2009年1〜3月
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2009/1/1 [ヘタレで始まる2009年]
ニューイヤー駅伝を見るともなく見ていたが、向かい風のなか富士通は常にツキイチ君で最後にチョイ刺しするというずるい戦法を複数の選手が行って総合優勝。ここまであからさまだと社風なのかと疑いたくなるが、旭化成ももうちっと作戦考えろやー。

昼間のバラエティばっかなTVにウンザリしてMXTV(東京都のローカルTV)に回したところで、織田フィールドというナレーションが聞こえてリモコンの指が止まる。周りの景色からしてどう見てもあの織田フィールドではない土のフィールドが映っていて、黒人アスリートがフォーカスされている。織田さんって人がアフリカの某国に競技場を作ったというスポーツ振興の話だろうか。しばらく見ていると、周りのボロ家屋が昔の日本によく似ている、と気づいた。うわっ、そうじゃなくてこれは日本だ。そしてこれは東京オリンピックだとやっと気づいた。市川コン監督の有名な記録映画だ。あの住宅地はつまり渋谷の景色かよー。
こういう古い映像を見ると、ナレーションやカメラワーク、音楽などが現代の感覚よりずっとトンガっているところが面白い。それと、所々間が抜けている。
射撃の紹介シーンでは、
「競技時間は6時間半にも及ぶため、」
その忍耐力や精神力は計り知れない、と続くのかと思えば・・・
「選手たちは弁当持参である」
ここ笑うところですか?
競歩の場面では選手のケツばかりズームアップしてコミカルさを強調、明らかに競歩への冒涜だろ、とツッコミどころ満載。トリはやはりマラソンらしく、リタイヤが続出してサバイバル競技という印象が強い。途中棄権した選手らは「落伍者」と表現されていた。
まあつまり東京オリンピック誘致を狙いとしたMXならではの番組と言える。でも、この時代のスポーツのピュアな一面はもう二度と見られないだろうと思う。

夜、ジョグに出かけたら桁違いに寒くて、全く走る気になれない。8分で止めて帰ってきた。
年始めの練習は早くも挫折して終わる。
2009/1/2 [寝正月]
んー2009年になった途端に、なんかやる気出ないなー。
箱根駅伝を見る。いつになくデッドヒートを繰り返す展開で、なかなか面白かった。結構寝たけど。箱根上りの5区、東洋大の1年生がバケモンってくらい凄かった。将来が楽しみだ。まあ彼ほどでなくとも、標高874mもの峠を17km/hのスピードで駆け上がる選手たちには本当にたまげる。平均斜度は5%くらいとすると、自転車で着いていけるかどうかもかなりきわどい。

昨日の東京オリンピックに続き、今日はベルリンオリンピック「美の祭典」を見る。
二部構成になっていて、長くて途中1時間くらい寝た。日本人の活躍が目立ち、当時この映画のお陰で日本国民がドイツ贔屓に傾いたと解説の淀川さんは言っていた。
ロードレースは100km。固定ギア仕様が目立つ。平坦っぽいこのコースならありかな。集団ゴールだった。
MXTVはCMが少ないくていい。この不景気に入って、急に民放各社のCMの割合が増えた気がして仕方がない。
感動スポーツ番組漬けで、やる気がでるかと言えば全然効果なし。いやー、実のないダラダラな正月を過ごしているなあ。
2009/1/3 [筑波練]
筑波方面は道の記憶がしっかりしている割に、意外と走った回数は少ない。数えたらまだ今日で6回目であり、3年半ぶりとなる。
JYUさんのお誘いでヤマヒロさんの筑波練に参加させてもらう。9時スタートなので、物練8時スタート時と同じタイミングで家を出たら、土浦北ICまではちょうど1時間、大池公園には集合の45分前に着いてしまった。僕ら以外にかなり大勢のローディ&トライアスリートが来ていて、今日はイベントデー?と見紛うくらい。やはり筑波山は人気だ。
久しぶりの不動峠。アップなしで突入したら一気に脚が酸っぱくなってしんどすぎ。早く来たんだから予習しておけばよかった。界隈の気温がマイナスになっていたのですっかり尻込みしていたのだ。でも走り出すと意外と寒くなかった。JYUさんはいきなりアウター練だ。んーとてもそんな真似はできない。後ろから来たヤマヒロさんに喰らいつく。
ここのベストは4年半前の真夏の14分3秒で、まあベストは無理としても近いタイムがサラッと出せるだろう、なんて思っていたら、15分21秒もかかってる。結構しんどかったのにー(怒)。進歩がない、というか退化してるかも。HRAve=145bpm。
最後尾まで下りて復習。後で、今日の復習分を全部足してみたら5.1kmになった。意外と稼げるんだな。

筑波スカイラインに入り風返峠から湯袋峠へ下り、峰を突っ切ってきのこ山方面へ。昔走ったルートだ。相変わらず、脚が酸欠のように苦しい。なんでだろ? パラグライダーの人に記念撮影を頼んだ後、一本杉峠へ慎重に下っていくと、地下水が道に溢れて凍結しているところが数箇所あり、先導のヤマヒロさんが犠牲的精神で?つるんと滑って氷の張った水溜りにダイブ! うひー冷たそう。大丈夫ですか。
板敷から道祖神峠までは傾斜が緩く日も照って気持ちよく走れた。ようやく脚が回ってきたか。道祖神峠からの下りは新舗装となり、快適度が格段にアップした。これなら上りもいいかもしれない。交通量は多いけど。
フルーツラインを爆走するが、メンツがほぼトラ系のため集団で走ろうという意識はまるでないのが新鮮。僕もヤマヒロさんから5mあけて走ることにする。
途上のコンビニで休憩。昔からあったかな? このセイコーマートっておにぎりが暖かくしてあったり、オリジナルブランドのホット茶が78円だったり、変わっていてちょっと魅力的。コンビニの画一性はビジネスモデルの成功例として話題となったが、時代的にそろそろ考え直す時期に来ているんじゃないかな。
最後に裏不動をマジモードで上る。12分11秒、HRAve=148bpm、これは多分ベストだ、と思って後で調べたら、やはり4年半前がベストで12分18秒で走っている。またしても、全然進歩が無い。
久々の峠三昧ルートは楽しく走れた。下りで飛ばさなかったので恐怖体験が無かったことも大きいと思う。皆様ありがとうございました。

帰路すぐのSAで寝たのが大失敗。目覚めた頃は常磐道から首都高からふんづまり状態と化していた。仕方なく柏で降りたら、16号も6号もバカ混み。あー以前も同じ過ちを犯したっけな。柏で降りるなと肝に銘じたはずだったが。往路でラッキーだった分、復路は4時間以上かかった(アホだ)。
2009/1/4 [悪夢の非まったり組]
物練はまったり組とそうでない組が8時同時スタートとなった。まったりでない組がどの程度なのか宣言されていないが、まずは二郎さん、小野口さん、ウエムラさんといった面々を見ただけでも予想はつくだろう。とりあえず、まったりでない組で走って切れたらまったり組に入ろうと思っていたら、荒川CR上で早くも切れた。客観的に見てここはまだそんなに飛ばしてなかったが、なぜか我慢が効かないところ。
しかし幸か不幸か入間大橋の信号で追いついてしまった。
その後もしんどい修行が続くが、徐々に温まってきたので何とかしのげた。大東文化坂は後ろ寄りクリアだったが上出来だろう。
物駐にまったり組がなかなか来ないので亀ロー方面に向かったと判断し、皆で行ってみると誰もいない。この読み違いでまったり組とは決定的に離れることになった。

続けて雀川林道1本。ここは意外とアプローチ区間が侮れず、八高線沿いの道で不思議と脚を使わされる印象がある。上記3名が亀ローで引き返し、非まったり組にも平和が訪れると期待したのに、多分ゲストの割合が多いせいだろう、緩める雰囲気がまるでない。いつもなら抑え役のシムラダさんも今日は厳しい教官役。あーなんでこんなにしんどいんだー。常にブレーキをかけながら走っているかのようだ。雀川林道に入ると早速切れた。なぜかその前に切れていた松村さんが追い上げてきたので乗っかり途中まで引っ張ってもらったが最後は千切れ最後尾ゴール。むー、ダメダメだ。
帰りこそ大人しく走るのかと期待したが、鬼教官松村さん始めコスミックカーボンの大川さんなどまるで容赦の無いぶっ飛ばし。ずっと下ハン握って走ってた。こんな厳しい物練は久しぶり。というか、そう感じたのは自分だけだろうけど。

あまりに速くて正午には練習が終わったので、帰りがけにスポクラによっていく。平日ナイト会員なので物練後は普段寄れないが今日は特別営業日なのだ。トレッドミルでは脚がよく回り、結構快適だった。しんどかったのが僅か1000mのスイム。泳ぐ筋肉がすっかり萎んでいる。最後に体重を量ったらほぼ3kg減ってた。ボクサー計量前のような状態。
2009/1/5 [微熱]
今日はシゴト始め。午後から急速に熱っぽくなってきて、夕方測ったら37℃になっていた。平熱が35℃台なので気のせいではない。でもこれは風邪じゃなくて疲労からくるものだろう。もしくは久々に頭を使って熱が出たのかもしれない。そういうのを知恵熱とは言いません。
年をまたいだので正しく把握していなかったが、この一週間の練習時間は23.3hで過去最長級だったようだ。熱が出るのも仕方ないかも。今日はオフに決めた。
内訳はSwim=1km Bike=474km Run=52kmでまあスイム以外は頑張った。物練が3回、JYUさんと走ったのが2回、それに先々週は皇居コミュが1回と、この冬休みは殆ど誰かの助けを借りられた。有難い事だ。
2009/1/7 [蘇る食材]
納豆はひきわりが好きで、会社の昼めしでもよく買う。これ一つでしょぼい弁当も豪華に変身。ひきわりって、普通の納豆を細かく切っただけかと思っていたが実は最初から製法が異なり、栄養成分もかなり異なるらしい。同じ大豆なのに、不思議だ。
一昨日、仕事始めに冷蔵庫を見ると、そこに12月20日期限のひきわりが一つ残ってた。あれーこれ僕のかな? けちな僕が食い忘れるとは思えないのだが、半月以上過ぎてちゃどのみち食い手は現れまい。
そもそもひきわりは賞味期限が短い。空気に触れている面が多いからだろうか。二日経っても食い手が現れないので、天寿を全うしてやることにした。今日が期限のひきわりとブレンドし、賞味期限が12月29日くらいにシフトした。何ら問題なく食えた。
2009/1/8 [ぐっちゃぐちゃなニッポン]
わがニッポンは、AFOなソーリとともにどこへ行っちゃうんだろうなー。ここまで能天気とはさすがに誰も予想できんかったなー。もはや、お隣のかつてのノムたんなんて比じゃないもんなー。ジミントーは、こんなAFOを未だに信用して、何がしたいのかホンッとさっぱり判らん。
ところで、そろそろ平沼党がどーんと救世主の如く出てきてもいい頃だと思うんだが、水面下でいまだ準備中なのかな。頼む、早く出てきてくれ。
2009/1/10 [筋トレも程ほどに]
二日前、久々にやったマシントレ(バタフライ)で今ごろ強烈に筋肉痛。大胸筋は日常で全然使わないせいかテキメンに出る。あまりに痛いと気分が悪くなる。肩こりがひどくて吐き気がするのと同じか。上下振動に耐えられずジョギングはとてもできない。この過ちは何度も繰り返している。午後から嵐のような風が出てきて、自転車に乗る気にもなれないので、スロー筋トレで太腿と腹筋を強化。お遊び程度でしかない。

先日WALL・E見てきた。
上映時刻夜8時過ぎだと1200円で安かった。会社帰りだとむしろ好都合なんだけど。二人で場内に入っていくと・・・丸ごと貸切状態だよウソだろー。アラブの金持ちになった気分というより、固唾を飲む音まで聞こえる緊張感。
ところがWALL・Eが始まって5分としないうちに映像が真っ黒に。プロジェクターのランプが切れたって? 飲み物サービスしてもらって復旧を待つが、しばらくして再開の目処が立たないと言われ、人生初の貸切体験は儚くも消えた。ちょうど時間差で上映される字幕版に移動して見た。こちらは5組ほどのカップルがいたけど、この映画館よくやっていけるなー。駅のスポンサーにもなってる立派な映画館なんだけどな。丁寧にもお詫びとして招待券も貰ったし、快適なのでまた次もここで見よう。それまで生き残っていて欲しい。

んー、意外と泣けなかった。WALL・Eに期待してたことと、ちょっとずれていた。
動きが速すぎて、着いていけなくて疲れた。CGなんて何だってアリだよな、と思わせたら失敗だと思うんだが。もっとリアルなボロ機械の不器用さや劣等生の味わいが見たかった。数百年ひとりぼっちで黙々と健気に働いてきた重みを感じたかった。あんなキャタピラーで30km/hも出したら空中分解するんじゃないかって心配させて欲しかった。そういった描写はお座なり程度に通り過ぎ、途中からどーでもよくなっちゃって、ストーリを手際よく追っかけることに必死になってくる。宇宙船の場面なんて、もうアニメーション付けがめんどくさくなったから移動は全部飛ぶことにしました、って感じだ。トムとジェリーみたいになってる。
ロボットとしての無機質さのなかに感じる魂、といったデリケートな要素は端折られていて、単に機械の形をした人格あるキャラ。シリアスではない割に、ギャグも少なくて笑う場面はあまりない。
シーン設定だけですでに期待できるんだから、もっと慎重で繊細なストーリを望みたかった。テーマが壮大すぎて無理があった感じ。
そうは言っても技術には感心しきり。なので凄くもったいない。つまり監督が好みではないってことかな。
2009/1/11 [10年に一度の壮大な計画]
カイシャのキマリで、勤続10年毎に長い休暇を与えられる。リフレッシュ休暇と呼んでいる。今年度が僕の2度目のリフレッシュ休暇で、7日間を連続して休む必要がある。旅や外食が嫌いで出不精な僕にとって、自分だけ7日間も休むというのはむしろ居場所に困ってしまう。期限は3月までと、迫ってきた。
そこで、意を決して冬場に暖かいところで合宿することにした。沖縄の民宿辺りで黙々とバイク&ランの毎日。あー退屈そうだなー。ホントに実現するのかな。まだ構想の域を出ないが、2月終りに1週間ほど行く予定。一泊でもいいので誰かハゲましに来てください。ブラリ散歩でもしませんか。かなりマジに期待しており、詳細が決まり次第スケジュール等を公開します。誰か釣れないかな〜。

その旅支度の一つとして、先月中旬にキングジムのポメラをネットで注文していたのだが、未だに来ない。そんなにバックオーダーを抱えるほど人気が集中しているのか? それとも中国の工場が次々倒産した煽りを受けて生産が滞っているのか。頼む、合宿までには間に合ってくれ。
2009/1/12 [川岸練]
物練は今日もきっぱりと快速組とまったり組に分かれる。なぜか今日は快速組に着いていける自信も決意もハナっからなかったので見送る。風もなく穏やかな中を気持ちよく走れた。物見山近辺のちょっとしたアップダウンで腿がじんわりと来て、この負荷で酸っぱくなるようでは快速組で生き残るのは無理だったなと悟る。でもサラ脚のはずなのになぜだろう?
快速組の慈朗さんが計ったようなタイミングで合流し、計10人だったかな? 11時の開店に合わせて、まったり組のほぼ全員が川岸屋へ直行。恒川さんにインスパイアされ、走っているときから今日は玉子とじうどんと決めていた。ほかに勢いでモツ煮も注文。よく煮込まれていて美味い。ビールが飲みたくなるなどと話していたら、続いてやってきたどこぞの自転車装束隊8名ほどは躊躇なく飲んでた。スゲー。川岸屋満員御礼。

この分ならブリックランもやれそうだ(やるべきだ)と思ったし、岡部さんにもプレッシャーをかけられていたけど気乗りがしない。とそこに、ストレッチングをして今にも走り出しそうなマキさんが。結局、慈朗さんをむりくり誘いランへ出る。
マキさんがペースを作る。妙に速くてついていくのがやっとだ。うげー、切れそう。昨日が荒川ハーフマラソンだった慈朗さんもかなり限界に見えたのだが、中盤で調子が出てきたかパスしてズンドコ先行し、マキさんは逆にハイペースがたたってタレてきた。両名ともなんでそんなにアクチブなのですか。

