第32回館山若潮マラソン参戦日誌
2012/1/29
マラソンの部 42.195km

カイシャの水泳部はこの大会に毎年多数参加している。寒さが苦手な僕としては1月のフルはずっと見送る判断をしてきたが、以前から気にはなっていた大会でもあり、勧められて僕も出ることにした。カントクも誘って前泊しての参加となった。

1月28日(土) レース前日
館山はこのごろよく訪れるようになり馴染みのある町である。一昨年のタテトラ前日に寄った駅前の寿司屋にもういっぺん行きたくなったので、朝10時に自宅を出発、新規練習コースを開拓がてら、マザー牧場をかすめつつ南下。午後1時過ぎに寿司屋着。お手頃価格で今回も美味かったが客はやっぱりウチらだけ(館山は寿司屋の多さで全国3位)。
昼飯食ったら、そういえばすることがない。市民ホールでの前日受付は午後3時から。自転車を持ってきたものの、寒気団到来で異例の寒さなので、そこいらをぶらぶらポタリングなどという気は全く起きない。宿近くの本屋で暇をつぶす。久しぶりに雑誌コーナーをウロウロしてふと気になったのが、田舎暮らしに興味ある都会人のための本。切り口がいくつかあるんだな。どれも興味深く、久しぶりに物欲が湧いた。館山も実は移住地として人気があるようだ。正直、住む街としてはあまり惹かれないんだが。何でかな。自分が思い描く田舎のほっこり感が乏しいのかな。そんな理想像なんて現実に存在しないような気もするが。

金曜日のジョグの筋肉痛がひっつこく残っている。まずいなー、今晩中の超回復に期待する。
受付後もヒマなので同ホールで行われる前夜祭とやらに参加。最後の抽選会を目当てに、苦痛な2時間を過ごす。形式的で退屈なコース解説や、某タレントの痛すぎるライブショーなんかよりも、普通に館山の魅力紹介とかやってくれたほうが良かったのでは。

宿に戻って夕食。20人で貸しきり状態。ほぼ全員が呑んでいるのには驚いた。というか午後4時頃からずっと酒盛りしていてすでに顔が真っ赤って人もいるんですけど!?
自己紹介の場面で、明日の目標タイムを「調子が良ければ3時間5分くらい」などとうっかり口走ってしまった。4時間以上のファンランって人がほとんどだったが。
部屋に戻っても引き続き宴会。むろん僕は参加せず、「季刊 地域」をふとんに入って読み、10時半頃には消灯。
11時過ぎに宴会がお開きになって部屋の2名が帰ってくると、2分後には爆睡サウンド開始。両脇からステレオ状態で聴きながらの一夜を過ごす。油断したなー耳栓持ってくるの忘れた。


1月29日(日) レース当日
6時40分起床。カローラレビンの空吹かし音が一晩中続いた割に眠くはない。筋肉痛は、ほぼ治まっている様子。
朝食ではご飯2.5杯。しっかり食べたぞ。
予想気温5℃に備え、念入りにウェアを検討した結果、上は機能性Tシャツにニーマルタンクトップを重ね着しアームウォーマーを装着、下はトラスパッツとカーフガードといういつもの組み合わせに、20年前のよれよれ薄手タイツを重ね履き。ホットバルム2番を脚全体、足の裏にも塗る。頭にはバンダナ。防寒用に100円カッパを加工して持参するか最後まで悩んだが、かなり荷物になるので結局見送り、代わりにネックウォーマーを追加した。まともに走れている限りはこれで寒くないはずであり、さもなくば肉離れなど途中棄権すべき深刻な状況にあるはずと見た。右脹脛にはテーピングも施している。

宿がスタート位置から程近いため、直前まで待機できるのは大変ありがたい。特にトイレに不自由しないメリットは大きい。今回は異例の寒さのため尚のこと助かった。反面、スタート間近でも気合が入らないのは贅沢な悩みか。
スタート5分前に最後の軽量化を果たし、3時間-3時間半のプラカードの先頭に並ぶ。自称サブ3見込みランナーのまあ多いこと。脚力レベルを偽って前に並びたいのなら、最初の数キロはそのゾーンに然るべき最低ペース以上で走る道義的責任も果すべし。先頭に居ながらキロ5分で仲間と並んで走る奴は最も悪質。

