第25回トライアスロン珠洲大会参戦日誌
2014/8/24
Type A (S2.5+B104.2+R23.3)

8月23日(土) レース前日
昨年同様レース前日の早朝3時45分、珠洲へ向け自宅を出発。ただしルートが全く異なる。これまで関越道-上信越道-北陸道-金沢ルートだったが、今回は中央道-長野道-R158-東海北陸道-北陸道というルート。これは先月の岐阜合宿で初めて使ったルートで、ネックとなる野麦街道158号線が意外と気分転換になると感じたためだ。Googleで調べるとこちらのほうが距離が短い。ニーマルメンバーとは例年通り、のと里山海道の高松SAに午前11時待ち合わせ予定。7時間15分後だ。着けるか?

着けなかった。
上高地を超え高山市街までは順調だったが、東海北陸道へと続く繋ぎの中部縦貫道に乗るべきところ「富山こちら」の看板に吸い寄せられ、下道ルートへと誘導されてしまう。
途中から東海北陸道に乗ろうと、白川郷ICを目指したのが傷を深めた。国道360号天生(あもう)峠ルートに翻弄されつつ、峠入口まで来て実はがけ崩れ通行止めと知る。山深いこの付近は道を間違えるとUターン以外のリカバリーは不可能、が今回の教訓だ。おかげで田舎の景色を堪能できたよ。今年は岐阜づいているなあ。
結局富山市まで下道で行き、待ち合わせに1時間20分も遅刻。
皆さん食事中であまり待ちくたびれた様子もなかったのは幸い(と都合よく解釈)。

珠洲到着後は選手登録→説明会と滞りなく進む。
説明会では、能登半島が日本海側の唯一の半島です、と自慢するように言ってた。へえ〜そういえば出っ張りがあまりないね。
あとで調べたら丹波列島ってのがあるんですけどー!

レース翌日に寄るお気に入りのパン屋「古川商店」が日月曜定休日と知ったので今日寄ってく。
宿近くの見附湾でちょこっと泳いだりして、のんびりと行動できた。
みんな少しずつ疲れていたのか、部屋の電気を消すのも忘れ20時過ぎには眠り始めてしまった。

8月24日(日) レース当日
朝飯は4時から。昨日は朝から無駄に食べ過ぎないように気を付けたけど、やっぱりおなかは空いてない。何とか茶碗2杯詰め込む。5時に宿を出発。
スタートまでたっぷり余裕がある、はずだったが軽量化を繰り返したりしていつしか慌ただしくなる。入水チェック終了間際にスイム会場へ向かうと、ゼッケンを前側だけ付け忘れていることに気づき慌てて引き返す。今年もカントクには焦らせてホントにすみません。

7:00 a.m. スイム第1ウェーブスタート
昨年アウト側から出て大損こいたので積極的にイン側からスタート。しかし、それはそれでバトルの洗礼を受け、第1コーナーの300mまではもみくちゃになりながら進む。やはり最前列から出て一気にダッシュしないと、前を塞がれている限りはバトルから逃れられない。運動会の大玉ころがしのように、バトルに揉まれつつ運ばれているような気もしないでもないけど…。
コーナーを曲がってからは外側へ逃げて自分のスタイルを取り戻す。大きな泳ぎでしっかり掻くことを心掛ける。
しばらくして前方に3人ほどのパックが見えたので追いつこうと頑張る。オーバーペースを辞さないこういった感覚はロードレースと似ている。後続を振りきり、数分かけてようやく追いついた。しばらく後ろで楽させてもらう。妙に楽すぎるなと思ったら僕が付いていた人がパックから切れてるではないか! そうこうするうち後ろから二人追いつかれた。一人は女性だ。
1250mのブイを折り返す。
ここのコースは復路がやけに幅広で、心理的に誰もが一気にコースの左側へ寄ってしまうのだが、彼女はキープライトで泳ぐ。むむ、判ってるなこの人、と思いこの女性に付いて泳ぐ。が何だか楽してるのも悪いような気がして次第に横を泳ぐ。
タイプBの折り返しコーン(750m)を過ぎ、残り600mを切ってもキープライト。そろそろ左側へ向かわないと、と思って彼女から離脱、右手遠くにその女性、左手遠くにも選手を確認しつつ真ん中を泳ぐうちに、正しい方向が判らなくなってしまった。最後の左ターンのコーナーブイがどれだかわからない。
やっと、スイムフィニッシュのゲートが見えた。コース取りは上手くいったか、いつしか女性より先行している。迷うことなく目標に向かって全力で泳ぐ。僕についてきた人も引き離した。自分の泳ぎがそんなに速度差を生むとは意外だ。