物練は終始まったりで距離も短く、ランも6kmばかりなんだけど、家に着いて洗濯を終えた頃に強烈な疲労感に襲われ起きていられない。何がそんなに疲れたんだろう? 夜になったら全身筋肉痛で歩くのも嫌なほど。昨日のランか筋トレがじわじわ効いてきたんだろうか。
2009/1/13 [安いのには訳がある]
昨日物練の帰りがけ灯油が18リットル990円だったので買って帰った。早速ファンヒータに給油したのだが、それ以来臭い。明らかに不完全燃焼臭い。オイルショック時は灯油に水が混ざっていたらしいが(一発でストーブが壊れた)、妙に安かったこの灯油もなんだか怪しい。ガソリンだとクルマの調子が多少悪くても気づかないかもしれないが、ストーブが臭いのは日常生活に直接響く。まさか○光がそんなインチキするわけないと思いたいが、臭いものは臭い。

今月は密かにラン300kmを狙うつもりでいたが、今日の時点で最低ノルマから34kmも不足している。一日で10kmペースだから一日でも休むとツケがどんどん増えていく。来月1日が浦安ハーフマラソンなので月末に駆け込みで帳尻を合わせるのもまずい。今のうちからスパートかけないと(ま、所詮無理とは思うが)。そんなわけで休みたくは無いが先週分の疲労をリセットするためにオフとした。ちょっとだけ筋トレする。
最近筋トレがダイエットにならないか試験中。

低額給付金問題でこのところ騒いでいるけど、「給付には反対だが、受け取りは拒否しない奴がいる」と言ってそれが理不尽だと苦言を呈する奴が少なからずいる。その理屈は100%おかしいと思ってるんだが。キャンプに出かけ、皆で集めたお金で牛肉ばかり買ってきた食事担当者に「なんでそんな買い方するんだよ」と言うと「文句あるならオマエ食うなよ」と言ってるのと同じじゃないのか。なんでこんなガキの理屈が色んなところで聴かれるのかさっぱり判らんよー。
2009/1/14 [おもろい本]
「チャイルド44」下巻を読みながら通勤途中、八丁堀駅に到着した。一瞬僕は今が何時で何をしている最中なのか判らず、いつもの新木場駅を乗り過ごしたことになかなか気づかなかった。そのくらいこの小説には没頭していた。スターリン政権下のソ連が舞台のサスペンスで、追う者がいつしか追われる身になるという王道なストーリだが、かなり面白い。サスペンス通には逆に物足りないのかも。判りやすい淡々とした個性的な言い回しが心地よい。読者の目線や理解度と同じ速度で物語が進み、もったいぶるとかあざむくような描写がないので信頼が置ける。まさにそれは、誰も信用ならないこの小説の舞台でせめて語り部だけは信じてもらわないと話が進まない、とでもいいたいかのようだ。
冒頭に掲載の地図は内容理解にさほど役立つものではないが、買ったばかりの2009年版世界地図帳で照合してみたら、ほとんどの地名が変わっているらしく暫くどこだかサッパリわからなかった。ゴーリキーといえば自動車産業都市としてガッコウで覚えた数少ないソ連の地名だが、これもニジニ・ノヴゴロドに変わってた。というより本来の名前に戻ったと言うべきで、スターリンが改名したらしい。作家と地名はリンクしていたのか。ふーん。
ソ連の非人道的で残酷で絶望的な社会が描かれ、そりゃちょっと大げさでしょ?話作ってるでしょ?と思うこともしばしばだが、ウィキなどを見てみるとどうやら平和ボケした自分が無知すぎたと見るべきか。北朝鮮はリアルタイムでこんな感じだろうか。どんなに不況でもやっぱり贅沢な我々の生活とは180度別世界で、反則技な興味深さだけど、とにかくバランスが取れた面白さなので上下巻まとめて買って後悔なしです。

ただ以前、あまりに荒唐無稽な猟奇殺人を恍惚として描いた「独白するユニバーサル横メルカトル」で「このミステリーがすごい」のシュミの悪さには辟易したが、その点で若干通ずる気がしないでもない。とにかく残忍な場面は多い。
2009/1/15 [スロー筋トレブーム]
ホームページの容量がまた限界に達し、5MBを二度目の追加注文で月々500円アップ。まったくもって無駄な出資だと思うが、世の中に無駄でないものは意外と少ない。スポクラも無駄なものの代表格。

筋トレすることが増えた。スロー筋トレにしてから抵抗なくやれているせいだ。
スロー筋トレの場合、マシン毎に大体分かっている自分の10RM(10回持ち上がるマックス重量)のたかだか1/3ほどのウェイトにしてじんわりゆっくりとやるだけだ。どの位持ち上がるかといった力自慢な価値観はここには無い。乳酸はすぐに溜まりまくり状態になるし、やったなという充足感は高い。力まず気楽に効果大って感じだ。
連日イジめたお陰で今日のスイムはさっぱり力が入らない。効きすぎだこりゃ。
2009/1/16 [駄文作成ツール]
Pomeraが約1ヶ月のブランクを経てようやく届いた。当然ながら、この文章はPomeraで書いている。
20年前のワープロのリバイバルモデルといったイメージをずっと思い描いていたので、ボディの高級感、TFT画面の美しさなどは期待を遙かに越えていた。やはり今時のテクノロジーはそれなりに注がれているわけだ。マットなプロテイン塗装風な仕上がりは最近めっきり見なくなったのでむしろ新鮮。耐久性がちょっと気になるけれど。初期ユーザーからは折りたたみキーボードのグラグラ感を指摘されていたが、とてもしっかりしていて全く気にならない。ロットによって少しずつ改良されているのだろう。キータッチは堅く、静かで心地良い。
最近SonyからポケットサイズのPCが出た。理想的なサイズにかなり近づいたので、これはちょっと早まったかとも思ったが、やはり駄文作成に7ー8万円は高すぎる。単4乾電池駆動やスイッチオンですぐ使える点など、Pomeraにしか成し得なかったことは依然として多く、場合によっては値をつけられない価値がある。
これで冬季沖縄合宿も実行する理由が増えてきたぞ。

筋トレやりすぎて身体中がイテー。今日はさぼり。
2009/1/17 [瞬間風邪風味]
昨夜から不調を感じ、咳+鼻+喉の3点セット。やばい。一晩寝て回復せず、物練をさぼる。とびきり上等な日和だけど仕方ない。職場では風邪が流行っており少しお裾分けされたのかも。
普通に朝食をとり、うたた寝してたら薬でも飲んだかのように午後1時まで寝た。そういう生活態度はふつうロクなことにはならないが、すっきりして復活した感じ。風邪にかかりにくい身体になってきたかなと思う。
夜に20kmのラン、調子出てきた気がする。

どうでもいいけど今月からカイシャのセキュリティがまた厳しくなった。その一つとして、オフィス出入り口にはセキュリティカードの異なる二つの扉がついた。お陰でトイレに行くにもめんどくさい。トイレから戻ると、PCはセキュリティロック状態になっている。結果として、トイレを限界まで我慢するようになった。そのうち積もり積もって膀胱炎を発症する気がする。労災認定はたぶん下りないだろう。バカバカしい世の中だ。
2009/1/18 [あられ練]
空はどんより曇っていて見た目にも薄ら寒いが、物練には20名ほど集まった。
入間CRを抜けた頃から快速班が先行し始めたので慌てて追いかけた。ところが意外とイージーペースのまま進む。ソロ走行の奈良さんや二郎さんを少し真似て、半ドラ状態で走る。イージーとは言え大東文化坂だけは当然ながら遅れる。腿が焼けるように熱くなって限界が来た。ここへ来るまで酷使してないのに、冬場はこんな風に一気に乳酸が溜まってしまう。ホットバルムはこんな時のためにあるんだろうか。
細かいあられが降ってきた。顔にビシバシ当たってちくちくする。
物見山経由で弓立一本。弓立は市川さんと上る。いつも市川さんは、すぐには先行せず相手の出方を窺いつつ走る。こちらとしても気が抜けないので集中して走れる。寒いのを覚悟でチョイスした薄手のパンツは動きが良くていい感じ。
今日は珍しく朝飯抜きで来てしまい、腹減りと寒さでひもじくなってきた。シロクマをキャンセルしてノンストップで帰るというので自分だけこっそり熊ローにでも寄ろうと思ったら、結局全員を引き留める結果になってしまった。休んでいる間にあられ混じりの雨が降ってきて寒々しさは倍増。タイミング最悪のコンビニストップでどうもすみません。
雨は一時的で、帰路は快適に走れた。

自転車が全体的にまったり漬けだったので、きっちりランをして補うことにする。またまた慈朗さんにおつきあい願う。すでにオールアウトしたらしいマキさん、大丈夫?
軽々走れると期待したのに、足先がガチガチに冷えていて走り出しで言うことをきかない。そういえば極寒の時期にブリックランの経験がほとんど無かったのでこの現象に気づかなかった。10分ほどで一気に血流が良くなり熱くなった。相変わらず慈朗さんは快調そうに先行していく。
途中でお二人と別れて秋ヶ瀬公園へ向かう。行きで原田さん、帰りには宇津さんに声をかけてもらいエネルギーを分けてもらった。秋ヶ瀬は主要な通り道なので多くの人に出会えるようだ。
ランは最後まで脚が重く、自転車の負荷の割に調子が上がらなかったのは残念。
2009/1/19 [ロング体質の代償]
気がついてみたら浦安ハーフまで2週間を切っている。
脹脛の肉離れが治った昨年11月以降ランに関して目立った故障はなく、コンディションは大変良い。目標通りとまではいかないが練習は順調にこなせている。これまでに無くベストな状態で、これまでにない量の練習を積んでレースに挑むことになりそうである。これでしょぼい記録しか出せなかったら悲しい。
ただし、ハーフのベストは15年も前の1時間21分台。キロ3分51秒、トレッドミルでは15.6km/h。果たしてあと2週間でその速さに80分間耐えられるようになどなるか。

キロ3分51秒というとちょうど2005年の幸手さくらマラソン(10マイル)のペース。16kmまでならこのスピードで行けたわけだ。当時のラン練習量は少なく、フルのレベルも低かったが、その後2度の幸手で更新ならず、現時点でもこのペースで10マイル走れる自信はまるでない。この記録も今となっては七不思議のような感覚だ。浦安ハーフの記録も2005年から下降の一途(昨年は雪で中止)。当時はさほど労せずして出せたスピードが、ロング型への体質変化の代償としてすっかり失われてしまった感じがする。
まあ、 キロ3分50秒程度でスピードとか言うのも恥ずかしいというか、目標が低いと言うべきかもしれんが。
今日のランではラスト1.5kmだけ限界速度で走ってみた。キロ4分を切れてない。かなり絶望的だ。今後はにわかスピード練に切り替えてみるか。それと体重コントロールだ。辛いのイヤなんだよなあ。
2009/1/20 [スピード練]
2kmのジョグの後、スピードを15km/hまであげた。3分でしんどくなった。5kmも走れば根付いて落ち着くことを期待したが、しんどさは変わらない。ううー、最後までこの状態か。7kmくらいから脚の動きに余裕がでてきたが、それは楽かどうかとは関係ない。
と同時に気がついた。これはスピード練などではない。LT練だろう。そういえばご無沙汰だったよ。若い頃は走る度にこんな練習だった。とにかく全力、その代わり距離は短かったが。
初心貫徹で10kmを何とか走り終えた。本番ではこの倍以上を、もう少し速く、空気抵抗付きで走らねばならないのか。気が遠くなりそう。

備忘録:オバマさん就任記念と活躍に期待して、米国ハイ・イールド債券投信、ブラジルレアルコース購入。割安感、円高、レアルを通した為替ヘッジプレミアムの複数の要素で大きなリターンを期待。
泥沼だったりして〜(泣)。
2009/1/21 [時事むさいネタ]
文部科学省は21日、小中学校への児童・生徒の携帯電話の持ち込みを原則として禁止する通知を、月内にも各学校に出す方針を固めた(讀賣・21日夕刊)。
ついこないだ、橋下知事がセンセーショナルな提言をして、予想通り大反響があったばかりだが、それがまさかこんな早急に全国展開するとは思わなかった。それだけ、現場では問題が表面化し事態は緊迫化していたことの現れだろうか。
楽して楽しむ生き方を躊躇なく最優先するようになってしまった。楽な道具はガキには要らないって、この際はっきり言ってくれよ誰か。算数の問題を電卓で解くのと同様、生きる知恵を学ぶ上で携帯はナンセンスで邪魔だ。プロフでいじめ問題とか、そんなことは実は本質的じゃないと思っている。
でももう手遅れかもな。
WALL・Eにでてくる数百年後の人間は歩行能力も失ったデブへと退化していたが、そんな醜い姿に他ならぬ自分が満足するはずがないからこの話はありえない、とそのときは感じた。でもそれは認識が甘いかもしれない。ガキの基礎体力の低下が止まらないらしいが、当人たちにその危機感は多分、ない。だから休み時間に校庭へ出て遊ぶという、僕の世代にとっては当然で必然の行動を、頼まれたってやろうとしないんだろう。

オバマさんは取り立ててファンではないし、所詮ただの就任式に余所者がここまではしゃぐのはどうかと思うが、米市民の支持の高さを見るとこの国を羨ましく思う。
とかく景気対策の速やかな実現を、と言われる昨今。僕が思う一番の景気対策・経済効果は、低額給付金でも減税でもなく、米市民にとってのオバマ氏のような、人の心を動かす人物の登場だと思う。結局変えていくのは我々一人一人だ。どんな苦境でも、乗り越える姿勢が前向きか後ろ向きかで人の幸福感なんてガラリと変わってしまう。誰だって承知しているだろう。
2009/1/23 [次期モデル検討]
ハーフ対策でスピードアップしてみると、足首の周りや膝に痛みが残るようになった。わずか2回の練習で。

傷だらけでくたびれてきた心拍計S710i、そろそろ買い換えたくなってきた。目下の悩みは、スピードセンサとの交信不良とスタートボタン不良。機嫌がいいとちゃんと動くんだけどね。
サイクルメーター付き腕時計型HRMとなると、PolarではRS800CX、SUUNTOではt6c。それぞれ62000円あたりが購入価格(ケイデンス含まず)。S710は確か合計53000円くらいだった。機能も増えているが値段も上がっている。
Polarは、これまで使ってきたということで、良くも悪くも一定レベルの信頼はあり、勝手もだいたい判っている。それと、やはり800シリーズはカッコいい。5気圧防水という点はやや心許ない。水中では心拍を計測できませんってあるんだけど、S710も同様だったのか? スイムで心拍をとれる環境は意外と少ないのでほとんど必要ないけど、やはりレースで使うなら心拍も知りたい。
対するSUUNTO。
先日現物を見てちょっとがっかりした。写真から感じる渋いカッコよさが伝わってこない。やはり隣にあった800系と比べてしまうと明らかに華がなくソソられない。4年間毎日使ってきたブサイクの代名詞S710から見たら些細な問題でしかないのだが。
なんちゃってパワーメータやEPOC、これらは面白そうだ。客観的な推定値という点で興味深い。その性質を考えて使えば参考値としても利用価値はありそうだ。
スピードセンサがクイック一体型になっている、これはポイント高い。自転車の台数分センサを用意する必要がない。従来タイプのセンサーは輪行袋の中で必ずずれてしまうし、ホイールを交換する度に微調整が必要。特にTimeの複雑なフォーク形状が取り付けを難しくするし、しっくり来た試しがない。ただ、クイック一体型は嫌でも位置が確定するのでホイールによっては使えないんじゃないかという不安もあるが。
10気圧防水はスイムで安心だ。3気圧しかないS710iはウェットの袖の中に入れていたが、途中でタイムが確認しづらい。もちろんロングジョンタイプではそれもできない。
電池交換の点でもアドバンテージを有する。Polarはその点舐め腐っていて電池交換不可のアクセサリが多い。数千円の部品が使い捨てとは無茶だなあ。

などと、ここ半月ほどあれこれ考えていたが、実はどちらでも大差なく、そもそも時計に6万円以上ってところが最も二の足を踏む点。
ということではラチがあかないので、海外通販で買うことにした。円高と値引き率の良さもあってかなり安い。怖いのはアフターサービスが期待できないことだろうか。潜在リスクは高いかもしれん。

ためしにAmazon.comで注文の真似事をしてみると、「この商品はおたくの国には輸出できまへん」と手続きの途中で弾かれてしまい、そっかあ、ダメなのか、とがっかり。でも、モノや販売者によってはひっかからないということに気づき、あれこれ試しているうちに、ポチっと注文が確定してしまった! SUUNTOのRoad Bike PodとFoot Podを買ってしまった! もう後戻りはできない。SUUNTO人生はすでに動き始めてしまった! あ〜あ(やや確信犯的)。
さりげなくラン用PODも買ってます。
距離の判った決められたコースしか走る気になれないこれまでから、気の向くままにどこでも走ってみようという気になるかもしれないじゃな〜い?