10:00 a.m. マラソンの部スタート
気温3.8℃、北の風8mでレースが始まる。
15秒でスタートラインを通過したが、短いというよりも、すぐ目前なのになぜそんなにかかるかなあという印象だった。奇妙なほど前が進まない。4時間のゾーンに並んだカントクは3分も要したらしい。今年から館山も1万人規模の大会になったようだが、スタートの道路幅2車線分というのは正直キャパ不足に思う。いずれはつくばのような整列ルールの厳格化もやむを得ないだろう。
強い追い風に乗って、徐々にスピードを上げる。膝や腰などに痛いところはなく、走りもギクシャクした感じはない。ただ普段より厚着で肌の露出が最小限に抑えられ、関節の動きもやや制限されているせいか、全身ガッチリガードされたナンチャラスーツとか着て走っている気分。守られ感と解釈できないこともないが、有体に言って身体が重く、鈍い。
今回のレースは、サブ3を狙わず余裕のあるキロ4分20くらいで入り、調子よければ3時間5分くらいでゴールしたいと考えていた。あまり欲張らずに走れば案外ネガティブスプリットとなるかもしれん、などと欲深い期待までしておる。
がしかーし。「余裕のあるペース」のつもりだったキロ4分20が、かなりの追い風でも全く余裕なし、というより、Polarのストライドセンサーによればどうやら達してない。先週の千葉マリンハーフの影響は覚悟していたが、まさか走り出しから響くとは予想しなかった。このずっしり感が残りあと42km・・・ううぅ萎えるな〜途方もない距離だな。乗り切れるのかな。ロングのトラのランスタートよりはマシ、と早くも言い聞かせる羽目になっている。

ランナーの密集度が高くて、距離表示が見つけられずに自衛隊基地近くまで来た。走路は徐々に方角を変えているようで追い風から横風になってちっともありがたくない。選手が200mほどスライドする距離調整区間へと右折、進路が真南へと変わり、その向かい風たるや帽子がすっ飛んだら回収不能なほど。ひぇ〜拷問だ。周囲から一人遅れてしまう。
同じように3時間5分を狙うと昨夜宣言していたT監督を対向に探すが、人が多すぎて見つけられないのか、すでに400m以上差をつけられたか(後の検証によれば、前者)。
コーンを折り返し、安堵する。こんどは緑のTシャツを着たカントクを探すが、やはり見つけられず。
房総フラワーラインへと入る。館山の主要な幹線道が借り切り状態とはすごいことだ。この道はクルマで何度も走っているから土地鑑はだいぶ持っているつもり。ようやく5kmで距離表示に出会えた。22分34でほぼキロ4分半。スタートのもたつきを考慮すればまあまあかもしれない。キロ4分20維持という当初の目標はとっくに下方修正されていて意識にない。
0-5km 22:34(P4:31) HRave/max=135/145

右手には穏やかな東京湾を眺めながらの走りが続く。日によっては富士山がくっきり見えるらしいが、生憎今日はうっすら見えるのみ。
ほぼ西へ向かって走っているとの認識がなく、北風による追い風基調でしばらくは楽ができるはずと期待していたため、思惑はずれの横風(&時々向かい風)に苛立っていた。これで復路はしっかり向かい風じゃ割が合わんな〜との思いが募る。地図はしっかり確認しておくべきだったな。
この道、緩やかながらアップダウンが結構絶えない。そして、何てことない坂で遅れ、横風では脚がもつれそうになる。今日はこういう逆境に打たれ弱いようだ。
5-10km 22:00(P4:24) HRave/max=140/146

