2007年7-9月
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2007/7/1 [福島お山練]
この週末、僕にとっては20数年ぶりとなる祖父の墓参りで福島へ行く。懺悔の意味も込めて、家族をクルマで運ぶ役。
一泊するというので、近場の山を走ろうという魂胆あり。福島市は見るからに盆地で、周りは山だらけだ。目指すは信夫温泉という秘湯の宿。家を出たのが午後1時とスーパーな遅さの為、宿到着は午後5時前という、普通ならあとは食って寝るだけの時刻になってしまった。でも諦めずとっとと準備して出かける。宿の前はさっそく結構な傾斜であり、磐梯吾妻スカイラインに向かって上り始める。走り出しは、ひさしぶりの自転車にフレッシュな感覚を覚えたが、僅か1分後にはぐへー、とジャパンの後遺症がしつこく浮き出る。これはヤバイ。2週間もの休みがあったのにこの状況では、9月の佐渡の翌週に修善寺のZはマジやばい、という気がしてきた。んー、でも出たいなー。
道路の下に温泉でも通っているのか、コンクリート舗装の「無散水消雪道」区間があり、傾斜が急だ。初っ端からキツすぎるぜ。喘ぐこと十数分、3kmほどで高湯温泉郷に入る。すんばらしく、臭い。玉子湯という宿が見えた。まさに、ゆで卵の匂いを10倍濃縮。10%を超える勾配が続く。やがて磐梯吾妻スカイライン料金所へ。自転車は150円だが、料金所のオジサンは僕の存在を無視して事務所に歩いていく。「おーい!」と、あえて呼び戻す。
ここから頂上までどのくらいあるか訊ねた。約14km、↑700mらしい。「んー、日が暮れる前に上れるかな」などと世間話をすると、「今ごろは7時頃まで明るいしね。大丈夫、さっきの自転車の人も、40分で登ってったよ」 なんで40分って知ってんだ? とは思ったが、700mを40分で上るって結構きつくないか(実際は800m近くあった)。
意外にも、有料道路へ入ると傾斜が緩くなり、6%前後と走りやすい。さすが「日本の道100選」なだけあって、見晴らしが良く気持ちのいい景色が続く。これは150円の価値大有りだ。舗装状態もそこそこ良く、時間帯のせいかクルマは全然来ない。10kmほど行くと急に山肌の雰囲気が変わり、火山としての厳しさを呈してくる。吹きっさらしで寒く、火山ガスが出ていて、見渡す限り僕一人。んー、ちょっと心細い。頂上の浄土ヶ土は標高1700mほど。宿からの距離は19.5km、↑1265mと、ツールド美ヶ原級だったが、1時間半近くもかかった。つまり既に午後6時半ということで、スカイラインを全行程走ることは諦めて単純折り返し。下りはカーブがなだらかなので飛ばせるが、所々ヘアピンが混じるので油断ならない。だが一番恐かったのは、料金所を過ぎてからの無散水消雪道。滑り止めローレットのあるガタガタ路面を70km/h近くで下ると、バウンドしまくって未体験の接地感覚。このままブレーキが効かずに突っ込むかと思った。命が2時間分縮まった。
翌朝は軽くジョグするつもりだったが、宿の人から「クマが出る」と脅されていたので結局日和る。
墓参りでは、草むらに大きなウシガエルがうずくまっていたので、じいさんの生まれ変わりに違いないと思い、好きだった日本酒を呑ませてあげたが、もしかしたら下戸のばあさんだったかもしれない。
帰りがけ、あまりに閑散としてうらぶれた姿の駅前商店街を散策し、ニッポンの将来は暗いと思った。
2007/7/2 [逃した魚は大きい]
そろそろ手賀沼トライアスロンの申し込みも考えなきゃな、と思い、Webページを探してみると、定員に達したため締め切りました、とのことだった。ガーン! もっとも、良く見たら予定の申込締切日も6月末だったので、どちらにせよ時すでに遅しであったが。
それにしても、「定員に達したので締め切り」って久々に聞いたフレーズ。めでたいねえ。丁寧で熱心な手作りの大会という印象があったので、出られないとなると急に惜しくなってきたが、まあ佐渡1週間前ということもあるし、ぶらっと観戦に行こうかな。
東京マラソンとTDおきなわでは、申込みし忘れたなんてことのないようにしなくちゃ。
2007/7/3 [ぼちぼち始めっぺがぁ]
レース後しばらく体重が少なめで推移していたが、先週末の温泉旅行ですっかりデブってリセットされた。
そろそろトレーニングも普通のリズムに戻していこう。ということで、少しスピードアップして13.5km/hで走り出した。疲労感は微かに残るだけで、ほぼ問題なく走れるようになったが、6kmあたりで意外にも心肺系が辛くなってきた。考えてみたら負荷を上げたランはかなり久々だったからかもしれない。レスト期間はしっかりウンドー不足になっている。止むを得ないが。
スイムは早速泳ぎが鈍臭くなってきた。週1回でお茶を濁す程度では、現状維持は難しい。水泳は瞬く間にレベルが落ちていくなあ。
2007/7/4 [辰巳詣で再開]
夏は競泳大会の季節。当然ながら辰巳は7月から大会目白押しで、一般開放日が著しく減る。夏のスポクラのプールはお湯状態で益々満足に泳げないので、辰巳で泳げる日はなるべく利用せねば。佐渡までの2ヶ月間に辰巳に行ける回数はかなり限られそうだ。
900円分増量の、5000円プリペイドカードを初めて買った。最初から買えばよかったのにバカだ。
雨にもかかわらず混んでいて、コース4人で泳ぐ。100mを1分45秒サークルで。だいたい1分25〜28秒程度。10本で完全にイヤになるが、1000mでアガリなのもなあ、とノンストップ練に切り替えたら黙々と泳げた。21時以降はガラっと空いて、1コース占有して泳げたが既に腕は干上がっているので好き勝手なメニューをするわけでもなく引き続きノンストップで。
やっぱり21時以降を狙って来たほうが効率的だな。

帰りがけ、お約束のTJ誌を読んでいく。これを読むために来ているんじゃないだろうか?
IMジャパンで印象に残った市岡選手がどーんと紙面に出ている。そっかあ、どこかで見覚えのある顔だなあと思っていたのだがこの人はトレイルランで有名な人だったのか。去年のハセツネも3位で、しかもIMハワイの翌週!? 佐渡の翌週に修善寺Zで弱音を吐いちゃいけないね。
トレイルランはバイク練をもカバーする、などいろいろメリットを謳う記事だったが(実際彼はバイク練をほとんどしてないらしい)、そういえば奈良さんはつい最近まで冬場をトレイルランだけで通していたっけ。
もちろん取り入れたい練習法には違いないけど、自走という手段を選べる自転車と違って、山まで行くのが大変なんだよなあ。傾斜させたトレッドミルでウォーキングするか。
2007/7/5 [風除け参考タイム]
シゴトがポシャってすることがなくなったので休暇。最近そういうの多いな。
週末が雨っぽいので長柄練に行くことにした。暑〜い午後1時スタート。ところが走り出すと涼しかった。エアコン効きすぎたオフィスみたいに、腕がスースーする。DHバー無し&デュラホイールで、いつもの120kmコースをイージーペースで、と思って走り出したが、どこを走っていても向かい風のような抵抗を感じるし、上りはイージーなどと言ってられん。5月に31.5km/hのアベレージを出したから、イージーでも30km/h近くは出るんじゃねーの? なんて思っていたが、見事に裏切られた(自分に)。ちいとも速くないばかりか、半分くらいで腰痛が酷くて乗ってられないし(自転車のサイズ合ってないんじゃない?)、終いにはイージーどころかクッタクタ。おまけに後輪がスローパンク。マジかよ!
やっぱこのコース辛いわ。
養老TT本日の記録:49’15”(best+5’00” Ave=29.0km/h HRave=130bpm)

VXRS+WH7801carbon スタート直前、ロールケーキパンとおにぎり食す。道中摂取物 アミノバリュー700ml 水200ml ゲータレード500ml コーラ500ml


泣く子も黙るジャラベール(38)が初アイアンマン(スイス)完走だそうで。
[Laurent Jalabert finishes his first Ironman!]
After an somewhat expected brilliant bike ride of 4:39:16, what was a real surprise even to Jalabert was his blazing 3:11:38 marathon time, placing him 22nd overall on the day!
かねがね、バイクスペシャリストがトライアスロンに出るとどのくらいのタイムになるのか興味があったが、そのパターンの経歴を辿る人をなかなか見かけなかった(知らなかっただけ?)。
Swim 1:16:27 (891)
1st.tr 2:55 (690)
Bike 4:39:16 (3)
2nd.tr 2:11 (482)
Run 3:11:38 (23)
total 9:24:29 (41)
バイクは、単純計算でAve38.7km/h。3位というのはやはり!というべきか、んー?と唸るべきか。彼がどの位の本気度で挑んだのか判らないので何ともいえないが(プロではなくエイジとして出場)。ランで3時間11分というのは、少なくともランスのフルマラソンぎりぎりサブスリーよりは真剣だったってことだね。
ちなみにバイクタイム1位の人は、総合2位のプロで4時間34分12秒。
順位を見るとトランジットは随分ノンビリやったみたいだ。リザルトには他に途中ラップタイムなども細かく記されていて面白い。ジャパンでも参考にして欲しいな。
スイムは1時間16分と、さすがにこれだけはいかんともしがたいんだなあ!

ところで、上記の英文を見ると彼は22位でゴールしたとあるのだがリザルトはなぜだか41位。各タイムを足しても総合タイムには全然足りない。エイジとプロのスタート差が加味されていないんだろうか、などと思っていたが、良く見ると彼はペナルティ12分も喰らっていた!
ドラ男じゃん! ブリリアントなバイクライドにも訳があった!? ペナルティとられた上位選手は彼だけだから、意図的犯行であることは間違いないだろう。スペシャリストとしてのプライドはどこへいっちまった?
それともまた別のペナルティでもあるのかな。チ○ポ出したとか。
2007/7/6 [基本的理念]
Oさんにご提案頂いた、我々チーム物見山の集団走行時の心得、理念。普段何となく判っている事でも、練習中は我を忘れることも多い。こうして言葉に残すと意識しやすいので、引用させていただきました。

