミックス練] 今日もまた夜7時以降にミーティングをぶっこむ奴がいるので、おまえ頭オカシイんじゃないの? と言ってやる気満々だったが幸いワケあって流れる。 今日もスポセンへ。雨のせいなのかトレッドミルは比較的空いていて5分待ちで乗れた。 坂練30分。傾斜6%は昨日のままに、11km/hで走り出して早い段階から上げていく。最後は13.2km/hまで。いろいろと工夫して楽に感じる走り方を模索する。ピッチを上げる方法はやはり馴染めない。姿勢を良くして、腰から蹴るイメージが何となく良さそう。途中からずっとフォアフットだった。 昨日より200m長く走れた。十分苦しいが、坂練は限界点が見極めにくい。いずれ12km/h平均を目指すことにはなりそうだ。 すぐに予約カードを取り、数分待ちの後、再びトレッドミル30分。今度は14.1km/hにセットし平地練。思ったよりしんどい。サブ3ペースってこんなにせわしなかったっけ? 坂練よりも精神的に辛い。 このトレッドミルは申し訳程度に風が出てくるのだが、効果は大きく、坂練の後で汗だくだったにも関わらず、タオルを手に持ったまま汗を拭き拭き走る必要はない。 腹の調子がイマイチで、予約表で30分間走ると宣言している以上は途中で止めにくいので何とか堪えたけど、終わってからトイレ直行。そのせいもあってか、体重は56.35kgと、瞬間最低記録をたぶん更新した。このところ体重が微妙に減っている。腹が減らないという自分としては珍しい現象が続いている。あまりに忙しいと、食欲が出てくる隙間がない。お菓子も食べないし、朝昼晩の食事にもありがたみ感がなく、ビールなどにも興味が湧かない。 2015/7/4 [残業問題] 朝の「深読み」の特集は残業問題で、今の僕にはタイムリーな内容。 これを見て、やはり残業を正当化している僕周辺のマインドは大いに問題ありと感じた。この番組を他のメンバーが見たらどう思か知りたい。 番組では、早朝出社してフレッシュな脳で作業効率を上げ早く退社、「ゆう活」の相乗効果で益々世の中ハッピー、なシナリオをまず紹介していたが、僕の悩みはこれでは解決できない。チームワークの縛りによる残業が発生するからだ。もし自分だけ時間が空いたら誰かのフォローに回らなければならない。忙しいことがデフォルトであり暇なのは罪なのだ。 初めて聞いたキーワードの一つに「ポジティブ社畜」ってのがあった。これは大いに思い当たる。 解説委員が興味深いことを言ってた。 やらされて仕方なく残業している状態はまだマシで、自発的に積極的に頑張ろうとの気になって残業するパターンのほうが深刻な問題である、と。 宗教と同じで、洗脳状態からの離脱の難しさを言ってるんじゃないだろうか。 会社にしがみつくマインド コミュニティを職場に求めるマインド これもあるなー。 まあでも、いい製品を生み出すために妥協はしないって精神は基本的に好きだ。ただ、今の職場は努力する方向や目的が少し歪んでいると思うのだ。 最近ハッと思ったことがある。 今の職場では、とにもかくにもエンドユーザー目線が大切だなどと常に言われる。それがビジネスの成功と失敗を分けるカギだとも。 しかし、僕は以前のデザイナー時代のほうが遥かにエンドユーザー目線で物事を考えていたことに気付いた。いわゆる下流工程はエンドユーザーにも近い。その分析が十分かつ正確だったかどうかはともかくとしても、やはりモノを考える時は自然とそれを使う人がどう思うかを常に想像しながら試行錯誤するものである。むしろ責任を感じてスケッチ段階から完璧なものを生み出そうとしてしまう悪い癖があった。ところが今の職場で考えていることは、この企画資料は論理的説得力があり次のステップへ進めるかどうか、である。ひいては上司や上層部やパートナー会社に理解されやすいかどうかの視点であり、エンドユーザーの視点に立った考察は、資料を完成させるためのピースのひとつでしかない。ユーザー目線で考えてますアピールを効果的に示すにはどうすればいいかを真剣に考える。中身はお座なりになりがちだ。 エンドユーザー目線が大切だなどとバカでも判ることをなぜ口酸っぱく言われ続けるのか、それはやはり、見失いがちだからだろう。 残業を強いるのも、エンドユーザーへの責任感からではなく、上層部が首を縦に振るためであり、その裏には自分たちの努力を認めてもらうため、即ち保身という目的が横たわっている。もちろんすべてがそうではないけれど、その傾向は消すことはできない。まあ結局は聞き飽きたような話であり、所詮そういう仕事ってことで、興味を失っていくのだろう。 基本的に僕は愚直に努力するのは好きな方だが、水が決して自ら下から上へは流れてくれないように、理念とずれることはテコでも動きたがらない怠け者でもあり、自分の背中を自分で精一杯押さないと物事が進まない自分自身に本当に疲れる。 そんなシゴトも一段落、雨だし、久しぶりにのんびりした休日を過ごす。 二日連続のランで結構筋肉痛。夕方ローラー。 五島でパンクした後輪に新しくはめたVittoriaCorsaCX3がスムーズに感じる。このタイヤ、昔は真円度低かったのに、クオリティ上がってる。 そんなわけでペダリングが気持ちいい。 退屈しのぎに、ペダル回転数がどのくらいなのか数えてみる。 開始後15分で67rpm、30分後が70rpm、終わり近くで76rpmだった。このくらいがベストバランスって感じで、予想以上にローラーだと回転数が低いようだ。 53×15T固定だったので、計算上それぞれ29.8km/h、31.2km/h、33.8km/h まあ平均30km/hは出てるだろう。 2015/7/5 [サスティナブルミドルロング走] 午後3時、昼のラーメンがまだ腹に残っているけど走りに出る。 プランもなく走り出したが、最初のラップが予想以上に良い。Ren3はやはりアタリだったように思う。いつしか、今日のコースが決まる。3.5km平地を2往復+アプローチ区間計17km。 当初は肌寒いほどだったがすぐに身体が温まって、ちょっと暑いくらいだ。 脚の調子など悪くないが、全身にどよーんとした重みを感じ不思議な感覚。五島の疲労が未だ抜けてないんだろうか? 1往復分終えて、ちょっと飛ばし過ぎと感じる。ギョーカイ用語的にこれじゃサスティナブルではないと感じ、2往復目はまずペースを落とすと決める。あとでログを見るとさほど落ちた様子もないのだが…。 サスティナブル…と呪文を唱えながら走る。LTの一歩手前くらい。 先週15km走った時より筋肉が粘ってくれて、ヘタレ感が起きないのはありがたい。 限界まで追い込んでないので、復路のアプローチ区間も落とさずに走れたが、最後の上りはしんどくてスピードが落ちる。この程度の坂で苦しんでいては、富士山が思いやられる。実はここでHR160まで上がっていた。そこまで無理に追い込んだ意識は無かった。 走り終えた途端全身どっと鉛のような重さを指先まで感じて、普段とはどこか明らかに変な疲労感。 最初は霧雨だったが次第に止んで、タイミングよくいい練習ができた。 7km×2 4:19 4:14 4:15 4:21 4:09 4:14 4:11 4:14 4:12 4:14 4:20 4:11 4:16 4:12 total HR146/160 1028kcal 17kmという距離を走ったのは珍しい。 高校時代の校内マラソン大会が17kmだった。あのころは確か、トップが1時間程度で、僕は1時間22分くらいかかっており、学年で真ん中以下のごく平凡な成績だった。当時クラス担任の先生(体育が専門)が「マラソンの必勝法はとにかく先頭を見失わないこと、そのためには最初から全力で行け、でなければ勝ち目はない」と言った。とりあえず僕はその教えを守り、最初から限界で走った。5km辺りの見通しのいい道で先頭までのおびただしいランナーを確認し、あまりにも後ろすぎる絶望的なポジションを知ったとき、あの必勝法は何だったのだろうとおぼろげに思った。僕は別に優勝するつもりでいたわけではないしそんなポテンシャルもないことはさすがに自覚していたが、なぜ先生の言いなり通りにバカな走り方をしたのかは思い出せない。とにかく、マラソンはペース配分が基本であり全てだということは当時全く意識に無かったことだけは確かであり、仮にも体育専門の教師がそれを正しく教えなかったこともどうかしていると思う。情報時代のイマドキの高校生はそんなことはないと思うが、知識も知恵もホントになかったなと思うことは結構ある。 夕方はカントクと近場の戸越銀座に初めて行ってみる。商店街として屈指の規模を誇るとか何とか聞いていたが、カオスで生活感のある昔ながらのそれを期待していたので正直アテが外れた。 途中立ち寄ったイタリアンなバーで食べたエビのアヒージョが美味かった。 2015/7/6 [今年も平常運転] 今年の健康診断もまたE判定出た。診断前に階段ダッシュしたり空気椅子で順番待ちした努力も虚しく心電図検査では40bpm未満が出て自動的にE判定、他にも洞性徐脈、陰性T波などといつも通りのことを言われる。高電位ってのが今回初めて聞いたKWだがまあセットみたいなもんか。今日産業医に呼ばれて面談。 近所に循環器系のかかりつけ医を作っとくといいと言われた。 行ってどうなるもんでもないし、動機付けがないなあ。 2015/7/7 [しんどいセット練] 怠くてやる気ないけど職場に居残っているとロクなことないし、家へ帰ると日和っちまいそうだし、スポセンへ行けば何かやらざるを得ないだろう。 トレッドミルが空いていてすぐ乗れた。今回は1本目にスピード走、いきなり14.1km/hにセットして走る。ちょっと不安があったが何とか軌道に乗る。 無事30分終えてみると、空き待ちの人が居ない。つまりすぐ30分延長できるのだが、インターバル置くつもりでいたので2分のクールダウンウォークをしてから、2本目開始。今度は坂練。6%にして11.1km/hからスタート。4分後には12km/hに。10分後に12.2km/hにして、Ave12km/hを狙う。 12分位で太もも前側がじんわり重くなってきた。この感覚はあまり経験がない。筋肉に効いているなと感じつつ、次第にしんどくなってくる。早めにスピードを上げた分、しばらく上げる気になれず、22分後くらいから徐々にペースアップ。ヒイヒイ声が出てしまう。未だ風邪が2割くらい燻ぶっていて喉のイガイガがとれず、オッサンの咳ばらいが我ながらウザい。汗でiPodが暴走して止まってしまった。 最後は12.8km/hどまり。 30分に10秒残して6km走りきれた。獲得標高360m。 身体が重怠い割には、当初の狙い通りに走れてよかったけど、このパターンしんどすぎるので止めたい。 初の試みとして、プールも行く。プールのゲートはまた別にあり、専用ロッカールームもその中にあるので、ジムから簡単に行けずメンドクサイのだ。 ロッカーに荷物を置いたまま、そのままの恰好で、ゴーグル&キャップと着替えのTシャツを持って移動。サブルーチンへ飛ぶような感じ。 200mだけ泳いで、あまりのイモ洗い状態にウンザリして引き上げる。相変わらず水がしょっぱく、濁っている。 水着は着たままTシャツを着てジム用ロッカーへ戻り、普段着へと着替える。 まあできなくはない。 2015/7/8 [痩せた?] 出勤前に立ち寄ったコンビニでK湊さんとばったり。1年ぶりくらいだろうか。痩せたなあと言われる。確かに1.5kgくらいは確実に減ったがそんな程度で見るからに痩せたように見えるだろうか? 複数人から言われているので確からしいが。 忙しすぎて練習(ロードバイク)が全然できてないという。平日は夜遅くまで、土日も仕事? 僕なんかより断然忙しい。というかそんな働き方がイマドキ許されているってのは、ブラック企業に他あるまい。 まあ僕の場合忙しいことが不満ではなく、むしろ最近やや暇になってきた。暇でもストレスは溜まるし憂鬱でいたたまれないのは同じ。 2015/7/9 [家族の支え] 今日もシゴトがさっぱりうまく行かす、能力のなさにウンザリしながら家路へ。 ホント向いてない…。 実は自分もそうです、ってぼそっと言ってくれる人もたまにいるけど、実際問題を起こしているのは見回しても僕だけだ。 家に帰ると、美味そうな豚汁と鯵の干物がいい匂いをたてていてホッとする。 玄関開けても真っ暗でガラーンと誰もいない部屋があるだけだったらホントめげてたわ。感謝。 2015/7/10 [ムシャクシャ解消練] 今日ほどムシャクシャした日は無かった。 家に帰ると暴れそうなのでスポセンへ。 空いててすぐ走れた。明日ポイント練なので抑え目に。 12.2km/hで2%にして走り出す。1kmで4%、3kmで6%、5kmで7%、残り500mで8%にした。速度は変えず。 8%も4%も瞬間的にはあまり差は無い。逆に言えば、4%だろうとしんどい。 30分終えて、まだ空いているので4kmだけ走ることにする。平地で14.5km/h。 ペース的に無理はないが、ふくらはぎが妙に張るので無理はせずそのまま。 終わり近くで15km/hにしただけ。 2015/7/11 [恒例富士山試走練] キリオ君、佐藤さんを都内で7時半にピックアップして一路、富士吉田へ。久しぶりの晴れの週末に、高速は混んでいる。 現地コンビニに降り立ったとき、今日の暑さはヤバいなと感じる。すでに後頭部あたりがじんわり熱くて、熱中症になりかかってないか?とさえ思う。 スタートは10時半、28℃ある。キリオ君ペースで進む。浅間神社通過は15:39で去年の試走(15:05)とさほど変わらないが、その後キリオ君が見る見るヘバってきて当初のコンセプト通りではないと感じたので、先に行くことにする。かといってしんどくなく無理のない、つまり本番想定のペース。HRは150を超え始め、やや無理ありな感じになってきた。中の茶屋は40:11、区間的には去年とほぼ同じ。 思ったほどキリオ君との差は開かず、すぐに再スタート、ここから傾斜がきつくなり路面も荒れて走りにくくなる。最もしんどくて正直嫌いな区間だ。佐藤さんのペースで走る。わりと余裕があるにも関わらず、走るのを断念して歩きを挟まざるを得ない。本番はこのペースで大丈夫だろうかと不安になったが、馬返し着が1:05:36とあっては少々遅すぎる。 キリオ君が益々不調のようなので、馬返しでトイレに寄るなどして十分休憩を取ってから再スタート。ところが、ここまで快調だった佐藤さんがなぜか遅れてしまう。度々キリオ君を待ちつつ、走るスタイルで上る。 聞き覚えのある声が下りてくると思ったら、まめきちだった。余裕を感じる。僕らは登山者と挨拶するのもしんどいというのに。 5合目着は2時間2分くらい。途中のインターバルは計測も止めておりもはや正確ではないが、暑かった割にはまあよく頑張ったほうか。 そんなに疲れてないけど、ここから山頂を見上げるとかなりやれやれって感じ。もっと温存しないとダメな気がする。 今回はもう少し上ってみる。低木もすっかりなくなる6合目まで行ってみた。 2時間15分くらい。 視界が開けて、山頂まで見渡せそう。スバルライン5合目からの登山客がここで合流するので急に賑やかになる。 下りは佐藤さんが滅法速い。頑張ってついていくが徐々に離される。これでも登山客のことを考えて抑えて走っているらしい。 ところが、とある岩場で佐藤さんが足をとられてすっ転び、豪快に前転。大丈夫!? 受け身が上手くて少しの擦り傷で済んだようだ。 そこからは抑え目に下った。 一時、イジけたようにノロノロだったキリオ君だったが、なぜか馬返し目前で復活。その後の舗装路もかっ飛ばしていく。なんなんだよまったく…。ついていけねえ。 考えられる理由は二つ。 まず500ccしか持たなかった水分(オレンジジュース)が往きの5合目ですでに空。全身塩まみれでジャリジャリしているというのに、明らかに給水少なすぎ。今日の暑さではヤバい。 なぜか今回は足の裏にマメが3つくらいできてかなり痛い。わりと序盤からすでに発生を感じていた。去年レースで使ったRenなのだが、靴下がよくなかったかな? 中の茶屋までなんとか堪え、茶屋で冷えた水を貰って生き返る。ホント助かったよありがとう。約800ccをその場で飲み干す。もっと貰いたかった。 さらに浅間神社でも水を汲んだ。汲むなって書いてあるんだけど。 そして最後の商店街はやはりしんどかった。 31.0 km 3時間33分30秒 total HR133/156 2700kcal カロリーかなり使ったが、意外と腹が減らないし買ったサンドイッチも食べずに持ち帰る。胃が小さくなったか。 2015/7/12 [初女性ゲストお袖練] 昨日に引き続き今日も暑いデー。 小金井トラのユカさんをゲストに迎える。7時半川崎大師ピックアップ、8時半にはデポ地着。順調だ。 ユカさんの先導をまずカントクに託し、一人いつもの温泉坂へ。 昨日の筋肉痛半端ない。走れないのは仕方ないと思うので諦めもつく。 温泉坂 18:52 HR136/146 うわおっせーなにこれ(想定内)。 R410もタラタラ走り、R465沿いの湧水に立ち寄ると、老夫婦がせっせと水を汲んでいた。ボトルに貰って早速飲み始めると、「あんた、そのまま飲むの?」「え?飲んじゃダメなの?」「富士山の水よりおいしいの?」「さあー知らないな」 僕が昨日富士山の湧水(浅間神社)を飲んだのなんで知ってんだ?と思ってドキッとしたが、その辺で売ってる名水のことを言ってたんだな。 それにしても、おまいらこそ価値を認めてるんだからトランク満杯にしてまで汲んでるんじゃないのか? 僕はこの湧水が水道水だって全然かまわないのだ。 コンビニに着くとカントクらは早速ガリガリと氷を食っている。 3人で県88を行く。今日は県88-長狭-もみじロードで周回練をやってるらしく、シリアスなローディーと次々と擦れ違う。 長期不調から抜け出せないでいたカントクだが、今日は割といい感じだ。すぐ切れても、いつのまにか追いついていたりする。やっと夜明けが見えてきた? 長狭街道の長めの坂も、最初はユカさんがガーッと上げて絶望的なほど差がつくが、ピーク付近で追いついてきた。もみじロードへと入るといつのまにか追い越していたりする。ノリノリ? もみじの湧水でも休憩。二人のペーサーなので基本的に超イージーなのだが、暑さからくるバテは避けられない。 デポ地まで二人を先導する。最後はカントクを放置プレーしてユカさんに「鬼引き練をしてみますか」といざなう。ところがユカさんはこれを「おにぎり練」と聞き間違え、可愛らしい練習と勘違いしていたらしい…。 久しぶりに練習後に空腹感に襲われた。がつがつ食べたい!って感覚はホントご無沙汰だったよ。 2015/7/14 [強烈なやつ] 一昨日自宅に帰り着いたころ辺りから急に筋肉痛が現れ、歩くのも一苦労なほどの酷い状態になり、今日になってもまだ階段がまともに下れない。バイク練では特に何とも感じなかったんだが。オフが続く。 2015/7/15 [スイムLSD] 富士山の筋肉痛でまだ走れない。今日以降しばらく使えなくなる辰巳へ。シゴトが押したので、泳ぎだしは午後8時。 いつ以来なのか判らないくらいブランクがあり到底満足に泳げないだろうから、超イージーのノンストップ練にする。志賀さんの12km泳などもちょっと影響。 集団練する顰蹙な常連高校生がいたが構わず泳ぐ。邪魔とは言わせない。 