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第6回谷川真理駅伝参戦日誌
2010/5/23 荒川河川敷 5km×4人 この駅伝では自分にとって初めての5kmTTレースとして位置付けていた。
5kmという距離のレースを走ったことがない。なので、5kmのベストタイムも自分では判らない。とりあえず言えるのは、25歳で出場した波崎のトライアスロンアジア選手権での10kmを37分46秒という記録に基づき、半分の18分53秒というのが僕の人生でのベストだ。ただデータとしては古過ぎる。5年以内の記録では、2005年幸手の10マイルレース中、連続7km間をキロ3分50秒で走っている。5km換算で19分10秒。5kmオンリーで走るとどこまで速くなるだろうか。 しかし、そこはあまり期待できないのは最近痛感している。身体がそこそこロング向きになってきたのか、短い距離でも速く走れなくなってきているのだ。 IMJの3週間前でもあり、このレースに向けての調整はしない。前日も普段どおり物練に行く。ただたまたま追い込み度は低い練習となった。その直後かおりさんとも走ったのでこの日は160kmになった。負荷は低いが疲労は残る練習になったかもしれない。翌朝目覚めてみるとあちこちが痛く、本当に負荷が低いと言えたのかどうか疑問だ。珍しく腰まで痛い。雨も降っているし、いまひとつ気乗りしないまま家を出る。 9時45分、三田線の西台駅着。日曜のこんな時間に、案外混んだ電車だなあと思っていたら、かなり大勢がこの駅でどどっと降りる。ローカル大会かと思っていたが駅はランナーでごった返していた。マラソン大会という大型イベントにこの小さな駅では対応しきれない様子。「皇居走ろうぜ」コミュで集合し、荒川まで25分ほどかけて狭い道をぞろぞろと歩く。途切れなく続く人の流れが近隣住民にはやや顰蹙な感じ。 荒川河川敷の「戸田橋陸上競技場」がメイン会場。すでにレースは始まっており、男性チームが走っている。全員混成チームの僕らは第2ヒートの11時半スタート。 ややひんやりする雨が降り続いてホントに残念だけど、駅伝ということもあってか全員無事に集まった。1チーム4名構成で6チームが参加。男女半々ずつなので12名ずつ24名、結構な人数だ。中には体調不良を押して参加している人もいたかもしれないな。 全員のサインとハンコの入った誓約書を持ってチームリーダーが選手受付でゼッケンと参加Tシャツを貰ってくる。受付に行くためにはレース中の走路を横切らなければならず、「無理な横断をするな」としきりに係りの人が叫んでいるが、僕らも好きで横切っているのではない。絶え間なくランナーが続く中、無理な横断をしないと一向に対岸へ渡れない状況を作らないで欲しい。せめて選手受付はコース外に設けるべきなのでは? 5kmはスタートから全力なのでアップは重要。チームリーダーとして何らかのまとめ役をしなくちゃならないところであるが、「ま、なんとかなるでしょ」と言い残してアップへ出かける。しばらくかおりさんも一緒だったが、第1走者なので早々にスタート位置へ引き返していった。 できるだけ本番と同じスピード(キロ3分45秒以下)まで上げたかったが、FootPodによればキロ4分15秒ペースで頭打ちとなり、それ以上は身体が拒否。その割に心拍は158bpm付近と高い値を示し、サブスリーペースでこの心拍は無いだろ? と先行き不安な材料でいっぱい(どうやらSuuntoのエラーだったみたいだが)。やはり昨日の疲労がかなり影響しているのだろうか。それともまだまだアップ不足だろうか。堤防上から見下ろす位置にあるコースに早くもトップがやってくるのが見えた。自分は第2走者なので急に焦ってスタート位置へと急ぐ。と言ってもサブスリーペースは変わらないけど。 トイレを経由してスタート地点へ。駅伝中継はゼッケンの色別に4つのゾーンに分かれている。黄色の三番ゾーンへ行くと、人垣の中に5人の第2走者が固まって待っていた。どのチームが最初にやってくるのか、考えてみればなかなかドキドキする展開である。スピーカからはしきりにゼッケン番号が告げられている。どこかのポイントを通過したチームを読み上げているのだろうが、それが1km手前なのか直前なのかサッパリ判らないうえに、読み上げが早すぎて呼ばれたのかどうか判らない、というか2,3度呼ばれた気がするが、かおりさんが20分前後で戻ってくるはずが無いだろうから聞き間違えの可能性が高い、と思っていたら22分過ぎに異例の速さでかおりさんの姿を発見。心の準備ができていなかったせいか一瞬躊躇いつつ、慌てて柵を乗り越えて出て行く。2、3秒ロスしたかも。タスキを受け取ってトラックをダッシュ。 11:52 a.m. スタート トラックは蹴り足が利いて走りやすい。あっという間にマックススピードに乗るが、同時スタートの血の気の多い2,3人がまくっていく。