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さらに遡る
2011/1/1 [ハツバシリ] あけましておめでとうございます。 去年はレポートに穴をあけてしまった。未だ埋めていない。埋められるのか今後? 反省点はそこか? この正月は実家に帰り、姉貴が買ってきたフレンチおせちなるものを食べて寝正月を謳歌。 ケツに根が生えそうな気配なので、18時、年賀状片手にラン。早速LT練やってみましょう。 キロ5分のアップから始まり、1km毎にキロ4分半、4分15と上げていき、4km以降は目標キロ3分55で。決して全力ではない、キロ3分55だ、と言い聞かせて。そもそもなかなかキロ4が切れないんじゃしょうがねーなあ。 そのうち、イコール限界になってくる。8kmくらいでタレてきた。LT練の目安をもっと引き下げるべきかもしれない。つか、心拍計つけてこいよなー。辛いので気まぐれに11kmでLT練終了、ダウンを2km。筋肉痛がすでに始まっていることに気づいた。最後にちょこっとだけ思いっきりダッシュしてみた。キロ3分20、女子マラソントップのスピード。あり得ん。 2011/1/2 [プリンタって金食い虫] キヤノンのプリンタ不調相変わらず。ヘッドクリーニング&リフレッシングを繰りかえすことで次から次とインク切れとなり、何も印刷されないままほとんどのインクが二巡してしまった。何やってんだろ? こんなにアタマに来ることってなかなかない。それなのに、奇跡的に調子が戻ったら凄く有り難がってしまう自分。インク一滴の値段がどんなクスリよりも法外に高いインクジェットプリンタってホントにヤクザな商売だと思う。 2011/1/3 [レベル上がってる?] 本門寺は多分初詣客が多いだろうと思って朝飯前にジョグ、と言っても7時20分発だけど。コースの途中でついでにお参り。とりあえずと思ってたまたま持って出たのが500円玉だったので、まあ毎日世話になってるからしゃーないとお賽銭箱へ。 膝が痛いだけでなく、身体は重いしずいぶん調子悪い。その後も一日身体が疲れていた。疲労が溜まるほどの練習は全然していないし、慣れないことはするもんじゃない、ってことだろうか。 箱根駅伝を、意識が半分とびながら見る。バトルが多くていつになく面白かった。最後のコースミスは泣けるなあ。今年は大会新記録が出たらしい。また、繰上げスタートも一校だけで、各校揃ってレベルが上がっていると言えるのかな。日大はどうしちゃったんだ? ニッポンの男子マラソンは鳴かず飛ばずの状態が長く続いているが、そろそろ期待できるところに来ているんだろうか。それとも駅伝とマラソンはやっぱり違うのかな。 2011/1/6 [無理しすぎて腹が痛い] どうも最近鬱気味でシゴトも練習もやる気が起きない。昨日も理由なくサボった。今日も、と思ったけどさすがに浦安ハーフが近いので走りに出る。凄く寒い。 走り出すと、案外調子いいと感じる。だがFootPodを見ると、自分が考えているスピードより遅いらしいことがわかる。 それでもナゼだか身体はよく動く気がするのでいつしかTT状態になっている。1周のベストではなく2周でベストとなる走りをしてみよう。あわよくば40分台。理想は多分、20分30秒で2周することだろう。1周目で21分台だったらもはや40分台は無理だ。などと考えながら。 4:20 4:10 4:03 4:25 4:00 total 20:58 4:10 3:58 3:59 4:11 4:00 total 20:18 7km過ぎで、心肺の限界とは異なる全身疲労感が出てきた。疲れることをしてないんだけどな。 9kmの階段ルートでベスト更新。だがその後があまりにしんどい。これはあきらかにLTを超えている。LT練ではLTを上回ってもトレーニング効果は下がると聞いた。でも頑張るのはなぜいけないんだろう。LTを上回っているってことはすなわち持続できない負荷ってことで、メニュー通りこなせないからだろうか? ラスト1kmはいつも稼げる区間だがあまりにしんどすぎて呼吸困難に陥り、そのせいなのか右脇腹が強烈に痛くなってきてまともに走れなくなった。前回ベストタイを出した直後もおなじ症状に見舞われたっけ。泣く泣くスローダウンして、記録更新成らず。 2011/1/7 [ぞっとする人気ぶり] 日記の日付が2010年のままだった! 明日のさいたまは最低気温-3℃らしい。ただでさえヤルキナシオなのに、耳も鼻っぱしももげてしまうそんな寒い中を走る気には到底なれない。せめてもの罪滅ぼしにとシロモト1時間。TE=3.9まで上がり、普段の自転車練では滅多に行かないレベルだが、HRは135程度でしんどいわけではない。効果あるのかなあ? 突然JTUからメールがきた。あれ? いつからメール友達になっていたかな? 「横浜トライアスロンのエントリー昨日開始したけどすぐ埋まりそうだぜ、気をつけな〜」という内容。ふうーん、横浜の山下公園でトライアスロンやるんだー、近場だし、ちょっと興味あるかも、と思ってサイトを覗くと、なんと定員1200名という類を見ないマンモス大会、そして参加費を見てビックリ。24000円、なぬー! ショートの大会でどんだけぼったくってんねん! じゃがー、たった1日で既に応募者800人を超えているのであーる。感覚がズレていたのは自分のほうだったか。それにしても、世の中ホントに不景気なんですかい? このデフレの世の中、マラソンとトライアスロンは逆行していて怖いなー。もちろん、参加しないよ。 2011/1/8 [穏やかな土曜日] 早朝はこの冬一番の寒さを記録したらしいが、ゴミを出す9時頃には暖かくなってきたので、ブラブラと散歩に出かけた先で見つけた洋菓子屋でケーキなんぞを衝動買い、大変気持ちよい朝。 のんびりブランチの後、午後2時過ぎに本門寺周回練へ。気持ちよさとは裏腹に、調子今ひとつ。昨日や一昨日の疲労が残っているみたい。ただ、膝痛に関しては少し和らいできている。 ポイント練をやったばかりなのでキロ4分半と決めて気張らずに走る。だが、そのペースでも上りはグーっとしんどさが滲んできて思わず顔が歪む。参詣客が多くて賑やかなのはいいが、狭い道にクルマが入ってきて塞がれるのがちょっとストレス。 今日もSuuntoは大暴走、HR180前後で15分ほどさまよったのち、一気に90前後に落ちて10分ほど。いずれもそれっぽい変動グラフとなっているので第三者にはエラーと見分けられない。 4:49 4:23 4:27 4:47 4:29 total 22:53 P4:34 HR error 4:41 4:23 4:26 4:44 4:21 total 22:35 P4:31 HR error 4:33 4:27 4:27 4:43 4:30 total 22:41 P4:32 HR143 周を重ねるごとにペース変動の幅が狭くなっていく。だが調子は上向かなかった。4周目に入ろうか葛藤があったが、突然モヨオして来たのでキッパリ帰ることに。途中のミニ公園のトイレで事なきを得る。ここに世話になったのは早2度目。 少し物足りない気がしたのでシロモトに30分乗った。 2011/1/9 [君津の森周回練] 幾分寒さは和らいでいるものの、やはり早朝のマイナス気温の中を走る合理性を今一つ見いだせない。モリモリ提案の8時半スタートは悩んだけど、ツキイチでも付ける自信がない。どちらかといえば、身体も気持ちもかなり弱っているという理由が大きいのかな。朝飯をガッツリ食べて、10時頃お袖練に出かける。 1時間ほどでデポ地に着いたけど、気持ちはすっかり萎えたまま。ここで前代未聞の、練習前昼寝をぶちかます。あーなんという自堕落ぶりであろうか。自責の念に駆られつつ、気持ちよい睡魔に意識を漂わせていたところ、防災放送の正午のベルで目が覚めた。これがなかったらいつまでも寝ているところだった。 気力が湧かず追い込めない。ちゃんと走りきれるのかなあ。今日も地図を忘れてきたので、君津の森周回コースを3周と決めて走る。向かい風が結構強いが、一気に売り切れてやる気が失せてしまわないようにゆっくりペースに甘んじる。 1周目、辛いことに気づかないペースを守って走る。HR上限145を目安に。クルクル回していると、意外と楽に坂を上れている気がして少しやる気を取り戻した。下り基調のアップダウン区間も体感以上のスピードが出ている。だが、1周を終えてタイムを見るとやはりそれなりと知り、がっかり。 少し身体が順応してきて、2周目は少しだけ追い込み度アップ。楽なだけで遅かった1周目の上りを反省し、重いギアを選択してグイグイ踏む感じで。信号に二つひっかかってしまったが、ラップは1分縮めた。 3周目は少し疲れが出てタレた。大江戸温泉前の坂が前周より1km/h遅い。こりゃだめだなと思っていたがなぜかまた1分縮めた。これには正直驚いた。 君津の森周回(16.33km ↑290m)×3 37:53 (HR123) 36:52 (HR127) 35:51 (HR130) 図らずしてきれいなBU練となった。だが昨月25日のタイムと比べて、まだ1分以上は遅い。これはつまり、昨日一昨日の短いローラー練が実は効いている証拠と解釈することにした。 周を重ねる毎にHR平均は上がっているが、ログを見るとEPOCは逆にピークが落ちた。ナゼだろ? Suunto恒例の最高速度エラーが今日も出たが、とうとうその正体を掴んだぞ! というのも、今日は周回練の途中で奴が出現したのだ。このような周回コースではSuuntoの距離計はかなり誤差が少ない。1周16.33kmのところ、一瞬340km/hが出たおかげで1周18.29kmと出た。ほぼ2kmの瞬間ワープであることがこれで立証された。どうだまいったか! いいかげん修正プログラム公開しろ。 アクアライン往復1600円を少しでも回収しようと、産直市場で安い野菜をたくさん仕込む。千葉って有数の農業県なんだよなあ。だいたい何でも作っている。 珍しい根菜、ヤーコンというのを買ってみた。聞いたことがあるような無いような。一袋100円。 2011/1/10 [ちょっと疲れた] 昨晩から喉の脇のほうに魚の骨が刺さったかのような痛み。風邪の初期症状だなこれは。 見た目以上に外は寒く、都心の正午で5℃しかない。今日予定していたジョグと辰巳練を取りやめる。ジョグはまだいいとしても、辰巳中止は痛かった。休日何もしないのは負けたようで悔しい。 2011/1/12 [皇居接待練] 昨日はホントやばかった。日中はたぶん熱も出ていたし、頭痛や関節痛まである。完璧な風邪だ。とうとう避けられないところまできてしまった。 と覚悟していたのだが、暖まる夕飯を食べ、暖かくして早く寝たら、今朝になってみて奇跡的に小康状態。 今日の予定は駅伝大会に向けての練習がしたいという小村君を誘っての皇居ラン。夜にはほぼ調子を取り戻し、計画通り神田へ向かう。北風がやや強く寒々しい日にも関わらず、Raffineは満員で空き待ち状態だった。便利で安いことの代償として、確実性という点で不安を残す。カントクも合流し、3人で走る。 1周目はゆっくり目のジョグ。サッカー部でインターバル練のような走りばかりだったという小村君にスローペースランの意義を伝えたかったのだが、いまいちピンと来なかったかも。2周目は一変してスピードアップ、カントクを切り離し、上り区間2kmをサブスリーペースで。近年ランは全くやってないという小村君の脚力予想が難しかったので、ちょっと抑え目に入ってみたが、調子を訊ねてみるとどうやらまだ余裕はありそうだ。僕も二日間のオフが効いて調子いいみたい。永田町からの下りで一気にキロ4以下に上げる。追い風も手伝って心拍がぐっと下がり、これでは物足りない練習で終わりそうなので、下りきってからは「もう少し上げてみようか」と言うと小村君すかさずダッシュ! さすがサッカー部、だがランにその急加速は必要無い、じわじわ上げていこう。キロ3分50〜45くらいまで上げてみる。これ以上と言われると僕も限界領域なので困るなあ、と思っていたらラスト500m辺りで小村君の足音に若干勢いがなくなってきた。少しペース調整し、結果2周目はきっちり20分(HR150)で、とりあえず接待走りはできたかな? 全然走ってなくてもいきなりこのタイムを出せるポテンシャルの高さ、おそるべし。 折り返してカントクを迎えに行くと、すぐに合流。一人かなり飛ばしていたみたいだ。 アフターはカントクが探してくれたタイ料理屋で。大変リーズナブルながら本格的な味で大満足。 2011/1/13 [話題のレース] 今朝のNHKニュースで、トライアスロンの話題が二つもあった。一つは女子で今最も期待の足立真梨子選手の紹介、もう一つは、横浜トライアスロンのコースが発表になったという話。横浜はITU世界戦の一つではあるけれど、それでも「コースが発表になった」くらいでニュースになるって、過去はもちろん今後もありえないのでは。異例の注目度と言えるのか。 サイトを見ると「世界戦エイジ部門初上陸」とある。ん? 初? 石垣島や蒲郡などで併設されていたエイジ部門とはどこか違うのか? IRONMANみたいなブランドがあるのか? コースマップを見ると、本当に山下公園中心に大々的にやるんだな。海外レースのイメージもちょっとある。へぇー、相当気合入っている。 その横浜、参加費の高さに引いた僕とは対照的に、即決でエントリーしたカントク。遠征費を考えると大島などと比べても結構トントン、なるほど言われてみりゃそうかも。東京マラソンだって、交通費180円だったし。 僕も少なからずマネージャー役で関われそうで、ちょっと楽しみになってきたぞ。 ヤーコンを豚肉などと一緒にさっと炒めてみた。サクサクした歯ごたえとほんのり甘い味は他に類を見ない。芋という感じもしない。初体験の味でなかなかいいかも。今度は生でサラダにしたり一夜漬けにしてみよう。 2011/1/15 [モリモリ練] モリモリが転勤することになった。ちょっと寂しいなあ。だからというわけではないがモリモリ練。8:30という遅めスタートにしてくれたのが正直助かる。意外と多く集まった7人で遡上開始。 気温は相変わらず低いが風はほとんど無く、防寒に徹したお陰で快適だった。0℃でも何とかなるもんだな。モリモリが調子イマイチとのことなので35km/hくらいで。 ゆっくりだと調子がいいと勘違いする。清澄でパワーの無さを再確認。大木さんの瞬発力が脅威だ。 本日のお題は雀川林道に決定。平和に向かう。TT区間では小村君が無意識にガーっと上げていき、モリモリ、慈朗さん、石川さんとで追う展開。小村君はあまり追い込むつもりがないみたいで砂利道で一旦追いついたがその後の急坂で再び離された。石川さんが珍しく弱っていて、頂上手前の激坂でチョイ刺し。 雀川林道TT 11:55(best-0:19) HRave=153 おっと思いがけなくTTのベスト出た。3年以上前の記録から19秒短縮。やっぱり調子いいのかな。前回はDHバー付きだったというから、あまり真面目に計ったことがないだけなのかも。 この寒さでみなさんモチベーションも凍り付いているのか、おかわり練の提案は消極的。それではと、松郷峠途中の激坂を上って横松への合流を提案したら、思った以上に長い坂でブーイングだった。でも走りやすいのはいい。 シロクマ休憩後、帰りは売り切れたマキさんの救済走りに徹したが、若干の向かい風のせいか30km/hでも心拍は130前後まで上がり、いいペース走ができた。 久しぶりにブリックラン。小村君のラン強化練その2。キロ5から入ってキロ4.5までBU走10km、と決めて走る。数キロで脚が慣れて気持ちよくなってくる、はずであったが小村君はどうやらしんどいばかりでちっとも気持ちよくないようなので、早めに引き返しキロ5一定ペースで8kmで終了。まあ、走り慣れてないのにブリックランで根付いた走りを期待するのは欲張りすぎか。 2011/1/16 [真理谷練] まだまだ未開拓なお袖練の新ルートを地図で探し、市原と木更津の境辺り、細く長く続く山道が豊富なエリアをターゲットに定めた。ちょうど久留里線と小湊線に挟まれた7×3.5kmくらいの区画で、ゴルフ場以外ほとんど何も無いような山間地である。地図によればこの辺りなぜかどこもかしこも地名は真理谷である。迷わず真理谷練と名づけることにした。できるだけ一筆書きできるルートを慎重に考え、地図片手にお袖練へGo! 今日もアクアラインは強風なのが若干気になる。 まだ見ぬルートへ向かってカントクをご案内。アプローチの段階で強風にあおられ、ビビって早速泣きが入るが、山に入ればおさまるから、と適当なことを言ってむりくり進む。 該当エリアに入り、予想通りの人気もクルマもない道が続くと、風もホントにおさまってきた。気温は3℃以下と日中の割にかなり寒いが、スピードが遅いせいかほとんど気にならず実にいい雰囲気である。 県道から市境の林道へと入る。程よく整備された林道で、道は細いが走りやすく、小刻みなアップダウンとなだらかなコーナーは群馬CSCを髣髴させる。これはいい道を見つけたぞ。 小湊線側に抜けて高滝ダムをかすめ(公共施設のトイレが利用できる)、別の県道で戻る。幹線道はクルマが気になるので避けたかったが、そんなことは杞憂に終わるほど閑散としている。やはり道幅が広いと走りやすいのは確かだ。
