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JCRC第1戦in修善寺CSC参戦日誌
2007/3/24 Cクラス(5km×4周) 翌日にもレースを入れていたため、疲労が芯に残るZを避けてCクラスを選ぶ。修善寺でクラス別レースに出るのはこれが初めてで、実力差が如実に表れるこのコースで果たしてどこまで戦いに参加できるか、自分自身興味があった。 朝イチスタートのZに出る小湊さんをピックアップし、早朝にCSCに着いた僕としては、スタートまで余裕があるため気持ちもノンビリ出来て、大勢集まったお知り合いの皆さんと和みタイム。贅沢なひとときである。 そして、Z、S、A、Bクラスの観戦。Zの1周目は確か8分台という例年になく速いペースで始まり、小湊さんは早速ブッチ切れている。ハナシが違うじゃねーか! と憤懣してるに違いない(後で聞いたらのっけからチェーンが落ちかけてソロ走行化したそうで、異例の速さとは関係ないんだとか)。Zを選択しなくて正解だったなーと胸をなでおろす。1分後スタートのSもなかなかZに追いつかず、追いついてからもしばしごちゃ混ぜ走行が続いた。Sを追いかける2分差スタートのSSにはアンカーの有名人も居たりして、その中で奈良さんが健闘している、と思ったら突如ある周で、忘れた頃に一人で走ってきた。落車した様子はないのでチェーン落としたか、と読んだが、何でもなく切れたらしい。上には上がいるもんだ。 穏やかな気候も手伝ってか、今回の修善寺はとに角速いぞ、という印象を得つつ、アップのためにクルマに戻る。ローラーに12分(ave138bpm)乗ったところで時間がきて、物足りない気分でスタートラインへ。異例に暖かい今日は半袖ジャージ脚だしパンツ指きりグローブで出動。 Cクラス出場の物練常連は河野さん、飛田さん、高橋さん。いずれも速く、特に河野さんは二代目大浜と目され(勝手に決めました)太い脚で平地も上りも強く、僕の目線からは彼のパワーが底を着いた瞬間を見た事がない。アタック合戦には果敢に応戦するし、サッカー出身のためか煙に巻くような走り方も既に持ち合わせている。レースをする前から、既に僕の何倍もの経験を持っているような人だが、今日が初レース、当然初修善寺である。こういう人が突如ひょいと現れるのが物見山メンバーの不思議なところ。自転車の経歴だけが無駄に長い僕とは大違いだ。 10:20 Cクラススタート 50人以上の結構な人数がスタートラインに並んだ。河野さんと共に最後尾からスタートする。 ![]() special thanks to 福島さん 規制解除の1号橋を過ぎても客観視ではガツンと速くはなっていないが、本人としては予想通り限界走行それ以上であり、脚には急速度で乳酸が溜まっていく。早くも数人飛び出しているのがチラッと見えた。「1周は大人しくしていて欲しい」と本気まじりの口調で河野さんには懇願していたが、それが原因で逃げ集団に気付かずにレースを終えてしまった、なんて事があってはシャレにならない。積極的に前方に移動して、後ろスタートの河野さんを前に連れ出すべきと考えた。観察力のある彼には実際そんな配慮は要らなかったと思うが、自分としても、行ける時はなるべく行っておかないと上りで見る見る引き離されることは判っていた。下りは休みながらポジションを移動できるチャンスなので、ZIPPを頼りにスルスルと前に出て、皆が避けるインコーナーを攻め2号橋過ぎで集団アタマに出る。やはり数人逃げていたのが見えたが、これは捕まるだろう。 Zの横田さんをパスしたあとの心臓破り付近で電池が切れ、ズルズルと後退。秀峰亭に来た頃には集団最後尾に落ちた。ここからコーナーの後の上りがまた意外に長くて萎える。さらに30mほど切れた状態でゴールラインへと向かう。空気DHポジで前を追い、ラップボタンを押すのもままならない。