さあて、どこかで本体を買わねば。
2009/1/24 [新年皇居ラン]
新年初のMixi皇居練。ここへ来て走ると楽に距離が稼げる気がするのはなぜだろう。
まずはバスに乗り遅れて駅までラン。マキさんとの待ち合わせにも遅刻し、稲荷湯までラン。失礼ぶっこきました。またしても、意図しないウォーミングアップ完了。
今日も大勢集まった。20人くらいだったかな? 鯵君久しぶりで嬉しいけど、大学の試験勉強で忙しい中、時間を作ってやってきたらしい。僕はいつの歳になっても暇だ。
やはりハーフ対策でいつもより速く走りたいので、3周するペースを24→22→20分でどうでしょーか、とキリオ君に打診して走り始めたのだが、ふと後ろを振り返ると大集団が形成されていた。オオー、皆さん着いてきている。新参者がこの練習会のペースをかき乱してないだろうか、と先頭責任の重さをヒシヒシと感じつつ、2周目から予定通り上げさせてもらいました。3周目で2km地点を8分1秒という正確さで通過したときに、後方確認すると僕一人になっていたのでここから予定変更してスピードアップしレースペースを探る。結構いい感じで上げられたかと思っていたが、結果はキロ3分51秒ペースでミラクルは無かった。しかも3kmのあいだだったからできたペース。あと2kmも持ちそうに無い。
23:55→21:31→(休憩0:38)→19:33

呑み会無茶苦茶盛り上がりました。笑いすぎて頬の筋肉が痛くなった。
2009/1/25 [物LSDブリック練]
いーい天気だ。富士山もよー見える。気持ちええ。
起床時ノドが痛く、疲労蓄積で車中眠気が襲うのでちょいやばいなと思ったが、来てよかった。ぜんぜん寒くなく快適だ。
メニューはLSDと決まっていたので、後方を黙々とソロ走行する。本気区間横松郷では、遠くなる杉浦さんの背中を追いながら、親が死んでもこれ以上はムリってくらい頑張ったつもりだが、心拍は上がらず記録はサッパリ。
横松郷TT 10:48(best+0:45) HRave/max=148/152bpm
今朝の体調からランは見送りかと思ったが、慈朗さんが早速走る格好になっているとあらば迷うことはない。早出班ゲロ練をこなしてきたとは思えない快調さで慈朗さんは先へ行ってしまった。実にトラ向きな人だと思う。先週と同様、宇津さんに遭遇。ゆっくりと決めたら秋ヶ瀬も気持ちよく走れた。

来週もこんな日和だといいなあ。明日から禁酒。
2009/1/26 [テーパー開始]
脚力尽くる時 山更に好し
昨日カンゴロンゴで言ってた。わりかし言葉通りに解釈すると将来の自分に関わりそうな言葉。いつか実感するときが来れば幸せだろう。いや、これはまだ尽きてない今の自分に向けられた言葉だとは思うけど。

三日前の夜にポチっとしたSUUNTOのPOD類が朝飯中にもう届いた。すごいなAmazon、というかUPSか。送料さえ気をつければ、日本のアマゾンと同じ感覚だ。はやくこのRun Podを試してみたいな。

浦安ハーフまでテーパリング開始。スポクラでは楽ペースで10kmと決めて走り出すが、2kmほどどよーんと重い。疲労の蓄積を感じる。慣れてくると悪い癖が出ていつも通り走ってしまうかもと思ったが、意外にその気は起きず10kmで御免こうむる。
もうレース日まで1kmも走らなくたっていいくらいだろうけど、まだ月間目標に未練があるため少しでも走りたいというジレンマに悩みそうだ。
2009/1/28 [イライラ電波放出中]
意外とジレンマなんかなく、調子こいてサボりホーダイです。

やっぱり最近CMタイムが明らかに長いよ。間違いない。かなりイライラするもん。もうTVもダメだコリャ。こんなもんのために、現役の受像機を買い換えたり、クソ高いチューナーを買ったり、はたまたキムタクの一言に騙されて光フレッツに入るなんてバカバカしい。ツヨシ君がしきりと「血で痔を洗う準備、お願いしまふ」とか言ってるけど、「準備」じゃないだろ、「出費」だろ。準備をしてない奴はだらしないみたいな言い方するなよ。
2009/1/29 [Suunto人生プロローグ]
14km/hから徐々に上げて気持ちよく快走していたが、4kmくらいで右脹脛に僅かにしこりを感じてジョグペースに落とす。
最近JYUさんが肉離れしたみたいで、そういえば僕はここんとこ皇居ランでも気兼ねなく思いっきり飛ばしていたなあ、一頃の肉離れの悩みは解消したんだろうか、などと考えていたところへ、その違和感はポッと出てきた。まるで自己暗示で肉離れが発生し始めたかのようだ。
今回はテーパー中ということですぐ諦めてスローダウンしたけど、普段頑なにスピードを落としたくない心理的理由って、実は練習を中断したくないからというより、それが肉離れなんかではないことを証明したいからなんだな、多分、とふと思った。今回のはホントに肉離れじゃないと思うけど、あまり自信が無い。
本番で出ないことを望む。

Suunto本体がアメリカから届いてた。わーい。しかし、やはりデザインに感動はない。フィンランド人の考えるインタラクションはなかなか馴染み難い。Polarもフィンランドだけど。日常使う道具として、曜日が出ないのは悲しい(秒針表示と排他関係にある。秒針は絶対必要)。これから分厚い英語マニュアルと格闘だ。
2009/1/30 [Suuntoつづき]
早速遊びたいのはFoot Podでしょうと、カイシャに持参。まずはペアリングといってPOD類と本体を照合させてから使う。これなら密集したスタート時に他人の信号を読んでしまうことはないわけだ。
早速昼休みに近所のスーパーへ歩きながら出かけると、スピードメータは14.15とか出ている。なんだこれ。
14.15km/hってことか。ちょっと小走りになると値がむしろ減ったりして、無茶苦茶だぞこれは。つまりはなんだな、キチッと走らないと正確な値にならないってことなのか。アテにならない割に、小数点以下第2位まで表示するってバランス悪くない? この辺で気づくべきだったのだが、説明書を読むまで判らないなんてホントにアホだと思う。つまりキロペース表示だったのだ。キロ14分15秒ってことだ。ランにおいては、当り前すぎる表記だ。

夜、スポクラのトレッドミルでその正確さを計ろうとしたら、ウェア忘れたので風呂だけ入って帰る。
2009/2/1 [レース日]
第18回東京ベイ浦安シティマラソン 参戦レポート
2009/2/2 [宣伝]
綾野さんが新しいサイトを立ち上げました。

http://www.cyclowired.jp/

大学で同じ学科の同期生というのは一応ウソ偽りの無い事実なので宣伝。

それと、やっとmixiに裏口入部しました。うずまき@きりんさんお世話になりました。
しかし・・・サパーリ使い方判りません。
2009/2/3 [STMグラフの謎]
レースから中一日置いてジョグ。右脹脛に固いシコリ感があるほかは、いたって快調。肉離れも起きず無事走りきれた。筋肉痛もほぼ消えたし、やはりレースの負荷はさほどではなかったと見える。追い込めるかどうかも一つの才能であろう。

昨日からFootPodがヘンダ。走行中リアルタイムに画面表示されるスピードは微妙な値の変動を約1秒間隔でつぶさに示し続けており、極めて正常に働いていると見受けられるのだが、PCに取り込まれたデータを見ると、ある一定区間はたとえば12.6km/hで一直線の退屈なグラフになっており、値の変動が見られない。
Polarの心拍グラフは心拍キャッチに失敗した場合に便宜上前回と同じ値を割り当てるためにそういうグラフになることがあったが、リストウォッチはリアルタイムではきちんと値を読んでいるのでFootPodにも受信状況にも問題は無いのである。そもそもFootPodに心拍センサーのような動作不良は考え難い。問題はPCソフトであるSuunto Training Managerにあるのだろうか。Polarのときもそうだったけど、この手のソフト、バグや不完全な部分が多くて、クオリティは殆どベータ版第1号って感じだなあ。フィンランド人、何考えてんだろう。
2009/2/4 [トレッドミルでの誤差]
FootPodをトレッドミルで使ってみた。トレッドミルは速度一定なので、FootPodがどの程度アテにできるかを逆に知ることができるだろう。
で、驚きの結果が出た。14km/h一定走行で1時間、FootPodはこれを平均14.8km/hと読んだのだ。誤差5.7%もある。キャリブレーション前の浦安ハーフは誤差1.1%、昨日のランで誤差0.8%である。この大幅なずれは一体どう見たらいいんだろう?
トレッドミルが、実走と異なる点を考えると、1.空気抵抗がない 2.接地面がソフト くらいしか思いつかないんだが、まあ有り体に言うと実走より楽。これは1番目の理由が大きいと思っている。
ところが、楽なはずなのにFootPodは「もっと速く走っているはず」と見ている。逆にスピードが遅く出るのであればそれなりに納得できそうなのだが。
ちなみに、意味もなく蹴り足をオシリにひきつけて走ってみると(固まった膝をほぐすために時々やることがある)スピードが16km/hあたりまで上がった。つまりは、脚の運びに無駄があるほどスピードは速いと誤認するようだ。すなわち、トレッドミルでの走りは、実走よりもフォームに無駄があるってことか。その可能性は無くは無い。よくトレッドミルでドタバタ走っている初心者は、見るからにエネルギーロスがある。だが、トレッドミル歴ウン十年を自負する者としては、そこまで顕著に非効率な走りをしているとは思えない。繰り返すがトレッドミルの方が楽なのだ。
トレッドミルのモーター速度が実はインチキだった、という線も無いだろう。14.8km/hがこんなに楽に走れるはずが無いのだから。
その後で、スピードを替えて走ってみたら、またまた不思議な結果が出た。
トレッドミルの速度(km/h) 10.0 12.0 13.0 13.5 14.0 15.0 16.0
Suunto計測値(km/h) 10.2 12.1 12.9 13.8 14.8 15.8 15.9
誤差(%)
2.0
0.8
0.8
2.2
5.7
5.3
0.6
どうも僕にとっての快走ペース、14-15km/hあたりが最も誤差が出て、それより速くても遅くても誤差は少なくなる。ということは、トレッドミルと実走の条件差や、モーターの誤差といった要因は考えにくく、ひたすら僕のトレッドミル上のフォームに問題点が絞られてくる気がする。

FootPodとは関係ないもう一つの意外な結果がある。
14.0km/hで1時間走ると、経験上HR=145bpmあたりになるが、今回は136bpmだった。妙に低くないか。ここで僕は疑い始めた。そういえば浦安ハーフもHR149と異様に低かった。もしかしてSuuntoだったからなのではないか? 肝心の心拍数が信用ならないとなると、そもそも心拍トレーニングの意味はなくなる。
こうなったらもう、心拍ベルトを2本巻いて、二つの時計を持って確認しなければならない。
2009/2/5 [Polar+Suunto]
Suuntoの心拍計はそもそも値がおかしいんじゃないか? そんな根本的な疑問をもったので、早速Polarを使い心拍ベルトを二つ巻いてシロモトローラーに1時間乗ってみた。
始まっていくらも経たないうちに、両者の値の変動はほぼ一致していることを理解した。

スポクラでよく利用しているトレッドミルは、Polarのシステムが組み込まれていて、自前の心拍ベルトをつけて走るとその無線信号をキャッチし、自動的にディスプレイに表示してくれる。その時の値と、自分が手にしているリストウォッチの値は、随分と差があることが判っていた。5bpmくらいずれている事はザラである。発信源は同じ一つの心拍ベルトなのに。つまりこれは、同じPolar製でも計測値をどのように料理して最終的に表示するかのアルゴリズムが異なっているのだろう。
なので、今回SuuntoとPolarそれぞれ別のセンサーでの計測値を参照しているにもかかわらず1bpm以内のずれで仲良く値が変動するのを見ると、両者のセンサー及びデータ処理方法はかなり類似性が高いのだろうと推測できた。そして、Suuntoの心拍計はやや低目に出やすい、といったデフォルトで異なる値を出すことはありえないことが判った。

最初の10分ほどをかけて徐々にスピードを上げ、以降は29.5km/h前後を維持して一定走行を続けた。おそらく200wくらいの負荷に相当するだろう。
ずっと単調だと実験の意味がないと思ったので、最後の10分で少しの間130rpm前後の高ケイデンス練で刺激を入れて、心拍を変動させてみる。もともと動きの悪い僕の心臓は、こういう練習を組み込むと途端に疲れて嫌になった。そうしてPCに取り込んだのが以下のグラフ。

赤がSuunto、青がPolarのグラフで、重なった部分は紫色になるようにしている。グラフを単純に画像として重ねたので、値として比較できればもっと正確に重なったグラフになったかもしれない。でもほぼピッタリだ、一部を除いて。
20分前後に、Suuntoに不可解な変動がある。これが今回の大きな疑問点。なぜなら、運動中はこんな値の低下は一切見られなかったからだ。ほぼずっとディスプレイを凝視して走ったので、およそ2分間の異常値を見逃すはずがない。お陰で、EPOCもその部分でぐっと下がってしまい、正しいデータではなくなっている。

実は、走行中はその落ち込み区間終盤から5分ほど、Suuntoにややおかしな表示が見られた。それまでピタリと一致していた値が、ここではSuuntoが不自然に高くなったのだ。心拍変動の流れから見て、Suunto側に問題がありそうだということは予想できた。5bpmの乖離を生じた時点で数箇所ラップを押したので、後で正確に確認できる。ところが、グラフにしてみるといくらかズレが見られるものの、5bpmもの上昇はない。もっと不可解なことに、最初にマーキングした場所は、ちょうどこの落ち込み部から復帰しつつある76bpmの位置に当たり、ラップのログでは確かに135bpmと記録されており、2秒間隔の記録データでは76bpmとなっている。STM中に、明らかに矛盾するデータが残ったことになる。135bpmと76bpmの果たしてどちらを信用すべきなのか?(正解は、Polarによればどちらも正しくなく、129±1bpmのはず)。

この頃はちょうど汗がどっと滝のように出てきて急な状態変化が起きているころだ。恐らく心拍ベルトのセンサー不良が原因ではないかと思う。これらは時として起こり得る。ではSuuntoのディスプレイが示す値は何を意味していたのか。何か自己補正的アルゴリズムで示したのだとすれば、PCに取り込んだデータにはその考えが消滅しているのはなぜだ?

当分悩みそうだ。フィンランド人って何考えてるんだろう。
2009/2/6 [自論じゃなかった]
なんだ、ちゃんとウィキに出てましたよ。

遅発性筋肉痛(いわゆる筋肉痛)は年齢に関係なく、弱く長い負荷の運動では早く痛みが出て、強く短い負荷の運動では遅く出る傾向がある。
wikipedia 「筋肉痛」より抜粋

今のところ月間300km目標のペースを維持。いつまで持つか。
2009/2/7 [物練Suunto+Polar]
またまたSuuntoとPolar両方持って、物練+ブリックランで本格検証。
のはずだったが、まるでデータにならない。なぜなら、
・SuuntoのBikePodをペアリングしていくのを忘れ、スピードが測れない。
・Polarのスピードセンサは相変わらず不調で信号が途切れ、走行距離は2/3になった。
・Suuntoのメモリが一杯になり、ランの途中でデータが切れた。
・Polarの心拍センサはランに入ると満足にキャッチせず、満足にとれていない。
つまりSuuntoは僕のミスだが、Polarは逆に散々悩まされてきて直しようの無いところ。

唯一きちんと測れたのは物練中の心拍で、両者ともログに不自然なところは見られない。
・HRaveはPolarが111bpm、Suuntoは110bpm。
・消費カロリーは、Polarが1910kcal、Suuntoは1619kcalでかなり差が出た。
・獲得標高は、Polarが925m、Suuntoは844mでこれも結構差がある。今回はSuuntoのほうが正解に近い気がする。
まあつまり、気休めって感じだよなあこういう道具は。

スタート時に奈良さんにパールイズミのバンダナを戴いた。敬意を表して値札そのまま早速使用開始。多くの方からご指摘受けて、お披露目は大成功。
大変穏やかな天気もあってか、20人以上?集まり、数え切れないよ〜と宇津さんが困っている。快速班には入らずノンビリ物見山へ。この練習に慣れてきて、だんだん追い込むのが億劫になってきているかも。
その後メインは弓立。ブランクがあったのでゲロゲロになるかと思ったが、区間平均HR150と比較的スムーズに追い込めた印象。ここで本日のEPOCピークを迎える。まあでも誰とも競ってないのでヘタレ度は判らないが。慈朗さんが一人お代わり練しているので付き合って頂上ルートへ。シロクマで皆さんと再合流して、帰りは珍しく僅かに向かい風の中を走る。あちこちで道路工事による片側通行規制をやっていて満足に飛ばせない。意味も無く(断定)ほじくりかえして、一体道路を何だと思ってんだ。