元気いいなあ。一般道へ出ると至るところ水浸しでコンディションはいまひとつ。だがおかまいなしにバシャバシャ走る。早速Suuntoを確認すると、キロ3分43秒と出ている。何度か確認したが同じ値だ。FootPodを鵜呑みにはできないとしても、少なくともアップ時から相対的に30秒も速くなっており、あれほど上値が重かった状況を思えば上出来だ。本番のミラクル効果がうまく出ているようで嬉しくなった。 そんなわけで、あとはこのペースを最後まで維持すること。まずは真っ直ぐ1kmほど上流へ走る。折り返しコーンを回った後は、次々に5名の仲間とすれ違うことになっているが、全く確認する余裕がない。ではどこを見て走っていたんだろうと後になって考えても思い出せないのだが。 再び大会会場へと戻ってきた。一応エイドが接地されていてオッと驚く。とりあえず一口もらった。恐らくこの雨のおかげで、適度に身体が冷やされている。もし晴れていたらもっと難儀な走りとなっていただろうし、このエイドも貴重な存在となったはずだ。 スタート直後にかなりの速度差で抜いていった赤いTシャツの選手に追いついた。普段着風Tシャツとジョギングシューズの重ったるそうないでたちに違和感を覚えていたが、オーバーペースで垂れてきたようだ。自分もそうならないように気を引き締める。度々Suuntoを見てはスピードが落ちてないかチェックする。だが心拍数までは見る余裕がなかった。走りながらちょっと気になってきたが、上がりすぎた数値を見てやる気をなくす、というよく聞く話をなぜか思い出し、僕自身はその理屈に同調できないもののマイナス要素はこの際避けておこうと思った。今のペース維持が些細な気持ちの変化で脆くも崩れそうな不安があったのだろう。 下流へ2.3kmほど走りつづけると、ようやく二つ目の折り返しコーン。この辺りはアップでも走っていたので距離感が掴めて励みになった。だがさすがにコーン折り返し前後で少し集中力が切れて僅かに減速してしまう。 折り返し後はほんのり追い風である、と自分に言い聞かせて(実際そうだったはず)、スピードに乗ったつもりで限界まで飛ばす。当然ながら最もしんどい瞬間。呼吸で声が出てしまう。 トラックに入って半周する。コーナーに差し掛かったところでタスキを取り、やっとラストスパートに入った。黄色ゾーンには第3走者のでんでんさんがちゃんと待っていた。無事渡して終了。 かなり限界まで追い込めたという自負があった。いいタイムが出たと思った。だが実際は 18分55秒 ギリギリ19分を切れただけかぁ〜。ちょっとがっくし。密かに18分代前半を狙っていたのだが。 でんでんさんは「目標30分から35分くらい」と話していたが、31分前後で無事戻ってきて最終走者のふじ太さんへ。だが第3走者のあすさんの快走によって我がチームはコミュ内2番手に落ちていた。よっすぃ〜さんを3分差くらいで追う展開。そしてラスト1kmくらいで捕まえて、見事1番手でゴール。やったね! でも打ち上げの呑み会ではチーム成績とか全然話題にならないでやんの。がっくし(自分も忘れてたけど)。
繋ぎの計測ポイントはトラックのコーナー途中にあり、実質的なタスキ交換ポイントから約100m手前である。 なので、第1走者の計測はさらに約100m短く、4750mほどに相当する。 第2、3走者は、前走者のラスト100mのタイムが加わり、自分のラスト100mのタイムが次走者のタイムに組み込まれる。 第4走者は走った距離は150m少ないが、タイムには第3走者のラスト100mのタイムが加わっている。 文章化するとややこしすぎる。つまりかなりデタラメってことです。 SuuntoによればHRave/max=171/181bpmという信じられない値が出ていた。 だが、PCにダウンロードしてみると、計測エラーで全然データが取れていない。ま、平均で171という値もおかしいなとは思ったが、全行程データ計測不良というのはもう、何をか言わんやである。雨の日だったから接点は良好で静電気も発生してないはず。濡れすぎていると却ってだめなのかな。以前もそういうことがあった気がする。貴重なデータとなるはずだったのに、本番で役にたたない奴でホントにむかつく。こんなことならつけないで走ればよかった。苦しいし。 とにかく雨が全てにおいて邪魔をする。晴れているともっと楽しいはずだったんだけどなあ。残念。 よっすぃ〜さん、エルさん、こまごまとした手配から何から大変お世話になりました。 猫ひろしが来て延々MCをやっていた。彼のランナーの才能は認めるが、芸人としての才能は、かなり最低レベルであった。 なので、とっとと会場を引き上げることに何の後ろめたさもなかった。 このレポートも、比較的とっとと終わらせてお終い。 |
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