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ゴールで待っているよと言っていたオジサンが見えない。僕が予定以上に速かったためだろうか。結局オジサンとは最後まで会えなかったのが心残りだ。

余力を残した走りと思っていたが、ゴール後はかなり動くのが辛かった。ポケットの中ですこし潰れていたちゃんここを食べる。シャワーを浴び、マッサージはパスして、ほんの数百m離れた宿に帰るのに20分くらいかかった。荷物を置いてすぐ会場に引き返し、北海道のHさんがゴールすることになる午後9時半までスタンドでゴールを観戦した。ゴールシーンはやはり素晴らしい。折角だから島の人ももっと大勢見来れば良いのに。長旅を乗り越えてゴールする姿は素直に胸を打たれる。
リサさんが12時間52分余りで帰ってきたときは会場内が一段とフィーバーした。ほんとによく頑張ったなあ。DJも、「なぜあんなに細い体でこんなに強いんでしょう?」みたいなことを言っていたが、でもそれじゃあまるで他の女子アスリートは「それ相応に太い」って言っているみたいですよ。そもそも、彼女はモデルみたいに痩せぎすじゃないしちゃんと筋肉がある。


・・・というか、風邪はどこへ行ってしまったのだ?
喉の炎症は相変わらずだけど、レース中は呼吸が異なるためか気にならなかった。夜はビールを少しだけ飲んだが、寝る直前になって悪寒に襲われ、さすがにちょっとヤバイ気がして慌てて寝た。床の中で、今更のように坐骨神経痛に悩まされた。

5月23日(月)
バイクラックにバイクを取りに行く。そこで写真を売っているのだが、お金を持って行くのを忘れ、何も買えなかった。今回レース写真が全然ないのはそのためです。あしからず。
10時間30分という好タイムを出した同室のKさんが、文化会館にリザルトを見に行ってガックリして帰ってきた。当然余裕で取れると思っていたが、僅か数十秒の差でハワイのスロットを逃したようなのだ。僕の年代も、昨年より20分近く速いタイムだった。では昨年よりも全体のタイムが良かったのだろうか。リザルトを見比べると、少なからずそれは言えそうだ。気温が低いことが大きく影響していただろう。ただ僕が感じたところでは今年の方が寒くて辛かった。トイレは合計6回も行き、昨年の倍。バイクもランも、暖かくなってきた後半に調子が上がっている。
また、強い人がより多く参加して、平均値が上がった可能性もある。ハワイはまだまだ遠い道程だとつくづく感じた。
なお、完走者は712人でリタイヤは99名。完走率88%は去年より6ポイント高い。

昼のフェリーで4時間かけて長崎へ渡り、午後7時半の飛行機で羽田へ。去年と同じパターンで、午後11時にリムジンバスで帰りついた。フェー。乗り物にもホトホト飽きた。

RESULT
Total 10:55:17(Place 117/811)
Swim 1:12:40 (130) Bike 5:49:31 (90) Run 3:53:06 (175)