しかし実のところこちらは100mを1分40秒ペースで泳いでいるのだから、それに合わせたインターバル練でも工夫してやりゃいいんであって、それよりもサークル長くとってる彼女らはつまり真剣に練習してないってこと。 意外と腕は干上がらない。負荷を抑えれば久しぶりでも泳ぎ続けられることを今更ながら知る。それにしても、1分40はガッカリなペースだけど。 最後に2分ほど休んで全力で1本。1分25。悲しいようなホッとしたような。 2015/7/16 [3年目] 結婚記念祝い食事会が伸びに伸びて今日、蒲田のベトナム料理店でちょっと贅沢な夕食。この店がちょっと特別なのかもしれないが、タイ料理などとの違いが少し判った気がした。まあとにかく美味かった。 2015/7/17 [巻き込む人々] 相変わらず、定時内にシゴトを終わらせる気さらさらない人たちに夕方6時からミーティングをぶっこまれる。15分で終わらせようと努力したのだが、結局8時半までかかる。わざと長引かせようとしているんじゃないかとさえ思う。単刀直入に「金曜夜なんだから早く帰ろうよ!」と愚痴ってみたら、「そっちは奥さんいるんだからいいでしょ!私なんかフライデーナイト云々…」とかわけわからんことを言われる。尚のこと早く終わらせるべきなのでわ? 結局オフ。全然走れないじゃん。 2015/7/18 [砧公園二部練] 週末ロング走。趣向を変えて、砧公園に行ってみる。比較的早く家を出たが、環八の渋滞には見事にハマる。瀬田あたりに住んでる人はイライラしないのかね。 1.7kmのランコースがあると聞いていたが、これのことかな?とサイクリングコースを走る。 まずはカントクと。相変わらず調子はイマイチらしい。僕も富士練以来の1週間ぶりなのだが、全然スッキリしてない。体重は2kgほど増えたまま全然減る様子がなく、暑くなったのとタイミングが合っているのでおそらく水分を溜め込んでいるのだろう、脚がパンパンにむくんでいる。身体は重怠く、動きたがらない。困ったもんだ。 コースは幅が狭いが皇居ほど狭くて困ることはない。走っている人もそんなに多くないし。ほぼすべて木陰になるので夏は都合が良さそうだ。わりとアップダウンがあり、平らな部分が少ない。 2周目から徐々にペースアップ。自販機でペットボトルも買いウェストポーチにセット。気温は30℃ちかくあるが風が強くてさほど暑さは感じない。湿度が高いのは要注意だ。 3周目終わり近くでスーッと追い越していった人についていってみる。僕が後ろについたせいなのか、ぐっとペースが上がり、かなり限界状況。上りでHR150bpmを越える。暑さのせいもあるが、何となく30km走を目標としていた自分にとって明らかにオーバーペース。だがやはり引っ張られるのはいい練習になるので我慢してついていく。 ついていけるのもあと1周だろう、って辺りで彼がコースアウト。手を振って礼を言う。折角なのであと1周は今のペースで走る。 すでに終わった感があるが練習終了にしては早すぎるのでペースを落として何とか続ける。徐々に回復してきたが脚はパンパンになってきた。 歩いているカントクと擦れ違い、あと2周と告げて走る。 30kmには至らなかった。 いくつかのブログでは1周1667mと、さも1m単位で正確のように言ってるけど、それって5÷3=1.667ってだけなんじゃ? 砧公園15周+α 2:04:06 ジョグ2周+α(3.9km) 26:00(P6:36) 03 7:37(P4:34) 04 7:08(P4:17) 05 7:06(P4:16) 06 7:03(P4:14) 07 6:55(P4:09) 08 6:56(P4:09) 09 7:58(P4:47) 10 7:45(P4:39) 11 7:43(P4:38) 12 7:43(P4:38) 13 7:52(P4:43) 14 7:41(P4:37) 15 7:40(P4:36) down 200m 1:00 total HR139/157 1613kcal 29℃ シャワーついでに隣接のプールへ寄ってく。予想に反して空いており、50mは1コース2,3人で泳げた。しかし身体に水分が無くなっているせいか腕も動かず、600mでおしまい。 15年乗り続けているマイカーの次候補としてずっと目をつけていたクルマが、1年を経ってようやく発売日を迎えた。帰りがけにディーラーへ。僕のようなアーリーアダプターがわっと駆けつけてさぞかし大行列かと思いきや、空いてた。大丈夫か? 予想以上にお好み選択肢は少なく、ざっくり松竹梅から選べって感じ。それはまあいいとしても、在庫に無い色を頼むと本国にオーダーして半年かかるとか言われて、売る気あんのか?と思ってしまう。話を聞いていくうち業界構造が判ってきて、要は今すぐ欲しいならディーラーを探して買えって感じ。つまり個々のディーラーの体力任せであり、ちょっとでも売れないと思う仕様はどこも仕入れたがらない。リスクをとる部門がどこにもないので、結果として現物を見ることすらできない。客側の選ぶリスクが高く、そのうえ納期が半年後とくれば、売ってないのと同じ。機会損失も甚だしいこの仕組みは何とかしてほしい。 夜、実家へ帰る。 2015/7/19 [ディーラー巡り] 結構な筋肉痛と酷いだるさで、朝食後も目を開けていられず惰眠をむさぼる。このダラダラ感が最近不足していたかもしれない。休日だがオフ決定。最近オフが多すぎだけど。 午後はくそおやじの見舞いついでに、ふたたび近くのディーラーへ。気になる色はここにもなく、色板も用意されていない。知合いの営業マンに話を聞くも、結局事情は同じ。しかも彼が僕を満足させられないと判ったからか、やる気なしな対応だ。 2015/7/20 [お袖練夏本番] 今日も暑くなる予報なので多少なりとも気温の低いうちに走ろう、ってことで8:30スタート。お袖練としては早い方だ。三連休による帰りのアクアライン渋滞を避けたいとの狙いもある。 まずは温泉坂。速くはないがポジティブに踏めているので、案外いいタイム出たかも、と期待したんだがかなりイマイチだった。 18:06 HR138/149 まあでもこの暑さじゃ仕方ないかもしれん。 馴染みのないコースを走りたいというカントクにR410を提案、道なりなところは先行し、要所要所で折り返す、を繰り返す。意外と差がつかず、折り返し後すぐにカントクは現れる。懸念していた2kmの長く見晴らしのいい下り坂も、笑顔で下りてきた。 長狭街道のセブンで休憩後、「酪農のさと」方面へ。手前の自衛隊坂を上り、しいたけ村周回ルートへ。リミッターが随分低く設定されたかのように心拍は上がらないが、保護されている分ヘタる不安は感じない。富士登山の上りをイメージしてペダルを踏むと、黙々といつまでも動かせそうな感じだ。そうだ、今日は自転車練ではないのだ。 カントクの希望によりしいたけ村を南方向へ(長く)走る。積極的に攻められるようになってきて、大分不調は脱した様子。 長狭から県88へ。峠は折り返して2回上った。やはり富士登山練って感じで。 ファミマで二度目の休憩。夏場は休憩を入れたほうがいいかも。自転車から降りて初めて暑さを実感するということがよくある。 小糸集落へ向かうカントクとは別れ、温泉坂を再び経由して帰る。いつもはこの坂でかなりへたばるが、今日はアクティブに走れた。 デポ地はプール客で満車。地獄のような暑さだが、ピーク時と比べたらまだまだかわいいもんだろう。熱中症気味になることもなかった。 帰りがけ、3軒目のディーラーで望みのボディカラーのクルマを見つけ、購入を決意する。 思いがけず手続きが長くなりぐったりしてきた頃、オヤジの病院から電話がかかってくる。どうやらヤバいらしい。とりあえず自宅へ帰ると、亡くなったとの連絡。急遽実家へ帰る。 忙しい一日。 2015/7/21 [戒名とか出家とか弟子とか] 会社に忌引きの連絡を入れ、来週から出社にしてもらう。しかし休むのは4日だけなんだよな。しかもそのうち二日は元々有休とる予定だったし。会社人間だな、わし。 葬式関連の打ち合わせで斎場やら事務所を巡る。 このところ、怠重い感覚が抜けない。走る暇はあったがオフる。 夜、契約の坊さんから電話がかかってくる。葬儀関連の話があまりに理解できない僕に坊さんは呆れ果てているようで、一通り説教される。今回、メンドクサイ事情により葬儀はしないで告別式のみってことになることを坊さんから教わる。 2015/7/22 [納棺式] 全身べっとりと疲労感が激しい。週末の疲れなのか、その前からの影響なのか、あと1日半で抜けてくれるだろうか。 日差しがカーっと強い11時、近所を走りに出る。かなり風が強く東京湾は淀み白く波立っている。バイクなら練習中止になるレベル。32℃くらいはあるが、1時間程度なら熱中症になる前に終えられるだろう。明後日のレースに備え、ほぐし目的でのんびりと。実家のだらけた生活で腹回りがぼってりと重苦しく、正直そこがいちばんしんどい。 海沿いの公園内を通りかかると、ピンクのビキニのおねいさんが一人芝生にレジャーシート敷いて甲羅干しをしていた。紫外線の害についてしきりにメディアで訴えている昨今、白い美肌のおねいさんはどういうつもりだろう? 5.45kmコースを2往復。25:25 24:03 ほぐしにしてはちょっと飛ばし過ぎ? 夕方、「納棺式」の立ち合い。おくりびとみたいなもん? 祭壇に飾る果物やおだんご、山盛りのご飯など(ご供物)は手前で準備しなければならない。 上新粉を蒸して団子を作る。みたらし団子って結構面倒臭いんだな。 2015/7/23 [葬儀のない告別式] 朝から葬儀の準備で忙しい。喪主を務めることになったのであいさつ文なども考えて緊張気味。11時から告別式スタート。真言宗の坊さんは若く、とても力強い。お経は時にオペラのように歌ったり、こそこそ話のような呪文を唱えたりと、一風変わっていた。シンプルな祭壇や最先端な斎場の設備など、葬儀はたいへん好評だった。ただ遺骨や供養などを巡って親戚との訳ありな話し合いが長引き、どうなることかと思ったが、午後2時半には無事終了。修羅場はひとまず超えた。 実家へ戻って喪服を脱ぎ、急いで自宅へ引き返し、新車の手続などもした後、荷物をまとめクルマで富士吉田へ。去年よりは早かったと思う。忙しくて明日のレースのことなど全然考えられないままここまで来てしまった。 キリオ君がとってくれた宿には仲間4人が泊まるが、一人が仕事で来れなくなった。夕飯はすでに準備されている。もったいないので僕が食べるよと言ってしまった。目の前に二人分の皿が用意された。大食い大会スタート、のような気分になり、結局完食してしまった。ただしその分ご飯は一膳のみに減り、最も必要な炭水化物が足りないのが一抹の不安。 歯ブラシなども忘れてきて、キリオ君からマウスウォッシュを貰う。緊張感ないなあ。ゼッケンつけるのも面倒になり9時半頃就寝。 2015/7/24 [富士登山競争 山頂の部] 昨夜のロフトの部屋は暑いのか寒いのか判らず寝苦しかった。昼間温まった屋根からの輻射熱が原因ではないだろうか。 指定駐車場へ車を置き、通勤号で6時頃会場入り。昨日の葬式からバタバタした状態が続き、レースへ向けての心の準備が未だできておらず、ゼッケンや計測チップもほったらかしでこれからつける始末。まあでもその投げやり感のお陰で過度な緊張を免れている。いいか悪いかは別として。アミノバイタルブースで中間サイズのジェルを無料提供しており、これを持って走ることに決める。 6時半になり道路規制が始まると同時に選手はスタート位置に並び始める。30分間立ちっぱなしは拷問だ。せめて、みんなで座ると決めればいいのに。僕は昨年の五合目ゴールタイムでAゼッケンを貰っており、Bゼッケンの誰よりも前でスタートできるため、場所取りのために早くから並ぶ必要がない。ゆっくり荷物の整理をして、最後のトイレへ行く。心拍計とストライドセンサーをつける。 スタート10分前、AB間の空いたエリアでのんびりしていると、沿道にいたまめきち。から「Aなんだ!」とゲラゲラ笑われた。ふぉっふぉっふぉ、まーな! 7:00 山頂の部スタート スタートラインは14秒で通過できた。まずは周りのペースに合わせて進むが、無理な速さではなくちょうどいいマッタリ具合だ。 スタート後すぐは身体が動かないのは予想できたので、Aゼッケンの恩恵は、焦らずマイペースを維持することに使おうと決めていた。 だが商店街あたりですでにしんどい。心拍は148で、昨年よりも抑え目なのは間違いないのだが、全然楽じゃない。感覚的には2週間前の練習のときと変わらない速度だ。浅間神社の給水では早速水を頭からかぶる。一瞬だけ生き返るところをみると、暑さが堪えているのかもしれないがそれだけでは説明がつかない。 コースが日陰になってもしんどさは増すばかり。 幅広な直線道路でペースの下方修正を繰り返し、Aゼッケンがヘロってるのを見透かされるのが恥ずかしい。Cゼッケンにも抜かれはじめるまで順位を下げるが、きつさは増すばかりで先が見えず絶望的、正直歩きたいと思った。ここを歩く奴はまず居ない。五島でのカントクのことを思いながら、いずれDNFは避けられないと思った。やはり最も考えられる敗因が、昨夜宿の飯をキッチリ二人分食ったこと。続いて、実家でのゴタゴタが思いのほかストレスだったか。二日前の11kmジョグは負荷が高すぎたか。スタート前にリゲイン飲めばよかったなとかあれこれ考える。 浅間神社 13:26 中の茶屋 37:00 中の茶屋からの激坂に入った頃はすっかり開き直り、のんびり、しかし決して歩かずに進むと決める。何とか守れた。途中でサングラスを取った。明るい視野のほうが前向きな気分で走れる。 馬返し 1:01:48 エイドでは昨年のような長居はせずさっさと次へ進んだつもりでいたが、実際には30秒留まっている。 ここまで通過タイムは見てない。しんどくてダメダメだった体感に比して、決して悪くはない内容だ。実は周りのペースに惑わされていただけなのか? そこまで客観視できないものなのかよく判らないが、調子がよければもっと速く走れるはず、というのが正直な感覚。 馬返しからの登山道は結構混んでいたが、それの何が問題だろう? 僕には休める口実ができてちょうどよかった。脚に備蓄していたエネルギーはすでに使い切っており、登山道を積極的に走るとのスタンスは3割ほどしか守れない。ただ、涼しくなるにつれて徐々に絶望感が薄らいできた。序盤の辛さは暑さによるものだったか。周囲を追い越すことはあっても追い越されることは滅多になくなった。 5合目 1:52:53 5合目を2時間切れればいいだろう、程度に考えていた僕としては、通過タイムに目を疑う。52分台は昨年のまめきち。に迫るタイム。全然いいじゃん? 登山道でリカバリーできたのかと思っていたが、昨年の自分と比べると馬返し通過は2分半遅れに対し、登山道区間は3分半遅かったので(計6分の遅れ)、登山道は決して速くはなかった。レース中にその認識はもちろん、ない。 目論見より早く5合目に来たとあれば、今後あまり無理をしなくてもいいと気分が楽になり、周囲についていけば完走できると思うと、落ち着いて黙々と上ることができるようになった。現時点で周囲とはレベル的に釣り合っており、今後自分がタレることはないだろうとの自信があった。 エイドでバナナ半分を食べる。食欲はもちろんないし正直何も食べたくなかったが、脹脛が攣り始めているので予防も兼ねて。Mag-onも一つだけ無理やり食べた。 6合目にきて視界が開けた。アミノのブースがここでもゼリーを配っており、ここまで飲まずにただ運び上げたのがバカらしかった。もちろん飲んでないので受け取らない。 草木がなくなり、道の状況も変わる。練習ではまだ走れると踏んでいたが、現実は歩きがほとんどだった。空気が薄いせいか呼吸は激しい。一般登山客が予想以上に多く、彼らもかなり気を遣ってくれるのだが、やはり追い越す場面でややストレスになる。 昔から僕は歩行動作がヘタで遅いので、歩き勝負では劣勢となることを覚悟したが、細かい火山岩がもっこり堆積した富士山特有のこの路面で普通に歩くことはできないため必ずしもそうならないと知る。無造作に上っているとずるずると滑るばかりでロスが激しいが、仮にこのロスが無ければグイグイ進める。つまりロスを抑えることに成功すれば普段歩くのが苦手な僕でも周囲より速く進むことができる。 実はふとした拍子にロスを抑えて上る方法を編み出した。 階段などでもそうだけど、上りでは通常前足を踏みこんでぐっと前へ進む感覚が強いが、そのタイミングで滑ってしまいロスが大きい。そこで、前足はそっと置くだけにして、滑りにくい後ろ足でタメを作って蹴った直後に重心移動させて身体を浮かせて上る。その重心移動に体力を消耗するが、滑りながら力任せに上るよりもエネルギー効率は格段にいいようだ。 体力的な余裕を感じたときにこの方法で少しずつ周囲を抜き始めた。大股でもぐいぐい登っていけるのが面白い。 昨日慌てて準備したため忘れたものの一つが帽子(サンバイザー)。5合目以降は直射日光がきついと聞いていたのでどうなることかと思ったが、割とガスっていることが多く、帽子はかぶらず来たのが正解だった。サングラスもずっと外したままで、これも正直今回要らず単なる足手まとい。ただ、スタート前に必要かどうかの正確な判断はなかなか難しいだろう。 やがて、四つん這いになる急斜面の岩上りになる。腕が使えるので脚にはホッとする場面もある。ここでのテクニックはまた別なのか、ヘタな人が塞いでしまう状態を生みやすい。ただ、上るルートは多くなく、そこで無理な追い越しを仕掛けたことでふくらはぎが強烈に攣り、逆に順位を落とすという失態を三度ほど繰り返した。 気温はみるみる低くなり、息が白い。手もややかじかんできた。寒さに抗えないほどではなく、ちょうどいい。今回は完走率が高かったらしいが、これらの気象条件が有利に働いたためだろう。 山頂までの距離標識が目に入り、たった100m進むのにずいぶんかかるもんだなとウンザリした。とくに岩場を登る区間はちっとも進まない。 8合目はたくさんあるから惑わされるなと聞いていたので、山小屋をいちいち確認しなかった。一瞬平らになるので走ったけど、かなりふらついた。関門がどこだったのか記憶にない。 8合目関門 3:15:15 9合目あたりで少し賑やかで雰囲気が異なるエリアがあり、僕はゴールかと思ってしまった。なんだよあっさり着いちまった、もっと頑張れたかな、などと考えた後で勘違いに気づき少し気持ちが切れる。呼吸するたびにウォーウォー叫ぶ選手をよく見かけるが、ウザい彼から少しでも逃げようとペースアップを図ってきた。それがここにきてどうでもよくなってしまい、彼に追いつかれる。あー煩いなあ。 全体を通してあまり補給食類を摂る気になれずほぼ水だけで登ってきたが、ふと、激しいめまいに気づく。かなり朦朧とした状態にあるようだ。血糖値も下がっているのだろう。あと数分も持ちそうになく、ヤバい。ちなみに高山病らしい症状はまったく出ていない。 ふらついてバッタリ倒れないよう慎重に上っていたら、鳥居が見えた。鳥居はゴールのシンボルとは知っていたが、これまでも2つほど通ってきた。賑わいがあり今度こそゴールのような気もするが、勘違いだと先ほどのように戦意を失うのでラストスパートのようなことはしなかった。計測マットもあるがただの通過点かもしれない。