未知のルートで唯一不安だったのが、下り恐怖症のカントクが立往生するような激坂の登場だったが、実際にそんな場面はないばかりか、前回よりも下りのスピードが明らかに向上していたので驚いた。恐怖症は練習を積んでもほとんど克服できないんじゃないかとも思っていたが、大いに期待が持てそうだ。 グルっと一筆書きして1周およそ40kmほどと大したことは無い。それでも獲得標高は600m以上になったから結構いい練習になった。総じて道の整備状態はほぼ問題なく、どこをとっても走りやすいので期待以上の収穫だった。さらに、信号は一つもないので理想的な周回コースを設定できるかもしれない。 練習後、多分に洩れず我が家も迫り来る血で痔化の波にのまれてとうとうTVを買う。 我が家の部屋の広さとTV利用度などを慎重に勘案すると、32インチが身の丈にあっている、と考えて近所の電気屋へ。 だが、店頭に並ぶどデカいTVに目移りして結局50インチを買っちゃいました。 なんてこともなく初心貫徹。録画機能付きがいいかも、なんてその場で欲が出たが、ここ10年間以上録画ってやってないだろお前。そもそも、録画可能なフルHDモデルは無かった(店頭に無かっただけか?)ので、フルHDの32インチで一ちゃん安いのどれや! と言ったらBRAVIAになりました。 下調べもせずかなり適当な買い物したなあ。 Sonyは買わないと思っていたのだが、5年保証付きだしデザインで見てもやっぱこれが一番ええわ。テレビなんてどれも一緒で見分けもつかんだろ、と思っていたが意外と個性を出そうと苦労しているのが痛々しく見えたりして好みが分かれるもんだな。 急に我が家もハイビジョン生活になって文化度アップ。だけど故障もせずに健気に働いている20インチブラウン管に対し、エコポイント欲しさに死刑宣告するのは何だかすごく心が痛む。 2011/1/17 [マラソントレーニングの極意] 「アドバンスト・マラソントレーニング」という本を買った。 昨年末に出たばかりの本なのに、Amazonから送られてくるまで2週間近くかかった。クリールで紹介されていたので注文が殺到したのか、ちっとも売れてないのかよく判らんけど。 ガイジンが書いたこういう本は1か0かハッキリした文章で小気味いいので結構好きなのだ。 2600円もしたので大層ぶ厚い事典みたいな本を期待していたが、メール便のような薄い形で送られてきたのでちょっと拍子抜け。 で、昨日は一日中立ち合いのヒマな仕事だったために、空いた時間に読んでいたら7割方読み終わってしまった。んー、期待通りなかなか面白かったけど、マラソンという奥深い競技のトレーニングノウハウとしてはまだまだ書くことあるんじゃないの、って気もして少し物足りない。もっとウンチク聞かせてくれよ、二次会行こうよって感じ。 ![]() 特に練習量の多いランナーには役立つ本ではないかな。 ランニング全般ではなく「マラソン」の「トレーニング」に照準を絞っており、ハーフマラソンはすでに眼中にないし、ランニングフォームなども書かれてない。よくあるフォームの連続写真とかって無駄に紙面を食うだけで全然参考にならないからいい。対象者のレベルは問わないが、日々真剣に取り組んでいるフリーク向けなので、走るのはこんなに楽しい!などのうっとうしい啓発的文章もなくていい。 後半には照準レースまでの毎日の具体的なトレーニングメニューが走量別に掲載されている。ピーク時に週170km(月間700kmオーバー)に達するかなり上級者向けメニューもあるが、トップレベルでも考え方はシンプルで基本的に変わらないんだな、と思った。世の中には月間700km走っていても依然遅い人はいるかもしれないが、このプログラムに従って練習していればそれはない。距離を稼ぐだけの非効率な練習を許さないからだ。 最も軽いメニューで週88kmまでのプログラムとなっており、すでに週40km以上走っている人を対象、としている。やばい、週30kmがせいぜいなんですけど。ランニングに専念すればそのくらいは行くのかな? この本では、トレーニングを以下の8種類としていて、それぞれ守るべきペースがある。自分の体質とレベルを鑑みた強度の目安を併記してみた(自己流にアレンジ)。 ・回復走 (HR125以下でゆっくり) ・有酸素走 (HR130 5:00/km) ・ロング走(HR130→140 4:50→4:30/km) ・ミディアムロング走(強度はロング走に同じ) ・マラソンペース走 (HR145 4:10/km) ・LT走 (HR152 3:55/km) ・VO2Maxインターバル (HR160 3:45/km) ・スピード走 さっそく言われたとおりのメニューをやってみますか。 4月の長野マラソンを照準とし、12週間前となる今日のメニューを見るとたまたま休養日となっているので翌日のメニューと入れ替えることにした。 有酸素走+スピード走100m×10本、計13km とある。 キロ5分弱ペース、HR130以下を狙って走る。有酸素走というのはまあジョギングなのだが、刺激がないので普段だとあんまり有意義に思えずイマイチやる気も出ないけど、明日以降の練習に繋げていくためのパズルの1ピースだと思うと、きちんとペースを守り感覚を研ぎ澄まして走ろうとするから不思議なものだ。いつもの本門寺周回路はアップダウンがありすぎて、上りでは定められた心拍を軽くオーバーしてしまう。逆に下りでは体感以上に心拍が落ちるので平均するとまあちょうどいいんだけど、もっと平坦なコースを新しく考えないとダメだな。ウチの近所は坂と交差点だらけなので難しいが。 スピード走というのは、全速力まで加速してフォーム改善やピッチを高める神経系を鍛える練習。つなぎは十分休む。11kmを走ったところで平地区間を利用して数本ダッシュしてみた。全力で走ると言ってもこれはインターバル練とは違い耐え忍ぶ練習ではないから気負いが要らない。 全力疾走って案外経験がないから新鮮だけど、街中でのシチュエーションとしては尋常じゃないのでちょっと恥ずかしく、6本おざなりに走っておしまい。 HRave/max=129/151 1周目24:56(HR128) 2周目24:56(HR130) 2周同タイムだった。 2011/1/18 [加齢臭とミトコンドリア] 昨日の練習はジョギングレベルだったにも関わらず、昼頃からかすかに筋肉痛が出始めた。例のスピード走が効いたみたいだ。いかにやったことのない動きだったかを物語っている。 今夜の爆問学問のセンセーはミトコンドリアの権威。耳慣れない情報に満ちていてなかなか面白かった。 ・単純に、ミトコンドリアが多い方が老けない。 ・男性42歳はミトコンドリアが急激に減少する時期、それが加齢臭発生の原因に。 ・速筋より遅筋の多い生物(人)にミトコンドリアが多い。 ・空腹な状態、寒さ、運動がミトコンドリアを増やす。 ・歳がいくつになってもミトコンドリアは増やせる。 ほかにも面白いことを言ってたけど忘れた。 ミトコンドリアが有酸素性エネルギー生産に関わっていることは昨日学習したばかりだが、こんなに身近なキーワードであるとは思わなかった。ヘモグロビンという名前はよく聞くけど「ミトコンドリアを増やせ」って話は聞いたことがなかったもんな。 とにかく人間にとって多い方が何かといいらしい。 腹八分目とウンドーが老化を防ぐのはきちんと理由があったってことか。 ランナーやローディが加齢臭とは無縁なのはきちんと理由があったってことか。 2011/1/19 [田園調布-蒲田間ジョグ] 有酸素走や回復走に本門寺ランは向いてない。だったら川沿いを走ればずっと平坦で道にも迷わないので代替案として手っ取り早い。つうことで、近くを流れる呑川沿いをできるだけ走ろう。今日は有酸素走の日。 まずは上流へ。雪谷を抜け、中原街道を渡って閑静な田園調布へと入り、大井町線緑ヶ丘駅まで。この先はなぜか川が地下へ潜って行方知れずなのでここで折り返す。国道1号を渡り、本門寺の脇をかすめ、蒲田駅前通りまで。この先も川は続くが道は所々途切れるので折り返すことに。 新しいルートは新鮮だし、本門寺から蒲田までは幾分変化があって面白かったが、次はもういいかな。頻繁に現れる交差点での左右確認に神経をすり減らすのと、道の横方向の傾斜があまりに激しすぎて全く気持ちよくない。川側にモノが転がって落ちないような配慮かなあ。だったら手すりの足元にちょっとだけ土手作ればいいだけの気がするんだが。普通の道がいい、と切に願うようになってしまった。できればジョギングは無心になれる環境で走りたい。 でも結構ランナー多いんだよな。 今日もSuuntoはグズりまくり、安定して測り始めたのはスタート30分後だった。接点をしっかり濡らし、伝導性は良いはずなのにナゼだろう。今日みたいにスピードが遅いとダメなことが多い。そんなわけで平均心拍値は前半をカット。 2011/1/22 [三部練] ひさしぶりに三つやったよ。物練、ブリックラン、辰巳。 今日は風がほとんど無く穏やかでいい日だった。気温はマイナスからスタートしたので手の先が氷漬けのように冷たかったが、それ以外は快適。一本杉を一本上って南周り帰還。 一本杉ではかなり頑張ってみた。今日も珍しく弱っている石川さんを途中でパスしたので、辛くて心が折れそうな場面でも集中力を絶やさずに堪えた。これはベストかもしれない、と期待したが、フタを開けてみれば14分48秒、全然大したこと無くてがっかりした。 帰路もコンスタントに追い込めたのでかなり疲労しているけど、どうしても走りたくてブリックラン。彩湖をぐるぐる72kmもバイクで走ったというカントクに伴走をお願いして12km。ちょっと膝が痛くなったのが少し気になる。 コンビニでカップラーメン補給をした後、辰巳へ。メインプールで華やかなシンクロの大会が進行する中、サブで淡々と泳ぐ。先月にもまして体力低下が酷い。2分サークルで1分37秒くらいかかっている。なんでこんなに遅くなってしまったんだろう。かなりヤバイ。 2011/1/23 [回復走] 昨日頑張りすぎて身体中が痛い。特に背中が痛いのはスイムのせいか。 結局夜までウダウダして、このまま何もしない一日になりかけていたので8時頃とにかく家を出る。2時間前に食べたカレーが重くて苦しい。こういう満たされた状態でのトレーニングは糧にならない気がする。回復走ということにしてゆっくり走ると決めた。血行促進で疲労回復を促す。 珍しく途中でパラパラと雨が降ってきた。 考えてみたらタイムなんてどうでもいいのでいつもの本門寺周回を1周で離脱して適当に未知のエリアに足を伸ばす。馬込文士村のほうへ行きたかったが全然辿り着けずにいつの間にか同じ道に戻っていた。 都営浅草線の操車場を見渡せる渡り通路があることを初めて知った。 終わり頃になってやっと腹がこなれてきた。結局後でパスタ食っちまったが。 2011/1/25 [LT走の日] スピード練習はやや久しぶりだ。 高い心拍を安定して持続させたいならば、本門寺周回は向いてない。密集した住宅街では高速で走るのは危険。皇居へ行くことも考えたが、やはり面倒だ。ということで、本門寺平地バージョンを考案することにした。1周ジャスト3km、獲得標高は皇居1周分相当の24mに抑えた。 全走行16km中LT走は8kmというメニュー。 走り出しは軽い感じで悪くない。まずいつもの5kmコースを1周する。サブスリーペース程度で走っているつもりが、タイムをみると全然届いてない。感覚よりかなり遅い。4分半程度でもほぼ一杯イッパイ。どういうわけだ? こんな調子ではLT走に入ることも難しそうだ。普段ならスピードが上がれば気にならなくなる右膝がいつまでも痛くて気になる。左右対称を意識するがどうしてもフォームが崩れてしまう。 アップ1km+ペース走6km(ave4:35 HR131) さて、いよいよ新3kmコースへと入り(といってもほとんどがいつものコースを組み直したものだけど)1km地点からLT走に。案の定、FootPodはキロ4分を切れてない。感覚的には目一杯追い込んでいるのだが。心拍は150以下でスピード相応という感じだ。 なぜこんなに遅いんだろう。疲れが溜まっている印象は無いのだが昨日のシロモトがじんわり効いているのか。ちょっと久しぶりで身体がスピード練を忘れてしまったか。CWXが良くなかったか? シューズの紐の締め具合が甘かったか? あれこれ考える。 LT走8km 4:07 4:06 4:05 4:06 4:06 3:57 4:06 4:00 (ave4:04 HR147) 後半、ようやく膝の痛みが消えてきた。スピード不足で温まるまで時間がかかったってことか。走りの調子は取り戻すことはなく、心拍もターゲットゾーンに至らず、LT走は狙い通りに出来なかった。股関節はよく動いているし、それなりのスピードを出している感覚なので、納得できない遅さで自信喪失。最後は、右膝を庇った走りの影響で左骨盤が痛くなった。 サッカーアジアカップ準決勝韓国×日本戦、やってます。 ここ数ヶ月で日本って変わったね。見ていてイライラしなくなったし、さすがだねって思えるようになった。監督のお陰?これまで何人もダメ出ししてたのは何だったんだろ。今日はよく粘ったなあ。最後の助っ人、ガングロホンダがイマイチだったな。 2011/1/26 [コーヒーのはなし] 半年くらい前。 職場の給湯室でコーヒーを淹れていると、その横でモンカフェを淹れはじめた人が僕にとくと語り始めた。 「コーヒーはモンカフェに限る。モンカフェがなぜ美味いか知ってるか?それは、飲む度に封を開けるからだ。コーヒーの美味さは豆の鮮度で決まるからな」 そうですか? 鮮度以外にもファクターはあるだろうと言いかけて、止めた。そもそも、本人が美味いと思えばなんだっていいと思うが、彼には理由が必要なのだろう。 ![]() 豆はすでに挽いてあり、真空パックにもなってない。見慣れたMAXIMのロゴ、「インスタントではないのでお湯には溶けません」と写真入りで懇切丁寧に注意書きがある。インスタントとレギュラーの違いすら関心が無いレベルの人がターゲットなのか、逆にそういう人は除外しているとかろうじて言えるのか、微妙なところではあるが、いずれにせよこれほど期待感の薄い商品も希だろう。 ところがこれが侮れない。面白いくらいよく膨らむので淹れてる最中から美味そうである。そして実際、期待を裏切らない。 随分安上がりな味覚で我ながら結構なことであるが、何でもいいという訳じゃなくて、実はこの豆に出会うまで自分の淹れたコーヒーにはどういうわけか一度として満足したことが無かったんである。豆の産地をいろいろ試したり、豆専門店の豆を買ってもみた。根本的に何かが足りない。紙フィルターでのドリップって結局美味しく淹れられないのか?と諦めた時期も長かった。 そんなわけだから、この豆は僕にとってかなり目からウロコだった。どこでも買える商品で別段珍しくもないのだけど。 