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第18回東京ベイ浦安シティマラソン参戦日誌
ランの師匠、ミキ日記のミキさんのマラソン当日の食事を真似てみる。「るみばあちゃんのうどん」をぶっかけで食す。300g=3人前一気食いは真似できないので200gにしておく。ハーフマラソンだし。さらにキノコや豚肉なんぞも添えて邪道に仕上げた。麺はコシが強くて食べごたえありだが、添付の生醤油ぶっかけはしょっぱくて好みではないな。次はふつうに出汁をかけて食べよう。まあ今日はエネルギーになればいいのだ。制作に時間がかかり家を出るのが遅れてしまった。2009/2/1 ハーフの部 21.0975km 去年は異例の大雪で初の中止になった浦安ハーフ。今年は晴れたものの、全国的に強風吹き荒れる日に当たってしまった。それでも、冷たい雨と風に見舞われた昨日の天気がもし一日ずれていたら、と思うと遥かにマシ。マラソン人気上昇中だし、そろそろもう少し快適な開催時期にシフトしてくれないかなあ、ヒデキ市長さん。 Mixi皇居コミュから10名以上もの参加者が集まったので今年は華やいだ雰囲気になった。応援だけで来てくれる人がいるのは頭が下がる。グループに混ぜてもらい、貴重品も預かってもらった。 長年スポクラで使っているシューズを履いてきた。トレッドミル環境は一向にヘタらないのか、最長老となるアヂダス初代adizero LT。今の4代目LTがどうしてもしっくりこなくて、験担ぎの意味も込めてチョイス。これに、SuuntoのFootPodを括りつける。ウォーミングアップで使ってみて、気にならないのでレースでも使うことにした。まだキャリブレーション前なので信用度は不明だが、相対的速度は判るだろう。 脚にバルム2番を塗り、チーム物見山のタンクトップとアームウォーマー、頭はバンダナで防寒してスタート位置へ向かう。朝の水分摂取を控えるというミキさんの方針を真似てみたので、トイレは1回だけで済んでいる。例によって、1時間15分以内のプラカードのエリアには数百人がひしめいており、キリオ君と入り込んだが、例年よりは後ろ寄りだった。この僅かな違いが後々響くことになる。 物ジャー効果で、後ろから千葉のT岡さんに声をかけられた。どもども、ご無沙汰です。 9:30 a.m.ハーフの部スタート スタートラインを跨いだのは13秒後と比較的早かったが、すでに前方を埋める厚い選手層のスピードは上がらない。身体が慣れるまでの最初の2km程は目標ペース以下で走るプランでいたが、このスピードは遅すぎる。最初の1kmで早速30秒以上の借金をこしらえてしまった。 スタート直前に一口くらいは水を飲んでおくべきだったかな、身体が枯れた感覚が妙に気になる。すぐにエイドのテーブルが見えてきたが、これは復路用らしく営業前であり、空の紙コップを虚しく見送る。明らかに自分は何かを欲しがっている。 1km過ぎからはばらけてマイペースを取れるようになる。とりあえず風向きはペースの足かせにはなっていないが、メーターをチラ見するとキロ3分55秒前後で、目標としている3分51秒はなかなか現れない。 脚の運びが順調に回り始めた4km付近、ようやくキロ3分50秒前後が出てきたが、心肺には余裕が無く、あと1時間これを続けられるかは全く自信がない。 同時に右脹脛にかすかに違和感の芽が出てきた。序盤ですでにこの程度の違和感だと、過去の例から見て悪夢の肉離れが走行中にブッチ来てもおかしくない。だがここでリスク回避のために脚の運びを馬鹿丁寧にしたり、ペースダウンする考えは今回一切捨てた。意識するから余計に事態が悪くなる気がしてきたのだ。庇うことはやめてなるべく忘れて走り、本当にやばいところまでブッチきた時点で止まるというコンセプトで行こう。 コースは全体を通してほぼフラットだが、5km地点で数少ない上り箇所となる一つ目の橋を渡る。メーターはキロ4分20秒くらいと、感覚以上にスピードが落ちていることを知った。自分がイメージしているほどイーブンペースにはなっていないようだ。 6km付近で最初の給水がある。待ってましたとばかりに水をとった。喉が渇いているのともちょっと違い、がぶ飲みはしない。でも飲んだらやや調子が変わり苦しくなった。期待はずれな反応だ。 鉄鋼団地脇の閑散とした直線路は、予想通り厳しい向かい風に晒された。集団で走りたいところだが、スタートで出遅れたために周りの走者とはペースが合わない。少しずつ追い越す展開だ。途中の7km通過地点で、これまでのトータルペースがやっとキロ4分を切ったことを確認した。ベスト更新の目標を掲げていた割には、この悠長なペースにあまりに無頓着だった。後半の盛り返しに根拠のない期待をし過ぎていたのと、所詮ベスト更新など無理、との意識がどこかにあったのだろう。 例年このあたりで、最初のタレの波が襲ってくる。