と思ってゴール後も少しだけ進み続けたが、明らかに周りは走るのを止めている。ストップウォッチを止めた。 3:42:16 207位 HR144/152 3000kcal 標高差3000mのレースで消費したカロリーはぴったり3000kcalと出た。1mの上昇で1kcal?グリコのキャラメルみたいだ。 ゴール直前に名前を呼ばれたので会社の陸上部の人かなと思い、呼ばれた方へ行ってみたが会えずじまい。結局名を呼んだ人は誰だったのか未だ判らず。 山頂は土産物屋で賑わっており、コーラが500円、ビールが600円で売っていたが、ケチって買わず。たぶん、さほど喉も渇いてなかったのだろう。 うろうろしてたが知合いに一向に逢わず、下山しちゃおうかなと思いかけたその時、キリオ君と佐藤さんに遭遇。ほどなくしてひゅーさんもゴールし、結局4時間半ギリギリで駆け込んでくる人たちで盛り上がる瞬間も見届けた。今年の山頂の賑わいは普段以上だったという。 ジグザグの下山道がひたすら長く感じ、予想以上にくたびれた。1時間20分かかったが、体感的にはそれ以上。膝に故障持ちの人はこのレースは無理かもしれないな。すっかり腹が減っていることに気づく。5合目でひゅーさんからチーズパンをめぐんでもらった。5合目用荷物は何も預けなかったが、ちょっとした食料と、汗拭きシートなどがあると良さそうだ。 北麓公園では女子総合3位のまめきち。の表彰式を見て、B級グルメの売れ残りを食す。何となくやり残した感を覚えつつ、のんびりと帰路に着く。 2015/7/25 [恒例花火大会] 梅味のかぶ前菜を作り、午後3時頃実家へ持参する。毎年恒例の花火大会。今年はビールや食べ物なども一切もたず手ぶらで見に行く。いつもよりやや観やすい環境でよかった。新作花火もいくつか見られたし。ただやはり海で上げるようになってから遠くなり迫力が落ちたなあ。 2015/7/26 [古巣鬼引き練] 久しぶりに古巣のマイコースをバイク練。一昨日の富士登山の影響はふくらはぎの筋肉痛程度だが、カントク鬼引き練ってことで追い込まずに走る。 信号が増えてノンストップで走れるところが減った。クルマも増えた気がする。 舞浜のホテル群脇の道路で、舗装状態が良くない区間があるが、20年以上経っても改善されないのは何故だろう。 30km/h程度で巡航したがカントクからもう少し上げてもいいとの声がかかり心拍も135bpmを越えて飛ばす。頼もしく結構きっちりついてきて、不調も脱した感じだ。 真夏の暑さだったが気持ちよかった。終わった後のフラッペがごちそうだった。 HR109/143bpm 760kcal 2015/7/27 [忌引き明け] 一週間ぶりに会社へ行くと、どっとシゴトが待っているかと思いきや、暇モードに入っているようで助かった。何となく怠いので練習はサボる。 2015/7/28 [夏の夕べ] ようやく体重が元に戻りつつある。今日は59.7kg。 区役所に用があって早退したので帰宅も早くなったが、暑くて走ってられないね。 日が暮れるまで待って、午後7時前、走りに出る。 レースの影響による膝回りのぎこちなさは2kmほどで消えてくれた。ジョグよりは速いペースで進む。 暑さを感じる前に走りきってしまおう作戦。飛ばし過ぎると一気にバテるのでペースアップはせず。 そうは言っても5kmくらいでばててきた。 4:33 4:30 4:30 4:35 4:26 4:28 4:25(アプローチ1.5km×2) 何とか最後までペースを落とさず走れた。 1.4kg水分が減った。 2015/7/29 [シロモトがしんどい] エアコンかけてシロモト。 心拍は上がらないがなぜかしんどい。ポイント練と言ってもいいくらい辛かった。 HR127/140 466kcal 夕飯は珍しく素麺。冷しゃぶ用豚肉、薄焼き卵千切り、ミョウガ、しめじと具だくさん。腹いっぱいです。 2015/7/30 [辰巳練] 今日を最後に辰巳が当分使えないらしいので無理してでも行く。無理ではなかったが。 これまたブランクありすぎで、どんなペースで泳げばいいか見当がつかない。1本目はゆったり大きな泳ぎで力を入れず。1分半。 2本目は7割くらいできびきびと、1分25。これが本日の最速となる。無理に飛ばした感はなかったのでこのタイムには喜んだが、続いて1分27、28、29と落ちていき、この負荷がキープできないのはがっかりだ。 2セット目は27、28、29、30、30って感じ。1000mですっかり干上がる。 インターバル練はもう無理なので500m単位で3本。すべて8分ちょうどだった。 その後、100mを全力でもがいても1分半にしかならないので上がった。 2015/7/31 [富士登山 雑感] スポセン。 30分縛りのトレッドミルまずはイージーに13km/h平地。イージーでもなかった。足取りが重く、身体が温まっても一向に改善されず。根深い疲労感がある。 夏のせいか館内の人数に対しトレッドミルの混み具合がやや緩和傾向、時々待ち時間ゼロ状態になる。夏こそトレッドミルなんだけどな。 10分休んでから、2本目。富士山終わったけど坂練。メニュー違えば飽きないし、追い込んでも故障しにくい気がするし、バイク用に潰しが効くと思うので。 まいどの傾斜6%。11.5km/hから始めて徐々に上げ12.2km/hでしばらく走る。ラスト6分からまた上げて最速でも12.6km/hどまり。体重があるせいか結構しんどい。 プールへ。昨日の今日で筋肉が良く動いてくれた。鉄は早くうてだな。すぐに筋肉痛がにじみ出てきたが。 最後の50mTTは38秒。 今月の練習はオフが12日もあってややサボりすぎ。その割にこのごろ疲労が抜けないのが悩みだ。単なる夏ばてってことなのか。 25km以上の長距離ランをやってる日が三日もあり、いつの間にそんな練習したかなと思ったらうち二つが富士山だった。単なる30km走より5合目往復のほうが疲れるけど、じゃ30kmの走りこみに相当するかというとどうなんだろう?微妙だ。ロング対策はできているんだろうか。 富士登山競争のリザルトが出たので眺める。ゼッケン順の表なので見づらいし、名前も書いてない。デキる人ならこれをエクセルで作り替えられるんだろうか。 僕のゴールタイムレベルで見ると、ざっくり言って僕は5合目をほぼ誰よりも遅く通過している。そんなわけで後半型だったと言える。追い越すのにストレスの要らない序盤で順位を落としたのはやはり少々もったいないという気がしてくる。 いつかは3時間半切りを目指したいが、その場合5合目は1時間45分辺りが狙い目。これは昨年の5合目タイムよりも速く、今の実力では到底届かないことを意味する。上りのパフォーマンスについては向上を実感できたことがまだない。言うほどやってないけれど。本当にタイム短縮なんて可能なんだろうか。 2015/8/1 [本門寺耐暑練] 30km走のつもりだったが、どう考えても暑くてやってられない。 夕方涼しくなったのを見計らってスタート。 とはいうものの夕飯制作担当なのでおしりが決まっている。走り出す前に作っておくという手もあるが、今日のメニューはごーやちゃんぷるーなので作りたてが食べたい。 相変わらず重怠い。なるべく長く走れるよう、スピードを意識せずスタートする。 本門寺平地5kmコースを周回。できれば4周しようと思ったが、どうしても上り部分が苦しい。今日は耐暑練だなと思う。 3周でギブアップ。 5km×3 24:04 23:14 23:00 無給水でこれ以上走るのは身体に悪そう。練習前後の体重差2.3kg。 しかし、これだけ走っても終了時点ではまだ喉の渇きのシグナルは下りてこない。どうも最近脱水に対して反応が鈍い。 2015/8/2 [お袖練 反復練] カントクから、ジャパン対策のため長く走れる坂の緩い周回コースの設計を頼まれた。 房総でいろいろ探したんだが、ノンストップで走れる周回コースは案外少ない。 しいたけ村はその一例だが、獲得標高1周200mなので、10周138kmで2000mも上ってしまい、ジャパン相当ではない。しかし、信号のない道というのはすなわち市街地から離れたアップダウンの激しい道となる。 そこで、周回は諦め普段走りなれておりコンディションもいい県道88号を往復するコースにした。コンビニがスタート地点というのも何かと都合がいい。ゆるゆると135m上り、折り返しは下り基調。片道9.3kmで、奥多摩練と似ている。 しかし、今日はいつにも増して暑い。8時半スタートですでにうだるような暑さ。 序盤からボトルに手を出す。温泉坂はまるで力が入らない。 温泉坂 18:48 HR135/148 心拍も上げられない。 だが、暑さばかりではないとふと思った。このところバイク練が疎かになっており、脚力がぐっと落ちていて負荷を上げられない感じだ。先日のシロモトがしんどいのも合点が行く。 ちょうど40km走ったところでコンビニ着、県88反復練スタート。 1本目でなぜかサドルが高いと感じ、2本目に入る前に2mm下げた。 3本目で足が売り切れてきた。ボトルが空になり、終了と同時にコンビニで1リットル紙パックの砂糖水を買うが、4本目の往きですでに空になる。 県88反復練(往復18.6km 上り140m) 35:55(31.07km/h) HR122/139 36:37(30.48km/h) HR123/138 36:40(30.44km/h) HR124/139 36:48(30.33km/h) HR127/139 坂が緩い割にはまあ遅い。上りが向かい風なのも若干影響しているか。2本目以降タレたが、タイムはあまり変わらないな。サドル下げない方が良かったか? 平均HRが低いが、復路の下り基調&追い風で心拍が下がるのが主な理由。 コンビニでアイスなどを食べて暫く休憩後、帰路へ。湧水のところで念入りに水を浴びていくがダンプ坂はしんどかった。 最後はかなり脚がなくなった。追い風だったので何とか帰り着いた。スピードはともかくとして、この暑さの中今季最長距離を走れたのはよかった。 給水:オレンジジュース900ml 巨峰天然水1000ml 珈琲牛乳500ml 水2500mlくらい total HR119/148 3175kcal 獲得標高1320m クルマの温度計が40度を示していた。灼熱だ。 こんなヤバい気温でもクルマは一発でエンジンがかかり、ぐずった昨年とは大違い。エアコンも良く効く。今日がお役目最終日と判って一所懸命良い子であろうとするかのようだ。まだまだ乗れるのに手離すのは後ろめたい気がしてきた。15年連れ添ったが、長く乗れば乗るほどますます別れ難くなる。 夜、ディーラーに行き、新車に乗って帰る。 B-CASカードのトラブルでTVが見られないことが発覚。メカニックも、まだいじったことのない場所みたいで焦りまくっている。どうせ見ないから、と直さずに引き取ってきた。 なんと、ポリシーに抗えずとうとうカーナビ付きである。 いや、カーナビなんぞすでに終わってる、イマドキはスマホですよとキリオ君に言われてしまったが。 自宅の駐車場は壁に隙間なく停めなければならないのだが、リアのセンサーが鳴りまくってうるさい。さらに、僕はドアを開けながらバックする習慣があるが、このクルマはドアが開いていると電子アクセルが反応しないのだ。最新機能が何かと邪魔をする。 このクルマを契約したのが7月20日の午後8時過ぎ。おやじの病院から電話がかかってきたタイミングとぴたりと一致していた。僕はそのとき、これまでのクルマはおやじと共に死んだんだなと思っていたが、そうではない、おやじはクルマに生まれ変わったのだ。 そんなわけでこれからはおやじ号と呼ぶことにしよう。 しかし、くっそカッコいいな。 2015/8/3 [暑いこのごろ] 五日練習が続いたのでさすがにオフでいいでしょう。しかし、一日休んだくらいでは回復しないんだよな。夜中中エアコンつけっぱな今日この頃。 2015/8/4 [真夏の皇居練] 出張で上京したI口さんと日比谷で合流し皇居練。 ここ数日のなかでは比較的涼しく、暑くてやってられない程ではない。 3周を目標にスタート。プランは1周目キロ6、2周目キロ5、3周目それぞれのペースで。 がI口さん速い。力強さと余裕を感じる。上りでもペースが落ちない。 が2周目途中からそのツケが回ってきてペースダウン。まさかの3周目DNSってことに。 切り離してスピードを上げる。 3周目はキロ4を切る目標で飛ばした。が、Ren3が今日はイマイチだ。少し大きいのか靴の中で遊びがある。紐を締め直したい。 持続性を無視してラストスパートした。たぶん瞬間3分20くらいは行ったはず。が、平均キロ4には全然届かなかった。巡航速度はサブ3程度だったか。 27:03 25:00 20:25 かなりがっかりな結果。 カントクと合流してアフター。飲み過ぎた〜 2015/8/5 [なんとなくオフ] 部署を異動になり、だいぶ楽になった。ぴりぴりした殺気感のなか、その気もないのに弱肉強食社会で生きろと仕向けられることがなくなった。 シゴトなんて真剣にするもんじゃねー、と思う。特に興味のない仕事は。 と言いつつ定退日に21時まで残業。スポセンは諦め帰宅してオフデーにする。 ツールドおきなわ140kmへ今年も申し込む。かなり走れなくなっているが、楽しんで走るコンセプトで行こう。 2015/8/6 [デブデブ解消練] オフだった昨晩だが、2回目が覚める。11時半に寝て、12時半と1時半。しかもかなり時間が経過したと感じて起きている。ゴールデンタイムが全然ない。熟睡が出来なくなって久しい。ただ、不思議と外泊では寝られるんだよな。ベッドが悪いのかなあ。ヘタに上等なマットレスよりせんべい布団のほうがずっといいしれない。 午後6時前に早々とスポセンへ。夏休みの時期もあってか、空いている! トレッドミルは3割程度。スタイリッシュな外人おねいさんがカッコいいエアロバイクに乗ってるぞ。よく見たらシリアス向けなスピニングマシンで、2台しかない。こんど乗ってみよう。 平地11.5km/hから始める。今朝はなぜか1.5kgもデブ化していたが、その影響か走り出しがしんどい。悪霊よ早く出ていってくれ。 13km/h以上へ上げ、最後は13.8km/hへ。なかなか楽にならない。身体に余計なものを積んでいる感じだ。 イメージに従い、トイレへ。それなりに軽量化して第2ヒート。いつもの∠6%練。 11.5km/hから、5分以内に12km/hへ上げ、12.2km/hでしばらく走る。残り10分で少しずつ上げて最後は12.5km/hまで。体重のせいか、かなりしんどかった。進歩がない。 プールにも行ってみる。こちらは空いてない。イモ洗いで相変わらず泳げない。300mで止めた。25mずつバタを4回続けた。いくら値段変わらないとはいえ、面倒なロッカー移動してまで利用する価値はないなあと改めて感じてしまう。 むくみのせいか、その後もあまり喉が渇かない。 2015/8/7 [立ち飲み屋] シゴトで平和島に行き、帰りに同僚と通りすがりの一杯飲み屋へ。タイムサービスでジョッキ生250円。マグロ中落ちとか鯵の叩きとか、いろいろ安くて美味い。1000円ちょっとで大満足。もちろんオフ。 2015/8/8 [プール→ランは快適?] 昨日の東京は37.7℃とかで、それから比べると今日は涼しい方。部屋掃除などをして午後に横浜国際へおやじ号で行く。初ドライブってところ。最も混乱するのが、キーの使い方。概念がまだよく判らない。 取説にはiPod接続可と書いてあるのだが、どこ探しても端子がない。まだ未完成なんじゃないのかこのクルマ? 横浜国際は適度に空いていて、コースは気を遣う人ばかりだったので快適だった。 500mまず一気に泳いだら息が上がった。 一人速い人がいて、ゆったりピッチでぐいぐいと進む。真似して同じピッチで泳いでみたら、1分36もかかった。どこが違うんだろう? 100mを4本、1分26〜29ってところ。 インターバル練はもうできる気がしないので、500mを3本泳ぐと決める。 3本とも8分だった前回の辰巳に対し、1本目は7分54で進歩あり。だが2本目開始時点(1500m)で、すでに腕が終わっていた。なんとか8分に留める。3本目もやはり8分。 腕が終わるのが早い。ジャパンまでに間に合うかな。 渋滞の中原街道をノロノロと走り、帰宅してすぐランへ。日は沈みかけており、すっかり涼しい。心拍を一度上げているせいか、フケが良い。勝手に身体が進む感じだ。明日からの避暑地合宿に疲れを残さないよう、この心地よさを維持。 だが4kmあたりで踵が擦れてきてしまった。面倒臭がって靴下なしで走り出したが、Renで擦れることはないと過信していた。Ren3は今までと異なるのか、血だらけになってしまった。それさえなければ気持ちよく走れたのに。 2015/8/9 [老神合宿1日目 穴場プール発見] 今日から群馬昭和村・赤城・老神合宿。 昭和村は高原っぽい地形が多そうなので高地&避暑地練として選んでみた。野辺山や菅平はちょっと遠くて萎えるし、山中湖のような観光地は混んでるしバイクコースの魅力は今一つ。那須方面はちょっと飽きた。 さて、吉と出るか凶と出るか。 朝6時半に出発。関越が少し渋滞したが10時前に昭和村運動公園に着いた。ここでまずはLSDの予定。だったのだが、気温が30℃近くあり、標高600m前後あるのに全然涼しくない。目論見は外れた。もっと高地へ逃げないとこれは走れない。 クルマで薗原ダムを目指すが、ダム周辺は特に走れるようなところは無かった。 宿泊地である老神温泉へ。この近くに公営プールがあることは知っていたので偵察。実に鄙びた感じの施設だったが、ここがアタリだった。25mの室内プールに加え、隣に流れるプールとウォータースライダーがある(いずれも非常に小さい)。経費の都合上か、温水ではない。この季節は何ら問題なし。8コースと割と広く、しかもすべてにコースロープが張ってある。これは珍しい。そして、利用客はほとんどいない。一人1コース占有してもまだ余る。客が少ないせいか、水も澄んでいる。コースは右側通行といったルールもない。自由だ〜! ただ一点難あり。20分泳ぐと休憩が10分入る。1/3は休憩なのだ。そりゃねーだろ? 20分ずつ800m、900m泳いだ。時計もないのでタイムは不明。昨日の今日なので筋肉がすぐ終わってしまったのが残念。 国道120号沿いの蕎麦屋で昼食後、チェックインして昼寝。夕方4時半、老神のまわりを走りに出る。園原ダム方面へのクネクネ道を走ったら4kmひたすら上りで参った(↑260m)。ピークで折り返し、温泉郷周りをプラスする。 老神温泉は片品川の河岸段丘の上流部で自然は美しいが、酷く寂れている。温泉という自然の恵みを食い潰し、儲けられなくなったら放置。ざっと7,8割が廃墟って感じなのだが、昨日までやってましたって感じのままほったらかしなので、一見すると廃業したのか営業中なのか見分けがつかないことが結構あるのだ。つまり店を畳むにしても最低限の後片付けも何もなく夜逃げ同然である。自分が長く住み稼がせてもらった土地への愛情とかは一切ないんだろうか。そのままの姿で何十年と経っており、残っている関係者も含めて、その無責任ぶりには呆れるばかりだ。 宿は素泊まりプランなので、近くのセブンで弁当類を買い込んで部屋で食べる。そんなにハードにやってないのに、ビールのまわりが早い。 