紙フィルターで淹れる時のポイントは、お湯の温度とコントローラブルな注ぎ口であると思っている。 口の細いドリップ用やかんは必須で、引っ越してまず揃えたアイテムだった。 だが、職場にヤカンを持ち込むのは大仰だし、そもそもウチにはガスレンジがない。熱湯専用の蛇口があるのだが、微妙に温度が低い上、口を細くするとさらに冷めてしまい、今ひとつ美味しく淹れられずに不満が強かった。中にはティファールの湯沸ポットを持ち込んでいるツワモノも居るが、ナンセンス過ぎる。 ![]() ここにお湯を入れて、電子レンジでさらに加熱する。90度の理想的なお湯を作り出すことで、蛇口の湯をしばらく出しっぱなしにするような必要もないし、自分のペースでコーヒーを淹れられる。ちなみに、一人分のお湯はヤカンよりも電子レンジで沸かす方法がもっとも省エネらしい。 イマドキの計量カップはよく出来ていて、プラスチックの精巧な注ぎ口によって極めて細く注ぐことができるのである。お湯が意のままに注げれる道具であれば何だって良いのだが、この味気ない計量カップは案外ベストチョイスであった。 コーヒーを淹れることが今まで以上に楽しくなり、いい息抜きになる。新たな洗い物も出ず衛生的だ。 職場に電子レンジがあればオススメである。 2011/1/27 [比較的平地新5kmコース] 「アドバンスト・トレーニング」では、ミディアムロング走18km。メニューをこなすのがだんだんしんどくなってきた。バイク練との共存をどう考えるかが少し難しい。 前回考えた比較的平地3kmコースだと目が回りそうな長さだ。ということでこのコースにむりくり2km分くっつけて5kmコースを考案。新エリアは楽しみでもある。気温2℃の寒い中をスタート。 僕の場合のロング走はキロ4分50から4分30までBUすると決めている。1日休養を入れたお陰か、前回と違ってスピード感覚は元に戻り、キロ4分半も普通に出せそうでよかった。こないだがちょっと変だったようだ。膝もほとんど痛くない。 大森方面へ足を伸ばした新ルート、ぴったり2kmとするため狭い路地をクネクネと複雑に走る。Y字路や5差路とかもあって地図がなければまず迷子になるだろう。わりと走りやすく結果的にはいいコースだぞ、と思ったら突然目の前に壁のような坂が登場。斜度20%はゆうにあり、脇の歩道が階段になっている。 まあそれでも獲得標高1周50m程で、本門寺周回70mよりは抑え目、と言ってもさほど違いがないか。 ここを3周し、4周目は3kmコースにして、アプローチの1km往復で合計20km。12kmくらいで早くも脚に疲れのサインが現れてきて、ロング走の意義を実感。 5km×3 23:51(P4:46 HR129) 23:26(4:41 HR132) 22:34(P4:31 HR137) 3km×1 13:25(P4:28 HR140) いい感じでBUとなり、調子が良かった。平日に20kmって、この本に言われなきゃやりそうにない。 2011/1/29 [比較的平地5kmコースVer.2] 一昨日長く走ったばかりなのに今日もロング走。ホントは明日の予定なのだがお袖練と交換することにした。 前回の平地5kmコースがさほど平地になってない、交差点の見通しが悪く減速を強いられるぢゃないか、などの苦情マイセルフを受けて練り直し、5kmコースVer.2を「キョリ測」上で3時間かけて考えた(暇だ・・・)。 さて、画面上の考察が正しいかどうか走ってみましょう。本日のお題は29kmと長いので少しでも気に入らなければ大きく響くはず。夕方4時近くにやっと重い腰を上げる。 前回と違ってクルマや人の多い、明るい時間帯だったので結構印象は異なるが大分安全に走れるようになった。しかし結局は同じ丘を越えなければならないので、アップダウンの量はあまり減った印象がなく1周40m弱。だらだら坂になった分、却ってタイムに響く気がする、相変わらず12%くらいの坂はあるし。ここで毎回150bpmを超える。 ミスコースしていることに気付かずに2周走っていた。後で調べたら幸い15m短かっただけで済んだ。3周目あたりで暗くなってきて、急激に気温が下がるのが分かった。Suuntoに電池切れサインが出てきたのでこの寒さは益々やばい。持つかなあ。 23kmくらいまでは全く問題なく走れていたが、やや買い物疲れの脚になってきた。5kmを5周したあと3kmを1周しその他もろもろで30km。残り2kmで突然脚に来た。グリコーゲンの枯渇か。ペースを落とすまいとムキになってしまい、ターゲット心拍を上回り続ける。こういうのは良くないかも。 5km×5 23:38(HR131) 23:48(HR133) 23:33(HR133) 23:04(HR137) 22:40(HR141) ※ミスコース分を補正 3km×1 13:41(P4:33 HR142) 30km total 2:20:50 TE=3.6 1524kcal EPOC119ml/kg HRave/max=135/157 新コース、まだちょっと再調整の必要があるかなあ。 100円ゼリー持って走ったが終始何も口にしなかった。帰りに100円コーラのある自販機に寄って帰る。 ランは寒くても気にならないが、日常生活でこの寒さは堪えるなあ。ウチは1階だから特に。エアコンが追いつかない。熱めの風呂に入っても、一向に温まった気がしない。寒いの苦手だな。 2011/1/30 [君津の森周回+温泉ツアー] 予定通りお袖練へGo! 朝10:40カントクとスタート。程よく暖かく、ちょうどいいんじゃないでしょうか。気温5℃。 そこら中の畑で野焼きをやっていて煙が立ち上っている。冬の風景を見ながら、追い風の中を進む。 僕は4周、カントクは2周or3周ということで、君津の森周回練スタート。 昨日のロング走の影響がどの程度現れるか不安だったが、意外と気にならず普通に走れている。だが心拍を見ると上がってないし、速度もそれなりだろう。4周は過去最長となるので慌てずに上げていくつもりで。 桜並木と路面が綺麗な大江戸温泉坂でのろのろ走っているクルマがいた。近づくと犬が併走しているのだった。こんなところでクルマで放し飼いかよ、と思ったら、実は野良だった。奴はターゲットを別に見つけ、こちらにやってきた。おいおい何にも出ねーぞ。ユル坂とは言え20km/hがせいぜいのところ、僕の右脇を併走する。後ろからクルマが来るといったん背後に下がって一列になるあたり、大変マナーがよい。静かな森の道を一人+一匹ハアハアと息づかいだけが聞こえている。結局頂上まで併走して、下りでスピードが上がると追いかけてくるのをやめた。 後から上ってくるカントクはうまくあしらえるかなぁ・・・怖がって慌てて転倒とかしなきゃいいけど。 下りきった後の復路の信号付き交差点を回避するルートを試してみる。集落の旧道だが走りやすいだけでなく、アップダウンが減って少し楽になった。調子づいてもう一つ考えていた道を行ってみると、何年も放置されたままのような道にハマって失敗。1周目を終えてみると普段より5分も遅く、これはロストした分というより全体的に遅かったためではと不安になる。 2周目から徐々に心拍も上がりはじめ、1周目で学習した道で走り終えてみると及第点の35分台が出て、少し自信が戻ってきた。これで君津の森ノンストップコースが確定。正直きついコース。 3周目。上りで腰が痛くなり、ストレッチしているうちにふと、某店長の走りが頭に浮かび、極端な前乗りで骨盤を寝かせた走りに変えてみた。これまた極端な内股で。従来と異なる筋肉を使うことになるせいか、疲れなく上れている気がしていい感じだ。急斜面でダンシングしたとき、すでに力が残ってないことに気が付く。異なる筋肉とはつまりダンシング用のものだったか。筋肉の持ちがいいのも納得がいく。 4周目。筋肉はだいぶくたびれているが、それ以上に心拍を上げて追い込めるようになってきた。非力なエンジンをぶん回して走る感じ。 前半で予想より早くカントクに追いついた。あの野良犬は問題なかったようで一安心。何も出ないと悟った2周目以降は、僕には数m付いてくるだけですぐ諦めるようになっていたが。 わずかに短い新コースという条件付きながら、4周目はベストを更新。昨日の今日と思えば上出来だろう。きちんとBUして走れている。もともとが追い込む能力がないために気を使わずともBUできるのだが。 君津の森新ルート周回×4 1周16.28km ↑290m 40:03(HR124) 1.3kmオーバー 26.37km/h 35:13(HR127) 27.74km/h 34:44(HR131) 28.12km/h 34:20(HR132) 28.45km/h best Uターンしカントクとの合流をはかる。このコース、逆周りは精神的にきついことが分かった。しかしカントクがいっこうに現れない。まさか野良に足でも咬まれたのか?と最悪の図柄を想像していたが、単に途中で引き返しただけだったらしい。 total: TE3.2 ↑1470m HRave/max=124/150 練習後は今回初めて、周回コース名になっている君津の森温泉に行ってみた。 平日550円というカンバンは見ていたが休日価格は謎。大江戸温泉系列なのでハンパなく高いぞ多分。相談し、1200円までだったら入ると覚悟を決めて行ってみると、休日650円だった。安っ! ただしお台場や浦安の店を想像していくと裏切られるが。公営でもないし、お客さんは大勢いるのに、食事できないのは商機を逃している。 寒い日の露天風呂は、あ〜〜もうたまりません。 2011/1/31 [Suuntoの不具合を検証する] 昼間、かなり具合悪い感じだが、これは週末追い込んだ疲れのせいであり、風邪などではなく明日には治ることが大分読めてきたので気にしないでおく。さらに、夜は12kmジョグのアクチブレストなんぞやってみる。大人になったなあ、わし。 昨日も発生していた、Suuntoの速度メーターが突然一瞬300km/hオーバーを計測する問題について、以前から思っていたのは、このエラーの発生頻度が妙に等間隔に感じられることだった。長距離を走っても2回連続したことがない。ふと思いたち、過去のログを調べてみる。 このエラーを含む速度グラフは地を這うような見辛いものになってしまうため、手作業でデータを一つ一つ書き直していたのだが、それも結構面倒であるため最近手を抜いてそのままにしていたログが3回分あった。そのエラーとエラーの間をどれだけ走っているか調べたところ、2回ともほぼ272kmと分かった。これを偶然と見るべきかは、次回のエラー発生が決定付けるだろう。ただ、今日電池を交換したためリセットされているかもしれない、と念のため記しておこう。 本質を揺るがすSuuntoのもう一つの致命的な欠陥は、時計が突然1分遅れるということ。 これは、暫らく自分の操作ミスを疑っていた。ところが、Suuntoは普段はほとんど狂わないため、時計関連の機能に触れることもないのだ。 嫌な予感がするのは、この1分遅れ現象もある一定間隔で発生しているように思えることだ。 2011/2/2 [本門寺TT] 浦安ハーフを週末にひかえ、今週はオリジナルメニューで。 ハーフのハイスピードに身体を慣らそうと、ガツンと追い込んでみる。久しぶりに本門寺TTやってみますか。平地5kmコースで身体を温めた後、2周目に本コースTTというメニューで。暖機運転もそこそこ速目のマラソンペース(サブスリー)で勢いをつけてTTに入ろう、と決めた。 まずは平地5km。んー、先週のLT練の悪夢再び? スピードが思うように出ない。あの時ほどの酷さではないが、キロ4分15をかなりアクセル踏みつけないと出ない感じ。2周目が思いやられる。実際に遅いことに加え、先日キャリブレーションを見直したFootPodが悪い値を出しているらしい。この速度域だと値がまた異なるようだ。常にアクセルをあおりつづけてやっとこさ及第点ペースを作っていたら、身体慣らしにしてはくたびれ過ぎてしまい憂鬱になってきた。 4:19 4:14 4:06 4:11 4:18 total 21:07 2周目へと入りTT開始。 気持ちのスイッチを入れ直してスピードアップ。平地では確実にキロ4を切っていなければならないが、なかなか難しい。坂のある1km目は4分7秒と冴えない。2km、3kmと見覚えのあるタイムで通過し、階段のある4km目は過去最大レベルのしんどさ。膝が痛くならなかっただけよしとしよう。心臓がもげるような思いをしつつ、5km目は飛ばしに飛ばした。最後はラップボタンを確実に押せるように手袋を取ってまで走る。 4:08 3:57 3:56 4:14 3:43 total 19:58 HRave/max=151/161bpm やった〜これまでのベストから4秒縮めて、初の20分切りに成功。最後の1kmでむりくりって感じだけど。 前半5kmのイマイチな印象を思えばよく出来た方かな。 TEは4.5あたりまで確実に行ったと思うが前半Suunto不調により計測失敗。 まあでも相変わらずキロ3分50とかって普通に走れないなあ。今回のベスト更新よりも前半の走れなさ具合のほうが印象的で、ハーフへの自信には全く繋がらなかったのは残念。 2011/2/4 [コンパクトカーイッキ乗り] 70を迎える母が乗るクルマ選びを2ヶ月ぶりに再始動。Mini、Polo、C3の3台にまでは絞られたが、ここからは本人に乗ってもらわんことにはどうにも決められん、つうことで、図々しくディーラー3社に今日この日に浦安に大集合してちょんまげ、とお願いしての一気乗りを企てる。さて、そんな都合よくいくものかなと思ったが、3社とも快諾してくれた。しかもそのうち2社は大田区から遥々ご足労頂いた。どうもすみません。 2011年モデルの乗り心地が良くなったとカーグラフィックに評されていたMiniは、相変わらず固く突き上げはきついじゃん、とは思った。BMWの親戚であるせいか、運転はすぐ慣れた。自然な感じだ。乗っている分には、外見ほどエキサイティングではない。 続いてC3。Miniから乗り換えると、ゆったりして広く、乗り心地はソフトで、ああやっぱクルマってこうだよなあと思ってしまったが、別段母にはプラスに感じてなかったらしい。さらには、空まで見渡せるゼニスウィンドウも母にはピンとこなかったようだ。試乗時すでに陽が傾きかけてサンバイザーを必要としておりゼニスウィンドウ全開に出来なかったのも痛い。しっかりしたシートデザインはなかなか好きだ。アクセル、ブレーキのセッティングが繊細すぎて神経を使い、ハンドルが軽すぎる。重ステマニュアル車時代の長かった母にはそれらがマイナスとなったようだ。 Poloはスタイリッシュで、やはり優等生的でありC3から乗り換えると完成度の高さが光った。ただ僕には自動クラッチ車の意のままとはいかない感覚と、原色系で揃えたボディカラーに好きな色がないあたり、まあ悪くはないけどこれいいよなあとベタ惚れもしない、つまり決定打にならない感じ。 そんなわけで、僕の印象は前回の試乗時からさほど変わらないのだが、逆に言えばどれに決めても文句はないかなといったところ。 そんなこんなで半日神経をすり減らし、役目を終えた夜にジョグ。こわばった表情筋をリラックスさせるために走るようなもん。有酸素走のキロ5分で。夜景の海と浦安の街並が改めてみて凄い景色だなと思う。明後日はまたここでハーフを走る。 2011/2/6 [レース日] 東京ベイシティ浦安シティマラソン ハーフの部レースレポート ゴール直後から坐骨神経痛が現れ始め、徐々に痛さを増してくる。 久しぶりに銀座でインドカレーに舌鼓を打つ、というより笑っちゃうくらい辛い。ヒーヒー。 夜になるとザコッツィマックス。ンゴー、これは痛い。笑っちゃうくらい痛い。なんでだ? 骨盤周りがばらんばらんになるくらいの大股で1時間20分走り続けたからなあ。 別府大分マラソンも今日だった。コミュ仲間数人が出場。楽しく走れたかな。60回記念大会とのことだが、そういえば浦安も20回記念大会だった。記念っぽい特別イベントは見当たらなかったけど。 いずれもいい天気に恵まれてよかった。 