ここは先ほどまで自分が観戦していたところで、「なんだ1周目から切れちゃってる」などとぼやきながら見ていたりしたのだが、まさに今自分がそう言われる立場になった。 ![]() フォトグラファー福島さんの手にかかると何でも様になって見えますね? 1号橋手前の下り右コーナーも、皆が避けるインベタで攻める。ジェットコースター風スリルが味わえ、スピードに乗ってその後惰性で上れる距離も大きく稼げるのだ。ここで一気にトップまで出て(惰性で出てしまうので仕方ない)、集団を塞ぐように(そのつもりはない)鈍足で上っていると、堪りかねたようにドッと追い越していく。河野さんがすまし顔で横に付き、「意外にゆっくりですね」などと、限界状況の僕に駄目押しの一言を残して消えていった。笑って返すしかない。 さて、やれるだけはやったが、結局ここまで。登りきる間に飛田さん高橋さんを含む20名程の集団全員に抜かれて、次の下りに入ったころには遥か彼方に。2号橋過ぎで再び最後尾に届きかけたものの、その後の上りで接着剤のように着いていけるわけがなく、あっさり離され、やがて第2の小集団が抜いていく。 喉の奥は擦りきれて血がにじみ出ているような味と感覚。今すぐ止めたい、あと2周もあるのか、とゲンナリする。 アップが手ぬる過ぎたかなとも思う。ここまでの強度に臨むだけの準備が整っていなかった。オーバーペースに身体が対応できず、見る見る失速し出した。大変素人臭い展開である。心拍数は1周目の161bpmを頂点に、以降は低いままで、去年のZより上がらないフケの悪さだ。第3なのか第4なのか判らない切れ集団にもパスされ、ますます孤立度を高める。2周目は10分6秒、3周目は上り区間でも平均150bpmを下回り(まるでジョギング)、10分19秒まで落ちた。 4周目に突入した上りで、意外にも高橋さんがヘロっているのが見えた。反対に、自分は僅かながら調子を取り戻せそうな気がしてきた。やっとクエン酸サイクルが軌道に乗り始めたか!? 追い越し際に「ファイトでーす」と声をかけると、たまたま横に居たイシュタールジャージの人が「がんばりましょう!」と声をかけてきた。彼とは2周目あたりから「今日のCは速いですよね」などと会話をしていて同じタレ組だったのだが、3周目ですっかり差をつけられ、ここにきてようやく追いついたのだった。すなわち彼には僕の酷いタレ具合があからさまだったはずで、今頃になってペースを戻しつつある僕を奇妙に思ったに違いない。心臓破りも前周よりは明らかに高いギア比でこなし、やがてまったく視界から消えていた前走者もみえてきた。 しかし、そこで一気に追いつくほどのパワーは無く、結局順位を上げることなくゴールラインへ。最終周は結局大したこと無い10分8秒、トータル22位という平凡な順位で終えた。 気になる河野さんは2位と、当然優勝と思っていたのでちょっと意外。彼を余裕でブッ千切った人物は、なんと13歳の中学生。見かけも別段強そうじゃなくて、普通に中学生してた。すごいな。僕より3分以上早くゴールしている。
最初からイーブンで行ったほうがまだマシだったかもしれない。レースもクソもないけど。 まあ、そうは言ってもCクラスの中位ということで(だいいち僕はCに昇格した覚えはないのだが)欲張らず及第点と見て頑張っていこう。 TIME VXRS+ZIPP404 5km×4周=20km 39:48.343 (31.15km/h) トップ差3:04.768 22位(出走53人) HRave/max=149/161bpm 補給はボトル3/5本分。カテキンウォーター(選択ミスか?) 沼津港近くの流行り処に皆と寄っていく。観光客で賑わう市場を練り歩き、食べ物屋を探す楽しさはおきなわ戦の後を思い出す。反省しきりのレース内容もちょっと似てる? エボダイとアジのヒラキを買って帰った。安くて新鮮で美味かった。 |
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