SWIM 2.5km 0:44:38 22位 HR122/132(上陸時を除く) 463kcal
計測ポイント手前のシャワーでウェットを脱いだためポジションを下げたが、実質順位は18位。

44分台というタイムは47位だった去年より1分以上遅く、100mに1分45秒以上もかかっていることになる(普段のサークルタイムだ)。潮の流れは1.5m/minとの発表だったから影響は少ないはずだが、結果的には全体的にタイムが悪かった。そうとは知る由もなく、失敗こいたかと思いつつバイクラックへ走る。
バイクシューズは相変わらず事前に履くのが珠洲ルール?
T1(S計測地点→B乗車ラインまでのトランジット)はおよそ2分5秒。

7:46 a.m.バイクスタート
これまで珠洲のバイクはとにかく抑えることを信条としてきたが、今回はちょっと攻めの気持ちで行く。少なくともバラモンよりは平均心拍を上げなくては。
南西の追い風に乗り38km/h前後を維持しながら走る。とは言え風はほとんどなく、気温は低めで走りやすい。曇天で、コンディションとしては申し分ない。
二つのロングボトルにはMD粉末とゼリー系2個、それにオレンジジュースと氷を入れてきた(氷は融けてしまったが)。バイクパートでのカロリー補給は結局これだけだった。

いつもより飛ばしているせいか、なかなか追いついてくる選手はいない。
と思ったら、一つ目の50mの峠で一気に二人に抜かされる。ドラフティングしてないか見届けてやろうと追いかけるも、先頭は下りが速くてあっけなく姿を消し、後続のゼッケン15番は取り残された。彼を視界におさめつつ走っていると、70mくらいを維持したまま意外と差が開かない。
若いゼッケン番号は前年の実績に概ねリンクしており、15番とはすなわちそこそこ速いけれども優勝レベルにも届かないであろうことが読み取れる。一方で、真っ黒に日焼けして筋骨隆々な体躯は間違いなくトラのエンスージアストである。以上から判断して彼は元気ジジイに他ならない。下りが慎重なところも合点が行く。
二つ目の峠でもさほど無理なくマークでき、テクニカルなラケット道路の下りも離されなかった。三つ目の大谷峠まで追いかけながら到着。

山腹にそびえたつ風力発電は南を向いたままどれも回ってない。
今年から大谷峠は大きくリニューアルした。道の整備が完了し、序盤は右回りループ状に上っていく。つまり従来なら序盤に苦しめられた激坂区間は4%程度の長くて緩い坂に変わった。そういえば去年、作りかけのこの巨大な橋を見上げつつ、いったいどこに通じる道なんだ?と疑問だったが、まさか自分が走ることになるとは思わなかった。
ゼッケン15番は凍結防止のグルービング溝を避けるように歩道寄りを進むが、別に走れないことはないからと僕はイン側のセンター寄りを走っていたら次第に15番に追いついてしまい、そこで声をかけられる。

15「速いですね」
僕「えっ? いやいや何をまた」
15「何歳ですか?」変なことを訊くもんだ。
僕「4…6です」
15「僕なんか41ですよ」どういう意味だ?
僕「去年何位ですか?」15位ではなさそうだ。
15「去年は参加してないんですが、○年と○年、○年から○年にかけて僕は優勝してます」
なぬー! 
僕「それは気づかず大変失礼しました」
15「いえいえ」
何とも想定外な人物に遭遇してしまったが、この会話のやり取りを通してその意外性以上に僕がショックだったのは、僕がジジイと見なしていた彼のほうこそ僕を相当なジジイと見なしていたことだった。
彼は沿道の人に幾度となく先行者数を訊いている。確かに優勝常連者らしい行動だが、なぜこんなポジションに?? 「今日は不調ですか?」と訊いたがそんなことはないという。
そんな会話の隙をつくかのように後続から「○○さん、勝負だッ!」と叫びながらばびゅーんとダッシュで追い越していくゼッケン7番の選手がいた。常勝者は上位同士知り合いも多いらしい。
一旦は追い越し、15番とはこの先も抜きつ抜かれつの展開で進むと思われたが、大谷峠後半の細い激坂の道へと入ると7番と一緒に先行しみるみる差が開く。ここのために力を温存していたのだろうか。そして峠をクリアしてからの長い下りで一気に見えなくなってしまった。優勝を狙う人なら当然と言える。