2015/8/10 [老神合宿2日目 泣きっ面に蜂] 合宿なか日はバイク練。赤城高原とその周辺の河岸段丘を走ろう。 コンビニで補給食等を仕込んで9時半スタート。温泉郷の裏手から山道を上る。昨日ランで走ったコースだ。なぜか心拍が120台で上がらない。疲れは特に感じないのだが、力が入らない。去年の奥只見合宿のときと似ている。昨日の練習内容も大したことないし、高地と言うほどでもないのだが。温泉入って緩みきっているからかな。 利根望郷ラインは農道なのだがクルマは少ないし道は広いし、実に気持ちいい。この道をずっと走っても良かったのだが、赤城山という一つの目的地に拘り県道251を行く。 ところが、スタートから容赦ない上りの連続に、長期の不調に悩むカントクがとうとう音を上げてしまった。引き返すのも大変なので、老神へのショートカットを使って帰ることに。 薗原ダムへの上り途中で停止し、セブンの「金のきんつば」を頬張りながらカントクが上ってくるのを待っていると、前輪がバシューッと炸裂。なぬー! 原因不明のバースト。もうSchwarbeは買うまい。停止中だったのが幸いだ。60km/hで赤城山を思いっきり下っていた最中だったらと思うとぞっとする。 パンクですっかりトーンダウンし、追加して練習する気が失せ、宿の駐車場で片づけていた時のこと。 突然、左膝の上辺りに尋常ならざる激痛。見るとデカい蜂が止まっており、つまりは攻撃されている模様。慌てて払いのける。なんだくそー! と思ったが、目の前の石垣の壁面に直径8cm程度の小さな蜂の巣があるではないか。10匹くらいの足長蜂がおぞましくうごめいている。なぜ気付かなかったのだろう、そのすぐ上にボトルやキーを置いており、巣は膝で蹴飛ばさんとするくらいの位置にあるのであった。刺されて当然か。 斥侯の蟲を払いのけたのでどっと襲撃してくるかと思ったが、彼らは割と大人しく、そっと近づけば何もしないようだ。足長蜂のイメージがむしろ良くなった。 温泉で汗を流してマッタリした後、近所を散歩する。老神温泉は片品川渓谷を中心に建物が密集しているのだが、この渓谷を川沿いに下りて散策することができない。正しくは、散策するルートはあるのだが整備不良なのか市が封鎖してしまっている。持ちネタさえもきちんと整備できないんじゃ廃れて当然。やる気のなさにはほとほと呆れる。 5kmほど上流にある「吹割りの滝」とかいう景勝地へ行ってみる。周りはトレイル道になっていていい腹ごなしになった。吹割りの滝はなかなかダイナミックで面白かったけど、四六時中沼田市制作のアナウンスが大音響で流れており、このセンスの無さにはつくづく失望。 昨日の蕎麦屋も良かったけど、今日のトンカツ屋のエビフライは恐ろしくでかいエビで驚いた。堪能。街道沿いの食堂でこんなに満足したことないかも。ポイントは、地元民も訪れている店ってことだろうか。 2015/8/11 [老神合宿3日目 ダルダルMAX] 朝方になって蜂刺され箇所が痛痒くなってきた。広い範囲で膨らんで熱を持っている。刺された直後は何ともなかったので本当に刺されたのか疑ったくらいなのに。 チェックアウト後、また近くのプールへクルマをデポしてまずはラン。温泉郷周回コースを走る。 だがなぜか超絶怠い。とてもじゃないがまともに走れない。上りはもうヘロヘロ状態。 なぜだろう? 昨日も大した練習してないし、睡魔に勝てずに午後9時くらいからうとうとしてたので飽きるほど寝ている。温泉で緩みきったからか? ビールの飲みすぎ?(2本だけだ)夕飯のトンカツで腹いっぱい? 蜂に刺されたせい? 空気が薄いせい? どれも理由として乏しい。一向に身体が慣れず、予定を大幅短縮して早々に切り上げる。 プールは、どこぞの小学生がマイクロバスチャーターしてどっと押し寄せてきたので一気に7コースが埋まってしまい、1コースを二人で泳いだ。こちらも怠いのと筋肉痛が抜けないのとで、もう十分。 蜂に刺された箇所が益々ぷっくり膨らんで膝が曲げられなくなってきた。ヤバいかな。 昨日途中断念した赤城山への上りをクルマで走る。折り返した所からは700m以上上らなくてはならず、カントクには無理だったなと思った。もう少しちゃんと下調べすべきだった。 目標地点の大沼湖は神社がありそれっぽく観光地になっているが、さほど面白くはない。 前橋側へ降りて、石窯ピザ屋でランチ。群馬県はイタリアンが多いことで有名らしいが、他聞に漏れずこの店はなかなかよかった。 帰りがけに立ち寄った道の駅の野菜は魅力的ではなかったが、近所のスーパーよりはギリギリ安いってことでいくつか仕入れて、とっとと帰る。関越はほとんど渋滞せずスムーズに帰宅できた。 夜、新しく目にしたバリバリ菜ってのをにんにく油いためにしてみる。そうやって食えと書いてあったのだ。これは唐辛子の葉なのか?青唐がたくさんくっついている。だがどう見ても茎が硬くて食えそうにない。そして、イメージ通り食えたもんじゃなかった。葉も苦いだけで大して美味くもない。 バリバリ菜について調べてみると、どうやら空芯菜の別名のようでもあるがあまりはっきりしていない。だが唐辛子の葉でないことは確からしい。ハッキリ言って騙された。あの道の駅はどうも最初からイマイチ感が拭えなかった。安くもないし品ぞろえは悪いし。 2015/8/12 [合宿の反省] 体重が61kgを超えている。2ヶ月前は58kg台だったから、かなりの増加。 トレーニングを集中的かつ効率的に行うための合宿でなぜ体重が増えるのか。それはやはり、集中的でもないし効率的でもないそのやり方がまずいのだろう。今回は食事に多少気を遣い、暴飲暴食にならないように心がけたが、あまり効果がなかった。練習の質が低かったのである程度仕方ないかもしれない。ジャパンの2週間前で無理くり追い込む時期ではないし、そもそも暑くてそんなに追い込めないし、半分は旅行というスタンスだったし。 ただ、次に合宿を計画するときはもう少し考えよう。 笑っちゃうくらいパンパンに腫れ上がった左太ももは、少しだけ収まってきた。単に見慣れただけか? 足長蜂には当分気をつけないと。重度のアナフィラキシーショックは1%以下だとは思うが。 区役所で必要書類をとって、実家に帰る。相続がらみの手続き。不動産の登記簿の変更とか、準確定申告とかを調べる。オフデー。 浦安は涼しい。クーラーなしで普通に寝られた。 2015/8/13 [スイム追い込み中] IronmanJapanまであと10日しかないが、怠いのが抜けない。脚もパンパン。ランする暇は山ほどあったがあえて休み、読書に専念。カズオイシグロの新刊「忘れられた巨人」が面白い。 夜、シンナラへ。最初は空いてたのでいつものインターバル練ができた。 100mプル×5×2セット 1分45サークル 1:26、27、27、27、28 1:27、28、27、27、26 合宿の成果か、目に見える進歩あり。 つづいて500m×3。1本終えて5分休憩をはさみ、2本目、3本目。 7:44 7:46 7:46 2本目は力まずソフトなストロークを意識した。若干タイムは落ちたが疲労が少ない。そのお陰か3本目は疲れ知らずな感じになってきた。これまでのような、腕が干上がる不安がない。途中かなり飛ばしてみたが、前がつかえてタイムは上げられず。 最後に100mを5本、TT的に。 1分25が4本、ラスト1分24だった。干上がらずに少し上げられたのは収穫。 2015/8/14 [プチブリック練] 録り貯めてあった大昔のガッテンメモ。キウイを美味しく食べる方法。 ・形がブサイクなほど種が多く甘い。幹に最も近く生った実ほど栄養が届く。 ・木で熟さないので収穫直後は食べられず、自ら追熟しないのでエチレンガスで人工的に追熟させる。 ・叩いてストレスを与えると自らエチレンを出し追熟が進む。 ・芯に甘みが入ると食べ頃。縦に押して柔らかいかどうかで判断できる。 この情報を頼りにOKでバラ売りのキウイを買う。4個セットだと300円だが、バラで買うと400円。きちんと見分ければ、100円差の価値があるってことだろう、と信じて。 アタリだったかどうかはまた後日。 蜂に刺された左足の腫れは大分引いてきたが、痒みに悩まされている。刺された箇所だけではなく足首辺りまで周辺に広く及ぶ。蜂さされってこんなに痒いのか! 蚊の10倍以上?の影響力だ。 夕方、シロモトに。心拍が上がらない割にしんどい。バイク脚力がだいぶ落ちている気がする。 今更遅い。 HR129/140 472kcal ブリックラン。 実は富士山以降、アキレス腱が痛い。アキレス腱炎気味? 上り傾斜でアキレス腱が伸ばされる傾向にあるからか。合宿中も痛かったがそれ以前の問題が大きくて重要視してなかった。 ジャパンのランパートを意識して走る。足取りが重く、気が重い。本番でこんなペースで走れるとは思えない。 気温は低くなって暑さの影響は感じないが、湿度が高いのか玉のような汗が出る。 8kmあたりから、脚がじんわり疲れてきた。このペースで普通はありえないんだが。 4:43 4:42 4:38 4:41 4:33 4:35 4:34 HR135/150 579kcal 今回のJapanは調整が全然うまく行ってないな。 Summary HR132/150 1051kcal 2015/8/15 [砧練] 体重が見る見る落ちた。三日前から61.0→60.2→59.4kgへ。相当むくんでいたものと思われる。なぜここにきてむくみが減ったのかは謎。ローラーで汗を強制的に出したせいか、水風呂につかったお陰か。 午前中駒沢辺りで走ろうと思っていたが、日が射してみるみる暑くなってきたので怖気づいてやっぱり夕方にまわす。ヘタすると夕方のほうが暑いんだが。Ironmanの要綱がようやく発表されて少し気が引き締まったので、結局一日何もせずっていつものパターンに陥ることなくラン遂行。クルマで砧公園へ。4時15分スタート。膝やアキレス腱がギシギシ痛むのでそろりそろりと。 3周でちょうど5kmなので、12周して20km走ろうと決める。 3周目位から軌道に乗ってきた。軽快感はなく力で押し切る感じだがとりあえず問題はない。 今日は暑さがぶり返した感じ。8周目前半で自販機へ寄り(タイム除外)、600mlのペットボトルを買う。まだあまり喉の渇きはなく、1/3も減らないので重すぎてケツに挟めず。ボトルポーチを忘れたのは痛かった。 11周目、給水中もろにむせて走行困難に。むせると腹筋とか思いっきり酷使してダメージが大きいので油断ならないが、近頃ホントにむせやすくて困る。 そんなわけで調子を崩した残り2周はかなりしんどかった。追い込む気はなかったがほぼ限界に。 前半のどっかで数え間違えて1周多かった。 砧公園3周 (=5km)×4+1=21.667km(P4:28) 7:57 7:35 7:27 22:59(P4:36) HR133/143 7:24 7:26 7:22 22:12(P4:26) HR142/147 7:23 7:26 7:19 22:08(P4:26) HR143/151 7:21 7:25 7:25 22:11(P4:26) HR147/154 7:19 (P4:23) HR152/156 total HR141/156 1275kcal まあでも20kmをこのペースで走れたのはよくできたほうかもしれない。老神でのランはあまりに酷かった。 汗だくのままプールへ。 水道水を二度にわけてがぶ飲みしたが、まだまだ水分が足りないようであちこち攣りまくって参った。腕もすぐ干上がってしまう。休み休み1000m。 大会要綱は予想に反して大変詳しく、親切に書かれていた。 まずはバイクコースの長い上り下りが特徴的だ。獲得標高は公式発表で2355mとあり、五島より500mは多いうえに、負荷が長く集中するこういうコースはタイムを縮めにくい気がする。 ランでは前半の高低差140mほどの急な上りと不整地が気になるところだ。よくみるとその二つは同じ区間。でも考えてみたらスピードを出しにくい不整地が上り区間でちょうどいいかもしれない。ただ、高低差表を信用する限りではかなりの傾斜で、最もきついところではわずか700mほどの間に100m上る。斜度15%前後あり、歩いて上るほうがいいかもしれない。 ランの獲得標高も283mとあり、五島並だ。最初の長い上りが終わればツルぺたかと思っていたらどうもそうではないのか。 ランのエイドが少ないのが気になった。エイド間は平均2.5km、最長4kmにもなる。設置条件はIronmanの規定内に収まっているんだろうか? 4kmは正直厳しい。もしこれがクソ暑い大会だったら地獄絵図となろう。 ハワイのスロットは40名。若干少ない。しかも選手名簿のなかに、どうしたって敵わない選手が最低二人いることを知ってしまった。どうやら二人ともスロットを取り逃しており、本気で取りに来ている。さらには選手名簿の外人率が妙に高い気がする。M45のスロット数がいくつなのか知らないが、数人でも強豪が混じっていればアウト。出る前から満席が決まっている気がしてきた。去年が穴場だっただけに、反動でどっと押し寄せる可能性は大いにある。僕のように。 まあそんな邪念は振り払って、とにかく目標を淡々と狙うのみだ。 目標と言っても新コースなので明確には考えられないが、バイクは6時間はかかりそうだ。ざっくり言って10時間40分は切りたい。バイクもランも先行者と擦れ違うようなコース設定ではないので、自分のポジションはラン後半までほとんど判らない。となると状況を鑑みてペースを調整するといったことも難しい。レース中に余計なことを考えなくて済むのは僕にとっては好都合だろう。 いずれにせよ、日本一、世界一手ごわい大会と言えるかもしれないので、ロング初挑戦のつもりで挑む必要があろう。 2015/8/16 [駆け込みスイム] レース1週間前なのでお袖練はやめてローラー。ちょっと気負いすぎたか36分でしんどくて止めてしまった。 言う割に平均心拍高くない。 HR131/141 417kcal 夕方、横浜国際へ。 ここは2時間700円とどこよりも高いけど、比較的いい練習が保障されているのがありがたい。 コースは3人でまわす。100mプル×5×3セットから、1:45サークル。 まず1本目は1:26。1セット目は前に追いついてしまったのでサークル守れなかったが内容はいい。 2セット目はすべて1:25以内で収め、3,4本目は1:24を若干切るタイムが出た。3セット目は1本目こそ1:26だったが以降1分25ジャスト。ここへきて大きな進歩が見られる。ピークの7〜8割くらいには到達した感じ。 つづいて500mプル×2 100mプルが調子よかったのでタイム向上を期待したが、シンナラで開眼したマッタリ省エネプルがどうにも思い出せない。 7:37 7:43 まあでも何とか前回からタイム更新。相変わらず1分半ペースでは泳げないのか。 疲れを残したくないので2500でやめた。 行き帰り、パラパラと雨に見舞われる。オヤジ号にも大分慣れてきて、カオスな中原街道もあまりストレスが溜まらない。疲れにくいクルマというのはいいことだ。 今日までの8月の練習量 Swim:12.4km Bike:241km Run:112.4km Total time:24.1h なんか揃ったよ。 2015/8/18 [最後のスイム] 急にシゴトが暇になった。定時に上がって辰巳へ。 ここんとこスイムを攻め続けている。フォームは大分見えてきて、7-8割は戻ってきた感じ。レースでは3分程度の遅れで済むめばいいのだが。 入りが早かったので解放コースも多く、空いてる。一人しか泳いでないコースに入ると、カントクだった。 100mプルを7本ずつの変則パターン、1セット終えて10分休憩を挟んだあと2セット。 1セット目は1:26から始まったが、抑え過ぎなのか1:27がいくつか出る。泳ぎの感触は悪くないんだが結果がついてこない。 2、3セット目は1:26〜28をうろうろ。2本くらい1:25が出た。 総じて横浜国際の時より悪く泳ぎが渋い。何でだ? 条件は悪くないはず。 4セット目は5本だけ。 1:25が3本続き、ようやく調子が上がってきたかと思ったが、その後1:27に落ちた。 すべて100mプルインターバル練で占めたのはある程度スタミナがついた証拠かもしれないが、ここにきて伸びが止まった感じ。 新木場駅で初めての店に寄ってく。改札正面のカレー屋。一口目でそのしょっぱさとレトルトな味に、カントクと目を合わせる。CoCoイチみたいなこの手のカレー屋って初めて入ったのだが、カレー本体がこのクオリティでよくやっていけるな? その割に客が多い。 千吉はやっぱすごいわ。 案の定帰宅後やたらと喉が渇く。 2015/8/19 [ただならぬファンタジー] カズオイシグロの『忘れられた巨人』読み終わった。10年ぶりの新刊はやはり素晴らしかった。これまでの最高作だと思う。 先に読み終えた母から借りるときに「空想の話はあんまり興味湧かないね」とだけ聞いていた。イマイチらしい。読み始めると、なるほど意表をついてファンタジー系で、ハリポタとか流行ったしちょっとそっち方面も書きたかったのかな、まあでも割と面白いけどね…くらいに思っていた。 だが読み進むにつれてただのファンタジーじゃないってことが判ってくる。 ふわふわっとした話が徐々に加速度を増して鮮明になってくる。実に巧みだ。 明らかに強いメッセージ性があってうごめいているのだが、判りそうで判らない、とても一言では言い表せない複雑な想いだ。自分なりに解釈すればいいのだろう。 遠い昔のイギリスを舞台としているのだが、登場人物の繊細な心の動きが実に日本人的感覚だなと感じた。そこはイシグロが意識したところなのか、自然に生まれたものなのか。欧州人的感覚というものも良く知らないけれど、本国イギリスでこれは違和感なく受け止められているんだろうか? ぜひ世界中で読まれるべき物語だなと思った。 体重が1kg増えて60.2kgに。昨夜のカレーは節度ある食べ方をしたので、やはり塩分でむくんでいるのだろうか。 スポセンで走るつもりだったが、涼しくなってきたので近所をランでもいいかと思って帰宅。しかし、何だか気分がすぐれないので日和った。まあサボりでもいいや。充電したほうがいいかもしれない。体重増加は、まあ大した影響はないだろう。 Wiggleに注文してあるVittoriaのタイヤが全然来ない。関税にひっかかっているようで、Japanには間に合いそうにない。万全とは言えないけど、まあいっかあ。 なんだかイマイチ真剣味に欠ける今回のレース。 2015/8/20 [ボケたのは配達員?] 60.3kg、減る気配がない。まあ1kg程度の増減はあまり気にすることはないけど。 最も気になるのはカントクの体調だ。憑き物が一向に落ちない。スタートラインに立つにせよ止めるにせよ辛い場面が待ち受けているだろう。 定時であがり、自宅へ帰ってポストをチェックするが、タイヤは届いてない。 有料のスピード便で買ったのだが意味がない。約束の日を二日過ぎている。ふと思いあたって郵便局の追跡サービスで調べてみたら、案の定、すでに届いていて不在の為持ち帰りとあった。 もちろん不在票なんぞ入ってない。 実は僕が把握しているだけでこの事象は三度目なのだ。以前は、本国へ返送されてしまったこともあった。配達員が、配達せず不在を決め込んで持ち帰っているのか、誰か別の家に間違えて届けているか。 