1)人数に応じて5名程の集団に分け、信号通過時はグループ全員来ているかどうか確認。
2)市街地や見通しの悪い区間、はスピードを落とす。
3)信号停止後の再発進時、先頭は急加速を避け、足並みが揃ってから巡航速度に上げる。
 (余裕の無い人程集団後方に行く事が多く、余計きつくなり、結果巡航速度が低下するので、強い人は長い時間引く)
4)交通量の多い区間や道幅の狭い区間は無理にローテーションしない。
5)ローテーションは先頭が下がるまで待ち、2番手は加速して前に出ない。
6)信号厳守。
2007/7/8 [定峰TTベスト更新]
昨日は些細な都合で物練に行かなかったが、代わりにジョグするでもなく、ウンザリするくらい疲れており、ウダウダとごろ寝して過ごした。行かないで正解だったと思う。スッキリした今日は内輪練に参加する。朝6時スタートなのに結構な人数が集まった。往きの途中までは5両の暴走列車<松村号>でローテし、これでは身が持たん、と岡部さん率いるNew!レーシングの定峰ツアー隊に鞍替えさせてもらう。タダならぬ女性3名を含む大所帯で、会話を交えた穏やかなスピード。この頃の疲労回復にはちょうどいい。
定峰アプローチから徐々にスピードアップし、結構な快走ペースのままバス停での仕切り直し無しで定峰TTに突入。自分の限界より微妙に速い集団に引っ張られ、岡部さんと抜きつ抜かれつで中盤に失速するも、幾分盛り返して、15分14秒とベストを16秒更新。ジャパンの後遺症はほぼ見られず、昨日の何もしない1日でのリフレッシュ効果は高かった気がする。かなり追い込めたようだが、Polarを忘れてきて心拍データが無いのが残念。
それにしても、夏なのに涼しい日が続く。というか、寒いくらいなんだけど。
2007/7/10 [閑話休題]
消去法で自民党しかねえかと思っていたが、またしても安倍ちゃんがいつぞやと全く同じ身内庇いをしゃあしゃあと繰り返すのを見ると、もうウンザリ、止めてくれ、だ。周りのブレーン達は、何やってんだ? かといって、その他の政党もどれもこれも任すわけにはいかない、って感じだし、いっそのこと、平沼党とかがあれば、案外どっと無党派層の票が集中して大化けするんじゃないかとも思うんだが、前回の選挙では、日本とか国民とか、勢力通りで全然ダメだったな。まあでも代表が代表だから、そんなもんかもしれんし、やっぱり平沼党だったら個人的にはバカウケなんだけど。支持したい!って心から思える党が全然無いんだよな。あ、日記に何書いてんだおれ?
2007/7/11 [辰巳の水はキャッチのトルク感が違うね]
明日から辰巳はしばらく大会モード突入だ。
つうことで、日本列島大雨の危険とニュースが騒ぎ立てる中、辰巳へゴー。幸い、雨は止んでいる。
さすがに皆考えることは同じなのか、今日はちょいと混んでるぞ。1コースに4、5人居た。21時以降も団体貸切が思ったほど減らず、1コース3人。んーこんな状況でヘタクソなバタフライなんかしないで欲しい。右端ギリギリで泳いでいたのに、思いっきりチョッパー喰らった。ハカイダーですか?
ただ黙々とノンストップで泳いでいたが、後半空いたので1000mを計ったら、100m1分半のペースを守れず15分9秒。あいかわらず、先月のベストの頃から見たらまだまだだ。やはり具体的な目標を持って泳がないと、いくら辰巳でもそう都合よく向上しないみたいだ。
帰りの夜空は星まで出ていた。
2007/7/13 [干物男]
歴史に残るほどスケールのデカい台風が接近中らしい。まだ奄美大島付近だが、すでにかなり広い範囲で猛威を振るっている。明後日のJCRC群馬戦にはドンピシャで来そうな状況。さすがにやばそうだ。
今は幸い晴れているので、不足気味のランをしたいところだが、なんとなく群馬が中止になるような縁起でもないことを考えてシロモトに乗っとく。そういえば、JCRCで珍しく純粋TTレースが8月に新生、トライアスリートとしては無視できないな、などと考えながら走ったら限界まで踏んでた。クーラーの無い締め切った部屋のなかは35℃くらいに上昇し、さすがに暑さで萎えた。SonyのCDプレーヤがイカれた。久々にローラー台で苦しくなった。シューズの中がグチョグチョ音を立てるほど汗を噴出し、身体はすっかり干からびて干物男になってしまった。意味違うけど。
2007/7/14 [夏のランは雨がいい?]
こんな悪天候でも大会開催に全力を尽くす、という皆生に敬意を表して、雨の中のラン。ビニル袋の簡易カッパを着て走る。思いのほか快適だ。というか、この季節は暑い中走るよりも雨のほうが断然いいかも。その度に靴を乾かす必要があるが、それ以外で困るところは無い。適度に身体を涼しくしてくれる分、ダメージも少なく長い距離を走れそうだ。
皆生は何人か知り合いも出る。さすがに波がおさまらずスイムは中止が決まったようだが、無事レースが運ぶことを祈りたい。
2007/7/15 [レース日]
JCRC第6戦in群馬CSC Zクラスレースレポート
2007/7/18 [3種目]
この頃1日1種目しかしない日がほとんどだったが、珍しく朝練をやったので1日で3種目を消化した。最後のスイムはさっぱり力が入らなくて参った。トライアスロンの3種目の順番を変えたらどうなるだろうとたまに想像するけれど、スイムはやはり最初のほうが理にかなっていると思った。
かすみがうら以来初めての14km/hでの1時間走。結構キツイメニューなので、調子を測るバロメータになる。心肺よりも地脚の無さが目立った。その頃のレベルよりはまだ低いようだ。ザコッツィは3割程度であまり邪魔にならない。チタンテープは使ってない。
多分明日は疲れて何もできないだろう。
2007/7/21 [レース日]
CSC5時間耐久チームサイクルロードレース レポート

概要
物見山盛永さんとペアの部で出場。
どちらかは常に走っているペアは案外慌ただしい。ラップを幾つか押し忘れたり、遅れて押したりして(それに、どこを基点に測ればいいのかも悩む)、クソデータしか残らなかった。おまけにPolarは前半の心拍をキャッチしてないしで、現時点で知り得る有効なデータはほとんど無いので、レポートは後日公式リザルトが出てからひっそり書くことにしよう。
取り急ぎのあらすじ。
最初の30分は交代禁止なので、1周10分を切るペースで走る第1走の森永さんは4周走り、その後3周交代を基本とした。僕に代わって3周目で、秀峰亭過ぎの左コーナーでつるんと思いっきり落車。Polarログによれば直前で55km/h、腕の広範囲でずるむけた。それでも雨だったのできれいに滑り、スピードの割には被害が少なかったようだ。そもそも雨だから転んだんだが。
ほっとくつもりだったが、血が止まらないのでその後、救護室で応急手当をしてもらい、その関係でピットのスタンバイが僅差で遅れ、森永さんは4周目を強いられた。僕もそのあとは4周走り、予定外の疲労を作り出してしまったようだ。最後は2周回ずつ走るなどして調整したが森永さん16周、僕が14周となった。レベル的にはちょうどいい振り分けになったとも言える。30周のトータルタイムは5時間2分20秒で、1周平均10分5秒。
Polarデータを見ると、おおよそ僕のタイムは1周平均10分12秒、森永さんは9分58秒。当初は1周10分20秒以上かかると思っていたので、雨で飛ばせないコンディションの割には目標以上だったかなと思う。結果、ペアの部2位。盛永さんありがとう。1位がどのチームとか、タイムとか、全然分かりましぇん。総合ではダントツトップでラバネロだったかな。
パドックの特等エリアを提供していただき、バイクパンツを貸してくれたFサイクルチームと宇津さん、ずっとレースを見守ってくれたカメラマン福島さん、ありがとうございました。
(写真は宇津さんのパンツ、右側からだとどこもダメージは無いように見える)
2007/7/23 [読書完了]
5月9日から読み始めたカラマーゾフの兄弟、76日目の本日やっと三巻目を読破。
達成感は、あまりない。
意外と文体として読みやすく、アメリカ新進気鋭作家短編集などのほうが100倍難解であり、挫折することは無さそうだと途中で判ったが、七変化する人物名がさっぱり覚えられずに難儀した。メモしながら読めば効率的だった。解説よると一番の肝の部分は1巻の最後にあり、確かにそこだけはやたらとムツカシくて二割も理解できてないだろう。
しかし、ロシア人ってなんておしゃべりで、言い訳がましくて理屈っぽいんだろう、と思った。正しくない認識かもしれんが。

レースでずるむけた腕のキズはかなり広範囲で深く、完治には時間がかかりそうだ。応急処置してもらったときは、ガーゼに青緑ががった特殊なワセリンのようなものを塗って傷口に当てていたが(名前を聞いたが忘れた)、こういう怪我の絶えないCSCでの処方だから多分正しいんだろうと信じて従った。家には無いので今はラップ療法にしている。膿がヒジから止め処なく溢れてくるのでその辺をすぐ汚してしまう。
スイムはもちろん、ランやバイクなどは当分お預けだなー。痛い痛い。
2007/7/26 [インチキ療法備忘録]
ラップ療法のセオリーってどんなのか知らないので適当にやってる。
順調に回復に向かっているが、だんだん異臭を放つレベルが半径1m以上になってきた(っぽい)。それに漏れた体液や汗蒸れやテーピングで肌が荒れて痒い。患部よりその周囲のほうが問題になってきている。
色々試した結果こんな感じで落ち着いてきた。

要は、極力肌にテーピングをしないことと、肌を覆うものを最小限にすること。
まだあと1週間はこんな感じで奮闘しそうだ。でもどの段階で終わりと判断していいんだろう?
2007/7/28 [リカバリー物練]
怪我のため今週はずっと自宅直帰で療養の日々だったが、急に回復を見せてきたうえに、腹には脂肪もたっぷり蓄えてきたので物練にて復帰することにした。
だが、今週のメニューは奈良さんが獲得標高3000mオーバーで距離200kmオーバーの峠三昧コースを打ち立てて、そこに吸い寄せられたるメンツはこれまた強豪揃い。怪我の有無に関わらず、近づかないほうが身のためだろう。幸い、遠藤さんが1時間遅れの通常班を募ってくれたので、これに乗ることにする。
7時の集合場所は物見山ジャージで占められていた。いつもなら結構色とりどりなんだけど、今日は僕も物ジャーで行ったので、見事に100%黄色いジャージ編隊を組んで荒川遡上開始。まあでもかなりノンビリ風味で、リカバリー練な僕としてはありがたい。亀ローで二手に別れ、山行きメンバー5人は西平コンビニを目指す。小休止後、ここからの刈場坂で、既に二つの峠をクリアしている先発隊に後ろから抜かれる公算だったが、我々のペースが遅すぎたためか叶わず、結局先発隊には終日かすりもしなかった。
全く乗れていないという志村さんが引き返し、絶好調に見えた遠藤さんは途中から激しいタレを見せ始めた。僕と盛永さん、細沼さんは比較的イージーペースで走っていたが、以前も相当苦しめられたのがここ刈場坂だったことに途中で気付き(そういえば後半ほど傾斜が強くなるんだった)そのころから急に気温も上昇し、イージーペースでもしんどくなってきた。登りきったときは珍しく吐きそうになった。
予想外の勢いで水分が無くなり、峠の茶屋で水を買ったあと、もう終わりでもいいかなという遠藤さんを無理矢理説き伏せ、秩父側への下りに誘う。大小6-7個の峠を登る先発隊に対し、刈場坂一個で終わってはカッコがつかんでしょう?
下りきったところは正丸トンネルの脇で、僕の予想とは全然違っていた。トンネルを避けて秩父方面へ向かう為にとりあえず正丸峠を登るが、伊豆が岳で遠藤さんがギブアップ。でもこんな最果てのところで別れても、一人じゃ余計辛いでしょう?
丸山林道ではなくて定峰の登り返しを走ってみたい、と僕がリクエストして、秩父のコンビニで昼食後、その「裏定峰」(正式名称判りません)を走る。最近舗装し直されたのか、非常に路面が綺麗でそのうえ傾斜も5%程度が続き、日陰が多くて極めて気持ちの良い上りであった。遠藤さんもここを走っていれば良かったのに・・・。
白石峠まで登って、再び西平セブンへ寄り、今日の峠はオシマイ。帰路はあまりノンビリせずにキビキビと(当社比)僕が引き、ちょっと疲れたかも。ゾンビ状態になっている遠藤さんに再び逢うが、スピードを落としたのについてきてない! いやー見事な死にっぷりですね。
終わったのは午後4時近くで、8時間半もウロウロしていたことになる。PolarのAscentは2525mを示していたが、気圧の変化が激しかったようであり、実際は1800m程度だった模様。それでも疲れた。