そのあとのランではFootPodをつけて走った。実走ではFootPodの信用度は高いと思っていたが、今日はなぜだかスピードがおかしい。明らかに速すぎ。これまでとは違うシューズにつけたのだが、そんなことでいとも簡単に値が狂うようでは困る。あるいは、厚手の冬用タイツで脚が普段通りには動かしにくいのが原因? 走行距離にしておよそ7%ものズレが生じ、これじゃ腹時計のほうがナンボか正確だネー。
今ひとつやる気が出ないので6.2kmでおしまい。

Suuntoがうっかりメモリーフローしてしまったが、Polarのようにあと何時間記録できるといったメッセージが出ないため気づき難い。どうやら、2秒間隔で贅沢に記録していくと、ざっと10時間で一杯になるようだ。[後日修正:この日のデータにはスピードが無かったので長く取れていた。再度検証したら6時間40分くらい。ほかにケイデンスなども足していくともっと減る、なのでJapanでは贅沢モードでの記録は無理。]
Japanでは節約モードで記録すべきか悩みどころ。
2009/2/8 [物シュー練]
このところランの比重が高かったので、土日は二日連続で物練。

来年度から、国内の実業団自転車レースのトップはこれまでのBR-1に代わってTR(Tour Racer)というクラスになり、チーム戦という本来のロードレースのあるべき姿に近づくことになるらしい。ポンズチームは数少ない参加資格を得たようで(まだ未確定?)、まるで母校が箱根駅伝に出るような気分で実に楽しみになってきた。がんばれー。

今日の物練は久々に厳しい稽古をつけてもらおうと早出隊へ。そのTRクラスが4人(ナルシマから2人)含まれている。しょんべんちびりそうだー。薄着を心がけてパフォーマンス低下を防ぐ。
おまけに昨日とは打って変わって強烈な北風。鬼門の荒川CR上で切れることも十分ありうる。一番気をつけるべきは、全力を出し切ってまでもお勤めを果たそうとすること。集団スピードを自ら上げ、カミカゼ特攻隊の如く果てる。冷静に見ればアホとしか言いようがないのだ。しかし、やってしまいがち。
今日のTRクラスは強いだけでなく、レベルに合わせたスピードコントロールにも長けていた。何とかギリギリのところで付いていくが、早股橋を越えた先で、先頭交代用燃料はカラになった。ここで本日のEPOCピークを迎える。大東文化坂はノロノロ上る。
物見山駐車場まで向かい風ローテ練:HRave=129 628kcal EPOC 95.8ml/kg

実はここまではプロローグで、物シュー10周が本日のお題なのであった。もうほとんどおなかいっぱいだあ。まあ勝手に8周で終わりにするとしよう。
周回に入ると、僕らとメニューが異なるTR以外のメンバーが集団を形成、序盤からガツンと上げないとの紳士協定のもと、市川さん、飛田さん、志村さん、慈朗さんが終盤まで協調体制で黙々と走る。僕は3周目の上り向かい風区間でその集団からとっとと切れてしまった。それでも上り区間では前方に集団を視野に入れつつ、強風の影響で1周を約11分半前後という遅いペースで周回。6周目で突如切れた飛田さんをパス。7周目で慈朗さんが切れているのが見えた。よし、8周目で追いつけるかも、と思ったら、皆さん7周で終わってしまった。あれー、なんか中途半端でないかい?
5周目頃から左膝が痛くなってきていたので正直ホッとした。10周走ったのは細木さんのみ。
周回練5.5km×7周:HRave=129 737kcal EPOC 72.4ml/kg
ラップ: 12:03 11:06 11:29 11:26 11:37 11:42 11:32


遅出隊と合流し、帰りは爆風追い風で楽ちーん。途中から小野口さんと戸井さんのスイッチが入り、興味本位でついていってやけどした。強い追い風の場合集団効果は限りなく薄れるので、徐々にスピードを増す二人にはツキイチ限定でも太刀打ちできないのであった。
追い風サイクリング、一部全力:HRave=105 356kcal EPOC 47.4ml/kg
すでに周回練で果てていたせいだろうか、全力で走ってもトレーニング効果はかなり低いと判断されてしまった。ヘロヘロで練習しても意味がないってこういうことなのか?
相変わらず荒川CRは風が強く、気持ちよさそうではないのでランは見送り。月間300kmに早くも陰りが。

BikePodのペアリングも上手くいった今日のSuuntoは快調。速度計の反応がクイックで嬉しい。確実にデータが来るってスバラシイ。それと、物シューの1周の距離がほぼ全部見事にピタリと一致。今までのPolarは群馬や修善寺などで同じように走って同じところでラップを押しても距離がそれぞれズレまくり、単純にタイヤ1周分の長さを足しているだけなのに、なぜこうも距離が合わないのかとんと不思議だった。しかしSuuntoにもその手のスッキリしないことはまだあるんだけど。
2009/2/9 [まさかのラーメンネタ]
おとといの土曜の物錬帰り、無性に博多とんこつラーメンが食べたくなり、真っ先に思い浮かべたセレブ即席麺「一風堂」を求めてセブンイレブンへ。北海道みそラーメン「すみれ」と迷ったが、初心忘るべからずで。
意外とあっさり系でやや拍子抜け。「すみれ」も食いたかったな。
今日になって、「『一風堂』藤井章司さん死去」のニュースを見た。亡くなったのは金曜未明とのことで、胸騒ぎはこれだったんだなあ、と思わず合点。じゃない、合掌。

外部会議の帰りに、八重洲ブックセンターに立ち寄り1時間うろうろ。こういうのはつくづく苦手で、脚はへろへろ、腰はカチカチ、気力も消滅して何もする気が起きない。東京駅では電車を1本遅らせて座って帰った。うっかり寝過ごすところだった。もちろん自宅直行。収穫は文庫本1冊だけ。

身近では唯一のSuuntoユーザー河野さんに、ラップタイムを後で追加するとデータが壊れる、との情報を得て確認してみたら、浦安ハーフのラップタイムに明らかな矛盾点を発見した。浦安ハーフはコース上の距離表示が小さくて見過ごしがちで、半分くらいデータがとれていない(実際に無かったような気もするが)。そのためFootPodの距離計を頼りにラップを後で追加して区間タイムを割り出していたのだ。しかしその追加による区間距離がインチキで区間タイムが正確に見積もれていないらしい。STMのグラフからじかに区間平均速度を読み出してグラフ化し直した。

作っていて気づいたけど、今回の浦安ハーフのタイムって5000と2秒だったんだー。あと2秒・・・。

2009/2/10 [TE:トレーニング効果とは]
Suuntoの売りの一つはEPOC(運動後過剰酸素消費量)データの算出と、そこから導き出されるTE(トレーニング効果)の値だろう。
これを日々のトレーニング計画に活用すべきところであるが、まだ全然意味が分かっていない。
今日のランはトレッドミルで1時間、14km/h定速走行、平日練でよくやるパターン。浦安ハーフ以降ランは調子がいいのか、以前より一段階楽に感じる。少なくとも辛さはなく淡々と走るのみ。今日はHRave=136bpmでTEは3.8と出た。まあこの値は当分変わらないだろう。
TE3.8というと、TRクラスに引っ張られヒイヒイ言いながら走った先週日曜の物練のTE3.3より高い。どう考えても物練のほうが途中で泣きを入れたくなる辛くしんどい練習であり、こちらのほうが身体への負荷が低いと言われるとどうにもピンとこない。浦安ハーフはTE=5.0とほぼマックスであり、ランはTEが高めに出やすい感はある。
TEの値を週ごとに合計するといったことに意味はあるのかな? 
装着したまま風呂に入ってみたら、水中で心拍は測れないことがはっきりした。スイムのTEは測れないことになる。そもそも大したもんじゃないだろうけど。
2009/2/11 [多摩川河川敷ラン]
皇居コミュ番外編、多摩川を走るイベントに参加。集合場所の六郷土手(多摩川最下流の最寄駅)はシゴトでよく行くので抵抗がなかった。
午後2時、駅前の六郷温泉(銭湯)に荷物を預かって戴き、多摩川河川敷へ。メンバーは15名くらい? 上流に向かって走る。走り初めてまもなく、一人のローディに「一列で走れ」とかなり悪意のこもった口調で怒鳴られる。
確かにちょっと道に広がって走っていた我々も反省すべき点は多いが、幅員は広くすり抜けが無理なほどではない。日頃荒川CRを自転車で走っている感覚から見れば、とても怒鳴れるような状況ではない。たとえどんなに邪魔だとしてもローディはいきなり怒鳴ってはならない。
彼の異様なキレ具合から見て、ここ多摩川CRでの歩行者とローディの確執は噂にも聞く通りすでに相当なものだなと推測できた。彼にしても積もり積もったものがあるのだろう。両分野に関わっている者として、複雑な思いだ。幸いなことに彼はロード初心者のようであり、今後ローディとしての心得を学んでいくことを願う。
と、第三者になりすまして偉そうに言ってみる。
折り返しポイントの目安であるガス橋・丸子橋を過ぎ、さらに進む決断をしたのは計4名。キロ4分50秒ほどのイージーペースだが、道がきちんと整備されておらず、砂利道の割合が増えてきた。クマオさんが徐々に遅れ始めたのが気がかりだ。折り返しポイントを橋とすることにやや拘り過ぎていたかもしれない。ようやく第三京浜橋にたどり着くと、メーターは10kmを越えたばかりのところだった。
復路は向かい風となり、スピードも少し上がったのでクマオさんにはますます厳しくなり、丸子橋でとうとう切れてしまう。放置プレーですみませんです。ここから一気に3名のペースが上がり、ラスト2kmくらいからキロ4分を切り始めた。ラスト400mほどでキリオ君がスパート。この時は正直驚いた。無理のない余裕のフォームでススーっと先行し、追いつこうにも全く歯が立たない。なぬー! 程なくしてスローダウンしたので追いつけたけど、あのスピードを維持されたら全力疾走でも敵わない。コンパスの差を強く感じた。ラストスパートで一気にTE=3.1まで上がる。
クマオさんをジョグで迎えに行き、今日の練習は22kmを越えて充実したものとなった。

クマオさん企画の蒲田の中華で打ち上げ。有名なお店らしく、安いのにサービスもきちんとしていて好感が持てた。気の済むまでたらふく飲んで食べて、おなかいっぱいで動けないくらい。げふー。
2009/2/12 [疲れ]
朝から気分が悪く、珍しく職場の階段トレを怠った。単なる二日酔いかもしれないが、三日ほど前から風邪3割といった感もあり、攻防戦が続いている。かといってトレーニングしても悪化はしない。この頃耐性がついたなと思う。エキナセアを欠かさないお陰か。
でも今日のトレッドミルはいつまでも根付かず、朝の気分の悪さがぶり返してどうにも拭えないので7kmで引き上げた。TE=3以上のトレーニングを連発してはいけないということか。

職場の人で、先週沖縄の離島でハーフマラソンに参加してきたという話を聞いた。とにかく暑かったんだという。「寒くない」でも「暖かい」でもなく、「暑い」のか。そんな思いに恋焦がれる今日この頃。
2009/2/13 [お知らせ]
沖縄ひとり合宿やります。奇特にもこの日記を読まれているあらゆる方へ。一緒に練習しませんか。
日程がほぼ決まったので取り急ぎお知らせです。

2009年2月26日(木)夕方羽田発〜3月5日(木)夜羽田帰着
2/26日は那覇泊。2/27〜3/4は名護から北の民宿泊(検討中)。

バイク、ラン、スイム、散歩、人とのふれあい、島巡り、郷土料理、お酒、昼寝、読書、おしゃべり、なにもしない、いずれかに興味がある方で、沖縄にたまたま行くつもりだったなあ〜、という方のお越しを、淡い期待でお待ちしております。
2009/2/14 [東京マラソン練習企画]
皇居10周走ろうぜ、のイベントに参加。50km走だなんてケッタイな提案だなあぁ。案の定、参加表明者は少なめ。半日は要するので銭湯は使えない。神保町のランステ(ランナーズステーション)を初めて利用することになる。

電車で読む本を切らしたので、駅の本屋に駆け込んだ。3分で買う本を決めなければならず、今朝の料理番組で見かけた小川糸の新刊を手に取った。テレビに映る人となりはあまり好きなタイプではないが、ネタは結構おもしろい。
そういえば、これから神保町に行こうというのに、慌てて買わなくてもよかったなあ。

東京駅→日比谷駅への乗り換えのため地上を歩いていると、前方に皇居外周路が目に入った。三田線に乗るのも何だかメンドクサイし、いつものランコースを通っていけばランステに辿り着けるじゃないか。すでに走り始めている人たちにも会えるし。
なによりもこの季節外れの初夏の陽気が散歩をいざなう。昨日までは暴風を伴う雨などと滅入る予報が出ていたのだが、すっかり風もおさまった気持ちよい日和を、今から十二分に楽しめるとは実にラッキー。観光客の気分で皇居への広い道を歩く。松が所々生えた芝生広場では人々が思い思いに寝ころんでいる。よく見たらほとんどレゲエおやじだった。
徹底して薄着で来たのに汗が噴き出してくる。やがてショウジさんたち3名と出会い、しばしツレジョグ、ランステまでの道を教わった。道に迷いつつランステ前でキリオ君とちょうど鉢合わせ、一緒に正午皇居ランスタート。僕らは8周40kmの予定だ。
昨日呑みすぎて二日酔い気味というキリオ君は調子が悪そうだが、僕も3周ほどで買い物疲れのような足になってきた。暖かいを通り越して、今日は暑い。その辺で買ったペットボトル1本じゃ到底足りないことが判ったが、皇居周辺にはコンビニなどなく水道水で我慢だ。1周毎にしっかり3-400mlは飲まないと1周持たない。夏場のようなこの感覚は久しぶり。
朝にバナナしか食ってないという無謀なキリオ君が4周を終えて暫く休むとのことなので、疲労した足の血流を良くしようと5周目はペースをあげてみた。6周目の中盤で、2周差のあるショウジさんが追い越していった。ついて行ってみるがかなり限界状況。トイレの分を差し引けばこの周がベストラップ。ショウジさんが視野内に入ると追いかけて自滅しそうなので、以降は給水ストップを早目に切り上げて逃げ切りを目論む。
朝飯の食パン2枚と、手持ちのゼリー1個が尽き、そろそろエネルギー切れになってきた。kinuさんがおにぎりを用意してくれていたが、もはや固形物は受け付けない状態まで追い込んでしまった。脱水症状の気も若干あったのだろう。それでも7周目まではそこそこ調子はよかった。ラスト1周で突然足が固まる。キロ5分がやっとという有様。
皇居周回練8周: 3:21:18 (キロペース5:02)給水停止時間はカット TE=4.4 2050kcal
27:20(トイレ含む)
27:00 
26:28 
25:04 
23:40 
23:11(トイレ含む) 
22:58 
25:35(トイレ含む)

練習で40kmを走ったのは確かこれが初めて。ただし練習ならもっと余裕を残しスマートに終わらせるべきだった。
ショウジさんは予定通り50kmをこなした。驚いたことに、朝飯抜きだったらしい。たまげた。

今回、Suuntoが重大な不具合を起こした。Lapボタンが反応せず、全区間に渡って一切のラップがとれないのだ。計測中、別のモードで使うとLapボタンは渋ることなくきちんと作動するので、これは接点不良などの物理的要因ではなく、完全にバグだ。河野さんも同じ問題が起きたそうなので、いずれSuunto社でもこの不具合を認識し、パッチがあてられるだろう。じゃないと困る。
仕方ないので今回はStart/Stopボタンで代用した。Suuntoはこのボタンの作動も記録する。
2009/2/15 [亀小シューDNSの代わりに]
朝5時半に目覚ましで一度は起きたけど、疲労感よりもやる気のなさで二度寝。今日の物練メニューは亀小シュー10周以上とあり、ツアーレーサー様もお見えのようなので負荷が否応なく高い。TE=4.4まで追い込んだ翌日にゲロ練は身体に悪い、と都合よく解釈する。
とは言え今日もそこそこ気温は高目で、全く活用しないのはもったいない。昼飯にタイ風焼きそばととんこつラーメンをガッツリ食べてしまったし・・・。少しでも疲労回復を待って夕方舞浜方面に走り出す。どうせ2時間も走る気はないんだからギリギリ日没前でいいのだ。
走り始めてすぐウィンドブレーカとグローブを取った。やはり暖かい。

抑え目に走るつもりだったが、昨日のダメージは粗方おさまった様子なので35km/hキープと決めて走った。周回区間は空いていて快適に走れるが、タイムは好調期と比べて6%ほど悪い。意地を張らずに淡々と追い込む。いつのまにやらTEが4以上を示しているので、もうよかろう?な気分になり5周で止めた。
舞浜周回7km 12:20(140bpm) 12:02(142bpm) 11:41(141bpm) 11:45(142bpm) 12:00(142bpm)

