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レース後
一気に疲労が全身を襲う。大丈夫ですか、歩けます? とスタッフの一人に声をかけられた。死に顔だったようだ。ひとたび目標を達成すると、人間の欲というものは際限が無いということか、記録狙いの代わりに置いてきてしまったものへの惜しみがやっぱり出てきて、何か心にひっかかる。両方とも得ようとするのは虫が良すぎるのだけどね。 長い通路を抜けて、手荷物を受け取り、更衣所にたどりつくまでに20分はかかった。途中のサロンパス受け取りテントで一休みしなければならなかった。 そこで求められたアンケートに答えていると、そういえばどこが痛いのかよく思い出せなかった。一切故障なく五体満足でゴールできたことはうれしい。 足湯に浸かったら疲れがすーっと抜けて落ち着いてきた。身に沁みるありがたいサービスだ。木の薫り漂う湯船はそれぞれ各地の温泉の湯が運ばれてきており、僕が入ったのは栃木の湯だった。 やがてゴールしてくるmixiの人たち。疲れはてたか、それとも満足感に浸っているのか、言葉少なにゴロゴロしてマッタリ過ごす。単にこのあとの月島の打ち上げに備えているだけかもしれないけど。 ゆりかもめで移動する間も、5、6時間台ランナーがコース上を埋め尽くしている。姉貴はどのあたりを走っているのだろう? ビッグサイトに向かってぞろぞろやってくる関係者の数のなんて多いこと。この大会は、選手だけが参加する普通の大会とは根本的に違うのだ。徐々に他の大会もこんな雰囲気になっていくのかもしれない。せっかく流行るのなら、そうなって欲しいものだ。 月島の風流な銭湯で汗を流したあと、もんじゃ屋で応援隊やボランティアスタッフと合流してmixiコミュの打ち上げ。30人近い?大宴会で心行くまで「打ち上げ」たよ。意外にも今日の強風を実感していたのが応援隊だった。ノボリが風に煽られて大変だったらしい。制限時間一杯務めた41km地点のエルさんは寒さが一番堪えたとのことで、走っている身には想像できなかった。 みなさん、ホントにありがとう。 |
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