約束していた松井さんの家に急いで行き、スーリーのキャリアーを無償で頂いた。ありがとうございます。これで僕のクルマも少しは役に立てるかな? 
その後は首都高で珍しくひどい渋滞、飯田橋で降りて下道も渋滞、家の近所で花火大会のため、家が目の前なのにナゼか激混みの幹線道への迂回を強いられ、バカバカしく渋滞。夜はその花火を見て、「なんだか今年はしょぼいなー」などと文句を言いつつ、缶ビール2本で、死んだ。
2007/7/29 [どこ、じゃなくて誰に入れるか考える]
防災放送によると、17:00現在の参議院選挙の投票率は、31%とのこと。相変わらずこの界隈は選挙への関心が薄い。
投票について、最初は悩んでいたがこの頃は考えが定まってきた。
各党がカッチリとマニフェストを出しているが、たとえ野党が過半数をとろうと、政権交代は起きないのであり、自民党の方針で進むことに変わりはない。ぶっちゃけて言えば、自民党以外のマニフェストはすべて絵に描いたモチのまま終わるのであって、別に真剣に気を揉まなくたって良い。自民党与党の時代はまだまだ続投なのだ。
どの党を支持するかで考えるから悩むのだ。そもそも参議院とは一般知識人のご意見番みたいな役目だったはずであり、党の派閥などとは距離を置く存在であるべきだろう。
党がどうあるべきかはこの際気にせず、立候補者一人一人について、どれだけ優れた敬うべき人物でありうるかを見極めるほうが良いと思い直した。自民だろうと民主だろうと、有能な人物であれば国を良い方向へといずれ動かしていくだろう(売国奴でもない限り)。誰が有能かを見極めるのだって、実際は極めて難しいことだろうが、どこにも入れられないと嘆くことはなくなる。

昨日の疲れが続き1日サボり。こんなに嫌自民派が多いとは予想してなかった。どういう結果になろうとも、満足することは無いだろうけど。
2007/8/2 [ちょっとヘンじゃない?]
いつもの14km/hで走り出したが、5kmあたりでもうたまんねー。
なんとか7kmまで引っ張って、歩きに変えた。ジムが暑いせいもあるが、致命的なほどではない。やはり、ランのレベルがガックリ落ちているようである。あるいはデブの成果? 5分歩いて、その後13km/hにして1時間になるまで走った。脚が重い。

トレッドミルのTVでは安倍っちが続投の意志を極めて説得力の無い言葉で、不自然なほど平静とした顔で念仏のように繰り返している。個人的には続投でも悪くないんじゃないと思っていたけど、その前にやるべきことと、それに「言い方」ってもんがあるだろう? なんだかこの人、日本版ノムぴょんなんじゃないか、という気がしてきた。
2007/8/4 [白石は庭みたいなもんだ?]
先週に続き、奈良さんが峠三昧メニューを打ち立てた。しかも、「ちょびっと速め」という。奈良さんの言うちょびっと速めが何を意味するか、もはや説明は要るまい。
しかし、今晩は戸田で花火大会の予定が入っている。戸田は、へだではない!
12時頃にはデポ地に戻りたいので、6時発のこのメニューに乗りたい。しかし、ペースが合わない。
そこで考えた。荒川運公から1時間ほどの鳩ローからが、峠メニューのご開帳。ちなみに鳩ローとは亀ローのすぐ近くに最近誕生したローソンである。ここで休憩中に自分だけ先行し、峠の頂上で待つ、という作戦である。我ながら賢明なアイデアに思われた。だが唯一の問題は、ルートが正確に判らない、というか大いに判らないという点だった。地図を持ってきていたが、最初の梨花GCまでのルートも怪しい。
意志が弱くて自分も長々とローソンで休憩してしまった。 一応一人で先行スタートしたものの、峠区間に入るどころかその遥か手前の越生で集団につかまってしまった。全く意味がなーい!
そんなわけで、作戦もクソも無く梨花GC(↑200m)へ。序盤から一人はぐれて黙々と走る。まだ脚もフレッシュなはずなのに、妙に辛いな。ブレーキシューが当ったまま? と思いたくなるようなペダリングの重さを感じる。ヘロヘロとフィニッシュ。
一発目は皆さん元気なので大きく遅れるのも仕方ないが、二つ三つと峠を登るうちにスピードも落ちて、差が縮まるかもしれない、との希望的観測で次なるステージ(↑620m)へ。高篠峠とは、白石とは別ルートの白石峠行きルートらしい。地図を見ても道はクネクネと長く、白石より平均傾斜は緩いと思われる。激坂に滅法弱いのでこれはありがたい。
だがまだ高篠峠に入る前に、ブッチ切れてしまった。浅倉さんが高篠口分岐で待っていてくれて、早くも迷惑かけっぱなし。で、この高篠峠、どこまで行ってもちっとも緩くならないじゃないかあああ!
珍しく松村さんが垂れてきているので少し安心して登ることができた。
暑さがかなり堪えるようになってきたが、身体にかけるための水ボトルを鳩ローで満たすのを忘れていた。お陰で白石峠でボトルが空になり、このままでは続く館川・七重に向かうことは危険だ。
幸い、白石峠くだりで湧き水ポイントがあったので、ボトル二つを満たす。
館川ダムまではちょこっと登り返すだけ(↑140m)だが、ここでも一人集団離脱。峠を走るごとに遅くなっているのは誰よりも自分のようだ。期待の?松村さんはここで帰ってしまった。
白石峠下りで無理なブレーキングを繰り返したせいか、後輪が変。バルブ付近に盛り上りを感じ、これはタイヤがズレた証拠であろう。そうと知った途端、苔むした道と相まってブレーキをかけるのが恐くなり、遅れを省みずウルトラスローで下る。館川ダム付近で道がさっぱり判らなくなり、この辺の七重方面(↑490m)への折れ口を完全に見過ごして下っているだろうと確信。はぐれたついでにこのまま帰ってしまおう、と気持ちの整理がついたころ、前方に待ちくたびれた集団が。七重への交差点はここでしたか・・・・(がっくり)。
午後の一件もあるし、ここで離脱する上村さんと一緒に帰ろうか激しく悩んだが、浅倉さんはまだ行くというので何となく同意。峠を走る度に、これを最後にしようと心に誓いつつ走っているのに、下りで休むとすっかり忘れてしまうのか、次こそ走れるはず、などと考えてしまう。それが思い違いであることは登り始め10mで気付くのだが。
七重は去年の同時期に一度だけ走ったが、とんでもない坂だった印象しかない。いつもの通り、最後尾で黙々と遅れ、しばしダンシング固定でしか登れないところもあるが、むしろヨタッた身体には激坂もユル坂もあまり変らないみたい。上りが激しすぎて、ズレたタイヤも元の位置に戻りつつある(ホントか?)。今までの峠では、なんとか視界に浅倉さんが見える位置で走っていたが、途中の緩斜面でとうとう見失った。
終わり近く、意外にも屋代さんが黄金のタレを見せてほとんど止まりそうなスピードで居る。ハンガーノックや熱中症などの事情でもなくここまで激タレするほど、力を出し切れるということが僕には信じられない。
浅倉さんと相談した結果、二人はここで離脱し今来た道を引き返すことに。七重途中の湧き水ポイントでしこたま水を飲み、のべ2リットル以上は湧き水を飲んだ。煮沸消毒しろ、とか注意書きがあったけど必要ないでしょう?
最後に裏松郷を登って、西平セブンで休憩していたら、メニュー最後の定峰と白石をクリアした一行が戻ってきた。僕らも行けばよかったかな(死んでただろう)。HIDE練隊もどどっとお出ましで、武藤さんとご挨拶。
今日は終始走りが冴えない印象だった。このところランもイマイチだし、不調期ということだろうか。レース狭間で都合は良いけれど。ただその体感とは裏腹に、予想していたほど集団から遅れなかったような気もする。「ちょい速め」宣言ほどはかっ飛ばしてないのかもしれないが。いずれにせよ実際のところは客観的に知り得ないのでただの勘でしかないが。
単に遅れるから冴えないと感じるだけなのか。ダメなりに頑張れたと感じることもあるにはあり、その辺の見極めが未だ難しい。
再び大きくなった集団で回しながら帰る。下界の気温は38℃以上になっており、信号ストップが何より辛い。走りつづけないとやってらんねー。

さて、夕方は宇津さん宅に8人が押しかけ戸田の花火を見る。ビールとワインを飲みまくり。ほとんど野郎ばっかりの集まりなのに、ここまで逸品な料理に舌鼓を打ってる我々は何者?
ウチんとこのとはまた演出が一味違う戸田の花火を堪能し、夜遅くまで当然自転車談義。帰りに飛び乗った地下鉄が実は最終で、知らぬが仏だった。
朝4時から夜中2時までの活動中、6時間半自転車に跨り、2時間クルマに乗り、2時間電車に揺られ、1時間歩き、2時間大声でしゃべった。濃い一日だったなあ。
2007/8/6 [85km?]
夏休み。昨日は一日廃人だったが、今日も暑くて何もする気が起きない。こんなことならカイシャに居たほうが夏ばてにならないかも。
暇を持て余すのも何なので、ツールドおきなわ130kmに申し込んだ。5分で済むことだが。今年は2000円も値上げ。んー、なんでだ?
80kmの部が85kmに伸びている。スタート位置が変更になったらしい。今までのあの位置は、待機場としてはイマイチだったのかな。国際女子も85kmになった。これは興味深い。スタート時刻はいつになるんだろう? 市民85kmの直前だろうか? 130kmの通過後だろうか? 源河の関門を巡って、より過密スケジュールとなり調整が微妙になりそうだ。レース中、女子選手に遭遇する場面も出てくるだろうか。トライアスロンと違って、レースでは女子と男子が常に別々で、こんなミックス状態はいままで経験がないから、楽しみだな(いやらしい期待ではありません)。

