チャッキーズカップ 個人ロードレース参戦日誌
2005/3/20
修善寺CSC シニアの部 40km 

3月の湯河原合宿二日目は、いつもの大観山ヒルクライムではなくて、このチャッキーズカップ。
今年最高の消費カロリーを記録した昨日の走りが、今日のレースにどう影響するのか、想像するのも恐ろしい。
ウダウダしてたらアップ時間がなくなってきた。とりあえず3本ローラーに5分だけ乗る。どよーんとした脚の重さに加え、鼻から上が熱くこもった感じ。これはひょっとしなくても、酒が残っている?
本日の作戦はもう立ててある。最初からイーブンペースで、10分48秒以内で周るシナリオだ。ただし周回遅れでも失格とはならないことが分かったので、このラップタイムに意味はなくなった。でもこういうの、「作戦」って言うのか?
昨日リマサンズのT部さんから、「いきなり集団から離れたらいくらなんでも損だ、つけるところまでついて、残り20%というところで離脱すればいい」との作戦変更指令が出ていたが、残り20%っていうのはあまりに少なすぎませんかね? それってほとんど死んでますよ。

前情報よりもずっと少なく、名簿では約70名が一斉スタート。僕はシニア(35歳以上)の部で、参加者の最も多いカテゴリー(32名)である。オッサンって元気あるよね。
ローリングスタートではなかったがマッタリとレースは進む。さほど速くはないことは客観的には判断できるが、これに着いていくことは作戦に反する、と言うよりも今日の自分には不可能。2号橋からののぼりで自然離脱する。残り20%です。さいならー。
ほとんど最後尾で、心臓破りをヘロヘロ上る。レースなのにハナッからお話にならないこのヘタレ具合は、昨日の天城越えのイメージと重なるぞ。
1周を終えて戻ってくると、何と10分15秒。いかん、速すぎる。このペースで行くと入賞してしまうぞ(冗談のつもりですが、あながち冗談でもないかも)。下方修正せねば。
2周目、3周目と順調に?ペースを落とす。
それでも徐々に千切れ組をパスする。いつもレースで不思議と顔を合わせるフレンドレーシングの人と時折歓談しつつ、8周タレずに走りきれるペースを探る。
レース後半、TREKに乗る威勢のいい人とペースがつり合って来た。のぼりではシャキシャキ駆け上り、一気に間をあけられる。暫らく見えなくなって、逃げを打ったかと思うと、休みモードに入ったりしていつしか追いついている。くだりでは毎回真剣にペダリングしているが、難なく僕が後方から追いついてしまい、ドラフティングゾーンに入るとブレーキが必要となる。ZIPP偉大なり。
TREKの積極的な走りに何人かが吸い寄せられ、やがて4人の小集団が確定した。ゴールストレートは長く緩い下りなのでここで集団走行ができるのはありがたい。脚休めが作れるようになったためか、それともエンジンがやっと温まったか、僕の走りに少し粘り感が出てきた。
2号橋からの上り、急坂を過ぎてから心臓破りのすこし手前までの区間は、比較的重いギアで淡々と上ると調子いいことを覚えた。ここで集団から少しリードを作り、下りに入ってからの高速右コーナーでペダリングしながらアウトインアウトで飛ばすと、さらに差を広げることができる。そんなこんなで差をつけ始めた矢先のこと、レースで初めてチェーンを落としてしまった。うっ、うかつなギアチェンジだった、とすぐ悟り直ちに停止するが、「大丈夫ですか?」とねぎらいの声をかけられながら3人は行ってしまった。ここで15秒ほどのロス。6周を終えて時計を見ると、しまった、11分を超えている!
やはりソロは不利ということなのか、3人組がゴール地点をまたいでから、僕が通過するまでに25秒の差に広がっていた。
ってことは、今の1周はチェーンを落とさなくとも10分45秒は要していた。調子いいと思っていたけど、単に集団のペースが甘かったということか。
7周目は3人を追うことに集中。じわじわ追い詰め、先ほどチェーンを落としたポイントでようやくとらえた。そしてラスト周回へと入る。
単独で追いついた集団だから、この中で頭をとれる可能性は高いはず。でも、そういうことを考えてしまうとなぜか萎える小心者のおいら。例によって2号橋過ぎから重いギアで淡々と登り、逃げ切る作戦でいく。調子いいぞと思ったけれど、一人着いてくる。TREKマンだ。くそ、彼は上りが得意なんだった。
それでも次の下りコーナーを攻めれば、少しは引き離せるはず、などと考えながらも、もうどうでもいいかとも思う。一応、最後の上り坂はいつになく頑張って、ふえぇーとオッサンのため息一発、あとは下るのみだ。
後ろに一人抱えながら、平凡スピードで駆け下りると、ラストの直線で案の定アタックがかかった。あれ? TREKマンじゃないぞ。うーん、千切ったと思った別の人が最後に粘りを見せた。スプリントでは全く敵わず、そのままゴール。自己計測1時間25分9秒。
最終周は当然全力で走ったつもりだけど、全然遅い10分41秒。1周目のタイムなんてどう転んだって出ないね。タレるとタイムはこうも違ってくるということだろう。

昨年のJCRCのZクラスのラップと重ねてみた。

このコースを正周りで走ったのはこれが二度目。昨年同時期のJCRCで14周したタイムと重ねてみると、あれ? なんだか全然進歩なしって感じだね。進歩どころか、8周目の総合タイムでは今回のほうが1分12秒も遅いでやんの。ショォォーック! 「今日の走りは満足です!」 ってリマサンズの上原さん(仮名)には言い切ったけど、やっぱ情けなさすぎかも?

どうでもいいとは言え、リザルト速報をよく見てこなかったのは失敗だった。一応覚えているのは8位だったということだけで、トップタイムも見ていない。レース主催者のR&Iは未だにホームページがなく、そういった情報は一切得られない。ホリエモンに馬鹿にされるぞ!