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筑波・峠攻めトレーニング
筑波の名だたる峠を色々続けて上ってみよう、という計画を立てた。2003/11/23 ![]() まずはいきなり不動峠。今日はZIPP404を履いており、DHバーはないので、前回よりも900gほど軽い。ただしボトルにはアミノサプリが満タンにしてあるので(700g増)、さして違いはないかも。もちろん後のことを考えて飛ばさずに上るが、TT区間を意識すると適当には走れない。が、アップをしてないのでとにかく辛い。後半ダレて中だるみが何回かあり、ラストの勾配10%区間は今日もシッティングのままでは行けなかった。ここは10%以上あるんじゃないの?? 本日の最高心拍164bpmはここでマーク。驚いたことに、前回と全く同じ14:42のベストタイで頂上通過。この分なら、記録狙いで走れば14分は切れるかもしれない。この不動峠TT区間の平均心拍は151bpm。 さて、そのまま表筑波スカイラインに入る。有料道路[現在は無料]の割には、道の状態はさほど良くないと思った。観光シーズンで、車が多い。 有料道路出口の風返峠では、10人ほどのチャリ集団がたむろしていた。やはりメッカは違う。一人で走っているのは変わり者と思われているような気さえする。そこからは本日一つ目の長い下り坂。 下りきったところの交差点を左折して湯袋峠を通過し、四輪の入れない林道へと右折する。噂通り、整備されてない道路で、ある意味面白い。堆積した落ち葉が僅か50cmほど掻き分けられていてアスファルトが見えている状態。かろうじて誰かが手入れしているのか。途中、ハイキングの女性に出会うが、なぜかびっくりした顔をしていた。林道中点までが上り、その後の下りは落ち葉でいつズルズルっと行かないか不安で堪らず、20km/h以下でしか走れない。冷や冷やモンで下りきるとそこは県道との交差点。ヘルメットを被ってスクワットをしている(奇妙である)オジサンに遭遇し、声を掛けた。ここまで迷いもせず順調な足取りである。 きのこ山、足尾山と過ぎる。のぼりと下りが入り混じった道で、所々下界が見える。ハンググライダーの発着場があり、素晴らしい眺めが広がっていた。今日のコース中最もいいと感じた眺めはここだ。絶好のフライト日和なのだろう、大勢飛んでいた。やってみたいとも思うが、遊び感覚で終わりそうだ。 一本杉峠の交差点で2分休憩、加波山へと入る。こんな山奥に、神社があるというが信じられない。ここから麓の板敷まで長い下り。さきほどからずっと道は細く、クルマの往来はほとんど無いけれども下りはホントに怖いし疲れるな。ちょうどヘアピンカーブ途上に段差の激しいドブ溝があったりする。ブレーキシューも見る見る減っていく気がする。ツールではブレーキシューを使い切ってしまうことがある、という話は信じられなかったが、それもありうるなと思えてきた。「下り」が好きな人は、こんなおっかなびっくりの下りでも好きなのかな? 板敷からはすぐまた上りに入る。知った者でないと、ここが峠へ続く道の入り口とは思えない。ここから吾国山までののぼりはやや勾配が緩やかで上りやすかった。だが、この時点ですでにかなりへたばってきたので、不動峠より緩いのぼりでも、スピードははるかに遅い。無神経なギアチェンジでチェーンを一回落としてしまい、フレームの塗装が欠けてしまった。吾国山をかすめて、道祖神峠へとやってくると、そこからは交通量の多い幹線道を使って下る。評判通り路面状態は良いとはいえない。この道は快適に上れないことを予測して、下りのコース設定としたのだが、下るにしても傾斜が強く大変だった。まあ下りのテクニックが無いだけなんだろうが。 ようやく麓まで降りて道が平らになると、今日初めてびくびくすることなくスピードを出すことができたので我ながら驚いた。ストレスも溜まっていただだろう。 4キロほどバス道を走ったのち(クルマは少なく、問題ない)、何の変哲もないわき道に入って団子石峠を目指す。ここも、地図で詳細を調べていたので間違えなかったが、実際、道路標識は何も無い。団子石峠は、この近辺から岩間へと抜ける唯一の道なのに。まあ、そうは言ってもほとんどクルマは来ないので助かる(今までの坂も全部そうであったが)。頂上のモニュメントを確認して、ここはUターン。眺めが良いと聞いていたけど、よく確認できない。むしろ、麓付近まで下りてきたところでの田舎の風景は味があっていいと思った。阿蘇の麓の風景を少し思い出す。 暫く八郷町の平地を走る。脚の筋肉はかなり使い切っており、平地でも飛ばすとすぐにバテてしまい、スピードは32km/hがいいところだ。全く情けない。こういうときにDHバーがあれば、上半身の力をうまく推進力に使えるのだが。 フラワーパークをかすめて、今日最後の上りとなる裏不動へと入る。この裏不動が、本日最も辛い局面であった。道が他よりもキツイという意味ではなく、単に疲れ果ててしまったからなのだが。おまけに、少々ハンガーノック気味でもある。今日は走る前にチョコパンとおにぎり一つ、リゲイン一本を飲み、走行中はボトルのアミノサプリ700cc、それにVAAMゼリーだけでここまで来ていたのだ。道中のコンビニで何か買おうと思っていたのだが、結局立ち寄らなかった(無かった、というのが正解)。 この裏不動は、表不動よりもコースに変化があって、むしろ面白いかもしれないと思ったが、もちろん今はそんな気分にはなれず、頂上はまだか、まだなのか!とぼやきながら上った。坂が恨めしくなるようでは、まだまだ「坂バカ」には到底なれないなあと思った。 頂上で完全燃焼。表不動を放心状態で下るが、上ってくる人はもはや居なかった。もう午後の4時で、あたりは暗くなりかけていた。 全工程78.5km 4:09:18 |
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