長年故障して不自由だったガスコンロをやっと買い換えた。数年間の配当金をコツコツ貯めて買ったものだ。
5万も出せばガスコンロなんて普通に何不自由ないモノが買えるのだが、その4倍の投資をした。我が家の平均的買い物レベルからは、突出して高価だ。
ガスを点火して火加減調整するだけのものに、何をそんなに金をかけることがあろうか!!
あるんである(と言いたい)。
料理は毎日の作業である。軽くツマミをひねると、軽快なクリック感とともに微細な火力調整が意のままにできるのである。それは、コスト優先の道具を使っている限り決して知り得ない、洗練された心地よいフィーリングを、料理という毎日の作業で常に味わえるという、カタログに見えてこない付加価値である。料理が僅かでも楽しくなるだけではなく、それが味に影響し、引いては健康的な生活に影響しないと誰が言い切れようか?
ま、早い話が自転車と同じ、と言えばそんな理屈も要りますまい。
2007/8/7 [ダメダメLSD]
ここ数日、ランが厳しい。昨日なんかキロ6分で走り始めているのに、2,3kmはもう超息苦しくて、1年ぶりにウンドーなんぞやり始めたオッサンかよ、って感じ。心拍計を見ると、115bpmくらいで負荷に正直な値。なにがそんなに辛いのか首をかしげるばかりだ。日は出ているが気温は30度を切りはじめる夕方であり、体感的に暑さが影響している感じではない。
8kmくらいでやっとこさクエン酸サイクルが回り始め、心拍も140前後で安定してくる。しかし、これしきの負荷でエラそーに脚が音を上げ始めるので、ここからスタートと思って長く走ったろ、という気にもなれん。でも今日はちょっと奮発していつものコースを2回走った。2周目途中までは遅いなりに調子が良かったけど、徐々に脚が売り切れて、最後は喉カラカラ。水くれー!
キロ5分ペースで、ジャパンの23km地点のタイムと2分ほどしか違わないのに、心底くたびれた。
なぜこんなにダメダメなのかわからん。
2007/8/10 [TTT練で道満デビュー]
来週末のJCRC戦は珍しく、タイムトライアル大会である。個人20kmの部と、3人一組のチームTTにエントリーした。ま、個人TTは適当にやるとしても、チームTTはかなり熟練技が必要であると思われる。そこで、メンバーで練習会を行う運びとなった。道満グリーンパークに朝6時集合。ここがかの「おはサイ」で有名な公園ですか。メンバーは松井さんと、昨日男の子が生まれたばかりの小湊さん(めでたい)。以上3名が「物見山Aチーム」であり、AがあるということはBがあるということであり、大浜・浅倉・河野と物見山の急成長株で固められたのがBチームである。対する我々が、マイナス成長株チームと言いたいわけではない!
さて、今日は大浜さんと浅倉さんも加わって5名でTTT練をすることになった。なるべく本番の状況に近づくよう、AとBは一応別々に走ることとし、レスト区間のある周回コースを避け、2.2kmのフラットなまっすぐコースを4.5往復(約20km)することに決定。
ところで今回のレースでは、カーボンハンドルのためDHバーを付けられない小湊さんに僕のTT仕様VXRSを丸ごと乗ってもらうこととし、僕はローラーマシンKestrelを引っ張り出すことにした。今日はKestrelを準備できないので小湊さんのVXRS(フレームサイズは一緒)とを取り替えて走る。他の3名はDHバーを準備してきた。無いのは僕だけですかー。
TT練スタート。無風なので走りやすい。20秒くらいを目安に先頭交代。DHポジだとややコントロールしにくいのか、当初はぎこちなさがあったが徐々に慣れてきた。小湊さんは、DHバーに前後ZIPPのその異次元感覚を堪能しているのか? 微妙にペースが上がり、僕にとっては「なんだくそー」と恩を仇で返されたような気分も混じりつつ、ペース維持という任務を遂行することに専念。だが、このペースで行くと後半持たないかも。Bチームはさすがに二人でも速く、50mほど先行中だが、浅倉さんがイッパイイッパイなのは丸見えで(どうやら昨日の練で脚が無いらしい)、大浜さんはそこらへん全く加減ってもんが無い。あれではTTTとしてダメダメだよ。
などと他人事のように見ていたが、案の定徐々にBチームが落ちてきたので、いつ追い越すかという状況になってきた。実はAチームも松井さんがややイッパイ気味なのは感じていたが、ここまでのペースは守るべき、という心理が働いたのか、救済策をとらずにとうとう松井さんは逝ってしまわれた・・・。
途中から一人になった大浜さんと3人編制を組みなおして、残り2往復を走る。だが大浜さんの引きはどこまでも強く、我々の活きのいい頃よりも2km/hは速かったので、小湊さんが切れ、僕が切れ、散り散りになってフィニッシュ。
TTT練、もう滅茶苦茶である。全くなっちゃいない。練習の主旨がまるで判ってない。誰が? いやほぼ全員が。
反省しきりのTTT練、でも走ってみて初めて気付くことがこんなにあったとは。同じ過ちをレースで繰り返さないことが肝心だ。脚よりもアタマを使ったレースをしよう。
その後は周回コースをイージーに3周、皆とわかれてからは2周ちょっと踏んでおしまい。
8時から隣の秋ヶ瀬公園でジョグ。ボトルに水を満たして走ったが、最後は空になった。この時刻ですでに33℃くらいあり、TT練も効いて、かなりヘロヘロ。うつむいて朦朧として走っていたら、奇遇にも自転車練のホソヌマさんが正面から大声で叫びながら走ってくるのも気付かず、大変失礼ぶっこきました。
2007/8/11 [日野夏合宿2007 in野辺山]
今年も日野の夏合宿にお邪魔させてもらうことになった。
4日間という未だかつてなく長い合宿なので、気合を入れて準備。お盆の帰省渋滞を避けるため、早朝4時半に戸田監督の家に集合することになっている。前夜9時には床に就いたが、12時前に寝苦しさで目覚める。目覚まし時計の温度計をチラと見ると、34.0℃!? ではなく、3時40分にアラームをセットしたのだった。今年2度目のクーラーを入れて、これからの連戦に備える。
涼しくなってぐっすり眠りに落ち、部屋の明るさで目が覚めた。ん?朝日?
うぉぉぉぉーマジですかぁぁぁーっ! 何度見直しても、時計は5時を回っている。飛び起きて監督にお詫びの電話を入れ、速攻で出かける。監督とリバーワンのNさんには、想像を絶する迷惑と苦痛を与えてしまった。いままでいくつかの遅刻はあれど、これは過去最大級のポカだ。面目次第もございません。
野辺山にあるSy-nakまでは約180kmほどだが、当然ながら中央道は40km以上の渋滞、5時間半かけて到着。アイアンマンのバイクタイムだ。道中ずっと生きた心地がしなかったせいか、意外と早く着いた気がした(能天気?)。

ほぼ全員が揃ったところで、初日はさくっと馬越峠を1本、という予定だったが、下ってばかりでまだ全然上らないうちにズバザバーっと雨が降ってきてしまった。たまたまトンネル内に入ったので雨宿り。馬越方面は局所的な雨に祟られていると読み、折り返して別の小刻みな坂を上ることになった。少し場所が違うだけで晴れている。
ここから、今日初めて心拍の上がる作業に入ったのだが、まったく身体が反応せず、息が滅茶苦茶苦しいので愕然とした。どんなにヘタレでもまずは筋肉の持分ってもんがあると思うのだが、負荷が上がると同時に速攻で激ツラ、対乳酸力ゼロって感じだ。心拍は130を僅かに超える程度。調子が悪いと言ってた横田さんの後塵を拝して、ゲロゲロ〜と上る。100mちょいの坂を3本。最後にやっと145bpmくらいまで上がってきた。

雨雲の動向が読めず、わずか40kmで今日の練習はお仕舞いとなったが、正直ホッとした。走り足りない数名とは別れて宿へ戻り、予定のランへと出かける。
昨日のTTT錬が残っているんだろうか? ランで調子を見る。12.5kmで高低差100m程の結構起伏のあるコースではあるものの、初日としては脚にフレッシュさが無さすぎる。腿あたりに疲労物質が溜まっているような気もするが、ふと、空気が薄いという別の理由が思い当たった。そういえばここは標高1400m程度で、高地トレーニングとしては十分な標高を有しているのだ。確かに、毛細血管が酸欠になった感覚と思えなくもない。
ただ、条件はみな一緒のはずなんだけど。
2007/8/12 [2日目:麦草峠TT]
日野夏合宿二日目は、恒例の八ヶ岳(赤岳)ぐるっと右回りコース、ハイライトは麦草峠(↑1080m)だ。午前中はずっと下りか追い風基調で、標高900m程の空気がわりと濃いところから始まったので、昨日のような息苦しさからは回避できた。少々遅れ気味のリバーワンMさんをサポートする名目で、実は一定の穏やかな走りに徹したのも効いたように思う。
途中の農道で横田さんがハスって転倒、キシリウムがポテチになってリタイヤというアクシデントが発生。落車の元を作ったクルマは状況に気づきながら走り去った。つまり逃げた。許せん。運がよかったのか悪かったのか、ガードレールに接触し宙を舞った身体はひとまずすり傷くらいで済んだけど、打ち所が悪かったら大惨事になるところだった。

500kcal以下の省エネでコンビニ到着、しかしこの頃はかなりの暑さになっており、ここが標高1000m?と疑うほど。どうやら下界では尋常ならざる猛暑になっていたらしいが。皆アイスクリーム屋に殺到している。アイスは走りがダレるので途中では食べないことにしている。
軽く腹ごなししたあと出発。Sy-nak矢沢さん指定の麦草TT計測開始場所を先行気味にスタート。木陰の多い別荘地あたりで、真田さん、間をおいてダンホさんがパスしていくのは予定通り。だがそこから300m程上ったあたりで大いに弱ってるダンホさんに追いついた。去年も気持ち悪くなって死んでたけど、血糖値が狂うのか、食った直後がどうやらダメらしい。
頂上手前の平坦路で背後に気配を感じ、振り向くと矢沢さんが猛アタックをかけている。なぬー! 慌てて応戦、でもこっちは脚があまってるからスプリント戦なら堅いもんね、と思っていたが、そういえば時差スタートですでに負けていることを思い出しスプリント放棄。んー大人気なかったかあ、しっかし、今年もまったく敵いません。
麦草峠TT 17.6km ↑920m タイム1:04:48 HRave/max=148/153bpm
今回は意識的に心拍一定で走り、自分のAT値を探る。150bpm前後を狙ったが、後半若干タレた。150に満たない、148bpmあたりがどうやらボーダーライン。とは言え無駄なく走れたみたいで、後で調べたら去年より確実に1分は速かった。徐々にこの薄い空気に身体が適応してきた感じがする。

麦草を下った後は二班にわかれ、初日に果たせなかった馬超峠ルートを選んだのはたった4人。犬ころの湯までのアプローチ区間(↑260m)をダンホさんを司令塔にしてキビキビ回していく。グヘーキビチー。んでもって、北から上る馬超峠なげーよ(↑450m)。しかも、誰だい緩いだろって言ってたの?(おれだも)。途中でブッツ切れた。
その後の宿までの爆走(↑225m)でもしっかり回していく。サボっているとダンホさんがケツをプッシュ。向かい風がキョー烈です。並木さんは僕以上にお亡くなりのご様子であえなくブッチ切れ、その数分後に僕も燃え尽きた。そういやダンホ・真田ペアはBR-2の丸岡逃げメンバーなんじゃん(※丸岡:落車で有名な自転車レースw)。
宿到着が午後6時近かったのでランは時間切れ断念。まともに走れるとも思えないのでまあ良いんだけど、4日間通すという目標が早くも頓挫して非常に残念。
夜はマッサージをしてもらったり、お灸初体験したりと、横田さんありがとうございました。お灸いいかも。
2007/8/13 [3日目:生かさず殺さず]
かなり疲労もたまってきた三日目。三国峠(↑560m)往復+馬越峠(↑410m)+犬の牧場坂(↑340m)という、割とあっさり目なメニューである。にもかかわらず、馬越峠頂上で引き返すという人が多数出た。まだ昼にもなってないのに、皆さん小食ですね。きっと馬越峠入り口までの爆走列車が祟ったんでしょう。
小海側へ下ったのは5名。昨日の4名のメンツ+瀬田さん。瀬田さんは今日から練習参加なのでフレッシュなはずだ。
小海の駅前でお昼。スーパーには弁当や惣菜類がほとんど無い。納豆1パックと、隣のパン屋でフランクフルトを包み焼きしたフランスパンを買う。納豆をトッピングして食ったらバカウマ。今度カイシャでもやろうっと。
今日はこの三日で最も暑い。いや、昨日から暑かったんだろうけど、標高が高く避けられていたんだろう。水分消費量がハンパじゃなく、700mlのちょい大きめボトルを2本持っていたが、3本目が欲しいくらいだ。いちいちペットボトルを買ってたら破産するのでチャンスがあればトイレの水道水を利用。