表彰式後の市長の挨拶によると、浦安は運動公園が新たに完成し来年は柿落としの大会となる、とのことだった。会場が変わるのか? いや、この運動公園が改装されて400mトラックなどきちんとした競技場へと生まれ変るということだろう、多分。ゴールはトラックになるといいな。 ただ、姉貴情報による、来年から浦安はフルマラソン化するという噂の裏付けは全く聞かれなかった。 2011/2/8 [祝、1000km] 今年の浦安ハーフのTシャツが白くない!過去20年間でこれは初めてのことじゃないかとふと気づいて広げてみたら、なんと長袖だった。20周年記念がこうした形で現れていたとは。 昨日ツーキン号のメーターが1000kmを超えた。昨年9月からおよそ5ヶ月。年間2400kmペースってことか。練習で乗る距離が年間6-7000km程度だから、割合としては案外馬鹿にならない。だからと言って、練習効果としての実感はまるでないし、やはり真剣に一定以上の時間乗らないとダメだろうな。 今日は朝から下半身全体の調子がとてもいい。どこまでも歩きたくなる気分だ。レースで追い込んだ脚の筋肉が徐々にいい感じで回復してきている。まだ筋肉痛は各所に感じるけど、気持ちいいレベル。 そうそう、ザコッツィは翌日にはほぼ消えていた。そんなに早く消えてしまうのもなんだかよく判らない。 3ヶ月ぶりくらいに会った部長に痩せたと言われた。顔が鋭くなったよ、と。体重は変わってないんだけどな。いい傾向かもしれない。 2011/2/9 [ラン再開] 比較的レース後の体調がいいので早めのラン復帰。ただ、一旦は引っ込んだザコッツィがまた日常生活で出始めた。走り出し直後はこのザコッツィがゴワゴワしてスムーズに走れないが、なるべく無視する。レース後と言ってもハーフだからそんなに労わる必要もないだろう。これも練習の一環として、走りながら回復を目指す考えで。 久しぶりにBostonで走ってみた。紐を締めなくても適度なフィット感があり中で足が前後にずれるなんてことは起きない。ターサーブリッツは足に対して相当でかいのか。一つ小さなサイズも試し履きしてキツいことを確認したはずなのだが。 筋肉痛がまだ奥の方に残り、脚全体も重いが、そのズシリとした抵抗感を味わうのも悪くない、という前向きな気分。回復走のつもりだったがいつしかペースが上がっている。本門寺コース1周を終えて少し物足りなかったので、平地コースで2周目に入る。また少しペースアップしつつ、時計は見ないようにして気持ちのいい範囲で飛ばす。 1周目 4:52 4:28 4:31 4:49 4:28 total 23:09 2周目 4:26 4:22 4:18 4:24 4:24 total 21:55 後で見ると体感より遅かった。Bostonはフィットしていいクツだが、ターサーのようなミラクルもない。そもそも重さが全然違うからある意味仕方ないけど。 2011/2/10 [ほしのあきもおすすめの運動] 今日のあさイチネタ。毎日3回30秒、力士の股割りポーズで股関節ケアを。骨盤の角度が矯正されることで、バストアップ、ウェスト&ヒップシェイプになるらしい。なんでバストアップが? 理由を聞いたらなるほどと思った。腰痛解消にも繋がる。股関節には22の筋肉が連結されているとのことで、ここをケアすることは色々と影響が多いんだって。とに角いいこと尽くめ。ザコッツィ解消や姿勢向上、股関節の柔軟性UPを目指し、これはぜひ忘れず続けようと思う。 2011/2/11 [懐かしさ全開で涙腺緩みっぱなし] 休日の辰巳は大会やイベントのためほとんど使えないが、月に一度は開いていることがある。貴重なその日を狙ってカントクとGo。朝から雪が舞い散る寒〜い日。 今回は100mの練習に絞る。カントクが最近とみに速くなり、2分を待たずして戻ってくるようになったのでこちらも2分サークルから1分55秒サークルに縮めざるを得なくなったぞ。 1分30〜35の範囲で泳げた。概ね1分33秒平均。前回は38くらいまで遅れたので多少マシ。 まだまだ酷すぎる遅さ。最後はマウスピースが必要かってくらい歯を食いしばって泳いだ。 辰巳の後、豊洲ららぽーとで映画を見てきた。トロン・レガシー。 確か中3の時に見た元祖トロンは、コテコテ3DCGらしさをあえて前面に押し出しコンピュータ内部の世界を表現した点で画期的であり、僕にとって非常にストライクな映像であった。サントラ盤も買うほど贔屓にした作品であったがその割に、盛り上がりそうで盛り上がらない映画だなあというのが率直な感想であったし、サントラもやはり盛り上がりに欠ける音楽だなあと思った。 実際、異色の作品で話題にはなったが興行的にはサッパリだったのではと思う。そんなわけなので、この続編が見たいと思った人はまずほとんどいなかったはずであり、長い年月を経てすべて忘れかけていた今頃になってそのパート2のような映画ができたことは非常に驚いた。もはやこれは僕のためにピンポイントで作られた映画としか思えなかった。 トロン・レガシーで初めて3Dを体験することになった。そのためちょい高い2000円。豊洲の映画館は休日もあってかそこそこ賑わっていた。3Dは最近いろいろと仕事でも関わっていて、その不完全さを痛感していたため期待してなかったが、そこそこ自然に見ることができた。でもやはり3Dじゃないほうがいいなと思う。まずコンタクトレンズをはめる必要あり。フォーカシングに忙しく、どうにも気が散ってしまう。字幕が見づらくなる。奥行き感はあるがそれが実際の奥行きとは違ったように見えてしまい、リアリティに繋がらない。トロンはいい方だったが、予告編で見たパイレーツナントカは酷く、景色が数枚のレイヤの重なりに見える。却ってインチキ映像を見せられているような感じだ。 さて、28年ぶりの再会となったトロンは、僕のような懐かしさを味わいに来た者にとって期待を裏切らないものだった。ずっと閉鎖されていたゲームセンターのジュークボックスからジャーニーのセパレートウェイズが流れてきただけでやられてしまった(このレコード買ったっけなあ)。昔のキャラクターたちは、一目でそれと判る姿を残しつつも時代を経て劇的に進化しており、目を見張るその成長ぶりはまるで我が子が見違えるほど立派になった姿に突然出会った時の感動のような気がした。これは、元祖トロンを見た者のみ味わえる特別な感慨であろう。この映画の価値の半分以上はそこにある。 逆に言えばまあ、本題は2割くらいの価値しかないかなあと。 前編と同様に思ったのは、やはり話の意味がよく判らなくて、いったい何をしたいのかイマイチ判らないままストーリーが進行すること。とりあえず目の前でエキサイティングなシーンが展開中だからまあいっかあ、でも何が目的?といった場面が多い。主人公に肩入れして見ることができない。もちろんこれは見る側の理解力の問題でもあるが、ストーリーに無理がありすぎではないかとも思う。とにかく、コンピュータ内部の仮想空間なので、なんでもアリで、ルールがあるようで実はない。拠り所がないと見る側もどう期待したらいいのか判らなくなってしまう。 前作はコンピュータ内部の無機的で記号論的な概念を、極力シンプルなCGで表現していた。一見チープで身近なポリゴンモデルが映画というクオリティの壇上に乗っかり息吹を与えられることで、3DCG命だった僕にとってはとてもコーフンする映像だったのだが、作者もそこは狙いの一つだったと思う。バイクが直角ターンするのはコンピュータプログラムに自然界の物理法則は無縁だから、とわざわざ説明して、プリミティブさを強調していた。ルールはそれなりに存在していたように思う。 ところが今回の映画では、グリッドというシステム名にそのプリミティブさがかろうじて残るだけで、映像は精緻に作りこまれ、複雑な世界が広がっていた。空には雲が漂い、エンジンからは陽炎が立ちのぼり、ホイールスピンすれば煙が出てきた。コンピュータ内部にそんな概念は必要無いはずだったが、そのように進化しつづけた世界、ということで、まあ何とでも言えるのだろう。それにいまさらポリゴンが直線的に動き回ったところで誰も喜びはしないし。 今あの元祖トロンを見たらどんな風に感じるのだろうか。当時は、CG部分の完成度云々よりも、実写の人間の違和感のある合成映像に興ざめした覚えがある。 この映画のもう一つの見所は、このオリジナルな空間を表現しているデザインのクオリティの高さであろう。80年代のレトロフューチャーな印象を醸しつつ、実は今最もホットな立体デザインに満ちている。さすがにずっとその世界ばかりでちょっと飽きたのも事実だけど。こういう完璧なまでの完成度を見るにつけ、映画作りのマネージメントってどうなってるんだろうと感心しまくり、アメリカ人って何て天才なんだろうと舌を巻いてしまう。ロリコンアニメばかり作っている某有名監督が持て囃されているうちはニッポン人にこういう映像は絶対に作れまい。ただし、ストーリーの文学レベルがあまりに釣り合ってないのが大変もったいない。 支離滅裂な感想文でした。 2011/2/12 [ペース上げ止まり] 昨日から雪が降ったり止んだり。朝は少し止んだので散歩に出かけたりして、正午過ぎに走りに出る。霧雨程度の降りに見舞われながら、本門寺平地5kmコースを走る。いまだハーフの影響が若干残るので、とりあえず目的をもたずに走り出したが、雨で寒くなるばかりなので2周目からスピードを上げ、マラソンペース走をしようと考えた。徐々にペースアップしてキロ4分15を切れたところから8km程走ろうと決める。 考え事をしていたら3周目途中でコースを間違えて本門寺本コースに入ってしまった。気がつくのがかなり遅く、頭がすっかりランから遠ざかっていたのが我ながらおかしい。この周は1.5km余計に走る。 踏ん張って走るものの一向にキロ4分15まで上げられず、マラソンペース走に入れない。20km以上走って坐骨神経痛が酷くなってきたので、もう無理だと思って4周であきらめた。ハーフの筋肉痛はほぼ消えているが脚が相変わらず重い。とはいえスピードが上がり渋る原因になるほどとは思えず、イマイチ解せない。今日はBostonではなくターサーブリッツにしたんだけどな。 調子が出ない日と割り切る。 平地コース5km×4 1周目 30:15(P6:03) HR109 2周目 22:56(P4:35) HR132 3周目6.5km 28:59(P4:28) HR140 4周目 21:32(P4:18) HR146 スピードは出なかったが走っている時は力はまだまだ漲る感じがあった。TEは4.4まで上がり、走り終えてみると意外とダメージが大きかったようで、ぐったり疲れた。 天候不順な割にはいい練習ができたかな。ザコッツィには当分悩まされそうだ。 2011/2/13 [贅沢ダブル練] 温暖な千葉方面でも一応昨日の雪による凍結は気になる。比較的ゆっくり家を出て、百目木スタートは11時半。今日は真理谷練と君津の森周回練のダブルで行こう。 真理谷はマリヤツと読むことを知る。その昔、マリヤツ城という城があったらしい。今は少年自然の家キャンプ場になっているらしい。今日も入口の前を通り過ぎたが、周囲を思い浮かべても、そんな城があったようには思えない。 お気に入りの林道は、日陰となる坂を上りで通るようにした。ほぼ融けており、周りの山肌に雪が残っている程度でほとんど問題なかったので、結局下りでも走った。見た目ほど気温は高くはなく、路面の気化熱でかなりヒンヤリする。重装備で来てよかった。あとでログを見ると10℃から1℃まで変化が激しい。1℃を記録したのは君津の森温泉の頂上。 走れないことで嫌気がささないように、あまりムキにならないような走り方に努めたせいか、平地だと心拍は概ね120以下で、スピードも当然上がらない。全然吹けあがらないエンジンになってしまった。 ところが君津の森周回に入ったら自然とスイッチが入った。追い込めるかどうかはほとんどメンタル的要因だったのか!と今更ながら発見。1周と決めたお陰で、ふだんはインナーで通す坂をかなりアウターで走った。君津の森近辺は山肌にも木々にも雪が残り、まるでここはカナダみてーだべさ〜と思った。もちろん、カナダには行ったことないですけど。 向かい風の平地区間も大分追い込めるようになった。これはベスト更新間違いなしと思った。 君津の森周回16.28km 33:56(best-0:24) HR135 28.78km/h もっと劇的な更新を期待していたが24秒速かっただけでちょっとがっかり。しかも今回は1周だけで、前回は4周目だったし。 距離は短かったが最後はキッチリ追い込めてよかった。 帰りにゆりの里に寄っていくのはお約束。 ここでは千葉米を量り売りしていて、1kg350円から買える。その場で精米してもらう際に精米率を細かくオーダーできるのが嬉しい。今日は一部を玄米のままで、他を8分づきにしてもらった。安くて信頼できて美味い米ですよ。あ、ウソだ。僕に米の美味さは判らないんだった。 2011/2/14 [コンパクトカー選び 完結編] 朝のNHK首都圏ニュースで、これまた変わった話題を取り上げていた。スポンサーが撤退しクラブチームと化していたエキップアサダが、再びプロとしてツールドフランスを目指し、選手選考会を開催、という内容。チームでTDFに出場というのは気の遠くなるような話のように思うが実際はどうなんだろう。埼玉都幾川某所で行われたその選考会の映像は、めいめい市販ジャージの冬装束なので、なーんか普段見慣れたどこぞの練習会のような光景。知合いが混じってんじゃないのと思わず探してしまったが、若手発掘とか言ってるからおっさんはフレームアウトだな。 上りを制したのは君津の中学生だって。やっぱ君津の森コースは偉大だな。 他に、2月の宇都宮の愉快市長にブリッツェンのゆるキャラ「ライトくん」任命というゆるいニュースもあり、自転車ネタがなぜか続く。愉快市長というネーミングは面白いだな。 母が乗るクルマ選びは、MINI ONE vs POLO Confortの両者一歩も譲らないバトルが母の頭のなかで長く続き、僕自身も甲乙つけがたかったので、加勢せずに黙って見守っていた。これが、オプション類を考える段階に来てすこしずつ変化。Mini Oneは実は鉄っちん+不似合いなホイールカバーということに全く気づいてなかった。ミニの公式サイトの写真は全てアルミを履き、それがオプションであることを全く明記せず、標準装備のホイールの写真がどこにも掲載されていない。さらに巧妙である事には、そのアルミはオプションリストにも並んでおらず、鉄っちんであると気づかせない配慮が窺える。ホイールに留まらず、すっぴん状態の姿が全く判らない。不誠実であるうえに、メーカー自ら商品に自信と誇りを持てないモノを誰が好んで買うだろうか。本音としては鉄っちんでもいいのだが、気持ちは萎えてしまった。 対するPOLOは小排気量直噴ターボエンジンと7速デュアルクラッチトランスミッションという先進技術てんこ盛りのお陰でエコカー減税対象車と気づき(当初は意識してなかった)、クルマという贅沢品に乗る後ろめたさも軽減されるし、新技術を味わう楽しみもある。それらに加え、かなり勉強してくれてMINIとは約60万もの値が開き、さすがにPOLOに決定と相成った。しかもアルミホイールで。その辺は僕のこだわりだけど。 2011/2/15 [再びマラソンペース走] 先日マラソンペース走をしてダメダメだったのでリベンジ。 もういちどバイブルを読み直したら、マラソンペースで8kmどころか19kmも走らなければならなかった。ヌルすぎたことを知り、気合を入れなおしてもう一度。時間がないので5kmコース3周で勘弁して下さい。 4:09 4:07 4:07 4:15 4:14 total 20:52 HR142/156 4:03 4:08 4:04 4:14 4:15 total 20:44 HR146/157 4:06 4:07 4:11 4:17 4:12 total 20:54 HR148/159 低目に出るFootPodに影響されて狙いよりも飛ばし気味になった。決して、楽々このペースが出ているわけではない。