答。不在票を二日前のチラシの間に見つけた。後期高齢ばあさんを疑ってすまんかったよ。まあとにかく、担当配達員に呪われているわけじゃなかったのでよかった。夜、タイヤをはめる。3本作業したから手が痛くなったよ。 では明日から北海道行ってきます。 2015/8/21 [レース二日前] 始発電車で羽田へ、6:50発のAirDo共同運航便で新千歳へ。ここでレンタカーを借りる。VitzのはずがなぜかSwiftに変えられていたが、このクルマの積載能力はまったく期待外れで、2台の輪行袋をやっとのことで押し込んだ。 高速で洞爺湖ICまで。野山を切り開いて通した単調な景色の道が続く。北海道の高速道路は高い? 3000円近くもするとは思ってなかったが、距離感が狂うからだろうか。そこからいくと、空港からタクシーでダイレクトに来たというN嵜さん、2万円というのは妙に安いな(2.8万の間違いだった)。 選手登録が長蛇の列だったので後回しにして説明会へ。無茶苦茶混んでいてスムーズさに欠けるが誘導などはちゃんと考えてない。段取りの悪さが目立つ。 17時からのカーボパーティまで暇になったので、スポーツマッサージを無料体験。今現在特に困っている不具合箇所は無く、整体師目線で気になるところがあれば指摘してくださいという変な注文。 筋肉が硬いとかアンバランスであるとか状態そのものは指摘できるが、それがどんな問題を生じさせているかなどは10分程度の簡易診断で何も判らない、といった話。なるほど。 僕の筋肉で特に硬い部分、胡坐をかきにくい構造や、骨盤のアンバランスを指摘。それらは首から来ている可能性もあり、一度だけボキッと整骨する。 それが良くも悪くもかなり影響力があったみたいで、その後4時間くらい頭痛に悩まされた。高山病に似た症状。カーボパーティでカロリー摂った後もまったく変化なし。たった一度のボキッでここまで変わるか。想像するに、脳への血流の具合が変わったためではないか。 そのカーボパーティだけど、これをパーティと呼んでいいのか? 一流ホテルの湖畔沿いのテラスというロケーションは気取っていていいのだが、どう考えてもそのホテルの評判を著しく落とす内容だ。冷めてパッサパサなスパゲッティ1品、茹でたジャガイモ1個、付け合せにイカの塩辛、レトルト味のカレー、サンガリアのお茶。やらないほうがマシなのでは? 頭も痛いし、とっとと食って宿泊地へ。三日間泊まる宿は洞爺湖には見つからず(or 高すぎて手が出ない)、16km離れた隣町の伊達市のホテルにした。ここがまたコッテコテのビジネスホテルなのだが、手入れは非常に行き届いておりオーナーの几帳面ぶりが覗える。洗濯機・冷蔵庫・電子レンジ・WiFiもある。 こちらでよく見るセイコーマートというコンビニへ寄る。ここすごいね。PB商品もたくさんあり、かつオリジナリティに溢れている。こんなに頑張っているコンビニって他にないのでは。以前筑波山練で見かけたきりだったが、北海道が拠点とは知らなかった。 2015/8/22 [レース前日] 昨夜はカントクが9時半ごろ、僕は10時半ごろに寝てしまったが、朝8時まで寝てた。近年希にみる熟睡度だった。昨日のカイロも影響しているんだろうか。 バイクを組み立て、今回は念入りに試走する。ランコースの最後の往復部分を走った。湖畔沿いの道とは言え国道区間は緩やかなアップダウンがある。それ以外は雰囲気はいい。 洞爺湖は普段は遊泳禁止。試泳タイムが決められている。スイムが不安というカントクにつきあい泳ぐことにした。水は結構澄んでいて味もない。湖はすぐ深くなり湖底面は見えない。昨日の解説では深さ何十mにもなると言ってた。 海の感覚から比べると、かなり浮かないことが判る。そんなわけで、ちょっと泳ぎづらい印象。淡水で泳ぐのっていつぶりだっけ? 陽が良く照る今日は暑い。ジョグなんかする気になれない。今日がレースだったら死んだな、と思う。 言い方を変えると、暑さ寒さの差が激しく、油断ならない。 2015/8/23 [レース日] IRONMAN JAPAN in 北海道 IM北海道洞爺湖大会は開催3年目。昨年のバイクコース上の橋が冬に崩落し当分再建の見込みがなくなった影響でバイク・ランともにコースが一新され、特にバイクは獲得標高2355mへと一気に500m増え、「IMニース並みにハードなコース」と謳われた。ランも序盤にラフ道を150m上り、その後一気に駆け降りるなど、あまり類を見ない特徴がある。 今年は6月の五島以降コンディションが上がらず、ロングに必要な練習をこなせないままレースを迎えてしまった。その分、気持ちも今一つ高まらないし、自信も全くない。とりあえずそれなりに残っている貯金でなんとかなるだろうと信じ、最後まで気持ちを切らさないことが肝だと考えた。そのためには余裕をもったペース配分と、ハワイのスロットは考えないことだった。昨年のリザルトを見る限りではスロット獲得は容易に感じられたが、蓋を開けてみると世界各地から強豪が押し寄せて、参加人数も外人率もぐっと増えている。皆考えることは一緒のようだ。 3時15分起床、4時20分、伊達市のビジネスホテルを出発。ゴール地点(ホテル万世閣)に最も近い公営駐車場に車を止めて、スイムスタート会場までとぼとぼと歩く。緊張がじわじわと高まる瞬間だ。気温は低すぎず高すぎず、穏やかな日和。恵まれた気象条件と言っていいだろう。 6時にプロカテがスタート。水温の関係でウェット着用禁止となったらしい(エイジグループは関係なし)。レースは始まったというのに僕はまだトイレの列に並んでいた。仮設トイレ数が少なくて焦る。スタートに間に合わないという時折見る悪夢が現実化しかねない。ようやく済ませて出てくると、カントクが一人ぽつんと待っていてくれた。焦りで泣きそうな顔をしているかと思えば、「急いでもすることがない」と極めて冷静。進歩したなあ。 6時10分から3分間隔でエイジが若い順にスタートする。グレーキャップ、ブルーキャップがスタートし、ピンクキャップの僕らが湖へと入る。スタート位置はギリギリ足が湖面に着いたので助かった。淡水はウェットを着ていても浮かないのでフローティングスタートは大変だ。 6時16分、いよいよスタート。 スイム 3.8km 淡水による浮きにくさがタイムにどこまで響くか気がかりだったが、泳ぎ出すとほとんど気にならず、むしろ塩水ではないことのメリットの方が大きかった。スタートエリアは広く、バトルを回避できるおかげで位置取りのためのスタートダッシュも必要なく、計画通りゆるゆるの負荷で泳ぎだせている。水は澄んでいて周りも見渡しやすい。湖は深く、どこまでも青黒く見えている。 QuantanaRooのロングジョンは作りが頑丈なためか20年間現役。保温力はかなり落ちているが今回の水温では問題ないだろう。早速首の後ろの擦れが気になりだし、何度か泳ぐのを止めて背中のジッパー周りをまさぐるが具合は改善しない。ここと上腕三頭筋は常に擦れるのでキネシオテープを貼っているが、3.8kmもつか不安。 1周目は三角形に泳ぎ、2周目は同じところを2辺まで泳いでフィニッシュするコース。湖が深いためにコースロープや細かいブイは設置できないとのこと。コーナーブイは遠すぎてなかなか見えないので、陸上の建物を目標物にするといいだろう。先行スタートのグレー、ブルーを追い越しながら泳ぐ。1周目の終盤で後方スタートの緑キャップを見かけ、追いかけるが離されてしまう。 2周目入ったばかりで平泳ぎの選手から強烈なキックを左胸に食らい、息が止まった。仕返ししてやりたいくらい頭に来るが彼に悪意がないことは判りきっているので我慢するしかない。ふと緑キャップの二人がつるんで泳いでいるのが見えたので連結を試み、成功した。苦あれば楽あり。彼らは遅い選手の群衆の中を巧みに縫うように進むので見失わないように気を付ける必要があったが、泳ぎに集中できたため時間が経つのを忘れ、長い1辺目を苦労なく終えた。 長距離の練習をしてなかったので筋持久力不足の不安があったが、貯めた泳ぎのおかげか腕が干上がる気配は全くなく、直前駆け込み練の成果を実感した。終始一定の力で泳いでいたが、ラスト300m辺りからどういうわけか右肩が関節痛を発し、右プルは痛みで力を入れられなくなった。肩が冷えたのだろうか。だましだましなんとかクリア。 Swim 3.8 km 01:02:41 01:37/100m 91位 HR116/127 623kcal 距離が正確であれば及第点のタイム。 T1: Swim-to-bike 00:04:31 54位 五島のように更衣テント内を必ず通過させるレイアウトにはなってないので、バイクシューズをどこで履くか決まりがないと解釈し、バイクラックまで持って走ってから履く。ペダルに取り付けておくのはやめた。Shimanoのシューズは乗りながら履くのは難しい。もちろん、それを想定したシューズでもない。バイクを押して走る区間が長いが、ランの目標ペースより速く走る意味はないから、とくに不都合はない。汚れた裸足でシューズを履くリスクのほうが大きいと判断した。 バイク 180km 距離も獲得標高も練習でほとんど経験がないボリュームなので、とにかく慎重に走る。 序盤の湖畔沿いはコース中唯一とも言えるフラット区間。周りがノリノリなのが判る。バンバン抜かされると不安に駆られるけれども、ここで釣られて飛ばさないように気を付ける。涼しいのでエイドには立ち寄らず、結局84kmのエイドまでマイボトル1本(ガッツギア3個詰め)で通した。 25q地点から始まる上りはいきなり200mのUp。北海道はアップダウンのスケールが大きい。道は消失点まで見通せ、精神的にめげる。ただ、下りも見通しがよくストレスフリーで飛ばせるので、獲得標高の割にタイムは悪くはならないだろうと予想した。しかし、この下りはカントクが最も苦手とするタイプ。上りは多いし下りは怖くて飛ばせない。カントクの完走は当初の見立てよりも遥かに厳しいことが最初から窺えた。 65km付近で片道3km弱の往復区間がある。同時間帯に同じ道を往復で走ると巡航速度がどんなもんかがだいたい判る。いい感じで走れていると思っても対向の選手を見るとスピードが遅く、今が下りか追い風であることが判る。平地換算で33km/hくらいか、これではAve30km/hは厳しそうだと感じる。 この後の折り返しポイントがヤバかった。事前予告なく急な下り途中に唐突にパイロンが立っている。スピードが出ている上に、幅5m道路でのUターンはテクニックを要する。トップギアのままで折り返してしまった外人二人があたふたしていた。まあ笑って済んだからいいものの、ウェット路面だったら大惨事を起こしかねないポイントだ。300m程度ずらすだけで上り区間に折り返しを作れたのになぜ? わずかな距離の誤差も許さない主催者のこだわり故か、安全に対する意識の違いか。 スイム中に処理したため(説明は割愛)トイレは当分不要と期待したのだが、20km程度で早くも尿意が始まり、やがて我慢ならないほどになる。昨日までにたらふく食べて体重が一気に増加し、身体に相当な量の水分が溜め込まれていたはずなので、こうなるのもやむを得ない。が、なかなかトイレが探せずに苦労する。気が散って走れない程になってきた。80km付近でようやくトイレへ。例によって、いつまでも出続けてキリがない。どんだけ溜まってたんだ。停止時間1分46秒。 バイクコースの眺めは総じて雄大で風光明媚だ。主催者はこの景色を見てくれと言わんばかりにコースを設計したのだろう。美しい眺めに目を向け、できるだけ吸収し記憶に留めようと意識したことは何度かあった。できることならもう一度落ち着いて眺めたいものだ。第1,2回大会は天候不順だったと聞いているので、もしかするとこの眺めは今年初めて味わえるのかもしれない。 川沿いの細いサイクリングロードへと入る。ここには3つのトラップが仕込まれていた。 まず1つ目は、98km地点のスペシャルニーズを受け取るエイド。 数百m手前で通過選手のゼッケンを無線連絡している人を見かける。僕のゼッケンが読み飛ばされていたことに気づいたが、案の定エイドでは僕のスペシャルが用意されておらず、またそれは想定外であるがために余計に待たされている気がした。ここはコース上なので選手がすぐ脇をバンバン通る。本来であればスペシャルをほぼ無停止で受け取り、走りながら袋の結び目をほどき中身を取り出す想定のようだが、この狭いサイクリングロード上でそんな器用なことは多くの選手には不可能だろう。また、受け取り後不要になった袋を捨てるキャッチャーも用意されていない。 いくつかの疑問を感じながら再スタートを切ると、まもなく二つ目のトラップ、50cm四方のピン角コンクリートブロックが隙間数cmあけてタイリングされた路面が突如出現。これは超ヤバい。あまりの唐突さに体重を抜く暇もなくZIPPに鈍い衝撃が走る。おいおい大丈夫か。 100mも行かないうちに、大丈夫じゃなかった運の悪い奴らが4名、脇でパンク修理している。この路面区間がもう一回現れ、こんどはゆっくり通過する。当然ここはベニヤ板等で塞ぐか、少なくとも「路面注意・減速」の警告を表示すべきではなかったか。五島ではコースを横切るグレーチングはすべてきちんと保護している。 そして数百mも行かないうちに三つ目のトラップ。 サイクリングロードがZ字を描いて堤防の上へあがる場面。ヘアピンターン後の急なスロープ部分に不整地が突如現れた。不整地の存在は選手説明会でも予告されていたが、5cmほどの厚さで砂のような砂利を敷き詰めてあるとは予想外だった。当然タイヤが食い込んで走れない。「おいおいおーい」と叫びつつ僕は咄嗟に下りたが、周囲の選手はかろうじて乗ったまま上っていく。僕には無理な芸当だ。 「不整地はなるべく走りやすく調整されています」と説明会では言っていたが、この砂は逆効果。ロードバイクが走れるように路面を均すという意味が全く判ってない。担当者は自転車に乗ったことがないか? 至る所タイヤで深くえぐられて、転倒したであろう跡が見られた。カントクはここを無事通過できるだろうか。また不安の種が一つ増える。 そこで数歩歩いてしまったためにクリートに砂が詰まり、ペダルがはまらずに苦労する。 北海道のコース設計は安全を担保されてないことを肝に銘じなければならないと感じた。 まあそうは言っても気持ち的にはまだ余裕があった。ここからいよいよ15kmで獲得標640m程のヒルクラ(Suuntoログから)へと入る。要は鹿野山TTを3本続けろってことだろ?と考えながら。1時間近くはかかるだろうからじっくり腰を据えて。少しずつ周囲を追い越して走れるのでさほど退屈しなかった。終わりの方で結構な斜面のところもあったが、10%が数百m続くとの噂はどうも当てはまらない。峠らしきところを通過し、もう終わり?という印象だった。100km〜115km地点の区間タイムは53分5秒、平均17km/hだった。 頂上のエイドの水その他ほとんどが売り切れているという信じられない事態をカントクほか大勢から聞いた。黎明期のローカル大会じゃあるまいし・・・(24年前の白子デュアスロンで経験)。僕は何の問題もなく受け取っている。水を取れなかった人たちは、続く下り途中の湧水ポイントの存在に気付いている共通点がありおかしかった。まあでもエイドでの水不足は選手側にも原因があると思う。多くの選手が、ボトルを受け取ったあと一口二口飲んですぐにぽいっと捨ててしまうのだ。そのため各エイドで水を受け取ることになり、贅沢に消費し続ける。ボトルの形態で渡される意味が全くない。だがボトルキャッチャーはエイドの直前にしかないので本来エイド後にボトルは捨てられないルールなのだ。レース前にグータロウのAさんから「路上のボトルの散乱には注意」と聞いていた。まさにエイド周辺は道路上にボトルが転がっており、うっかり踏んづけて転倒しかねない危険な状態だった。このあたりの選手のマナーはかなり悪い。マナーに関しては、バイク中盤でしばらく僕の前を走っていた某エイジ女子選手はジェルのゴミなどをポイポイと捨てていた。たとえ速かろうとこういう態度は全く許されない。マナー向上の努めは選手と主催者に共通の課題だろう。 ピーク地点の気温もさほど低くはなく、長いダウンヒルで身体が冷える不安はなさそうだ(スペシャルニーズに防寒着は置かなかった)。 下りはやはりTTバイクに次々と抜かれ、抜き返す対象は一人も現れなかった。上りで抜いた覚えのある選手に抜かされ、何だかなあと思う。こうまでも有意差ありとして示されると、果たして僕のVXRSがそんなに空気抵抗的に不利なのか、それとも下りテクニックの差なのか。 昆布温泉で80mほど上り返す。周囲の選手の多くがタレを見せていたので、自分の余裕が殊更感じられた。だがこの辺りでつい気が緩んだのだろう、初心を忘れ少々キバってしまった気がする。 135km付近までは下り基調だが、ここから上りが増える。145kmでいったん底まで下りた後は20kmほど上りオンリーだ。このコースプロファイルは後になって認識したことであり、レース中は「何だかじわじわと上りが続くなあ」程度である。 150km地点が地獄への境目だったことはよく覚えている。よく見ないと上りとは気づかない(水平度を測るものが周りに無い)し、道は見通しがいいので精神的にもつらい。空模様が怪しくなっており、不穏な風が吹いている。これがいやらしい向かい風なのだ。サッパリ進まず、明確に潰れたことを自覚した。そんな折、DHバーもついてない外人ロード乗りが下ハンで追い越していく…マジか…。TTバイクでなくとも強い奴は強い。今回日本人トップの篠崎君による2週間ほど前の試走レポートにある「前半までのペース配分次第で後半のバイクコースタイムはかなり変わる」との警告を今ようやく身に染みて感じている。 164kmでようやくピークを越えたときはフーッとため息が出た。下りはもう惰性で進むのみだ。だが残り5kmを過ぎてもまだ100m以上上るのだ。SuuntoのAcsentは2400mを超えているというのになおも上りが続くのを見て、もういいかげん勘弁してくれと思った。 Bike 180.2 km 06:17:43 118位 通過タイム07:24:55 28.63 km/h HR122/142 3961kcal 前後トランジット含むタイム 6:26:15(通常のレースとの比較ではこの値) Suuntoによると100km地点までの獲得標高は約1000mで、ここまでは五島のバイクコースとさほどかわらない。つまり坂は後半に偏重している。ここまでの平均速度はほぼ30km/h、対して五島は全行程平均で31.5km/hなので、決して速くなく、心拍から見ても十分抑えたペースと言えるが、それでも後半つぶれたのはもはやペース配分ミスと見るより、単にこのレースを目論見通りにクリアする脚力が無かった、つまり準備不足だったと言えるだろう。 T2: Bike-to-run 00:04:01 126位 下調べを全くしてなかった第2トランジッションではうろうろと迷ってしまい、投げやりな気分も手伝って4分も要してしまった。 このところロングで常用しているウェストポーチを持って出る。 ラン 42.2km まずエイドに寄ってボトルを水で満たす。エイド間が最大4kmと長いことから、ウェストポーチにボトルを挿して走ることにした。