暑さで全員の判断力が鈍ったらしく、小海から再び馬越峠へと逆走していた。犬の牧場坂(正式名称不明)に向けて方向修正するも、一山(↑200m)超えなければならない。真田さんの鬼引きで上っていると、まず並木さんが切れ、意外にもダンホさんが切れた。ペースを作る真田さんが「(このペースは)生かさず殺さずですか?」と聞いてくるので、「生かさず殺されてます」とかワケのわからん返答でペースを落としてもらう。初日に雨宿りしたトンネルで小休止。ひんやり涼しい。何かとこのトンネルにはお世話になるな。
傾斜がキツイ犬の牧場坂は蛇行大作戦に出た(キツイと言っても平均斜度7.5%)。道が広くクルマが少ないので道幅一杯でジグザグに上る。蛇行なんかしたって辛いのは一緒だと思っていたが、売り切れ脚には案外効果絶大。しかし、ボトルを飲み干したころからスローダウン、水くれー、死にそうな形相で上る。
頂上で大の字にぶっ倒れて放屁していると、最後尾で上ってきた並木さんが、信じられないことに未開封のペットの冷たいお茶を背中に持っていて、「良かったらどうぞ」などと言ってくださるではないかー。んー、誰よりもしんどい思いをして、遥々小海から運び上げた水を快く分け与えてくださるとは、ジャンバルジャンか小公女セーラか。ありがたく、並木さん以外の3人で飲み干す
午後3時半、毎度のコースをラン。陽がまだ高いせいかかなりしんどかった。毎回、ボトルに水を満たして腰にくくりつけて走っているが、身体にかけるのと飲むのとで全て使い果たす。
今日一日で驚くほど日に焼けた。痛い。
2007/8/14 [4日目:麦草峠TTふたたび]
最終日はさくっと軽めに、かと思ったら、二日目と同じ麦草峠ルートだそうだ。マジですかー。死んじまいますよ。
Sy-nakからは矢沢さん他、オーナーと奥様も同行してくれた。オーナーはMTBで、さらに39-19くらいに相当するシングルギア仕様と、とんでもなくナメくさっておられるが、これでまだ我々とバランスが取れないのだから何も言えない。ブロックパターンのタイヤノイズがウイイイーンとジェット機内のような音を奏で、ペダリングは早送り画像を見るようである。今回は道中トラブルも無く、奥様の快適な先導によって、ウンドーらしい運動も必要とせず恒例のコンビニに早々に到着し、きのこ蕎麦なんぞを食っていたら、「がっつり食いますね」と言われた。そういえば朝食でもパンを誰よりもお代わりしていたし、完全に食いすぎ。
そのうえ特別にリゲインとグリコのBCAAを注入し、両ボトルを満タンにして麦草スタート。しかし、4日目でまともに上れるわけがありまへん。少しくオーナーのMTBに煽られながら140bpmで上っていたが、今日はこの負荷が続かない。起爆剤効果も見られない。蕎麦は腹に重くのしかかっている。133bpm前後でおとなしくテロテロ上る。Sy-nak軍団はホイホイと先に行ってしまわれ、しばらく一人旅が続く。中盤で宇津野さんをロックオンしたがなかなか差を詰められず、終盤近くでようやくパス。去年のTDO以降、昨日までロードには1ミリも乗ってなかったという宇津野さん、どこにそんなスタミナ貯蔵庫をお持ちなんでしょうか?
麦草峠TT 17.6km ↑920m タイム1:10:46 HRave/max=135/146bpm
ボトル2本でも足らず、脱水症状気味で頂上へ。二日前の6分遅れのタイムに留めたのはマシなほうかもしれない。いつのまにやら口内炎ができて、疑いようもなく暴飲暴食のシグナルだ。
気持ちよく下った後は初日と同じ3本のミニ峠を経て宿まで。ここでも宇津野さんが元気もりもりで、初雪に喜ぶ犬みたいに走り回ってる。加藤さんが調子良さそうで、ダンホさんも昨日とは打って変わって強かった。そっか、昨日は回復走の日だったのか。

やはりランで締めくくり。いつもと逆周りにしてみたら、辛い区間が小分けにされたせいか、最終日が最も速かった。しんどいのは相変わらずだが、ザコッツィが全くなく、関節や筋肉のトラブルも皆無で、純粋に辛さのみとの戦いとなったのは非常に喜ばしい。このままザコッツィが消えてくれればいいなあ。

この四日間の走行内容は特筆すべき量ではないが、恐らく下界のウルトラ級な猛暑ではとてもこなせなかったはずであり、それだけでも野辺山のアドバンテージは大きかった。それよりなにより高地練として十分有意義なものとなったはず。ヘロヘロのランは距離以上の効果をもたらしたと信じたい。
四日間、素晴らしい練習環境を提供してくれた日野チームとSy-nakに感謝。
2007/8/16 [久々に辰巳]
1ヶ月ぶりに泳いだ。腕の擦過傷のラップが取れるまでプールだけはおあずけだった。
大会の合間の一般開放とあってか、辰巳国際は1コース5-7人ほどとやや混んでいた。今日はただ流すだけで精一杯なので何一つ問題はない。100mを2分という十分なサークルで泳ぎ続けたが、1本1分35秒平均といったところ。水温は普段どおりで、どこぞのスポクラのようにお湯になっていることもない、が、今日ばかりはお湯でもいいなと思った。腕が干上がって追い込めないので身体が冷えるばかりで風邪をひきそうだ。
10分の休憩時間が来たところで、泳ぐ気力も体力もなくなり、腹も減ってきたので上がった。泳いで腹が減ったのは久しぶりな感覚。
佐渡まであと半月、どこまで戻せるだろうか。
駅まで軽くジョギングしたが、全く息が乱れない。これは高地トレーニングの賜物だろうか。ま、高々300mくらいだけどさ。
2007/8/18 [道満TTT練その2]
明日のチームTT最終調整のため道満へ。今回は、Kestrelをちゃんと走れる状態にして参加。これが意外と大変だった。まずメーターがついてないので古ーいCateyeのメーターを工具箱の底から拾い出して、電池を入れ替えてみる。動いた! 前後ホイールのタイヤも無いので、シマノカーボンについていたタイヤを剥がして取り付ける。ZIPP404に9速のスプロケを入れる。これがなかなか入らない。長年の使用でフリー側が変形しており、遊びの少ない9速スプロケがつっかえてしまうらしい。
今朝初乗り。リアブレーキシューをハの字にしすぎたためとてつもないビビり音が発生。まあでも何とか動いたぞ。問題なく走るが、上りでダンシングするとハンドリングの感触が古臭い。あれえーッこんなんだったかなぁ? スプリントなどはしたくない感じ。
時おり宇津さんを交えつつ、Aチームは7割ペースで走る。Bチームはどんな練習をしたんだろう?
ところで、DHバーで先頭交代初めてやったけど、意外と難しいね。後ろを走っている時はハンドル持ってその分接近して走ったほうが省エネに繋がるかも、とか思ってしまった。意味無いか。
ここ数日の異常な猛暑がピタッと止んで、今日は大変涼しく、25℃程度。暑くなければ、かなり疲労は抑えられるんだな、と再認識した。
さて、本番どうなることやら。
その後、道満を2周+αのジョグ。 涼しくなると、ナゼか寂しい。
2007/8/19 [レース日]
JCRC埼玉TT戦 個人TT20km チームTT20km レースレポート

2007/8/20 [考察って程でもないが]
昨日の20km個人TT、リザルトを見ると、トップこそSSが固めているものの、それ以外では、あんな人が遅かったり、こんな人が速かったりと、いつもと違う意外な結果に感じた。そこで、タイム(平均速度)とクラスとの関係を見てみると、ばらつきのほうが多くて殆どクラス分けの因果関係が見られないことが分かる。
白矢印は自分。

TTは純粋に自転車の脚力を示すものと思っていたが、どうやらそうでもないのか。
ついでに、年齢と成績との関係を見てみると、これまた見事にばらついている。どちらかと言えば、年齢が上がるほど速くなる傾向が見られるのは面白い。トラのショートディスタンスが年齢勝負であるように、20kmなどという短い距離は、パワーのある若い人のほうが明らかに得意であろうと思っていたが。もっとも、パワーに関してはテンでダメダメな僕の成績も悪くないほうなので、勝負を決めるのはもっと別の何かだろう。

2007/8/23 [楽なものは効かない?]
おとといのジョギングは途中で非常に調子がいいことに気付いて、いつしかビルドアップ走になって最後は全力で走ってしまった。お陰でしっかり筋肉痛になり、昔痛めた右脹脛が痛くなる。調子こいて極端にストライド走だったようだ。
今日は右脹脛を庇いながらトレッドミルで走る。13km/hという余裕のある速度ではあるにせよ、すこぶる調子が良く感じるので延長して16kmまで走った。気温が落ち着いてきたせいもあるが、野辺山の高地練が効いていることは疑いようが無い。
しかし、終始楽チンのまま走るのは、トレーニング効果としては何も期待できないんじゃないかという気がしてくるだけでなく、貴重な「調子のいい走り」のチャンスを無駄に使ってしまったのではないか、との考えをおこしてしまう。

走りの調子はいいんだけど、体調は良くない。ここ2,3日、夏風邪っぽい。カイシャが寒すぎるからか。
プールに行くと、ランのようなエンドレスで行ける感覚はまるで無い。高地でスイムはやってないので、当然そちら方面の筋肉や毛細血管は変化なしだ。泳ぐと風邪が吹っ飛ぶことがあるが、今日は逆に悪化させた感じ。頭が重く、まぶたが痛い。やばいかも。
しっかり練習した後はプロテインを飲もう。
食べ物の好き嫌いは全くと言っていいほど無いが、どんなものだろうとマズいのは嫌いだ。なので、プロテインが嫌いなのではなく、マズいプロテインが嫌いなのだ。拷問である。
先日の埼玉TTの道中、河野さんが飲んでいるプロテインはアメリカもんで美味く、その上安い、という話を聞いた。 そして、チョコ味のそれを少しおすそ分けしてもらう。ありがとうございます。
それを今日飲んでみた。水でいけるとの助言を無視して牛乳で溶いた。やはりどうしても、こういう粉っぽいもんを水で溶かして飲むのは抵抗がありすぎたので。
オー! 確かにこれは美味いかも。見事なまでに粉っぽくないし、ヘンな匂いも無いし、言うほど甘いってわけでもない。普通のココアみたいだ。次は水で溶いて飲んでみよう。
ホントにこれってホエイプロテイン? あまりに自然すぎて、プロテインを飲んでいるという気がしないため、全然効かないんじゃないかという余計な考えが湧いてくるほど。
ウィダーやザバスはなぜこの味が出せないんだろう? つくづく不思議だ。
2007/8/24 [久しぶりの]
微熱モード。ビッグサイトにGマーク展覧会を見に行ったら、入場するのにウソだろってくらいの物凄い長蛇の列で、きびすを返して帰ってきた。このころから急激に体調が崩れてきて、今日辰巳に行こうと考えていたのが信じられない。風邪か? 喉も鼻もやられていないので、疲労による体調不良と思うが。佐渡対策の駆け込みスイム&ランでこのところ焦りが出ているが、身体を壊しては元も子もない。明日は折角の休みだが、ちょっと控えよう。

昨日取り上げたプロテインネタ、取扱店をいろいろ探しているうち、とあるページでこんな一言を見つけた。
 プロテインは牛乳より水で割って飲むべし。
牛乳から吸収の良い物質(ホエイ)を抽出して製品化したものを、ご丁寧に消化の悪い物質を含む牛乳に再び混ぜて飲むのはもうアホかと? ってことらしい。
ふーん、何に溶かして飲んでもいいって訳じゃないのか。
ところで河野さんに貰ったCHAMPION NUTRITION社のプロテイン、チョコやイチゴ味にとどまらず、クッキーアンドクリームとか、カカオモカチーノ、トロピカルサンライズ?こんなものに7種類も味があるのは凄い。1週間日替わりメニューだね。
2007/8/25 [くすぶっている]
昨夜は回復系サプリメントをバカ飲みして就寝、暑い今日は一日大人しくしていたら、なんか調子悪いのは消えたみたい。夕方読書しながらシロモトに乗ると、やっぱりグアイワリ〜。
一応それでもラン。フラフラして目眩がするうえに、頭が重い。まあでも走れなくは無いので、ノンビリと。走り終えたら、ドーッと悪くなる感じ。ハッキリ言って、治ってない。