向かい風の今、気を緩めると見る見る速度は落ちてしまうだろう。次の曲がり角まで何とか持たせろ、と言い聞かせる。 広い道に入った。ここでは折り返してくるトップとすれ違うことができる。意外とトップ差は無いと感じた。レース全体のレベルが今回は低いのだろうか。 自分が折り返してからは、対向車線にキリオ君とよっすいさんを確認。調子良さそうだ。 京葉線沿いの通りを舞浜方面へ戻る。後半戦に入ったこのあたりから、スポーツ刈り頭の人をターゲットとするようになった。姿勢が良く走りが安定しており、インストラクター風なこの人に付いていくことができれば良いタイムが約束されそうな気がした。やや追い風基調なので可能な限り飛ばしてみるが、脚よりも心肺が限界にきている。要するに息苦しい。でも実態は150bpm程度でぜんぜん上がってない。上がらないから苦しいのか。どうも納得がいかない。 14km過ぎ。運動公園を過ぎり、海岸沿いの道に来た。ここから徐々に向かい風が強くなる。対面には10kmの部の選手たちがゆっくり走っている。真正面にクッキリ富士山が見えていて、ヤシの木の南国チックな風景と妙なコンビネーション。スポーツ刈りの人と背の高い人の3人で刺激しあいながら走る。脹脛の違和感がふたたび出てきた。これまで忘れていたんだからまた忘れることができるだろう、と考えて気にしない。 ホテル群のコーナーを曲がると、今までで一番強い向かい風区間に入った。これはたまらない。思い切り前傾姿勢で挑むが吹き飛ばされそうだ。紛れもなくコース最大の勝負区間となった。メーターを見ると時折4分30秒といった値も出ている。この調子では今日の好記録はもはや望めないだろう。連れ仲間の後ろに下がって休もうとするとずるずるスローダウンで共倒れする。結局は皆で鼓舞するように競い合って行く形が望ましいことが判ってくる。 ちょうど17km地点が折り返し。ここからは背中を押されるように追い風となる。だが少々安心してしまったのか、へたばったか、遅れを取り戻すほどのスピードアップにはなかなか繋がらない。追い風が最大になるあたりで、一度は引き離したはずのスポーツ刈りの人に追い着かれ、ようやく全力で走るスイッチが入った。対向にはあまりの向かい風に呆れたように笑うキリオ君が見えた。折り返すまでの辛抱だよ。マイティウェアの ![]() ![]() キロペースのグラフを修正(’09/02/09)。やっぱ2005年より明らかに前半の積極性に欠ける。 グロスタイム:1時間23分22秒(キロペース3分57秒) ネットタイム:1時間23分09秒 総合47位/2950人 40-49歳部門別11位/767人 平均/最大心拍数 149/157bpm 1108kcal 風速8m 気温8℃ 案の定4年前の記録をネットタイムでも越えられなかった(グロスで15秒遅れ)。当時の少ない練習量を考えると、これは軽くショックを覚えるほどだった。しかし、それとは矛盾するのだが満足感もある。真の実力は実はこんなもん、と薄々判っていたのかもしれない。肉離れを起こさず平和に走り切れた安堵感も大きい。思い返せば、今日はあまり辛い場面はなかった。楽とまでは言わないが平和に走りきってしまった。だからと言ってもっとペースアップ出来たかと言うとそれは疑問だ。出し惜しみせずギリギリのところで走ったとは思う。つまり以前よりも我慢が効かなくなっているという印象だ。 それは心拍グラフのデータでも明らかだ。勝負所の後半で10bpmも開きがあり、4歳差でHRMaxが4bpm下がることを差し引いても違いは歴然。同じ人間とは思えない。フケの悪さはイヤでも目立つ。より低い心拍数で走りきれたことは、相対的にレベルアップしたと言えなくもないが、これがマックスなのだから喜べない。物価は下がったが給料も下がった、ってとこか。 ゴール後すぐ記録表をプリントアウトしてくれる係のおばちゃんに、「いやー速いですねえ」と、そういう人に初めて出逢ったかのようにしみじみ話しかけられて驚いた。大したタイムでもないのに、なぜに珍しいものでも見たかのように僕に言うですかね? いかにも遅そうな奴がゴールしてきたなあってこと? ![]() ゴール後普段なら参加賞にペットボトルの1本でもくれるもんだが、今年はなんと、空の紙コップ。そこの仮設シンクで好きなだけ水汲んで飲めってことらしい。なぬー。不況でスポンサーが減って経費削減かぁー。ま、それでも充分だとは思うけどね。次回からは、「マイボトル持参してください」ってあらかじめ言った方がいいと思うな。 お昼時でイクスピアリが混んでいたので、皆で新浦安駅まで行って打ち上げ。充実した一日の締めくくりを過ごすことができた。僕にとっては楽させてもらってすみませんでした。 |
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