平和に1周を終えようとした頃、また一桁ゼッケンの選手に抜かされる。3番、と読めたがもしかして8にも見えるか?
8番ゼッケンはマークすべき存在である。去年8位だった知人のO部さんだ。去年はバイク序盤で抜かされたことにも気づけなかった。今年はどこで追いつかれるのか、はたまた逃げ切れるのか。もしバイクで逃げ切れれば勝算はあるかもしれない、などと考えていた。
目の前の選手はそもそもO部さんのムキムキ体型ではないから3番で間違いないだろう。昨日の受付会場でもスタート前もO部さんを見かけてないし、もしかしてDNSだろうか。

2周目に入る。例年のように風が強まることはなく、穏やかだ。若干気温が上がり、暑さを覚えたのでエイドでスポンジと水を取るケースが増えた。脚の芯に疲労を覚え始める。上りでうっかり限界まで絞り出さないよう、しかし温存走りには陥らぬよう気をつけた。

3番の後姿は2番目の峠である木ノ浦を越えたあたりから確認できなくなった。

二周目の大谷峠は毎年苦しめられるが、今年はずいぶん楽だった。やはり峠前半と後半の二度の激坂が畳み掛けるように脚を削るのだろうと今になってわかる。
前半の緩いループ坂は、従来の激坂を遥かに軽いギアでゆっくり上っているのと同じと考えれば、現状の39-25ではギアが足りてないだけなんだなと思う。コンパクトクランクにすべきだ。15番は明らかに僕より軽いギアを回していた。それが答えだ。
峠からの長い下りは2周ともペダリングを止めて休むことに徹した。メーター読みで54km/hまでしか出ない。意外と傾斜は緩いのだ。グルービング帯をあえて選んで走ってみる。ハンドルが不自然にとられるが、だからといって問題が起きそうな気配は全くない。

街中を通過し、ぽつぽつと存在する1周目の選手をLapしながら、最後の9%プチ坂に差し掛かったところで、一人の選手に追いつく。1周目選手と見紛う速度差だが、大谷峠で勢いよく抜いていったゼッケン7番だった。彼はしばらく15番と一緒に走り、オーバーペースだったのだろう。追い越しても反応は無かった。

バイクコースは、序盤の小泊バイパスへのコース変更(-200m)、大谷峠の変更(+500m)、それにがけ崩れ回避による終盤のコース変更(+800m)などがあり、僕の調べでは1.1km×2周延長だが公称では2.8km伸びて104.2km。旧大谷峠時代と比べると4km長いとされている。
メーター読みでは102.2kmしかない。
車上で靴を脱ぎながらバイクフィニッシュ。

バイク+T1+T2 3:18:07 13位 (T1でスイムタイムに含まれた分を考えると、実質14位)
バイク乗車時間 3:14:10 メーター実測平均31.6km/h HR132/153 2310kcal 獲得標高1000m

T2(B下車ライン→Rスタートゲートまでのトランジット)はおよそ1分50秒。靴下をはき、サンバイザーをして、ひんやりスプレーをかけ、ウェストポーチをもってGo。ちょっともたもたしてしまった。

11:03 a.m. ランスタート
総合タイム4時間を切ってランスタートできれば調子は上々、との目安があったが、今年は3分オーバー、ちょっとがっかりだ。
7位でゲートを通過したがリアルタイムではそこまでポジションを上げていたことを知らない。
エイドで水を貰った後、靴ひもを締め直すなどして半ば意図的にスローダウンし、すぐ後ろにいたゼッケン7番に先に行ってもらい、ペースメイクの参考にする。バイクではヘロっていた彼だがランではなかなか軽快だ。内股なフォームは僕と似ているがフォアフットでタンタンタンと甲高い足音を鳴らして走るのは対照的。
バラモンで使ったウェストポーチは、腹の肉がはみ出るほどベルトをきつく設定してある。腰ベルトとして使うことで体幹の筋群をサポートし疲れてきたときも腰高フォームが維持できる気がするのだ。バイクボトルをさらに持参するか直前まで悩んだが、さほど暑くないと踏んで見送った。