明日は手賀沼トライアスロン。ノンビリ自走して見てこよう。
2007/8/25 [手賀沼トライアスロン応援記]

スワンズも応援

Jyuさんの応援に手賀沼まで行ってきた。ウチからは案外近い33km。朝6時に出て、比較的空いている木下街道をひた走る。こういう、自転車の練習に不向きな、まあいわゆる普通の一般道を走るのは久しぶりだが、さっぱりスピードに乗れないのでショックを感じた。だいたい32km/hくらいが精一杯。来週の佐渡はこれ以上のスピードで190kmを走らなければならないが、できるのか?
風も殆どなく、穏やかな手賀沼。朝方はやや曇っていたがやがて日がじりじりと照りつける夏レースらしい日和となった。川と錯覚する細長い沼の片側の遊歩道を使って、バイクはトランジットの東側4kmを5往復、ランは西側1.6kmを3往復という形になっている。
参加定員は300人、半分に別けて10分差のウェーブスタートだ。8:00に第1ウェーブがフローティング形式でスタート。本格的っぽくてイイね。松丸選手、今泉選手(オープン参加)が含まれる。橋の上のギャラリーは、あのトップは松丸さんじゃろう?などと知ったようなことを言っているのが聞こえる。
事実、橋の上からは顔も確認できそうなくらい、泳ぐさまをハッキリ見ることができる。なかなかこういうシチュエーションは無い。ここで気付いたのは、ゴチャゴチャとバトルになっている塊は結構後ろよりの方々であることだ。遅いうえに泳ぎづらいとは可哀相に、と同情しつつ見守る。第2ウェーブのトップ二人は、最初のコーナーを過ぎてコースロープ右側を泳ぎ始めた。完全なコースミスであるが、どういうわけかカヌーに乗った周りのスタッフは誰一人注意せず、折り返してきた第1ウェーブのトップとモロに正面衝突していた。あれは痛かったはず。
ダントツトップだった人は、波で歪んだコースロープに沿って泳ぐことなく、きちんと最短コースで泳いでいた。これは凄い技術だと思った。最長で600mくらい離れたコーナーブイは、どんなに波が穏やかでもなかなか見えるものではないはずで、もしかすると橋の形状などを目標としていたんだろうか。
今泉選手が約25分で上がってきたので、1500mより少々長かったんだろうか。Jyuさんが4分後にスイムフィニッシュ。
バイクはひたすら平坦路であり、先週のTTを思い出すコースだ。道幅5m程度しかないところを往復するので結構ゴチャゴチャするかと思ったが、ドラフティングは殆ど見られず、選手はうまい具合にバラけていた。特に、TT専用バイク+ディスク+エアロヘルメットの3点セットを揃えたトップ達は分散して走っていて、追い上げを狙う小集団などは全く形成されていない。なぜ佐渡などのコースでああもあからさまなドラフティングが発生するのか、改めて不思議に思う。
ランは、道幅半分を使って行われる為、残り半分を自由に行き来でき、応援もしやすい。鳥の博物館などもあるこの辺りは野鳥観察のメッカで、専用の立ち見台などもあり、環境も整っている。周回を重ねるにつれ、選手たちが暑さに参ってくるのが判った。多分本命レースではない松丸選手はイージーペース、というより重くて結構しんどそうに見える。IWATA選手というショート専門らしい人からはかなり遅れていた。
朝飯もろくに食ってなかったせいか、炎天下でウロウロしていたら自分がハンガーノック気味になってきた。こりゃ選手たちはなおのこと大変だ。
無事JYUさんもゴールする横で、僕は焼きそばとチキンとビールですっかり出来上がる。これで1100円って、そういや高くね?
気温はどんどん上昇し、アヂーという状態になった午後。水を浴びながら帰ってきた。んー、やはりフツーの一般道は辛いな。
2007/8/27 [この期に及んで]
うげー。トレッドミルで走行中、左足膝裏付近のハムストが突然攣った。やーな攣り方。もしや、肉離れか。こんな場所、過去に攣ったこと無いよ。目の前のTVではちょうど世界陸上の10000mで黒人軍団がおそるべきストライドで走っていて、それに感化されいつもと違う走り方になっていたのは間違いない。僕は14km/hで、彼らは23km/hくらいだろうけれど。帰るころには歩くのもままならないほどになってしまった。ヤバイ。明日になったら治ってないかな。
それにしても、世界陸上、音声付だと頭に来て5分と見ていられない。誰だよスポーツをこんな番組に仕立ててしまった奴は?
「これがスターターピストルですか」のCMも恐ろしく虫唾が走りカンベンならない。
2007/8/28 [世界水泳夢のあと]
昨日の軽い肉離れ(と断定)が2割も治ってないのでスイムに専念。レッスンデーで混んでいるスポクラを避け、習志野国際へ行く。久々の一般解放なので混んでいるかと思ったら、申し訳ないくらいガラ空き。スイム愛好者人口って少ないのかねー。
500mを4本泳ぐ。1本目こそ7分40秒だったが、続いて7分57秒、8分5秒と、計時板を読み違えたと思いたくなるほどのレベルにがっくし。むしろ1本目のタイムがウソっぽくなってきた。4本目で意地で7分55秒。ダメだこりゃ。
隅っこにジャグジーがあるって今日気付いた。誰も入ってない。温かくて気持ちいい〜。なんせプールの水温はキッチリ低いからなー。
2007/8/29 [ひらめいた]
1ヶ月間のスイムのブランクは、スタミナを大きく失わせたが、泳ぎの勘はまだ残っている、というかこの三日ほどでかなり取り戻した。泳ぎの勘とは、筋肉がまともに動かせる条件下においてのみ、有効である。最初だけタイムが良いのはそのためだ。
なので、佐渡では、スタートからウルトライージーペースで泳ぐことにしよう。やる気あんのか!ってくらい力の抜けたプルになるだろう。心拍数は100bpm以下かもしれない。そこまで出し惜しみしても3000mを過ぎた頃から厳しくなるだろう。そうして可能な限りグリコーゲンは枯渇させない。その状態を維持している限り、どんなにイージーでも実際はそこそこのペースで泳げている。もし筋肉が枯渇したら、腕が折れそうな思いで頑張ったったところで1m1秒のペースは維持できないだろう。そこが水泳の不思議なところ。

左ハムの肉離れ痛は依然治らず。
2007/8/30 [2000mTT]
肉離れで安静第一のため、キッパリスイムに専念できるとも言える。
昨日の理論でウルトライージーに1600m泳いだところで休憩タイム、5分後に同じペースで2000mを計るとも無く計った。
500m毎のタイムは、8:15 8:20 8:20 7:58 トータル32:53
33分を超えそうだったので、ラスト200mだけ飛ばしてみたが、んー、遅すぎ。5月に初めて計ってみた時より33秒も遅く、6月に出したベストタイムからは、実に3分以上も遅い。その代わり、このペースではタレないことが判った。3.8kmを約1時間3分20秒。上出来でしょう。まず無理だと思うけど。
いつからか、ここ千葉国際は1時間毎に休憩が入ることになった。ただし5分間。なので、連続して泳げるのは最大55分。3.8kmを続けて泳ぐのは無理だ。僕の場合。
泳ぎ終わって駅まで歩く途中、ふと肉離れが消えていることに気付き嬉しくなった。ずっと患部が水で冷やされていたのが良かったのだろうか。だがすぐ元に戻り、気のせいだと知ってがっくし。

明日から佐渡入り。
16:10の直江津発フェリーで夜に佐渡へ。宿は相川地区のホテルさどや。土曜日が選手登録、競技説明会、開会式など。日曜日はタイプAが朝6:00スタート。タイプA僕の優勝予想は栃木の金田一さん。競技終了は午後9:30で、制限タイム15時間半。月曜12:40小木港発のフェリーで本土へ。家に辿り着くのは、午後7時頃かな?
2007/9/1 [ちょびっと佐渡観光]
昨日から佐渡入り。
レース前日。カラッと爽やかに晴れた日。宿で同室のFさんが、近所を自転車で走りに行くというのでお付き合いすることにした。
いずれも相川地区にあるホテルからのすぐ近くの名所めぐり。まずはキリシタン塚、江戸時代に打ち首にあったという悲惨な場所だが、観光地とは言えない、未舗装の道を1kmほど走った山奥にあった。キリスト教信者の墓も併置されていたが、どうやって墓参りに来るんだろうってくらい、酷い道。
続いて有名な佐渡金山。折角ということで入場料700円で坑道に入ってみると、なかなかよくできていて面白かった。見学できた坑道はごく一部で、実際はアリの巣のごとくビッチリと縦横無尽に穴が掘られているらしい。展示されていた音声付人形が妙に生々しくて不気味だった。
最後に版画村美術館を訪れる。旧裁判所の建物はとても風情があり、展示されていた版画はかなり見ごたえがあった。偶然館を訪れていた版画作家の山貝芳枝さんという方と話が盛り上り、どういうわけか我々にサインをねだられて、「立場が逆ですよ」と言いつつ恥ずかしながら厚紙にサインしてきた。版画が盛んな地としても、佐渡は全国的に有名らしい。確かに、ネタは山ほどある。
最後に北沢浮遊選鉱場という鉱業遺産を訪ねる。金山に絡んだ鉱物の工業都市として、江戸時代から昭和初期にかけてここ相川は最も活気に満ちた土地だったことを知った。佐渡は昔から農業や漁業でひっそりとやってきたのかと思っていたが、とんだ間違だったみたい。
社会勉強もできて、実にほのぼのとしたいい想い出ができた。

鉱夫のカメラ目線が恐い                         浮遊選鉱場夢のあと

2007/9/2 [レース日]
佐渡国際トライアスロン Aタイプ レースレポート
2007/9/3 [佐渡からの帰り路]
帰路は直江津港から上信越道に入らず、下道で一山二山越えて十日町方面へ抜け、湯沢から関越速に乗る。ここまでの田舎道がなかなか美しい。
関越トンネルをくぐりぬけた最初のPAで、モツ煮込み定食を食べる。こういう食事は、常連客のトラック運転手が利用するような小さなPAに限るね。美味い。馴染めない新潟の味からの解放という事情も重なったためかもしれないけれど。

今回の全走行距離772km。島内を120kmは走っている。往きで飛ばしたため、トータル13.1km/lと悪い。
2007/9/5 [ようやっと]
手すりに頼らずに階段を下りられるようになった。まだ多少ギクシャクするが。
2007/9/7 [比較]
まだ筋肉痛が取れない。レース中は何とも無かった右脹脛が張りだしてきた。ちょっとした駆け足をしてみると、結構痛い。明後日の修善寺のZクラスが心配になってきた。