これは洞爺湖へ下る辺りまでは大いに役立った。右手にアミノバイタル、左手にはエイドでもらったザバスピットインをお守りのように握りしめて走る。 目標6時間と踏んでいたバイクを遥かにオーバーした上に脚はごっそり削られ、望み薄なランは投げやりな気分で始まったが、しばらく進むと周囲と差をつけられるので次第に気持ちが乗ってきた。コースは序盤からアップダウンが激しく、先行する選手をターゲットにして走る。4kmからの上りトレイルは傾斜が半端なく、所により20%以上はあり、周囲の半数は歩いていた。いや、歩いたほうが効率的だろうか、と試みてみたが、やはり走るべきと考えを戻す。火山岩のような地肌も見え、富士山を思い出しながら淡々と上った。1.2kmほどの間に130mを上り、ピーク付近で追い越した外人から何やら賞賛を浴びているみたいだが聞き取れないので「ふん」とだけ答える。ラフ道はその後もしばらく続き、畑の間を駆け抜ける辺りは最もノリノリだった。もっと長ければいいのに、と思ったくらいだ。上り含む3km区間のペースは6:42/km、続く平地は4:32/kmと、後で思えばかなり速いが、ロングのランペースはキロ4分40目標と頭にあったから平均ではまだまだ遅いと見ていた。 10km地点からの湖へ向けて3km続く長い下りは宮島をイメージして思いっきり飛ばす。下りの筋肉を酷使するのは後々響くかもしれないと思いつつも、抑えて走ったって一緒でしょ、今できることをしよう、と楽観的だった。ペースは4:23/km。これは最大のミスだったかもしれない。 道が湖畔沿いの国道にぶつかると下りが終わる。13km過ぎで3.5kmほど折り返し区間があり、五島で見覚えのあるロシア人選手とすれ違う。「勝てないエイジ選手」のうちの一人で、五島の時と似たような差にあった。 16kmを過ぎたころから急に脚が終わってきた。足首を保持できずドタバタフォアフットになる。崩れるのがいつもより10km以上前倒しでこれはマズイ。まだ半分は残っているのに…。湖畔道からは、湖のはるか向こう岸に洞爺温泉のビル群が微かに見える。あんな遠いところまで走って辿り着かなければならないなんて信じられないが、そこでもまだ30km地点?と思うと意識が遠のく。 22km地点までの平均ペースは5:10/kmだった。前半のラフ道区間が結構タイムを食っているようだ。 いつもと異なり妙にハラヘリ状態。エイドではスポーツようかんとバナナをよく食べた。スポーツようかんはパッケージが実によくできており、開封の手間が要らず、食べたい分だけ食べられ残りを保持しやすい。それと、塩分をかなり意識して入れてあるようで結構しょっぱい。飲み物はレッドブルを取ることが多かったがパンチがなく、お願いだからコーラにしてほしい。 エイドはすっかり休憩の場となり、ここでのんびり補給しつつ1分ほど歩いてからとぼとぼと走り出すスタイルとなった。過去のダメダメなレースパターン。お腹がパンパンに張ってきて漏れそうで踏ん張りが利かなくなってきたので24.6km地点のエイドでトイレへ寄る。屁しか出なかったよクソ。 腸がすっきりしたおかげでしばらくは淡々と走れたが、やはり次のエイドでは休みを入れるパターンに戻った。ゴールまでそんな調子でのろのろと。 6kmを1往復半する区間へと入ったため先行選手と混じりながら走る。五島のときのような目印となるリストバンドなどはないので、ライバルが誰だか判らなくなる。もうそういうことは気にしなくなっていたし、すれ違う選手を全く確認してない。外界はシャットアウトし路面だけを見続けた。応援に反応する気力もないが幸いなことにほとんど応援は居ない。 ふと左足首がヒリヒリしてかなり痛いことに気付く。 今回の計測用アンクルバンドは小型化され、従来のシルバーと黄色のぶっといマジックテープ型ではなくなったのは改良点、と思っていたのだが、どうもこのバンドが擦れて痛い。そういえばこれは自転車レースでよく使われる、フォークに括り付けるタイプそのままではないか?ベルトが細く硬い材質のため、足の上下動で揺れて傷ができてしまっていた。地肌に巻くべきものではないな。短い靴下ではベルト位置まで届かず、幸いカーフガードをしていたので、少しずりおろして外側に巻いて対処する。次回はキネシオを貼ろう。 ようやく念願の温泉街へと入った。スペシャルニーズはMag Onを預けていたがまだ手元にもあったので受け取らずにスルー。30km地点でゴール手前まで来て、Uターン。あと12kmか。確か僕は午後5時にはゴールしたいなどと言ってたっけ。キロ5(=1時間)で走ったとしても午後5時は大きくオーバーする。読みがまったく外れたことを改めて痛感した。 走路には次第にランタンが置かれるようになってきた。電池式の豆電球みたいなもので、周囲を照らすほどのパワーはない。灯篭流しのような雰囲気を味わうには相応しいが、夜も更けたときに安心して走れるかどうか怪しい。ロングでは工事現場で使われる発電機直結の大型ランタンが設置されるのが普通。ここ洞爺湖も多分に漏れずコースは真っ暗になる。電池や器具関連では富士通がスポンサードしていたが、あまりの頼りなさにイメージダウンだったのではないか。 5回くらいはエイド以外で意味もなく歩いた。うち1回は、ポケットのMag Onを食べるという口実で歩いた。国道のゆるく上っている区間だ。こんなふうに落ち着いて食べればむせることはないんだな。調子には波があり、もうダメかと思えばまた黙々と走れることもある。走ればキロ5後半程度まで上がるのだが、休みタイムが平均速度を益々悪くしていく。走っているときでも心拍は120台で、全く上げられない。ジョグ以下のペースなので仕方ない。 最後のエイドで預けてあったMag onを受け取る。もう必要ないんだが、引き取っておかないと戻ってくるか判らないからという素晴らしくケチな目的で。エイド側も僕のゼッケンをみて事前に用意してくれることはもうなく、出てくるまで時間がかかった。直後にレッドブルをカンごと押し売りされるが、これも受け取ってしまった。さすがに飲み干せずに少し残して返却。かなり休憩したなあ。 ラストの湖畔の石畳に入ると、現金なもので調子が戻ってきた。キロ5:20くらいで走れるし、止まりたい感覚がない。やはり気持ちの問題なのかと思うと情けなかった。前後には特に競る相手もなく、落ち着いて最後の花道を走った。やはりここへくると特別の場所という気がして嬉しかった。 穏やかにフィニッシュ。 Run 42.2 km 03:58:08 05:38/km 152位 HR127/148 2628kcal タイムは見ないようにしていたが、結果的に4時間はかろうじて切れ、少しだけホッとした。 01km 05:36 HRave119 04km 15:18(P5:06) HR135 07km 19:13(P6:20) HR137 10km 13:35(P4:32) HR137 13km 13:09(P4:23) HR126 16km 14:50(P4:57) HR131 19km 16:00(P5:20) HR132 22km 15:59(P5:20) HR133 25km 20:07(P6:42) HR128 (トイレロス 2:20) 28km 16:35(P5:32) HR129 31km 14:45(P4:55) HR125 34km 18:57(P6:19) HR119 37km 19:31(P6:30) HR117 40km 19:31(P6:30) HR118 42.2km 15:07(P6:52) HR119 ランでの距離表示は1kmに現れた後は4,7,10,13…と3km毎にあり、中途半端で馴染めないものだった。1km毎が無理なら5km毎でいいと思う。また、ログを見る限りでは位置もあまり正確とは思えない。13km地点は後ろにずれているようなのでタイムを修正している。28-31km間は数百m短く、前後に帳尻合わせが見当たらないのでもしかすると42.2kmないかもしれない(序盤が長い気もするのだが)。 Total 11:27:04 97位/1216人完走者中 HR123/148 7212kcal バイクで脚が終わり、ランで見事に潰れたレースになってしまったが、気象条件は絶妙なバランスで、救われた面も多く、これより暑くても寒くても大変だったはず。まだまだハードになりうるレースである。 目標タイム10時間40分を大きく超え、もう少しで95年のIM初挑戦タイムを超えるところだった。M45では18位で、スロットは箸にも棒にもかからない順位だった。 もちろん、今回のコースで10時間40分は目標として明らかに高すぎた。総合トップが9時間22分、M45トップが10時間50分、多くの選手にとっても手こずるコースだったのは間違いない。 ゴール会場でとりあえず補給食をとる。またジャガイモか…。ハラヘリで3つも食べたトウモロコシは、粒が小さくてほとんど不作品って感じ。北海道にも上手いトウモロコシとそうでないトウモロコシがあることを知る。 することがないので、珍しく無料マッサージを受ける。順番待ちのパイプ椅子に座っていると、隣の大柄な外人から話しかけられた。だからわかんねーよ、と困っていると「お前のランはグレートだってさ」と反対隣の人が教えてくれた。あの坂でパスしたときの外人か。「その後潰れたんだけどな」と返しといたよ日本語で。 マッサージで悶絶するのかと思ったら、ナデナデするだけなので痛くはない。気持ちいいけれども、それが単にきれいなおねいさんに撫でられているからなのかどうかは微妙だ。せめてシャワーを浴びてから参加したかった。 気がかりなのはカントクの行方だ。とりあえず目の前のランコースで通り過ぎる選手をボーっと見続けていたが、いつ来るのか見当がつかない。バイクを最後まで走りきってくれれば希望は見いだせると思っていたので、もし回収車に乗って戻ってくるとしたらそろそろだ。カントクからの終了報告メールが携帯に入っているかもしれないと思って確認すると、職場の水泳部長から「パンクでもしたー?」とにべもない内容が入ってた。僕の腑甲斐ないタイムをネットでチェック済みらしいので、カントクの途中経過を教えてくれと頼むと、ラン15km地点通過、とすぐ返事が来た。マジか、可能性が出てきたと思ったが、15kmを2時間20分もかかっている。ざっくりその3倍としても7時間、あかん。最終制限時間に間に合わん。 20時45分、ホテル前で湖面から花火が打ちあがる。特に面白いのが、打ちあがらずに目線の高さで破裂するスタイル。半球状に開き、湖面に映り込むので球状になる。これは初めて見た。近いので音と振動が半端なく、迫力満点だ。カントクはラン途上で遠くから眺めたらしい。それはそれでちょっと羨ましい。 小金井トラの親分、須藤さんのゴールを見届け、ラン途中で足切りDNFとなった鎌さん、マコリンさんにお疲れ様の挨拶。さてカントクは? もしもまだ走っていたとしたらそろそろ来るころ、と半信半疑で待っていると、まさかのカントクの姿キターッ! しかもいいペースではないか。残り12km、ゴール封鎖まであと2時間ある。余裕だ。「急ぎ過ぎるな!」と叫んで見送る。 閉店が早いセイコーマートへ今のうちに寄ってビールや夕飯を買っておく。 あのペースだとキロ5で戻ってくる可能性もゼロではないと、1時間過ぎたころからスタンバイ。だがしとしと降りだした冷たい雨は徐々に滲みてきて寒々しく、残り僅かなエネルギーだけで走っている選手の体力をみるみる奪ってはいないか気がかりだ。カントク大丈夫かなあ。 再び姿をあらわしたのは1時間40分後。僕がゴールしてから実に5時間20分後。すでに走れない様子ではあるが、思った以上に元気な顔でやってきた。挙げたらきりがないほど辛い要素はたくさんあったはずだが、最後まであきらめずに本当によく頑張った。カントクの底力に改めて驚かされた。心からおかえりと言いたい。「You are an Ironman! やったぁ!」 MCウィットさんの口癖まさにそのままだ。 着替えもせずそのままホテルへ帰る。洗濯や片づけやお風呂などであわただしかったけど、最後にビールと弁当できっちり乾杯。長いレースのあとのビールはやはり苦かった。おつかれさま。長くも短い一日だった。 午前1時15分、就寝。 2015/8/24 [レース翌日] 荷物の1/3ほどは段ボールで郵送。 バイクとギアバック二つが返却される。輪行袋に詰めたあと、アワード会場へ。五島のように写真とかレースリザルトとか島の土産物とか、興味を惹くものがない。 アワードパーティは少しだけ華のある食事になった…かなと思ったが、イクラを乗せたご飯がびっくりするほどマズイ。炊き方の問題なのか米自体がニセモノなのか、粘土のようだ。ジンギスカンも温野菜サラダもすべてイマイチで、いつしか我慢して食べていることに気づく。カーボパーティもアワードもこんな状態では一切不要だ。ただゴールした後のケアだけは最低限しっかりしてほしい。やっとの思いで辿り着いた選手を迎えるやさしさは全くない。タオルも出ないし、手荷物交換は手際が悪く長く待たされる。シャワーはおろか更衣室もない。どこで着替えるのかと聞いたら、トイレに行けと信じられない回答だった。トイレも仮設が遠くに一つあるだけで、長く並んでいる。結局、ゴールした選手は長く留まることができないのでホテルへすぐ帰らざるを得ない。当然、こんな魅力のない場所へ戻ってはこない。それは主催者側としても期待してない行動のはずだ。 どう考えてもおかしい。これが参加費8万円の大会だろうか? 大した観光もせずに新千歳空港へ。このところ観光客の増加で空港はキャパオーバー状態のようだ。長蛇の列の手荷物預かりに途方に暮れていると、篠崎君が通りかかり、別フロアの空いた場所を教わる。 洞爺湖や有珠山絡みの土産菓子を買っていくつもりだったが空港にはすでに置いてなかった。くっそ高い煎餅を買ったがあとで東京土産も作っているメーカーと知って白ける。土産物屋全体的にミーハーのかたまりって感じで、北海道は僕らの趣味に合わないねって結論が出た。セイコーマートで普通の菓子を買うべきだったかな。いくらとうにが申し訳程度に入った空弁を買って機内で食べる。前回、オロロンで来たときも犯した過ちを繰り返してしまった。 2015/8/25 [ダメージ具合] ランで潰れ、負荷が低かったせいか、レース後のダメージはあまりない。事実、Polarが心拍などから割り出したトレーニングロード(身体のダメージ具合みたいなもん)は昨年の五島Aが数値1176、IM北海道は1024と、75分も長く動き続けたにも関わらず値は低かった。それぞれの消費カロリーは、 2014五島 A HR128/163 total 6879kcal 2015IM北海道 HR123/148 total 7212kcal 北海道のほうが消費カロリーは多い。平均心拍は5も低い。これは、ランもさることながら、バイクも低かった。そのくらい低い状態で走らないと持たないということだ。持たなかったが。 それよりも別のダメージが出てきた。 スイムで平泳ぎしてた奴に蹴られた右胸のことは、レース当日は完全に忘れていたが、翌朝になって痛いことに気づき、日増しに痛みが目立ってきた。夜は呼吸するのも憚られるくらい痛い。ヤバいかな? 肋骨が折れた状態で11時間も運動し続けられるはずがないので大したことは無いはず。 と思いたい。 2015/8/28 [整形外科へ] スイムで蹴られた左胸がますます痛み、くしゃみや深呼吸、物を持ち上げるなどが難しく、夜中は寝返りを打つのも厳しい。いよいよヤバイ気がして、夕方早めに職場を抜けて整形外科でレントゲンを撮る。ところが、どこも折れてないしヒビさえも入ってなかった。まあ一安心なのだが大げさに騒いでいるみたいでばつが悪い。 ではなぜ痛いのか。あばら骨は向こう脛と同様脂肪で守られてないので骨膜が発達しているのだとか。この骨膜が炎症を起こしているのだろう、という診断だった。レース翌日から徐々に痛みが増したというのも辻褄が合う。1週間程度で痛みも引くだろうと言われ、何も処置をせず帰ってきた。 2015/8/29 [高尾山ビアマウントあらため] 高尾登山で気持ちよく汗をかいたあと恒例のビアマウント、というコミュイベントに参加予定だったのだが、あいにくの天候のため中止に。代わりに阿佐ヶ谷のクラフトビール専門店で飲むことになった。せめてちょっとくらいは汗を流しておこうと、ローラーに乗る。北海道の疲労は表面的には完全に抜けランもできそうなのだが、振動で左胸が痛くて走れない。自転車もヤバそうだけどローラーならOKだろう。 足は良く回り、低めの心拍で普段の負荷が回せる。調子はいいようだが、肺を膨らませられないので呼吸が浅くなり苦しい。一向に新鮮な酸素が入ってこない感じ。 HR123/140 314kcal 大勢で飲むにはナイスなお店。食べ物も好みのものが揃っているし、エールビールを堪能できてうれしい。 しかし本日の314kcalはものの数分で帳消し。無茶苦茶楽しませて頂きました。 2015/8/31 [入荷未定] 胸の痛みが少し快方へ向かい出した。まだ深呼吸は厳しいのでローラー。 レース後効果だろう、脚は結構良く回る。次のレースはTDOなのでDHバーを着けてない。気分は弱虫ペダル。 今日のクローズアップ現代国谷さんの服が良かった。 中国いよいよマジヤバいんかな。そんなところから新幹線買うなよインドネシア。 HR124/145 514kcal おやじ号を街でまだ見かけたことがない。 快適なお袖練のためにもおやじ号に早いとこルーフキャリアをつけなくてはならないのだが、困ったことがおきた。Thuleのサイトで必要な部品を調べると、Kit4059という板金部品だけが手に入らない。これはおやじ号に共通部品をとりつけるための車種専用部品であるため、これがないとなにもはじまらない。Thuleの輸入代理店である阿部商会でも入荷未定らしく、近所のオートバックスにはオーダー番号すらないので注文を受けられないと言われる。つまり国内では手に入らない。ネット検索したところ、欧州以外では売ってないようだ。おやじ号はアメリカや中国にもまだ進出してないのか。通販サイトのほとんどすべてのカートにKit4059を入れまくったが、売り先は欧州限定のところばかり。楽天がドイツにもあることを知って驚いた。 そんな中、世界どこへでも送ってくれる頼もしいサイトを唯一イギリスに発見。だが送料1.6万円もする。6000円程度の小さな部品に2.2万も払うのはさすがにバカらし過ぎる。 日本に入ってくるまで待つかあ? ちなみにThuleを「スーリー」と読むのは、輸入元が勝手にそう決めたことらしく、本来の発音はトゥーレらしい。まじかよそう読んだ奴がいたら思いっきりバカにしてただろ? 2015/9/1 [ハイテクアナログ機器] 4月に職場異動になり、イノベ〜ションを起こすビジネスモデルを悶々と考える部門に配属されてから、シーンスケッチの類を頻繁に描くようになった。様々な人物像やシチュエーションなど、プラスチッキーな商品類を描いていたこれまでとはかなりジャンルが異なる。そんなに苦手意識はないが漫画家のように得意でもないからすんなりとは行かない。いろいろと描き方を試行錯誤するうちに、下書きをトレースして仕上げるフツーのやり方に落ち着いた。