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第2回銚子マリーナ国際トライアスロン参戦日誌
朝3時50分起床。昨日は夜8時台に寝て、睡眠は十分取ったはずなのに、今すぐ再び寝入ることも可。というか、再就寝を激しく希望。風邪の入りッ端なのか、明らかに具合が悪い。これでは、調子ワリーナトライアスロンだね? と冴えないことを思う(ウソです。あとで思いつきました)。2005/10/2 オリンピックディスタンス のそのそと準備して4時40分に家を出る。東関道を通り、多古経由で東総広域農道を通り銚子へ向かうルート。成田ICで降りるときに空港方面出口から降りたら、空港利用者オンリー出口だったらしく、物々しい雰囲気の中を警備員に止められ、身分証提示を求められ、「ご出発ですか?」と訊かれた挙句、通用門裏口みたいなところから退出。間違えやすいので何とかしてください。 車検を終えたクルマで、田舎道を快適に走る。燃費は15km/lとなかなかの値を示している。 途中のコンビニで、風邪対策の秘薬を購入。結果的にこれは効いたかも知れない。 銚子ってスンゲーたくさん風力発電があるんだなあ。こんなにたくさんおっ立っているのを見たのは初めてだ。ぐりんぐりん回ってるよ。もっとたくさん作って、やっかいな原子力や火力を減らそう。バイクコースとなる銚子有料道路を通り、横風が強そうだなとびびりが入りつつ、6時半頃に銚子マリーナ着。ところで、この道路はとっくに有料じゃなくなっているのに、未だに有料道路と呼んでいるのは何故だ? ![]() 10月だというのに、ドエリャー暑くなりそうだぞ今日は。寒さ対策のことばかり気にして、ボトルケージなんか一つにしていたのが気がかりだったが(でもそれって寒さ対策?)、ボトルはアミノバリュースペシアルを満タンにしてセット。 バイクラックで隣のマイティの人とご挨拶。「いいバイク乗ってますね」と言われる。そういう貴方もKG486ではないですか。バイクでは負けられーぞってことだ。 大会全体の参加者が昨年より100名増えたとのアナウンス。伸び盛りで嬉しい限りだ。ショートでこれほどの人数は今時珍しいだろう。幕張でもそうだったが、この大会は3つのグループ(ほぼ年代順別け)のウェーブスタートだ。スイムで僅かに有利・不利があるかもしれないが、このスタイルは大賛成。団子状態と言い訳する佐渡もそうすりゃいいんだ。 8時30分、小原工選手やニューバランスチーム(リレー)を含む第1ウェーブがスタートした。 ![]() これはスーパースプリントの模様 通常の3角形コースを2周、浜からスタートし中間折り返しも浜に上がる、最近のスタンダードタイプだ。 我が第2ウェーブが3分後にスタートを切る。砂浜から50m程は全力ダッシュだ。トップ集団を視野に入れつつ飛び込む。風で起きる小刻みな波が結構煩わしいが、原町や雨情と比べたら可愛いものだろう。やがて第1コーナーを曲がると気にならなくなった。第2コーナーを鋭角に曲がり、ゴールへ向かうライン取りが分からない。コースロープは無く、赤いブイが一辺に一つあるのみで、どのブイが目標物なのか確信が持てないのだ。どうやら自分を含む他大勢は、斜め後方から打ち寄せる波も手伝ってハデにコースを外れているようだ。軌道修正を繰り返して1周目を終える。 ![]() 2周目の最後はコースアウトしないように気をつけたつもりだったが、やはり左に大きくロスしてスイムフィニッシュ。時計を見て驚く。18分台。スイムは1.5kmよりかなり短いはずだ。海は広いのに、なんでわざわざ短くする? トランジットにいくと、となりのマイティ氏は跡形も無い。スイム速っ。 バイクスタート むかし、白子デュアスロンという九十九里の有料道路を使うレースがあったが、それを少し髣髴させるコースレイアウト(誰も知らんよね)。海岸沿いに作られたアップダウンのある片側1車線の道路だ。ここを単純に4往復する。往きは向かい風、帰りはその逆となった。往きでは小さな坂が4つある。一つ目は勢いでクリア。二つ目はちょっときついぞ。3つ目は最も傾斜がキツく、向かい風もピークに達する。といってもギア2枚は残し、概ね18km/hくらいで上る。ゼーハーゼーハー言いながら上りきったところの畑がちょうど有機肥料をまいたばかりのようで、臭いのがたまらん。4つ目の坂もちょっときついけど、その後すぐ折り返して楽になれるので頑張れる。 という感じ。スイムを上がってからの急激な心拍数増加でとに角息が苦しい。呼吸が全く落ち着かずに折り返し、復路は最大65km/h以上で飛ばしながらガンガンいく。上り坂は追い風のためほとんど苦にならない。心配していた横風もたいしたことはなく、ディープリムでも問題なくDHポジションで下れた。だが周囲は不慣れな選手が多いのか、ドロップを持ち、スローダウンまでしている。なんてもったいないんだ。 心肺は相変わらずMAXのまま2周目に入った。 しばらくいくとマイティ氏発見。よかった、バイクで追いついた。お約束として声をかける。 「スイム速いっすね!」「スイムだけですよ」「いやいや、そんなことはごにょごにょ。」 意味不明な謙遜である。 周回遅れの選手も混じってきて、コース上の人口密度はかなり高くなってきた。チームニューバランスの二人がペアでトップを独走中と推測される以外、自分より前を行く選手が誰なのか全然分からなくなってしまった。まあ、分かったところで結局は、自分のレースを淡々とこなすだけだから、気が散らなくて良いかもしれない。