10kmを過ぎたとき、やっと1/4かぁ、としみじみ感じた。フル10km地点といえば身体が温まり調子が出て楽しくなってくる辺りで、距離など気にしてないと思うが、何だろうこの後ろ向き全開な気分は!?
上り坂では周囲のペースに着いて行けず、つまり徐々に追い越される展開が続いているが、100m先を行く23と大きく背番号の入ったサッカー部らしい若者との距離は変わらない。僕と歩調が合っている選手の存在を励みにして、気持ちを切らさぬよう言い聞かせる。キロ4分半すら維持できない区間が増えてきた。今んトコは上り区間があったからしょうがない、などと言い訳を一つ一つ当てはめているのが見苦しい。

この大会は設置エイド数が少なめな点が注意だ。そして、エイドテーブル幅が短いためうっかりすると取り損ねる。もしも気温が高い日だと、コップは一度に二つ取る必要があろう。幸い今日の寒さでは一口含んで湿らせる程度だ。
ほかには、ここのクリームパンが名物とのこと。ネタで食べてみようとは思うがまだその気になれない。
洲ノ崎をぐるっと回ると一気に方角を東へと変え、日本の道100選にもなっているリゾート色溢れる菜の花に包まれた道が続く。
10-15km 23:25(P4:41) HRave/max=141/149

鋏でパッケージのピン角を丸くカットしておくとポケットからの取り出しがスムーズ
館山若潮マラソンというとこの菜の花が咲き乱れるフラワーラインを選手が走る姿が印象的だ。物練で見かける荒川沿いの菜の花は桜の季節と被るくらいだからピークは3月頃。それが館山では1月で既に咲いている。いかに温暖な地域であるかを物語っている。
がしかーし。今年は二分咲きってところ。まあでも咲いているだけでも驚きだけど。
道はまっすぐでアップダウンは少なく、穏やかな追い風基調になったので幾分走りは平和だ。
15kmで最初に飲むと決めていた「ハニースティンガー」をやや遅れて摂取。

先日ナルシマで見つけたこのハニースティンガーは、カーボショッツやパワージェルと同類の高濃度MDジェル。確か両者より若干安かった覚えがある。パッケージはパワージェルに似ている。名前の通りはちみつが主成分となっているようで、はちみつがあまり好みではない僕には不向きかと思いきや、こういう場面ではそれなりに味が明確なほうが食べやすいと感じた。ただワケもなく口の中が甘いのは不快だが、はちみつで甘いのはなぜか許せるという理屈だ。
ただ、中身の粘り気はパワージェルよりさらに強力で(気温の低さも一因か)、キッチリ全部吸い出そうとすると少し難儀する。手袋による不器用さと相まって、少なからずストレスがたまった。
今回このジェルに限らず補給毎の疲労感が強く、立ち止まってゆっくり摂りたいと思ったほど。飲み終えると思わずやれやれとため息が出た。安物のボロ手袋が災いしたかもしれない。
15-20km 22:15(P4:27) HRave/max=144/148

20km通過は90分を14秒過ぎた。キロ4分半ペースギリギリクリアできんかったぁ。
中間地点は1:35:05。そのまま倍にしても10分10秒かあ。ぐへー。一瞬でも5分などというタイムを予想してしまった自分が恥ずかしい。考えてみたら、3時間5分って大田原で苦労の末出したタイムなんだから、どう考えても無理だよな。
残りあと半分、今の疲労度は前回の大田原と比べてどうだろうか。幾分マシな気もする。ここに来てようやくエナジーサイクルが安定してきたようで、スタート直後からのズシリと重い感覚が和らいでいた。とは言えキロ4分半ペースが上限ギリギリな点は変わらない。気持ちは前向きになりつつある。
アミノバリューBCAAスティックを飲む。追い風で3割くらい吹っとんじまった。これは水ナシでもマズくないことを学習したのでTPOを選ばないのはいいが、できればやはりエイド直前が望ましい。口の中の水分が吸い取られて、ゲホっとなる。

22km過ぎ、スーパーODOYAを鋭角に左折し、ここから上り基調のルートへと入る。
ODOYAとは南房総一帯を牛耳る食品スーパー。地方ならではの洗練度の低さとお値打ち感の悪さを併せ持つ、正直なところイマイチな店である。