最終周の4kmあたりでザコッツィが堪らなくなってきて、脚の疲労度もかなり高くなった。これじゃマラソンではオーバーペースって感じ。TEも4.9だったし。 2011/2/17 [インターバル練] 最近体重が僅かずつだが着実に減ってきている。練習量そのものは増えてないが、コンスタントにこなせていてリバウンドする暇を与えない点が効いている気がする。 今日はVO2Maxインターバル練。1kmを5kmレースペースで5本。僕の5kmレースペースというとキロ3分45秒くらいと見ている。つなぎ(インターバル)は500m程度が理想だが、あいにく距離が判らないので1kmとするがこれだとちょっと長すぎ。インターバル練用コースを考えないといけないな。スピードも速いので見通しがよく走りに専念できる平らなコースがいい。 3:34 3:52 3:33 3;41 3:42 明らかに突っ込みすぎた。2本目の途中で家の鍵がタイツの中にすべり落ちてしまい、取るに取れずで相当手間取り10秒はロス。ここはきつい上り区間を含むためその割には速かった。もう少しペースを落とすべきと考え4、5本目は調整。つなぎは全てほぼ5分半。 前から薄々気づいていたことだが、前例のない速さで上り区間を走る羽目になって顕著に感じたこと。それは、きついのは上り途中ではなく、むしろ上りきった後に起こる言い様のない全身の苦しみ。上りで出まくった乳酸が一気に毒素のように全身に回っているようなイメージだろうか。自分の意思に反した辛さは、このまま死ぬかもって気がしてスゲー身体に悪い感じがする。 懸垂ができる鉄棒のある公園を見つけた。帰りに寄っていく。筋トレとも言えない程度のことしかやってないが、インターバル練で疲れた身体にはなぜかその後のランがきつかった。これも先ほどの坂道の辛さと原理的に似ていて、懸垂で急に生み出した腕の乳酸が全身を駆け巡るからかな。 トンチンカンなことを言ってるかも。 2011/2/19 [ロング走] 気持ちよく晴れているというのに、一日うだうだしていた。夜6時過ぎになって走りに出る。 ロング走はペースが上がり気味になりやすいので、今日は一定ペースを貫こうと考える。本門寺平地コースをとりあえず20kmまで。あと5km、あと5kmと足して33kmまで行った。飽きたー。 27kmあたりから脚がきつくなって坐骨神経痛が酷くなる。前回のロング走でも変調は同じ頃だったから、ちょうどグリコーゲンが枯渇するタイミングなのだろう。無補給ノンストップはちょっと無謀だったかも。筋肉を代替エネルギーにさせてはいかん。 23:40(HR134) 23:03(HR138) 23:20(HR139) 23:07(HR142) 23:30(HR142) 23:14(HR146) 30kmtotal 2:19:54(HR140) 前回の30km走よりも平均心拍がやや高め。ロング走は本来、HR140以下に留めたい。後半15kmは平地でもずっと140を超えてしまっている。ウェアが暑かったかな。途中で手袋脱いだし。 不思議なことに午後8時過ぎに気温が上昇し始めた。 2011/2/20 [ウチデノコヅチ] お袖君津の森周回練。いつものやつ。 33kmのロング走がどの程度影響するか試したくなった。 今日は久しぶりに気まぐれでDHバーを付けてきた。君津の森周回はアップダウンがはっきりしているので出番はあまり無さそうだけど。 予想通り、しんどい。というか「案外しんどくなかったりして」という都合のいい期待が裏切られたわけだから、予想外なのか。 君津の森周回(16.28km)35:00 HRave/max=131/149 お、出だしとしては悪くなく、体感スピードよりなぜかいい。ここでウィンドブレーカを脱ぐ。 だがお陰で、きちんとやらなあかん、という強迫観念が芽生え、力んでしまったかみるみるバテる。4周と決めて走り出したことをすっかり後悔し、ここでやめようかと思う。 1周目より明らかに悪いタイムの予感。せめてやる気が失せるほど悪化してなけりゃいいのだが、と願う。 2周目 33:39(best-0:17) HRave/max=132/150 あれ? ラップタイム見間違えた? なんでベスト? キツネにつままれた気分。これはDHバー効果と考える以外にない。そうか、そうだったか。改めてこのツールの恐ろしい効果を思い知る。DHポジションで走ったのは全体の3割程度で、ほかは重りでしかないというのに。 3周目は少しペースを落とし4周目につなげる走りをした。久しぶりのDHポジで腰が悲鳴を上げており、マトモに走れなくなってきたのだ。走りながらのストレッチの回数が激増する。それでもウチデノコヅチがなんとかしてくれるだろう。 3周目 34:03 HRave/max=131/147 結果は昔話の愚かな村人ようなオチにはならなかった。 4周目はきっちり出し切る走りを心がける。だが3周目途中からすでに売り切れており、君津の森頂上手前では普段より2-3km/hは確実に遅い。こんなヘロヘロでいい記録はさすがに望めないだろう。 4周目 33:52 HRave/max=135/151 おかしい、セカンドベストだ。上りで短縮してないから、すべては下りか平地のはず。 でも時間にすると本当に短いし、メーターをみても見慣れた範囲の値だった。今一つ解せずに終わる。 前回ベストのログと比較してみた。上り区間では少なくとも速くない。 2011/2/21 [なにわともあれ] 話題の大阪マラソン2011にグループエントリーした。3500円のチャリティー付き。 10月30日開催のこの大会、トラのシーズン直後であることを考えると参加は難しい時期にある。だが、東京マラソンのようにお楽しみ系として走るのなら準備期間は不要、と思い直した。準備したら却ってのんびり走るのは苦痛。それに、合理性だけで考えると毎年同じ時期に同じようなレースに出ることになる。今年は、競技最優先志向を改め、目を吊り上げていなくとも結果は出せるような柔軟性を身につけたい。それがむしろ強さではないかと。ひいては複合競技トライアスロンの根底にある理念の一つという気がする。 大阪は出張で何度か行った程度で、土地鑑はまったくない。この機会に大阪を知ることになるのは大きな収穫と言えるかもしれない。 というかそんな皮算用する前に、こちら大阪も倍率高そうですけど。 2011/2/25 [EXPO] 週末は東京マラソン。ってことは、名物エキスポに行ってみますか。定時に上がって6時過ぎに到着。 まずはターサーブリッツの新型を、一つサイズを落として25cmのものを履いてみる。んー、甲の部分に当たる生地が痛いのは今のと同じだなあ。 アディゼロJapanの、やはり25cmを履いてみる。あれ?これちょうどいいかも。自分の靴のサイズを25.5cmと決めて以来いったい何年経ったであろうか?足の形は変化するものだろうか。以前と比べて幅狭になり、フィット感が向上した気がするのだが、「LTの頃から木型は変わってない」という。 Japanはいずれ買うことになるだろうが、ナイキっぽいF50というシリーズもアヂダス3本線が横になっていてなかなかカッコいい。普段履きに買おうかな。 その他、気になったもの。SWANSのサングラス、TIMEXの文字のでかいIRONMAN150Laps、衝撃吸収してなおかつ反発するという素材が入ったYonexのジョギングシューズ。もっとレーシーなタイプを作って下さいと注文しといた。すっかり東京マラソンに出る人間のような気分になってしまった。 2011/2/26 [追い風参考値] 週末はいつものお袖・君津周回練。まだ当分飽きないな。今日もDHバー付き。一旦取り付けると、この麻薬を断ち切るのが難しい。 ここ数日、気が塞いでいて平日ほとんど追い込んだ練習をしてないので、サラ足の準備万端状態。走り出してすぐの上りで32km/hとか出ていて(追い風)、これは間違いなくベスト更新だと思った。とにかく今日は条件が揃っている。 ・もちろん30kmロング走の翌日などではない ・向かい風区間は見通しのいい長い下り区間だけで、ほかは無風か追い風 ・舗装の特に荒れた部分が直され、ストレスがなくなった ・薄いレーサーパンツを履いてきた ・春めいてきた そんなわけで、抑えて入ることを心がける。呼吸を吸・吸・吸・吐・吐・吐と小刻みにすると、うっかり100の力で踏んでしまうのを防げる。上りは傾斜7%程度まではDHバーを使って走る。なぜか無心になれるというメリットがある。 体感通り1、2周でベストを軽く上回ったため、3周目はDHポジション禁止で走ってみた。その結果、差が出たほうが嬉しいのか嬉しくないのかどっちなんだろう?ヘタな値は出せないというプレッシャーも手伝い、追い込みが強かったせいか、4周目は少しへたばってしまい、抑えて走れなくなった。DHバー無しで走るときの筋肉は粘りがなく打たれ弱い印象があり、このあたりにローディの資質の低さを感じる。 君津の森周回16.28km 1周目 33:01(best-0:38) HRave/max=132/150 2周目 32:38(new best-0:23) HRave/max=133/151 3周目 33:00 HRave/max=138/153 4周目 31:47(new best-0:51) HRave/max=142/155 周回毎にベストを塗り替え続けた。やばい、次回以降が大変になってしまう。これはどう見ても風向きの要因があまりに大きい。3周目はコンディション的にはベストが出せるはずだったがやはり出なかった。これを見ると3%ほど遅くなる感じだ。 3周目終わり近くでローディを発見したので、急に闘争心が沸いて追いかけたら、なーんだ、カントクだった。 DHポジションはまだまだ怖くて滅多にとれないみたいだけど、その割にはすでにこのウェポンの有効性は強く感じているようだ。 予定に逆らい4周目を追い込んでしまったので、初の5周目に入らずに帰還。すると、いつもならクルマで読書しているはずのカントクが居ない。 今ごろ谷底にでも落っこちているとの不安も無きにしも非ずだが公園をジョグに出かける。1周したらカントクが帰ってきていた。僕より長い時間走っていたなんて初めて。横浜トラが楽しみになってきた。 いつものゆりの里に寄っていく。春うららな日和で気持ち良いよ。珍しく出店があり、千葉名物牛味噌カレーというのをやっていた。ギューミソカレー? そんでもって、何で千葉名物? ググったらゆりの里が出てきた。またご当地グルメをでっちあげたいようだ。でもちょっと惹かれるかも。 ![]() 以前発見した、Suuntoの速度メーターエラーが走行距離272km毎に発生するという規則性に関して、今日はそのXデーに当たることが判っていたのである。周回練2周目の途中でそれは発生し、やはり前回発生時から272km後に出ていたことがログから判明した。3回連続同じ値となり、もはや疑問を挟む余地はない。また、そのエラーによって1.97km(約2km)ワープするという点も毎回同じように思う。 2011/2/27 [東京マラソン追っかけ] 久しぶりに晴れの日となった東京マラソン2011、早朝ランの後、カントクと観戦ツアーに出かける。泉岳寺→浅草橋→月島佃大橋→豊洲と出没、マキさんのペースに合わせて追いかけ、よっすい〜さんが通過したら次へ移動するスケジュール。見つけるリストになかったかず☆さんに2度遭遇。バテて歩いているランナーの後姿が妙に鯵君に似てるな、と思って前に回ってみたらホントに鯵君じゃないか!しかし補給を取る鯵君の正面1mのところから「鯵〜鯵!!!!」と叫んでいるのに全然気づかない。よほど行っちゃってるようだ。 だが狙った人はなかなか見つけられなかった。最初の泉岳寺ではエルさんの方から僕らを見つけてくれたのに、 以降は通過タイムを正確に割り出して、目を皿にして探したにもかかわらず見つけられない!ひとみんもDiceさんも見つからない。なぜだ? そんなこんなで待ち構えているところにやっとお目当ての選手がやってくるとすごく嬉しい。応援しているという気分よりはむしろ、逆に選手から何かを貰おうとしているような不思議な気持ちになるのであった。 豊洲でmixi仲間と合流した頃は気温も20℃くらいに上がり、太陽がじりじりと暑いくらいに照りつけ、日焼けしそうだと思った。その割にランナーたちは長袖長タイツの防寒仕様が多く、エイドで水を被るなどする人は少ない。初心者は暑さ対策の発想がない人が多いと感じた。 月島のいつもの銭湯で、2時間50分を切れずに少し落胆気味のなちまりさんと風呂談義。だが、いつにも増して湯船が熱く、全身浸かるまでとてつもなく難儀しただけでなく、浸かり続けるのも無理だった。2回目に入ったら火傷のような痛さだった。月島のジジイ様方は何食わぬ顔でちょぼんと入っていくが、どう考えても身体に悪すぎる。 例によって打ち上げもんじゃも面白くて、充実した1日だった。 2011/2/28 [少ない2月] 2月の練習時間は26.5h、30日換算で28.4hしかなかった。さしたる理由もなく30hを超えないのは相当少ないレベルと言わざるを得まい。 しかしその割には充実した感がある。日々の練習それぞれにきちんと意義が感じられたせいだろう。一つとしては、「アドバンストトレーニング」のお陰かなと思う。決してこの本の通りに練習がこなせているわけではないが、短い練習時間でもむやみに気にすることがなくなった。もう一点は、お袖練が集中したこと。2月のバイク練習距離は300km台で殊のほか少なかったが、それほどサボったという印象はない。特に君津の森周回練の場合、デポ地を出て戻ってくるまでクリートを外す場面はない。それだけ無駄なく中身の濃い練習ができるし、アベレージが上がって時間短縮にも繋がる。 練習時間をかけなかった分、質は高かったと言えると思う。だがそれは必ずしも負荷が高いということではなかった。このあたりは重要なことだと思っている。負荷が高いことは色んなリスクも孕むことになる。 だが、一昨日あたりから体調を崩し始め、昨日の東京マラソンで羽目を外したこともあり、今日は風邪50%くらいまで来た。かなりヤバイ感じだが、なぜか観念している。もしかするとここまで来てもまだ回避可能という淡い期待があるからかもしれない。 2011/3/3 [干からびた] 昨日意味も無くサボってしまったので、今日は朝練。 うそ。仕事の都合で午前中余裕があっただけ。 平地5kmコースをマラソンペース走2周。本当は3周のつもりだったが、やはりペースが辛いと思ったのと、いたるところ道路工事をやっていて全然気分良くないので。相変わらず予算消化工事って多いな。 サブスリーペースというとキロ4分15秒だが、次のマラソンはもう少し速く、できればキロ4分8秒くらいを目指したい(イーブンで走れば2時間55分を切れる)。今回もそのあたりを狙う。 4:08 4:11 4:08 4:19 4:16 total 21:01 HR141 4:04 4:06 4:07 4:16 4:15 total 20:48 HR145 感覚的には、常に加速してないと出ない速度。HRは収束しないで上昇を続けるし、13kmだけなのにTEは4.3まで行ってしまった。まだこのペースで42kmは無理そうだ。 出張先の沼津までどうやって行くか考えた末、新幹線の駅の新横浜まで自転車で行くことにした。自宅から14km。綱島街道を走る単純なルートだが、酷く渋滞していて全然気分良くない。神奈川県って道路が道路としての機能を失っている割合が凄く高いと思う。その原因としては、クルマがとに角多すぎなのと、太い幹線道が無さ過ぎるのと、道幅が狭すぎるのと(歩道も満足に無い道が多い)、整備が全然整ってない(どこを走っても仮状態っぽい作り)。 新横浜の駐輪場は満車の看板、ヤバイ。整備のじいさんは「停められないよ」って言って追い返すだけだからシゴトがなくて暇そうだ。別の駐輪場はどこにあるの?って訊いても「判らんなあ」だってさ。市民からそういう質問は必ず出てくるだろうに? 結局どこも満車。どうしろってんねん! 横浜という町は行政が怠けているって印象が常にある。 