頻繁なアップダウンのお陰かドラフティングはほぼ皆無。それでもマーシャルがちゃんと見ている。気持ちよくレースができる。 とくにネタもなく淡々と周回を重ねる。暑さを心配してボトルは満タンにしていったが、さほど喉は渇かず、ラスト周回では意識的にボトルを空にした。 フィニッシュが近づき、片足を脱ぐ。タイミングが早過ぎて、裸足のまま走ること2km。コースの把握はちゃんとしておくべきだった。 ランスタート 本日は帽子を忘れてきてしまったので、手持ち無沙汰感を残しつつランスタート。この照りつける日光のなか、帽子ナシで大丈夫かな? 僕にとっての帽子とは、上半分の視野を狭めて集中するためにある。 マリーナ脇を小刻みに折り返したあと、隣接する千葉科学大学の構内を通り抜ける1周3kmのルートを3.3周する。 前後に3,4人いて、ちょっとしたバトルになる。ランで強そうな奴の足音が後ろに迫ってきた。バイクまでは互角でもランであっさり抜かれてしまうのは普段よくあるシナリオだが、今日は珍しく、背後に迫った選手が追い越さない。そのうち、逆に引き離してしまい、前を行く数人を一人また一人とパスする展開になった。多少ランが得意になってきたと言えるだろうか、と自信を持って走る(実は彼らはみな第1ウェーブ組であった。3分差がついているのだからランでも勝るのはある意味当然)。 とは言え、バイク終盤で無理に飲み干したボトルの水が、腹の中で吸収しきれずに居残り、揺れて苦しい。次第に横っ腹も痛くなってきた。飲むんじゃなかった。 アップ不足で脚が温まってない時のような息苦しさを感じる。これだけバイクで酷使した後でも、眠っている筋肉は多いんだろうか。トライアスロンでは通常アップはしないけど、今後はバイク、ランともにアップしてみようか、とふと考える。でもランパート2時間近くも前にアップする効果の程はやはり懐疑的。 ランコース1周につき3回エイドに立ち寄れるので、トータル10回も補給可能なのだが、それでも暑さが厳しい。小さな紙コップの水を二つとって身体にかけるが、絶対量が少なすぎて焼け石に水といった感じだ。そういえば喉はほとんど渇いてない。タプタプした腹がますます恨めしい。 2周目に入り、前方に友人のNさん(1周目)を発見。よおし、ここは一つ追いついて挨拶しよう、と思うがなかなか追いつかない。かなりコクとキレのある走りだ。 半周かけてようやく追いつくが、追い越すと急に目標がなくなってトーンダウンしてしまう。心肺はかなり限界なので気力勝負なのだが、油断するとすぐスピードが落ちてしまうようだ。 3周を終えた後にどこかの分岐ポイントでコースを外れゴールするはずなのだが、その分岐点がどこなのか分からずに3周目に突入した。徐々に、その不安で頭が一杯になり、ラストスパートのイメージを掴めず、脚の進みが鈍くなる。誰か先行選手がいればいいのだが、前も後ろも同一周回らしき選手は見えない。ランでは今回珍しく誰にも抜かされておらず、抜いた選手はみな第1ウェーブ組だった。そのせいもあってか、なかなか限界を突き破る走りにならず、やや日和ったペースで走っているのが自分でも分かる。 3周目も終わりに近い頃、「H野選手がラストスパートで4位から3位に上がりフィニッシュ」とのアナウンスが聞こえた。彼は第1ウェーブだが、1km以上ある残り分を3分以内にゴールするのはどう転んでも不可能(転んだらますます不可能)。佐渡BではH野選手に勝っていたことをスタート前に聞いて知ったが、やはりショートでは到底敵わなかった。 ゴールへの分岐点も無事発見し、自分の中では半分おちゃら気ムードでスパート。 2時間10分21秒でフィニッシュ。 脚は全然疲れてないので、珍しくまだ走りたい感じ。つまり不完全燃焼と言えるのかもしれないが、まさにトライアスロン日和の快晴の中、気持ちよく走れたことで満足感は大きかった。 午後に速報が貼り出されるまで、正確なタイムや順位すら分からずにいた(結果8位)。 ![]() プロ選手によるスーパースプリントレースを見る。かなり、見られることを意識したレースだが、あまりに距離が短いので我々のレースとは完全に別物という気もする。休憩を入れながら3回レースを繰り返すのだが、ちょっと不満なのは3回ともレース展開が同じで、強い奴は何度やっても強いってことだ。もう少し、運や偶然が左右するような要素があっても面白いかなとも思った。 ![]() 日本語堪能なグレンマンガム氏率いるニューバランスチーム 後日リザルトを見る。ランはまたしても40分をわずかに切れず少々ガッカリした。佐渡Bの後半10kmのほうがはるかに速いのはなぜだ。バイクでむしろ限界まで飛ばしたほうが良かっただろうか? ただ、ほかの選手もランはあまりタイムが良くない。トップの小原選手が僕より遅かったのは流しに流したのだろうとしても、38分台が3人しか居ないのは意外だ。暑さが効いたのだろうか。 バイクタイムがまたも総合順位よりも上の7位だった。七ヶ浜、五島、雨情と、アップダウンのあるコースでバイク順位のほうが勝っている。反面、スイムが35位というのは自称元スイマーとして遅すぎだった。 RESULT
Total 2:10:21 (Place 8/406) 年代別2位 Swim 18:58 (35) Bike 1:11:15 (7) Run 40:08 (14) |
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