内陸へと入っていくにつれて緩やかに上りが続く。おまけに向かい風なのでダブルパンチだ。みんなが人の後ろについて走ろうとするため、徐々に固まりができる。
このころになると上りで周囲と互角に走れるようになってきた。僕が変わったのではなく、周りが疲れてきたのだ。しばらくして女性ランナーに追いつく。「慌てず、焦らさず、あきられず」の金言入りランシャツが目立つMOTOちゃんは沿道の人から「女子3位がんばって」と頻繁に声がかかる。
20-25km 22:34(P4:31) HRave/max=148/153

ザコッツィが目だって酷くなってきた。
痛みの原因は腰部深層筋の緊張にあり。ということで、腰の脇裏に親指を当てて上半身を動かす腰痛緩衝体操をしてみる。走りながらだとねじるくらいしか出来ないが。少なくとも直接坐骨を叩いたり揉んだりするよりは変化が見られる気がして、数秒は気が紛れる。そんなころ、部のサイトウさんが自転車に乗って前方から現れた。応援ありがとうございます。だらだら走っているところを見られちゃったな。

上りあれば下りあり。上りより逆にきつく感じるようになってきた。引き離したつもりでいたMOTOちゃんに勢いよく先行される。実に上手な下りだ。ブレーキをかけない下り方を模索してみる。
25-30km 23:18(P4:39) HRave/max=146/151

30km地点を少し過ぎると再び上りが始まる。コース最大のハイライトである最も長い上りだ。一気に30m近く上昇する。
まあでも、本門寺ランコースの最大高低差の倍はないし、サブ3ペースの維持を課しているわけでもないので、さほど高いハードルではない。斜度は5%あたり。ヒルクライムレースのような気構えで淡々と上れば、あっという間だ。周囲のヘロっている人をパスしながらの走りは気分がいい。

辛かったのはやはり、そこからの下り。一気に海岸まで駆け下りる。再びMOTOちゃんに怒涛の勢いで追い越される。後にログを見ると、この下り区間はどこよりも遅かった(訂正:遅かったのは上り区間が含まれていたから。いくら下りが下手とは言え、上りより遅いなんてことは無い)。
ヤマ場となる峠もクリアし、海岸沿いの道へと戻ってきた。この房総フラワーラインをゴールまで逆に辿る。しかしながら、脚の調子はすっかり様変わりしており、これまで出せていた平地スピードに戻すことが出来なくなっている。残りあと9km、トボトボと惰性で走るにはあまりに遠い。フィニッシュタイムはどこまで落ちてしまうのだろう。

希望がなくなり、途方に暮れていたその時、ふと考えが浮かぶ。
これまで通りの推進力が出せないなら、普通に走ったってダメだ。前につんのめりそうな状態を作って走ってみよう。つまりフォアフットランのフォームだ。そう思って、レースではまだ一度も試したことのなかったフォアフットに切り替えてみる。30km以上走ってきて、筋肉を粗方使い果たしてしまった状況で、脹脛や足首に力のかかるフォアフットなど出来るはずもないと思っていたが、実際やってみると意外といける!使い切った歯磨きチューブの、あらぬ場所をつねってみたら意外とまた出てきた、って感じ。
フォアフットであることよりも、できるだけ後方に着地し、前傾姿勢をキープできるように気をつける。それが一番の目的なのだから。
絶対ペースはもちろん遅いが、周囲を少しずつパスするようになって明らかにこれまでよりは速くなっている。下りですっかり水をあけられたMOTOちゃんにも追いつき、そしてパス。おいおい調子ぶっこいてないか? と自問しつつも、すでに終わったはずの脚が使い方次第で役立っているのがだんだん面白くなってきた。これまでの練習では一切アドバンテージを感じなかったこのフォアフット、一体どこまで通用するだろうか。
そんな折、ふと斜め前の選手が眼に入る。タンクトップの軽装で、イヤーバンドを巻いたゴッツイ顔の・・・T監督! これまたなぜ? 随分ヘロっている様子から、前半の突っ込み過ぎが窺えた。参加十数回目でペース配分ミスもなかろうに。T監督らしい屈託ない走りっぷり。
しばらく並走していたが、いつのまにか居なくなってた。
30-35km 23:50(P4:46) HRave/max=147/153