今年のアイアンマンジャパンと佐渡のバイクパートを比較してみる。Y軸のスケールは同じになるように作ってみた。

ジャパン


佐渡

  ジャパン 佐渡
平均心拍 133bpm 130bpm
平均速度 32.5km/h 31.2km/h
獲得標高 1860m 1600m
あれ? 忘れていたけど平均速度ってジャパンのほうが1km/h以上速いんじゃん! なにノンビリやってんだよう。坂だって少ないのに。
佐渡は区間平均36km/hを超えたところが一つも無いし、最低なところは26.7km/hと遅すぎる。
心拍グラフは両者ともほぼ似たようなものに見えるけど、よく見ると佐渡のほうが上げ下げの頻度が激しく、密度の濃いグラフになっている。佐渡は海岸沿いの平地続きの道というイメージがあるけど、実際はちょこまかしたコブ程度の坂があちこちにあって、落ち着いて走れていない。また、舗装状態もそんなに良くなく、グレーチングも多くて神経を使い、幅員は狭い。下りは見通しの悪いコーナーで大抵思いっきり飛ばせない。
というか、贅沢を言っているのではなくてジャパンの道の条件が良すぎるってことなんだろうが。

退屈すぎるほどそっくりなショット。

2007/9/8 [美味いから飲む]
佐渡レース翌日の話。打って変わって猛暑がぶり返し、ミンミンゼミが一斉に唸りを上げた。当初はこんな日がレース日になることを望んでいたんだが、クルマの乗り降りも一苦労の今となっては、間違いなく願い下げだ。やっぱり昨日で良かった。
小木港で土産物屋を散策した後、喉が渇いたのであちこち自販機を物色して、結局コーラを買った。
レースで散々飲んだやつをまた買うか? と苦笑しつつ、はたとそこで思った。

レース後半にもなると、色んなところが疲れてきて、エネルギー補給も計画どおりにできなくなってくる。食べたり飲んだりしなきゃいけないとは判っていても、気持ちがそれを拒む。クッキーは口ん中がバサバサするとか、具が無いオニギリは嫌だとか、バナナは食い飽きたとか、食の好き嫌いに対して、極端にワガママな状態になってくるのだ。
そうして選択肢を自ら狭めていく中で、口にしたときに少しでも「美味い」と思えるものはとても貴重な存在であり、強力な助っ人となる。その一つがコーラだ。というかコーラしか受け付けないって感じだ。糖分がたっぷり入ってエネルギーになりやすいから身体が欲するんだろう、と思っていたけど、今手にしたコーラを見て、ひょっとして違うんじゃないかという気になってきた。単に好きだから飲んでいるんだ、きっと。
アクエリアスを日常で飲むことは僕の場合まずありえない。レースでイヤというほど飲んでいるから、もう飽き飽きしているんだ、とずっと解釈していたけど、そうじゃない、多分、嫌いなだけなんだ。

でも、バナナは昔は好きだった記憶があるが・・・。
2007/9/9 [レース日]
JCRC第7戦日本CSC Zクラスレースレポート
2007/9/13 [そろそろ本業再開]
珍しくここ数日バイトが忙しくなってきて、本業に影響するところだったが都合よく完全休養期間中なので問題なかった。
佐渡の疲れもそろそろ完全に抜けてきたし、バイトのほうは大事なプレゼンが終わってスッキリしたし、明日からぼちぼち始めっぺが。
しかし、本業よりバイトのほうが稼いでいる本末転倒状態は、ここ17年間変らないな。
何とかしなきゃな(うそ)。
2007/9/15 [心拍上がりまくり]
結局昨日は日和る。
久しぶりの物練。道満TTT練を除けば6週間ぶりだ。早出班はいわゆるコスギマっているので、7:00発の普通出班で。おおー、今日はまた大人数。18人くらい?(全然ワカラン)。土曜日はクルマが多いので、3班に分かれて追い風の中亀ローへ。清澄坂ではなかなかいい感じで追い込める、と思ったら驚きの169bpmを記録。今季最高値だ、多分。その割には追い込んだ印象は無かったが、ピークを超えた辺りでグワーっとしんどい波が押し寄せてきて、惰性で下っているだけで辛い。
亀ローでは、早出班の奈良さん、山本さんが、既に周回錬を終えて小休止していたところだった。物見山シューを9分半ペースで5周、BR2レースよりしんどかったらしい。早出班にうっかり行ってたら大変だった。
定番コース、定峰・白石に向けてゴー。途中、早出班は遠回りな横松郷経由、他は表松郷経由を選択。大集団をある程度小分けにするのが目的だったが、横松を選んだのは他には確か河野さんだけ。
表松郷を自分なりのハイペースで走ったが、やはり心拍はいい感じで上がり、そのお陰で思ったより粘れる感じがする。頂上手前で164bpmまで行った。頂上でストップしていると急にキモチ悪くなってきた。普段、どんなに追い込んだってそういう変化はおきないので、ゲロ練ってこういうことかあ? と発見。
落合のT字路から、定峰の上りはじわじわ始まる。少しずつ集団全体がペースアップしてきたところに、横松経由の3人がズバババっと追い越していき、一気に活性化した。自分としてはかなり自爆ペースだが行くところまで行ってみるか。じわじわとポジションを上げていくと、きつそうにダンシングする奈良さんに追いついた。周回練とハイペースな横松経由がさすがに効いているのか、と思ったがグッと傾斜がきつくなるところでスパート。まやかしだった。んー、まさに誰もがキツいと思うポイントでこういうプレーができなければならない。この前後で167bpmと、レースでも途中では決して出ない危険ゾーンに入っている。回せる心臓にチューンナップしたのか、単に佐渡の後遺症が残って脈が高いのか、どっちなんだろう?
物見山のイエロー軍団に混じって、チーム「シャングリラ」の3人も積極的である。香格里拉と書くと、なんだかどっかの高級クラブみたいな名前である。そういえば3人ともスラッとして妙にイケ面である。シャレじゃないかもしんないからこのくらいにしとこ。
定峰TT区間に入るときにはもう限界状況、ここからタイム計ったって意味あるんかいな。暫らく前に追い越していった浅倉さんをターゲットにして走ったが、追いつけそうで追いつけず、逆に小湊さんや志村(み)さんに迫られながらフィニッシュ。今までにない高心拍で推移した割にタレも少なかったので案外好タイムが出たかも、と期待したがそうでもなかった。

定峰TT本日の記録 16分13秒(best +59秒) 平均/最大HR=157/165bpm(かなり高い)。

三段坂は小湊さんが捨て身で行くので負けじと追ったが(最大166bpm)、すぐ背後に志村(み)さんが着いている。んー、抜かされそう。帰りの平坦路は向かい風が強くなり、むわっと暑くて結構しんどかった。
2007/9/16 [品格という尺度]
岩手のT師匠に倣い、夕方、キロ7分という超スローペースで2時間半目標に走りに出かける。ところが、たった3キロ過ぎで脚全体が急に強張ってきたと思ったら、突然ハンガーノックに。エネルギー生成サイクルはすっかり機能不全。何度も言うけどこれはハラヘリではない。3時間前に昼飯を、その後今川焼きとアイスを食っている(食い過ぎかも)。久々に重度の症状で、朦朧として歩くのもフラフラ、やっとの思いで家に辿り着いた。パワージェルでも持って走れば良かったんだけど、普段そんなことしたことないし。そういえば昨日定峰峠を攻めている時にも軽いハンガーノックになりかけて、ちょっと想定外だなと思ったんだった。ロングの余波は消えたと感じていたんだが。あるいは昨日の疲れも関係するかな。

カラマーゾフ三兄弟は、最近妙に流行って数十万部と売れているらしいが、理由の一つは新訳が出たためらしく、僕が読んだのは旧訳で、しかもきっかけはごく個人的なことなので、単なる偶然にはいささか驚く。正直なところさしたる感動も得られず、ただダラダラと長いだけのような気がしないでもないが(アホなもんで)、そのあとに読んだカズオ・イシグロの「日の名残り」は、対照的にかなーり面白かった。過去に読んだ本の中で5本の指に入る面白さだった。残り少なくなるとページをめくるのがすごく勿体なくなった。恐らく、主人公である執事の生き様と自分とを照らし合わせたくなるからだろう。ホプキンスが演じて映画化されたらしい。ホプキンスかあ? 見てみたいな。
この物語では、執事として重要な「品格」という言葉が一つのキーになっている。庶民レベルな自分にとっては縁遠い言葉だろうか?
電車の中で化粧する人、地べたに座るガキとそれを放っとく親、ケータイに没頭してノロノロ歩くOL、そういうのひっくるめて、ルール・マナー違反、と表現するのはちょっと違和感を覚えていた。そこで気付いた。彼らの行動には品格がまるで欠乏しているのだ。車内で化粧するのがどんな迷惑?と考えることもあるが、そうじゃない、品格を失った人間は見ていてムカツクという単純な理屈なのだ(化粧の目的が、品格という言葉と決して無関係ではないこの場合は尚更だ)。これは、集団内における変異体や弱った個体は同類だろうと疎外したがるという生物としての根本的な習性に通ずることかもしれない、とも思う。言ってみれば、醜いモノを晒すな、という生理的な拒否反応なのだ。ルールとかマナーとかいった理由はもっと高次元なのだろう。なので、その張本人はもちろん、そういうことが「別段気にならない」と答える人に対しても、単に価値観の違いと割り切れず、もはや自分と同じ生き物とは思えない、とさえおぼろげながら感じするんじゃないかと思った。
だが、そろそろマイノリティはむしろ自分のほうなのかもしれん。
2007/9/17 [本年度最高値更新]
昨日が予期せぬガス欠でしゅぼんとしてしまったので、連休最終日はサボるわけには行かないだろう。ってことで物練7:00班に参加。
三日目でも9人? が集合。皆さん気合が入ってます。ここまで走ってきた何人かはすでに「あぢー」と言っている。三日間でもっとも暑い日になるらしい。
二班に分かれてスタート。来週のヒルクライムレースに向け追い込むために単独走行している河野さん、それを追う形の我々4人の集団の意志はどうやら「マッタリ希望」か? 河野さんから離れていくばかりだ。それでも、関越をくぐる頃にはペースも上がり、同時に何やら物陰で止まっていた先行班をパス。清澄アタックポイントまではまだ遠いが、なぜか小湊さんが逃げとも取れるペースアップで(どういう目論見?)、逆放置プレーするものの、先行班の上村さんと山本(慈)さんが加わって一気に爆走モードになり、僕は清澄手前で売り切れてしまった。志村さんが米谷さんのセクシー穴あきパンツをケラケラ笑いながら清澄坂に突入していったが、そんな余裕ありまへん。