提案資料の提出先次第ではもっと丁寧に、スキャンしたスケッチを下絵にNURBSパス化してイラレで毛筆風にしてフォトショで塗ってPNG吐き出しという作業をするが、そうやってイラストとしての完成度を高めてもラフな手描きのほうが有難がられるのが判ってきたので苦労の甲斐がない。 そのトレースをどうやってやるか、トレーシングペーパーは描き味が悪いのですぐ却下。コピー用紙でも微かに透けるが、線を拾いにくいので絵が崩れてしまう。見た目での移し描きは成功率が低い。いずれにせよ神経を使い疲れる作業だ。 そこでふとひらめいた。トレース台ってのを使えばいいんだ。昔欲しかったんだよなこれ。Amazonで早速ポチする(人柱)。半ば予想通り、LED化された現代のトレース台は厚さ5mmしかないほとんど下敷きみたいなものだった。素晴らしい。 周囲はこれを見て最新式ペンタブレットかeインクボードなどと誤解しているが、ただ光るだけで何も機能はないのだよ。 ところがこのトレース台導入により作業効率が大幅アップ。 結局アナログな手法に落ち着いてしまった。手描きの自由さや手軽さを超えることは難しい。 そういえば、シゴト絡みでBluetoothについて調べ始めているんだが、そこで知ったこと。 僕のSuuntoはANT+という無線の共通規格を採用し他社のデバイスも使えるのが売りの一つだった。それに対しPolarはW.I.N.D.とかいう独自規格路線を貫いていた。 という認識はもはや過去の話? いずれもBluetoothのBLEに切り替わっている。マジか。つまり、Polar買わなくても心拍ベルトを買うだけで、あとはスマホ持って走れば心拍が取れるってことか? 浦島太郎状態だなー。 2015/9/3 [じわじわ疲労] この頃天気が悪い日が続いている。しばらくスッキリしないらしく、まるで梅雨のようだ。 まだオフ期間なので何もしなくてもいいが、気が乗れば走ろうかなと思っている。が、最近Japanの疲労が少し出てきた。朝起きた時、前日にかなり練習したみたいに感じたり、夕方になっても異様に眠かったり。 左胸の痛みはだいぶ引いてきた。 2015/9/5 [ダラダラ土曜日] 朝、野暮用で会社を往復。妙に目眩がして歩行がフラフラする。思い当たるフシはないが、レースの後遺症の一つなのか判断が難しい。駒沢の練習会の案内をもらっていたが、この状態ではきちんと走れないだろう。 昼、ラーメンを食う。最近お気に入りは4食入りの生麺を買ってきてスープは別に用意するというもの。麺は1食あたり40円で安い。 昨夜カントクが作ってくれた、ガラスープと塩だけで煮込んだ鶏肉料理の残り汁をラーメンスープとして使ってみた。ラーメンとは似ても似つかないものになるかと思いきや、意外と美味いしそれっぽい。 ラーメンはスープで決まるものであるが故に素人は手を出せないものと思いこんでいたが、麺自体の存在感も案外バカにできないと思った。 昼飯後眠くなってソファでごろ寝したら異様な疲労感が出てきて、この状態はよくないと思いベッドで寝る。後で思えば寝ぼけた頭で考えた理論だった。そんなわけで半日ごろ寝して過ごし、いつの間にか日が暮れたので慌てて夕飯を買いに出て、何もしていない。 そろそろ何か始めるか。 夜はクリームシチューを作る。市販ルーを使ったんだが、不満。 市場のトレンドなのか、この頃のクリームシチューって異様に甘くない? イメージしていたのとまるで違うものになった。やはり市販ルーなどやめて自分で作るべきだったか。 北海道レポートをようやくアップ。改めて振り返ってみて、今回のロングはやはり集中力や気合などに欠けていたなと思う。準備不足なのは判っていたし、何をしたいのかも決まってなかった。こうならないように長いスパンで練習内容を考えなければならないとつくづく思うのだが、なかなか上手く行かないもんだ。 2015/9/6 [四十九日] カントクのバイクをオーバーホールしようと、ナルシマヘ。忙しく働いていたみっちゃんに声をかける。随分久しぶりだが、ハッとするほど綺麗で以前より若返ったように見えた。充実しているからなのかな。 カントクのアンカー号はもう5年になるのか。メカニックの人には、多分、どこもダメになってるみたいに言われてしまった。そんなに自転車って持たないの? 105をグレードアップする案も少し考えたけど、結局変えないことに。 都心に出たついでにおやじ号で姉貴の家に寄ってピックアップし、おやじの四十九日で実家へ帰る。「タクシーよりいいね」と姉貴らしい褒め言葉を戴く。 ジョグする格好で帰ったけど、全然走り出す気になれずに今日もオフ。夕飯食って帰る。ひどい土砂降りと夜の道で運転には気を遣った。雨で白線等が見えにくくなるせいなのか、色んな安全機能が無効になる。こういうときこそ頼りたいんだがな。 2015/9/8 [ラン再開@皇居] IM洞爺湖を終え、しばらくオフ期間としていたが、そろそろ練習再開。 ってことで、職場の陸上部の練習会に参加することに。皇居をゆっくりジョグして調子を確かめよう。 のつもりだったが、朝から完全無欠の雨日和。当然中止かと思ったら、「やります」とのメールが午後3時に回ってきた。マジか! 雨もまだ止んではいないし、皇居かスポセンかギリギリまで悩んだ揚句、スポセンだな、と結論を下したはずがどういうわけか足は地下鉄駅方面へ。5分遅れでラフィネへ着くと、すでに4人スタンバッてる。 結局6名でスタート。ラフィネも皇居もほぼ貸切状態。エースのノブさんがペースを作る。 が、いきなり速い。時折ぐっとペースが上がるとついていけない。I上さんがきっちりマークしている。この時点ではまだI上さんのポテンシャルを甘く見ていたので、ノブさんの上げ下げについていくと後半バテるのでは?などとおせっかいに思っていた。 皆下りがこれまた速い。テクニカル的に付いていけない。 2周目からは各自のペースで、と言われていたので当然ペースが上がり、残っているのは4人。今のところ身体は動けているがどこまで持つか。心肺は不気味なほど調子よく、脚にも疲労はないが繰り出し動作は限界に近い。雨は止んでいる。 ペースアップしたまま上りに入り、付いていけるか際どい場面だというのに、セキさんがまさかのペースアップ、先頭へ出る。つらい場面で仕掛けろ!ですか。すかさずI上さんがマーク。ノブさん離れ気味。なんだこのサバイバルな展開は。 何とか5m以内で付いていくも、下りに入った途端に一気に取り残された。ダメだ下手すぎる。 3周目は全力で追うが、あんなペースではいずれ垂れるだろうとの希望的観測もはずれ、先行者の姿は小さくなるばかり。今宵は体力温存?のノブさんをパスするのみ。 上りで喘いでいると、脚全体にじわじわと根深い疲労が炙り出てきた。呼吸が荒くなってくると、ほぼおさまったかに見えた左胸の骨膜炎が痛くなってきて参った。全然治ってないじゃん。 若干大きく見えてきたセキさんの背中をひたすら追ったが結局50m離されたまま終了、途中から独走したI上さんは姿も見えない。上期の仕事でご一緒したI上さんに、ランウェアで再会する奇遇には驚かされたが、いきなりぶっちぎられるとは予想もしてなかった。 皇居3周 22:34(P4:31) 20:44(P4:09) 20:10(P4:02) 足場は悪かったもののランナーがいなかったのでストレスなく走れた。 限界で飛ばしても20分は切れてない。心肺や持久系よりも筋肉の神経系が課題という気がする。 身体ならしジョグのつもりが、いきなり高強度なポイント練になってしまった。 ほぼ問題なく走れたのはよかった。無給水で15km走っても全く喉が渇かないほど涼しく走りやすいのは久しぶり。 アフターはジョナサンで。銀座にジョナサンがあることも知らなかったが、結構混んでた。 一人2200円でかなり安く呑めたなあ。 2015/9/11 [雨の日続く] 昨日までの物凄い雨がようやく止んだ。鬼怒川が決壊した。街が水浸しになる上空映像は子供の頃は毎年一度や二度は見た覚えがあるが最近はほとんど目にすることはなかった。護岸工事の技術も上がっているのだろう。しかしこの異常気象にはさすがに堪えきれなかったか。 皇居練の筋肉痛がなかなか抜けない。久しぶりのランで限界走りだったので無理もない。今日はそろそろ動ける段階かと思ったが、あいにく残業で結局行けなかった。 だが、本当に避けられない残業だったかと言うと、来週に回すこともできなかったわけではない。さほど走る気がしないというのが正直なところか。まだジャパン後のオフにしてもいい期間ではあるけれど、このままヤルキナシオスパイラルに陥るのだけはまずい。 2015/9/12 [駒沢TKD練] ひさびさに晴れたー! まめきち。所属のチームTKDの練習会にお邪魔。カントクのバイクがナルシマでOH中なのでクルマで駒沢へ。 ニキビができるくらい不摂生が続いたこの頃。ビシッと走ってカロリー消費しよう。 今日はセミロング走12周。キロ4分40のグループで走る。まめきち。ほか女性2名男性1名。 3周毎に給水。明らかに今日は暑く、湿度も高そう。まめきち。はじめスタート直後から皆さん玉のような汗をかいており、ぽたぽたと滴らせながら走る様はまるで水素自動車のよう。ところが僕としては暑さを感じず、滴るような汗も出ず、水も要らないというか飲みたくないのが困りもの。ジジイ化の表れか。 予定のペースをキッチリ守ること、とのコーチの指示通り、先頭交代しながら9周目までは淡々とこなす。が、その9周目終わりごろに急に脚に異変が。ジャパンの疲労がドロドロと出てきた。やばい、あと3周持つかどうか微妙。 残り3周は各自のペースで、ってことで少しずつ集団ペースが上がる。コース後半の上りでゆるゆると前へ出て、11周目はそのペースを維持して飛ばした。 が、突然脚が終わる。完全に脱水症状だこれは。 12周目はジョグに切り替える。キロ5分40くらいで走っていると、ジャパンを平均でこのペースで走ったのはエライ、としみじみ思ってしまうくらい辛くなってきた。 後半は右あばら骨の痛みも出てきた。呼吸の激しさよりは、運動時間が長いと痛みが出るみたいだ。振動でも結構痛いので参った。 駒沢公園12周 9:51(P4:36) HR126/140 9:51(P4:36) HR139/146 9:55(P4:38) HR144/149 10:05(P4:42) HR143/149 給水含む 9:53(P4:37) HR147/151 9:52(P4:37) HR150/155 9:59(P4:40) HR151/156 給水含む 9:52(P4:37) HR155/158 9:53(P4:37) HR156/159 9:45(P4:33) HR159/164 給水含む 9:23(P4:23) HR165/169 11:31(P5:23) HR155/169 total HR149/169 1761kcal やはりポイント練になってしまった。問題なく走りきれたから良かったけど。 クルマだったのでアフターには参加せずに帰ってきた。 心拍数を見て驚いた。最大HR169って想定最大心拍164を大きく越えている。そこまでしんどくは無かったし、そこまでの負荷でもないはずだが。どうなってるの? いずれにせよ暑さでかなり参っていたらしいが自覚ができてない。 帰宅直後の体重はスタート前より3kg以上減っており、水分不足は明白。 2015/9/13 [久々物練] 超久々に物見山練参加。なぜお袖練でなく物練かと言えば、次のレースがTDO、注文していたチームウェアの受け取り、カントクのバイクがドック入り中、新車のおやじ号を自慢、など色んな理由が重なっている。 まずおやじ号に関しては、しむらださんから「たしか2,3年前から乗ってましたよね」と言われてしまいショックを隠し切れない。 荒川CRに記録的集中豪雨の爪痕は見られなかった。 久しぶりの集団走に最初は結構ビビってしまい間を詰められず。 35km/hくらいであまり無理をせず淡々と進む。でも石川さんが引くと40km/hになる。 ほぼ無風、涼しい、曇り、と走りやすい条件が揃っている。 本日1本目の上りは桂木、あまり上ったことがなく道をよく覚えてない。慈朗さんとシンさんがガツンと行く。すこし遅れて追いかけたが差を縮めるどころか姿を見失った。 下りでシンさんが尖った石を踏んでバースト、タイヤが避けてしまったので、応急処置をしてシロクマへ。なぜシロクマへ? あそこには置きタイヤがあるらしい、マジか。 注)シロクマはパン屋です 我々は次の峠、一本杉へ。慈朗さんがここでもガツンと行くので追いかけ、積極的に前へ出る。 ホイールに使い古しのスプロケをつけてきてしまい、軽い方の2枚が歯飛びして使えないので、ダンシングで登れ作戦。 しばらく様子見だった慈朗さんに中盤でパスされ、これまたじわじわ引き離された。 ここでHR164が出た。昨日に引き続き、普段出ない心拍がバンバン出てる。 心拍の割に不甲斐ない走り。 シロクマ寄って帰った。 復路も結構みっちり飛ばして、いい感じで追い込めた気がする。 休憩、停止等含む4時間48分全体 HR112/164 2611kcal おやじ号で初めて首都高を走った。今までのクルマよりパワーがあるせいか流れに乗るのが楽だ。夕方、一ヶ月点検のためディーラーに行く。2時間かかるというので自転車積んで往復する。いいほぐしになった。 2015/9/14 [IMジャパン記録再考] IM北海道の公式サイトから辿れるリザルトが二つあることに気付いた。なぜか順位が異なる。リレーの部の混在が原因、と慈朗さんから教わった。自分の総合順位101位との認識は正しくは97位と判明。めでたく?二桁順位になったよ。 また、僕には直接影響はないものの、大会直後から結果が更新されているようだ。ゴールテープは切ったけど後にDNFと判定された人が結構いたみたい。N崎さんもその一人で、バイク終了時で関門時刻を超えていたがランに移れた(そもそも今回のバイク制限タイムはレース状況を鑑みて急きょ15分延長される措置がとられていた)。バイクで力を使い果たしたのかと思いきや、ランは驚くべきネガティブスプリットで、ラスト6.3kmは僕より4分も速く走っている。 15時間前半で涼しい顔でゴールしたが、のちになってDNFですって言われちゃかなわないな〜。 ランのチェックポイントを通過してない人もいたらしい。それって本人が気づかずやっちゃったんだとしたら可哀想だ。 新しく出たリザルトで、ようやく各種目の順位を知ることができた。 Swim 91位 Bike 118位 Run 152位 スイムがよかったのはコバンザメ効果? バイクはまあまあ。ランが悪いのはやはり昔のパターンが出たなって感じ。 ラン途中4か所の通過順位が興味深い。どこでつぶれたかがよくわかる。こんな感じでバイクも細かく通過ポイントがあるとよかったな。 僕の場合ラン15km地点で最もポジションを上げ76位だったが、その後垂れて次第に落としていく。もしも目標通りのペース(キロ5分)をその後も維持できていれば、24分短縮し56位に入る計算。その時はそのシナリオで走っていたのだから、ずいぶんとおめでたかったな。やはりラン前半は飛ばし過ぎたかなと思う。特に下り。 また、トランジットタイムも律儀に順位が出ている。 T1 54位 T2 126位 T1は目論見通りのタイム削減ができたようだが、T2は案の定悪い。イメトレができておらず、バイクラック前後でのもたつき、着替えテントの入り口で右往左往などいろいろと躓いた。最大のミスは靴下をLR逆に履いてしまったことだ。靴下は靴のなかに入れておくことで履き間違いを回避するシステムだったが、その靴を左右逆に並べて履き始めてしまった。注意力の欠如だ。だが靴下のLR差なんて実は気にしてなくて、逆に履くことも多々あるのだが、自暴自棄気味だったその時はわざわざ履きなおしてしまった。さらに忘れ物がないか点呼して調べたりして、わざとだろ? ってくらいその場に留まっていたことは否めない。走り出したくなかったのかな? 2015/9/15 [思惑] 職場の飲み会を珍しく僕が企画する。 4月からごっそりと異動になり今までとはやることも環境もガラリと変わった。そんな中で、どういうわけか個々人のつながりが希薄になっていた。素直に正直にものが言えないムードが形成されていた。 その硬直した雰囲気をぶち壊し、これまで思っていた不安・不満を洗いざらいぶちまけよう企画、のつもりでいたのはぼくだけだったのか…。 なんだか当たり障りのない会話で終わっちまった。 良くも悪くも時間が洗い流してしまったのだろうか。企画するのが遅すぎた気もする。みなさん上手くやっているのね。 寂しい。 2015/9/16 [とーせん] 帰宅してジョグするつもりだったが雨が降ってきてしまったのでシロモトに変更。 10分超えたあたりから、音楽に合わせてペダルを踏む。 スピードメータ壊れてるので計算してみる。 53×15Tで67〜70rpm・・・29.9〜31.2km/h 53×13Tで65rpm・・・33.4km/h(ラスト4分のみ) 東京マラソンの抽選結果メールが迷惑フォルダに入ってた上に、当選してた。 標的型メール攻撃じゃねーよな? 無駄に運がいいなあ。出来ることならカントクに当たってほしかった。 チャンスはきっちり生かさないと。こんどこそグロスでサブ3実現したい。スタートロスがどうのとかみみっちいことを考えなくても済むくらい軽々と越えたいなあ。 2015/9/17 [横浜国際] ジャパン後初のスイム。カントクと横浜国際へ。空いていて意図した練習ができるのは横浜の美点。高いしな。 1分45サークルで5本×3セット。1本目は気持ちよく泳いで1分26が出たが、3本目くらいで早くもタイムが落ちる。ジャパンの貯金なんて全然ないな。 1セット目は最低1分27、2セット目は1分28、3セット目は1分30まで落ち腕が終わる。レース前とは異なり、目標練習距離といったものはないので、潰れるかどうかを気にせず一本一本をきちっと飛ばしてはいる。3セット目は、2ブレスをあえてたくさん入れてみた。潤沢な酸素供給により腕の干上がりを抑え、ブレス姿勢によるロスを補うことができるか確かめる。 結果はちょうど相殺ってところか。ロスの少ない2ブレスのフォーム研究は今後のテーマかもしれない。 4セット目の代わりに、休みを十分入れて1本ずつ飛ばす。 1分25.5くらいがかろうじて出た。腕がないなかでどうやって進むか、肩甲骨を上手く使うことの意味が少しだけ見えてきた気がした。 横浜はジャグジーが充実。気持ちいい季節になった。 富士登山競争の記録と完走Tシャツが送られてきた。表紙にまめきち写ってるじゃん。 なかなか個性的な色でグラフィックも気が効いてるTシャツに満足。あのカッコ悪いロゴも入ってないし。 ゴールの207位に対し、馬返し通過は423位。やっぱり馬返しまではかなり遅かったか。五合目までに145人抜いたらしいが実感がない。 完走率53.7%はとりわけ高かったわけでもないね。 2015/9/19 [峰の原高地トレーニング合宿] 今日から菅平高原にて二泊三日のチームTKD練。21人(だったかな)が参加。まず初っ端から、関越道に乗るべきところ中央道に乗ってしまう大ボケをかます。しかも双葉を過ぎても依然その間違いに気づいておらず、「あれー結構走ったのに上田ICが現れないな〜」などと思ってた。