TE=4.4は昨日のランと全く同じ値。しんどかった先週の物シュー練(3.3)より遙かに高い値になった。一体どういうこと? これを以て、今日の方が練習効果が高いと簡単に判断していいのだろうか。体感的には遙かに低いのだが。そもそも練習効果と言ってもいろいろな切り口があると思うが、その辺りがイマイチよく判ってないせいかも。
TEはランのほうが比較的容易に上げやすい、というのも訂正。心拍を高めに維持し続けこと、休みを入れないこと、自転車でもこの2点を守ればTEは上がるようだ。
次は長柄練でのTE度を測ってみよう。
2009/2/16 [他に原因が思いつかない]
Nガワ君みたいな人物はマンガなんかでよく見るね。彼は真面目で少しおっちょこちょいなサラリーマン。ライバル会社の見るからに悪人面した奴が仕組んだ薬入りジュースを何の疑いもなく飲んでしまい、大事な商談の途中で突然眠気が。あれーオカシイナー?ろれつが回らないよー。上司は頭から湯気出して怒り、思わず声を裏返して叫ぶ。「お、お、おまえは今すぐクビだーッ!」 おいおい彼の不可解な変化の原因にもうちょっと疑問の目を向けろよ、と単細胞な上司に突っ込んでもしょうがないのはお約束。よくありすぎて退屈なストーリだね。そういえば現実世界で見るのは初めてだ。
同じく世界に配信した村上ハルキ氏の講演で、帳消しにできただろうか? 日本。
2009/2/17 [スント t6c ラップボタン 押せない 不具合]
全国1000万のSuuntoユーザーのために、ググッて引っかかるようなタイトルにしておきました。

先週現れた、t6cで計測中にラップボタンが作動しない不具合、河野さんにも確認してみて原因がほぼ確定したので報告。
時計内のログを[erase all]コマンドで一斉消去した後に新たな計測を開始すると、ラップボタンが作動しないようだ。とりあえずerase allコマンドは使用禁止とし、eraseコマンドもしくはSTMから消去するか、erase allしたあとはすぐどうでもいいログを一つ作る(二つ目からは問題ない)などして回避できる。
なおt6c以外でこの不具合が起こるかどうかなどは当然判りまへん。
Suuntoサポートセンターでもまだ把握していないらしいホット情報でした。
2009/2/18 [新年初長水路]
午後7時から職場の呑み会。その前にちょっくらカロリーを消費しておこう、ってことで会議の後に辰巳国際へダッシュ。40分しかないので、とに角ノンストップで泳ぐのみ。しかし障害物が現れた。一般コースに4人のグループが入っており、団体練習はルール違反なだけでなく大いに邪魔である。何も固まって泳ぐことはないだろう? なぜスイマーは一緒になって練習したがるのか? 特にコンボイ状態でキック練習されてはかなわない。ここは俺たちのシマなんだから、おまえこそ出て行け、と思われているのは百も承知だが、公共の場を私物化する彼らの身勝手な言い分に屈するわけにはいかない。

呑み会の帰りに小腹が減ったのでコンビニでカップパスタを買う。即席麺のパスタバージョンっていままでスパ王くらいしか無かったと思うが、どうしようもなくマズかった。乾麺のこれは新技術だろうか、見たことなかったぞ。結構美味いし、本物に近い。流行りそうな気がする。結構高いのが玉に瑕。
2009/2/19 [また即席麺ネタ]
今読んでいる小説に、即席麺として福岡では馴染み深いマルタイの棒ラーメンというのが出てきた。チキンラーメンの翌年に登場したという、それはそれは歴史ある商品らしい。そんなの聞いたこと無いぞ。これは小説の中だけのフィクションなのかどうかも僕には判らない。スーパーに寄った際に半信半疑で売り場を探してみると、うそだろーちゃんとあるよマルタイの商品が5,6種類も置いてある。決して地方限定の商品などではなかった。なぜこの歳になるまで気がつかなかったんだろう。棒ラーメンと称する通り棒状の乾麺で、パッケージサイズも独特で素麺などと勘違いしてスルーしていたんだろうか。まだまだ知らない商品ってたくさんあるなあ。
マルタイのラインナップには「替玉」まであるのも驚いた。
2009/2/20 [ひとり合宿計画規模縮小]
沖縄ひとり合宿の安い航空チケットが満席で取れず、ずるずると日程がずれて、2/28〜3/5という小ぢんまりしたものになってしまった。この時期ガラガラかと思ったのに、たまたま大口のツアーと重なって一杯らしい。なんだくそー。

結局、 ひとり合宿地は、初参加のTDOで早速切れた坂として苦い思い出の集落「奥」の民宿「海山木(みやぎ)」さんのところで。3/1から4泊5日です。

ひとり合宿を視野に入れて買いたいものがまだ残ってた。ランで使うiPod用のヘッドフォン。B&OのA8というモデルを2001年から使い続けているが、常に汗まみれの環境下で酷使してきたおかげか、この頃音圧がめっきり下がってしまった。ボリューム最大にしないと聞こえないので、充電できない合宿中にiPodが電池切れを起こす可能性が高い。
A8はランで最適であるだけでなく、思いのほか堅牢性が高いことが証明されたので、次に買うときもA8と決めていたが、値段を調べてみて驚いた。僕が買った時(定価12000円)より4500円も値上げしていて、相変わらずびた一文値引きナシだ。8年以上前の古いモデルがなぜ物価変動に見合わない値上がりをするのか全く解せない。B&Oというメーカーにはこれっぽっちも思い入れは無いので、類似品を探してみると、オーディオテクニカでATH-EC700(定価15000円)というのを見つけた。実売1諭吉以下だ。おそらくこっちのほうが音は良いんじゃないか、さして重要なことではないが。オークションでA8を安く手に入れることも考えたけど、結局これを買うことにした。海外ではこちらの方が高い。
耳かけ部分の作りがデリケートであること、コードがカップ部から直接出ている点などがA8と比べると僕にとってのマイナス要素だが、まあ使ってから判断しよう。ただしA8が長持ちしただけに、最低5-6年は故障ナシで使えないと鞍替えした意味が無いことになる。案外ハードルは高いかも。

それと、予備のタイヤを用意するためVittoriaのニューEVO-CXを注文した。いつのまにやらタイヤ類が値上がりしたなあ。円高なのになぜ? 4年前から見て1.8倍の値段。こんな強気な商売していて、不景気だ〜って言っている意味が判らん。それとも、ロード業界は追い風真っ只中なのだろうか。
2009/2/21 [個人消費アップで景気対策貢献中]
凄くだるいのでまた物練サボる。昨日のトレッドミルは13km/hなのに感覚的に全然イージーじゃなく、TEも14km/hのときと同じレベルだった。一昨日に少し追い込んだ疲れが数値にも表れている。言い訳ですか?

コタツでゴロ寝していたら早速ヘッドフォンが届いた。シゴトが速いアマゾンは好きだ。早速聴いてみる。いままでいかに壊れた音で聴いていたかに気づいた。酷使してすまんかったのう。
見比べてみるとA8ってデカくて骨太なんだなということがよく判る。でもそのお陰で壊れなかったのかもしれないし、重さは片耳6g対8gで見た目ほどの差は無い。A8は耳かけ調整機構にコストの多くを費やしている感があり、可動部の絶妙な摩擦抵抗感がいつまでも損なわれていないのは驚く。その点でEC700はガタがあってゴムリングもいずれ劣化は免れそうにないが、筐体部のつくりは価格相応に丁寧な印象。
元々低音がやや弱いと言われているA8だが、聴き慣れていたせいか新しいほうはちょっとわざとらしい音にも聴こえる。まあそのうち忘れるだろう。
ランの楽しみが増えた。
2009/2/22 [快晴に恵まれ物練]
日中は気温が上がると聞き、余裕こいて薄着にしたのだが、朝のデポ地は-1℃を示し、思い出す限り今期経験する最低気温。やばいかも?
走り出してみると、快晴で無風もしくは若干の追い風なので体感温度は低くなく問題はなかった。顔や手足の末端部が千切れそうに冷たいけど。
今日はTEの上昇を窺いながら走っていたが、一定以上の負荷で休みなく走れているつもりでも、レベル2から一向に上がらない。大東文化坂では全力の9割くらいまで上げたが、短すぎるようだ。

お山を一本。
弓立坂の、いつものゴルフ場コースではなく標高の高い山の頂上を目指す。急坂が多くダンシングが7割を占めた。このごろランが好調なのでダンシングは比較的楽に感じる。普段のゴルフ場コースほどは遅れずに走れた気がする。昨日の練習で疲れきっている人がほとんどだけど。
メインの弓立をぴったり12分間152bpm平均で追い込んでも、TEレベルはやっと3を越えたばかり。一人慈朗さんがすぐさまおかわり練に入ったが、今一つ追い込む気になれないので帰路へ。
今日の花粉飛散予測は多量と報じられていたが、そういえば気にならない。弱い海からの風って、理屈じゃ花粉が届かないってことなんじゃないの?
奈良さんは珍しく呑みすぎ絶不調とかで、全体的にまったりモードなので、途中で失礼して先に行くことにした。やや向かい風の中36km/hほどを維持して走る。HRは145前後が続き、疲れて少しタレてきたところで「おつきあいしますよ」といつの間に追いついた市川さんがスピードアップ。インターバル練になってしんどさアップ。思った通りここでレベル3に入ってEPOC最高値。いい練習になりました。

その後のブリックランでは、腰高の理想的なイメージが浮かび、自然な振り子運動で脚が動き、4分半前後が楽に出せる。イメージ作りが良かったのか、調子がいいからイメージ通りに走れるのか、どっちなんだろう。
実は新型ヘッドフォン効果かもしれない。
ラン単独のTEは3.8だったが、計測を物練から継続していれば4以上になったはず。ブリック練なのだから、その辺の解釈は結構重要な気がする。
飽きずにFootPodをつけて走ったが、前回とは真逆で560mも距離が短めに出ただけでなく、完全に同じ道を往復して往きと帰りで160mの差が出た。キャリブレーションの落とし所がほぼ決まり、精度が増したと思えてきた矢先、FootPodってやっぱり使えねーか、と正直がっかり。結局、体感による精度と変わらない。あるいは、僕の走り方の癖は七変化することの証だろうか。
アテにならない機械だけど相変わらず面白がっているのは、占いに一喜一憂するようなものかも。
2009/2/23 [散財続く]
久々に自分のサイトを点検して気がついた。カウンターがいつのまにかリセットされとる。なんで?
あれ〜たしか9万だったか8万だったか7万だったか・・・しゃーないまたゼロからスタートかあ。
くれぐれも、カラダでこういうことをしないようにね。

スポクラ休館日だし週末疲れたしシゴトがちと溜まってるし寒いしでオフ。
合宿用にCDを5枚大人買い。うち4枚が2-30年前に出たアルバム。どうも最近の曲を聴こうとしないなあ。
2009/2/24 [手がかじかんでキーボードが打てない]
駅までダッシュしたら膝に石でも挟まったみたいに痛くて走れまへん。いままで故障知らずだったのに、これはやばい。でもトレッドミルは全然痛くないのなんでだ?

自宅の給湯システムがまた壊れて、風呂釜と暖房関連が一切使えなくなった。しかも、メンドクサイので灯油を買ってない。ってことはつまり、残った暖房器具はコタツしかない。うー寒い。早く沖縄に逃避したい。
2009/2/25 [明日から11日間リフレッシュ休暇]
暖房が途絶えて余熱が一切ない夜中の寝床は益々寒くてひもじい。三枚重ね着して寝ていても、内面から温まる気配がない。変温動物化が益々進行している。
加えて、いつのまにやら上あごの裏側の皮がペロンと剥けていて、風邪は大抵こういうところから侵入してくる。そのせいか微熱っぽい。よって立て続けにサボりデー。
那覇は異例に高い気温となっているらしい。26.6℃って言ってたかな、ううーー、地球規模の変動の不安は拭いきれないものの、正直羨ましい。

本屋に立ち寄って沖縄に持って行く本を1時間物色。
決め手に欠けるまま、知らない作家3冊を選ぶ。例によって買い物疲れにどっと襲われる。
 黒い太陽(上) 新堂冬樹
 黒のトイフェル(上) フランク・シェッツィング
 コマドリの賭け(上) ジョー・ネスポ
図らずして、どれも上下巻に別れた上巻のみ。つまり3冊平行して読むってことか。無事下巻を買うことになるのはどれだろう。集中力がカギとなりそうなこの選択は、今回のひとり合宿の行末を占うかのよう・・・。
2009/2/26 [休暇1日目]
この休暇期間にできるかぎり走り込みを行いたい。バイク・ランともに。スイムはまあ、テキトーでいいや。

と言いつつ、天気も体調も今ひとつなのでバイクは気乗りせず、ランのみ。疲れを残さない程度にちょっと長めに走ろう。CD4枚分をiPodにチャージしてGo。定番11.5kmコースを2周する。
前半を折り返し、1時間が過ぎた頃に異変が。ウンコしたくなってきた! せっかく調子が出てきたところなんだがなあ、などと悩む余地は見る見る無くなって緊急事態。今月完成した海沿いの公園のトイレに駆け込んで事なきを得た。ふぅ〜。500m遠かったらやばかった。
自宅近辺の練習でトイレ(大)に寄るなんて初めてだ。昼食のうずらの卵の水煮が怪しい。賞味期限を半月過ぎてたし、ちょっと奇妙な味だった。
後半はトイレで調子が少し狂ったけど、キロ4分22秒でHRaveは139bpm。1年前と比べて、だいぶ低い心拍でこのペースを維持できるようになった。明らかに進歩があるようだ。

Suuntoの心拍計は開始後暫らくデータが正しく取れないことが多い。汗が出にくく乾燥気味な冬場はある程度仕方ないが、その時のモニタはそれなりの値をきちんと示しており、不調であることに気付かない。ところがPCにデータを取り込むと、あり得ない170bpm以上が連続していたり、50以下だったりする。じゃあモニタが示す値は何なのだ? と思う。
2009/2/27 [休暇2日目]
保健所では飼い主の依頼で毎年30万匹以上のペットが殺処分されているなか、どこそこで犬が何日ぶりに救出とかいうワイドショーネタを見るにつけ、何か変だなと思う。
今日のもちょっと変。十数メートルはある木の上に上ったまま降りられない(降りてこようとしない?)子猫を助けるつもりなのか、振り落とす魂胆なのか、木を思いっきり揺さぶってはみたものの、ますますてっぺんに逃げたので(そりゃそうだ)その木をチェーンソーで切り落とすという荒業に出た。
猫と同様、木も命あるものとは考えないんだろうか?
粗雑な救出法のため無残に落下した猫は足の骨を折るはめに。
まったくもって、余計なことをしたのでは。

珍しく雪の降る寒々しい一日。家でシロモトに乗り、スポクラでトレッドミルとプール。
シロモトの後のトレッドミルはHRが普段より高いが、感覚的にはむしろ楽だった。BCAA粉末を直前に飲んでいたお陰かな?
走りながら見たTVでは、沖縄の天候が暫らく雨の日が続くことを伝えている。なんだかなー。気温さえ高ければ雨そのものは嫌ではないが、あのツルッツルな道が嫌なんだ。
練習は今のうちしか出来ないかも、と思って力入れてやる。
ホントに何もしないバカンスになるかもしれない。本をちゃんと持っていこう。

夜のNHKで、ランニングで脇腹が痛くなる正体を説明していた。大腸のガスが振動で一箇所にあつまり、腸のコーナー部にこぶし大のガスの空間ができて腸が圧迫されるためらしい。こんにちまで謎とされてきた脇腹の痛みの原因は、意外と「イメージ通り」だった。
2009/2/28 [休暇3日目-沖縄合宿1日目]
本日から3月5日まで沖縄で合宿。明日、奥まで自走移動して3/2から本格練習。
ここで。
民宿 海山木
http://www.churashima.net/shima/special/yado/okinawa/miyagi/

今日は移動日なので土曜物練には参加できない。贅沢に休暇をとったのに練習日和に練習しないなんて本末転倒、とはならないよう、皆と同じ早朝に舞浜周回練して、習志野で2500m泳ぐという構想を立てたが、昨日の疲れのせいかそんなことをする気には到底なれずズルズル過ごしてしまい、午後になって慌てて荷物を用意する始末。事前に宿へ送るつもりだった着替えやフロアポンプ等主要な荷物も、結局持って行くことに。
なぜ二日間も暇があったのに用意しておかないんだ?
こういう性格は一生直らないな。