今回のラン、練習はそれなりにこなせているし、去年と違って勝負シューズだし、最も期待しているパート。しかし、走り出しは重い。ひょっとするとバラモンのランよりも望み薄な感じ。そのうち調子が出てくるだろうことを期待して我慢の走り。ゼッケン7番をパスする。
今回初投入アイテム、クールスプレーをトランジットで全身にかけてきた。本来は服にかけるスプレーで、ひんやり度は強力だが、実際に屋外でかけると風で流れて実に心許なく、くだらない時間を費やしている気がしてきて適当なところでやめてしまった。1kmくらいは涼しかったかな。効果のほどは微妙。使い切りのコンパクトタイプを持って走るのがいいかもしれない。
スズメバチパワーの「トップスピード」を最初のエイド手前で飲む。600円の投資がどこまで効くか。
珠洲のランは距離表示がアテにならないのでストライドセンサーをつけてきたのに、調整不足でキロ4分14とか嘘っぱちな値が出ている。体感的には良くて4分25ってところだろう。
目標ペースはキロ4分30、23.3kmで1時間45分だ。2008年はそのタイムで走っている。各エイドで数秒間完全停止するのは間違いないので、実際はもっと速く走らないといけない。

客観的に言って気温はさほど高くはないが、最大の敵はやっぱり暑さであり、身体の内側からの火照りがみるみるパフォーマンスを下げる。エイドではスポンジが欠かせない。先週は駒沢でもっと暑い中をサブ3ペースで走れたのに、なぜ今は暑さがこんなにも障害となるのだろう。
氷はスパッツの中にぶっこむと、パチンコ玉の如く股の間をすりぬけて太ももの前や後ろへ流れて落ち着く。ちょうどアイシングしたい位置なので具合がいい。ただ残念なことに、エイド側はさほど暑さを問題視してないせいか氷が準備されてなかったりする。そういう温度差はかならずある。雨が降ってくると僕らは嬉しいが、沿道の人はさぞかし大変でしょうといった顔をするのがおかしい。

5km付近で驚いたことにゼッケン3番に追いつきパスする。ランで唯一抜いた選手となった。
10km過ぎ、コース中唯一のアップダウン区間で、折り返してきたトップ選手とすれ違う。程なくしてやってきた3番手がゼッケン15番だった。さすがやるな。確かに今この距離ならトップまで登りつめることも可能だ(だが結果的に彼は5位に落ちてしまった)。
そういえばすれ違う選手は予想を超えて少ない。自分のポジション確認については気にしなくなって久しいが、今もしかして一桁台にいるかも? 去年とは大違いであり、キツネにつままれた気分だ。
折り返し近くのT崎荘旅館のおかみさんに挨拶すると、「あれ?早いんじゃないの!」って驚かれた。そうなんだよナゼかちょっと早いよよく判ってるね!

ポジションは期待大だが、ランの調子は上向かないまま、序盤の安牌ペースを維持するだけの状態が続いている。攻めの走りに切り替えられないどころか、現状を最後まで続ける見通しもたたなくなってきた。10kmまでの平均ペースはキロ4分半。前半で目標ペースを上回ってないのはヤバい。
折り返し後、ハニースティンガーを飲む。ねっとり感に窒息死しそう。いつになくむせて苦しめられた。補給食を考え直した方がいいかもしれない。
対向の選手もポツリポツリといるだけでさほど迫ってはこない。第2、第3ウェーブのとびぬけた伏兵も今年は見当たらないな。相変わらずO部さんは見ない。DNSと見て間違いないか。ガチンコ勝負がしたかったが残念だ。
ニーマル新メンバー、やまゆうさんとスライド。僕の予想外のポジションに「へっ?」ってな顔をしているのが可笑しい。
昔のスポクラ会員繋がりのKさんが、ニコニコと「5位!」と言ってきたので、「5位はない」と冷静な返し。でも一けた台は確からしいことが判って嬉しくなる。

14,5km付近のエイドに寄って再び走り出したとき、足首の筋肉が無くなっていた。ペースが崩壊を始める。
ザッとスコールに見舞われる。路面を濡らしはしたものの、身体が冷やされるほどの勢いはなく、やがて止んだら逆にムシムシしてきた。
ペースが徐々に落ちていくが身体が言うことを聞かない。心拍数は150以上で、キッチリ働いている。できうる限りのことはしているようだ。