往きも帰りもそこそこ追い込んで走れたので、片道分くらいは練習として計上することにする。 ちょっとまだ時間があるのでローラーに乗る。すると10分くらいでハンガーノックになり、慌ててジュース類を飲むが、今回はなぜか復活せずに益々悪寒がしてきたので20分で止めた。 体重を量ったら58.4kgしかない。昼食も都合により普段の半分だったから、エネルギーが絶対的に不足していたようだ。起こるべくして起きたってとこか。 2011/3/5 [ぐだぐだな週末] 先月末の風邪5割状態は、やはり回避できた。近頃の抵抗力強化の原因は我ながらよく判らない。 今朝はノンビリ起きて朝食後もTVみながらホゲーっとしていたら、ふと気が付くとキモチ悪くて頭も痛くなってきた。なんだこれは?わけがわからない。過去の経験ではこれは自律神経失調症という。風邪ではない。 暫らく昼寝して、プチ断食して胃を空にしよう、とポジティブに考えればそういうことだが、単にヤルキナシオで料理とか全然やる気が起きないだけ。ぐだぐだに時間は過ぎていく。夜9時過ぎになって、ローラーでお茶をにごすかと思ったが、突然気が変わって走りに出る。 アドバンストマラソントレーニングによれば、マラソンペース走の次に遅い練習メニューはロング走。僕の場合キロ4分10秒とキロ4分40秒の差であり、キロ4分25くらいの結構気持ちいいペースがぽっかり空いている。そこで今日突然思いついたのが、この気持ちいいペースで本門寺本コース周回練、つまりトレーニング本で扱っていないヒルクライム練というカテゴリにしようというアイディア。今日は3周する。 昼間の体調の悪さからは想像できない身体の軽さ。家でグズグズ引きこもっているほうが身体に悪いんだろう。判っちゃいるんだが。 4:44 4:23 4:23 4:50 4:20 total 22:40(P4:32) HR 137/154 4:33 4:12 4:11 4:31 4:18 total 21:45(P4:21) HR 143/156 4:17 4:12 4:06 4:34 4:15 total 21:25(P4:17) HR 147/158 意外と同じペースで走ってない。 とにかく、走ってよかった。 2011/3/6 [飛びまくってます] 休日恒例、お袖・君津の森周回練。昼間は15℃まで上がるそうなのでウェアも軽やかに。 こんな日によくある南風。強めだ。前半の上り区間が概ね向かい風となる。 今日こそは5周しようと考えていたため、殊更抑えるよう心がける。IRONMANのバイク180kmのペースと思って走る。 気がつくと、小麦粉がふるいにかけられているような地獄絵が目の前の杉林にあった。まさに発生源だ。こうなったらショック療法と思って思う存分吸い込んだる。容赦なく鼻が垂れて、何度手鼻したか判らない。5割の確率で肩にひっかかっていたが。 身体が順応しきれず遅いはずの1周目がいつもと違って速かった。ペースを落ち着かせようと意識した2周目がその通り遅くなったために、3周目は反動で力んでしまい、とっておくはずのエネルギーが無くなっていく。 走行中、花粉症は案外抑えられているものだが、飛散量が尋常でないせいか、長い下りで呼吸が落ち着いてきた頃にくしゃみ連発。DHポジションでくしゃみをすると腹がよじれて痛い。 風は周回を重ねるごとに強くなってくる。 DHポジで緊張を続けるのが気持ちよくない。突風のような横風に煽られて、すんでのところで蓋のない側溝に突っ込む場面もあってヒヤリとした。ハンパない杉花粉にも恐怖をおぼえ、5周目に入るのをまたしても断念してしまった。単に疲れただけとも言うが。 君津の森周回 16.28km ↑290m 1周目 32:02 HR 130/150 2周目 32:15 HR 131/150 3周目 31:50 HR 133/150 4周目 31:43 (best-0:04) HR 137/151 30.80km/h 後で見たら4周目最後のラップを押せてない。なので本当にベスト更新できたか自信がなく、その時見たタイムの記憶を記している。 百目木公園で20分程度ブリックラン。風が吹きまくっているけど子供達がたくさん遊びに来ていた。 2011/3/7 [吸いまくりました] 君津で無防備に大量の花粉を浴びまくったお陰で、かつて感じたことのないどよーんとしたものが鼻の周りにあって相当やばい。週末疲れと相まって、シゴトがろくに手につかない。そうは言っても、取り出して洗いたいほど目玉が痒いとか、くしゃみ10連発とか、鼻水で池を作るとか、そういうレベルではないからまだまだマシなんだろう。風邪じゃないと判っているので気は楽だ。でもさすがに練習は全く無理。 2011/3/8 [古稀の] 母のクルマ探し最終章、POLO納車の日。 自動車保険は近々70歳以上が各社軒並み値上がりとなるらしく、3年契約を勧められた。母がもうそんな年齢だという意識が僕のなかでは抜け落ちていることに、事ある毎に気づかされる。 いきなり一人で乗り出すのは不安かなと思い、カイシャをサボって立ち会うことにした。一部細かな不具合が見つかり、ショウルームへ戻る必要などもでてきたので、立会って正解だった。 ![]() よもすると没個性と言われそうなインテリアデザインだが、改めてじっくり見てみると細やかな神経を使って丁寧にデザインされていると感じる。長く目にすることになるから、カチッとまとまっていて破綻した要素がないというのは重要だ。 デザインに不満はないものの、やっぱり唯一気になる点は低速走行時。ビル駐車場のスロープなどでのろのろ走りたいときにDSGのギクシャク感がある。そのうち特性を掴んでうまく乗りこなせるようになるのか、あるいは別段気にならなくなるのか。助手席の母は、ピンと来てないらしい。 ついでに葛西臨海公園までドライブした。浦安に20年住んでいて、母は一度も来たことがなかったと言って驚いた。お目当ての居ない野鳥観察公園を見て回る。 ピカピカの自分専用車に乗って、これからは好きなところへいろいろと出かけていって欲しいと願う。 LT練3周のつもりで走りに出たら、キロ5分でさえ辛く、粘って走っても一向に状況は変わらないので1周で止めた。まだ疲れが抜けてないのか、むしろ適応期かなと思うのでしばらくダメダメかも。 2011/3/10 [ようやく] 特大なめこ、ふきのとう、鶏ササミ梅肉シソ巻きの天ぷらを作った。初めて、三品とも上手に揚がった。油の温度が良かったのかな。初心者には天ぷら粉を若干ゆるめに作ったほうが上手く行くようだ。 ふきのとうは生は固いけど、揚げると意外と口の中でスッと消えてしまう。苦さと天ぷらの甘さがまぐわってなかなかいい。 食べきれないほどの量だったのにぺろんと平らげてしまった。 仕事を家に持ち込み、気になって練習をする気になれなかった。サボりデーが続く。 2011/3/11 [観測史上最大規模] 午後3時、地震がおきる。 給湯室で弁当箱を洗っているところだった。最初は軽く突き上げる感じで、誰かがふざけて飛び跳ねているのかと思った。横揺れに変わると、揺れ幅が異様にでかく、そして周期が長い。何かに掴まらないと立っていられないくらいの地震に遭遇するのは初めてだ。自動販売機が暴れまくっている。高層のためか、3分くらい揺れが続いた。こんなに揺れたのに震度4ってどういうこと? しかも震源は東北? これはとてつもなく規模が大きいと感じた。第二波が劣らずキツかった。その後もしつこく余震がきて、すっかりキモチ悪くなった。 防災のためか電源が落ちて仕事も出来ない。家まで10km以下の人は帰っていいよと言われ、5時過ぎに帰る。ジテツウのありがたみを痛感。金曜日に職場に取り残される多くの人は気の毒だ。 街は人で溢れていて、丸子橋など幹線道は歩く人もクルマも多い。というかクルマは深刻な渋滞にはまっている。そりゃそうだろな。 鉄道は全く動いてないのだが、降りている踏み切りは降りっぱなしだ。開いている踏切まで迂回しなければならなかった。 家に帰ってみると、壁に寄りかけていた自転車が倒れていた。板の座布団がズレて倒れたみたいだ。それ以外で地震のあった形跡は無く、本棚の中の不安定な盾もそのまんまだったから、揺れは少なかったのだろう。ウチの建っている地盤はかなり硬いのかもしれない。 ケータイの地震予知報、今回はウンともスンともなのはナゼなのか? しかも、唯一けたたましく鳴った時は全く揺れないし。 液状化のニュースで実家の近くの道がすごいことになっている。大丈夫だろうか。 2011/3/12 [ミディアムロング走] 地震による被災地の状況が次々と明らかになってきた。これまでは単に知り得なかっただけで、被害は決して少なくなかったことが判ってくる。こうして普段通りの生活が送れているのは運の違いだけなんだな、と思い知る。 朝寝坊してブランチの後買い物に出かける。よく晴れて穏やかな日。昨日の大惨事がまだ現在進行形であるとは想像できない長閑さだ。 スーパーは激混みだった。店員を3倍くらいに増やして対応している。まあでも売ってないのはパンくらいで、流通の事情なのか、早々に売切れてしまったのかは判らない。惣菜は、機械が故障して作れません、と張り紙がしてあった。 ブランチで食べた何かが中ったらしく(多分昨夜のパスタの具の残りが時間が経ちすぎて悪くなっていたのだろう)、腹を下してしまう。 今日は辰巳練の予定だったが、まだ余震なども気になるし、交通も完全復旧してないし、なにより辰巳プールが壊れてしまったらしい。とりあえず3/18までは休館ということだった。 TVはNHK教育からテレビ東京に至るまで全局地震情報で、こんなことは昭和天皇崩御以来ではないか。非常事態なのは判るが、気持ちを落ち着かせるような内容も少しは必要なのではないか。やはり憂鬱な気分に陥り、何もする気が起きずにゴロゴロと過ごす。花粉症もあってか、体調はイマイチだ。 身体は動きたくない度マックスだが、ランが全然出来てないのでとに角何かやらなきゃ、との焦りがあり、夜に走りに出る。相変わらずスピードの出が渋い。課題を設けず、快走ペースで適当に走ろう。キロ4分25くらいで平地コースを走る。 22:37 (P4:31) HR130/148 22:05 (P4:25) HR136/151 22:09 (P4:26) HR137/153 1周目はまるで走れる気がしなかったが、2周目途中でようやく身体が7割くらい順応してきた。でも気持ちがなぜか後ろ向きのまま。まだ適応期が終わってない感じだ。 3周目の途中でまたしてもおなかが急降下。寄り道していつもの公園のトイレへ駆け込む。ここで救済されたのは何度目だろう。まったく何やってんだか。 一定時間しゃがんでいると調子が悪くなるのがいつもの事。今回はザコッツィが発生して参った。 なぜか昨日あたりから急激に体重が減りだしている。それらしいことは何もしてないのでちょっと不安だ。 2011/3/13 [なぜか不調] 昨日にも増して好い天気。近所を散歩がてらパンを買いに行くが、数日間寝たきりの病気がやっと治って初めて外を歩いた日のような、ふらふらして生気がなく自分の身体じゃない感覚。下痢も夜中まで続いていたので、身体のエネルギーがすっかり途絶えてしまったようだ。 アクアラインはきっちり開通していたが、お袖練は中止。市原のコンビナート火災で有害物質が降ってくるらしいし(あ、デマでしたか)、まあ余震もおさまってないことなので大人しくしているのも賢明でしょう。 実家のマンションは水道が止まり、近所の小学校のプールへトイレ用の水を汲みに行っているらしい。炊き出しもあったらしく、思ったより被害が大きかったようだ。命あっての物種とは言っているが、心身共に疲労して寝込むようなことにならなければ良いが・・・。 先日納車されたばかりのクルマがあっけなく津波に飲み込まれたらどうしよう・・・と気が気でなかったが、地震第一波の時は運転中で、死ぬかと思ったらしい。別の意味でヤバかった。今となっては、クルマが何かと便利だろうからよかったのではと思う。 それにしても、津波というもののなんと恐ろしく、イメージと異なることか。映画で見るような高層ビルほどの高さの波でなくとも、自転車のスピードで海水がじわじわ入ってくるだけであらゆる建造物を根こそぎ確実に剥ぎ取り、火災まで広げる能力を持っているとは。 夜になったら調子が戻ってきた。今日もロ〜ラ〜。 2011/3/14 [計画停電?] 生まれてこの方経験したことのない計画停電とやらが、本日から実施されるとの発表を受けて、職場ではその間どうあろうと強制シャットダウンとなり、つまり午後は丸々休み。子供のようにヤッホーなどとは言えない身に迫った問題となっている。 ほとんど仕事にならないが、そもそも鉄道網がまともに動いてないため出社してない人も多数。 まあ初日は混乱も避けられないかとは思うが、まるで「連帯責任」とでも言いたげな関東全域を巻き込んでの停電エリアの決め方については大いに疑問を覚える。もう少し社会経済に影響の出ないやり方は無いものか? 原発もキッチリ3つ壊れて、これじゃ最初から壊れる設計になっているとしか思えない。記者会見もこれまたぐだぐだぶりが目立つ。何やってんだか。 自転車の機動力を生かして外部で打ち合わせの後、午後4時頃にスーパーに立ち寄ってみると、少々異様な光景が広がっていた。相変わらずお客でごった返す中、生鮮品はほとんど売り切れて棚の底がずらりと露出しており、節電のため全てのディスプレイの照明が消えている。そうだ、これは北朝鮮のスーパー? とは大げさか。そこへいつもの地震予知警報が鳴り響く。 食料を買い込む行動心理が今一つよく判らない。むしろ、停電で冷蔵庫が止まることを考えるとナマものは必要以上買い込まないほうが賢明なんじゃないの? 欲しかったのは豆腐だったが一つも売ってない。 そういえば近所のガソリンスタンドも客待ち渋滞が起きていて、てっきり安売り店ゆえの現象と思っていた。午後の打ち合わせで取引先の営業マンから「ガソリン節約のため自転車で出回っている」と尋常ならざる話を聞いて初めて別の理由に気づいた。 多摩川CRで全身花粉まみれになったせいか、鼻の炎症がひどく、風邪にそっくりの症状に見舞われてきた。これ以上外に出る気分になれず、またローラーで茶をにごす。向かい風のCRで気張ったせいか、いつもより脚が疲れていて長く踏めなかった。夜はますます風邪真っ只中といった具合だがこれホントに花粉症? そんなこんなで今日がホワイトデーということをすっかり忘れてた。 2011/3/15 [生活を見直す] 昨日の計画停電は結局ごく一部の時間帯にごく一部の地方が停電になっただけだった。 ただ、電力消費量を量るにはあまりに非日常的な一日だったはずで、これが普段通りに近づけば徐々に停電エリアを増やす必要があるのだろう。今日は職場が午後一まで停電。全く仕事は出来ない。 まあこの機会にエコ生活というものを実践して身につけるというのも悪くはない。電気がないことでの意外な不便さを発見するのも必要なことだろう。昨日TVで見た都内某所でのインタビューで「もし停電になると夜は暗いし音が全くしないので不安で困る」との声があったけど、夜に暗くて音がしないのはいきものが安らぐためにそもそも必要なこと。明るい部屋でTVの音が絶えない生活のほうが本来イレギュラーだろう。 電気、クルマ、鉄道が不自由となると自転車はかなり便利ということが判ってくる。10kmくらいの移動なら問題ないし、実はそれでほとんど事足りる。電気が来てない被災地では、数少なくなった昔ながらのストーブが活躍していると聞いた。プリミティブなものの良さが再認識されつつある。 今朝、ジテツウ途上にある某スーパーの前をいつもどおり通りかかったら、開店30分前だというのに数百人もの開店待ちの大行列ができていた。こう言っちゃ何だが、実に愚かしい人々。自分さえ困らなければいいという価値観。人生経験豊富な爺婆が意外と多いのは情けない。多分、暇こいてるんだろう。こういう輩の不要不急の買い占め行為で、困る人が出るのを判っているんですかい? 