夕刻、スカイマークで沖縄へ飛んだ。機内サービスは無いが、ドリンク一杯とおねいさんの笑顔を我慢して数千円はでかい。自転車は有料(1000円)だけど、もう一つの手荷物を堂々と預けられるのがいい。自転車+スーツケースで15kg以下に抑えるのは難しいからだ。飛行機の中からすでに暑く、冬着は殆ど意味がなかった。帰りは思いっきり薄着に徹しようと誓う。
夜の那覇は熱気でむっとした。市民の利用で結構混み合うゆいレールに14分乗り、美栄橋駅のビジネスホテルにチェックイン。
それなりに疲れたのでそのまま寝てしまいたい気分だったが、那覇の街中をジョグできる機会は意外にないと気づき、着替えて出かける。首里城をめざして街中を突っ切って走る。知らないところを走るときはPodがあると励みになる。PodといってもiPodじゃなくてFootPod。そういえばiPod忘れた。
暑さが嬉しい。手ぶらだったので、もし道に迷って喉が渇いたらどうしようと少し不安になった。遠い昔、台北に出張したとき、仕事前にジョグして迷子になった時のことが思い出された。あの時は地図もお金も持たず、地理や泊まっている宿の名前すら記憶に留めておかなかったので、迷子になったと気づいたとたん、僕は永遠に日本に帰るツテを失ったのかもしれないとかなり焦った。
首里城の周りは思った以上にアップダウンがきつく、いい練習になった。ライトアップされた夜の首里城も幻想的。帰り道、霧雨が降ってきた。道がツルツルになり、滑らないようにこれほど気を遣うのかと改めて驚いた。那覇の市街地でこの状態だから、北のはずれのトンネルがどんなにツルツルだろうと改善されることはないだろう、と思った。
ルートイン那覇前島は安くとても快適だ。人工温泉の大浴場を独占できた。どうやら天井がぽっかり空いて夜空が見えるようだ(今日は閉まっていたが)。隣のローソンで欲望の赴くままに買い込む。久しぶりに暑い思いをしたせいだろう、大した練習でもないのに、コンビニに1200円も浪費しつつ、この楽しみのために走っているんだなとしみじみ思う。終わりよければすべてよし。満足な1日。

本日の練習
Run 11.54km 1:00:42 P5:16 ↑116m

2009/3/1 [休暇4日目-沖縄合宿2日目]
夜中は暑くて何度も目が覚める。Suuntoで確認すると25℃だった。
少しだけ涼しさが訪れた朝、こんどは8時を過ぎても惰眠をむさぼる。出不精な人間の一人旅は、鬱な気分だととことんルーズだ。
そんなわけで宿を出たのは間もなく11時になろうかという頃。宅配便で今日の宿へ送るスーツケースの中身の選別に時間がかかってしまった。最低限必要な物は靴を含む今夜の着替えで、輪行袋なども送れるので最少で済むはずだが、なぜか4kgくらいは優にある。特にカメラが重い。

本日のお題は、民宿[海山木]への移動。DHバーを付けて走る。
那覇市と宿のある国頭村(くにがみそん)奥(おく)とは、細長い沖縄本土のほぼ端と端の関係にあり、おそらく130km程度と踏んでいた。慌てなくとも夕方には到着するだろう。結果的には見誤っていたのだが。主要幹線道のR58ではなく、交通量が少なく街の雰囲気も穏やかな島の東側、R329を通って北上する。幸い腹も減らないので、ノンストップで淡々と目的地を目指す。この時期に半袖ジャージで走れる幸せをかみしめる。
向かい風基調と、背中の重い荷物で思いのほか早くへたばってきた。距離計の進みが焦れったい。名護に近づくにつれアップダウンが目立つようになり、上りは12km/hくらいで早くも観念走りだ。リュックでダンシングが難しい。
道路案内板には、本土の北の突端である景勝地の辺戸(へど)岬の文字が頻繁に登場する。岬と奥は近いので距離を参考にしていたが、途中でふとあることに気づいた。標識の距離表示は、名護経由の西海岸ルートで考えられていることを。名護から先はほぼ平坦路で、道はまっすぐなので距離も短い。対する東海岸ルートは、TDOでは正念場の激しいアップダウンが続き、道もくねっていて距離も長くなる。ただ、辺野古から有銘(あるめ)までは走ったことがなく、地図でみた道の形も興味深い。ルートの西側か東側かを決める最終分岐点でしばし立ち止まって悩み、結局東ルートを選ぶ。そして後々後悔する羽目に。

朝に仕込んだボトルが底をついたので駄菓子屋ほどの売店へ寄る。60歳前後のサイクリストが、もう動けないといった体で店の前の歩道に座り込み、貪るようにポテチを食べていた。ハンガーノックだろうか、何より塩分が欲しかったみたいだ。
僕もそろそろ固形物が欲しかったが、財布には万札ときっちり100円しかない。店の前の自販機は都合よく500mlペットボトルが100円だったお陰で、問題を先送りにしてしまった。というのも、躊躇なく万札を使えそうなコンビニなどというコンビニエンスなものはすでに十数キロ手前から存在せず、売店もほとんど見かけないエリアに入っていたからだ。それは判りきっていたのに何を油断したのか。
意を決して峠ルートを選んだ割には、読めない残り距離とアップダウン、それに食料への不安でペダルを踏む脚も冴えない。有銘までは国道らしくない三次元的にクネクネした練習甲斐のある道であることがよおーく判った。途中、ローディにも計3人見かけた。辺戸岬までの距離表示を見つける。ずいぶん前に見かけた看板よりも距離が伸びている。つまり苦労して引き返したようなものだ。
有銘からはTDOコースの逆をたどるが、俊足のレース時の距離感が記憶に残っているため、夢の中で走っているかのように進まない。いつまで平良走ってんだよ〜。
ようやく高江関門地点の共同売店にたどりついた。恭しく万札を出してパンを一つ買い、無事両替に成功。人間は食料確保への不安があると力が出ないことを知った。
何よりもまず、この不慣れな地でポケットに非常食の一つも携行してないことがアホ過ぎるんだけど。
空は厚い雲が立ちこめ、急に気温が下がり、アームウォーマーを着けるが、やがて小雨が降ってきた。これから長い下りがあるというのに何てこった。高江を下るとこの後は当然ながら、普久川(ふんがわ)ダムまでの上り。相当な覚悟をしていたが、傾斜が一定で意外と上りやすかった。レース中の記憶では奥まで下り基調、なのだが当然そんなわけにはいかないのであり、下りもビビりまくって40km/h以下。却って下り恐怖症が増幅したかもしれない。
重くかさばるカメラは結局一度も使わず、午後5時過ぎに宿へ到着。寂しいことに客は一人だけだ。夕食まで時間がなかったのでランは省略。まあやる気はなかったけどね。
腹一杯な夕食後も、なぜか寒くてたまらず暫く布団から出られなかった。今日の腑甲斐ない走りに落ち込んでいるのかと思いきや、どうやら悪寒だったみたいだ。自律神経が狂う位、何かと疲れた。その割に、TEは最後まで2を示しており、なんだくそー! な心境。

本日の練習
Bike 147km 5:59:06 ave=24.5km/h ↑1845m
HRave/max=118/149 TE:2.6 EPOC 52ml/kg 2595kcal


荷物があったとはいえ、あまりよくない平均速度。信号ストップが多かった前半のほうが実は速かった。
今回、リュックにはFootPod付きのランシューズが入っていたが、つまりは同じ「速度」に関わる二つのPod信号が出ているわけで、休憩毎にSuuntoが混乱を起こした。
Podの電波はかなり遠くまで届くので、いったんリュックを放置して20mくらい離れ、BikePodを認識させてからリュックを取りに戻る必要があった。まああんまり困る人はおらんねー。
2009/3/2 [休暇5日目-沖縄合宿3日目]
週間予報によれば、明日あさってと雨らしい。つまりきちんとした練習ができるのは今日だけの可能性が高い。
とくれば、王道のTDOコースを走るしかないでしょう。
つまり、奥→与那→普久川ダム→平良→源河→与那→普久川ダム→奥。130kmコースの名護平坦以外をほぼ網羅、これ以外にあまり走れそうな道もないんだけど。
奥の集落は、二山ある「奥の上り」、言わば前奥↑80m、本奥↑190mの間に挟まれているので、本奥からスタートする。4年前の初TDOでいきなり切れた思い出深い峠。ノロノロでも全く脚が動かないが出だしなので仕方ない。西海岸は予想通り追い風だけど、風向きがやや左よりのため38km/hくらいしか出ない。
沖縄もやはり年度末駆け込み公共工事が至るところで行われており、驚いたことにトンネル内の路面工事に出くわした。赤ではなくクリーム色の滑り止めが塗られている。一昨日ネタにしていた、まさにあの悪名高いウテンダトンネルだ。今年のTDOは不安が一つ減ったね。
調子が出ないまま与那まで来てしまい、躊躇いつつも普久川ダム上りへ突入する。これまでなぜ気づかなかったのだろう、この県道2号線には与那入口を起点とする距離標識が100m単位で設置してある。ラップを押して一応タイムを計ってみることにした。レースでは32km/h位で突っ込む序盤の緩斜面で、せいぜい20km/h位しか出ない。クッと傾斜がきつくなるところは10km/hにまで落ちた。強い向かい風に阻まれているのもあるが、情けないくらいに遅すぎる。ひーひー言っているのに心拍は130前後で全く上がらず、脚は絶望的なまでに動かない。下手なタイムを残したくないとの考えも吹っ飛んで、ただ苦痛に耐えるのみ。7.7kmの標識の20mほど手前付近を頂上と見てラップを押す。Suuntoの距離計は7.71kmを示していた。
普久川ダムTT 7.7km ↑337m 29:13 HRave/max=125/142bpm
確かこの坂はレースでは20分くらいだった覚えが。
ダムまで下り、展望台で倒れるように休憩。もう1mも動きたくない状況に、我ながら首を傾げる。昨日の疲れはそれなりに大きいが、TE=2.8で筋肉を酷使した訳じゃない。一昨日は走ってないし、こんなにもフケが悪いのはなぜなのか。疲労だけでなく体調も少し悪いかもしれない。
この先のT字路を奥方面に下ってあっさり終わりにすべきか真剣に悩みつつ、なんとか振り払って平良方面に下る。
とにかく心拍が上がらない。Suuntoが壊れたんじゃないかと何度も思った。高江まで上ればあとは追い風で下り基調。1km毎に立っている、平良まであと何kmというポールを見て気持ちを保つ。そろそろ補給をとりたいところだが、東海岸にまともな売店は無く、営業中なのかよく判らない共同売店が数店舗あるのみ。比較的栄えている平良の弁当屋でパンを買った後、源河を目指さずに予定変更して手前の国道で西側の大宜味へ横断する。初めての道に期待したが、意外にまっ平らであっさり西海岸へ出た。向かい風の中辺戸名の道の駅まで来て偉大なるコンビニに寄る。口内炎を発していたのでチョコラBBも買う。
西海岸は26km/h位に落ちた。DHバーのついた昨日は荷物を背負いつつも最低30km/hは維持しており、ダメダメ度がよく判る。チョコラBBのお陰でやる気だけは並程度に復活し、二度目の普久川に突入した。まさかここをもう一度走る気になろうとは思わなかった。
普久川ダムTT 27:31 HRave/max=130/142bpm
1回目よりHRが僅かに増えて、タイムは格段にアップ。
レベル低すぎ。
最後はヘロヘロと前奥で〆。

本日の練習
Bike 123km 4:49:50 ave=25.5km/h ↑1636m HRave/max=115/142 TE=2.8 1940kcal
Run 7km 38:51 P5:33 ↑144m HRave/max=120/138 TE=2.4 263kcal


今日の変則コースは、距離と獲得標高は長柄練120kmコースに良く似ている。さらに、登りで貯めた位置エネルギーを下りスピードに余さず転化できるので、平均速度は長柄より高まるはずなのに、25.5km/hっていったい何? 都内の通勤か何かですか? 実のある練習が出来なければ沖縄まで来て走る意味がない。
ちょこっとだけラン。昨日走ってないので無理矢理って感じ。前奥のアップダウンを走る。平地が走りたい。

昨日とは違って宿泊客が全6名となり、さらに呑み仲間らしい近所の校長先生が遊びにきて、一気に賑やかな夕食となる。途中で泡盛を一合注文したら、以降校長先生が二杯目三杯目と追加し(もはや誰の勘定なのか判らず)タガが外れて夜遅くまでしこたま呑んでしまった。
2009/3/3 [休暇6日目-沖縄合宿4日目]
千鳥足になるほど飲んだ翌朝。
二日酔いの自覚はないが、今朝は体調が芳しくない。明け方早くにザーッと雨が降ってきて、これはオフの日だなと思っていたが、やがて止んでしまった。まあでも悪寒や目眩が少しあるし、ぼーっと気ままに過ごすにはうってつけの宿なのだから、応接間にずらりと並べられた本の山から「ノルウェイの森」を引っ張りだして、これを読破する日にしよう、などと考えた。たぶん買って読むことはしないだろうが、関心が無いわけではないので好都合だ。泊まり客はみな旅立っていき、再び僕一人残った。
しかし、読みはじめて二時間くらいしても、心穏やかに没頭することが出来ない。何もせずに過ごすことを素直に楽しめず、常に何かに急き立てられているようで落ち着かないのだ。決してノルウェイの森のせいではなかった。そういう切り替えが出来ないことへの自己嫌悪が大きい気がする。鶏と卵のような話だ。このままでは袋小路だ。
午後1時ころ、なにか腹に入れておかないとまずいなと思い、あまり食欲はないがやはり自転車で出かけることにする。最も近いコンビニで、オクマのファミマになる。片道およそ30km。まあ普段なら何の問題もないけれど、やけに遠く感じた。

昨夜一緒に呑んだ気さくな校長先生は、自転車も嗜むとのことでネタを一つ置いていった。奥はお茶の産地であり、奥港の脇道から茶畑に上る道があるのだがここを自転車で上り切れた試しがないんだ、という。上りきれない、という意味がよく判らなかったが、頂上へたどり着く前に脚がパンパンになってそれ以上踏めなくなる、ということらしい。
その話を思い出して早速行ってみる。所々で15%ほどの急勾配が現れ、これは並の自転車ではきついだろう。奥の峠より海側のエリアにも関わらず、上りは峠の高さを超えても続き(40m高い)、確かに走り応えがある。少し平らなになったところでこぢんまりと茶畑が広がって見え、先生の話の真意を確かめることができた。奥の主要産物であるお茶をおみやげに買っていこうと決めた。マイナーすぎてまずどこでも手に入らないだろう。
奥峠のR58に合流し、続いて辺戸岬に立ち寄る。カルスト特有の地形でなかなか眺めも面白い。近くの大林山にも少し立ち寄り、今日はこんな感じでぶらり観光かな、と思いつつ、西海岸を南下。昨日より風が強く、力を入れなくても38km/hくらい出てしまう。もちろん、帰りが恐ろしいことを意味している。
ファミマが近づいてきたとき、ふと食べたいものが全く思い浮かばないことに気づいた。というより、食べ物を想像すると気持ち悪い。つまりなんだ、これはいわゆるひとつの二日酔いってやつでよろしかったでしょうか?
趣向を変えてアリナミンAなどを買い、Uターン。予想通り強烈な向かい風で23km/hってところ。余りにしんどいので、この単調な道を長々走るのがイヤになり、トンネルを抜けたところで右折。つまり、普久川ダムルートのほうがマシと考えた。
昨日とは打って変わってダム上りは向かい風がない。おまけにいい感じで上れている気がする。Suuntoを見ると心拍も昨日よりは上がりやすい。なんだ、調子いいのか? そのうち164bpmなどという、ひょっとするとありそうな計測不良値が出始め、鼓舞されているような気がしてきた。
普久川ダムTT 25:00 HRave/max=139/148bpm(誤差修正後)
実は23分くらい行ったかも、と浮かれポンチなことを考えていたので現実的な値を示されて正直がっくり。
奥までイージーに走る。