いわゆる35kmの壁は今回見当たらない。
最後のハニーストリンガーを摂る。脚はこいつのお陰でかろうじて持っているような気がする。エイドで結局クリームパンは取らなかった。受け付けそうにない。エネルギー補給は上手く行っているということか。

自衛隊基地を過ぎて、内房なぎさラインへと入る。ここまでくればもう後少し、と思うとホッとする。
と、そこへ後ろから足取り軽く背の高い選手がやってきて声をかけられた。「ご無沙汰してます!」
サングラスにReStartのシャツ、エリート選手らしい風貌に思わず、「すみませんどちら様でしたっけ?」と本気で尋ねる。
ジャパンや佐渡でお馴染みのMonさんだった。石川遼くんみたいにヘアスタイルが変わっていたので判らんかったよ。軽快に追い越されたのでてっきり後ろを練習目的で走っていたのかと思ったら、サブ3狙いで走って大タレしていたところを気付かずに僕が追い越していたらしい。全くそんな素振りはなかったが。ハーフ通過が28分台と後に聞いてまた驚いた。
別れて再び黙々と走る。

最後のエイドでは水を少し多めに摂った。この頃、太陽が照り付けて気温が上がった瞬間があったようだ。今日初めて喉の渇きを覚えた。
フォアフットというリザーブタンクも徐々にカラになってきた。どうにもこうにもしんどくなってきたのだ。かなり力を振り絞って走っている実感がある。その点では充実した走りが出来ている。そして向かい風が強くなる。それもそのはず、徐々に方角を真北に変えつつあるのだ。昨日立寄ったショッピングモールのヤマダ電機が遥か遠くに見える。あそこまで走らなきゃならないのか。
35-40km 23:54(P4:47) HRave/max=149/155

あと2km、もうゴールしたも同然、という気には全くなれない。向かい風の苦しさは本日最大、レースのハイライトは30km手前の長い上り坂などではなく、まさに今がその時だ。あと少しなのに、歩きたいという欲求との激しい葛藤が続く。フォアフットのまじないが完全に切れて、ヒールストライクに戻したりもしたが、攣りそうなのでやめた。今回、最も懸念していた脹脛の肉離れは何事も起こらずに済みそうなのはありがたい。やはりテーピングとカーフガードの効果だろうか。
あと数百メートルのところで追い越された一人にベタ着きする。やはり風除けがあると楽だ。ゴール直前でチョイ刺しすればいい、との魂胆は見透かされたか、スパートをかけられた。ダメだ、着いていけない。
残りあと100mというところで一気に5人くらいに抜かされ(うち女性2人)、ヘロヘロとゴール。
40-42.2km 10:50(P4:56) HRave/max=145/151


ここの距離表示は5km毎と2km毎にあることが後に判った。
見やすく2km毎のグラフとし、奇数距離のデータは捨てた。

高度グラフはルートラボから転用。

total 3:14:40(P4:37) 35-49歳の部123位 ネットタイム3:14:25
HRave/max=144/155 2483kcal Cadence=85rpm RunningIndex=66

フィニッシュタイムがどのくらいになるのかほとんど気にしてなかったが、14分台の計時を見てやはり少しガッカリした。前半突っ込みすぎたわけでもないのに、後半で4分以上タレたことになる。随分と遅い記録を作ってしまったなあ。
ただやはり、終盤の走りは自分でも意外だったので満足感はそれなりに得られた。

条件反射的に無料トン汁を貰ってしまったが、相変わらず食が進まない。無理にかっ込んだあと、おしるこを受け取り宿へ戻ってゆっくり食べる。きっちり着込んでから、ゴール地点へ戻ってカントクを待ち続けたが、4.5時間のペーサーがゴールしてもまだ姿をあらわさない。こりゃ見過ごしたかも、と思って再び宿へ帰ると、30km地点でリタイヤしてカントクが帰ってきた。体調不良とハーフの疲労、寒さと強風でいろいろと悪条件が重なったからね。

冷え切った身体を宿の風呂で温める至極のひととき。
まだ走っている人もいたが、先に帰らせてもらった。