途中でナビに目的地を入力し「残り172km」と表示されてさすがにオカシイと気付く。 そんなわけで中央道から長野道を経由し須坂ICで下りてみんなとは逆アプローチで目的地へ。30分遅刻し、最初の練習(ジョグ)は短くなってしまった。 昼食後、クルマで移動し某所周回練。1周6.28kmで割とアップダウンがある。 僕はキロ4分40〜30ペースのグループとして、K野さん(女性)とタナベさんの3人でスタート。気温が大分低くなっている。 K野さんの旦那さんは走る人ではないが、今回の合宿でいろいろとサポートをしてくれた。エイドを設置しみんなに走りながら給水できる状態を作ってくれている。温厚さと細やかな気配りには助けられた。ハードメニューにおいてメンタル面でもみんなの下支えになってくれたことは間違いない。 K野さんはトレッドミルでサブ3をやってしまう人、タナベさんは去年走り始めてまだ一つのレースにも出てないが、14周続けて高尾山往復練をしたという人、いずれもタダモノではない。 1周目は先頭グループを率いるコーチが少し抑え目に走ったので、ある程度余裕を持ってついていけるが、右の膝・足首・脹脛あたりが痛くて気持ちよく走れない。この合宿に備え十分身体を休めたが、身体がギクシャクして重い。酸素の薄さが早くも影響しているだろうか。 結構風が強く、上りでちょうど向かい風となるのでしんどい。 2周目から目標ペース(キロ4分35)で。心拍数的にはレースでのサブ3ペースと同等以上の負荷であり、体感的にもこのペースを30km維持できる自信がない。アップダウンを重ねるごとに脚がごそっと削られていく。 上り向かい風区間ではK野さんを風よけにして走る。レベル差から考えて、妥当な判断だと思う(言い訳?)。 3周目途中から真剣にしんどくなってきた。4周目でクラクラ目眩がしてくる。血糖値が落ちており、絶妙なバランスでかろうじて走っている状況。気温もぐっと下がって寒く、抵抗力がみるみる下がっている。ウェストポーチのボトルにポカリを入れていたのでエイドは素通りしていたが、足りてない予感がして5周目はしっかりポカリを貰う。 5周目はいつ崩れるか判らない状態でかなりの限界状況。今日のメニューは5周で終わるか6周目途中の35km地点まで走るかの2択だったが、前後の状況から僕らは35km走るべき組。だが、おそらく6周目は付いていけないだろう。そんな折、歩いているカントクを追いこしたので、カントクの様子を窺うという名目で5周目終了を宣言する。K野さんは「今日こそ35km走ができるチャンス」と志が強く、タナベさんと当然の如く6周目へ突入していった。 Uターンしてカントクのところまでジョグ、その後周回起点まで歩いた。 某所周回6.28km 29:18(P4:40) HR138/149 28:50(P4:35) HR145/152 28:50(P4:35) HR148/154 28:50(P4:35) HR151/158 28:50(P4:35) HR154/159 total HR147/159 2120kcal 驚いたことに2周目以降すべて同ラップ。K野さんのペース職人ぶりには驚いた。 5周で終わりにしたのは正直精神的な負けだが、残り二日のメニューもなるべくこなすべく、ここで廃人にならないほうがいいだろう。二日三日目の走れなさを痛感した5年前の菅平合宿の二の舞はとにかく避けたい。 夕飯はいかにもペンションらしい洋食、ではあるがそれぞれがきちんと本格的な味わいなので次第にむむむ、となった。二次会ではちょうど誕生日だった僕を皆さんで祝ってくれた。 2015/9/20 [高地トレ二日目] 菅平合宿二日目 朝練 クロカン1.5kmコース×8 11:45 9:00 8:55 8:43 8:16 8:00 7:38 7:48 まめきち。曰く、この朝食前の練習が今日のメイン練となるから覚悟しとけってことだったが、あとで思えばそのアドバイスをきちんと受け止めていなかった気がする。 とくに組分けはせずコーチがペースメイクする。付ける人はついて、という感じで始まったがバラけずに多くの人がついていく。不整地の不慣れさに集団最後尾をひらひら走っていたが、上り区間が毎回じんわりときつくなり、すこし離されては下りで追いつくを繰り返す。だが7周目でとうとう追いつけなくなった。ラップをみると徐々にBUとなっているが、最終周は垂れて遅くなっている。 多くの人がコーチのペースメイクに最後までついていく中、僕の弱り具合は半端ない。 あまりに右の膝とアキレス腱が痛いのでロキソニン飲む。 午前練 根子岳山頂往復。 登山道まで1km、根子岳まで4.1km往復。不調なカントクと一緒にしんがりで登るが、しんどい。歩きなのにゼーハー言ってしまう。やはり空気が薄いせいだろうか。 青空と雲海が見事で、いい日和だった。ほぼ通してガレ場なのは参った。 昼バーベキュー 肉たんまり食べた。この宿は食事が素晴らしい。 隅々までよく考えられている。僕がバーベキューを好まない理由は、食べ残しが大量に出たり内容が偏ったりする点なのだが、オーナーは慣れているのかその見立てが完璧。きちんと炭火を使っているし食材も美味しかった。特にスペアリブは絶品。下処理が効いているのか、柔らかくて味が濃い。サイドメニューの味噌汁も豚の出汁が効いていて美味い。 午後練 昼寝の後夕方4時半から。多くの人は湿原周回コースにクルマで出かけていったが、4名はペンションの回りをジョグ。以前の合宿でポイント練に使ったというゲレンデ内を通過する6km周回コースを1周する。当然坂が急だがゆっくりだったのでついていけた。朝の走れなさ具合からみたら大分復活した感じ。とは言え心拍から見るとかなり負荷が低いので単なる錯覚かも。次第に霧が濃くなり、視界は100m以下になった。 HR111/134 531kcal まあとにかく初日のロング走のダメージがあまりに大きくて何もできまへん… 35kmまで行ってたらどうなっていたか。 月間走行距離400km以上は当たり前という他のメンバーにとって連日走ることは何でもないようだ。ランに対する耐性がまったく違う。 徐々にメンバーそれぞれの人となりが判るようになってくると、とてもまとまりのあるいい感じのメンバーが揃っていることに気づいた。走る情熱や真剣度にかけては僕とはまるで違う人ばかりであるのは言うまでもないが。それとこのチームの特徴として、女性がハンパなく強い。今回の合宿ではM浦さんが最強。ただ速いだけでなく、すべての練習をきっちりこなしていた。昨月667km走ったらしいけど。 2015/9/21 [高地トレ三日目] 朝練 ペンション周辺をジョグ。昨日より走れそうな気がしたが実際は全然ダメ。多くの人が7〜8周する中、カントクと超スロージョグ2周で終わり。今日のメイン練のために温存する。走った方がほぐれる、という感覚が判らない。 午前練 クロカンコース2km×8周 まめきち。H田さん、I上さん、タナベさん、K野さんの6人でキロ5分〜5分半ペース組を作る。キロ5分より遅くていいのか、とその時は安心したが、見通しが甘かった。 ロキソニンを飲んできたが、暫く膝が痛くてまともに走れない。 2kmのうち前半は400mほどの長めの下りと、折り返して上り。後半は昨日も走ったコースで、途中に200mほどの上りと下りがある。つまり昨日よりはきついコース。 1周目からかなりゼーハーしんどく、抑え目に入るはずだったんじゃ? と思いきや実際は11分以上かかっており、これが下限ペースか…と先が思いやられる。アップダウンと足場の悪さが予想以上に足を引っ張る。だが心拍は辛さとリンクしておらず、負荷はあまり高くないことを示している。 3周目くらいでようやく身体が順応してきて、2か所の上りピーク付近さえ凌げばなんとかなる状態。平地や下りで稼げば、平均ペースは上がりそうな気がするが、なるべくイーブンペース走というのが今回のテーマらしい。 6周目の前半の上りでK野さんがぐっとペースアップ。イーブンの沈黙を破る。最後くらいは悔いのない走りがしたいと思い、何とか食らいつく。I上さんと3人になる。 7周目の上りで5mほど離されてしまった。その後追いついたものの、最終周は離されないよう気合を込めて。幸いラストスパートが目的ではないようなので、ペース上限に留めたまま残りを走る。 合宿の締めの練習で何とか最後までついていくことができて良かった。 クロカン2kmコース 11:04 HR126/144 10:55 HR133/148 10:39 HR136/149 10:41 HR136/147 10:43 HR137/148 10:11 HR139/151 10:03 HR141/151 10:02 HR141/153 total HR136/153 1038kcal キロ6でヒイヒイ言ってた昨日の朝練から見たら、よりハードな今回のコースでキッチリ走れたのはよかった。 周回練直後にトラックで流しを数本。K野さんや年配のY口さんのスピードについていけない。下りが遅いのと原因は同じという気がする。 今回の合宿では合計73.3km走った。メンバーの中では少ない方だが、5年前の菅平合宿より11km以上多くそこそこ走れた方かなと思う。食事内容とか時間配分とか、いろいろと快適だったことも影響しているかな。 三日間細やかな面倒を見てくれたコーチ、暖かく練習会に迎い入れてくれたメンバー全員に感謝。 そういえば、僕のことを「ラテン系よね」と、赤いアルファロメオに乗るセイコおばさまに言われて驚く。んー、ソース顔でもないしラテン好きでもないし、一体どこにそんな要素があるのだろう? 自分の知らないラテンが潜んでいるだろうか? いっそラテン系ファッションで身を包んでみるか? 2015/9/22 [廃人] ぐったり疲れて何もする気がおきまへん。それにしても、下界は暑いなあ。夏がぶり返したみたいだ。天気も良く、渋滞にもさほど遭わず、いいタイミングで高地練ができたなとつくづく思った。午後から実家へ帰る。ローラーかジョグするかなと思ったが結局サボった。体重が1kgほど増えた。 2015/9/23 [海辺ジョグ] 朝から暑いけど、まあ走るべーか。風は割と涼しい。 身体がぐたーっと重いが、それでも普通に走ることを合宿で覚えたことだし。膝の痛みは幸い数百mで消える。 海沿いの浦安公園は芝生でホゲーっとする人々で賑わっており、ちょっと羨ましい。 腹に溜まった余計なものが重くて苦しかったが4kmくらいでようやくこなれてきた。 だが8kmあたりで珍しく急に横っ腹が痛くなる。 さて、最近編み出した横っ腹が痛くなった時の対処法。 肺の空気をすべて吐き出して、そこで息を止めて腹を減っこます。肺の内圧が下がって横隔膜がぐっと上がり、その下に余裕ができて腸の状態が変化し、運が良ければ痛みが消える。 横っ腹をぎゅうぎゅう押したところで何にも改善しないが、これは結構効く。ただ、吐いた後に息を止めなければならないのは、走りながらではしんどい。 いつもの5.45kmコースを2周したところで十分お腹いっぱいだったが、何とか3周目へ。 浦安5.45km周回 25:29(P4:41) 24:49(P4:33) 24:31(P4:30) 2015/9/24 [バイクイマイチ] たまにはバイク練もやらないと。TDOが迫っている。 今日は回転を上げて短めに。 53×17T×82rpm=32.2km/h 結構飛ばした、つもりだったが大したことない。 2015/9/25 [フォアフットに流れる] この頃ランニングフォームが変わりつつあるかも。合宿でのロング走やクロカン走、浦安でのジョグでもそうだったのだが、以前よりもフォアフット気味になりやすい。疲労を感じ始める中盤以降にフォアフットの頻度が上がる。疲れたときの苦し紛れの動作なので、あまり本意ではない。 カントクが通っているコーチが書いたハウツー本の影響も若干ある。これがまた独特で、ざっくり言うと、ケツを突き出し、背を反らして前のめりになり、顎を出して走れ、ってところ。とても褒められたフォームとは言えない気がするんだが、言われてみるとそういえば、黒人選手はそんな感じかもしれない。ダチョウが走る感じというか…。 重心を前寄りにして、常に倒れ込むように進む感じか。つまりそれを目指そうとすると、踵着地はイメージしづらくなるのだ。そのコーチはフォアかヒールかについては別の持論があるのだが。 ただ、フォアフットは足音が大きいことからも、何らかの接地の衝撃を受け続けている証しと思われ、脚にはあまり良くない気がしている。Born to Runとは真逆なことを言うようだが。 2015/9/26 [セミロング走@駒沢] カントクは例の有料コーチのところへ出かけたので、僕はチームTKD練@駒沢公園へ。気温はさほど高くないが雨上がりで湿度が高い。 今日のお題、ミドルロングペース走12周。前回の駒沢練も12周だったが目標ペースは今日のほうが速い。キロ4分半ペース組は4名。ほぼまめきち。とタナベさんに先導してもらった。 最初の2周は若干抑え目に、以降は1周9分半程度を狙う。 2,3周目あたりが最も調子よかった。4周目から早くも買い物疲れの脚になってしまい気持ちよく走れない。7周目くらいからは合宿の疲労も出てきた。右アキレス腱の痛みも再発する。 5周目頭で給水。しかし僕とI上さんは水の用意がない。とりあえずみんなと一緒に減速。僕は腰にガッツギアを一つ携帯しており、ちびちび飲む。今回ウェストポーチは忘れた。 それ以降徐々にペースが上がり、特に序盤の下りでグッと上がるのでついていくのが厳しく、ペース遵守を口実に一人離れる。おまけにモヨオしてきてしまい、トイレ離脱するか真剣に悩む。個室へ入りつつ集団復帰は不可能だろう。 幸い、少し遠のいてきたので最後までガマンするほうを選択。 9周目頭の二度目の給水減速でI上さんは止まらず先行し、そのままペースを上げていつの間にか消えてしまった。 僕は10周まではペースを守り、11周目からガツンと上げていくと決めた。いよいよ残り2周となる直前で、緊張からか動悸に苛まれるという珍しい現象が起きる。11周目、無事スイッチは切り替えられた。I上さんがなかなか見えなかったが最終周の残り600m地点でとうとう追いついた、と思ったら僕に気づいたI上さんがスパート。全然ついていけない。 全力で追ったがI上さんとの差は詰められず。 駒沢公園12周 9:41(P4:31) HR126/137 9:36(P4:29) HR136/141 9:33(P4:28) HR137/142 9:32(P4:27) HR139/143 9:40(P4:31) HR139/144 9:32(P4:27) HR141/144 9:30(P4:26) HR143/147 9:29(P4:26) HR144/148 9:31(P4:27) HR146/149 9:28(P4:25) HR148/154 8:45(P4:05) HR157/161 8:34(P4:00) HR161/163 total HR143/163 1523kcal 最後の2周は上げようと考えていたのでその通りにできたのは良かった。今回はフォアフットにはならず。 前回より涼しかったため、ペースは速くてもPolarのトレーニングロード値は低く出た。とは言え最終周での平均161bpmという値はいつぶりだろう。高地トレ効果かな。まあでも全力でキロ4かあ。 2015/9/27 [おやじ号、東京湾潜る] おやじ号で初めてとなるお袖練。前回は納車日の8/2だったから8週間ぶり。 アカデミアに9時半ごろには着いてしまったが、予報に反して雨がやまない。カントクのアンカーはOHしたばかりなので、雨の中を走るというのもなんだかもったいない。2時間待って、ほぼ止んだので走り出す。路面は濡れていて、下りで飛ばしたくない。 温泉坂を上っているころは新鮮さを楽しんでいたが、R465あたりではもう止めたくなってきた。どうにも力が出ない。県道88には入ったものの、長狭までは行かずにピークで折り返す。どうやら腹が減っていたようで、停止してどら焼きを食べる。 その後も腑抜け状態は解消されず、心拍は130以上にあまり行きたがらず、やる気がでないまま75kmという少なさで終わった。Aveも27.5km/h。TDOがヤバいなー。 HR117/153 1616kcal 獲得標高1000m 2015/9/28 [デンマークのプロダクト] たまたま合宿中に眼鏡が壊れてしまった。お気に入りだったMarks-Tというドイツ製の眼鏡。チタンフレームのブリッジ部分が金属疲労で折れた。フレーム全体がしなる構造なので応力が集中する部分だった。 夜の銀座にカントクを誘い、買った店に行って相談。修理不可とのことで、部品交換となる。事実上のフレーム総とっかえだが値段は半額らしい。ただし限定モノで、取り寄せもできるかどうか不透明というので、新しい眼鏡を物色する。今度もまたチタンフレームに目が行く。ツルを立てると一体感があり、シャープで未来感のあるフォルムはおやじ号に通ずる素直なカッコよさがある。かなりストライクなので即決。デンマークのブランドだがハンドメイドインジャパンとある。はて? 日本はチタンの加工技術が「ウマくて安い」んだって。吉野家かよ。 早くできないかな♪ ほかに、実家用の壁掛け時計を探してうろうろする。20年以上愛用してきたガラス盤面の時計を誤って落下させたために満足に動かなくなってしまった。最初に丸ビルの混乱ショップに行ったのだが、昔のようなキョーレツさがなくなった気がするなあ。50年前のデザインのレプリカとか、どんなに良くても新しさでは勝負していない。結局ペンディング。 買い物の後は近くのナイルレストランというインド料理屋へ。インドなのになぜナイル?インダスレストランならいいんだすか? などと話しながら店の前に来ると、老舗のオーラを怪しく漂わせており、実際にその通りの有名店とは露知らず来てしまったが、運よく席が空いていた。メニューはワケ判らないので2800円のお任せコース注文。カントクと腹いっぱい食べてきた。これは美味いっす。 店はほぼ満席状態が続くが不思議と回転率が高い。殆どの客のお目当ては看板メニュー”ムルギーランチ”で、用を済ませるととっとと出ていってしまう。酒を飲んでノンビリ食ってるのは僕らくらい。この店が繁盛するメカニズムを垣間見た気がした。 2015/9/30 [骨格ランニング] 走りやすい季節になってきた。有料のトレッドミルで走る必要はない。 本門寺平地コース×2周。 力まずに、骨格で走る、を意識する。平地での定速直線移動は本来仕事量ゼロであり、しんどいのは単に効率が悪いためだ。極めていけばせめて自転車と同等くらい楽にならないかな、などと他力本願的に考える。少し前かがみになり、惰性で足を繰り出す。着地点が膝より前にならないように気を付け、フラット着地を心掛ける。 イメージ通りに割と出来ている気がするが、この数日で体重が激増しているせいか、脚が重く、そして疲れていて痛い。それに普段なら時間と共に消える膝痛が3割くらい残ったまま。アキレス腱痛も消えない。総じて不快な走りで終わった。 平地5km×2 23:33 23:00 total HR135/151 755kcal |
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