とあるエイドで水を取ろうとしたら、一つだけ黒い液体が入ったコップを見つけた。高校生がボソッと「コーラありまーす」とつぶやく。「コーラじゃん!」と叫んで貰っていく。高校生バカ受け。おまいらふざけて紛れ込ませただろ? ありがとよ。
珠洲もエイドにコーラお願いします。

ラスト5km、ここからはBタイプの選手と合流するため、その直前に後ろを振り返り、見渡す限り路上に人影は見えないことを確認する。もうポジション変更はないと安心したいがための弱気の行動。

ラスト4kmでカントクとスライドする。相変わらずハイタッチの勢いはこちらが完璧に負けている。
実はその手前でO部さんとスライドしていた。パンクに見舞われたが、その修理に手こずりバイク終了時点でカントクよりポジションを落としていたらしい。んー残念だ。

まさかと思った。ラスト3kmくらいで背後から軽快な足音が聞こえてきたのだ。この前後のBタイプの選手はみな遅いので、この足音はAタイプに違いないのだ。あっという間に抜いていくその選手はAの赤ゼッケン。ウソだろ〜速すぎだよ。とても着いていけない。ランラップ2位の選手だった。
だが、ラスト500m、またしても不吉な軽快音が背後に迫る。おいおい勘弁してくれ。嫌らしいタイミングで迫ってくれるじゃねーか。しかし、無い袖は振れない。脚の筋肉はすべて売り切れだ。
と思ったら今度は青ゼッケンだったよ助かった。現金なことに、ホッとしたら力が湧いてきた? その軽快なBタイプを追いかけて最後の力を振り絞る。
結局追い越せなかったけど思いのほかスピードを上げて最後の花道を駆け抜けることができた。


ラン 1:46:59 17位 HR147/157 1500kcal 
total 5:49:44 8位/851人中 HR135/157 4272kcal

後で気づいたが、ランのタイムは富士山五合目のタイムとぴたり一致(どうでもいいけど)。
ランでは12回エイドでスローダウンしていることがグラフから読み取れた。およそ5〜15秒は止まっている。10秒として2分、タイムロス。これをなくすのはやはり難しいか。

2009年の自己ベスト(5:47:10)更新が今回の目標だったが、残念ながら届かず。ただ、スイム条件の差とバイクコースが伸びたことを考慮すると目標達成と解釈できないでもない。ホントはもっとハッキリ上回りたかったのだが。
このタイムで8位は過去の実績から見るとラッキーだったと思う。
2008年も8位だった。この時は出走者378人で今年の半分以下なので割合的には上回ったかな。しかし、この年のランにちょうど2分差つけられたのはやはり残念。スイムやバイクは年ごとの単純比較ができないが、ランは間違いなく同じ距離、今年のコンディションは決して悪くはない。自信のあるはずのランで負けてしまったのが悔しい。

芝生でごろーんタイムは珠洲で楽しい瞬間。あいにくいつものカラッとした天気ではないが、涼しくて快適、無駄に焼けずに済んだ。岩手のT師匠や福井鉄人会、新生大杉輪業などいろんな人と話が尽きないね。O部さんは帰る予定を変更し明日もう一回走って憂さを晴らすと決めたらしい。マジかよ。
今年は記録魔も応援もいなかったのでゴール写真ひとっつもなし。ま、それ以外の写真もないけどね。

Aタイプ初参戦となるカントクは、いろいろと不安はあったものの蓋を開けてみれば見事に年代別1位。決して派手なレース展開ではなかったと思うが、弱点を克服し、高い志で着実に歩を進めた結果だろう。ダイナミックで野性的なバイクコース、暑く長いランに打ちのめされることなく、Bよりも断然面白かったとの感想が出て驚いた。
二人揃っての年代別1位は初めてで、さらにカップル賞も貰ってご褒美の多い年だった。
カントクと並びA初挑戦の亜洲加さんは期待通り女子総合5位。というか不本意だったかも? 今年に入って災難が多く本気で厄除けを考えるべきI口さんは練習不足がたたり8時間以上かかってゴール。おつかれさまでした。
今年はI口さんも初めてT崎荘に二泊し、Oご夫妻と一緒にT崎荘自慢の料理に舌鼓を打った。

RESULT
Total 5:49:44 (Place 8/851人)
Swim 44:38 (22) Bike 3:18:07 (13) Run 1:46:59 (17)