本日の練習
Bike 68km 2:51:33 ave=23.8km/h ↑919m HRave/max=114/148


反省を踏まえ、今夜の夕食では酒を断った。
というか、呑む気がしなかっただけ。
ここでは贅沢にディープな沖縄郷土料理を堪能できる。
オーナーは、料理は習ったことがないと自慢するが、那覇の街中で18年間料理屋を営み、下積みは長い。根っからの土着民みたいな風体だけど、都会の喧騒もよく判っている人だし、奥さんは垢抜けている。
その料理の中でももっとも気に入った一品はというと、これを聞くとオーナーは怒るかもしれないが、ゴーヤ(と記憶している)の新芽を摘んでさっと湯がいてゴマで味付けしたもの。歯ごたえが見事でほかに類似するものが浮かばない。自分の畑で摘んだもので、市場には出回らないとのことだが。
ゴーヤの蔓の芽を摘むのは、植物に試練を与えて生命力を引きだそうとする栽培法のようだ。いじめればいじめるほど、それに抗おうとして立派に育つんだとか。ま、トレーニングみたいなもんだね。
オーナーの毒舌はそこからどんどん派生していく。今の子供たちは「イジメがなくなったからダメなんだ」とする見解。えー、それは目から鱗だ。イジメはいつの世にもあって、「無くならない」のが定説であり、ましてやそれが人格形成にプラスに働くなんて発想はあり得なかったよ。
イジメ報道は後を絶たない印象があるが、確かに言われてみれば、それだけ気をつけるようになった証とも思える。子供たちの社会は以前に比べおしなべて平和になり、交通事故が減ってきているように日常的にはイジメは改善され減少傾向にあるのかもしれない。事を荒立てず、仲良しクラブに徹するという大人びた発想が蔓延っている側面もありそうだ。
イジメが必要悪かどうかは微妙だけど、子供たちにとって試練が減っているのは確かだとは思う。
ま、逆に考えると、うちの子はイジメに逢ってないだろうかと親が心配しすぎなくても良いのだとも考えられそうだ。そこでイジメを苦に自殺するような奴は、それだけの奴だったということで。
などと爆弾発言がありつつ、自殺問題についても話題の尽きないオーナー。数字上は世界第2位の経済大国であるわが国の自殺率は世界平均の3倍もあり、85%は男性である。しぶとく生きようとする雌と、死をもって精算しようとする雄。オーナーの口からよく出てくるフレーズの要約はそんなところです。

民宿[海山木]について。
ネットでいくつか紹介されているようなので多くは触れまい。
特徴的なのが、夕食時に酒好きのオーナーと宿泊客全員が囲炉裏を囲んでヨタ話に興するというスタイル。とにかくオーナーの声はでかくしゃべり好きで、他の人が口を挟める余裕なんてない。知らない者同士、話題が無くて気まずくなるなんてことは心配要らないのだ。いろいろとインチキくさいけどなかなか博学なオーナーが、銘々のお客から話を引き出していくうちに、お互いがどんな人なのかが徐々に判ってくるしくみだ。散々しゃべり通した挙げ句、酔いも最高点に達したのか、午後9時過ぎにプッといなくなる。いままで話したくても満足に話せなかった客同士が、自然と穏やかに話し始める。オーナーは囲炉裏の炭に火を入れる役目をきちんと心得ているのかもしれない。

四泊した部屋は、一部がタイル張りになって、床と畳が段違いになっており、なかなかモダンな印象。ところがよくみるとこれは昔の風呂場か台所を改造したことが判った。タイルは元々あったものだろう。このあたりの機転の利いた手作りの良さは高く評価したいが、部屋のドアはドアとしての役目を全く果たしてなかったり、至る所から蚊が入ってきたり、音が筒抜けで落ち着かなかったりと、欠点もそれなりにある。良くも悪くも海山木の中では一番特徴的な部屋だろう。
うっそうと生い茂る木々であまり見渡せないけど、庭を眺める特典のある間取り。気温の高い通常の時期なら日中薄暗いこの部屋の価値をもっと感じられただろう。さすがに2月は少し肌寒く、せっかくのテラスでのんびり昼寝を体験できなかったのは残念だ。
2009/3/4 [休暇7日目-沖縄合宿5日目]
未明に降り出した雨は、朝方かろうじて霧雨に落ち着いている。
スタンドとライトも付いて13kgはあるロードを駆り、リュック一つで沖縄を一週間巡っている横浜のTさんは、1日およそ50kmの移動で終わらず、しっかりと観光することが目的だ。明日はマングローブの森をカヌーで回るツアーに参加するらしい。時間を有効に使うため、この雨にも怯まず宣言通りぴったり7時に宿を出た。自分の立てたルールはきちんと守る姿勢に敬意を表し、前奥の頂上まで伴走させてもらった。そもそも昨日72歳のBikeFriday乗りのおじいさんを玄関で見送ったあと、少し一緒に走ればよかったと思いついたことだった。沖縄に来て初めて誰かと一緒に走ることができて嬉しかった。
やがて晴れ間もうっすら出てきて、雨の心配がなくなってきたので、一昨日途中断念した王道TDOルートを今日こそきちんと走ろうと考えた。昨日は70kmをユルユルとしか走ってないし、あえてランも控えていたので、だいぶ体力もチャージされただろう。
との目論見は最初の奥の上りで見事に誤りと知る。おまけにいつもの北風がぴたりと止み、与那まで真剣にペダリングしないと進まない。東海岸ルートで平良へ向かうTさんには「たぶん追い風基調だから楽だよ」などと知ったようなことを言ってしまったが、今頃首を傾げているに違いない。
普久川TTは所々ウェット路面で、しょぼいダンシングでもスリップしまくる。沖縄雨天恐怖症はますます増幅しているような気がする。
普久川ダムTT 27:19 HRave/max=129/144bpm
一昨日の29分台よりは遙かにマシだけどレベル低すぎ。
TDOルートを走り、異例の向かい風の中を高江・平良と過ぎ、源河三段坂に入る。一段目、二段目はおよそ18Km/hを維持でき、たしか源河坂のレースペースはそんなもんだったよなと嬉しくなったが、三段目の本命有銘坂で12km/hまで落ちた。そっか、傾斜がまるで違うんだな。
三段目の平均斜度7.2%、ほかは平均5%
有銘坂TT 2.45km(名護市境まで)↑175m 10:45 HR計測不良
西海岸へ戻ると、いつもの北風に戻っている。往きも帰りも向かい風とは意地悪だ! 25Km/h前後を維持しつつ、与那まで来た。トイレで小休止したあと、懲りずに普久川ダムに曲がる。
普久川ダムTT 26:39 HRave/max=130/142bpm
ほとんど力が残ってない割に、1回目より早く走れたのはたぶん風向きが変わったせい。だんだん現実を受け入れるようになり、このくらいのタイムで落ち込まなくなってきた。
続いての、ダム分岐から終点奥までのアップダウンは連日最後に走る区間となっているが、常にヘロヘロで惰性で走っているため、まったく道が覚えられない。

本日の練習
Bike 140km 5:33:25 ave=25.2km/h ↑2028m HRave/max=117/144 TE=3.1


ランをさぼってばかり。
自転車終了が毎回午後5時近くまでかかり、シャワーや洗濯、それに仮眠をすこし取りたいのでランを省略してしまう。
もちろん、1時間早くスタートすればいいのであり、言い訳に過ぎないのだが。

今日の宿泊客は、僕以外は僕の両親くらいの年齢層である。そのためもあって肉料理が影を潜めて魚と野菜中心だった。沖縄というと肉という印象だったので、これまでのメニューもそういうものと思っていたが、オーナーは微妙に考えていたみたいだ。ただ、アスリート=肉を好むという誤解は早く解くべきだった。正直なところ今日のメニューが一番気に入った。とくに、頭と腸だけが取り除かれた7cmくらいの魚(名前忘れた)が美味。銀色に美しく光る生の小魚を丸ごと酢醤油につけて食べる、これは今まで味わったことがない。厚みのある肉の部分と、中央の背骨をコリっとかみ砕く食感は、まさに生き物を食べたという実感が伝わってくる。海鳥などの気持ちを味垣間見たような気がした。
ネタにしておきながら、惜しいことに今日も食事の写真を撮り損ねた。露骨に料理の写真を撮るのは、作った人に失礼な気がしてちょっとためらう。
写真は無農薬が自慢のタンカン。甘くて美味しい。
2009/3/5 [休暇8日目-沖縄合宿最終日]
丑三つ時に降り出した雨は勢いを弱める気配を見せない。
軒下においた自転車は水たまりに水没しかかっている。
20kgの登山リュックを背負ったKさんが、雨を覚悟して徒歩で辺野戸を目指し早めに出発した。今日で沖縄を発つ僕は那覇空港午後6時がタイムリミット。ただ、走った後すぐ飛行機に乗るので、練習のつもりでグショグショになるのは困る。さてどうするか。
平坦なR58を使えばどう考えても6時間以内で着くだろう。「ノルウェイの森」に没頭しギリギリまで空模様を見守ることにした。正午の鐘とともにふっと空が明るくなり、雨が止んだ。これはお誂え向きだ。カッと初夏の太陽が照りつけ、瞬く間に道は乾き、汗だくで奥を上る。予定外なのは、強烈な南風ということだ。いつもなら鼻歌ペダリングで35km/hは堅いのに、必死にこいでも25km/h。平均速度は空しく21km/h前後を示している。ウィンドブレーカを脱いだ。
そこに、朝から歩き通しのKさんの巨大なリュックが見えてきた。弁当を展望台で食べるつもりだったが強風で諦めたそうだ。すっかり晴れた空を見て、「この先もう降りそうにないですね」と確認し合い別れた。幸先は明るい、とその時は確信していた。
ところが与那のトンネルを抜けると、前方に黒々とした雲が立ちこめる怪しげな雰囲気に様変わりしていた。風向きからしてあの雲がこちらへやってくるのは間違いない。これはまずいかも、と考える間もなく、ズバサーッと大粒の雨に見舞われた。強くたたきつけられて目が開けられず、荷物を減らす為にサングラスを持たなかったことをひたすら後悔した。
名護が近づくにつれ土砂降りの頻度は高まり、悪天候と向かい風で交通量の多いR58を走り続けても得るものはないと判断。TDOフィニッシュ地点の1km手前、名護バスターミナルで練習の全ては終了、高速バスで那覇空港へ向かうことにする。全身ズブ濡れの服を着替え、自転車を掃除して輪行袋に積める作業をする間にバス2本やり過ごしたが、その間も景色がかすむくらいの豪雨がバスターミナルのトタン屋根を激しく打ち付ける。意地になって自走を続けなくてつくづくよかった。

本日の練習、と言えるかどうか
Bike 57.4km 2:24 ave=23.9km/h ↑354m HRave/max=109/138 TE=2.5 929kcal


帰りの機内ではサンドイッチ片手にPomeraで日記に没頭。機体がふっと下がり、何?どうした?と見回すと、着陸態勢に入ったのだった。1時間も乗っていた感覚がない。旅の暇つぶしに最高だなあ、Pomera。
2009/3/6 [休暇9日目]
沖縄では連日、走り出してみると脚が動かないことに気付かされ幻滅することになるのだけれど、日常的にはほとんど疲れを覚えなかった。安静時心拍、鼻から抜ける疲労の息などもなかったし、朝食時はつねにフレッシュに感じていたので、サドルに跨り奥の上りにさしかかるまで「今日こそ普通に走れるだろう」と期待していた。栄養のある食事をとり、BCAAなども欠かさなかったせいだろうか。あるいは、TEが低い練習に終始したのも一因だろう。
しかし、帰宅して今日になってみたら疲れがはっきりと出てきた。やっぱり気が張り詰めていたんだろうか。
結局何もしない日。

6日間の沖縄合宿合計。
Bike 535.4km 21時間38分
Run 18.54km 1時間40分
合計時間 23時間18分(一日平均3時間53分)
2009/3/7 [休暇10日目 松郷反復練]
一日休んで沖縄の疲れもとれた。明日日曜は雨予報なのでいずれにせよ今日の物練参加は必須だ。ただ、合宿の成果を物練で試そう、との前向きな発想よりも、5日間全てに共通した腑甲斐ない走りのイメージから抜け出せない強迫観念が強い。首都高では強風にクルマのハンドルを取られる。騙しの効かない日になりそうだ。
強烈な向かい風、しかも方向が定まらないのでドラフティング効果が薄く、大変厳しい。序盤で集団からフッと遅れただけで復帰に大変苦労し、身の程を考えてトイマリさん、志村みさんとツキイチポジションに徹した。しかし川島の先でツキイチでも切れてしまい、ちぎれ組の先導役に変更。辛さはどっちでもあまり変わらない。先頭集団は強者揃いなのでこの結果は憂うほどではない。大東文化坂の感触は悪くなく、沖縄の疲労はほとんど無さそうだ。
後続を待つことなく西平セブンへ直行する。今日のお題は、最近界隈では流行っているらしい、二郎さん発案の松郷反復練。話だけ聞くとナチの拷問みたいだけど意外とメリットは多いことに気づいた。周回練はひとたび切れると最後までソロ練と同じ状態になるが、反復練はメンバーと毎回すれ違ってポジションも確認できるので気持ちを保ちやすい。折り返しを早めれば集団復帰も自由自在だ。おいしい区間だけをコースに設定でき、信号や交差点での煩わしさがない。
さらに松郷起点にはセブンがあるのでパドック感覚で都合いい。というわけで1本目は腹ごなしタイムのため見送って一人遅れてスタート。胃袋が落ち着くまで暫く無理せず上り、3本目あたりで市川さん、秋郷さん、慈朗さん、松村さん4名の集団に追いつかれたので一緒に走る。途中から八木さんも加わった。前半抑えたおかげで後半の持ちがよく、楽に集団に残れる。調子も良くなってきて最高160bpmまで上がり、沖縄合宿からは想像できないレベルまで追い込むことができた。5本程度で止めるつもりだったが結局最後の7本まで走った。他の方は8本。
lap
1
2
3
4
5
6
7
laptime 8:18 6:44 6:34 6:36 6:21 6:44 6:17
HRave 不良 111? 137 144 145 148 146
やはり集団練は偉大だ。
復路は松村さんや二郎さんの爆走モードに着いていけない。追い風の恩恵を今一つ感じられず結構しんどかった。
沖縄の苦手意識は少し振り払えたのでよかった。
2009/3/8 [休暇最終日]
朝9時まで爆睡していた。ここ5年くらい経験がない。
やるならランかなと思っていたけど、疲労が取れないのでグズグズしていたら雨になってしまい、結局なにもしない。

リフレッシュ休暇11日間の練習合計。
Swim 1km 20分
Bike 677.9km 26時間56分
Run 55.54km 4時間23分
合計時間 31時間39分(一日平均2時間53分)
リフレッシュになりましたでしょうか?
2009/3/9 [ご無沙汰ラン]
しばらくぶりの会社。机が無くなっていた、という冗談は冗談じゃなくなってきている今日この頃。
今回は逆に、休み中に来ていたシゴトが僕のところで溜まっている。これでは結局休んだことにならない気もするが。

スポクラのトレッドミル直付けのTVでは、18台中16台がWBC対韓国戦を映していた。電気屋のTVコーナーに来たみたいだ。
つまり試合中はなかなか空きそうにないのでエアロバイクに乗る。248Wでこいでたら25分でへたばった。
その後のトレッドミルは久しぶりのためかすこぶる調子が良く感じられる。
調子こいて15km/hまで上げて152bpmまで達したのに、EPOCは33ml/kgでTE=2.2と、屁みたいな値。明らかに何かおかしい。普通ならTE=4前後は間違いなく行くパターン。不可解なことの多いSuunto。
2009/3/11 [ハーフペース走onトレッドミル]
カイシャで昼頃ふと、左足の裏が痛いことに気づいた。高いところから飛び降りたら運悪く石を踏んづけた時みたいに骨が痛む。思い起こす限りそんなことは一切してないが、唯一気になるといえば一昨日珍しくエアロバイクなんぞやって安物ペダルが足に合わなかった、とか。
考えにくいなあ。
そんなわけで左足が気になるがトレッドミルではペース走14km/hを身体に覚え込ませる。最近はウォーミングアップなしでもこの速度に対応できるようになってきた。昨日はサボったことだし、今週は仕事が詰まっているので走れるときに走り溜め作戦でいくことにした。
1時間で機械が自動停止するのでゼロからの再スタートで30秒の空白が生じる。再び同じ速度に戻ったとき、足首を固定する筋肉(すね辺り)がどんより麻痺した感が出てきた。
1時間経過後のたった30秒間で調子が様変わりするのが何とも不安だ。
律儀にハーフの距離を走ったところでタイムリミット。左足の裏は最後まで痛いままだった。館内が涼しかったせいかあまり汗をかかず、ジュースも100ccほど飲んだだけ。ずっと140bpm前後で安定していたが終盤でムクムクと上昇し始めたのが気になる。このペースで安定しているのは1時間20分までということだろうか。
2009/3/14 [皇居ペース走]
ちょうど1ヶ月ぶりに皇居ランに参加。来週の東京マラソンを見据えた独自のメニュー。
夜半から続いた台風のような荒れ模様が午前中一杯続き、どうなることかと思ったが、午後3時にはかろうじて雨はほぼ上がった。ただ、この天気なので集まった人数も少なく、そんななか、定刻前から走りこみをしている人には頭が下がる。こぢんまりと練習開始。
実走では案外レースペースで走った経験が少ないので、今回は1周21分ペースを宣言して一人黙々と3周走ることに決めていた。走り出しがしんどいだろうと予想したが、ずっと覚悟していたためか身体がすぐ順応してくれたようだ。
皇居周回は結構アップダウンがあるので、実際のペースは一定ではなく、遅くなる上り区間と飛ばせる下り区間の差はキロあたり20秒ほどになる。それでも負荷的にはまだイーブンではなく、心拍で10拍ほどの差が生じる。
1周目の下り坂に入ったところで意外にもキリオ君が追いついてきた。「厳しい」とか「自分のペースじゃない」とか言いながら、結局3周とも一緒に走ることになった。
3周目の終わり近くでキリオ君がスパート気味になったが、釣られないようにイーブン走維持を心がけた。ところが蓋を開けてみればイーブンじゃなかったのは僕の方で、3周目は予定より10秒遅れてしまった。ペース配分にかけては自信があったのでちょっと残念。
皇居周回練3周: 1:03:10 (キロペース4:13) TE=4.0 778kcal
ラップ: 21:05(131bpm) 20:55(141bpm) 21:10(142bpm)