今日も帰宅時に立寄る頃には夕飯のおかずが何もない、かと思ったら職場近くのダイエーでは野菜と魚は結構残っていてホッとした。肉はよく見ると牛・豚・鶏がカナダ・アメリカ・ブラジル産であった。海外支援か。 相変わらず不調なので今日はもうオフトレの日にした。でも風邪と違ってこれは暫らく治らないんだよな。 2011/3/16 [本門寺TT] 仙台の親戚のそのまた親戚に、津波で家を流された人がいるので義捐金ということで少しばかり書留で送ろうとしたら、仙台向けの郵便物は受け付けてないらしい。お金もダメなのかあ。 今朝も某スーパーの前には開店30分前で大行列。 横を素通りしながら、まじまじと顔を見てみると、町内会長などが似合いそうな真面目風な人が多い。使命感に燃えているといった感じだ。待ちながら彼らはどんな世間話をしているんだろう。まったく毎日参るよな〜とか言ってたりして。 おまいらが原因ですから!!! スーパー側ももう少し考えたらどうだろう。昨晩の閉店状態そのままで開店してみるとかさ。 帰りがけ、アテにしていた3軒のパン屋が店じまい、当然スーパーにはパンは無く、明朝のパンが手に入らなくなった。別にどってことはないのに、意地になって代用品を探す。冷凍食品のトルティーヤすらなかった。かろうじてフォッカチャをゲット。どうでもいいけど割高だな。 夜は急に寒くなって、風もビュービュー強く、走りに行きたくありましぇーん、ってくらい。じゃが、昨日もサボっちまったしノーランデーが続いているので今日こそイパネマ。 寒いからとっとと終わらせよう、本門寺本コース2周、うち1周はTTで全力疾走イェィ。 最近、走り出しでなかなかスピードに乗れない。重いとか調子悪いといった感じは無いのだが、体感速度キロ4分15くらいのつもりでキロ4分40だったりして、えーなんでーと叫びたくなる。今日もキロ4分半を切るまで時間がかかる。まあでもランはご無沙汰でサラ脚なのできっと調子はいいはず、体重も減って、アップダウンコースは有利だろうと信じて走る。2周目に入ったところで、しんどくて弱気になる。大会でもないのに何を怖がっているのだ? アホか。3kmあたりから辛すぎて声が出た。本門寺のしずかな墓地の中を一人喘ぎながら走る。冷たい空気で肺がおかしくなりそう。死ぬほどぐるぢぃ〜。 4:23 4:05 4:00 4:20 4:09 total 20:57(P4:11) HR143/158 4:06 3:51 3:52 4:09 3:42 total 19:41(P3:56) HR152/162 大幅なベスト更新キターーーーーッ! さらに、階段区間記録更新と、2周トータルでの40分台(40:38)も初だ。 まあ、コンディション的には当然かもしれないが、気持ちはずっと不調続きだったのできっちり結果が出せてよかった。 2011/3/17 [品薄状態続く] 朝、時々立寄るパン屋で食パンも買うことにする。帰りだとすでに閉店しているので。 そのパン屋の陳列棚にパンはほとんど無く、焼いたハナから飛ぶように売れていく。何時からみんなそんなにパンが好きになったんですか? 僕が買った小豆入り食パンも焼きたてアツアツだった。食パンはそれしかなかった。つか、アズキズキなのでほかに売っていたとしてもそれを買っていたと思うが。 夕方、電力事情が逼迫してきたので、帰れ、と国からのお達しがあり、事業所内の電源ももうすぐ落とすと脅されて皆慌てて帰る。通用口を出た途端、そこには延々駅のホームまで続く人の列が。げー!電車に乗れるの何時になるんだろ? というか僕は乗りませんけど。こんな途方も無く長い列に躊躇無く素直に並ぶ日本人ってホントに偉いなと思ってしまう。自分はひょっとして日本人じゃないのかな? 今日も牛乳が買えず、そのうち禁断症状が出そうだ。あれーそんなに牛乳好きだったんだ、おれ。 夕方6-7時頃が電力使用のピークらしい。今日はかなり寒いので、暖房で電気使用量が高まる予測らしい。それならばと、暖房要らずのローラーに乗る。とは言えやっぱり寒い日は寒いんだけど、凍えつつも汗は相変わらず滝のように出てくるのがローラー練の不思議な、というか不快なところ。 節電の代わりに、お風呂に湯を張る。電気じゃなくてガスで暖まろう作戦だ。そうこうしながらピーク時間をほとんど電気を使わずに過ごせる。オール電化の家はこうはいかないか。 オール電化ってすっかり弱点を表わす言葉になっているな。 2011/3/18 [無計画停電] 昨日は実家からメールが来て、今停電中だという。あれ? 浦安は被災地で計画停電の対象から除外されたんじゃなかったっけ? 非常措置ということで突然通告されたようだ。やると決めたところできっちりやってないのにやらないと決めたところでいきなりやるのは問題じゃないのかな。今日も夜は3時間停電になるらしい。ガスストーブも停電では使えないので何か考えないとな。あ、都市ガスの供給も止まってるのか。 一方の我が家は、おそらく小さな工場や流通が多くあるためだろう、計画停電エリアに入ってない。大変申し訳ない気分。 午後、職場を早退して実家の手伝いに帰る。浦安の駅前に降り立ち、バスロータリーに溜まった砂の量にまず目が行く。さらさらとして細かい砂は海辺のそれと全く同じ、ここが昔は海だったことの証であろうか。埋立地ってさ、別のところから運んできた土を普通に埋め立てるのかと思っていたけどそんなことしないのかな。クルマの通過や風によって砂埃が簡単に舞い、いたるところ埃っぽい。クルマがすぐに汚くなると言っていた理由が判った。メインの大通りはまだ道路の補修がほとんど手付かずで、でこぼこしていて走行には気を使う。とにかく一面砂だらけだ。 道路や歩道など液状化で数十センチ路面が沈下しているのに対し、マンション敷地内は液状化対策のお陰か問題はほとんど見られない。ウチより新しく建てられた公団はさらに被害が少ないようだ。 早速給水所である隣の小学校に水を貰いにいく。ウチの場合下水道も破損して水を流せないため、水は胃袋に流し込む目的しかない。つまりあまり汲みにいく必要もないのであった。それに対し下水だけが使える隣地区のところでは、トイレや洗濯の水なども入り用であるため水汲みに並ぶ列が長い。 風呂や洗濯などを1週間やらないでよく過ごせたねと母に聞くと「そのくらいの我慢はワケない」らしい。さすが戦争体験者は違う。まあそれでも風呂に入ってリラックスしてほしいので、浦安市民に限り1000円で入れるという大江戸温泉にクルマで出かけることにした。首都高新木場付近の通行止めの影響で下道が若干渋滞していたが無事たどり着けた。同じ埋め立て地のはずのお台場が何ともなってないのは、埋め立て方が違うからなのか、地震の揺れが少なかったのか。 ここは温泉などと言いながら露天風呂は水道水だったりして、全部がちゃんと温泉になってない。まあでも僕は温泉かどうかより雰囲気が好きなので寒空を仰ぎながら塩素臭い露天に浸かるほうを選ぶ。後で聞いたら女湯は露天じゃなかったそうで? 風呂あがりに牛乳、と思ったらここでも販売休止だった。 大江戸温泉はアミューズメントパークである。食事をしてデザートなども食べ、何だかんだ言ってここに落としたお金は二人で9500円。まあでも1週間分のアカを気持ちよく落とし、いい気分で過ごせたようなのでよかった。3時間の停電が終わったころに家に戻った。 2011/3/19 [不条理バイキング] 朝起きてまずすることは1階まで降りて別棟の仮設トイレで用を足すこと。 これはメンドクサイ。トイレに行きたくないから水を飲むのを我慢する、という心理がよく判った。我慢するなと言われてもその気持ちのコントロールは難しい。冷蔵庫に牛乳があったのでヤッホーと飲み貯めしたいところを憚られるのがもどかしい。「トイレに行くことは仕事」と母は割り切って考えるようにしているという。
街を偵察がてらジョグに出る。風が吹くと砂埃が舞って目が開けられない。こんな時に走っている奴は馬鹿だと思う。 被害の大きいところと、そうでもないところがいろいろある。建物の差というより、地盤の柔らかさが場所によって違うのかな。一戸建ては塀などが大きく倒れてしまっていることがある。揺れて崩れたのではなく、地盤沈下の境目で引っ張られているのだ。 2周くらいするつもりだったが路面が走りづらく、気分も乗らないので1周で止めた。なんか調子も悪いし。 朝刊に長野マラソン中止を検討、の記事。どうなるんだろうなあ。 浦安市のホームページには、今日だけシェラトングランデと東京ベイの2ホテルでお風呂が500円で入れるとあった。ディズニーリゾートオフィシャルホテルのお風呂に銭湯並の料金で入れるのなら損はないでしょう。ランで汗かいたのでさらに好都合である。 成行きでシェラトンのほうに辿り着く。休業中ゆえか殺伐とした構内。ところが、お風呂は相当混んでいて2、3時間待ちと言われてしまった。なんだ、やっぱりキャパはさほど無いのか。折角来たからには食事だけして帰ろう。ビュッフェではランチが1000円とのこと。決して安いわけでは無いが、このホテルならお手頃価格ってことなんだろう。今のこの自粛緊縮ムード、極限までの節電節約生活とは対比的なドリーム空間に包まれ、ややぎこちなさを覚えつつ、たまにはいいでしょうと思う。 ところが、サービスがあまりに酷すぎた。300席の大食堂にたった一箇所のバイキング、並ぶ列は1列のみ。言うまでもなく長蛇の列ができ、二度と並べないから流れもますます滞る。よくぞモラル崩壊が起きないなと感心しきりだった。きっと被災地の映像を見つづけた効果もあるだろう。 だが、それを素人が指摘するまでも無く、毎日商売を続けている当人達は無理があることをハナっから承知の助なのである。だから改善される気配もない。つまり浦安市民ってことで舐めくさっているのだ。おまいらも浦安のホテルなんだぞ。 食べてみてさらにがっかり。味は三流、カレーはレトルト、ゴムのようなごはん。ありえません。 こちらから頼んだわけじゃない。それなりの金額取るんならしっかりやってくれ。それが無理というのなら、客を欺くようなサービスは止めて欲しい。 汗臭いまま一路さいたまへ。物見山河野君モリモリ送別会@与野。久しぶりに多くの人と集まっての現況報告は有意義だった。松井さん宇津さんありがとうございます。主役の河野君と全然話をしないで終わってしまった、大反省。 戸井さんがすっかりランナー夫婦に大変身していて驚いた。やすさんのフル2時間45分目標、マリさんの月間走行量500km。ありえない数値が飛び出す。そこまで走り込むには並々ならぬ精神力が必要かと思うのだが、「楽しくてしょうがない」らしい。むむー、恐るべし。少しでも肖りたい。 2011/3/20 [ぜいたくは敵ダー] 相変わらずガソリン買占めキャンペーンはおさまらず、スタンドに並ぶ列は尋常ではない。というか手に入れるのは相当困難のようだ。こんな戦時下のような有様で、クルマを趣味に使うのは顰蹙だろうか? いや、他の人に手持ちのガソリンを分けることはできないんだし、給油さえしなければ買占めに加担することにはならないし、被災地に関わるルートを走るわけでもない。ということで、お袖練には行くことにする。次の給油はたぶん1ヵ月後。その頃にはおさまっているだろう。 と思ったら、バッテリー切れでエンジンがかからない。ゆりの里に行ってお米も仕入れてくる予定だったのでちょっと困った。白米が尽きたのだが今日も昼からOKストアのお米は売り切れであーる。世の中のお米離れってウソだったんだー? ボンネット開けての充電が終わった夕方、ジョグに出る。キロ5分が辛くて出ない。こんなにダメダメだったのはここ数年で記憶にないくらいだ。1.5kmで引き返そうかと思ったが、温まってくれば調子が出るかもしれないと続ける。でも期待はずれで1周でギブアップ。昨日飲み過ぎたせいかな。これじゃお袖練行ってても走れなかったな。 今夜はタイ香り米で鶏飯(チキンライス)。美味かった。 2011/3/21 [ダメダメだ] 目覚めから超調子悪い。朝飯食って、また寝た。次に起きたのは午後1時半。何でだかよく判らない。調子悪いというのは語弊があり、超やる気出ないが正確かも。夜にローラーに乗ったのがかろうじてやったこと。 そういえば、昨日OKで買った牛乳は3%引きのシールが貼ってあった。これはほかより若干製造日が古い売れ残り製品に貼られるもの。おかしいな、牛乳はどの店舗でも早々に売り切れているはずなのに。どこかに行くと余っているのか。 今日から福島県の牛乳出荷停止で、ますます市場は品薄状態になるのかな。 2011/3/22 [暗いニュース続く] 供給量は十分ある、と散々聞かされてきた割に、いつまでたってもガソリンスタンドに並ぶ列は途絶えない。 ふと思ったんだが、ガソリンってホントに買占めが原因で不足してるのかな。 ガソリンは、カップ麺やティッシュと違って買いだめができない。満タンにしたらそれまで。 要りもしないけど入れちゃいましたって人はそろそろゼロになっていいはず。 それに、散々後ろ指差されつつ、こんなに辛い思いをして、要りもしないモノのために人は動くだろうか? 節約して乗るのを止めている人だってかなり多いはずだ。 やっぱホントにどうしようもなく必要な人しか並んでないんじゃないのか。 ってことはやっぱり深刻な供給不足なんじゃないのか。 それを、消費者を悪者に仕立ててカモフラージュしていたんだとしたら酷い話だな。 今日から備蓄のための出荷制限を緩めたらしい、早速並ばずに買える店が出てきた。 ってことは、やっぱ買い占めが原因じゃなかった証拠なのでは? 長野マラソン中止の知らせ。んー、予想はしていたが、実際に直面してみると、生きる糧が無くなってしまったような、心にぽっかり穴が空いてしまったような感じだ。去年の五島中止に続く、やり場のない怒り。最初から申し込んでなかったと思うしかない。 とても走る気分になれないので代わりにローラーをやった。少しは追い込むことが出来た。 とっとと忘れて次の目標を考えよう。 2011/3/23 [エシカル消費運動] 風評被害で混乱しているらしい野菜市場。関東人のわがままぜいたくな消費行動が巡り巡って関西方面にまで迷惑かけていると思うとホントに心苦しい。 だが、「冷静な判断を」などといつも消費者が悪者のように言われているが、それ以前に店頭からすでに罪なき野菜たちは一切撤去されているケースがほとんどだ。風評被害の直接的な原因を作っているのは他ならぬ関連業者ではないかと思う。 ガソリン買い占めとは逆に、それを買わないという選択を責めることはできない。スーパーの棚にゴマンと並ぶ、安全が保障された食材から、福島県産を選ばなかった人が1000人中1000人だったとしても、各人にしてみればたまたま手を伸ばさなかっただけに過ぎない。冷静さを欠いていたという自覚は全くないだろう。だからこれは、積極的に買うべし、という働きかけを起こさなければならないと思う。 近年ぼちぼち話題になってきているのが、社会貢献志向の「ソーシャル消費」や、倫理的・道徳的消費行動の「エシカル消費」とかいう言葉(差が良くわからんが)。居酒屋の新メニューで幾らかのチャリティが含まれた焼鳥とか、話題になっていたな。寄付と焼鳥には何の関連もなく、それぞれ個別に行っても同じことで、ヒネリがなくて全然おもしろくない例だ。なんとなく、偽善や胡散臭さも感じなくもない。 だが、不当に買い控えられている農作物を積極的に買うことは直接的な意味がある。そんな消費行動こそ、ソーシャル消費、エシカル消費の原点ではないだろうか。 もう一歩踏み込んで、多少放射性物質が振りかかったほうれん草でもいいではないか、ヨウ素の半減期はわずか8日だというし、セシウムだって洗って茹でりゃ消えちゃうし、そもそも基準値が慎重すぎるんだし。そこに理解を示した行動をとることと募金運動とは同次元になりうる。というか募金などと比べ実質的には何の負担もない。 そのために、まずは売り手側の逃げ腰姿勢を改めてもらわんと、我々消費者としても支援のしようがない。 ようやっと、少しは走る気になって外へ出るが雨も降っているしやる気50%なので短めの平地コース2周。ここをマラソンペース走。