亀ロー休憩後多くは折り返したが、脚がフレッシュな僕と山本さんはお山行き隊を編制、それに丹羽さんが加わり、河野さんをむりくり誘う。新松郷(雀川林道)を久々に行ってみることになった。比較的脚の揃った4人は途中まで同じペースで進むが、やはり河野さんだけは余裕があったのか最後の傾斜がグッとくるところで振り切られた。結構いい感じで走れた気がしたが、後でタイムを見たら今年2月のベストより遅くてがっくし。進歩ないやん。ところで丹羽さんてどこがEクラスなんだ?
雀川林道、ゲートから頂上まで3.8km、12分18秒(Best +2秒)HRave/max=153/169bpm
ここで169bpmまで上がり、やはり今日も心臓は不思議なほどよく回り、値ほどはしんどくはない。ただしタイムには反映されず、どう解釈して良いものか・・・。
丹羽さんとは別れ、もう少し上ろうということで松村坂を目指す。分岐の交差点まで来ると、河野さんが逆方向を指差して、「この道えぐいですよ」と言うので、どれどれと行ってみることに。慈光寺へと上る坂、河野さんぶっちぎり(↑225m)。
もう一品、って時に手頃な坂ではあるが、言うほどえぐくもないんでない?
高度差100mほどは平均11%以上が続く松村坂は、短いけどやっぱりえぐい方だなと思う。この急傾斜を観念して淡々と上る方法を今日は見つけた気がした。いい感じでタレずに追い込めていると感じていたが、背後にピタッと着いて僕の出方を伺っている者が。てっきり河野さんかと思ったら山本さんだった。ここで本年度最高の171bpmを10秒間にかけて記録! これは凄い。でもタイムが速くなっているわけではない。
三色弁当みたいな峠を食べ終えて、鳩ロー休憩後、帰路は向かい風の中きっちり負荷を上げる。河野さんには来週に向けてみっちり追い込んでもらわねばならない。荒川に近づくにつれ、向かい風が強烈になってかなりしんどいぞこれは。最後の平地スプリント区間では、160bpmを常時オーバーしていて驚いた。平地では出し得ないゾーンだ。ポラール狂ってないか? 例によって感覚的には150bpm以下のしんどさであり会話が可能な程の余裕はある。暑さのせいもあるかもしれない。温度計は37℃を示しているし。
あーでも疲れた。鳩ロー以降の平均心拍は、信号ストップも全部含めて143bpm(普段は120bpm前後)、峠より帰路のほうが疲れたんと違いますか?
2007/9/18 [肉離れよこんばんは]
うかうかしてたら銚子マリーナまで有効日数10日ほどしか残されてない。ハイスピードのショート型に10日で変えていくのはまあ、当然無理。付け焼刃だがやらないよりはマシと考えてちゃんとやろう。
久々のランなのでキロ4分は厳しいだろう、とそれより0.4km/h遅くして走り出したら、1km過ぎで早速、左ハムストの肉離れが再発。悲しくなる。スピード練習をするのはダメみたいだ。いったん止まってストレッチングのまじないでもしてみるが、もはや歩いたほうが痛い状況である。これだけブランクがあっても治らないんだから、何をしたってダメだ。ということで、観念して無視することにした。もし壊しても、残る本命は当面自転車レースしかないし。
案外、一線を超えずにギリギリのところで攻防できている。肉離れとは違う可能性を初めて考え始める。ザコッツィの亜流なのかもしれない。12km/hあたりで走るのが最も痛みから解放されることが判ったが、スピード練習にはならないな。
ランでヘバってスイムはやる気出ねー。つくづく、使いものにならない奴。
2007/9/19 [エイジ40-44の部編入]
職場にて、とうとう大台ですね? と言われてしまった。40は大台なのか?
先日の物練で岡部さんが履いてたアヂダスのバイクシューズが目に止まる。値段を聞いたら4万何某円。うひょーいいお値段。「靴」と表されるもので過去最高の投資額は2.5万円くらいだな。と思ったけど、プレゼントマイセルフでもするかあ。4という数字にちなんで。
あ、憂鬱な車検があったんだった。やっぱ止めとくか。
2007/9/21 [ランのひととき]
近所に、海に面した大きめの公園がある。最近はランコースの一部にしている。
見晴らしが良い草っぱらだけの大地を、夜突っ切って走るのが気持ちいい。照明は届かず、月光だけでは何も見えず、静まり返った暗闇の中へただ脚を繰り返し放り出す。いつ蹴躓いてすっ転ぶか判らないスリルが少しだけある。右手には真っ黒な東京湾が広がり、前方遠くには幕張のビル群が見える。公園には、さほど流行っていないTDRのホテルが隣接している。この辺一帯、奇妙なコントラストだ。公園が全部完成すればまた雰囲気も変ってしまうのだろう。今だけの楽しみ。
2007/9/22 [あまりに横暴]
昨日職場で、「社長が…」と言うところをうっかり「校長先生が…」と言ってしまい、速攻で周りに突っ込まれ無茶苦茶恥ずかしい。が、救われたことに実は夢だった。ハッとして起きると物練に行く時刻はとっくに過ぎていた。救われてなかった。のん気に夢なんか見ている場合じゃなーい。
代わりに2時間走。ハンガーノックで頓挫した先週の二の舞にならぬよう、パワージェルと500円玉を持って。結局使わなかったが。11.5kmコースを2周。1周目はかなり抑えて走ったがキロ7分は到底守れず、2周目はめんどくさくなってキロ5分以下でフツーに走ってしまった。これだから強くなれない。

物練の参加には首都高を利用しているが、通行料金が近々距離制に変って400円〜1200円になるとの案が出ているらしい。冗談じゃねー!事実上の大幅値上げだ。その辺ちょいと走るだけなら首都高なんて乗らねーんだよ。ふざけんなー。当然ながら大幅黒字のくせして、値上げする理由なんてこれっぽっちもないだろ? 将来は完全無料化するための準備とか言っているが、そのために今はバカ高いんですって、そんなワケの判らん理屈があるか? タダになったらそれはそれで渋滞して使い物にならん。価値あるものにはそれに見合った代価を払う、その原理原則を大きく逸脱するから不公平が生じるんじゃないか。猪瀬さんは、900円くらいに抑えるべしとか言っているが、甘いよ。なんで上限据え置きって言えないんだ?
物練往復時は首都高を隅々まで利用するので、往復で1日1000円もの値上げ。ありえなさすぎ。ぼったくりもたいがいにしろ。
2007/9/23 [道満3周追加]
物見山内輪練。こぢんまりと6人で荒川遡上開始。今にも雨が降りそうなので出だしからキビキビ走る。予想通り川島あたりでパラパラ来た。垂涎もののパワー計測装置を付けたホソヌマさんが折り返す。いつもの川島名物通り雨との期待は外れて、清澄手前を爆走する頃はしっかり降ってきた。それにしても、近頃の清澄アプローチはスピードが上がりすぎて、肝心の坂に来た頃には脚がすでに残ってないのでヘロヘロ上るしかない状況。それでも限界と思われるところまで追い込んでみたが、心拍は普段レベルの161bpm止まりで、先週までの170bpm越えなんてのは、単に佐渡の後遺症でちょっとおかしかっただけ、ということで確定した。
亀ローでは雨宿りしながら饅頭を食べる状況、お山行きは当然中止。雨に濡れて寒いし、向かい風だし、帰りは辛いぞと思ったが、物見山を超えたらほとんど降っておらず、向かい風もさほどではなかった。亀ロー往復だけではちょっと物足りないので、慈朗さんともう少し走ろうということになった。結局道満おはサイコースを3周する。3周目のタイムのみ記録が残っていて7分59秒。キッチリ走ったつもりだったが、後で奈良さんのおはサイラップタイムと比較してみたら、うなだれるくらいトロいタイムであることが判明した。
道満には初心者と思しきローディが大勢いた。やはりブームなんだなと感じる。一人、なんでもない箇所で落車し、全く起き上がれず救急車で運ばれた人が。大丈夫かなあ?
2007/9/24 [しっとり練]
銚子ショートの1週間前ということで、DHバーとZIPPをつけた臨戦仕様で物練参上。後ろのほうでひらひら単独走する。連休三日目ゆえか皆さん戦闘モードはすっかり引っ込んでいる。志村さん×2、米谷さん、松井さんの5名、淡々と穏やかに走る安心感からか、ふと大家族一行のような気になってきた。オトーサンは米谷さんで、松井さんは、伯父さん。何でだろ?
松郷を経由して館川(↑330m)に入る。松井伯父さんはどうもやる気が出ないらしい。ついさっきまで雨だったかのように路面は濡れ、クルマの往来は少なくヒンヤリした山中はいつになくしっとりとした趣を感じる。そんな景色を味わいながらノンビリ上る松井さんのほうが賢い選択だったかもしれない。
♀志村さんに追われつつ、腹八分目的に上る(ave145bpm)。所々傾斜が急になるが、苔むして濡れた路面でのダンシングはご法度。そんななか今日納得した上り方。ペダルにトルクをかけるクランク角度をいつもより広範囲に、ピークを作らず均して注入する。とは言え「回す」よりは「踏む」感覚であり(足の裏をこそげ落とすようなイメージは無し)、やや回転数は低めで、上半身は反動で上下する。およそ誉められた走り方じゃなさそうだが、勾配がきつくても乳酸が溜まり難く、気分が萎えたときに粘れる感じ。
峠を少し超えたところに、山林に囲まれた茶畑を臨む立派な東屋があり、パンクで遅れた♂志村さんが来るまでしばし休憩。風情溢れる眺めが穏やかな気分にさせてくれる。
帰りの清澄から川島ローソンまでは勝手ながらホンバンを想定した最高巡航速度で走り、いいイメージトレーニングにもなった。米谷さんと♀志村さんが面白がって?着いてきてくれた。ここでは平均140bpm位かな?などと言いましたが、ウソです、後にデータを見たら8bpmはサバ読んでました。
それにしても終始寒いくらい涼しくてトイレが近く、アームウォーマーを忘れたのは手痛かった。二日前の天気とは大違いだ。まったく、極端なんだから。
2007/9/25 [モノモライ]
三連休の疲れであろう、軽いモノモライになっており、辰巳スイムの予定をキャンセル。もっとも、新木場駅の乗り換え時に突如方針転換したので、日和ったとしか言えないけど。この突貫追い込み期の貴重な1日をフイにして、銚子のスイムタイムを10秒は縮め損なった。ま、やりすぎて体調崩すよりはいいと考えよう。
2007/9/26 [付け焼刃間に合いません]
ん-、スイムで腕が空回り。フォームぐちゃぐちゃ。ブランク長すぎた。甘く見すぎ。テニス肘のように左肘が痛くなった。
ランは14km/hで肉離れは出ずほっと一安心。違和感は相変わらず残り、やはりザコッツィとのブレンドって感じなのかな。
2007/9/28 [ごく平凡な練習ログ]
昨日は思いがけなく客先で呑みに誘われ、またしても貴重な1日を棒に振ってしまった上にビールをジョッキ4杯も腹に詰め込んでしまった。どう考えてもレース前にとるべき行動ではなかった。体重はキッチリ1kg増えている。しかも今朝になってクライアント様に「途中からの記憶が全く無いんだが・・・」と不安そうに言われ、散々毒舌ぶちかました意味が全く無かった。命拾いしたとも言う。
ま、今日1日でも無駄な足掻きをするべーと、新習志野に向かう。いつものことだが空いていたので、1500mを計ってみる。水をキャッチする感覚は上々だが100m毎にチェックする時計の針は虚しくも予想外の位置に来ている。800mあたりで早々に腕が干上がりかけてきた。500m毎のタイムは、7:50、7:55、7:50で、トータル23分35秒。んー、ジャパン直前だったらあと1分20秒は速いはずで、昔の自己ベストよりはキッチリ2分遅い。怠け癖のツケが相当来ている。とりあえず1500mのペース配分は掴めた。
続いて2分サークル(ヌルい)で100mを10本。1分半を超えないように。やはり、わりと水に乗れている感じがして悪くないのだが、タイムが伴わない。最後は筋トレさながらにオールアウトしてお終い。
取り立てて書き留めておく内容でもなかった。
2007/9/30 [レース日]
銚子マリーナトライアスロン レースレポート

レース後、Tさんと銚子の温泉へ。去年行った京成ホテルの風呂が激混みで入場制限しているので、犬吠埼ホテルに変更。こんなしみったれた天気の日に観光地なんてどこも空いてるだろう? と思ったんだが意外にこちらの風呂も混んでいる。逆に言えば、こんな日に観光して楽しいことなんて温泉くらいってことか。
なんかスゴいホテルだけど(どういう意味でスゴイのかは割愛)、露天風呂は京成より気に入った。目の前はすぐ砂浜が見えて、太平洋の荒波がどーんと拝める。泉質はすごくしょっぱくて、成分が濃そう。肌ざわりが違う。長々と漬かってたら、嵐のような雨になってきた。レースがこんなコンディションじゃなくて助かった。富士でのF1もマトモにできなかったみたいだ。
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