15km走ってHRave=139bpmで期待通りの結果がでてよかった。左足の裏の痛みも気にならず、治る方向のようだ。

神田の沖縄居酒屋で、レース前最後の呑み会。みんなからパワーを貰い、来週はかならず目標を達成しようと心に誓った。
2009/3/15 [逆物シュー]
嵐の翌日で穏やかに晴れた日。物練日和。
暖かくなってきたことだし、定峰まで足を延ばそう、との提案が出された。定峰TTで普久川ダムの上り練の成果を測ってみるか!との意気込みは密かに高かったが、スタート前にメンバー15名ほどの意向を確認してみると、およそ半数は物シューか、もう少し短めを予定している。
走り出し直後の治水橋の信号で早くも集団が二分される。きれいに脚力差を反映する分割となったため、こちら後続班が先行班に追いつく見込みはなくなった。さらに定峰方面を希望するのはこのなかで推定一人、しまった、これは取り残されたか。まあでも一人で定峰も悪くないだろう。
走り出してみると思いのほか向かい風が強く、僕が先頭に立ったタイミングで二度ほど後続を切らしてしまったようなので、懺悔のつもりで集団から離れて後ろを走る。懺悔というのは嘘で、どうも最近ローテが苦手。負荷の上げ下げで調子が狂ってしまうのだ。ますますロードレースに向かない体質になってきたみたいだ。
僕がソロで追える程度の、それなりに穏やかなペース。道中パンク停止などもあり、先行班からはかなりの差が生じていることだろう。定峰行きは西平までノンストップと言っていたから、物見山にも当然見る影もない、はずが、鳩山で対向からぞろぞろやってきた。あれーもう定峰行ってきたの?
いつまでも来ない後続班の行方が気になったのか、やっぱり物シューにメニュー変更となったらしい。熊ロー休憩してから物シュー途中合流も考えたが、補給したいものが思い当たらず、結局ここで先行班に合流する。ところが、今日の物シューが異例の逆回りとまでは聞き損じた。途中の信号ストップで切れた僕と飛田さんは、誰もいない物駐車場に来て乗り遅れたことに気づいた。そこでのんびり休憩して2周目から合流する。逆回りの場合、ハイライトは山村女子大坂となるが、その前段階の裏手の長い農道が上り基調で向かい風パターンであるため、集団から切れると一気に厳しくなることが予想された。なんとしても今日は切れずに走らねばならない。
先行班は今日も尋常ならざる往路ペースの洗礼を受けているようで、後続班で温存走りだった僕はなんとか騙し騙しついていくことができる。 2、3周目で数名が切れて、案の定一気に後方に消えていく。戸井さん、二郎さん、市川さん、シャングリラ高橋さんの5名でしばらく回していくことになった。ここまでは絶好調と見受けられた高橋さんが5周目あたりで思いもかけず消えた。
勢いと根性で上りきるには長すぎる山村坂で、二郎さんと戸井さんはプチバトルになり、そこに市川さんが食らいつき、僕は毎回切れるというパターンだったが、その後の下りを集団が流し目で走っている間になんとか追いつく、を繰り返す。加えて、脚力差は明白なので、必要とあらば遠慮なくツキイチ君に徹して回復をはかる。なんとか最終周まで集団に残れた。

物駐車場スタートとして、周回数は7周(正規は8周)。交差点の事情でラップタイムが大きく変わるので記録は省略。1周平均は11分24秒、最速10分49秒で順周りより遅い。平均速度28.9km/h、HRave/max=134/158
山村坂区間は当然回を重ねる毎に遅くなり、20.5〜18.5km/hで上っている。
次があるとすれば、区間タイムを計ったほうがいいかな。


帰りは追い風に乗ってのんびりと。

今日に限ってランはもういいかなと思って着替えていたらマキさんに「たった6kmなんだし、行くよ!」と言われてしまった。すみません、甘かったです。
10分ほどで慈朗さんがムクムクとペースアップ。いつものことだけど今日はまた妙に速い。FootPodをみるとキロ4分15秒近くまで上げている。100kmを走った後にこのスピードは正直きつい。「これはサブ3ペースに近いですよ」と言ったら、そのつもりだったとのこと。むむっ、鋭いペース感覚。ついていくのがしんどい。
途中でマキさんの位置まで引き返すなどして1km余計に走った。熊ロー無補給が効いて最後は腹減りで参ったが、昨日の疲れもなく、いい感じ。
2009/3/16 [進歩]
テーパリング期間中。

都心に住む姉貴とは普段ほとんど音信がないが、今週末はともに東京マラソンに出ることになっている。
別行動だけどね。

東京マラソンに当選したと聞かされたとき、当然10kmのほうかと思ったが、フルと聞いて耳を疑った。正直完走は無理だろうと思った。
昨年12月に近所を初めて一緒に走ってみたが、とてつもなく遅いので完走はますます無理だろうと思った。
残された3ヶ月で何とかモノにするために、月に1度は20kmを走るといい、と一言伝えた。

それ以来、20kmは何度か走ったらしい。言われた通り素直にこなしているところが意外だった。
僕自身、練習で20km以上走るようになったのは結構最近のことだから、偉そうなことはいえない。
そしてついに、先週30kmを走ったらしい。
マジかよ!
Polarまで買ったらしい。はまってるな。
これはひょっとすると完走するかもしれない。
大変なことになってきたぞ。
2009/3/17 [進歩]
シゴトの忙しさにかまけて、何もしない日。微妙に週末練の余波を感じるので、まあいいかあ。PCの作業で腰痛にならないように気をつける。

コンプライアンス強化のため、金計算の年度末区切りは絶対命令。そのしわ寄せとして、人権無視の過密さで作業が入る。シゴトなんてそう都合よく月毎に終わるもんじゃないから、はっきり言って迷惑千万。
折角下請法とか作ったって、日頃はスムーズな連携の足かせにしかならず、いざというとき鬼のようなスケジュールが容赦なく突っ込まれる。かわいそすぎ。
1000円で旅行なんて行っている場合じゃありまへん。

僕はというと、新人類世代なのでもちろん徹夜なんてことはしないけどね〜。
2009/3/18 [お好みの空気圧]
昼間は記録的に暑い日だったらしく、スポクラ館内も暑くなっていたせいだろう、トレッドミルで汗が飛ぶのをタオルで完全に防ぎきれないし、ペース走がいつまでたってもしんどい。二日のブランクで身体も軽くなり、飛ぶような軽やかさで走れるのを期待したのに、肺が苦しい。空気中の酸素が半分になったかのようなこの肺の苦しさは、未だに時々悩まされる。原因不明のままだ。

そういえば、沖縄合宿でのひとこま。
気合を入れなおして140kmコースに出かけた日のこと。上り坂でダンシングのリズムに合わせ、前タイヤがジリジリと音を奏でる。あれ?普段こんな音してたっけ? ジリジリ音は距離を伸ばすにつれはっきりしてきた。高速下りコーナーの連続でチューブラタイヤのおさまり具合が悪くなってきているのかなあ? などと首を傾げつつも宿に帰着。
そこで試しにタイヤを触ってみると、ゲッ、空気抜けてる。ゲージによると2気圧位しかなかった。
そこで思った。2気圧しかないタイヤをはいて、空気圧が低いと全く気付かなかった自分。
転がり抵抗の変化を感じない自分。
そして、ぶっちゃけタイヤなんて2気圧でも問題なく走るじゃん、ってこと(音が気になるけど)。
最近は8.5気圧を僕のスタンダードとしているけど、以前は長年7気圧でやっていた。そのくらいのほうがいいかもな、と思い直した次第。
ちなみに2気圧になった原因は緩んだバルブから空気が漏れていたため。スペアとして新型CXを2本持っていったが、結局沖縄でパンクはなかった。
2009/3/20 [カードがツマラナイ]
WBCを見ながら1時間ローラー。カロリー消費が目的なので頑張りません。
無事勝ったお陰で次の試合と東京マラソンが被らなくなった。良かった良かった。

韓国との試合はそろそろ見飽きたー。
そもそもなんで第1ラウンド組勝者がまた第2ラウンド組で一緒になるんだろう。試合だってタダじゃないんだし、同一カードが最大5つも出るって興行的にも問題だと思う。もっと他チームとの試合が見たいじゃないか。カストロ議長によると、キューバ・韓国・日本の強国を別枠にするアメリカの魂胆らしいが、ホント、組み合わせ考えたの誰だよまったく。自由の国とか言ってるけど結構こすいところあるからな。
2009/3/21 [エキスポ見学]
ビッグサイトへ選手登録&エキスポ見学。朝10時開店と同時に入ったけど、すでに選手は長蛇の列でびっくりした。東側ブースでやっていたアニメフェスティバルには全く敵わないけどね。

エキスポ大盛況じゃん。各ブースの積極的な売り込み攻撃には思わず15年くらい前までの活気のあったエレショーとかを思い出したよ。あわよくばここで明日用のランシューズとランスパッツを買うつもりだったけど、期待に反してセールとか全然やってない。財布の紐は固かった。
ちなみに見かけたランスパッツは、
アヂダス:2900円
アシックス:7100円
SKINS:9000円
DANSKIN:11500円?
最初にアヂダスの値札を見てしまったので、他が全て高すぎて買えない。ダンスキンはさすがにカッコよかったけどジョーダンだろって値段。思わず、「正しい値札はどこにありますか?」って聞いちゃったよ。腰高フォームを作るというのが売りのアシックスがかなりひかれたけど、定価売りかよ〜、と思って冷静に却下。
SKINSは芸術運動店の店員がこれまたタカビーで印象悪くて止めた。
カーボショッツの試飲会をやっていたので、「それやったら余計に売れないだろ」と突っ込みたかったがしきりに新製品のビーンズ味を勧めるので飲んでみた。結構美味いじゃん。おまけにカフェイン大量との触れ込みで、いいものを買ったなと思っていたが、後で見たらこれだけ低カロリー。意味無いじゃん!

ランナーズブースでは元編集長がバイクジャージで熱くシゴトをしていた。この方からはいつもエネルギーを分けてもらえる。去年のTDOではガッチリタイプに見えていたが、今日の金城さんはさらに絞られ、もはや小柄でスリムな印象。筋肉でさえ無駄なものは落とすという徹底ぶりか。ランもやりますかと伺ってみたら、自転車一筋とのことでちょっと残念(いや、ホッとしたのかも)。今季の活躍がまた恐ろしい・・・。

そんなわけで今日の運動は5kmのウォーキング。FootPod調べ。

明日は暖かい南風が強く吹くらしい。つまり終盤がきつい向かい風とアップダウン、これは条件的に厳しくなってきた。イーブンペースで行くとやばいかもしれない。いちかばちかで序盤の下りを利用して稼いでおく作戦で行くべきだろうか。その時の体調と相談の上決めよう。
2009/3/22 [レース日]
東京マラソン2009 レースレポート
2009/3/23 [過去最大級に]
無茶苦茶脚痛い。
2009/3/24 [WBC-V2]
ホントに二連覇やっちゃったよ。
2年前は、まるでドラマのようにでき過ぎだぁと思ったけど、今回も負けず劣らずでき過ぎだったよ〜。
五度も対戦したのは、やはり戦うべき相手は韓国しかいないってことだったのかもなあ。

野球選手って、勝っても負けても機嫌わるぅ〜なサッカー選手とは違ってほっとするな。
2009/3/27 [運動再開]
レースレポートがなかなか書き終わらない。次に出られるのは早くて数年後かと思うと貴重な経験は余さず記録に残そうと考えてしまいがち。どうでもいいものなのに、このお陰で色んなことが手につかない。
それより、この機会に遅れているスイムをやるべきないんだけどどうも乗り気がしない。
マラソン後初めてトレッドミルで走ってみた。1kmも行かないうちに、左の坐骨あたりが強烈に痛くなってきたのと、右ふくらはぎがパンパンに張って今にも肉離れを起こしそう。4kmで止めてしまった。意外と後遺症は深く残っている感じだ。
2009/3/29 [物シュー×8]
土曜日の昨日は駄文レポート書きに明け暮れ結局何もしてない。さすがに今日の物練は外せないだろう。
先週などはとても暖かい日だったので、ウェア選択の勘が狂った。指切りグローブでも良いかと思って家を出たが、実際は気温3℃で耳が切れそう。足首出しパンツを履いてきてしまったので、アクチブに走って体温を上げようと先行集団に加わったが、荒川CR上で油断した隙のスピードアップに追いつけずジ・エンド。
でも今日はなんだか調子がいい感じ。空気の出入りがとてもスムーズに感じる。心肺機能が先週のレース仕様に近い状態なのだろうか、古いOHVエンジンから良く回るホンダのエンジンに切り替わったみたい。ただしパワーに関してはそれなり。心拍の変化もいつもと違う気がするが、あいにくSuuntoが信号を拾わない。
ジェントルに物駐まで来て、今日のお題は物シュー8周。
物シューの上りは最初がキツい。ここはダンシング固定と決めているが、なぜか今日はここを疲れないペースで淡々と上っても集団から後れをとらない。周回序盤は抑えて入るのが掟なので、単にスピードが遅いだけなのかと思っていたが、周回を重ねても淡々ペースがある程度は通用する。これは間違いなくラン強化がダンシングに効いているのだろう。上りの入りの途中までは貯めて上れるので、そこから集団ペースの変動に何とか対応することができる。ま、皆さん昨日も激しく走った人ばかりなんだけどね。
集団に残るために手段を選ばず、緩斜面ではほとんど前へ出ずにツキイチに徹する。Sクラス集団のローテには、加わらなくても許してくれるでしょう。
怖いのは仕掛ける走りが好きなモリモリと奈良さんのアタックだったが、モリモリが途中離脱し、奈良さんは逆に珍客の僕に気を遣ったかガツンと上げることなく、最終周の途中まで集団に残ることができた。
lap
1
2
3
4
5
6
7
8
laptime 11:05 10:42 10:20 10:26 10:34 10:24 10:43 10:47
HRave
不良
135
141
140
不良
不良
不良
145
Suuntoの心拍ベルトが調子悪くて全然取れてない。明確な対処法が無い。

夜、「相棒」劇場編・東京ビッグシティマラソンナントカ事件、ってのを見た。コースマップが頻繁に画面に登場するのだが、本物とそっくりで笑える。トップ集団と一緒におっさんが走っていたりとか、計測チップに追跡機能なんてないだろ!とか、ツッコミどころ満載。
スタートの模様とか式典の演出とか、映像のプロが考えるより本物のほうがずっとセンスあるなあ。
2009/3/30 [年度末駆け込みスイム]
今月はまだ1ミリも泳いでない。3月分のスイムを残り二日間で少しでも上げて体裁をよくしておこう、というテーサイマンならではのメニューを考えていたが、やっぱりジム系のほうに興味が行ってしまう。
相変わらず右脹脛はパンパンに張って走り難い。2kmほどで脚全体の芯がじわじわと痛み出す。フルの後遺症は自転車練では全く感じなかったけど、ランではまだ残る。今回は特に長い。心拍もスピードの割に高い。ただそれらを除けばほぼ快調。結局いつも通り1時間走った。
スイムは定番の250mプルで調子を量る。50m45秒のペースが維持できない。1ヶ月以上のブランクはやっぱり相当のものだった。不思議と心肺は元気で息も長く止められる。マラソンの効果がこんなところにも出たって感じ。しかし、売り切れた腕はなんともフォローのしようがない。2000mやるぞ、と思って始めたけど、どうにも腕が動かなくなって1600mで断念。
2009/3/31 [ビルドアップ走]
脹脛の張りが引くまですこしゆっくり走ろうと、トレッドミルでは13km/hとしたが、40分くらいして脹脛の違和感がほぼ見られないことに気を良くして少しペースアップ。歯止めが効かなくなり、最後は16.8km/hまで上げ最高163bpmまで行った。
良い子は真似してはいけません。
追い込みすぎてスイムは今日も中止。というかスイムを止める口実を作りたくて追い込んだのかも。

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