本来このペース走はもっと長く走らないとダメなんだが、焦らずやれることからやる。 4:18 4:17 4:13 4:22 4:11 total 21:21(P4:16) HR141/155 4:06 4:08 4:11 4:14 4:15 total 20:53(P4:10) HR145/157 一応次のマラソンは(っていつだ?)キロペース4:08くらいを狙いたいのだが、全然届いてない。ペース勘が狂ったのではなくてこれ以上スピードアップできない。つまり相当しんどくて、ハーフマラソンくらい辛い。ダメダメだなあ。 2011/3/24 [みんなが平伏す放射能] 水道水の放射線濃度も今は減少傾向にあるようだが、第一報のときは予想通りペットボトルが一瞬で店頭から消えた。その迅速さたるや、もはやアッパレである。今も無いのかなあ。 その時は、ニュースを見た親が心配してメールを送ってきた。僕は最初何を言っているのか判らなかった。 日立の知人からも「ペットボトルお分けしましょうか」とメールを頂いた。津波が襲った町の方からそんな支援を受けては立つ瀬がありまへん。 僕は乳児ではないので(牛乳もオッパイも好きだが)、スーパーの棚にペットの水が無いらしい、ってだけのことである。それに普段から買わないのでまるっきり困らない。本当に必要な家庭には各自治体から配給する動きが出ている。 生活に必須な飲料水の確保にさえ困る実に逼迫した状況、と傍目には感じたのだろうか。海外メディアの騒ぎっぷりなどを見ても感じるが、現場の雰囲気を直接見聞きすることのない遠方の人ほど、報道などによって必要以上に不安や危機感を抱いている気がする。 なので、メディアもその報道の重要度や影響度をきちんと精査してほしいものだと思う。 放射線基準値ギリギリで出荷OKのほうれん草をとにかく毎日調達して食えるだけ食って、甲状腺ガンを発症して死ねるかという命題にチャレンジしたとして、その原因ではたぶん百万人に一人も死ねないだろう。だがその報道による農家への広範囲な打撃や商品の高騰や流通の混乱や消費者の不安などによって間接的に人命を左右することは無数に考えられる。 1日1回だけ電車が通る踏み切りの遮断機を「念のため」1日中降ろしっぱなしにするようなものだろう。 包み隠さず報道する精神は必要だがやり方が無責任ではないか。その報道は一体誰の利益になり、誰を守るためなのか。少なくともトップニュースとして口角泡を飛ばして伝えたり、臨時ニュースでテロップに出して不安を煽るのは間違ってないか。そこにどんな緊急性があるというのか。 その一方で、「この避難所では介護が行き届かずすでに12人が亡くなっています」などという報道がまるでフツーの出来事のように淡々と流れてくる。その12人を全力で守ったと言えるのかどうか。 同じ命の扱いとは到底思えず、どう考えてもおかしい。 2011/3/25 [さっそく] 帰りがけのスーパーで茨城産ピーマンがあったので買う。ピーマンは別に要らなかったんだけどね。 そういや、福島県産の農産物ってあまり記憶にないな。元からこの辺じゃさほど流通してないのかも。 やたら寒いし、雨も降ってきたので、ランはサボってローラーでお茶をにごすか、と思っていたのだが、トイマリさんから「雨でも20km走る!」と元気ハツラツなメールが来ていて、さすがに影響されランに切り替える。 うー寒い、ヨウ素雨かもしれないな〜。速く走る気は全くナシ。しかも2周だけ。1周目を終えると急にモワっと暖かくなって、手袋を取った。少し調子が戻ってきた。 明日はしっかり走ろう。 2011/3/26 [怠惰な土曜日] 朝から快晴。いつ走ってもいいよ、とお天道様は言っているが完全無視を決め込んで、たまった読書を進め、惰眠をむさぼり、夜7時半、ようやく外へ出る。昨日の誓いはいったいどこへ?? こんな時間に走り出したらとてもロング走は無理。つくづく自分の怠惰ぶりに呆れる。 さて、今日こそきちんとマラソンペース走するか。 気温が4℃と低いが、レース用スパッツもはいて、珍しく靴下ナシで走る。ああ、冬に靴下を履くのは当然のように捉えていたけど、足の裏のセンサーが研ぎ澄まされてこのほうがいいかもな。汗をかかないので、いつまでもべたつかずに走れてむしろ好都合だ。 強烈な追い風にのって平地コース前半は快適に走れる。後半は上り坂と向かい風のダブルパンチ。まあでも追い風の軽い感触が気持ちを上向かせてくれて、不調期間からすこしずつ脱してきた気がする。 平地コース3周 4:21 4:20 4:14 4:22 4:20 total21:37(P4:19) HR=???/154 4:08 4:12 4;09 4:17 4:13 total20:59(P4:12) HR=143/157 4:02 4:08 4:07 4:13 4:05 total20:35(P4:07) HR=147/159 2周目からようやくマラソンペースと言えるくらいになってきた。 途中からザコッツィが割り込んできて水を差されたのが少し残念。早くも筋肉痛が出ている。 2011/3/27 [久々の実走] 3週間ぶりのお袖練。だがその間繋いできたローラーは213km、意外な充実度だ(当社比)。2週続けて実走ナシでも脚力は落ちてないどころか、上がっているのではと期待している。さてどう出るか。いいバロメータとなるいつもの君津の森周回コースへ向けてGo。 アプローチで182bpmをずっと指したままのSuuntoが気になって、もっと深刻な問題があることに気がつかなかった。周回コースへ入って早速DHポジションをとろうとすると、左のパッドがグラグラする。あれーおかしいなと思ったら、DHバーはもっととんでもなく、緩んでずれている。 なぬー! 完全にユルユルでトロンボーン状態である。それにしても、なんでこんなにあっさり緩んでいるのに今まで全く気付かなかったんだろう。 あいにくクルマに戻っても工具が無い。とりあえず、走り続ける。今日こそは5周走ろうかと思っていたがこれじゃ最悪1周で終わりかもしれん。 DHポジションを維持すれば何とか騙し騙し走れそうだが、ドロップに手を戻すと、振動でバーがどんどん手前にずれていく。それは上り坂だからだ。つまり下り坂ではバーが前方にずれて、知らぬ間にスポン!と抜け落ちるだろう。高速下りでそれは危険だということで、抜き取ってポケットに入れて走ることにした。右バーを左手でも一緒に握って走れば何とかなる。 もちろん走りづらい。いっそDHバーは無かったことにしてドロップオンリーで走ればいいのだが、それでも走りづらいDHバーのほうを選んでしまう。そのくらい、ドロップには戻りたくないってことか。 この変則DHバーで4周はできるだろうか。 風は強めで、前半が追い風、後半が向かい風となる。ここで吹いて欲しくないなという平地や緩い上りの場面で意地悪にも向かい風だ。そう感じてしまうのは気持ちが負けている証拠だ。 花粉は感じない。風下に発生源がある北風なのにな。南風だった前回は風下に陸が無いのに花粉まみれになった。理屈がよく判らない。 ローラーで鍛えた脚はどんなもんだべ、と期待していたが、上りで全然実感がなく2周目で早くも疲れが出てくる。ローラーだけで上達するのはやはり無理なのか、内容が悪いのか、努力が足りないのか。 片方しかないDHバーにそこそこ慣れてきた。ヒルクライムだけどDHバー必須、というレースにはありかもしれない(そんなレースがあるか)。商品化に向けきちんと形を考えれば、軽量片持ちDHバーなんてのもアリなのではと思えてきた。新しいものは常に失敗から生まれるとか何とか、片持ちDHバーの発明者が語るシーンを思い浮かべる。 しかーし、やはり快適ではない。気持ちよさを失ったDHポジションで走り続けても意味は無い、という考えでやがて頭は埋め尽くされる。周を重ねるごとに風が強くなってきた気がする。3周目はかなりヘロってしまい、もうここで止めようとの決意が固まる。肘パッドが緩みすぎてもげそうになってきた。やめる口実としては十分だ。そういえばこの緩んだ音は聞き覚えがある、行きのクルマの中でなんだかカチャカチャうるさいなあって思ってた、あれか・・・。 君津の森周回 16.28km ↑290m best=31:43 1周目 32:44 HR134/151 2周目 32:50 HR134/148 3周目 33:43 HR131/148 3周目で一気に垂れたのが判る。やはり2週間連続で走れなかったのは結果として脚力と持久力が落ちた感じだ。デポ地に戻ってきたらすっかりヘロヘロで、無理して4周目に行かなくてよかったとつくづく思った。 とうとう千葉県の野菜からも放射性物質出たー、と聞いていたが、ゆりの里は至って普通に営業していて助かった。幾つかの野菜が安くなってきている。春になってきたのだろう。 帰りのアクアラインは妙に風が無い。振り返って京葉コンビナートを見ると、巨大煙突からはどこまでも真っ直ぐな煙が出ている。気温は12度、快晴。あー今ごろ走れば気持ちよかったな〜、ちょっと悔しい。 帰りがけ、タイヤショップに寄ってタイヤを11年ぶりに交換した。要するに初交換。クルマのタイヤね。 ショップの人には、タイヤの減り具合を見て予想した走行距離より遥かに長く乗っていると驚かれた。7.7万キロ、まだ溝は残っているが11年経ったタイヤは交換でしょうと言われた。僕もそう思う。エンジンオイルも3年半ぶりに交換する。メーカー推奨通り2.7万キロ乗ったよ。 それにしても車の部品って高いよなあ。自転車の部品とは金銭感覚が全然違うもんな。と店員に言うと、「自転車と比べちゃあねえ」と言われる。その通り。言った僕がバカでした。 2011/3/28 [信じられるもの] 僕のジテツウ環境で一番怖いのは、脇から突然飛び出してくる自転車。多くは若い女性、主婦である。 幼児を前に乗せ、見通しが悪くコーナーミラーも無い一時停止の交差点を減速せず脇目もふらずに横切ってくる。そこにはためらいなど一切ない。むしろ再加速不要のライディングテクニックこそ信念、非力な彼女たちの「生活の知恵」なのであろう。何度見ても信じられない芸当であり、到底真似できない。今朝もそんな主婦を見かけ、よくぞ今日まで生き残ってきたなと感心する。 度胸の据わったママさんは「国の発表をどこまで信じたらいいか判らないですね」などと言っているのか知らないが、買い物かごにはペットボトルがたくさん入っている。我が子を癌のリスクから守ろうと懸命になるなか、交差点通過の度にロシアンルーレットに挑みつづける。ただちに健康に害を与えるものではない、との認識なのであろう。いや、何も考えてないのだろうが。 そんなママさんに命運を委ねざるを得ない幼児たちは今すぐ、「信じられないのは国よりもママだ!」と泣いて訴えるべきだ。 カイシャでいちいちだるい。歩行、ミーティングでしんどい。微熱あり。うむ、やはり週明けはこうでなくては、健全なトライアスリートとは言えまい。久しぶりのオフ。 しかし、たかだか60kmやそこらで何言ってんだろう。 近頃は1回あたりの練習量が減った代わりに、オフの日も減る傾向にある。つねに練習が足りてない意識があるため休みづらくなったのだ。これはこれでいい面もありそうだ。時間対効果は高い気がする。故障や風邪なども明らかに減った。それは単にトータルの練習量が少ないせいかもしれない。 だがやはり、明らかにロング向けではない。IRONMAN KOREA復活のニュース。これは参加者の大半?は日本人、すなわち事実上のJapan代替レースってことだろう。となるとペンディングだった五島の再浮上か。だが、6月半ばのロングを意識してこれまで積み上げてきたとはとても言えない。あと2ヶ月あまりで間に合うのか。いろいろと、メンタル的余裕も少ない。特にスイムはゼロスタートだが、別のハードルがある。 地震で壊れたか節電目的で公営プールが軒並み使えない。スポクラに行かないと泳げない状況にある。困ったものである。お袖練のついでに袖ヶ浦の誇る50mプールに行こうかと思いつく。だがサイトによれば、灯油が安定供給されないためにしばらく休止とあった。地震でも電力でもない理由を初めて見た。確かに、しばらくはプールの水を温めている場合ではない。 スポクラどうしようかなあ。 2011/3/30 [ばたばた] 年度末の駆け込み仕事でちょっと忙しい。うっかりして二日オフにしてしまった。今日は弁当箱を洗う暇も惜しんで仕事に集中し夜8時半まで続けた。よくやった。それがフツーだ、とのフツーな突っ込みはご容赦下さい。 久しぶりにイラレでお仕事。イラレはホントにイライラするね。こんなダメツールよくみんな黙って使ってるよ。ま、僕が使い方を知らないだけかと思って、詳しい人にちょっとやり方を訊ねると、やっぱりそうやるしかないのかぉ〜。イラレの言いなりにだけはなりたくないんだぉ〜。 しかもこいつときたら、毎度終了と同時に応答なし。イマドキフリーズするソフトってお前くらいだぞ。 ローラーに30分だけ乗る。意味あるかなあ。 2011/3/31 [2011年のロングレースは] あれこれ悩んだ末、皆生トライアスロンを選択。いずれも今日が締切日となる五島とどちらにするか悩んだ。 五島と比べると、 ・アクセスが遥かに楽 ・開催時期がちょうどいい(自分にとって準備期間があるという意味で) ・DAiさんがエントリーしている ・今まで出たことが無い、由緒あるレース などから見て明らかにこちらを選ぶ理由が多い。ただ、五島も過去6回参加してきてコースの攻め方も大分身体が覚えてきたし、エントリーフィーも格安なので、捨て難い要素もあった。皆生は去年の宮島のように自分にとっては今回限りかもしれない。 などと書いてはいるが、皆生は書類選考がまだ通ってないので参加確定ではない。実は可能性はそんなに高くないと思う。確実性を考えて五島にしておけばよかったと後悔するかもしれない。 Gigazine.netを見ていたら、放射能に汚染された水道水をろ過装置で除去に成功、という記事を見つけた。 エイプリルフールのようなインチキネタ?と思ったが、真面目な話だった。でも、放射能を消そうと考えると難しそうだが、水に混入した粒子を取り除けばいいと考えれば、理屈としては出来そうなことではないかと素人目には思っていた。寺岡精工の「逆浸透膜ろ過」を用いた純水を作る装置で、飯館村の600ベクレルの水を「放射線量検出されず」の水に変えることが出来たという。それはすごい。ダメ元でこれを使って原発に溢れる高濃度のヤバい水をろ過してみてほしい、と誰もが期待するはず。あっさり解決しないかな。 きっと寺岡精工の株価も急上昇、と思ったら非上場企業だった。不謹慎なたくらみは不発だった。 夜ラン。風が強く、寒く感じる。 4日もサボったので、走り出しから構わず上げていかねば。サラ脚の割に何か重い。このターサーブリッツもかなりヘタってきて換え時。だがそれ以前にどうもふくらはぎが張っている。このまま行くと攣りそうな、最悪肉離れを起こしそうな感覚だ。なぜ? 暫らく考えて思い出した。業務中コピー機からの出力を待っている間ストレッチしまくっていたんだ。やはりストレッチは僕にとってパフォーマンスを下げるものだ。 平地コース3周のマラソンペース走。2周目に入ってから目標ペースに届き始めた。3周目途中、考え事をしていたのか曲がるブロックを一つ間違える。あれここどこ? 走り慣れたコースでそりゃないだろ? 4:18 4:17 4:10 4:29 4:19 total 21:33(P4:18) HR140/155 4:04 4:08 4:06 4:15 4:13 total 20:46(P4:09) HR147/157 4:05 4:12 4:23 4:20 4:16 total 21:15(P4:15) HR149/158 ふくらはぎの張りは全く消えないどころか増幅した感じで、次第に筋肉痛に変化した。3周目最後はタレてしんどい。マラソンペース走でそりゃないだろ? | ||||||||||||||||||||||||
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